JP2002006465A - 感光材料用自動現像機 - Google Patents

感光材料用自動現像機

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JP2002006465A
JP2002006465A JP2000191700A JP2000191700A JP2002006465A JP 2002006465 A JP2002006465 A JP 2002006465A JP 2000191700 A JP2000191700 A JP 2000191700A JP 2000191700 A JP2000191700 A JP 2000191700A JP 2002006465 A JP2002006465 A JP 2002006465A
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JP
Japan
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processing liquid
photosensitive material
temperature
processing
automatic developing
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JP2000191700A
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English (en)
Inventor
Masayuki Kurematsu
雅行 榑松
Hiroyuki Hashimoto
浩幸 橋本
Hiroaki Kobayashi
弘明 小林
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】常に安定した処理性能を得ることが可能で、ま
た処理性能安定化のために低コスト、小型の処理液の温
度を任意に可変できる感光材料用自動現像機を提供す
る。 【解決手段】感光材料Pを露光し、露光済の感光材料P
に処理液を処理液塗付部で塗り付けて処理する感光材料
用自動現像機1において、相対的に移動している感光材
料Pに処理液を塗り付ける処理液塗付手段21と、この
処理液塗付手段21に処理液を供給する処理液供給手段
20と、処理液塗付手段21に供給される処理液を加熱
する処理液加熱手段31と、処理液の温度を検出する処
理液温度検出手段32とを備え、処理液温度検出手段3
2の検出温度結果によって処理液加熱手段31を制御し
て、室温以上の温度に感光材料に塗り付ける処理液の温
度を可変とし、かつ各種条件により温度を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、高速処理能力に
優れ、常に安定した処理性能を得ることが可能な感光材
料用自動現像機に関する。
【0002】
【従来の技術】感光材料を露光し、この露光済の感光材
料に処理液を塗り付けて処理する感光材料用自動現像機
として、処理液タンクに感光材料を導き浸漬させて処理
するものがある。
【0003】近年、ミニラボ店の急激な増加によりミニ
ラボ店1箇所あたりの感材の処理量が少なくなり、処理
槽内の処理液の液更新率が低下している。このため、処
理液が劣化しやすく安定した処理性能を保てなくなりや
すい。また、機器洗浄等のメンテナンスや日常管理をし
なくてもよいミニラボの要望も近年高まっている。
【0004】このため、感光材料を処理する処理液を密
閉性の高い容器(例えばインクジェットヘッド)に収容
して、処理液を感材の乳剤面に気相を介して供給するこ
とが特開平6−324455号、特開平9−11406
8、特開平10−326004、特開平11−2377
24号公報明細書等により知られている。
【0005】このように処理液を塗り付ける方式は、常
に新しい処理液を供給して処理するため、処理液タンク
に感光材料を導き浸漬させての連続処理のような現像仕
上りの変動がない。また、処理液タンク内の処理液は経
時による劣化を受け、これによる現像仕上り変動がある
が、塗り付けでは、少量の新液供給システムとするため
に、この変動もなくなる。さらに、処理液を溜める処理
液タンクと、この処理液タンク内を感光材料を搬送する
ラックがないために、メンテナンス時にラックを取り出
す等の作業がなくなり、処理液がこぼれることもなく、
メンテナンスが容易になる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
処理液を塗り付ける従来の方式では、空中にある感光材
料に対して少量の現像液等の処理液を塗り付けるため、
各種条件等の影響を受けて処理温度が不安定になり易
く、結果として処理仕上がりが不安定になるという欠点
があった。
【0007】特に、高温迅速処理ではこの不安定さは増
大する。また、この対策として、感光材料、処理部装
置、処理液を常時、高温迅速処理のために、高温安定状
態を維持することを行うと、処理量の少ないユーザーで
は、処理液が高温環境による液劣化や感光材料の性能変
動が生じて、結果として安定した処理性能が得られない
という問題があった。
【0008】従って、この発明の目的は、常に安定した
処理性能を得ることが可能な感光材料用自動現像機を提
供することである。
【0009】また、別の目的は、処理性能安定化のため
に低コスト、小型の処理液の温度を任意に可変できる感
光材料用自動現像機を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明者らは
上記の問題点を解決するために様々な検討を行い、下記
の構成により達成できることを見出したのである。
【0011】請求項1に記載の発明は、『感光材料を露
光し、露光済の感光材料に処理液を処理液塗付部で塗り
付けて処理する感光材料用自動現像機において、相対的
に移動している感光材料に処理液を塗り付ける処理液塗
付手段と、この処理液塗付手段に処理液を供給する処理
液供給手段と、前記処理液塗付手段に供給される処理液
を加熱する処理液加熱手段と、処理液の温度を検出する
処理液温度検出手段とを備え、前記処理液温度検出手段
の検出温度結果によって前記処理液加熱手段を制御し
て、室温以上の温度に感光材料に塗り付ける処理液の温
度を可変とし、かつ各種条件により温度を制御すること
を特徴とする感光材料用自動現像機。』である。
【0012】請求項1に記載の発明によれば、従来は、
処理を安定させるために、常に一定の温度となるように
していたが、塗り付けでは少量塗り付ける処理液を一定
温度としても、処理性能はばらついてしまうが、室温以
上の温度に感光材料に塗り付ける処理液の温度を可変と
し、かつ各種条件により温度を制御することで、一定の
処理性能にすることができる。
【0013】請求項2に記載の発明は、『処理液塗付部
に供給する感光材料の温度、室温、処理液塗付部の環境
温度、感光材料に接触する部材の温度の少なくとも1つ
の温度を検出可能または予測可能な温度検出手段を設
け、この温度結果より感光材料に塗り付ける処理液の温
度を制御することを特徴とする請求項1に記載の感光材
料用自動現像機。』である。
【0014】請求項2に記載の発明によれば、塗り付け
処理では、塗り付け処理液量が少ないため、塗り付ける
直前の感光材料の温度、環境温度、環境湿度、塗り付け
後、次工程に至る間に接触する部材の温度、環境の空気
流れ等によって実質的に塗り付けられた処理液が付着し
た感光材料は温度が変動して行き、その総合が処理性能
となって現れるが、塗り付け後の状態の平均温度を一定
とすることで、処理性能を一定に保つことができる。
【0015】請求項3に記載の発明は、『処理液塗付手
段が設けられている感光材料の搬送部を含む処理液塗付
工程と、塗り付けられた感光材料が少なくとも次工程に
至る工程を疑似密閉として、工程を加熱する工程加熱熱
手段と工程の温度を検出する工程温度検出手段を設け、
工程内を所定温度に制御可能とすることを特徴とする請
求項1または請求項2に記載の感光材料用自動現像
機。』である。
【0016】請求項3に記載の発明によれば、処理液塗
付工程と、塗り付けられた感光材料が少なくとも次工程
に至る工程を疑似密閉とすることで、風の影響等を無視
でき、しかも工程内を所定温度に制御可能とすること
で、一定の処理性能を得ることができる。
【0017】請求項4に記載の発明は、『前記工程の空
間内への感光材料の出入り口は、ニップローラ対で構成
されることを特徴とする請求項3に記載の感光材料用自
動現像機。』である。
【0018】請求項4に記載の発明によれば、工程の空
間内への感光材料の出入り口を、ニップローラ対で構成
することで、簡単な構造で疑似密閉とすることができ
る。
【0019】請求項5に記載の発明は、『一定時間、処
理待ち時間があった場合には、処理液塗付手段より処理
液を一定量廃棄した後の処理液を感光材料に塗り付ける
ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項
に記載の感光材料用自動現像機。』である。
【0020】請求項5に記載の発明によれば、一定時
間、処理待ち時間があった場合には、液供給温度が不安
