JP2002162725A - ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機 - Google Patents

ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機

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JP2002162725A
JP2002162725A JP2000362234A JP2000362234A JP2002162725A JP 2002162725 A JP2002162725 A JP 2002162725A JP 2000362234 A JP2000362234 A JP 2000362234A JP 2000362234 A JP2000362234 A JP 2000362234A JP 2002162725 A JP2002162725 A JP 2002162725A
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JP
Japan
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silver halide
processing
processing liquid
orifice
nozzle
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000362234A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Kobayashi
弘明 小林
Masayuki Kurematsu
雅行 榑松
Hiroyuki Hashimoto
浩幸 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】大きな噴射量が安定して得られ、迅速適性のあ
るハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機を提供し、ま
た目詰まり等による噴射不良や噴射方向の曲がりがな
く、現像ムラの発生がないハロゲン化銀写真感光材料用
自動現像機を提供し、更にミストの発生がなく、メンテ
ナンス性に優れたハロゲン化銀写真感光材料用自動現像
機を提供し、更に低廃液量の環境負荷の小さいハロゲン
化銀写真感光材料用自動現像機を提供する。 【解決手段】処理液をハロゲン化銀写真感光材料に塗布
して現像処理するハロゲン化銀写真感光材料用自動現像
機において、処理液を供給する供給路に配置された開閉
弁182と、この開閉弁182の下流側に設けられた分
岐流路183aと、それぞれの分岐流路183aに設け
られたノズル183bとを有し、開閉弁182の開閉作
動によって処理液をノズル183bから噴射し、処理液
をハロゲン化銀写真感光材料に塗布する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ハロゲン化銀写
真感光材料(以下、単に、感光材料、または感材とも言
う)を現像処理するハロゲン化銀写真感光材料用自動現
像機に関するものであり、さらに詳しくは高速処理能力
に優れ、連続射出安定性に優れ、ノズルの目詰まりを防
止し、またノズルの汚れ等による射出不良が発生しない
ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ミニラボ店の急激な増加によりミ
ニラボ店でのハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機1
台あたりの感材の処理量が少なくなり、ハロゲン化銀写
真感光材料用自動現像機の処理槽内の処理液の液更新率
が低下している。このため、処理液が劣化しやすく安定
した処理性能を保てなくなりやすい。また、機器洗浄等
のメンテナンスや日常管理をしなくてもよいミニラボ店
の要望も近年高まっている。
【0003】このため、ハロゲン化銀写真感光材料を処
理する処理液を密閉性の高い容器(例えばインクジェッ
トヘッド)に収容して、この処理液を感材の乳剤面に気
相を介して供給することが特開平6−324455号公
報に関示されている。
【0004】しかし、前述のインクジェットヘッドは、
一般に微細な画像を形成する必要があるために、非常に
小さな液滴を噴霧するように構成され、供給される処理
液の量がかなり少なく設定されている。このため従来の
インクジェットヘッドをそのまま使用したのでは、感材
の乳剤面へ供給する処理液量が不足して、処理を行うた
めに必要な処理の成分(例えば発色現像主薬など)が絶
対的に不足する。このため、処理工程での反応を完全に
終了させることが困難になる。たとえば、USP490
1093号公報に記載されているインクジェットの射出
ノズル(ノズル板)の数を増して高速処理能力ものであ
っても、ハロゲン化銀写真感光材料を処理する処理液の
場合は、供給液量が十分でない。さらに安定した射出を
