JP2002049140A - 感光材料用自動現像機 - Google Patents

感光材料用自動現像機

Info

Publication number
JP2002049140A
JP2002049140A JP2000232735A JP2000232735A JP2002049140A JP 2002049140 A JP2002049140 A JP 2002049140A JP 2000232735 A JP2000232735 A JP 2000232735A JP 2000232735 A JP2000232735 A JP 2000232735A JP 2002049140 A JP2002049140 A JP 2002049140A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
photosensitive material
processing
liquid
nip roller
stabilizing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000232735A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Kurematsu
雅行 榑松
Hiroyuki Hashimoto
浩幸 橋本
Hiroaki Kobayashi
弘明 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2000232735A priority Critical patent/JP2002049140A/ja
Publication of JP2002049140A publication Critical patent/JP2002049140A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Photographic Processing Devices Using Wet Methods (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】少量の洗浄水または安定液で、塗り付け方式の
特徴である少量処理でも常に安定した処理性を得ること
と処理槽フリー化によるメンテナンスや日常管理をしな
くてすむことを持つ新規な塗り付け方式の現像、発色現
像、漂白、定着、漂白定着等の処理工程に続く水洗、リ
ンス、安定、水洗代替安定等の洗浄または安定化工程を
有する感光材料用自動現像機を提供することである。 【解決手段】感光材料Pを露光し、この露光済の感光材
料Pに処理液を塗り付けて処理する感光材料用自動現像
機1において、感光材料Pを上方に搬送する複数のニッ
プローラー対80と、複数のニップローラー対80間を
移動中の感光材料Pに洗浄水または安定液を塗り付ける
処理液塗付手段21と、洗浄水または安定液を加熱温度
調節して処理液塗付手段21に供給する処理液供給手段
20とを備え、感光材料Pに塗り付けられた洗浄水また
は安定液はニップローラー対80でスクイズされ、スク
イズされた洗浄水または安定液は感光材料Pまたはニッ
プローラー対80より下方にあるニップローラー対80
に自然落下又は落差により供給される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、処理液タンクを
不要とした塗り付け方式の洗浄または安定化工程を有す
る感光材料用自動現像機に関する。
【0002】
【従来の技術】感光材料を露光し、この露光済の感光材
料に処理液を塗り付けて処理する感光材料用自動現像機
として、処理液タンクに感光材料を導き浸漬させて処理
するものがある。
【0003】近年、ミニラボ店の急激な増加によりミニ
ラボ店1箇所あたりの感材の処理量が少なくなり、処理
槽内の処理液の液更新率が低下している。このため、処
理液が劣化しやすく安定した処理性能を保てなくなりや
すい。また、機器洗浄等のメンテナンスや日常管理をし
なくてもよいミニラボの要望も近年高まっている。
【0004】このため、感光材料を処理する処理液を密
閉性の高い容器(例えばインクジェットヘッド)に収容
して、処理液を感材の乳剤面に気相を介して供給するこ
とが特開平6−324455号、特開平9−11406
8、特開平10−326004、特開平11−2377
24号公報明細書等により知られている。
【0005】このように処理液を塗り付ける方式は、常
に新しい処理液を供給して処理するため、処理液タンク
に感光材料を導き浸漬させての連続処理のような現像仕
上りの変動がない。また、処理液タンク内の処理液は経
時による劣化を受け、これによる現像仕上り変動がある
が、塗り付けでは、少量の新液供給システムとするため
に、この変動もなくなる。さらに、処理液を溜める処理
液タンクと、この処理液タンク内を感光材料を搬送する
ラックがないために、メンテナンス時にラックを取り出
す等の作業がなくなり、処理液がこぼれることもなく、
メンテナンスが容易になる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
処理液を塗り付ける従来の方式では、現像、発色現像、
漂白、定着、漂白定着等の処理工程での現像反応等を少
量処理でも均一に行うことを主とし検討されている。
【0007】このため、洗浄水または安定液で処理する
水洗工程、リンス工程、安定化処理工程、水洗代替安定
化工程等で少量の洗浄液、安定液による塗り付けをその
まま適用すると、十分な洗浄、安定化ができないという
問題がある。
【0008】多量の水洗水を供給するスプレー水洗のよ
うな方式を採用すれば洗浄、安定化は十分であるが排水
等が多量に発生してしまう。
【0009】従って、この発明の目的は、少量の洗浄水
または安定液で、塗り付け方式の特徴である少量処理で
も常に安定した処理性を得ることと処理槽フリー化によ
るメンテナンスや日常管理をしなくてすむことを持つ新
規な塗り付け方式の現像、発色現像、漂白、定着、漂白
定着等の処理工程に続く水洗、リンス、安定、水洗代替
安定等の洗浄または安定化工程を有する感光材料用自動
現像機を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明者らは
上記の問題点を解決するために様々な検討を行い、下記
の構成により達成できることを見出したのである。
【0011】請求項1に記載の発明は、『感光材料を露
光し、この露光済の感光材料に処理液を塗り付けて処理
する感光材料用自動現像機において、感光材料を上方に
搬送する複数のニップローラー対と、複数のニップロー
ラー対間を移動中の感光材料に洗浄水または安定液を塗
り付ける処理液塗付手段と、洗浄水または安定液を加熱
温度調節して前記処理液塗付手段に供給する処理液供給
手段とを備え、感光材料に塗り付けられた洗浄水または
安定液はニップローラー対でスクイズされ、スクイズさ
れた洗浄水または安定液は感光材料またはニップローラ
ー対より下方にあるニップローラー対に自然落下又は落
差により供給されることを特徴とする感光材料用自動現
像機。』である。
【0012】請求項1に記載の発明によれば、処理槽フ