定、先端部の処理液が空気酸化、蒸発濃縮していること
もあるが、処理液塗付手段より処理液を一定量廃棄した
後の処理液を感光材料に塗り付けることで、より安定し
た処理性能となる。
【0021】請求項6に記載の発明は、『前記各種条件
が、感光材料の種類、サイズ、直前処理の有無であるこ
とを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に
記載の感光材料用自動現像機。』である。
【0022】請求項6に記載の発明によれば、熱損失に
相関のある各種条件により、もとの塗り付ける処理液温
度を制御することで、実質的平均温度を一定とすること
ができ、より処理性能が安定する。
【0023】請求項7に記載の発明は、『感光材料を露
光し、露光済の感光材料に処理液を塗り付けて処理する
感光材料用自動現像機において、相対的に移動している
感光材料に処理液を塗り付ける処理液塗付手段と、この
処理液塗付手段に処理液を供給する処理液供給手段を備
え、処理液塗付手段が設けられている感光材料の搬送部
を含む処理液塗付工程と、塗り付けられた感光材料が少
なくとも次工程に至る工程を疑似密閉とし、この密閉空
間内または空間を覆う部材に加熱手段と温度検出手段を
設け、前記処理液塗付手段に至る処理液は、前記加熱手
段からの熱で加熱されて感光材料に塗り付けられる構造
とし、温度検出結果により加熱手段を制御して前記密閉
空間内または空間を覆う部材または処理液の温度を調節
することを特徴とする感光材料用自動現像機。』であ
る。
【0024】請求項7に記載の発明によれば、処理液塗
付手段に至る処理液は、加熱手段からの熱で加熱されて
感光材料に塗り付けられる構造であり、温度検出結果に
より加熱手段を制御して密閉空間内または空間を覆う部
材または処理液の温度を調節することで、一定の処理性
能にすることができる。
【0025】請求項8に記載の発明は、『処理液塗付部
に供給する感光材料の温度を直接または間接的に検出す
る温度検出手段を設け、この感光材料の温度検出結果よ
り前記加熱手段を制御して前記密閉空間内または空間を
覆う部材または処理液の温度調節する設定温度を変更す
ることを特徴とする請求項7に記載の感光材料用自動現
像機。』である。
【0026】請求項8に記載の発明によれば、感光材料
の温度検出結果より加熱手段を制御して密閉空間内また
は空間を覆う部材または処理液の温度調節する設定温度
を変更することで、一定の処理性能にすることができ
る。
【0027】請求項9に記載の発明は、『感光材料を露
光し、露光済の感光材料に処理液を塗り付けて処理する
感光材料用自動現像機において、感光材料を搬送し、感
光材料を事前に加熱する感光材料加熱手段と、この加熱
手段に続いて感光材料に処理液を塗り付ける処理液塗付
手段と、この処理液塗付手段に処理液を供給する処理液
供給手段と、前記処理液塗付手段に供給される処理液を
加熱する処理液加熱手段を備え、前記感光材料加熱手段
の加熱温度及び/または処理液加熱手段の加熱温度を各
種条件により変更する加熱温度変更手段を設け、各種条
件により前記感光材料加熱手段の温度及び/または処理
液加熱手段の温度を調節することを特徴とする感光材料
用自動現像機。』である。
【0028】請求項9に記載の発明によれば、各種条件
により感光材料加熱手段の温度及び/または処理液加熱
手段の温度を調節することで、一定の処理性能にするこ
とができる。
【0029】請求項10に記載の発明は、『処理液塗付
部に供給する感光材料の温度、室温、処理液塗付部の環
境温度、感光材料に接触する部材の温度の少なくとも1
つの温度を検出可能または予測可能な温度検出手段を設
け、この温度結果より感光材料に塗り付ける処理液の温
度を制御することを特徴とする請求項9に記載の感光材
料用自動現像機。』である。
【0030】請求項10に記載の発明によれば、塗り付
け処理では、塗り付け処理液量が少ないため、塗り付け
る直前の感光材料の温度、環境温度、環境湿度、塗り付
け後、次工程に至る間に接触する部材の温度、環境の空
気流れ等によって実質的に塗り付けられた処理液が付着
した感光材料は温度が変動して行き、その総合が処理性
能となって現れるが、塗り付け後の状態の平均温度を一
定とすることで、処理性能を一定に保つことができる。
【0031】請求項11に記載の発明は、『前記各種条
件が、感光材料の種類、サイズ、直前処理の有無である
ことを特徴とする請求項9に記載の感光材料用自動現像
機。』である。
【0032】請求項11に記載の発明によれば、熱損失
に相関のある各種条件により、もとの塗り付ける処理液
温度を制御することで、実質的平均温度を一定とするこ
とができ、より処理性能が安定する。
【0033】請求項12に記載の発明は、『感光材料を
露光し、露光済の感光材料に処理液を塗り付けて処理す
る感光材料用自動現像機において、相対的に移動してい
る感光材料に処理液を塗り付ける処理液塗付手段と、こ
の処理液塗付手段に処理液を供給する処理液供給手段
と、前記処理液塗付手段に供給される処理液を加熱する
処理液加熱手段と、処理液の温度を検出する処理液温度
検出手段とを備え、前記処理液加熱手段は、直径5mm
以内の金属パイプ内に処理液を通過させ、前記金属パイ
プ外側より加熱する構造であることを特徴とする感光材
料用自動現像機。』である。
【0034】請求項12に記載の発明によれば、処理液
加熱手段が、直径5mm以内の金属パイプ内に処理液を
通過させ、金属パイプ外側より加熱する構造であり、処
理液の温度を短時間に上下に変更し易い。
【0035】請求項13に記載の発明は、『温度検出素
子を内蔵した棒状のヒータに対して前記金属パイプを外
側に巻き付けたことを特徴とする請求項12に記載の感
光材料用自動現像機。』である。
【0036】請求項13に記載の発明によれば、簡単な
構造で、処理液の温度を短時間に上下に変更し易い。
【0037】請求項14に記載の発明は、『処理液の加
熱容器を設け、この加熱容器内の処理液に金属パイプを
コイル状にして浸漬通過させることを特徴とする請求項
13に記載の感光材料用自動現像機。』である。
【0038】請求項14に記載の発明によれば、簡単な
構造で、処理液の温度を短時間に上下に変更し易い。
【0039】請求項15に記載の発明は、『前記処理液
は、搬送ローラを洗浄するための洗浄水であり、洗浄水
供給経路に温調手段を有する洗浄水の加熱容器を設けた
ことを特徴とする請求項13に記載の感光材料用自動現
像機。』である。
【0040】請求項15に記載の発明によれば、洗浄水
供給経路の洗浄水の温度調節を、簡単な構造で行なうこ
とができる。
【0041】請求項16に記載の発明は、『感光材料を
露光し、露光済の感光材料に処理液を塗り付けて処理す
る感光材料用自動現像機において、相対的に移動してい
る感光材料に処理液を塗り付ける処理液塗付手段と、こ
の処理液塗付手段に処理液を供給する処理液供給手段
と、前記処理液塗付手段に供給される処理液を加熱する
処理液加熱手段と、処理液の温度を検出する処理液温度
検出手段とを備え、前記処理液加熱手段は面状の流路を
設け、この流路に対して面状ヒータを接して設け、前記
流路中または流路の近傍に処理液温度検出手段を設け、
この温度検出結果により面状ヒータを制御することを特
徴とする感光材料用自動現像機。』である。
【0042】請求項16に記載の発明によれば、処理液
加熱手段は面状の流路に対して面状ヒータを接して設
け、流路中または流路の近傍の温度検出結果により面状
ヒータを制御することで、処理液の温度を短時間に上下
に変更し易い。
【0043】請求項17に記載の発明は、『前記面状の
流路の厚さは、0.3〜5mmの範囲であることを特徴
とする請求項16に記載の感光材料用自動現像機。』で
ある。
【0044】請求項17に記載の発明によれば、簡単な
構造で、処理液の温度を短時間に上下に変更し易い。
【0045】請求項18に記載の発明は、『前記面状の
液流路内は、仕切材で仕切られて、蛇行して流れる構造
であることを特徴とする請求項16または請求項17に
記載の感光材料用自動現像機。』である。
【0046】請求項18に記載の発明によれば、簡単な
構造で、処理液の温度を短時間に上下に変更し易い。
【0047】請求項19に記載の発明は、『前記面状ヒ
ータが、プリントエッチングヒータであることを特徴と
する請求項16乃至請求項18のいずれか1項に記載の
感光材料用自動現像機。』である。
【0048】請求項19に記載の発明によれば、写真エ
ッチング技術により製作するものであり、フレキシブル
性があり、貼り付けが容易である。また、発熱部の曲げ
(ジグザグ状)等を自由に変えられ、均一加熱ができ
る。しかも、ヒータ自身の熱容量が非常に小さく、温度
変更時の応答性が早くて好ましい。
【0049】請求項20に記載の発明は、『感光材料を
露光し、露光済の感光材料に処理液を塗り付けて処理す
る感光材料用自動現像機において、相対的に移動してい
る感光材料に処理液を塗り付ける処理液塗付手段と、こ
の処理液塗付手段に処理液を供給する処理液供給手段
と、前記処理液塗付手段に供給される処理液を加熱する
処理液加熱手段と、処理液の温度を検出する処理液温度
検出手段とを備え、処理液加熱手段に使用するヒータの
伝熱容量は1〜20ワット/mlの範囲である感光材料