維持するにはヘッド部の洗浄等のメンテナンスが必要で
あったり、ノズルの目詰まりが発生しやすいことがわか
った。
【0005】インクジェットプリンタでは、ノズルの目
詰まりを防止するために、処理液の流路にフィルタを設
けたり、ノズル面の乾燥を防止したり、あるいは定期的
にパージをかけている。通常のインクジェットの目詰ま
りの発生は、インクが非常に乾燥しやすく、乾燥による
粘度アップのためである。処理液の場合は乾燥による粘
度のアップはさほど大きくないが、成分の析出による目
詰まりであることがわかった。また処理液はペーパーに
噴霧したときの反応性をアップさせるため、表面張力を
低く設定している。このためノズル面がインクジェット
より濡れやすい傾向であることがわかってきた。
【0006】感光材料に直接処理液を供給して、現像処
理するハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機で、処理
液を噴射することで処理液を感光材料に供給する方法
が、必要な部分にのみ供給でき、液供給部の汚れもすく
なく、有効である。このような観点から有効であるイン
クジェット方式では、液供給速度が遅く、必要な液を得
るためには、ペーパーの搬送速度を極端に遅くする必要
があり、また塩濃度が高く、気泡が発生しやすい処理液
を安定して噴射するのは困難であることが判った。この
ような欠点を改良するため、開閉弁を用いたノズル噴射
が開示されているが、ノズルの目詰まりを発生させない
こと、液供給速度のコントロールすなわちペーパー上に
一定量の液をムラなくスプレーすることがまだ十分でき
ないことがわかってきた。
【0007】また、ノズルをスキャンさせてスプレーさ
せるためには、ペーパーがないところでは、処理液を噴
射させないようにする必要がある。しかし、ノズルから
の処理液の噴射ON、OFFの応答性が悪く、場所によ
る塗布量差が発生したり、余分な液噴射によって、供給
液量がアップする問題が発生してきた。
【0008】また、特開平6−324455号公報に記
載の技術は、主としてレドックス増幅処理用の感材を処
理するための技術である。レドックス増幅処理用の感光
材料は塗布された銀量が通常の感光材料に比べて圧倒的
に少ないため、通常の感材の処理に使用しても不充分な
効果しか得られず、実用に供しない。
【0009】また、特開平9−211832号公報に記
載の技術は、熱現像方式でのインクジェット方式の転用
であり、ハロゲン化銀写真処理特有の連続射出安定性等
の問題を解決するには至っていない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】近年の処理の迅速化の
要望が高まりを受け、ミニラボ店が急激に増加している
状況の中で、管理が簡潔で高速処理が可能でかつ迅速な
処理が望まれている。しかし、前述のインクジェットヘ
ッドはもともと非常に小さな液滴を噴霧するために構成
されているので、反応に必要な処理液の供給が十分でき
ない。一方長時間にわたり、複数のノズルのインクジェ
ットヘッドを負荷の大きい使い方(全ノズル同時に射出
するなど)をすると、必要量を安定して供給することが
困難である。このため処理液の噴射量を大幅に増加させ
るとともに、安定した噴射を行うことが必須の技術にな
る。
【0011】また、連続して処理する処理速度がインク
ジェットの場合に比べ早いので、処理液中に気泡が混入
しやすいことが新たに判った。つまりこれによってチャ
ンバー内の圧力損失があり、噴射不良が発生する。ま
た、処理液の場合発生した気泡が容易にチャンバー外に
出ていかないことが判明した。
【0012】特開平8−206569号公報にスプレー
バーを用いて写真感光材料に処理液を付与する方法が開
示されている。これによって処理液量を大幅に増加させ
ることが可能になるが、気泡の混入や微細な不溶物の混
入によるミストの発生が問題になることがわかった。
【0013】従って、この発明の目的は、第1に処理液
を射出するにおいて、大きな噴射量が安定して得られ、
迅速適性のあるハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機
を提供することである。また、第2には、目詰まり等に
よる噴射不良や噴射方向の曲がりがなく、現像ムラの発
生がないハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機を提供
することである。更に、第3にはミストの発生がなく、
メンテナンス性に優れたハロゲン化銀写真感光材料用自
動現像機を提供することである。更に、第4には低廃液
量の環境負荷の小さいハロゲン化銀写真感光材料用自動
現像機を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明者らは
前記問題点を解決するために様々な検討を行い、以下の
ような構成により達成できることを見出したのである。
【0015】請求項1に記載の発明は、『処理液をハロ