リー化によるメンテナンスや日常管理をしなくてすむこ
とを持つ新規な塗り付け方式の現像、発色現像、漂白、
定着、漂白定着等の処理工程に続く水洗、リンス、安
定、水洗代替安定等の洗浄または安定化工程を有し、少
量の洗浄水または安定液で、塗り付け方式の特徴である
少量処理でも常に安定した処理性を得ることができる。
【0013】請求項2に記載の発明は、『処理液塗付手
段は、洗浄水または安定液を噴射して感光材料に塗り付
ける方式であり、感光材料が無い場合に噴射した洗浄水
または安定液はニップローラー対に導かれるまたはニッ
プローラー対に直接塗付けることを特徴とする請求項1
に記載の感光材料用自動現像機。』である。
【0014】請求項2に記載の発明によれば、感光材料
が無い場合に噴射した洗浄水または安定液はニップロー
ラー対に導かれるまたはニップローラー対に直接塗付け
ることで、上部のニップローラー対より落下する洗浄水
または安定液が下部のニップローラー対に落下すること
で下部のニップローラー対に残る前工程処理液成分を洗
浄できる。
【0015】請求項3に記載の発明は、『上下のニップ
ローラー対間に、上部のニップローラー対表面に蓄積す
る洗浄水または安定液を下部のニップローラー対表面に
導く処理液の流路部材を設けたことを特徴とする請求項
1または請求項2に記載の感光材料用自動現像機。』で
ある。
【0016】請求項3に記載の発明によれば、上部のニ
ップローラー対表面に蓄積する洗浄水または安定液を下
部のニップローラー対表面に導くことで、少量の洗浄水
または安定液で、塗り付け方式の特徴である少量処理で
も常に安定した処理性を得ることができる。
【0017】請求項4に記載の発明は、『感光材料が一
定時間処理されない場合には、上部のニップローラー対
に対して洗浄水または安定液を塗付けることを特徴とす
る請求項2または請求項3に記載の感光材料用自動現像
機。』である。
【0018】請求項4に記載の発明によれば、処理後
は、前工程からの処理液成分が洗浄水または安定液で希
釈された状態でニップローラー対表面に残り、時間とと
もに蒸発濃縮されて、ニップローラー対表面に残渣とし
て残り、感光材料に付着するトラブルの原因となるた
め、一定時間経過した時点で上部のニップローラー対に
少量の洗浄水または安定液を供給することで、複数のニ
ップローラー対をすべて洗浄できる。
【0019】請求項5に記載の発明は、『一定時間未処
理が続いている場合には、感光材料がニップローラー対
に達する前に、ニップローラー対に対して洗浄水または
安定液を塗付けることを特徴とする請求項2乃至請求項
4のいずれか1項に記載の感光材料用自動現像機。』で
ある。
【0020】請求項5に記載の発明によれば、未処理が
続くとニップローラー対が乾燥した状態になり、ここに
感光材料が入って洗浄水または安定液を塗り付けるよ
り、ニップローラー対表面に洗浄水または安定液を保持
させた状態とすることで、処理が安定する。
【0021】請求項6に記載の発明は、『感光材料を露
光し、この露光済の感光材料に処理液を塗り付けて処理
する感光材料用自動現像機において、感光材料を搬送す
る複数のニップローラー対と、複数のニップローラー対
間を移動中の感光材料に洗浄水または安定液を塗り付け
る処理液塗付手段と、洗浄水または安定液を加熱温度調
節して処理液塗付手段に供給する処理液供給手段とを備
え、前記処理液塗付手段は空中から洗浄水または安定液
を噴射して塗付ける方式であり、感光材料がない場合に
噴射した洗浄液または安定液はニップローラー対に導か
れ、またはニップローラー対に直接塗付けることを特徴
とする感光材料用自動現像機。』である。
【0022】請求項6に記載の発明によれば、感光材料
がない場合に、洗浄液または安定液をニップローラー対
に塗り付けることで、ニップローラー対から洗浄液また
は安定液を供給でき、感光材料の先頭部の処理性を改善
できる。
【0023】請求項7に記載の発明は、『感光材料が一
定時間処理されない場合には、ニップローラー対に洗浄
水または安定液を塗付けることを特徴とする請求項6に
記載の感光材料用自動現像機。』である。
【0024】請求項7に記載の発明によれば、感光材料
が一定時間処理されない場合には、ニップローラー対に
洗浄水または安定液を塗付けることで、ニップローラー
対での前工程の処理成分の固形化や粘着材への変質を防
止することができる。
【0025】請求項8に記載の発明は、『一定時間未処
理が続いている場合には、感光材料がニップローラー対
に達する前に、ニップローラー対に対して洗浄水または
安定液を塗付けることを特徴とする請求項6または請求
項7に記載の感光材料用自動現像機。』である。
【0026】請求項8に記載の発明によれば、一定時間
未処理が続いている場合には、感光材料がニップローラ
ー対に達する前に、ニップローラー対に対して洗浄水ま
たは安定液を塗付けることで、感光材料の先頭部の処理
性を改善できる。
【0027】請求項9に記載の発明は、『感光材料を露
光し、この露光済の感光材料に処理液を塗り付けて処理
する感光材料用自動現像機において、感光材料を搬送す
る複数のニップローラー対と、複数のニップローラー対
間を移動中の感光材料の片面の乳剤面に洗浄水または安
定液を塗り付ける処理液塗付手段と、洗浄水または安定
液を加熱調節して処理液塗付手段に供給する処理液供給
手段とを備え、感光材料乳剤面の反対側の裏面に対し
て、洗浄水または安定液を供給する裏面洗浄手段を少な
くとも1箇所設けることを特徴とする感光材料用自動現
像機。』である。
【0028】請求項9に記載の発明によれば、感光材料
乳剤面の反対側の裏面に付着している処理液を洗浄する
ことで、ニップローラー対の転写等により乳剤面に汚れ
が発生することを防止することができる。
【0029】請求項10に記載の発明は、『裏面洗浄手
段は、ニップローラー対の裏面側のローラーに対して洗
浄水または安定液を供給する手段により、ローラーを介
して液供給して裏面を洗浄する方式であることを特徴と
する請求項9に記載の感光材料用自動現像機。』であ
る。
【0030】請求項10に記載の発明によれば、ニップ
ローラー対の裏面側のローラーに対して洗浄水または安
定液を供給することで、感光材料乳剤面の反対側の裏面
に付着している処理液を洗浄することができる。
【0031】以下、この発明について詳しく説明する。 (処理液ストックタンク、圧送手段、処理液供給手段)
この感光材料用自動現像機は、処理液を貯留する処理液
ストックタンクと、処理液ストックタンクの処理液を略
一定の圧力で圧送する圧送手段と、圧送手段からの処理
液が自動開閉弁を介して処理液塗付手段に至る処理液供
給手段とを備えている。
【0032】圧送手段は、例えば給送ポンプで構成さ
れ、また処理液供給手段は、圧送手段から自動開閉弁に
至る経路の少なくとも一部をフレキシブル配管で構成さ
れる。圧送手段から自動開閉弁に至る経路の少なくとも
一部をフレキシブル配管は、自動開閉弁と処理液塗付手
段の移動によって、フレキシブル配管部分の曲げが変動
するように構成されている。処理液供給手段には、処理
液を加熱して所定の温度にする処理液加熱手段が備えら
れている。 (処理液塗付手段、移動手段)この発明の感光材料用自