用自動現像機。』である。
【0050】請求項20に記載の発明によれば、処理液
加熱手段に使用するヒータの伝熱容量は1〜20ワット
/mlの範囲であり、処理液の温度を短時間に上下に変
更し易い。
【0051】請求項21に記載の発明は、『ヒータ容量
が処理液吐出液量(mL/min)の1〜20倍の範囲
のワット数のヒータを使用することを特徴とする請求項
20に記載の感光材料用自動現像機。』である。
【0052】請求項21に記載の発明によれば、ヒータ
容量が所定のワット数のヒータを使用することで、処理
液の温度を短時間に上下に変更し易い。
【0053】請求項22に記載の発明は、『処理液の処
理液加熱手段に接触する面積が0.2〜4ワット/cm
2であることを特徴とする請求項20または請求項21
に記載の感光材料用自動現像機。』である。
【0054】請求項22に記載の発明によれば、処理液
の処理液加熱手段に接触する面積を確保することで、均
一加熱ができ、熱容量が非常に小さく、温度変更時の応
答性が早く処理液の温度を短時間に上下に変更し易い。
【0055】請求項23に記載の発明は、『感光材料を
露光し、露光済の感光材料に処理液を塗り付けて処理す
る感光材料用自動現像機において、相対的に移動してい
る感光材料に処理液を塗り付ける処理液塗付手段と、こ
の処理液塗付手段に処理液を供給する処理液供給手段
と、前記処理液塗付手段に供給される処理液を加熱する
処理液加熱手段と、処理液の温度を検出する処理液温度
検出手段とを備え、処理液加熱手段の保有処理液量が5
0mL以下とし、この処理液加熱手段の出口から処理液
塗付手段の処理液出口に至る部分の保有液量を10mL
以下とすることを特徴とすることを特徴とする感光材料
用自動現像機。』である。
【0056】請求項23に記載の発明によれば、処理液
の温度を短時間に上下に変更し易い。
【0057】請求項24に記載の発明は、『前記処理液
加熱手段は、直径5mm以内の金属パイプ内に処理液を
通過させ、前記金属パイプ外側より加熱する構造である
ことを特徴とする請求項23に記載の感光材料用自動現
像機。』である。
【0058】請求項24に記載の発明によれば、処理液
加熱手段が、直径5mm以内の金属パイプ内に処理液を
通過させ、金属パイプ外側より加熱する構造であり、処
理液の温度を短時間に上下に変更し易い。
【0059】請求項25に記載の発明は、『温度検出素
子を内蔵した棒状のヒータに対して前記金属パイプを外
側に巻き付けたことを特徴とする請求項24に記載の感
光材料用自動現像機。』である。
【0060】請求項25に記載の発明によれば、簡単な
構造で、処理液の温度を短時間に上下に変更し易い。
【0061】請求項26に記載の発明は、『処理液の加
熱容器を設け、この加熱容器内の処理液に前記金属パイ
プをコイル状にして浸漬通過させることを特徴とする請
求項25に記載の感光材料用自動現像機。』である。
【0062】請求項26に記載の発明によれば、簡単な
構造で、処理液の温度を短時間に上下に変更し易い。
【0063】請求項27に記載の発明は、『前記処理液
は、搬送ローラを洗浄するための洗浄水であり、洗浄水
供給経路に温調手段を有する洗浄水の加熱容器を設けた
ことを特徴とする請求項25に記載の感光材料用自動現
像機。』である。
【0064】請求項27に記載の発明によれば、簡単な
構造で、処理液の温度を短時間に上下に変更し易い。
【0065】請求項28に記載の発明は、『前記処理液
加熱手段は面状の流路を設け、この流路に対して面状ヒ
ータを接して設け、前記流路中または流路の近傍に処理
液温度検出手段を設け、この温度検出結果により面状ヒ
ータを制御することを特徴とする請求項23に記載の感
光材料用自動現像機。』である。
【0066】請求項28に記載の発明によれば、処理液
加熱手段は面状の流路に対して面状ヒータを接して設
け、流路中または流路の近傍の温度検出結果により面状
ヒータを制御することで、処理液の温度を短時間に上下
に変更し易い。
【0067】請求項29に記載の発明は、『前記面状ヒ
ータの流路の厚さは、0.3〜5mmの範囲であること
を特徴とする請求項28に記載の感光材料用自動現像
機。』である。
【0068】請求項29に記載の発明によれば、簡単な
構造で、処理液の温度を短時間に上下に変更し易い。
【0069】請求項30に記載の発明は、『前記面状ヒ
ータの液流路内は、仕切材で仕切られて、蛇行して流れ
る構造であることを特徴とする請求項28または請求項
29に記載の感光材料用自動現像機。』である。
【0070】請求項30に記載の発明によれば、簡単な
構造で、処理液の温度を短時間に上下に変更し易い。
【0071】請求項31に記載の発明は、『前記面状ヒ
ータが、プリントエッチングヒータであることを特徴と
する請求項28乃至請求項30のいずれか1項に記載の
感光材料用自動現像機。』である。
【0072】請求項31に記載の発明によれば、簡単な
構造で、処理液の温度を短時間に上下に変更し易い。
【0073】以下、この発明について詳しく説明する。 (処理液ストックタンク、圧送手段、処理液供給手段)
この感光材料用自動現像機は、処理液を貯留する処理液
ストックタンクと、処理液ストックタンクの処理液を略
一定の圧力で圧送する圧送手段と、処理液を処理液塗付
手段に供給する処理液供給手段とを備えている。
【0074】圧送手段は、例えば給送ポンプで構成さ
れ、また処理液供給手段は、圧送手段から処理液塗付手
段に至る経路の少なくとも一部をフレキシブル配管で構
成される。処理液塗付手段に至る経路の少なくとも一部
をフレキシブル配管は、処理液塗付手段の移動によっ
て、フレキシブル配管部分の曲げが変動するように構成
されている。処理液供給手段には、処理液を加熱して所
定の温度にする処理液加熱手段が備えられている。 (処理液塗付手段、移動手段)この発明の感光材料用自
動現像機は、感光材料を露光後、露光済の感光材料に処
理液を塗り付けて処理し、感光材料の小面積に処理液を
塗り付ける処理液塗付手段が設けられている。
【0075】この処理液塗付手段を移動手段により規定
の移動路を循環または往復移動させることで、1秒間に
複数ライン以上を感光材料にライン状に処理液を塗り付
け、感光材料は塗り付けラインに対して相対的に略直交
する方向に移動させる構造である。
【0076】処理液塗付手段は、感光材料に処理液を塗
り付けるものであり、感光材料の表面に小面積で薄層と
なるように処理液を供給する方式であり、略一定の液圧
力を受けて一定液量を通過させる液量絞り部を有する。
【0077】処理液を供給する方式として、塗り付け媒
体の刷毛、筆、フェルト、ローラ、ボール等の表面や内
部を液流路として処理液が流れ、塗り付け媒体が感光材
料に接して塗り付ける方式、あるいは感光材料から離し
て噴射ノズルを設け、空中より処理液を吹き付けて塗り
付ける方式を用いることができる。
【0078】噴射ノズルは、本数は特に限定されない
が、処理液を1〜3本のラインとして噴射するものが好
ましいが、4本以上でもよい。また、1本でスプレー状
に噴射するものでもよい。
【0079】噴射ノズルの口径は、直径50〜500ミ
クロンの範囲が好ましく、直径50ミクロンより小さい
と塗りむらが生じ、また500ミクロンより大きいと同
様に塗りむらが生じる。噴射ノズルの噴射液圧は5〜3
00Kpaが好ましく、噴射液圧が低いと迅速な塗り付
けができず、高いと処理液が飛散する等の問題があり、
5〜300Kpaが1秒間のライン数と合わせて、より
安定した仕上りが可能である。
【0080】感光材料と噴射ノズルの距離は、30mm
以下に設定されることが、塗り付けが安定して好まし
い。
【0081】処理液の供給量は、感光材料1平方メート
ル当たり20〜500mlの範囲内であることが好まし
く、処理液の供給量が少ないと、塗りむらが生じ、多い
と流れむらが生じ、より好ましくは感光材料1平方メー
トル当たり50〜300mlである。
【0082】移動手段は、処理液塗付手段を規定の移動
路に沿って移動させ、この移動は循環または往復であ
り、1秒間に複数ライン以上を感光材料にライン状に処
理液を塗り付ける。1秒間に複数ライン以上を感光材料
にライン状に処理液を塗り付けることで、高速で均一に
処理液を塗り付けることができ、常に処理ムラのない、
安定した塗り付け処理が可能であり、好ましくは1秒間
に6〜50ラインであり、より好ましくは10〜20ラ
インである。
【0083】感光材料は、塗り付けラインに対して相対
的に略直交する方向に移動させる構造であり、感光材料
を一定速度で搬送させ、または感光材料を処理液のライ
ン塗布幅より短かい長さで1〜3ライン毎に断続移動さ
せる。搬送方向に略直交した方向に処理液塗付手段が循
環または往復移動することでライン塗布することができ
る。
【0084】塗り付けラインは、直線が構造が簡単で、
操作性、塗り付け性がよくて好ましく、距離が10〜2
00mmの範囲が感光材料の幅によって決定される。
【0085】また、この発明の他の実施の形態の感光材
料用自動現像機は、感光材料に処理液を塗り付ける処理
液塗付手段を複数本設け、複数の処理液塗付手段を循環
または往復移動することで、処理液は感光材料上に1本
のライン状に沿ってライン状に塗り付けられ、少なくと
も感光材料上で隣り合う2本の処理液塗付手段からの処