ゲン化銀写真感光材料に塗布して現像処理するハロゲン
化銀写真感光材料用自動現像機において、処理液を供給
する供給路に配置された開閉弁と、この開閉弁の下流側
に設けられた分岐流路と、それぞれの分岐流路に設けら
れたノズルとを有し、前記開閉弁の開閉作動によって処
理液を前記ノズルから噴射し、前記処理液をハロゲン化
銀写真感光材料に塗布するハロゲン化銀写真感光材料用
自動現像機。』である。
【0016】この請求項1に記載の発明によれば、開閉
弁の開閉作動によって分岐流路に設けられたノズルから
処理液を噴射し、ハロゲン化銀写真感光材料に塗布する
ことで、ハロゲン化銀写真感光材料への供給効率を増加
させ、噴射の安定性を向上させることができる。
【0017】請求項2に記載の発明は、『前記ノズル
が、処理液を貯留するチャンバーと、このチャンバー内
の処理液を噴射するオリフィスとで構成され、このオリ
フィスの断面積とチャンバーの断面積の比が2〜150
で、チャンバーの断面積を大きくしたことを特徴とする
請求項1に記載のハロゲン化銀写真感光材料用自動現像
機。』である。
【0018】この請求項2に記載の発明によれば、ノズ
ルのオリフィスの断面積とチャンバーの断面積の比が2
〜150で、チャンバーの断面積を大きくすることで圧
力の伝達に損失が発生することを抑えて応容の遅延をな
くすことができる。
【0019】請求項3に記載の発明は、『前記オリフィ
スとチャンバーの間に、オリフィス側を絞り断面積を小
さくするテーパーが設けられていることを特徴とする請
求項2に記載のハロゲン化銀写真感光材料用自動現像
機。』である。
【0020】この請求項3に記載の発明によれば、オリ
フィスとチャンバーの間に、オリフィス側を絞り断面積
を小さくするテーパーを設けることで、オリフィスから
の気泡の混入がなくなり、一度入った気泡も容易に除去
することができる。
【0021】請求項4に記載の発明は、『前記開閉弁の
開閉の駆動が、ソレノイドで行われることを特徴とする
請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のハロゲン
化銀写真感光材料用自動現像機。』である。
【0022】この請求項4に記載の発明によれば、開閉
弁の開閉の駆動が、ソレノイドで行われ、簡単な機構で
開閉弁を駆動することができる。
【0023】請求項5に記載の発明は、『前記ソレノイ
ドによる前記開閉弁の制御に、ソレノイドのコイルによ
るサージ電圧を吸収する回路を備えることを特徴とする
請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のハロゲン
化銀写真感光材料用自動現像機。』である。
【0024】この請求項5に記載の発明によれば、ソレ
ノイドによる開閉弁の制御に、ソレノイドのコイルによ
るサージ電圧を吸収することで、速やかに開閉弁を閉め
ることができ、高精度に処理液を噴射することができ
る。
【0025】請求項6に記載の発明は、『前記ノズルの
制御が、周波数10〜400Hzのパルス波で制御され
ることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1
項に記載のハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機。』
である。
【0026】この請求項6に記載の発明によれば、ノズ
ルの制御が、周波数10〜400Hzのパルス波で制御
されることで、応答性がよく、かつ必要以上の処理液が
噴射されることを防止できる。
【0027】請求項7に記載の発明は、『前記オリフィ
スの長さとオリフィスの直径の比が2〜50で、オリフ
ィスの長さが長いことを特徴とする請求項1乃至請求項
6のいずれか1項に記載のハロゲン化銀写真感光材料用
自動現像機。』である。
【0028】この請求項7に記載の発明によれば、オリ
フィスの長さとオリフィスの直径の比が2〜50で、オ
リフィスの長さが長いことで処理液を安定して射出する
ことができる。
【0029】以下、この発明について詳しく説明する。
【0030】(処理液供給手段)この発明の開閉弁と
は、加圧された処理液の流路の開閉を制御する弁であ
り、電気信号によって開閉を繰り返して、開いたとき
に、ノズルから処理液を噴射させるものである。処理液
供給手段は、加圧された処理液の流入口と、開閉弁と、
分岐した流路と、分岐した流路に接続され処理液を噴射
するノズルで構成される。開閉弁は、一定圧に耐えられ
るものであればよく、具体的には、微細な孔を塞ぐこと
と開放することで、弁の開閉とするのが好ましい。
【0031】開閉弁の1秒間当たりの開閉回数は、10
回から400回が好ましい。また、開閉の回数が頻繁に
なると、開閉弁の応答性の悪化から、必要以上の液が噴
射されたりする等で供給のコントロールが困難になり、
より好ましくは20回から300回である。
【0032】1つの開閉弁の出口の先には、少なくとも
2個以上の分岐した流路とチャンバーとオリフイスを備