動現像機は、感光材料を露光後、露光済の感光材料に処
理液を塗り付けて処理し、感光材料の小面積に処理液を
塗り付ける処理液塗付手段が設けられている。
【0033】この処理液塗付手段を移動手段により規定
の移動路を循環または往復移動させることで、1秒間に
複数ライン以上を感光材料にライン状に処理液を塗り付
け、感光材料は塗り付けラインに対して相対的に略直交
する方向に移動させる構造である。
【0034】処理液塗付手段は、感光材料に処理液を塗
り付けるものであり、感光材料の表面に小面積で薄層と
なるように処理液を供給する方式であり、略一定の液圧
力を受けて一定液量を通過させる液量絞り部を有する。
【0035】処理液を供給する方式として、塗り付け媒
体の刷毛、筆、フェルト、ローラ、ボール等の表面や内
部を液流路として処理液が流れ、塗り付け媒体が感光材
料に接して塗り付ける方式、あるいは感光材料から離し
て噴射ノズルを設け、空中より処理液を吹き付けて塗り
付ける方式を用いることができる。
【0036】処理液塗付手段が感光材料と非接触の噴射
ノズルである場合、液量絞り部は噴射ノズルの先端部で
あり、感光材料に対して処理液を空中より噴射して塗り
付けるように構成される。
【0037】噴射ノズルは、本数は特に限定されない
が、処理液を1〜3本のラインとして噴射するものが好
ましいが、4本以上でもよい。また、1本でスプレー状
に噴射するものでもよい。
【0038】噴射ノズルの口径は、直径50〜500ミ
クロンの範囲が好ましく、直径50ミクロンより小さい
と塗りむらが生じ、また500ミクロンより大きいと同
様に塗りむらが生じる。噴射ノズルの噴射液圧は5〜3
00Kpaが好ましく、噴射液圧が低いと迅速な塗り付
けができず、高いと処理液が飛散する等の問題があり、
5〜300Kpaが1秒間のライン数と合わせて、より
安定した仕上りが可能である。
【0039】感光材料と噴射ノズルの距離は、30mm
以下に設定されることが、塗り付けが安定して好まし
い。
【0040】処理液の供給量は、感光材料1平方メート
ル当たり20〜500mlの範囲内であることが好まし
く、処理液の供給量が少ないと、塗りむらが生じ、多い
と流れむらが生じ、より好ましくは感光材料1平方メー
トル当たり50〜300mlである。
【0041】移動手段は、処理液塗付手段を規定の移動
路に沿って移動させ、この移動は循環または往復であ
り、1秒間に複数ライン以上を感光材料にライン状に処
理液を塗り付ける。1秒間に複数ライン以上を感光材料
にライン状に処理液を塗り付けることで、高速で均一に
処理液を塗り付けることができ、常に処理ムラのない、
安定した塗り付け処理が可能であり、好ましくは1秒間
に6〜50ラインであり、より好ましくは10〜20ラ
インである。
【0042】感光材料は、塗り付けラインに対して相対
的に略直交する方向に移動させる構造であり、感光材料
を一定速度で搬送させ、または感光材料を処理液のライ
ン塗布幅より短い長さで1〜3ライン毎に断続移動させ
る。搬送方向に略直交した方向に処理液塗付手段が循環
または往復移動することでライン塗布することができ
る。
【0043】塗り付けラインは、直線が構造が簡単で、
操作性、塗り付け性がよくて好ましく、距離が10〜2
00mmの範囲が感光材料の幅によって決定される。
【0044】また、この発明の他の実施の形態の感光材
料用自動現像機は、感光材料に処理液を塗り付ける処理
液塗付手段を複数本設け、複数の処理液塗付手段を循環
または往復移動することで、処理液は感光材料上に1本
のライン状に沿ってライン状に塗り付けられ、少なくと
も感光材料上で隣り合う2本の処理液塗付手段からの処
理液は、感光材料上で一部が重なり合い、感光材料はラ
イン状方向に対して相対的に略直交する方向に移動させ
るように構成される。
【0045】複数の処理液塗付手段から感光材料に塗り
付けられる処理液は、感光材料上に1本のライン上に間
隔を設けて塗り付ける構造であり、塗り付けラインの塗
り付け間隔が少なくとも0.3秒以下が噴射する処理液
が感光材料上で重なり好ましい。
【0046】また、循環または往復移動が、1秒間に
1.5回以上であり、移動は多数回が好ましく、1秒間
に3回〜25回の範囲であることが迅速な塗り付けがで
き、処理液が飛散することがなくより安定した仕上りが
可能である。
【0047】また、少なくとも感光材料上で隣り合う処
理液塗付手段からの処理液は、感光材料上での距離が1
0〜100mmが好ましい。また、処理液塗付手段を循
環または往復移動することで、感光材料上にライン状に
塗り付ける処理液ライン長さは、感光材料上での距離1
0〜100mmの1から3倍の範囲となるようにするこ
とが好ましい。処理液ライン長さが短いと感光材料上で
一部が重なり合うことがなく均一に処理液を塗り付ける
ことができず、また処理液ライン長さが長いと中央と周
辺で塗り付け液量が差が大きくなり、中央のみ塗り付け
に使用すると、捨てる液量が多くなり、感光材料上にラ
イン状に塗り付ける処理液ライン長さが、感光材料上で
の距離の1から3倍の範囲であると、高速で均一に処理
液を塗り付けることができ、常に処理ムラのない、安定
した塗り付け処理が可能である。
【0048】処理液塗付手段は、感光材料に処理液を塗
り付けるものであり、感光材料の表面に小面積で薄層と
なるように処理液を供給する方式である。処理液を供給
する方式として、塗り付け媒体の刷毛、筆、フェルト、
ローラ、ボール等の表面や内部を液流路として処理液が
流れ、塗り付け媒体が感光材料に接して塗り付ける方
式、あるいは感光材料から離して噴射ノズルを設け、空
中より処理液を吹き付けて塗り付ける方式を用いること
ができる。
【0049】噴射ノズルは、本数は特に限定されない
が、処理液を1〜3本のラインとして噴射するものが好
ましいが、4本以上でもよい。また、1本でスプレー状
に噴射するものでもよい。
【0050】噴射ノズルの口径は、直径50〜500ミ
クロンの範囲が好ましく、直径50ミクロンより小さい
と塗りむらが生じ、また500ミクロンより大きいと同
様に塗りむらが生じる。噴射ノズルの噴射液圧は5〜3
00Kpaが好ましく、噴射液圧が低いと迅速な塗り付
けができず、高いと処理液が飛散する等の問題があり、
5〜300Kpaが1秒間のライン数と合わせて、より
安定した仕上りが可能である。
【0051】感光材料と噴射ノズルの距離は、30mm
以下に設定されることが、塗り付けが安定して好まし
い。
【0052】複数の噴射ノズルは、10〜100mmの
一定間隔で線上に設置され、各噴射ノズルからの処理液
は感光材料に略垂直に噴射して塗り付ける。処理液は分
岐して各噴射ノズルに供給される構造であり、複数の噴
射ノズルは全体が固定され、複数噴射ノズル全体が間隔
10〜100mmの1〜3倍の距離を往復移動すること
が好ましい。
【0053】感光材料は、塗り付けラインに対して相対
的に略直交する方向に移動させる構造は、感光材料を一
定速度で搬送させ、又は感光材料を処理液のライン塗布
幅より短い長さで1〜3ライン毎に断続移動させる方式
であり、搬送方向に略直交した方向に処理液塗付手段が
循環または往復移動することでライン塗布する。 (自動開閉弁)自動開閉弁は、圧送手段からの処理液が
