JP3776594B2 - 感光材料処理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、感光材料を処理液に浸漬して処理する感光材料処理装置の液外に設けられたローラを洗浄水によって洗浄する感光材料処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動現像装置等の感光材料処理装置では、画像露光された感光材料を現像液、漂白液、定着液等の処理液に順次浸漬して処理する。
【0003】
自動現像装置は、これらの処理液を貯留する処理槽内にローラによって感光材料を案内搬送する搬送ラックが設けられ、互いに隣接する処理槽の間にはクロスオーバー部が設けられ、この搬送ラックによって感光材料を案内搬送して処理液に浸漬しながら搬送して感光材料を処理するようになっている。
【0004】
ところで、処理槽内を搬送されて送り出された感光材料の表面には処理液が付着している。
【0005】
この感光材料に付着して持ち出された処理液は、クロスオーバー部で感光材料と接触する液外のローラの表面に付着する。
【0006】
このような液外のローラの表面に付着した処理液は、感光材料の非処理状態が長時間続くと処理液中の成分が析出してしまい、新たに処理される感光材料の表面を傷つけたり、処理ムラを引き起こす原因となってしまう。
【0007】
このため、自動現像装置には、例えば、液外のローラへ向けて所定のタイミングでノズルから洗浄用の水を噴出して、ローラの表面に付着している処理液を洗い流して、液外のローラの表面に処理液中の成分が析出しないようにした洗浄機構を備えたものがある。
【0008】
従来、クロスオーバー部の側板にノズルを設けた感光材料処理装置として、特開平8−82907号公報に記載されている感光材料処理装置がある。
【0009】
この感光材料処理装置では、ノズルから洗浄水を拡散噴出させ、ローラの洗浄を行っている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
この感光材料処理装置では、斜方ノズルより噴出させた洗浄水を段差部で反射させて手前側(ノズル近傍)に洗浄水を供給し、ガイド面を伝わってローラの奥側へ洗浄水を供給し、この斜方ノズルで洗浄水を供給できない箇所は別のノズルで洗浄水を供給するようになっている。
【0011】
図面を用いて説明すると、図14に示すように、ローラ600に対して斜方ノズル602より洗浄水が供給される領域(以後、噴射領域604という)は、ローラ600の全体に渡って均一にならないため、噴射領域604でない部分に対して別のノズルから洗浄水を噴射している。しかし、ローラニップ部に、複数のノズルから洗浄水が供給される箇所があり(即ち、部分的に供給過多となる)、ニップ部から水が溢れ、洗浄水量が多くなる。
【0012】
また、感光材料を2列3列等の複数列で搬送しながら処理を行うためにローラの長さを長くすると、ノズルから噴出する洗浄水をローラの全体に到達させることが出来なくなる。
【0013】
ここで、ローラの長手方向両側にノズルを設けることも考えられるが、ノズル近傍では洗浄水が強く当接するが、ノズルから離れるにしたがって洗浄水が拡散したり、洗浄水の勢いが弱まるため、ノズルから噴出する洗浄水でローラの長さ方向に渡って均一な洗浄を行うことは難しい。
【0014】
また、ノズルから離れた位置の洗浄を十分に行う量の水量を使用すると、ノズル近傍の位置に対しては洗浄水の量が過剰となり、この結果、全体で使用する洗浄水の水量が多くなってしまう問題がある。
【0015】
従来、長さが8インチサイズのローラやガイドは、長手方向の片側のみのノズルから洗浄水を噴射することにより洗浄可能であったが、10インチ以上、さらには12インチ以上のローラやガイド幅になると、片側からのみでは良好な洗浄効果が得られることがなかった。
【0016】
本発明は上記事実を考慮してなされたものであり、洗浄水の使用量を最小限に抑えつつ液外に配置したローラの表面全体を均一に洗浄することのできる感光材料処理装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、感光材料を浸漬して処理する複数の処理槽の間に設けられ前記感光材料の搬送幅方向に延びる搬送ローラ対を、前記感光材料の搬送幅方向の両側に設けた洗浄水噴出手段から噴出する洗浄水によって洗浄する感光材料処理装置であって、前記洗浄水から噴出する洗浄水の一部分を前記洗浄水噴出手段の近傍で拡散させる洗浄水拡散手段と、前記搬送ローラ対を駆動する駆動手段と、前記洗浄水噴出手段へ洗浄水を供給する洗浄水供給手段と、前記駆動手段及び前記洗浄水供給手段を制御する制御手段と、を備え、前記搬送ローラ対を前記感光材料を搬送する方向及び逆方向に交互に回転させながら洗浄水を噴出させることを特徴としている。