えているノズルが設けられている。ここでチャンバー
は、前記処理液を開閉弁からオリフィスに流出させるた
めの介在部である。チャンバーの体積が大きくなると、
圧力の伝達に損失が発生しやすく、開閉弁の応容に遅延
が発生しやすい。これによって、ノズル上に処理液がに
じみ出し、これが乾燥し目詰まりの原因になることがわ
かった。したがって、チャンバーの形状をパイプ状に
し、体積を低下させるとともに、圧力損失をできるだけ
防止することによって、安定した噴射性能が得られるこ
とがわかった。
【0033】感光材料への供給効率を増加させる観点か
らは分岐の数とノズルの数は多いほうがよいが、噴射の
安定性の観点から、1つの開閉弁に接続しているノズル
の数は、好ましくは2個から15個、より好ましくは4
個から10個である。
【0034】さらに、パルス的な圧力伝達が均等に、そ
して損失がないようになされるためには、チャンバーの
形状がオリフィス側になるほど、狭くなることが好まし
い。さらにこのようなチャンバーの形状にすることで、
オリフィスからの気泡の混入がなくなり、一度入った気
泡も容易に除去することができる。このことき、ノズル
の濡れを抑えることができ、処理液の析出による目詰ま
りの発生を防止することができる。
【0035】ノズルをワイプする機構は、ノズルに残留
した処理液を定期的に除去することで、噴射不良とノズ
ルの目詰まりを防止する機構である。ワイプする機構
は、吸水性の部材をノズルに接触させる方法、ブレード
等で残留した処理液を除去する等が好ましい。噴霧動作
を行っていない時に、ワイプするのが好ましく、少なく
とも一日に一回の動作、好ましくは一時間に一回のワイ
プ動作が好ましい。
【0036】この発明では、ハロゲン化銀感光材料用の
処理液を安定して射出するために、オリフィスの長さL
の、オリフィスの噴射側の直径Rに対する比が2〜50
の範囲が好ましく、より好ましくは、5〜30である。
また、オリフィスの長さLは0.1mm〜10mmが好
ましく、より好ましいのは0.5mm〜5mmである。
オリフィスの直径は、噴射面側で0.08mm〜0.3
mmが好ましく、より好ましくは、0.1mm〜0.2
mmである。
【0037】この処理液供給手段には、液接部を有し、
この液接部の材質について説明する。液接部とは、処理
液がストックされているタンクから供給装置によって噴
射されるまでの経路を構成する部材で、直接処理液に接
触する部材のことを言う。具体的には供給装置のチャン
バーの壁面、オリフィスを形成する壁面等であり、特に
加圧された液体が接触する部材である。これらの部材の
具体的な材質は、好ましくは、塩化ビニリデン樹脂、塩
化ビニル樹脂、エポキシ樹脂、液晶ポリエステル、ポリ
イミド樹脂、ポリスチレン、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリフェニレンサルファイド、セラミック、ガラス
セラミックではFOTFORM Glass、 FOT
OFORM OPAL GLASS−Ceramic、
FOTOCREAM Glass−Ceramic(H
oyaガラス)、SUS302、SUS303、SUS
304、SUS316、ニッケル、Ta、クロム、シリ
コン、二酸化シリコンが好ましい。
【0038】この発明の処理液供給スピードとして、処
理液供給手段から感光材料に供給される処理液の1秒当
りの体積である。この発明では、迅速処理性の観点か
ら、処理液スピードは0.01ml/秒〜2.5ml/
秒が好ましく、より好ましくは0.1ml/秒〜1.0
ml/秒である。また、処理液供給口と感光材料の乳剤
面との距離は0.5mm以上10mm以下が好ましい
が、さらに1.5mm以上5mm以下であることが好ま
しい。 (開閉弁の制御方法)開閉弁の開閉にはソレノイドコイ
ルでの駆動力を使うのが好ましい。特定の場所に、一定
量の処理液を噴霧する必要から、十分な応答性が必要で
ある。通常のパルス波制御では、パルスオフにしたとき
に、ソレノイドコイルからのサージ電圧(逆起電力)が
発生し、速やかに開閉弁が閉まらない。したがって、サ
ージ電圧をすみやかに放電させるための、ソレノイドの
コイルによるサージ電圧を吸収する回路を備えるのが好
ましい。 (感材の加熱手段)この発明は感光材料を加熱する加熱
手段を有することが好ましい。加熱手段としては熱ドラ
ム、熱ベルト、ドライヤー、赤外線、高周波の電磁波な
どを用いる方法が挙げられる。感光材料は処理液が供給
される前、された後など、いつ加熱されても良いが、処
理の迅速性の観点から、処理液が供給される前に加熱さ
れることが好ましい。加熱された感光材料の温度は35
℃以上が好ましく、さらに処理の迅速性の観点などから
40℃以上であることがより好ましい。また、感光材料
の耐熱性などから100℃以下であることが好ましく、
さらに80℃以下であることがより好ましい。処理され
る感光材料の乳剤面への悪影響を防止するために、感光
材料は乳剤面とは逆の面から加熱されることが好まし
い。 (処理工程)この発明は感光材料を処理液で処理する処