処理液塗付手段に至る処理液供給手段に備えられ、処理
する感光材料幅に応じて自動開閉弁を開閉し、処理する
感光材料幅に必要な処理液塗付手段に処理液を供給して
塗り付けを行う。
【0054】自動開閉弁は処理液塗付手段近傍に設置さ
れ、処理液塗付手段と共に規定の移動路に沿って移動
し、自動開閉弁を閉じた時に処理液塗り付けの停止、ま
た自動開閉弁を開いた時に処理液塗り付けの開始の応答
性が向上し、常に処理ムラのない、安定した塗り付け処
理が可能である。
【0055】感光材料に処理液を塗付ける時間中は、自
動開閉弁を1秒間に複数回開閉させる制御を行うこと
で、処理液の塗付け量をコントロールでき処理ムラのな
い、安定した塗り付け処理が可能である。
【0056】自動開閉弁は、開閉弁として例えば電磁弁
を用い、感光材料の幅を自動的に検出し、この自動開閉
弁は、カラムに処理液の出口と入口を有し、カラム内に
カラム内壁と分離した磁石を内蔵した弁部品を有し、カ
ラム外部に電磁誘導部を設け、電磁誘導部への通電の入
り切りによって弁部品が出口または入口を塞ぐ状態と塞
がない連通状態となる電磁弁で構成する。自動開閉弁が
電磁誘導部への通電の入り切りによって弁部品が出口ま
たは入口を塞ぐ状態と塞がない連通状態となり、簡単な
構造で処理液の塗付け量をコントロールでき処理ムラの
ない、安定した塗り付け処理が可能である。 (加熱手段)この発明の感光材料用自動現像機には、感
光材料を加熱する加熱手段及び/又は塗り付ける処理液
を加熱する加熱手段を備えることが好ましい。加熱手段
としては、熱ドラム、熱べルト、ドライヤー、赤外線、
高周波の電磁波などを用いる方法が挙げられる。感光材
料は処理液が供給される前、された後など、いつ加熱さ
れても良いが、処理の迅速性の観点から、処理液が供給
される前に加熱されることが好ましい。加熱された感材
の温度は35℃以上が好ましく、さらに処理の迅速性の
観点などから40℃以上であることがより好ましい。ま
た、感光材料の耐熱性などから100℃以下であること
が好ましく、さらに80℃以下であることがより好まし
い。処理される感光材料の乳剤面への悪影響を防止する
ために、感光材料は乳剤面とは逆の面から加熱されるこ
とが好ましい。 (感光材料搬送手段)この発明の感光材料用自動現像機
には、感光材料搬送手段が備えられ、この感光材料搬送
手段は感光材料を挟んで搬送する複数のニップローラー
対で構成される。この複数のニップローラー対は、現像
工程、発色現像工程、漂白工程で感光材料を水平方向に
搬送可能に配置され、安定工程では感光材料を下方から
上方へ搬送可能に配置されている。 (処理工程)この発明の感光材料用自動現像機は、感光
材料を処理液で処理する処理工程であればどの工程で用
いられてもよいが、定着、安定工程など不要物を感光材
料から除去する処理工程で用いるよりも、現像工程、発
色現像工程、漂白工程など色素生成や酸化反応を起こす
処理工程に用いられることが好ましい。これらの処理工
程の中でも、現像工程、発色現像工程がより好ましく、
さらに現像主薬の酸化によりタールが発生することなど
保存性の観点から、発色現像工程が特に好ましい。 (処理液)この発明で用いられる処理液とは、通常の処
理液だけでなく、それ単独では処理反応を完了できない
液も含み、感光材料の処理に寄与しうる成分を含有する
溶液の全てを指し、単なる水も含む。ここで言う感光材
料の処理に寄与しうる成分とは、例えば、発色現像主
薬、アルカリ剤はもちろんのこと、界面活性剤など処理
反応にあまり寄与しない成分も含む。
【0057】この発明の感光材料用自動現像機は、処理
工程の処理液に必要な成分の全てを含む液を1度に供給
しても良いし、必要な成分を複数の液に含有させて、別
々に感光材料に供給しても良いし、また、複数の液を別
々に供給する場合には、全ての液の供給が完了する時間
はできる限り短い方が処理の迅速性の点で好ましく、例
えば、5秒以内、さらには1秒以内であることが好まし
い。
【0058】この発明の処理液の表面張力は、25〜5
0dyne/cmが好ましい。より好ましくは30〜4
5dyne/cmである。この表面張力に調整するに
は、下記の界面活性剤を処理液に加えるのが好ましい。
【0059】この発明の感光材料用自動現像機では処理
液の溶質濃度が0.2重量%以上である。また、0.4
重量%〜20重量%が好ましく、特に好ましくは1.0
重量%〜10重量%である。
【0060】複数の処理液を感光材料に供給する場合に
は、複数の処理液供給手段を設け、第1処理液供給手段
から感光材料に処理液を供給し、その後、第2処理液供
給手段から処理液を供給してもよい。 (発色現像処理)この発明の感光材料用自動現像機は現
像処理工程、特に発色現像処理工程に適用されることが
好ましいが、この発明での発色現像液とは、その液単独
で発色現像反応を完了させる能力がない液のことも含
む。例えば、発色現像主薬と保恒剤のみの液、アルカリ
剤のみの液、界面活性剤のみの液、単なる水なども含
む。
【0061】その液単独で発色現像反応を完了する能力
を特つ処理液を感光材料の乳剤面に供給してもよいが、
発色現像処理反応に必要な成分を別々の複数の処理液に
含有させ、別々に供給して、感光材料の乳剤面上で混合
して発色現像処理を行ってもかまわない。複数の処理液
に必要な成分を含有させ、別々に供給する発色現像処理
の方が成分の高濃度化が可能になり、迅速処理の観点か
ら好ましい。
【0062】発色現像処理工程の処理時間は2秒以上、
特に4秒以上が発色現像処理反応を安定的に完了させる
上で好ましく、また、30秒以下、さらに20秒以下、
特に15秒以下であることが、発色現像液の劣化、発色
現像液の乾燥などの観点から好ましい。
【0063】ここで言う発色現像処理工程の処理時間と
は、感光材料が乳剤面に発色現像液を最初に供給されて
から次の工程(例えば、漂白工程、漂白定着工程)の処
理液を供給または次の工程の処理液に浸漬されるまでの
時間のことを指す。 (感光材料)この発明の感光材料用自動現像機で処理さ
れる感光材料の例として、ヨウ臭化銀または臭化銀を含
有するハロゲン化銀カラー写真感光材料や、ハロゲン化
銀モノクロ写真感光材料などが挙げられるが、より好ま
しい例として、塩化銀乳剤を含有するハロゲン化銀カラ
ー写真感光材料や、ハロゲン化銀モノクロ写真感光材料
が挙げられる。さらに、90%モル以上が塩化銀からな
るハロゲン化銀乳剤を含有する乳剤層を少なくとも1層
持つことが好ましい。さらに好ましくは95〜100モ
ル%、最も好ましくは98〜100モル%が塩化銀から
なるハロゲン化銀乳剤であることが処理進行性の観点か
ら好ましい。
【0064】
【発明の実施の形態】以下、この発明の感光材料用自動
現像機の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
これら実施の形態はこの発明の具体的な例を示すもので
あり、この発明の用語の意義を限定するものではない。
また、断定的な記述もあるが、これらも実施の形態とし
て好ましい例を示すものであり、この発明や用語の意義
を限定するものではない。
【0065】図1は感光材料用自動現像機の概略構成を
示す図である。感光材料用自動現像機1には、露光部