理液は、感光材料上で一部が重なり合い、感光材料はラ
イン状方向に対して相対的に略直交する方向に移動させ
るように構成される。
【0086】複数の処理液塗付手段から感光材料に塗り
付けられる処理液は、感光材料上に1本のライン上に間
隔を設けて塗り付ける構造であり、塗り付けラインの塗
り付け間隔が少なくとも0.3秒以下であることが噴射
する処理液が感光材料上で重なり好ましい。
【0087】また、循環または往復移動が、1秒間に
1.5回以上であり、移動は多数回が好ましく、1秒間
に3回〜25回の範囲であることで迅速な塗り付けがで
き、処理液が飛散することがなくより安定した仕上りが
可能である。
【0088】また、少なくとも感光材料上で隣り合う処
理液塗付手段からの処理液は、感光材料上での距離が1
0〜100mmが好ましい。また、処理液塗付手段を循
環または往復移動することで、感光材料上にライン状に
塗り付ける処理液ライン長さは、感光材料上での距離1
0〜100mmの1から3倍の範囲となるようにするこ
とが好ましい。処理液ライン長さが短いと感光材料上で
一部が重なり合うことがなく均一に処理液を塗り付ける
ことができず、また処理液ライン長さが長いと中央と周
辺で塗り付け液量の差が大きくなり、中央のみ塗り付け
に使用すると、捨てる液量が多くなり、感光材料上にラ
イン状に塗り付ける処理液ライン長さが、感光材料上で
の距離の1から3倍の範囲であると、高速で均一に処理
液を塗り付けることができ、常に処理ムラのない、安定
した塗り付け処理が可能である。
【0089】処理液塗付手段は、感光材料に処理液を塗
り付けるものであり、感光材料の表面に小面積で薄層と
なるように処理液を供給する方式である。処理液を供給
する方式として、塗り付け媒体の刷毛、筆、フェルト、
ローラ、ボール等の表面や内部を液流路として処理液が
流れ、塗り付け媒体が感光材料に接して塗り付ける方
式、あるいは感光材料から離して噴射ノズルを設け、空
中より処理液を吹き付けて塗り付ける方式を用いること
ができる。
【0090】噴射ノズルは、本数は特に限定されない
が、処理液を1〜3本のラインとして噴射するものが好
ましいが、4本以上でもよい。また、1本でスプレー状
に噴射するものでもよい。
【0091】噴射ノズルの口径は、直径50〜500ミ
クロンの範囲が好ましく、直径50ミクロンより小さい
と塗りむらが生じ、また500ミクロンより大きいと同
様に塗りむらが生じる。噴射ノズルの噴射液圧は5〜3
00Kpaが好ましく、噴射液圧が低いと迅速な塗り付
けができず、高いと処理液が飛散する等の問題があり、
5〜300Kpaが1秒間のライン数と合わせて、より
安定した仕上りが可能である。
【0092】感光材料と噴射ノズルの距離は、30mm
以下に設定されることが、塗り付けが安定して好まし
い。
【0093】複数の噴射ノズルは、10〜100mmの
一定間隔で線上に設置され、各噴射ノズルからの処理液
は感光材料に略垂直に噴射して塗り付ける。処理液は分
岐して各噴射ノズルに供給される構造であり、複数の噴
射ノズルは全体が固定され、複数噴射ノズル全体が間隔
10〜100mmの1〜3倍の距離を往復移動すること
が好ましい。
【0094】感光材料は、塗り付けラインに対して相対
的に略直交する方向に移動させる構造は、感光材料を一
定速度で搬送させ、又は感光材料を処理液のライン塗布
幅より短い長さで1〜3ライン毎に断続移動させる方式
であり、搬送方向に略直交した方向に処理液塗付手段が
循環または往復移動することでライン塗布する。 (加熱手段)この発明の感光材料用自動現像機には、感
光材料を加熱する感光材料加熱手段及び/又は塗り付け
る処理液を加熱する処理液加熱手段を備える。感光材料
加熱手段及び処理液加熱手段としては、熱ドラム、熱べ
ルト、ドライヤー、赤外線、高周波の電磁波などを用い
る方法が挙げられる。感光材料は処理液が供給される
前、された後など、いつ加熱されても良いが、処理の迅
速性の観点から、処理液が供給される前に加熱されるこ
とが好ましい。加熱された感材の温度は35℃以上が好
ましく、さらに処理の迅速性の観点などから40℃以上
であることがより好ましい。また、感光材料の耐熱性な
どから100℃以下であることが好ましく、さらに80
℃以下であることがより好ましい。処理される感光材料
の乳剤面への悪影響を防止するために、感光材料は乳剤
面とは逆の面から加熱されることが好ましい。 (処理工程)この発明の感光材料用自動現像機は、感光
材料を処理液で処理する処理工程であればどの工程で用
いられてもよいが、定着、安定工程など不要物を感光材
料から除去する処理工程で用いるよりも、現像工程、発
色現像工程、標白工程など色素生成や酸化反応を起こす
処理工程に用いられることが好ましい。これらの処理工
程の中でも、現像工程、発色現像工程がより好ましく、
さらに現像主薬の酸化によりタールが発生することなど
保存性の観点から、発色現像工程が特に好ましい。 (処理液)この発明で用いられる処理液とは、通常の処
理液だけでなく、それ単独では処理反応を完了できない
液も含み、感光材料の処理に寄与しうる成分を含有する
溶液の全てを指し、単なる水も含む。ここで言う感光材
料の処理に寄与しうる成分とは、例えば、発色現像主
薬、アルカリ剤はもちろんのこと、界面活性剤など処理
反応にあまり寄与しない成分も含む。
【0095】この発明の感光材料用自動現像機は、処理
工程の処理液に必要な成分の全てを含む液を1度に供給
しても良いし、必要な成分を複数の液に含有させて、別
々に感光材料に供給しても良いし、また、複数の液を別
々に供給する場合には、全ての液の供給が完了する時間
はできる限り短い方が処理の迅速性の点で好ましく、例
えば、5秒以内、さらには1秒以内であることが好まし
い。
【0096】この発明の処理液の表面張力は、25〜5
0dyne/cmが好ましい。より好ましくは30〜4
5dyne/cmである。この表面張力に調整するに
は、下記の界面活性剤を処理液に加えるのが好ましい。
【0097】複数の処理液を感光材料に供給する場合に
は、複数の処理液供給手段を設け、第1処理液供給手段
から感光材料に処理液を供給し、その後、第2処理液供
給手段から処理液を供給してもよい。 (発色現像処理)この発明の感光材料用自動現像機は現
像処理工程、特に発色現像処理工程に適用されることが
好ましいが、この発明での発色現像液とは、その液単独
で発色現像反応を完了させる能力がない液のことも含
む。例えば、発色現像主薬と保恒剤のみの液、アルカリ
剤のみの液、界面活性剤のみの液、単なる水なども含
む。
【0098】その液単独で発色現像反応を完了する能力
を特つ処理液を感光材料の乳剤面に供給してもよいが、
発色現像処理反応に必要な成分を別々の複数の処理液に
含有させ、別々に供給して、感光材料の乳剤面上で混合
して発色現像処理を行ってもかまわない。複数の処理液
に必要な成分を含有させ、別々に供給する発色現像処理
の方が成分の高濃度化が可能になり、迅速処理の観点か
ら好ましい。
【0099】発色現像処理工程の処理時間は2秒以上、
特に4秒以上が発色現像処理反応を安定的に完了させる
上で好ましく、また、30秒以下、さらに20秒以下、
特に15秒以下であることが、発色現像液の劣化、発色
現像液の乾燥などの観点から好ましい。
【0100】ここで言う発色現像処理工程の処理時間と
は、感光材料が乳剤面に発色現像液を最初に供給されて
から次の工程(例えば、漂白工程、漂白定着工程)の処
理液を供給または次の工程の処理液に浸漬されるまでの
時間のことを指す。 (感光材料)この発明の感光材料用自動現像機で処理さ
れる感光材料の例として、ヨウ臭化銀または臭化銀を含
有するハロゲン化銀カラー写真感光材料や、ハロゲン化
銀モノクロ写真感光材料などが挙げられるが、より好ま
しい例として、塩化銀乳剤を含有するハロゲン化銀カラ
ー写真感光材料や、ハロゲン化銀モノクロ写真感光材料
が挙げられる。さらに、90%モル以上が塩化銀からな
るハロゲン化銀乳剤を含有する乳剤層を少なくとも1層
持つことが好ましい。さらに好ましくは95〜100モ
ル%、最も好ましくは98〜100モル%が塩化銀から
なるハロゲン化銀乳剤であることが処理進行性の観点か
ら好ましい。
【0101】
【発明の実施の形態】以下、この発明の感光材料用自動
現像機の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
これら実施の形態はこの発明の具体的な例を示すもので
あり、この発明の用語の意義を限定するものではない。
また、断定的な記述もあるが、これらも実施の形態とし
て好ましい例を示すものであり、この発明や用語の意義
を限定するものではない。
【0102】図1は感光材料用自動現像機の概略構成を
示す図である。感光材料用自動現像機1には、感光材料
装填部2、裁断部3、露光部4、現像処理部5、漂白処
理部6、定着処理部7、安定処理部8、乾燥部9及び回
収部10が配置されている。
【0103】露光部4、現像処理部5、漂白処理部6、
定着処理部7、安定処理部8、乾燥部9及び回収部10
が水平方向に配置され、この下側に固形処理剤を溶解し
て処理液を作成する溶解ユニット15と、処理廃液を固
形化する廃液固形化ユニット16が配置されている。
【0104】感光材料装填部2には、溶解ユニット15