理工程であればどの工程で用いられてもよいが、定着、
安定工程など不要物を感材から除去する処理工程で用い
るよりも、現像工程、漂白現像工程、漂白工程など色素
生成や酸化反応を起こす処理工程に用いられることが好
ましい。これらの処理工程の中でも、現像工程、発色現
像工程がより好ましく、さらに現像主薬の酸化によりタ
ールが発生することなど保存性の観点から、発色現像工
程が特に好ましい。 (処理液)この発明で用いられる処理液とは、通常の処
理液だけでなく、それ単独では処理反応を完了できない
液も含み、感光材料の処理に寄与しうる成分を含有する
溶液の全てを指し、単なる水も含む。ここで言う感光材
料の処理に寄与しうる成分とは、例えば、発色現像主
薬、アルカリ剤性もちろんのこと、界面活性剤など処理
反応にあまり寄与しない成分も含む。
【0039】この発明の処理装置は処理工程の処理液に
必要な成分の全てを含む液を1度に供給しても良いし、
必要な成分を複数の液に含有させて、別々に感光材料に
供給しても良い。また、複数の液を別々に供給する場合
には、全ての液の供給が完了する時間はできる限り短い
方が処理の迅速性の点で好ましく、例えば、5秒以内、
さらには1秒以内であることが好ましい。
【0040】この発明では処理液の溶質濃度が0.2重
量%以上である。また、0.4重量%〜20重量%が好
ましく、特に好ましくは1.0重量%〜10重量%であ
る。
【0041】この発明は処理液供給手段からの処理液供
給量が1m2当たり10ml/m2〜100ml/m2
あることが特に好ましく、さらには15ml/m2〜5
0ml/m2であることが処理液供給後の感光材料の乳
剤面の液だれ防止の観点から好ましい。
【0042】複数の処理液を感光材料に供給する場合に
は、複数の処理液供給手段を設け、第1処理液供給手段
から感光材料に処理液を供給し、その後、第2処理液供
給手段から処理液を供給してもよい。 (発色現像処理)この発明は現像処理工程、特に発色現
像処理工程に適用されることが好ましいが、この発明で
の発色現像液とは、その液単独で発色現像反応を完了さ
せる能力がない液のことも含む。例えば、発色現像主薬
と保恒材のみの液、アルカリ剤のみの液、界面活性剤の
みの液、単なる水なども含む。
【0043】その液単独で発色現像反応を完了する能力
を持つ処理液を感光材料の乳剤面に供給してもよいが、
発色現像処理反応に必要な成分を別々の複数の処理液に
含有させ、別々に供給して、感光材料の乳剤面上で混合
して発色現像処理を行ってもかまわない。複数の処理液
に必要な成分を含有させ、別々に供給する発色現像処理
の方が成分の高濃度化が可能になり、迅速処理の観点か
ら好ましい。
【0044】発色現像処理工程の処理時間は5秒以上、
特に8秒以上が発色現像処理反応を安定的に完了させる
上で好ましく、また、180秒以下、さらに60秒以
下、特に20秒以下であることが、発色現像液の劣化、
発色現像液の乾燥などの観点から好ましい。
【0045】ここで言う発色現像処理工程の処理時間と
は、感光材料が乳剤面に発色現像液を最初に供給されて
から次の工程(例えば、漂白工程、漂白定着工程)の処
理液を供給または次の工程の処理液に浸漬されるまでの
時間のことを指す。 (ハロゲン化銀写真感光材料)この発明で処理される感
光材料の例として、ヨウ臭化銀または臭化銀を含有する
ハロゲン化銀カラー写真感光材料や、ハロゲン化銀モノ
クロ写真感光材料などが挙げられるが、より好ましい例
として、塩化銀乳剤を含有するハロゲン化銀カラー写真
感光材料や、ハロゲン化銀モノクロ写真感光材料が挙げ
られる。さらに、90%モル以上が塩化銀からなるハロ
ゲン化銀乳剤を含有する乳剤層を少なくとも1層持つこ
とが好ましい。さらに好ましくは95〜100モル%、
最も好ましくは98〜100モル%が塩化銀からなるハ
ロゲン化銀乳剤であることが処理進行性の観点から好ま
しい。
【0046】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて説明する。これら実施の形態はこの発明の具体的な
例をしめすものであり、この発明の用語の意義を限定す
るものではない。また、断定的な記述もあるが、これら
も実施例として好ましい例を示すものであり、この発明
や用語の意義を限定するものではない。
【0047】図1はハロゲン化銀写真感光材料用自動現
像機の概略構成図、図2は処理液供給部の斜視図、図3
は処理液供給手段の構成図、図4は供給装置の構成図、
図5はノズルの断面図、図6はサージ電圧を吸収する回
路を示す図である。
【0048】ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機1
には、原稿スキャナ110、フィルムスキャナ112、
MOドライブ114、デジタルカメラ端子116が備え
られ、これらから感光材料Pに記録する画像情報が入力
される。この入力されたCRT120に表示され、CR
T120上で画像の確認が行なわれる。