4、発色現像処理部5、漂白定着処理部6、安定処理部
8及び乾燥部9が配置されている。露光部4、発色現像
処理部5、漂白定着処理部6では、感光材料を搬送する
複数のニップローラー対80が感光材料Pを水平方向に
搬送するように配置され、安定処理部8及び乾燥部9で
は複数のニップローラー対80が感光材料Pを下方から
上方に搬送するように配置されている。
【0066】感光材料Pは露光部4に送られ、この露光
部4では露光により感光材料Pに潜像が形成される。露
光部4には、測光ユニット13と露光ヘッド14が配置
され、感光材料Pを露光する。
【0067】発色現像処理部5、漂白定着処理部6及び
安定処理部8には、処理液供給手段20、処理液塗付手
段21及び移動手段22が備えられ、発色現像処理部5
では、現像処理液を感光材料Pに塗り付けて発色現像処
理し、さらに漂白定着処理部6で漂白定着処理液を感光
材料Pに塗り付けて漂白定着処理する。さらに、この感
光材料Pを安定処理部8へ送り、洗浄水または安定液の
塗り付けが行なわれ、このようにして処理液により処理
された感光材料Pは乾燥部9で乾燥して排出される。
【0068】この発色現像処理部5、漂白定着処理部6
及び安定処理部8には、感光材料を加熱する加熱手段3
0が備えられ、塗り付けた処理液による反応を促進し、
高温迅速処理が可能であり、しかも高速で均一に処理液
を塗り付けることができ、常に処理ムラのない、安定し
た塗り付け処理が可能であるが、塗り付ける処理液を加
熱する加熱手段を備えてもよい。
【0069】乾燥部9には、ヒータ90及びクロスフロ
ーファン91が配置され、モータ92の駆動によりクロ
スフローファン91から風をヒータ90で暖めて感光材
料Pに吹き付けて乾燥する。
【0070】この実施の形態では、発色現像処理部5、
漂白定着処理部6、安定処理部8及び乾燥部9が配置さ
れているが、像処理部、漂白処理部、定着処理部、安定
処理部及び乾燥部で露光された感光材料を処理するもの
でも同様に構成される。
【0071】次に、図1に備えられる処理液供給手段2
0、処理液塗付手段21及び移動手段22を、図2に基
づいて詳細に説明する。
【0072】感光材料用自動現像機1には溶解ユニット
15が備えられ、この溶解ユニット15は、処理液を貯
留する処理液ストックタンク150を有している。処理
液ストックタンク150には圧送手段23を構成する供
給ポンプ230が接続され、処理液ストックタンク15
0の処理液を略一定の圧力で圧送する。
【0073】処理液供給手段20は、供給ポンプ230
からの処理液が自動開閉弁24を介して処理液塗付手段
21に至る。自動開閉弁24は処理液塗付手段21近傍
に設置され、自動開閉弁24を閉じた時に処理液塗り付
けの停止、また自動開閉弁24を開いた時に処理液塗り
付けの開始の応答性が向上し、常に処理ムラのない、安
定した塗り付け処理が可能である。
【0074】処理液供給手段20は、供給ポンプ230
から自動開閉弁24に至る経路の少なくとも一部をフレ
キシブル配管231として、自動開閉弁24と処理液塗
付手段21の移動によって、フレキシブル配管部分の曲
げが変動するように構成されている。この自動開閉弁2
4と処理液塗付手段21の移動によって、フレキシブル
配管部分の曲げが変動することで、処理液塗付手段21
の移動が円滑であり、常に処理ムラのない、安定した塗
り付け処理が可能である。
【0075】安定処理部8において、処理液塗付手段2
1により洗浄水を塗り付ける場合には、処理液ストック
タンク150に水道水を貯留し、水道水を洗浄水として
塗り付けることができる。
【0076】処理液塗付手段21は、感光材料に処理液
を塗り付けるものであり、略一定の液圧力を受けて一定
液量を通過させる液量絞り部を有する。処理液塗付手段
21は、感光材料と非接触の噴射ノズル210であり、
液量絞り部は噴射ノズル210の先端部であり、感光材
料に対して処理液を空中より噴射して塗り付けるように
構成している。
【0077】この実施の形態の処理液塗付手段21は、
感光材料Pの表面に小面積で薄層となるように処理液を
供給する方式である。処理液を供給する方式として、図
3に示すように、感光材料Pから離して噴射ノズル21
0を設け、空中より処理液を吹き付けて塗り付ける方式
が用いられているが、塗り付け媒体として刷毛、筆、フ
ェルト、ローラ、ボール等の表面や内部を液流路として
処理液が流れ、塗り付け媒体が感光材料に接して塗り付
ける方式を用いることもできる。
【0078】噴射ノズル210は、図4(a)〜(d)
に示すように、本数は特に限定されないが、処理液を1
〜3本のラインとして噴射するものが好ましいが、4本
以上でもよい。また、図4(e)に示すように、1本で
スプレー状に噴射するものでもよい。
【0079】また、図5に示すように、噴射ノズル21
0の口径Dは、直径50〜500ミクロンの範囲が好ま
しく、直径50ミクロンより小さいと塗りむらが生じ、
また500ミクロンより大きいと同様に塗りむらが生じ
る。噴射ノズル210の噴射液圧は5〜300Kpaが
好ましく、噴射液圧が低いと迅速な塗り付けができず、
高いと処理液が飛散する等の問題があり、5〜300K
paが1秒間のライン数と合わせて、より安定した仕上
りが可能である。
【0080】また、図6に示すように、感光材料Pと噴
射ノズル210の距離Lは、30mm以下に設定される
ことが、塗り付けが安定して好ましい。
【0081】噴射ノズル210による塗り付けラインR
は、図7に示すように、直線で距離が10〜200mm
の範囲であり、感光材料Pの幅によって決定される。塗
り付けラインRは、直線が構造が簡単で、操作性、塗り
付け性がよくて好ましい。
【0082】処理液の供給量は、図8に示すように、感
光材料1平方メートルの領域E当たり20〜500ml
の範囲内であることが好ましく、処理液の供給量が少な
いと、塗りむらが生じ、多いと流れむらが生じ、より好
ましくは感光材料1平方メートル当たり50〜300m
lである。
【0083】移動手段22は、処理液塗付手段21を規
定の移動路に沿って移動させるものであり、図2に示す
ように、駆動モータ220、駆動ギヤ221及び移動部
材222から構成されている。駆動モータ220により
駆動ギヤ221を正逆回転させ、これにより移動部材2
22を往復動させる。この移動部材222に処理液塗付
手段21の噴射ノズル210が取り付けられている。
【0084】移動手段22により処理液塗付手段21を
規定の移動路に沿って移動させ、この実施の形態では、
往復させているが循環させてもよく、1秒間に3ライン
以上を感光材料Pにライン状に処理液を塗り付ける。1
秒間に3ライン以上を感光材料にライン状に処理液を塗
り付けることで、高速で均一に処理液を塗り付けること
ができ、常に処理ムラのない、安定した塗り付け処理が
可能であり、好ましくは1秒間に6〜50ラインであ
り、より好ましくは10〜20ラインである。
【0085】感光材料Pは、塗り付けラインRに対して
相対的に略直交する方向に移動させる構造であり、感光
材料Pを一定速度で搬送させ、または感光材料Pを処理
液のライン塗布幅より短い長さで1〜3ライン毎に断続
移動させる。
【0086】また、この発明の他の実施の形態の感光材