及び廃液固形化ユニット16の下側に配置され、感光材
料Pを収納したペーパーマガジン11が2個装填されて
いる。このペーパーマガジン11から送出される感光材
料Pは、裁断部3でカッター12により所定長さにカッ
トされる。
【0105】この感光材料Pは露光部4に送られ、この
露光部4では露光により感光材料Pに潜像が形成され
る。露光部4には、測光ユニット13と露光ヘッド14
が配置され、感光材料Pを露光する。
【0106】現像処理部5、漂白処理部6、定着処理部
7及び安定処理部8には、処理液供給手段20、処理液
塗付手段21及び移動手段22が備えられ、現像処理部
5では、現像処理液を感光材料Pに塗り付けて現像処理
し、さらに漂白処理部6で漂白処理液を感光材料Pに塗
り付けて漂白処理する。さらに、この感光材料Pを定着
処理部7、安定処理部8へ送り、定着処理液、安定処理
液の塗り付けが行なわれ、このようにして処理液により
処理された感光材料Pは乾燥部9で乾燥して排出され
る。
【0107】この現像処理部5、漂白処理部6、定着処
理部7及び安定処理部8には、感光材料を加熱する加熱
手段30が備えられ、塗り付けた処理液による反応を促
進し、高温迅速処理が可能であり、しかも高速で均一に
処理液を塗り付けることができ、常に処理ムラのない、
安定した塗り付け処理が可能である。
【0108】図2は感光材料用自動現像機の他の実施の
形態の概略構成を示す図である。感光材料用自動現像機
1には、感光材料装填部2、裁断部3、露光部4、現像
処理部5、定着処理部7、安定処理部8及び乾燥部9が
配置されている。
【0109】現像処理部5、定着処理部7、安定処理部
8が下側に水平に配置され、上側に感光材料装填部2が
配置され、両側に裁断部3と乾燥部9が配置され、装置
がコンパクトな構造になっている。
【0110】感光材料装填部2には、感光材料Pを収納
したペーパーマガジン11が装填されている。このペー
パーマガジン11から送出される感光材料Pは、裁断部
3でカッター12により所定長さにカットされる。
【0111】この感光材料Pは露光部4に送られ、この
露光部4では露光により感光材料Pに潜像が形成され
る。現像処理部5、定着処理部7及び安定処理部8に
は、処理液供給手段20、処理液塗付手段21及び移動
手段22が備えられ、現像処理部5では、現像処理液を
感光材料Pに塗り付けて現像処理し、この感光材料Pを
定着処理部7、安定処理部8へ送り、定着処理液、安定
処理液の塗り付けが行なわれ、このようにして処理液に
より処理された感光材料Pは乾燥部9で乾燥して排出さ
れる。
【0112】この現像処理部5、定着処理部7及び安定
処理部8には、感光材料を加熱する感光材料加熱手段3
0が備えられ、塗り付けた処理液による反応を促進し、
高温迅速処理が可能であり、しかも高速で均一に処理液
を塗り付けることができ、常に処理ムラのない、安定し
た塗り付け処理が可能である。
【0113】次に、図1及び図2に備えられる処理液供
給手段20、処理液塗付手段21及び移動手段22を詳
細に説明する。
【0114】感光材料用自動現像機1には、図3に示す
ように、感光材料に処理液を塗り付ける処理液塗付手段
21と、この処理液塗付手段21に処理液を供給する処
理液供給手段20と、処理液塗付手段21を規定の移動
路に沿って移動させる移動手段22とが備えられてい
る。
【0115】感光材料用自動現像機1に備えられる溶解
ユニット15は、処理液を貯留する処理液ストックタン
ク150を有している。処理液ストックタンク150に
は圧送手段23を構成する供給ポンプ230が接続さ
れ、処理液ストックタンク150の処理液を略一定の圧
力で圧送する。
【0116】処理液供給手段20は、供給ポンプ230
からの処理液が自動開閉弁24を介して処理液塗付手段
21に至る。自動開閉弁24は処理液塗付手段21近傍
に設置され、自動開閉弁24を閉じた時に処理液塗り付
けの停止、また自動開閉弁24を開いた時に処理液塗り
付けの開始の応答性が向上し、常に処理ムラのない、安
定した塗り付け処理が可能である。
【0117】処理液供給手段20は、供給ポンプ230
から自動開閉弁24に至る経路の少なくとも一部をフレ
キシブル配管231として、自動開閉弁24と処理液塗
付手段21の移動によって、フレキシブル配管部分の曲
げが変動するように構成されている。この自動開閉弁2
4と処理液塗付手段21の移動によって、フレキシブル
配管部分の曲げが変動することで、処理液塗付手段21
の移動が円滑であり、常に処理ムラのない、安定した塗
り付け処理が可能である。
【0118】また、処理液供給手段20には処理液加熱
手段31が配置され、この処理液加熱手段31はフレキ
シブル配管231に配置されたヒータ310で構成され
ている。ヒータ310は、処理液塗付手段21へ供給す
る処理液を所定の温度に加熱し、これにより処理性能を
向上させることができる。
【0119】自動開閉弁24は、感光材料に処理液を塗
付ける時間中は、自動開閉弁24を1秒間に複数回開閉
させる制御を行い、処理液の塗付け量をコントロールで
き処理ムラのない、安定した塗り付け処理が可能であ
る。
【0120】この感光材料用自動現像機1は、相対的に
移動している感光材料Pに処理液を塗り付ける処理液塗
付手段21と、この処理液塗付手段21に処理液を供給
する処理液供給手段20と、処理液塗付手段21に供給
される処理液を加熱する処理液加熱手段31と、処理液
の温度を検出する処理液温度検出手段32とを備えてい
る。
【0121】処理液塗付手段21は、感光材料に処理液
を塗り付けるものであり、略一定の液圧力を受けて一定
液量を通過させる液量絞り部を有する。処理液塗付手段
21は、感光材料と非接触の噴射ノズル210であり、
液量絞り部は噴射ノズル210の先端部であり、感光材
料に対して処理液を空中より噴射して塗り付けるように
構成している。
【0122】この実施の形態の処理液塗付手段21は、
感光材料Pの表面に小面積で薄層となるように処理液を
供給する方式である。処理液を供給する方式として、図
4に示すように、感光材料Pから離して噴射ノズル21
0を設け、空中より処理液を吹き付けて塗り付ける方式
が用いられているが、塗り付け媒体として刷毛、筆、フ
ェルト、ローラ、ボール等の表面や内部を液流路として
処理液が流れ、塗り付け媒体が感光材料に接して塗り付
ける方式を用いることもできる。
【0123】噴射ノズル210は、図5(a)〜(d)
に示すように、本数は特に限定されないが、処理液を1
〜3本のラインとして噴射するものが好ましいが、4本
以上でもよい。また、図5(e)に示すように、1本で
スプレー状に噴射するものでもよい。
【0124】また、図6に示すように、噴射ノズル21
0の口径Dは、直径50〜500ミクロンの範囲が好ま
しく、直径50ミクロンより小さいと塗りむらが生じ、
また500ミクロンより大きいと同様に塗りむらが生じ
る。噴射ノズル210の噴射液圧は5〜300Kpaが
好ましく、噴射液圧が低いと迅速な塗り付けができず、
高いと処理液が飛散する等の問題があり、5〜300K
paが1秒間のライン数と合わせて、より安定仕上りが
可能である。
【0125】また、図7に示すように、感光材料Pと噴
射ノズル210の距離Lは、30mm以下に設定される
ことが、塗り付けが安定して好ましい。
【0126】噴射ノズル210による塗り付けラインR
は、図8に示すように、直線で距離が10〜200mm
の範囲であり、感光材料Pの幅によって決定される。塗
り付けラインRは、直線が構造が簡単で、操作性、塗り
付け性がよくて好ましい。
【0127】処理液の供給量は、図9に示すように、感
光材料1平方メートルE当たり20〜500mlの範囲
内であることが好ましく、処理液の供給量が少ないと、
塗りむらが生じ、多いと流れむらが生じ、より好ましく
は感光材料1平方メートルE当たり50〜300mlで
ある。
【0128】移動手段22は、処理液塗付手段21を規
定の移動路に沿って移動させるものであり、図3に示す
ように、駆動モータ220、駆動ピニオン221及び移
動部材222から構成されている。駆動ピニオン221
は、移動部材222のラック222aと噛み合い、駆動
モータ220により駆動ピニオン221を正逆回転さ
せ、これによりラック222aを介して移動部材222
が往復動する。この移動部材222には、処理液塗付手
段21の噴射ノズル210が取り付けられている。
【0129】移動手段22により処理液塗付手段21を
規定の移動路に沿って移動させ、この実施の形態では、
往復させているが循環させてもよく、1秒間に3ライン
以上を感光材料Pにライン状に処理液を塗り付ける。1
秒間に3ライン以上を感光材料にライン状に処理液を塗
り付けることで、高速で均一に処理液を塗り付けること
ができ、常に処理ムラのない、安定した塗り付け処理が
可能であり、好ましくは1秒間に6〜50ラインであ
り、より好ましくは10〜20ラインである。
【0130】感光材料Pは、図12に示すように、塗り
付けラインRに対して相対的に略直交する方向に移動さ
せる構造であり、感光材料Pを一定速度で搬送させ、ま
たは感光材料Pを処理液のライン塗布幅より短い長さで
1〜3ライン毎に断続移動させる。
【0131】また、この発明の他の実施の形態の感光材