【0018】
次に、請求項1に記載の感光材料処理装置の作用を説明する。
【0019】
請求項1に記載の感光材料処理装置では、回転手段によって回転される搬送ローラ対に洗浄水噴出手段より噴出された洗浄水が噴出され、搬送ローラ対のニップ部に洗浄水を保水することができる。なお、洗浄水噴出手段から噴出された洗浄水は、一部分が洗浄水拡散手段によって洗浄水噴出手段の近傍で拡散するので洗浄領域を拡大することができる。
【0020】
この噴出された洗浄水は、搬送ローラ対のニップ部に保水される。
【0021】
ここで、保水した洗浄水を(ニップ部へ)引き込む方向へ搬送ローラ対を回転させることで搬送ローラ対のニップ部に保水した(溜まった)洗浄水を搬送ローラ対の長手方向に広げることができ、洗浄水噴出手段より噴出した洗浄水が搬送ローラ対の長手方向全体に渡って到達しない場合であっても、保水した洗浄水によって搬送ローラ対の長手方向全体を洗浄することができる。
【0022】
また、保水した洗浄水を押し出す方向へ搬送ローラ対を回転させることで、保水した洗浄後の汚水(使用済み洗浄水)を捨てることができる。
【0023】
本発明では、搬送ローラ対の回転方向を交互に変更することにより、搬送ローラ対を少量の洗浄水で効率的に洗浄することができる。
【0024】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の感光材料処理装置において、前記感光材料の搬送幅方向の一側に設けた洗浄水噴出手段と前記感光材料の搬送幅方向の他側に設けた洗浄水噴出手段とは交互に洗浄水を噴出することを特徴としている。
【0025】
次に、請求項2に記載の感光材料処理装置の作用を説明する。
【0026】
感光材料の搬送幅方向の両側の洗浄水噴出手段から同時に洗浄水を噴出すると、搬送ローラ対の長手方向中央で、洗浄水同士が干渉(ぶつかり合い)、中央付近の洗浄性が低下する虞れがある。
【0027】
しかしながら、交互に洗浄水を噴出させることにより、洗浄水の干渉が無くなり、中央付近の洗浄性の低下を避けることができる。
【0028】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の感光材料処理装置において、前記感光材料の搬送幅方向の一側に設けた洗浄水噴出手段の洗浄水噴射回数と、前記感光材料の搬送幅方向の他側に設けた洗浄水噴出手段の噴射回数とは同一であることを特徴としている。
【0029】
次に、請求項3に記載の感光材料処理装置の作用を説明する。
【0030】
請求項3に記載の感光材料処理装置では、一側の洗浄水噴出手段の洗浄水噴射回数と、他側の洗浄水噴出手段の噴射回数とを同一回数としたので、搬送ローラ対の一側と他側との洗浄性に差が生じない。
【0031】
請求項4に記載の発明は、請求項2または請求項3に記載の感光材料処理装置において、前記感光材料の搬送幅方向の一側に設けた洗浄水噴出手段の洗浄水噴射水量と、前記感光材料の搬送幅方向の他側に設けた洗浄水噴出手段の噴射水量とは同一であることを特徴としている。
【0032】
次に、請求項4に記載の感光材料処理装置の作用を説明する。
【0033】
請求項4に記載の感光材料処理装置では、一側の洗浄水噴出手段の洗浄水噴射回数と、他側の洗浄水噴出手段の噴射回数とを同一回数としたので、搬送ローラ対の一側と他側との洗浄性に差が生じない。
【0034】
請求項5に記載の発明は、請求項2または請求項4の何れか1項に記載の感光材料処理装置において、一側の洗浄水噴出手段による洗浄水の噴出と、他側の洗浄水噴出手段による洗浄水の噴出との間に、一定の洗浄水噴出停止時間を有することを特徴としている。
【0035】
次に、請求項5に記載の感光材料処理装置の作用を説明する。
【0036】
請求項5に記載の感光材料処理装置では、洗浄水噴出手段より洗浄水が噴出した後、一定時間の洗浄水の噴出が停止されると、ローラ対のニップ部に保水した(溜まった)洗浄水によって一定時間ローラ全周面が洗浄される。なお、一定時間とは、少なくともローラ対のローラが1回転以上する時間をいう。
【0037】
【実施の形態】
本発明の感光材料処理装置の一実施形態に係るプリンタプロセッサ10を図1乃至図13にしたがって説明する。
【0038】
図1は、プリンタプロセッサ10の概略構成図である。
【0039】
図1に示すように、このプリンタプロセッサ10には、レーザービームを走査して印画紙Pに画像を焼き付けるための光源部12を備えたプリンタ部14が備えられており、プリンタ部14には長尺の印画紙Pをロール状に巻き取って収容するペーパマガジン18が装着される。