料用自動現像機1は、図10に示すように、処理液供給
手段20及び移動手段22は、前記した実施の形態と同
様に構成されるが、感光材料に処理液を塗り付ける処理
液塗付手段21を複数本設け、複数の処理液塗付手段2
1を循環または往復移動することで、処理液は感光材料
上に1本のライン状に沿ってライン状に塗り付けられ、
少なくとも感光材料上で隣り合う2本の処理液塗付手段
21からの処理液は、感光材料P上で一部が重なり合
い、感光材料Pはライン状方向に対して相対的に略直交
する方向に移動させるように構成される。
【0087】複数の処理液塗付手段21から感光材料に
塗り付けられる処理液は、感光材料P上に1本のライン
上に間隔を設けて塗り付ける構造であり、塗り付けライ
ンの塗り付け間隔が少なくとも0.3秒以下が噴射する
処理液が感光材料上で重なり好ましい。
【0088】また、循環または往復移動が、1秒間に
1.5回以上であり、移動は多数回が好ましく、1秒間
に3回〜25回の範囲であることが迅速な塗り付けがで
き、処理液が飛散することがなくより安定した仕上りが
可能である。
【0089】また、少なくとも感光材料上で隣り合う処
理液塗付手段21からの処理液は、感光材料P上での距
離W1が10〜100mmが好ましい。また、処理液塗
付手段21を循環または往復移動することで、感光材料
P上にライン状に塗り付ける処理液ライン長さW2は、
感光材料P上での距離10〜100mmの1から3倍の
範囲となるようにすることが好ましい。処理液ライン長
さW2が短いと感光材料P上で一部が重なり合うことが
なく均一に処理液を塗り付けることができず、また処理
液ライン長さW2が長いと中央と周辺で塗り付け液量が
差が大きくなり、中央のみ塗り付けに使用すると、捨て
る液量が多くなり、感光材料P上にライン状に塗り付け
る処理液ライン長さW2が、感光材料P上での距離の1
から3倍の範囲であると、高速で均一に処理液を塗り付
けることができ、常に処理ムラのない、安定した塗り付
け処理が可能である。
【0090】この発明の感光材料用自動現像機は、図1
に示すように、感光材料Pを上方に搬送する複数のニッ
プローラー対80と、複数のニップローラー対80間を
移動中の感光材料に洗浄水または安定液を塗り付ける処
理液塗付手段21と、洗浄水または安定液を加熱温度調
節して処理液塗付手段21に供給する処理液供給手段2
0とを備えている。複数のニップローラー対80は、略
垂直方向に下方から上方に感光材料Pを搬送するように
配置され、感光材料Pに塗り付けられた洗浄水または安
定液はニップローラー対80でスクイズされ、スクイズ
された洗浄水または安定液は感光材料Pまたはニップロ
ーラー対80より下方にあるニップローラー対80に自
然落下又は落差により供給される。
【0091】この実施の形態では、処理槽フリー化によ
るメンテナンスや日常管理をしなくてすむことを持つ新
規な塗り付け方式の現像、発色現像、漂白、定着、漂白
定着等の処理工程に続く水洗、リンス、安定、水洗代替
安定等の洗浄または安定化工程を有し、少量の洗浄水ま
たは安定液で、塗り付け方式の特徴である少量処理でも
常に安定した処理性を得ることができる。
【0092】また、処理液塗付手段21は、図11に示
すように、洗浄水または安定液を噴射して感光材料Pに
塗り付ける方式であり、感光材料Pが無い場合に噴射し
た洗浄水または安定液はニップローラー対80に導かれ
るまたはニップローラー対80に直接塗付ける。処理液
塗付手段21の噴射方向がニップローラー対80に向い
ていない場合には、洗浄水または安定液をニップローラ
ー対80に導くガイド部材81を設け、感光材料Pが無
い場合に噴射した洗浄水または安定液がガイド部材81
により下方に位置するニップローラー対80に導かれ
る。
【0093】感光材料Pが無い場合に噴射した洗浄水ま
たは安定液はニップローラー対80に導かれるまたはニ
ップローラー対80に直接塗付けることで、上部のニッ
プローラー対80より落下する洗浄水または安定液が下
部のニップローラー対80に落下することで下部のニッ
プローラー対80に残る前工程処理液成分を洗浄でき
る。
【0094】また、図12の実施の形態の感光材料用自
動現像機は、複数のニップローラー対80は、斜め方向
に下方から上方に感光材料Pを搬送するように配置さ
れ、上下のニップローラー対80間に、上部のニップロ
ーラー対表面に蓄積する洗浄水または安定液を下部のニ
ップローラー対表面に導く処理液の流路部材82を設け
ている。流路部材82は、吸水性を有する多孔質材、不
織布等が好ましい。また塗れ性の良好な板材、例えばプ
ラスチック板に吸水性加工(微粒子シリカを接着剤で固
定等)したものも好ましい。
【0095】上部のニップローラー対表面に蓄積する洗
浄水または安定液を、流路部材82により下部のニップ
ローラー対表面に導くことで、少量の洗浄水または安定
液で、塗り付け方式の特徴である少量処理でも常に安定
した処理性を得ることができる。
【0096】また、感光材料Pが一定時間処理されない
場合には、上部のニップローラー対80に対して洗浄水
または安定液を塗付ける。処理後は、前工程からの処理
液成分が洗浄水または安定液で希釈された状態でニップ
ローラー対表面に残り、時間とともに蒸発濃縮されて、
ニップローラー対表面に残渣として残り、感光材料Pに
付着するトラブルの原因となるため、一定時間経過した
時点で上部のニップローラー対80に少量の洗浄水また
は安定液を供給することで、複数のニップローラー対8
0をすべて洗浄できる。
【0097】また、一定時間未処理が続いている場合に
は、感光材料Pがニップローラー対80に達する前に、
ニップローラー対80に対して洗浄水または安定液を塗
付ける。未処理が続くとニップローラー対80が乾燥し
た状態になり、ここに感光材料Pが入って洗浄水または
安定液を塗り付けることにより、ニップローラー対表面
に洗浄水または安定液を保持させた状態とすることで、
処理が安定する。
【0098】図13の実施の形態の感光材料用自動現像
機は、感光材料Pを搬送する複数のニップローラー対8
0と、複数のニップローラー対80間を移動中の感光材
料Pに洗浄水または安定液を塗り付ける処理液塗付手段
21と、洗浄水または安定液を加熱温度調節して処理液
塗付手段に供給する処理液供給手段20とを備えてい
る。複数のニップローラー対80は、感光材料Pを水平
方向に搬送するように配置されている。
【0099】処理液塗付手段21は空中から洗浄水また
は安定液を噴射して塗付ける方式であり、処理液塗付手
段21の噴射方向をニップローラー対80に向け、ニッ
プローラー対80に直接塗付ける。あるいは、洗浄水ま
たは安定液をニップローラー対表面に導くガイド部材8
3を設け、感光材料Pがない場合に噴射した洗浄液また
は安定液はニップローラー対80に導かれる。
【0100】感光材料Pがない場合に、洗浄液または安
定液をニップローラー対21に塗り付けることで、ニッ
プローラー対21から洗浄液または安定液を供給でき、
感光材料Pの先頭部の処理性を改善できる。
【0101】また、感光材料Pが一定時間処理されない
場合には、ニップローラー対80に洗浄水または安定液
を塗付け、ニップローラー対80での前工程の処理成分