【0049】また、ハロゲン化銀写真感光材料用自動現
像機1には、給紙部130、カッタ部140、露光部1
50、現像処理部160、定着処理部170、安定処理
部175及び乾燥部190が配置されている。
【0050】現像処理部160、定着処理部170、安
定処理部175が下側に水平に配置され、上側に給紙部
130が配置され、両側にカッタ部140及び露光部1
50と乾燥部190が配置され、装置がコンパクトな構
造になっている。
【0051】給紙部130には、感光材料Pを収納した
ペーパーマガジン11が装填されている。このペーパー
マガジン11から送出される感光材料Pは、カッタ部1
40で所定長さにカットされる。
【0052】この感光材料Pは露光部150に送られ、
この露光部150では露光により感光材料Pに潜像が形
成される。現像処理部160、定着処理部170及び安
定処理部175には、処理液供給手段20が備えられ、
現像処理部160では、現像処理液を感光材料Pに塗り
付けて現像処理し、この感光材料Pを定着処理部17
0、安定処理部175へ送り、定着処理液、安定処理液
の塗り付けが行なわれ、このようにして処理液により処
理された感光材料Pは乾燥部190で乾燥して排出され
る。
【0053】この現像処理部160、定着処理部170
及び安定処理部175には、図2に示すように、感光材
料を加熱する加熱手段30が備えられ、塗り付けた処理
液による反応を促進し、高温迅速処理が可能であり、し
かも高速で均一に処理液を塗り付けることができ、常に
処理ムラのない、安定した塗り付け処理が可能である
が、塗り付ける処理液を加熱する加熱手段を備えてもよ
い。
【0054】処理液供給手段20は、コンプレッサ27
3、供給タンク272、液供給配管275、フィルタ1
80、ソレノイド181、開閉弁182及び供給装置1
83を有する。供給装置183は、駆動機構280によ
り感光材料Pの搬送方向と直交する方向に移動される。
駆動機構280は、図3に示すように、一対のプーリ2
81,282と、このプーリ281,282に掛け渡さ
れたタイミングベルト283と、プーリ281を駆動す
る駆動モータM1を有し、駆動モータM1の正逆回転に
よりタイミングベルト283に固定された供給装置18
3を感光材料Pの搬送方向と直交する方向に移動する。
【0055】供給装置183に付着する処理液は、供給
装置183をキャップ機構500に移動し、キャップ機
構500に設けられる洗浄液により洗浄される。
【0056】開閉弁182は、処理液を供給する供給路
である液供給配管275に配置され、供給装置183
は、図4に示すように、開閉弁182の下流側に設けら
れた分岐流路183aと、それぞれの分岐流路183a
に設けられたノズル183bとを有し、開閉弁182の
開閉作動によって処理液をノズル183bから噴射し、
処理液を感光材料Pに塗布する。
【0057】開閉弁182の開閉作動によって分岐流路
183aに設けられたノズル183bから処理液を噴射
し、感光材料Pに塗布することで、感光材料Pへの供給
効率を増加させ、噴射の安定性を向上させることができ
る。
【0058】ノズル183bは、図5に示すように、処
理液を貯留するチャンバー183b1と、このチャンバ
ー183b1内の処理液を噴射するオリフィス183b
2とで構成され、チャンバー183b1の内径をR1と
し、オリフィス183b2の直径をR2とし、このオリ
フィス183b2の断面積とチャンバー183b1の断
面積の比が2〜150で、チャンバー183b1の断面
積を大きくしており、圧力の伝達に損失が発生すること
を抑えて応容の遅延をなくすことができる。
【0059】また、オリフィス183b2とチャンバー
183b1の間に、オリフィス側を絞り断面積を小さく
するテーパー183b3が設けられている。このテーパ
ー183b3により、オリフィス183b2からの気泡
の混入がなくなり、一度入った気泡も容易に除去するこ
とができる。
【0060】また、オリフィス183b2の長さL1と
オリフィスの直径R2の比が2〜50で、オリフィス1
83b2の長さL1が長いことで処理液を安定して射出
することができる。
【0061】開閉弁182の開閉の駆動は、図4に示す
ように、ソレノイド181で行われ、簡単な機構で開閉
弁182を駆動することができる。ノズル183bの制
御が、周波数10〜400Hzのパルス波で制御され、
応答性がよく、かつ必要以上の処理液が噴射されること
が防止される。
【0062】ソレノイド181による開閉弁182の制
御に、図6に示すように、ソレノイド181のコイルに
よるサージ電圧を吸収する回路が備えられている。図6
の回路では、トランジスタTR1とトランジスタTR2
とをダーリントン接続し、トランジスタTR2の出力側
にソレノイド181のコイル181aが接続されてい
る。さらに、トランジスタTR2の出力側とソレノイド
181のコイル181aとの間に、ダイオードD1及び
ダイオードD2が接続され、ダイオードD1がファース
トリカバリと機能し、ダイオードD2がサージアブソー