【0040】
ペーパマガジン18に収容されている印画紙Pはロール状の外周端から引き出され、光源部12から照射されレーザービームによって画像が焼付けられる。
【0041】
また、プリンタ部14には、カッタ20が設けられており、画像の露光された印画紙Pは、カッタ20によって所定長さに切断され、側方に設けられたプロセッサ部22へと送り込まれる。
【0042】
このプロセッサ部22は、発色現像液を貯留する発色現像槽24、漂白定着液を貯留する漂白定着槽26及び洗浄水を貯留するリンス槽28A〜Dを備えている。
【0043】
プロセッサ部22に送り込まれた印画紙Pは、発色現像槽24、漂白定着槽26及びリンス槽28A〜D内を順に搬送され、発色現像、漂白定着及び洗浄処理が施された後、乾燥部30へ送り込まれる。
【0044】
乾燥部30へ送り込まれた印画紙Pは、乾燥部30で加熱乾燥された後、乾燥部30の上方へ向けて搬送され、機外へ排出される。
【0045】
ところで、このプリンタプロセッサ10には、発色現像槽24、漂白定着槽26及びリンス槽28A〜D内のそれぞれにローラとガイドによって構成された搬送ラック32が設けられている。
【0046】
図2に示されるように、搬送ラック32は、一対のラック側板34(図2では一方のみ図示)の間に大径のローラ36が上下に配置され(図2では一部のみ図示)、このローラ36の両側(紙面左右両側)及び下端のローラ36(図示省略)の下側には、ローラ36との間で印画紙Pを挟持する小径のローラ38が配置されて処理液に浸漬されている。
【0047】
また、搬送ラック32の入り側(図2の紙面左側)には、一対のラック側板34の間に、長さ350mmのローラ対40が設けられ、出側(図2の紙面右側)には同じく長さ350mmのローラ対42が設けられ、これらのローラ対40,42は処理液の液面上方に配置されている。
【0048】
これらのローラ36,38、ローラ対40,42は、モータ43(図1参照)によって回転される。
【0049】
搬送ラック32の上部には、ローラ対40,42と共にクロスオーバー部44を構成するガイド部材46が設けられている。なお、本実施形態のガイド部材46は、合成樹脂の成形品である。
【0050】
このガイド部材46には、印画紙Pの搬送方向の上流側下面に、上流側から送り込まれた印画紙Pをローラ対40へ案内するガイド面48が形成され、下流側下面に、ローラ対42から送り出された印画紙Pを下流側に隣接する処理槽へ案内するガイド面50が形成されている。
【0051】
ここで、ガイド面48は印画紙Pの搬送方向下流側が下側となるように傾斜しており、ガイド面50は印画紙Pの搬送方向下流側が上側となるように傾斜している。
【0052】
このため、搬送ラック32は、ガイド面48によってローラ対40へ案内した印画紙Pをローラ36、38によって略U字状に挟持案内して、それぞれの処理液に浸漬した後、ローラ対42とガイド面50によって案内搬送して送り出すことができる。
【0053】
なお、本実施形態では、水平面に対するガイド面48の傾斜角度が27°に設定されており、水平面に対するガイド面50の傾斜角度が12°に設定されている。
【0054】
図3に示すように、これらのガイド面48,50は、印画紙Pの搬送方向上流側(図3の紙面左側)が平滑なフラット面48A,50Aとされ、搬送方向下流側が凹凸面48B,50Bとされている。
【0055】
凹凸面48B,50Bは、印画紙Pの搬送幅方向に沿った断面が円弧状とされ、搬送方向に沿って延びるリブ状の凸部を印画紙Pの搬送幅方向に沿って一定間隔で形成したものであり、凸部の頂部がフラット面48A,50Aと同一面に設定されている。
【0056】
このように、ガイド面48,50の一部に凹凸面48B,50Bを形成することにより、処理液で濡れた印画紙Pがガイド面48,50に密着して搬送されないことを防止している。
【0057】
図3及び図4に示すように、ガイド面48の長手方向(印画紙Pの搬送幅方向:図の矢印W方向)両端部には、ガイド面48からガイド面48の長手方向に離れるに従って、ガイド面48の仮想延長面から離れる方向に傾斜し、ガイド面48にて案内搬送される印画紙Pとは接触しない傾斜面54が設けられている。
【0058】
傾斜面54は、ガイド面48に対して、θ1 ( 本実施形態では、7°程度)傾斜している。
【0059】
傾斜面54には、ガイド面48の近傍に洗浄水拡散手段56が突出している。
【0060】
なお、洗浄水拡散手段56は、印画紙Pと接触しないように、最も突出している部分が、ガイド面48の仮想延長面以下に設定されている。
【0061】