の固形化や粘着材への変質を防止することができる。
【0102】一定時間未処理が続いている場合には、感
光材料Pがニップローラー対80に達する前に、ニップ
ローラー対80に対して洗浄水または安定液を塗付け
る。これにより、感光材料Pの先頭部の処理性を改善で
きる。
【0103】図14及び図15の実施の形態の感光材料
用自動現像機は、感光材料を搬送する複数のニップロー
ラー対80と、複数のニップローラー対80間を移動中
の感光材料Pの片面の乳剤面に洗浄水または安定液を塗
り付ける処理液塗付手段21と、洗浄水または安定液を
加熱調節して処理液塗付手段に供給する処理液供給手段
20とを備えている。
【0104】感光材料乳剤面の反対側の裏面に対して、
洗浄水または安定液を供給する裏面洗浄手段95を少な
くとも1箇所設けている。図14の実施の形態では、噴
射ノズル95aにより感光材料乳剤面の反対側の裏面に
対して、洗浄水または安定液を供給する。図15の実施
の形態では、液溜95bにニップローラー対80の裏面
側のローラー80aを浸して配置し、ローラー80aに
より感光材料乳剤面の反対側の裏面に対して、洗浄水ま
たは安定液を供給する。
【0105】裏面洗浄手段95により感光材料乳剤面の
反対側の裏面に付着している処理液を洗浄することで、
ニップローラー対80の転写等により乳剤面に汚れが発
生することを防止することができる。
【0106】裏面洗浄手段95は、図16(a)に示す
ように、ニップローラー対80の裏面側のローラー80
aに対して洗浄水または安定液を液溜95bから供給
し、また図16(b)に示すように、ニップローラー対
80の裏面側のローラー80aに対して洗浄水または安
定液を噴射ノズル95aから供給し、ローラー80aを
介して液供給して感光材料乳剤面の反対側の裏面を洗浄
する方式を用いることができる。このように、ニップロ
ーラー対80の裏面側のローラー80aに対して洗浄水
または安定液を供給することで、感光材料乳剤面の反対
側の裏面に付着している処理液を洗浄することができ
る。
【0107】
【発明の効果】前記したように、請求項1に記載の発明
では、処理槽フリー化によるメンテナンスや日常管理を
しなくてすむことを持つ新規な塗り付け方式の現像、発
色現像、漂白、定着、漂白定着等の処理工程に続く水
洗、リンス、安定、水洗代替安定等の洗浄または安定化
工程を有し、少量の洗浄水または安定液で、塗り付け方
式の特徴である少量処理でも常に安定した処理性を得る
ことができる。
【0108】請求項2に記載の発明では、感光材料が無
い場合に噴射した洗浄水または安定液はニップローラー
対に導かれるまたはニップローラー対に直接塗付けるこ
とで、上部のニップローラー対より落下する洗浄水また
は安定液が下部のニップローラー対に落下することで下
部のニップローラー対に残る前工程処理液成分を洗浄で
きる。
【0109】請求項3に記載の発明では、上部のニップ
ローラー対表面に蓄積する洗浄水または安定液を下部の
ニップローラー対表面に導くことで、少量の洗浄水また
は安定液で、塗り付け方式の特徴である少量処理でも常
に安定した処理性を得ることができる。
【0110】請求項4に記載の発明では、処理後は、前
工程からの処理液成分が洗浄水または安定液で希釈され
た状態でニップローラー対表面に残り、時間とともに蒸
発濃縮されて、ニップローラー対表面に残渣として残
り、感光材料に付着するトラブルの原因となるため、一
定時間経過した時点で上部のニップローラー対に少量の
洗浄水または安定液を供給することで、複数のニップロ
ーラー対をすべて洗浄できる。
【0111】請求項5に記載の発明では、未処理が続く
とニップローラー対が乾燥した状態になり、ここに感光
材料が入って洗浄水または安定液を塗り付けるより、ニ
ップローラー対表面に洗浄水または安定液を保持させた
状態とすることで、処理が安定する。
【0112】請求項6に記載の発明では、感光材料がな
い場合に、洗浄液または安定液をニップローラー対に塗
り付けることで、ニップローラー対から洗浄液または安
定液を供給でき、感光材料の先頭部の処理性を改善でき
る。
【0113】請求項7に記載の発明では、感光材料が一
定時間処理されない場合には、ニップローラー対に洗浄
水または安定液を塗付けることで、ニップローラー対で
の前工程の処理成分の固形化や粘着材への変質を防止す
ることができる。
【0114】請求項8に記載の発明では、一定時間未処
理が続いている場合には、感光材料がニップローラー対
に達する前に、ニップローラー対に対して洗浄水または
安定液を塗付けることで、感光材料の先頭部の処理性を
改善できる。
【0115】請求項9に記載の発明では、感光材料乳剤
面の反対側の裏面に付着している処理液を洗浄すること
で、ニップローラー対の転写等により乳剤面に汚れが発
生することを防止することができる。
【0116】請求項10に記載の発明では、ニップロー
ラー対の裏面側のローラーに対して洗浄水または安定液
を供給することで、感光材料乳剤面の反対側の裏面に付
着している処理液を洗浄することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】感光材料用自動現像機の概略構成を示す図であ
る。
【図2】処理液の塗り付け部の構成を示す図である。
【図3】噴射ノズルの構成を示す図である。
【図4】噴射ノズルの構成を示す図である。
【図5】噴射ノズルの構成を示す図である。
【図6】噴射ノズルの構成を示す図である。
【図7】噴射ノズルの構成を示す図である。
【図8】噴射ノズルの構成を示す図である。
【図9】噴射ノズルの構成を示す図である。
【図10】噴射ノズルの構成を示す図である。
【図11】感光材料用自動現像機の他の実施の形態の概
略構成を示す図である。
【図12】感光材料用自動現像機の他の実施の形態の概
略構成を示す図である。
【図13】感光材料用自動現像機の他の実施の形態の概
略構成を示す図である。
【図14】感光材料用自動現像機の他の実施の形態の概
略構成を示す図である。
【図15】感光材料用自動現像機の他の実施の形態の概
略構成を示す図である。
【図16】感光材料用自動現像機の他の実施の形態の概
略構成を示す図である。
【符号の説明】
1 感光材料用自動現像機 4 露光部 5 発色現像処理部 6 漂白定着処理部 8 安定処理部 20 処理液供給手段 21 感処理液塗付手段 22 移動手段 23 圧送手段 80 ニップローラー対 P 感光材料
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 弘明 東京都日野市さくら町1番地 コニカ株式 会社内 Fターム(参考) 2H098 AA02 BA28 FA05

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】感光材料を露光し、この露光済の感光材料
    に処理液を塗り付けて処理する感光材料用自動現像機に
    おいて、 感光材料を上方に搬送する複数のニップローラー対と、
    複数のニップローラー対間を移動中の感光材料に洗浄水
    または安定液を塗り付ける処理液塗付手段と、洗浄水ま
    たは安定液を加熱温度調節して前記処理液塗付手段に供