料用自動現像機1は、図11に示すように、処理液供給
手段20及び移動手段22は、前記した実施の形態と同
様に構成されるが、感光材料に処理液を塗り付ける処理
液塗付手段21を複数本設け、複数の処理液塗付手段2
1を循環または往復移動することで、処理液は感光材料
上に1本のライン状に沿ってライン状に塗り付けられ、
少なくとも感光材料上で隣り合う2本の処理液塗付手段
21からの処理液は、感光材料P上で一部が重なり合
い、感光材料Pはライン状方向に対して相対的に略直交
する方向に移動させるように構成される。
【0132】複数の処理液塗付手段21から感光材料に
塗り付けられる処理液は、感光材料P上に1本のライン
上に間隔を設けて塗り付ける構造であり、塗り付けライ
ンの塗り付け間隔が少なくとも0.3秒以下が噴射する
処理液が感光材料上で重なり好ましい。
【0133】また、循環または往復移動が、1秒間に
1.5回以上であり、移動は多数回が好ましく、1秒間
に3回〜25回の範囲であることで迅速な塗り付けがで
き、処理液が飛散することがなくより安定した仕上りが
可能である。
【0134】また、少なくとも感光材料上で隣り合う処
理液塗付手段21からの処理液は、感光材料P上での距
離W1が10〜100mmが好ましい。また、処理液塗
付手段21を循環または往復移動することで、感光材料
P上にライン状に塗り付ける処理液ライン長さW2は、
感光材料P上での距離10〜100mmの1から3倍の
範囲となるようにすることが好ましい。処理液ライン長
さW2が短いと感光材料P上で一部が重なり合うことが
なく均一に処理液を塗り付けることができず、また処理
液ライン長さW2が長いと中央と周辺で塗り付け液量が
差が大きくなり、中央のみ塗り付けに使用すると、捨て
る液量が多くなり、感光材料P上にライン状に塗り付け
る処理液ライン長さW2が、感光材料P上での距離の1
から3倍の範囲であると、高速で均一に処理液を塗り付
けることができ、常に処理ムラのない、安定した塗り付
け処理が可能である。
【0135】処理液温度検出手段32により検出された
温度情報は、図3に示すように、制御手段33に送られ
る。制御手段33では、処理液温度検出手段32の検出
温度結果によって処理液加熱手段31を制御して、室温
以上の温度に感光材料に塗り付ける処理液の温度を可変
とし、かつ各種条件により温度を制御する。
【0136】各種条件は、感光材料の種類、サイズ、直
前処理の有無である。感光材料の種類は、ベース、乳剤
層の厚等によって異なり、カラーペーパーでは、薄手、
厚手ペーパー、白色ペットペーパー等がある。また、感
光材料の種類は、乳剤層の面質によって、グロッシー、
マット、シルク、細目等がある。
【0137】直前処理の有無としては、感光材料を一定
時間処理しない状態からの1枚目、2枚目や5分以内の
短時間処理後の処理、連続処理中等である。
【0138】このように、熱損失に相関のある各種条件
により、もとの塗り付ける処理液温度を制御すること
で、実質的平均温度を一定とすることができ、より処理
性能が安定する。
【0139】処理液温度検出手段32は、温度センサで
構成され、処理液ストックタンク150に貯留された処
理液の温度を直接検出するようにしているが、処理液塗
付手段21に至るまでの間で、処理液の温度を直接ある
いは間接に検出するように構成する。
【0140】従来は、処理を安定させるために、常に一
定の温度となるようにしていたが、塗り付けでは少量塗
り付ける処理液を一定温度としても、処理性能はばらつ
いてしまうが、室温以上の温度に感光材料に塗り付ける
処理液の温度を可変とし、かつ各種条件により温度を制
御することで、一定の処理性能にすることができる。
【0141】また、この感光材料用自動現像機1では、
図12に示すように、温度検出手段35が、処理液塗付
部に供給する感光材料Pの温度、室温、処理液塗付部の
環境温度、感光材料に接触する部材の温度の少なくとも
1つの温度を検出可能または予測可能に配置されてい
る。この温度検出手段35の検出温度情報を、図3に示
すように、制御手段33に送る。制御手段33では、温
度検出手段35からの温度結果より処理液加熱手段31
を制御し、感光材料Pに塗り付ける処理液の温度を制御
する。
【0142】塗り付け処理では、塗り付け処理液量が少
ないため、塗り付ける直前の感光材料Pの温度、環境温
度、環境湿度、塗り付け後、次工程に至る間に接触する
部材の温度、環境の空気流れ等によって実質的に塗り付
けられた処理液が付着した感光材料Pは温度が変動して
行き、その総合が処理性能となって現れるが、熱の各部
への妨げを予め実験計算等で求め、その熱損失(加熱も
条件によっては生じる)に相関のある各種条件により、
もとの塗り付ける処理液温度を上下させて実質的平均温
度を一定とすることで、処理性能を一定に保つことがで
きる。
【0143】また、図1及び図12に示すように、現像
処理部5、漂白処理部6、定着処理部7、安定処理部8
の間に隔壁40,41,42を設けて区画し、処理液塗
付手段21が設けられている感光材料の搬送部を含む処
理液塗付工程と、塗り付けられた感光材料Pが少なくと
も次工程に至る工程を疑似密閉として、工程を加熱する
工程加熱手段43a〜43dと、工程の温度を検出する
工程温度検出手段44a〜44dを設けている。この工
程温度検出手段44a〜44dにより工程の温度を検出
し、この検知温度情報を制御手段33に送り、制御手段
33では検知温度に基づき工程加熱手段43a〜43d
を制御し、工程内を所定温度することができる。
【0144】このように処理液塗付工程と、塗り付けら
れた感光材料が少なくとも次工程に至る工程を疑似密閉
とすることで、風の影響等を無視でき、しかも工程内を
所定温度に制御可能とすることで、一定の処理性能を得
ることができる。
【0145】工程の空間内への感光材料Pの出入り口
は、図1及び図12に示すように、ニップローラ対80
で構成され、簡単な構造で疑似密閉とすることができ
る。
【0146】また、一定時間、処理待ち時間があった場
合には、処理液塗付手段21より処理液を一定量廃棄し
た後の処理液を感光材料に塗り付ける。
【0147】このように、一定時間、処理待ち時間があ
った場合には、液供給温度が不安定、先端部の処理液が
空気酸化、蒸発濃縮していることもあるが、処理液塗付
手段21より処理液を一定量廃棄した後の処理液を感光
材料に塗り付けることで、より安定な処理性能となる。
【0148】また、感光材料用自動現像機1は、図13
に示すように構成することができる。この実施の形態の
感光材料用自動現像機1は、相対的に移動している感光
材料Pに処理液を塗り付ける処理液塗付手段21と、こ
の処理液塗付手段21に処理液を供給する処理液供給手
段20を備え、処理液塗付手段21が設けられている感
光材料の搬送部を含む処理液塗付工程と、塗り付けられ
た感光材料が少なくとも次工程に至る工程を、処理部の
カバー50とこのカバー内に設けた隔壁40〜42、ニ
ップローラ対80等により疑似密閉とし、この密閉空間
内または空間を覆う部材に加熱手段51と温度検出手段
52を設けている。
【0149】処理液塗付手段21に至る処理液は、加熱
手段51からの熱で加熱されて感光材料に塗り付けられ
る構造とし、温度検出手段52により検出された温度情
報は、制御手段53に送られる。制御手段53では、温
度検出結果により加熱手段51を制御して密閉空間内ま
たは空間を覆う部材または処理液の温度を調節する。
【0150】処理液塗付手段21は、図1乃至図12の
実施の形態で説明したように構成され、処理液ストック
タンク150から処理液塗付手段21に至る処理液は、
加熱手段51からの熱で加熱されて感光材料Pに塗り付
けられる構造であり、温度検出結果により加熱手段51
を制御して密閉空間内または空間を覆う部材または処理
液の温度を調節することで、一定の処理性能にすること
ができる。
【0151】また、図13に示すように、処理液塗付部
に供給する感光材料Pの温度を直接または間接的に検出
する温度検出手段54を設け、この温度検出手段54か
らの検出温度情報を制御手段53に送る。制御手段53
では、感光材料の温度検出結果より加熱手段51を制御
して密閉空間内または空間を覆う部材または処理液の温
度調節する設定温度を変更し、一定の処理性能にするこ
とができる。
【0152】また、感光材料Pの温度として、感光材料
Pのストック部に温度検出手段54を設けて温度測定す
るようにしてもよい。
【0153】また、感光材料用自動現像機1は、図14
に示すように構成することができる。この実施の形態の
感光材料用自動現像機1は、図3の実施の形態と同様に
構成されるものは、同じ符号を付して説明を省略する。
【0154】この実施の形態の感光材料用自動現像機1
では、感光材料Pを搬送し、感光材料を事前に加熱する
感光材料加熱手段30と、この感光材料加熱手段30に
続いて感光材料に処理液を塗り付ける処理液塗付手段2
1と、この処理液塗付手段21に処理液を供給する処理
液供給手段20と、処理液塗付手段21に供給される処
理液を加熱する処理液加熱手段31を備えている。
【0155】また、加熱温度変更手段60により制御手
段33は、感光材料加熱手段30を制御して感光材料の
加熱温度及び処理液加熱手段31を制御して処理液の加