洗浄水拡散手段56は、傾斜面54を平面視したときの形状が略三角形を呈しており、搬送方向(図4(B)の矢印A方向)に対する傾斜側面56Aの傾斜角度θ2 は、本実施形態では65°に設定されている。
【0062】
図5に示すように、ガイド面48(またはガイド面50)に対する傾斜側面56Aの傾斜角度θ3 は、10°〜75°が好ましく、本実施形態では30°に設定されている。
【0063】
また、洗浄水拡散手段56の高さh(ガイド面48またはガイド面50に直角方向に測定。)は、本実施形態では0.5mmに設定されている。
図1に示されるように、洗浄ノズル58は、発色現像槽24の下流側、漂白定着槽26及びリンス槽28A〜Dの上流及び下流側に設けられている。
【0064】
これらの洗浄ノズル58は、後述する洗浄水供給装置64から供給された洗浄水を主にガイド面48,50へ向けて噴出するようになっており、噴出水の一部が傾斜面54に設けられた洗浄水拡散手段56に当接するようになっている。
【0065】
図6(A),(B)に示されるように、それぞれの搬送ラック32の洗浄ノズル58は、ノズルユニット60に一体で設けられている。
【0066】
なお、図6(A)では、搬送ラック32の上部近傍のみを図示している。
【0067】
このノズルユニット60は、ガイド部材46の一方の側壁46Aの上部に形成された貫通穴46Bへ、ノズルユニット60から延設された爪部60Aを挿入係合させて取付けられ、搬送ラック32へガイド部材46と共に組付けられる。
【0068】
また、このノズルユニット60には、給水口62が設けられており、この給水口62から供給された洗浄水を洗浄ノズル58のそれぞれに均等圧力で分散される。
【0069】
図7に示されるように、洗浄ノズル58は、先端部分が略円柱状に形成され、先端の中央部分に洗浄水を噴出する噴出口(図示省略)が形成されている。
【0070】
洗浄ノズル58の先端には、軸心部の噴出口近傍から半径方向の外方へ向けて溝58Aが形成されている。このため、洗浄ノズル58に所定圧力で供給されて噴出される洗浄水は、溝58Aの溝方向に沿った半径方向の一方側へ噴射角度θ4 で拡散されるようになっている。
【0071】
この洗浄ノズル58より拡散噴出する洗浄水は、拡散方向の一端縁が洗浄ノズル58の軸線Cと略一致してるため、他端縁は軸線方向に対して角度θ4 となる。また、洗浄ノズル58から噴出される洗浄水は、拡散方向とは直角方向には殆ど拡散しない。即ち、洗浄ノズル58は、所謂、斜方フラットノズルとなっており、洗浄ノズル58の軸線Cに対して直角な平面に洗浄水を噴出すると、洗浄水は該平面に対して細長い直線状に当接する。
【0072】
本実施形態の洗浄ノズル58は、洗浄水が0.9kgf/cm2 で供給されたときに、洗浄水は15°で拡散噴出するようになっている。
【0073】
図4(A)〜(C)に示されるように、ガイド面48の両側に位置した洗浄ノズル58は、軸線Cの方向がガイド面48と平行で、かつ溝58A(図4では図示せず)の方向が上方のガイド面48へ向けられて配置されており(即ち、溝58Aの長手方向がガイド面48に対して90°)、洗浄ノズル58からは、洗浄水が印画紙Pの搬送幅方向(図4の矢印W方向)に沿うと共に、ガイド面48側へと拡散するように噴出する。
【0074】
同様に、ガイド面50の両側に位置した洗浄ノズル58も、軸線方向がガイド面50と平行で、かつ溝58Aの方向が上方のガイド面50へ向けられて配置されており(即ち、溝58Aの長手方向がガイド面50に対して90°)、洗浄ノズル58からは、洗浄水が印画紙Pの搬送幅方向に対して所定角度傾斜(詳細は後述する。)してガイド面50側へと拡散するように噴出する。
なお、図4(C)に示すように、洗浄ノズル58の軸線Cとガイド面48(50も同様)との距離Lは、4mmに設定されている。
【0075】
各洗浄ノズル58は、軸線Cの方向がガイド面48またはガイド面50に対して平行であるが、図3に示すように、印画紙Pを斜め上向きにガイドするガイド面50に対応した洗浄ノズル58は、その軸線Cが、ガイド面50の傾斜方向上側へ向けられており、洗浄水がガイド面50の印画紙Pの傾斜方向上側の端縁の長手方向中央部分に向けて噴出するようになっている。
【0076】
本実施形態では、ガイド面50に対応した洗浄ノズル58の軸線Cとガイド面50の長手方向とのなす角度θ5 が3°に設定されている。
【0077】
一方、ガイド面48に対応した洗浄ノズル58は、その軸線Cがガイド面48の長手方向と一致しており、洗浄水がガイド面50の長手方向に沿って噴出するようになっている。
【0078】
図8及び図9には、洗浄ノズル58へ洗浄水を供給する洗浄水供給装置64の概略構成が示されている。