バーとして機能し、ソレノイド181による開閉弁18
2の制御に、ソレノイド181のコイル181aによる
サージ電圧を吸収することで、速やかに開閉弁を閉める
ことができ、高精度に処理液を噴射することができる。 [実施例1]図1に示されるハロゲン化銀写真感光材料
用自動現像機を用いて、下記の処理液の噴射テストを行
った。用いたノズルは、図4及び図5に示されるオリフ
ィスの形状は円形で、オリフィス長さは500ミクロ
ン、オリフィスの断面積とパイプ状のチャンバーの断面
積の比(Sc/So)は下記のように変化させた。チャ
ンバーとオリフィスとのジョイントにはテーパーを設け
てある。
【0063】開閉弁はソレノイドで駆動されるもので、
駆動電圧は24Vで、パルス幅は1.5ms、周波数は
250Hzである。また、開閉弁の制御には、図6に示
されるサージ電圧の吸収回路を備えている。ひとつの開
閉弁から4個の流路に分岐し、その先にノズルが形成さ
れている。
【0064】ノズルは35mmピッチでセットされ、分
岐部とノズルが可動台に固定され、40mmの移動距離
を1秒に5往復移動するように制御されている。また、
開閉弁が動作しているのは、可動台の往復運動時の定速
時である。加速減速時の開閉弁は動作しない。搬送速度
は10mm/sに設定した。塗布量は100ml/m 2
になるように、可動台の安定時の速度を68cm/se
cに調整した。
【0065】この供給装置を用いて下記の現像処理を行
った。ハロゲン化銀カラー感光材料はコニカ製カラーペ
ーパーQA−A6を用い、127mm×178mmのサ
イズを用いた。前記カラーペーパーはヒートローラによ
り加熱されている。
【0066】処理条件は、 処理液は下記のものを用いた。 (発色現像液の処方:1Lあたり) 亜硫酸ナトリウム 0.1g ジエチレンベンタアミン5酢酸ナトリウム 3.0g ポリエチレングルコール#4000 15g ヒス(スルホエチル)ヒドロキシルアミンジナトリウム 16g チノバールSFP 2g 炭酸カリウム 33g p−トルエンスルホン酸ナトリウム 20g CD−3 12g 水酸化カリウム 8g ノニルフェノキシポリグリシドール 1g パーフルオロアルキルエチレンオキサイド付加 1g 水酸化カリウムまたは硫酸を用いてpHを11.0に調整した。 (漂白定着液の処方:1Lあたり) エチレンジアミン4酢酸の第二アンモニウム塩 90g エチレンジアミン4酢酸 5g チオ硫酸アンモニウム 80g 亜硫酸アンモニウム 10g ノニルフェノキシポリグリシドール 1g パーフルオロアルキルアミノスルホン酸塩 0.5g 水酸化カリウムまたは硫酸を用いてpHを6.0に調整した。 (安定液の処方:1Lあたり) パーフルオロアルキルエチレンオキサイド付加 1g チノパールSFP 2g AC−5 3g 水酸化カリウムまたは硫酸を用いてpHを7.0に調整した。 チャンバーへの加圧は0.05Mpaに設定した。感材
を20枚処理を行い、ノズルの汚れを観察し、以下の評
価条件で設定した。 ○:処理後の液だれによる汚れが認められない。 △:わずかに処理液の液だれによる汚れがある。 ×:あきらかに処理液の液だれによる汚れがあり、問題
になるレベル。
【0067】塗布した処理液と処理液との境界部の現像
ムラについては、現像後のペーパーでの、ノズルとノズ
ルの繋ぎ部にあたるの濃度ムラを観察し、以下の評価条
件で評価した。 ○:周囲と比べてもまったく濃度差が見られない。 △:周囲と比べて若干濃度差が認められるが、問題のな
いレベル。 ×:周囲と比べてあきらかに濃度差が認められ、問題に
なるレベル。
【0068】
【表1】 この発明では、ノズルの汚れの発生もなく、現像ムラの
発生もなく、良好な結果を示した。 [実施例2]実施例1において、ノズルのオリフィス長
さLとオリフィス直径を下記のように変化させた。
【0069】実施例1と同様な評価をした。なお、オリ
フィス直径はORとする。なお、パルス幅を3msに変
更した。
【0070】
【表2】 [実施例3]実施例1−3において、塗布量を搬送速度
を変えることで、下記のように変化させ、実施例1と同
様の実験を行った。CD処理時間を10秒に変更した。
また現像後の感材の端部のムラを下記の基準で評価し
た。
【0071】
【表3】 ペーパー端部の現像ムラについては、現像後ペーパー端
部の濃度ムラを観察し、以下の評価条件で評価した。 ○:周囲と比べてもまったく低下が見られない。 △:周囲と比べて若干濃度低下が認められるが、問題の
ないレベル。 ×:周囲と比べてあきらかに濃度低下が認められ、問題
になるレベル。
【0072】
【発明の効果】前記したように、請求項1に記載の発明
では、開閉弁の開閉作動によって分岐流路に設けられた
ノズルから処理液を噴射し、ハロゲン化銀写真感光材料
に塗布することで、ハロゲン化銀写真感光材料への供給
効率を増加させ、噴射の安定性を向上させることができ
る。
【0073】請求項2に記載の発明では、ノズルのオリ
フィスの断面積とチャンバーの断面積の比が2〜150