熱温度を各種条件により変更するようになっている。
【0156】このように、各種条件により感光材料加熱
手段31の温度及び処理液加熱手段30の温度を調節す
ることで、一定の処理性能にすることができる。
【0157】各種条件が、感光材料の種類、サイズ、直
前処理の有無であり、熱損失に相関のある各種条件によ
り、もとの塗り付ける処理液温度を制御することで、実
質的平均温度を一定とすることができ、より処理性能が
安定する。
【0158】また、感光材料用自動現像機1では、図1
乃至図13の実施の形態で説明したように、処理液塗付
部に供給する感光材料の温度、室温、処理液塗付部の環
境温度、感光材料に接触する部材の温度の少なくとも1
つの温度を検出可能または予測可能な温度検出手段を設
け、この温度結果より感光材料に塗り付ける処理液の温
度を制御することで、処理性能を一定に保つことができ
る。
【0159】また、感光材料用自動現像機1は、図15
に示すように構成することができる。この実施の形態の
感光材料用自動現像機1は、図3の実施の形態と同様に
構成されるものは、同じ符号を付して説明を省略する。
【0160】この実施の形態の感光材料用自動現像機1
では、相対的に移動している感光材料に処理液を塗り付
ける処理液塗付手段21と、この処理液塗付手段21に
処理液を供給する処理液供給手段20と、処理液塗付手
段21に供給される処理液を加熱する処理液加熱手段3
1と、処理液の温度を検出する処理液温度検出手段32
とを備えている。
【0161】処理液加熱手段31は、直径5mm以内の
金属パイプ330内に処理液を通過させ、金属パイプ外
側よりヒータ331により加熱する構造であり、処理液
の温度を短時間に上下に変更し易い。
【0162】また、処理液加熱手段31は、図16に示
すように、温度検出素子を内蔵した棒状のヒータ332
に対して金属パイプ333を外側に巻き付けて構成する
ことができる。処理液温度検出手段32は、棒状のヒー
タ332に内蔵された温度検出素子で構成されるが、棒
状のヒータ332の近傍、あるいは金属パイプ333の
近傍に配置してもよく、簡単な構造で、処理液の温度を
短時間に上下に変更し易い。
【0163】また、処理液加熱手段31は、図17に示
すように、処理液の加熱容器340を設け、この加熱容
器340内の処理液に金属パイプ341をコイル状にし
て浸漬して処理液を通過させ、金属パイプ341内に配
置したヒータ342で処理液を加熱するように構成して
いる。処理液温度検出手段32は、加熱容器340内に
配置され、簡単な構造で、処理液の温度を短時間に上下
に変更し易い。
【0164】加熱容器340内の処理液は、搬送ローラ
である図1及び図12に示すように、ニップローラ対8
0を洗浄するための洗浄水であり、加熱容器340に入
口340aと出口340bを設けることで、洗浄水供給
経路に配置される温調手段を構成することができる。洗
浄水供給経路の洗浄水の温度調節を、簡単な構造で行な
うことができる。
【0165】また、処理液加熱手段31は、図18及び
図19に示すように構成することができる。図18は処
理液加熱手段の平面図、図19は図18のXIX-XIX線に
沿う断面図である。この実施の形態の処理液加熱手段3
1は、一対の支持板350の間に液管351をU字状に
配管して面状の流路を設け、この液管351のU字状の
部分の間にヒータ352を配置し、流路に対してヒータ
352を対向して設けている。処理液温度検出手段32
は、支持板350の外面に設けており、温度検出結果に
よりヒータ352を制御するすることで、処理液の温度
を短時間に上下に変更し易い。
【0166】また、処理液加熱手段31は、図20及び
図21に示すように構成することができる。図20は処
理液加熱手段の斜視図、図21は処理液加熱手段の側面
図である。この実施の形態の処理液加熱手段31は、面
状の流路360を設け、この流路360に対して面状ヒ
ータ361を接して設け、流路360中または流路36
0の近傍に処理液温度検出手段32を設けている。この
処理液温度検出手段32による温度検出結果により面状
ヒータ361を制御することで、処理液の温度を短時間
に上下に変更し易い。
【0167】面状の流路360の厚さは、0.3〜5m
mの範囲であり、この範囲に規定することで、簡単な構
造で、面状ヒータ361の加熱で処理液の温度を短時間
に上下に変更し易い。
【0168】面状の液流路360内は、図22に示すよ
うに、仕切材362で仕切ることができ、入口360a
から流入する処理液は、仕切材362により蛇行して流
れ、出口360bから出る構造であり、蛇行して流れる
ことで、簡単な構造で、処理液の温度を短時間に上下に
変更し易い。
【0169】また、面状ヒータ361は、図23に示す
ように構成することができる。面状ヒータ361は、プ
リントエッチングヒータであり、写真エッチング技術に
より製作するものであり、フレキシブル性があり、貼り
付けが容易である。また、発熱部の曲げ(ジグザグ状)
等を自由に変えられ、均一加熱ができる。しかも、ヒー
タ自身の熱容量が非常に小さく、温度変更時の応答性が
早くて好ましい。
【0170】また、この実施の形態の処理液加熱手段3
1に使用するヒータの伝熱容量は、1〜20ワット/m
lの範囲であり、処理液の温度を短時間に上下に変更し
易い。ヒータ容量が処理液吐出液量(mL/min)の
1〜20倍の範囲のワット数のヒータを使用する。
【0171】また、図24に示すように、棒状ヒータ3
70の周りに液管371を巻付けて処理液を流すように
しており、例えば棒状ヒータ370が100Wである
と、処理液流量は5〜100ml/minの範囲が、処
理液の温度を迅速に変更できる。
【0172】また、液の流れる配管内液容量は、5〜1
00mlの範囲が好ましく、配管内側面積が25〜50
0cm2の範囲である。
【0173】また、処理液の棒状ヒータ370に接触す
る面積が0.2〜4ワット/cm2であり、均一加熱が
でき、熱容量が非常に小さく、温度変更時の応答性が早
く処理液の温度を短時間に上下に変更し易い。
【0174】また、感光材料用自動現像機1は、図25
に示すように構成することができる。この実施の形態の
感光材料用自動現像機1は、図3の実施の形態と同様に
構成されるものは、同じ符号を付して説明を省略する。
【0175】この実施の形態の感光材料用自動現像機1
では、処理液加熱手段31の保有処理液量が50mL以
下とし、この処理液加熱手段31の出口から処理液塗付
手段21の処理液出口に至る部分の保有液量を10mL
以下とすることで、処理液の温度を短時間に上下に変更
し易い。処理液加熱手段31には、図16乃至図24に
示す構成のものが使用できる。
【0176】
【発明の効果】前記したように、請求項1乃至請求項3
1に記載の発明では、常に安定した処理性能を得ること
が可能であり、また処理性能安定化のために低コスト、
小型の処理液の温度を任意に可変できる感光材料用自動
現像機を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】感光材料用自動現像機の概略構成を示す図であ
る。
【図2】感光材料用自動現像機の他の実施の形態の概略
構成を示す図である。
【図3】処理液の塗り付け部の構成を示す図である。
【図4】処理液塗付手段の構成を示す図である。
【図5】処理液塗付手段の構成を示す図である。
【図6】処理液塗付手段の構成を示す図である。
【図7】処理液塗付手段の構成を示す図である。
【図8】処理液塗付手段の構成を示す図である。
【図9】処理液塗付手段の構成を示す図である。
【図10】処理液塗付手段の構成を示す図である。
【図11】処理液塗付手段の他の実施の構成を示す図で
ある。
【図12】感光材料用自動現像機の他の実施の形態の概
略構成を示す図である。
【図13】感光材料用自動現像機の他の実施の形態の概
略構成を示す図である。
【図14】処理液の塗り付け部の他の実施の形態の構成
を示す図である。
【図15】処理液の塗り付け部の他の実施の形態の構成
を示す図である。
【図16】処理液加熱手段の実施の形態の構成を示す図
である。
【図17】処理液加熱手段の実施の形態の構成を示す図
である。
【図18】処理液加熱手段の平面図である。
【図19】図18のXIX-XIX線に沿う断面図である。
【図20】処理液加熱手段の斜視図である。
【図21】処理液加熱手段の側面図である。
【図22】処理液加熱手段の実施の形態の構成を示す図
である。
【図23】処理液加熱手段の実施の形態の構成を示す図
である。
【図24】処理液加熱手段の実施の形態の構成を示す図
である。
【図25】処理液の塗り付け部の他の実施の形態の構成
を示す図である。
【符号の説明】
1 感光材料用自動現像機 2 感光材料装填部 3 裁断部 4 露光部 5 現像処理部 6 漂白処理部 7 定着処理部 8 安定処理部 20 処理液供給手段 21 処理液塗付手段 22 移動手段 23 圧送手段 31 処理液加熱手段 32 処理液温度検出手段 P 感光材料
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 弘明 東京都日野市さくら町1番地 コニカ株式 会社内 Fターム(参考) 2H098 AA02 CA02 DA02 EA02 FA05 FA10 FA11