【0079】
この洗浄水供給装置64は、プリンタプロセッサ10の内部に設けられて洗浄水を貯留している洗浄水タンク66、フィルタ72、洗浄水ポンプ68を備えている。
【0080】
なお、この洗浄水タンク66に貯留している洗浄水をリンス槽28A〜Dへの補充用の洗浄水及び発色現像液、漂白定着液の補充液を希釈するときの希釈水として用いるものであってもよい。
【0081】
洗浄水ポンプ68より送出される洗浄水は2方向に分岐され、各々が電磁バルブ80A〜80Hに供給されるようになっている。
【0082】
電磁バルブ80A,Bは、各々配管を介して発色現像槽24の搬送ラック32に設けられたノズルユニット60(図示せず)の給水口62に接続されている。
【0083】
なお、発色現像槽24の搬送ラック32に設けられたノズルユニット60には洗浄ノズル58が下流側に1個設けられているのみである。
【0084】
電磁バルブ80C,Dには、各々配管を介して漂白定着槽26の搬送ラック32に設けられたノズルユニット60(図示せず)の給水口62に接続されている。
【0085】
電磁バルブ80E,Fには、各々二股の分岐を介してリンス槽28Aの搬送ラック32に設けられたノズルユニット60(図示せず)の給水口62及び、リンス槽28Bの搬送ラック32に設けられたノズルユニット60(図示せず)の給水口62が連結されている。
【0086】
更に、電磁バルブ80G,Hには、各々分岐を介してリンス槽28Cの搬送ラック32に設けられたノズルユニット60(図示せず)の給水口62及び、リンス槽28Cの搬送ラック32に設けられたノズルユニット60(図示せず)の給水口62が連結されている。
【0087】
また、モータ43、洗浄水ポンプ68及び各電磁バルブ80A〜80Hは、洗浄制御回路82(図8参照)によって制御される。
【0088】
この洗浄制御回路82には、図示しないプリンタプロセッサ10の制御部からの洗浄信号が入力されるようになっており、この洗浄信号が入力されると、モータ43が回転すると共に、所定時間洗浄ポンプ68が作動し、洗浄ポンプ68が作動している間、所定のタイミングで電磁バルブ80A〜80Hが作動するようになっている。
【0089】
電磁バルブ80A〜80Hは、通常は閉じて各ノズルユニット60へ洗浄水が供給されないようにしているが、給水ポンプ68が作動しているときに開かれることにより、洗浄水タンク66内の洗浄水がノズルユニット60へ供給され、洗浄ノズル58から所定圧力の洗浄水を噴出させることができるようになっている。
【0090】
なお、図4(A)〜(C)に示すように、洗浄ノズル58から噴出する洗浄水84が傾斜面54及びガイド面48(またはガイド面50)に到達すると、その表面で洗浄水84は幅方向に広がると共に反対側へと流れる水流84Aをつくる。
【0091】
ここで、噴出する洗浄水84の一部は、洗浄水拡散手段56に当接することによってガイド面48(またはガイド面50)の幅方向へとより拡散するので、洗浄ノズル58の近傍においても水流84Aの幅が十分に拡大し、ガイド面48の洗浄ノズル58の近傍の洗浄領域が拡大する。
【0092】
ここで、印画紙Pを斜め上向きにガイドするガイド面50に対応した洗浄ノズル58からは、洗浄水84がガイド面50の印画紙Pの傾斜方向上側の端縁の長手方向中央部分に向けて噴出されるため、水流84Aの向きも洗浄水84の噴出方向に沿うことになり、水流84Aによってガイド面50の傾斜方向上側の端部の長手方向中央部分を確実に洗浄することができ、また、隣接するガイド面48の長手方向中央部分も洗浄することができる。
【0093】
なお、洗浄ノズル58の軸線Cの向きがガイド面50の長手方向と一致していると(即ち、θ5 が0°)、水流84Aの向きが、洗浄ノズル58の近傍ではガイド面50の長手方向に沿っているが、ガイド面50が傾斜しているため、洗浄ノズル58から離れるにしたがって水流84Aの向きが傾斜方向下側へと向きを変えてしまい、ガイド面50の傾斜方向上側の端部の長手方向中央部分に到達しなくなる虞れがある。
【0094】
また、ガイド面48、50が傾斜しているので、水流84Aの一部(即ち、洗浄水84)がガイド面48、50の傾斜方向下側へ落下して、ガイド面48、50の下方に位置するローラ対40、42に落下する。
【0095】
なお、本実施形態では、幅10インチ以上、さらには12インチ以上の印画紙P(感光材料)を搬送するために、ローラ対40,42やガイド長(ガイド部材46の側壁46Aの間隔)を350mmとしている。
(作用)
次に本実施例の作用を説明する。
【0096】
このプリンタプロセッサ10では、ペーパマガジン18から引出された印画紙Pにレーザービームが走査されて画像が焼き付けられる。