で、チャンバーの断面積を大きくすることで圧力の伝達
に損失が発生することを抑えて応容の遅延をなくすこと
ができる。
【0074】請求項3に記載の発明では、オリフィスと
チャンバーの間に、オリフィス側を絞り断面積を小さく
するテーパーを設けることで、オリフィスからの気泡の
混入がなくなり、一度入った気泡も容易に除去すること
ができる。
【0075】請求項4に記載の発明では、開閉弁の開閉
の駆動が、ソレノイドで行われ、簡単な機構で開閉弁を
駆動することができる。
【0076】請求項5に記載の発明では、ソレノイドに
よる開閉弁の制御に、ソレノイドのコイルによるサージ
電圧を吸収することで、速やかに開閉弁を閉めることが
でき、高精度に処理液を噴射することができる。
【0077】請求項6に記載の発明では、ノズルの制御
が、周波数10〜400Hzのパルス波で制御されるこ
とで、応答性がよく、かつ必要以上の処理液が噴射され
ることを防止できる。
【0078】請求項7に記載の発明では、オリフィスの
長さとオリフィスの直径の比が2〜50で、オリフィス
の長さが長いことで処理液を安定して射出することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機の概略
構成図である。
【図2】処理液供給部の斜視図である。
【図3】処理液供給手段の構成図である。
【図4】供給装置の構成図である。
【図5】ノズルの断面図である。
【図6】サージ電圧を吸収する回路を示す図である。
【符号の説明】
1 ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機 20 処理液供給手段 130 給紙部 140 カッタ部 150 露光部 160 現像処理部 170 定着処理部 175 安定処理部 180 フィルタ 181 ソレノイド 182 開閉弁 183 供給装置 183a 分岐流路 183b ノズル 190 乾燥部 272 供給タンク 273 コンプレッサ 275 液供給配管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 橋本 浩幸 東京都日野市さくら町1番地 コニカ株式 会社内 Fターム(参考) 2H098 FA04 2H112 DA03 DA17

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】処理液をハロゲン化銀写真感光材料に塗布
    して現像処理するハロゲン化銀写真感光材料用自動現像
    機において、 処理液を供給する供給路に配置された開閉弁と、この開
    閉弁の下流側に設けられた分岐流路と、それぞれの分岐
    流路に設けられたノズルとを有し、 前記開閉弁の開閉作動によって処理液を前記ノズルから
    噴射し、前記処理液をハロゲン化銀写真感光材料に塗布
    するハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機。
  2. 【請求項2】前記ノズルが、処理液を貯留するチャンバ
    ーと、このチャンバー内の処理液を噴射するオリフィス
    とで構成され、このオリフィスの断面積とチャンバーの
    断面積の比が2〜150で、チャンバーの断面積を大き
    くしたことを特徴とする請求項1に記載のハロゲン化銀
    写真感光材料用自動現像機。
  3. 【請求項3】前記オリフィスとチャンバーの間に、オリ
    フィス側を絞り断面積を小さくするテーパーが設けられ
    ていることを特徴とする請求項2に記載のハロゲン化銀
    写真感光材料用自動現像機。
  4. 【請求項4】前記開閉弁の開閉の駆動が、ソレノイドで
    行われることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいず
    れか1項に記載のハロゲン化銀写真感光材料用自動現像
    機。
  5. 【請求項5】前記ソレノイドによる前記開閉弁の制御
    に、ソレノイドのコイルによるサージ電圧を吸収する回
    路を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項4のい
    ずれか1項に記載のハロゲン化銀写真感光材料用自動現
    像機。
  6. 【請求項6】前記ノズルの制御が、周波数10〜400
    Hzのパルス波で制御されることを特徴とする請求項1
    乃至請求項5のいずれか1項に記載のハロゲン化銀写真
    感光材料用自動現像機。
  7. 【請求項7】前記オリフィスの長さとオリフィスの直径
    の比が2〜50で、オリフィスの長さが長いことを特徴
    とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載のハ
    ロゲン化銀写真感光材料用自動現像機。
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