    給する処理液供給手段とを備え、 感光材料に塗り付けられた洗浄水または安定液はニップ
    ローラー対でスクイズされ、スクイズされた洗浄水また
    は安定液は感光材料またはニップローラー対より下方に
    あるニップローラー対に自然落下又は落差により供給さ
    れることを特徴とする感光材料用自動現像機。
  2. 【請求項2】処理液塗付手段は、洗浄水または安定液を
    噴射して感光材料に塗り付ける方式であり、感光材料が
    無い場合に噴射した洗浄水または安定液はニップローラ
    ー対に導かれるまたはニップローラー対に直接塗付ける
    ことを特徴とする請求項1に記載の感光材料用自動現像
    機。
  3. 【請求項3】上下のニップローラー対間に、上部のニッ
    プローラー対表面に蓄積する洗浄水または安定液を下部
    のニップローラー対表面に導く処理液の流路部材を設け
    たことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の感
    光材料用自動現像機。
  4. 【請求項4】感光材料が一定時間処理されない場合に
    は、上部のニップローラー対に対して洗浄水または安定
    液を塗付けることを特徴とする請求項2または請求項3
    に記載の感光材料用自動現像機。
  5. 【請求項5】一定時間未処理が続いている場合には、感
    光材料がニップローラー対に達する前に、ニップローラ
    ー対に対して洗浄水または安定液を塗付けることを特徴
    とする請求項2乃至請求項4のいずれか1項に記載の感
    光材料用自動現像機。
  6. 【請求項6】感光材料を露光し、この露光済の感光材料
    に処理液を塗り付けて処理する感光材料用自動現像機に
    おいて、 感光材料を搬送する複数のニップローラー対と、複数の
    ニップローラー対間を移動中の感光材料に洗浄水または
    安定液を塗り付ける処理液塗付手段と、洗浄水または安
    定液を加熱温度調節して処理液塗付手段に供給する処理
    液供給手段とを備え、 前記処理液塗付手段は空中から洗浄水または安定液を噴
    射して塗付ける方式であり、感光材料がない場合に噴射
    した洗浄液または安定液はニップローラー対に導かれ、
    またはニップローラー対に直接塗付けることを特徴とす
    る感光材料用自動現像機。
  7. 【請求項7】感光材料が一定時間処理されない場合に
    は、ニップローラー対に洗浄水または安定液を塗付ける
    ことを特徴とする請求項6に記載の感光材料用自動現像
    機。
  8. 【請求項8】一定時間未処理が続いている場合には、感
    光材料がニップローラー対に達する前に、ニップローラ
    ー対に対して洗浄水または安定液を塗付けることを特徴
    とする請求項6または請求項7に記載の感光材料用自動
    現像機。
  9. 【請求項9】感光材料を露光し、この露光済の感光材料
    に処理液を塗り付けて処理する感光材料用自動現像機に
    おいて、 感光材料を搬送する複数のニップローラー対と、複数の
    ニップローラー対間を移動中の感光材料の片面の乳剤面
    に洗浄水または安定液を塗り付ける処理液塗付手段と、
    洗浄水または安定液を加熱調節して処理液塗付手段に供
    給する処理液供給手段とを備え、 感光材料乳剤面の反対側の裏面に対して、洗浄水または
    安定液を供給する裏面洗浄手段を少なくとも1箇所設け
    ることを特徴とする感光材料用自動現像機。
  10. 【請求項10】裏面洗浄手段は、ニップローラー対の裏
    面側のローラーに対して洗浄水または安定液を供給する
    手段により、ローラーを介して液供給して裏面を洗浄す
    る方式であることを特徴とする請求項9に記載の感光材
    料用自動現像機。
JP2000232735A 2000-08-01 2000-08-01 感光材料用自動現像機 Pending JP2002049140A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000232735A JP2002049140A (ja) 2000-08-01 2000-08-01 感光材料用自動現像機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000232735A JP2002049140A (ja) 2000-08-01 2000-08-01 感光材料用自動現像機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002049140A true JP2002049140A (ja) 2002-02-15

Family

ID=18725367

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000232735A Pending JP2002049140A (ja) 2000-08-01 2000-08-01 感光材料用自動現像機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002049140A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002072436A (ja) 感光材料用自動現像機
JP2002049140A (ja) 感光材料用自動現像機
JP2002006462A (ja) 感光材料用自動現像機
JP2002023334A (ja) 感光材料用自動現像機
JP2002023333A (ja) 感光材料用自動現像機
JP2002006465A (ja) 感光材料用自動現像機
JP2002107893A (ja) 感光材料用自動現像機
JP2002006466A (ja) 感光材料用自動現像機
JP2002006463A (ja) 感光材料用自動現像機及び処理液塗り付け装置
JP2002055426A (ja) 感光材料用自動現像機
JP2002107892A (ja) 感光材料用自動現像機
JPH068958B2 (ja) 写 真 処 理 装 置
JPH09225420A (ja) 基板処理装置
JPH10333307A (ja) 写真処理装置及びその装置への補充溶液の供給方法
JP2001215682A (ja) 感光材料用自動現像機
JP2002049142A (ja) 感光材料用自動現像機
JP2928028B2 (ja) 感光材料処理装置
JPH04168439A (ja) 感光材料処理装置
JP2001272759A (ja) 画像形成装置
JP2001066751A (ja) 画像形成装置
JP3776594B2 (ja) 感光材料処理装置
JP4213372B2 (ja) 感光材料処理装置
JP2001228595A (ja) カスケード壁と計量ブレードを有するコーティング装置、及びコーティング装置用の洗浄部と再循環システム
JP2000039693A (ja) 写真処理装置の洗浄装置
JPH08114907A (ja) 感光材料処理装置の水洗部構造