【0097】
焼付けの終了した印画紙Pは、カッタ20によって所定長さに切断されてプロセッサ部22へ送り込まれる。
【0098】
プロセッサ部22では、画像が焼付けられた印画紙Pを、発色現像槽24、漂白定着槽26内を搬送して、発色現像及び漂白定着処理した後、第1リンス槽28Aから第4リンス槽28Dへ順に搬送して、それぞれのリンス槽28A乃至28Dに貯留している洗浄水によって印画紙Pの洗浄処理を行う。
【0099】
洗浄の終了した印画紙Pは、乾燥部30で乾燥処理された後、写真プリントとして排出される。
【0100】
ここで、プリンタプロセッサ10では、装置の一日の稼働開始の為の立ち上げ時、稼働終了時及びプロセッサ部22で印画紙Pの非処理状態が所定時間連続すると、プリンタプロセッサ10の図示しない制御部から洗浄制御回路82へ洗浄信号が出力され、洗浄制御回路82がモータ43及び洗浄水供給装置64を作動させる。
【0101】
次に、本実施形態の制御を、図10に示すフローチャートに基づいて説明する。
【0102】
先ず、ステップ100では、モータ43が正回転してローラ36,38及びローラ対40,42が正回転(印画紙Pを処理液により処理する方向)する。
【0103】
次のステップ102では、洗浄水ポンプ68が作動して電磁バルブ80A,C,E,Gが順番に一定時間づつ開き、電磁バルブ80A,C,E,Gに連結された洗浄ノズル58から洗浄水84が一定時間噴出し、ガイド面50が洗浄され、ガイド面50から洗浄水84がローラ対42の上に落下する。なお、ローラ36,38及びローラ対40,42は正回転を開始してから一定時間経過するまで正回転を続ける。
【0104】
次のステップ104では、モータ43が停止した後、逆回転してローラ36,38及びローラ対40,42が逆回転する。
【0105】
次のステップ106では、電磁バルブ80B,D,F,Hが順番に一定時間づつ開き、電磁バルブ80B,D,F,Hに連結された洗浄ノズル58から洗浄水84が一定時間噴出し、ローラ36,38及びローラ対40,42は逆回転を開始してから一定時間経過するまで逆回転を続けて停止する。
【0106】
その後、ステップ100〜ステップ106を3回繰り返し、全体でステップ104〜ステップ106を4回繰り返す。
【0107】
これにより、発色現像槽24のガイド面50及びローラ対42、漂白定着槽26、第1リンス槽28A、第2リンス槽28B、第3リンス槽28C及び第4リンス槽28Dの各ガイド面48、50及びローラ対40、42の洗浄が行われる。
【0108】
なお、上記制御では、ローラ36,38及びローラ対40,42が正回転している時間が10秒、停止している時間が20秒、逆転している時間が10秒であり、1処理槽当たりの洗浄時間は40秒であるが、これらの時間は適宜変更可能である。
【0109】
ここで、洗浄ノズル58から噴出した洗浄水84は、ノズル近傍では洗浄水拡散手段56の効果によりローラ対40,42の端部付近のニップ部へ十分な量付与される。また、ガイド面48、50の水流84Aは、ノズル近傍では勢いが強く(即ち、速度が速い)、距離が遠くなるにしたがって勢いが弱まる(即ち、速度が遅くなる)。このため、ガイド面48、50の水流84Aからローラ対40,42へ落下する洗浄水84は、洗浄ノズル58から比較的遠い部位では多量に落下するが、比較的近傍では遠い部位程は落下しない。
【0110】
このため、ローラ対40,42(長さ10インチ以上)において、洗浄ノズル58が洗浄水84を主に供給する領域(以後、噴射領域500という。)は、概念的に示すと図13(A)に示すように、図の左側から洗浄水84を噴出している場合は、左側の洗浄ノズル58の近傍と、長手方向中央手前側から反対側(図の右側)の端部の少し手前側となる。一方、図13(B)に示すように、図の右側の洗浄ノズル58の洗浄水の噴射領域500は、右側の洗浄ノズル58の近傍と、長手方向中央手前側から反対側(図の左側)の端部の少し手前側となる。なお、実際には図示する噴射領域500以外の部位であっても、量的には噴射領域500よりも少ないものの洗浄水84は落下して供給されている。
【0111】
本実施形態では、ローラ対40,42の左右両側(長手方向両側)の洗浄ノズル58から洗浄水84を噴出するので、一方の洗浄ノズル58では供給量が不足気味な部分(即ち、図の洗浄領域500以外の部分)を、他方の洗浄ノズル58の洗浄領域500が補い、この結果、ローラ対40,42のほぼ全体に洗浄水84を供給することができる。
【0112】
なお、両側のノズル数を増やしてノズル近傍の洗浄性を上げることは、洗浄水量が増えること、吐出圧力が下がることで、ガイド面48、50の洗浄性が落ち不利である。
【0113】
また、図11に示すようにローラ対42(40も同様)が、逆回転(図の矢印方向:保水した洗浄水84を押し出す方向へ回転)している場合には、ニップ部42Aに保水した洗浄水84を積極的に捨てることが可能であり、正回転(図の矢印方向とは反対方向)している場合には、ニップ部42Aに保水した洗浄水84をローラ対42の長手方向に広げ、その状態でローラ対42が数回転させることにより、ニップ部42Aに保水した洗浄水84をローラ対42の各ローラ表面全体に接触させて各ローラ表面全体の洗浄を行うことができる。
【0114】
つまり、単に両側から噴射しただけでは十分な洗浄効果は得られず、ローラ対40,42を搬送方向及び逆方向に回転させることでローラ全体に均一に洗浄水84を広げることができた。また、噴射タイミングは、両側同時でなく、交互に洗浄水84を噴射することで、より良い洗浄効果が得られるのである。
【0115】
次に、他の制御の例を図12に示すフローチャートに基づいて説明する。
【0116】
先ず、ステップ200では、モータ43が正回転してローラ36,38及びローラ対40,42が正回転(印画紙Pを処理液により処理する方向)する。
【0117】
次のステップ202では、洗浄水ポンプ68が作動して電磁バルブ80A,C,E,Gが順番に一定時間づつ開き、電磁バルブ80A,C,E,Gに連結された洗浄ノズル58から洗浄水84が一定時間噴出し、ローラ36,38及びローラ対40,42は一定時間(例えば、29秒間)正回転を続ける。
【0118】
これにより、ローラ対42のニップ部に保水した洗浄水84がローラ対の長手方向に広がり、その状態でローラ対42が数回転するので、ニップ部に保水した洗浄水84をローラ対42の各ローラ表面全体に接触させることができる。
【0119】
次のステップ204では、モータ43が停止(例えば、1秒間)した後、逆回転してローラ36,38及びローラ対40,42が逆回転する。
【0120】
次のステップ206では、電磁バルブ80B,D,F,Hが順番に一定時間づつ開き、電磁バルブ80B,D,F,Hに連結された洗浄ノズル58から洗浄水84が一定時間噴出し、ローラ36,38及びローラ対40,42は逆回転を開始してから一定時間(例えば29秒間)経過するまで逆回転を続ける。
【0121】
次のステップ208では、モータ43が停止(例えば、1秒間)した後、正回転してローラ36,38及びローラ対40,42が正回転し、電磁バルブ80B,D,F,Hが順番に一定時間づつ開き、電磁バルブ80B,D,F,Hに連結された洗浄ノズル58から洗浄水84が一定時間噴出し、ローラ36,38及びローラ対40,42は逆回転を開始してから一定時間(例えば29秒間)経過するまで正回転を続ける。
【0122】
次のステップ210では、モータ43の駆動が停止(例えば、1秒間)し、その後、モータ43が逆回転してローラ36,38及びローラ対40,42が逆回転する。
【0123】
次のステップ212では、電磁バルブ80A,C,E,Gが順番に一定時間づつ開き、電磁バルブ80A,C,E,Gに連結された洗浄ノズル58から洗浄水84が一定時間噴出し、一定時間(例えば29秒間)経過するまで逆回転を続けて停止する。
【0124】
その後、ステップ200〜ステップ212を1回繰り返し、全体でステップ200〜ステップ212を2回繰り返す。
【0125】
これにより、発色現像槽24のガイド面50及びローラ対42、漂白定着槽26、第1リンス槽28A、第2リンス槽28B、第3リンス槽28C及び第4リンス槽28Dの各ガイド面48、50及びローラ対40、42の洗浄が行われる。
【0126】
なお、本発明の上記実施形態に限らず、ローラ対40,42の正回転中又は逆回転中に両側の洗浄ノズル58より交互に洗浄水84を噴出しても良く、回転方向の順番、回転時間、回転停止時間、洗浄水84を噴出する順番、噴出時間等は適宜変更可能であり、上記の例に限らない。
【0127】
このようにして、本実施形態のプリンタプロセッサ10では、ローラ対40、42を正回転及び逆回転すると共に、両側の洗浄ノズル58から交互に洗浄水84を噴出するようにしたので、ローラ対40、42の長手方向へ洗浄水84を行き渡らせ、表面全体を確実に洗浄することができ、長期に亘ってガイド面48、50及びローラ対40、42に処理液中の成分が析出するのを防止でき、析出した処理液中の成分によって、新たに処理される印画紙Pの表面を損傷が生じたり、処理ムラが生じるのを防止でき、品質の良い写真プリントを得ることができる。
【0128】
本実施形態では、感光材料処理装置としてプリンタ部14とプロセッサ部22を備えて印画紙Pを処理するプリンタプロセッサ10を例に上げて本発明を説明したが、本発明が適用される感光材料処理装置はこれに限定するものではなく、例えば、フィルム、印刷板等の他の感光材料を処理液に浸漬して処理する種々の感光材料処理装置に適用することができる。
【0129】
【発明の効果】
以上説明した如く、本発明の感光材料処理装置は上記の構成としたので、洗浄水の使用量を最小限に抑えつつ液外に配置したローラの表面全体を均一に洗浄することができる、という優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に適用したプリンタプロセッサを示す概略構成図である。
【図2】搬送ラックの概略構成を示す印画紙の搬送方向に沿った要部断面図である。
【図3】ガイド部材の下面図である。
【図4】(A)はガイド面付近の下側から見た斜視図であり、(B)はガイド面を正面から見た図であり、(C)はガイド面を印画紙の搬送方向から見た図である。
【図5】洗浄水拡散手段を印画紙の搬送方向から見た図(図4(C)の一部拡大図)である。
【図6】(A)は搬送ラックの上部の概略斜視図、(B)は搬送ラックに取付けられるノズルユニットの概略斜視図である。
【図7】本実施例に適用した洗浄ノズルを示す概略斜視図である。
【図8】洗浄水供給装置の概略構成の一部を示す図である。
【図9】洗浄水供給装置の概略構成の一部を示す図である。
【図10】本実施形態の制御の一例を示すフローチャートである。
【図11】洗浄水を保水したローラ対の斜視図である。
【図12】本実施形態の他の制御の一例を示すフローチャートである。
【図13】(A)は、左側の洗浄ノズルによる噴射領域を示す説明図であり、(B)は右側の洗浄ノズルによる噴射領域を示す説明図である。
【図14】従来の感光材料処理装置に設けられたローラの斜方ノズルによる噴射領域を示す説明図である。
【符号の説明】
P 印画紙(感光材料)
10 プリンタプロセッサ(感光材料処理装置)
24 発色現像槽(処理槽)
26 漂白定着槽(処理槽)
28A 第1リンス槽(処理槽)
28B 第2リンス槽(処理槽)
28C 第3リンス槽(処理槽)
28D 第4リンス槽(処理槽)
40 ローラ対(搬送ローラ対)
42 ローラ対(搬送ローラ対)
43 モータ(駆動手段)
58 洗浄ノズル(洗浄水噴出手段)
66 洗浄水タンク(洗浄水供給手段)
68 洗浄水ポンプ(洗浄水供給手段)
72 フィルタ(洗浄水供給手段)
80A 電磁バルブ(洗浄水供給手段)
80B 電磁バルブ(洗浄水供給手段)
80C 電磁バルブ(洗浄水供給手段)
80D 電磁バルブ(洗浄水供給手段)
80E 電磁バルブ(洗浄水供給手段)
80F 電磁バルブ(洗浄水供給手段)
80G 電磁バルブ(洗浄水供給手段)
80H 電磁バルブ(洗浄水供給手段)
82 洗浄制御回路(制御手段)
Claims (5)
- 感光材料を浸漬して処理する複数の処理槽の間に設けられ前記感光材料の搬送幅方向に延びる搬送ローラ対を、前記感光材料の搬送幅方向の両側に設けた洗浄水噴出手段から噴出する洗浄水によって洗浄する感光材料処理装置であって、
前記洗浄水より噴出する洗浄水の一部分を前記洗浄水噴出手段の近傍で拡散させる洗浄水拡散手段と、
前記搬送ローラ対を駆動する駆動手段と、
前記洗浄水噴出手段へ洗浄水を供給する洗浄水供給手段と、
前記駆動手段及び前記洗浄水供給手段を制御する制御手段と、を備え、
前記搬送ローラ対を前記感光材料を搬送する方向及び逆方向に交互に回転させながら洗浄水を噴出させることを特徴とする感光材料処理装置。 - 前記感光材料の搬送幅方向の一側に設けた洗浄水噴出手段と前記感光材料の搬送幅方向の他側に設けた洗浄水噴出手段とは交互に洗浄水を噴出することを特徴とする請求項1に記載の感光材料処理装置。
- 前記感光材料の搬送幅方向の一側に設けた洗浄水噴出手段の洗浄水噴射回数と、前記感光材料の搬送幅方向の他側に設けた洗浄水噴出手段の噴射回数とは同一であることを特徴とする請求項2に記載の感光材料処理装置。
- 前記感光材料の搬送幅方向の一側に設けた洗浄水噴出手段の洗浄水噴射水量と、前記感光材料の搬送幅方向の他側に設けた洗浄水噴出手段の噴射水量とは同一であることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の感光材料処理装置。
- 一側の洗浄水噴出手段による洗浄水の噴出と、他側の洗浄水噴出手段による洗浄水の噴出との間に、一定の洗浄水噴出停止時間を有することを特徴とする請求項2または請求項4の何れか1項に記載の感光材料処理装置。
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