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】感光材料を露光し、露光済の感光材料に処
    理液を処理液塗付部で塗り付けて処理する感光材料用自
    動現像機において、 相対的に移動している感光材料に処理液を塗り付ける処
    理液塗付手段と、この処理液塗付手段に処理液を供給す
    る処理液供給手段と、前記処理液塗付手段に供給される
    処理液を加熱する処理液加熱手段と、処理液の温度を検
    出する処理液温度検出手段とを備え、 前記処理液温度検出手段の検出温度結果によって前記処
    理液加熱手段を制御して、室温以上の温度に感光材料に
    塗り付ける処理液の温度を可変とし、かつ各種条件によ
    り温度を制御することを特徴とする感光材料用自動現像
    機。
  2. 【請求項2】処理液塗付部に供給する感光材料の温度、
    室温、処理液塗付部の環境温度、感光材料に接触する部
    材の温度の少なくとも1つの温度を検出可能または予測
    可能な温度検出手段を設け、この温度結果より感光材料
    に塗り付ける処理液の温度を制御することを特徴とする
    請求項1に記載の感光材料用自動現像機。
  3. 【請求項3】処理液塗付手段が設けられている感光材料
    の搬送部を含む処理液塗付工程と、塗り付けられた感光
    材料が少なくとも次工程に至る工程を疑似密閉として、
    工程を加熱する工程加熱熱手段と工程の温度を検出する
    工程温度検出手段を設け、工程内を所定温度に制御可能
    とすることを特徴とする請求項1または請求項2に記載
    の感光材料用自動現像機。
  4. 【請求項4】前記工程の空間内への感光材料の出入り口
    は、ニップローラ対で構成されることを特徴とする請求
    項3に記載の感光材料用自動現像機。
  5. 【請求項5】一定時間、処理待ち時間があった場合に
    は、処理液塗付手段より処理液を一定量廃棄した後の処
    理液を感光材料に塗り付けることを特徴とする請求項1
    乃至請求項4のいずれか1項に記載の感光材料用自動現
    像機。
  6. 【請求項6】前記各種条件が、感光材料の種類、サイ
    ズ、直前処理の有無であることを特徴とする請求項1乃
    至請求項5のいずれか1項に記載の感光材料用自動現像
    機。
  7. 【請求項7】感光材料を露光し、露光済の感光材料に処
    理液を塗り付けて処理する感光材料用自動現像機におい
    て、 相対的に移動している感光材料に処理液を塗り付ける処
    理液塗付手段と、この処理液塗付手段に処理液を供給す
    る処理液供給手段を備え、 処理液塗付手段が設けられている感光材料の搬送部を含
    む処理液塗付工程と、塗り付けられた感光材料が少なく
    とも次工程に至る工程を疑似密閉とし、 この密閉空間内または空間を覆う部材に加熱手段と温度
    検出手段を設け、 前記処理液塗付手段に至る処理液は、前記加熱手段から
    の熱で加熱されて感光材料に塗り付けられる構造とし、 温度検出結果により加熱手段を制御して前記密閉空間内
    または空間を覆う部材または処理液の温度を調節するこ
    とを特徴とする感光材料用自動現像機。
  8. 【請求項8】処理液塗付部に供給する感光材料の温度を
    直接または間接的に検出する温度検出手段を設け、この
    感光材料の温度検出結果より前記加熱手段を制御して前
    記密閉空間内または空間を覆う部材または処理液の温度
    調節する設定温度を変更することを特徴とする請求項7
    に記載の感光材料用自動現像機。
  9. 【請求項9】感光材料を露光し、露光済の感光材料に処
    理液を塗り付けて処理する感光材料用自動現像機におい
    て、 感光材料を搬送し、感光材料を事前に加熱する感光材料
    加熱手段と、この感光材料加熱手段に続いて感光材料に
    処理液を塗り付ける処理液塗付手段と、この処理液塗付
    手段に処理液を供給する処理液供給手段と、前記処理液
    塗付手段に供給される処理液を加熱する処理液加熱手段
    を備え、 前記感光材料加熱手段の加熱温度及び/または処理液加
    熱手段の加熱温度を各種条件により変更する加熱温度変
    更手段を設け、 各種条件により前記感光材料加熱手段の温度及び/また
    は処理液加熱手段の温度を調節することを特徴とする感
    光材料用自動現像機。
  10. 【請求項10】処理液塗付部に供給する感光材料の温
    度、室温、処理液塗付部の環境温度、感光材料に接触す
    る部材の温度の少なくとも1つの温度を検出可能または
    予測可能な温度検出手段を設け、この温度結果より感光
    材料に塗り付ける処理液の温度を制御することを特徴と
    する請求項9に記載の感光材料用自動現像機。
  11. 【請求項11】前記各種条件が、感光材料の種類、サイ
    ズ、直前処理の有無であることを特徴とする請求項9に
    記載の感光材料用自動現像機。
  12. 【請求項12】感光材料を露光し、露光済の感光材料に
    処理液を塗り付けて処理する感光材料用自動現像機にお
    いて、 相対的に移動している感光材料に処理液を塗り付ける処
    理液塗付手段と、この処理液塗付手段に処理液を供給す
    る処理液供給手段と、前記処理液塗付手段に供給される
    処理液を加熱する処理液加熱手段と、処理液の温度を検
    出する処理液温度検出手段とを備え、 前記処理液加熱手段は、直径5mm以内の金属パイプ内
    に処理液を通過させ、前記金属パイプ外側より加熱する
    構造であることを特徴とする感光材料用自動現像機。
  13. 【請求項13】温度検出素子を内蔵した棒状のヒータに
    対して前記金属パイプを外側に巻き付けたことを特徴と
    する請求項12に記載の感光材料用自動現像機。
  14. 【請求項14】処理液の加熱容器を設け、この加熱容器
    内の処理液に前記金属パイプをコイル状にして浸漬通過
    させることを特徴とする請求項13に記載の感光材料用
    自動現像機。
  15. 【請求項15】前記処理液は、搬送ローラを洗浄するた
    めの洗浄水であり、洗浄水供給経路に温調手段を有する
    洗浄水の加熱容器を設けたことを特徴とする請求項13
    に記載の感光材料用自動現像機。
  16. 【請求項16】感光材料を露光し、露光済の感光材料に
    処理液を塗り付けて処理する感光材料用自動現像機にお
    いて、 相対的に移動している感光材料に処理液を塗り付ける処
    理液塗付手段と、この処理液塗付手段に処理液を供給す
    る処理液供給手段と、前記処理液塗付手段に供給される
    処理液を加熱する処理液加熱手段と、処理液の温度を検
    出する処理液温度検出手段とを備え、 前記処理液加熱手段は面状の流路を設け、この流路に対
    して面状ヒータを接して設け、前記流路中または流路の
    近傍に処理液温度検出手段を設け、この温度検出結果に
    より面状ヒータを制御することを特徴とする感光材料用
    自動現像機。
  17. 【請求項17】前記面状の流路の厚さは、0.3〜5m
    mの範囲であることを特徴とする請求項16に記載の感
    光材料用自動現像機。
  18. 【請求項18】前記面状の液流路内は、仕切材で仕切ら
    れて、蛇行して流れる構造であることを特徴とする請求
    項16または請求項17に記載の感光材料用自動現像
    機。
  19. 【請求項19】前記面状ヒータが、プリントエッチング
    ヒータであることを特徴とする請求項16乃至請求項1
    8のいずれか1項に記載の感光材料用自動現像機。
  20. 【請求項20】感光材料を露光し、露光済の感光材料に
    処理液を塗り付けて処理する感光材料用自動現像機にお
    いて、 相対的に移動している感光材料に処理液を塗り付ける処
    理液塗付手段と、この処理液塗付手段に処理液を供給す
    る処理液供給手段と、前記処理液塗付手段に供給される
    処理液を加熱する処理液加熱手段と、処理液の温度を検
    出する処理液温度検出手段とを備え、 処理液加熱手段に使用するヒータの伝熱容量は1〜20
    ワット/mlの範囲である感光材料用自動現像機。
  21. 【請求項21】ヒータ容量が処理液吐出液量(mL/m
    in)の1〜20倍の範囲のワット数のヒータを使用す
    ることを特徴とする請求項20に記載の感光材料用自動
    現像機。
  22. 【請求項22】処理液の処理液加熱手段に接触する面積
    が0.2〜4ワット/cm2であることを特徴とする請
    求項20または請求項21に記載の感光材料用自動現像
    機。
  23. 【請求項23】感光材料を露光し、露光済の感光材料に
    処理液を塗り付けて処理する感光材料用自動現像機にお
    いて、 相対的に移動している感光材料に処理液を塗り付ける処
    理液塗付手段と、この処理液塗付手段に処理液を供給す
    る処理液供給手段と、前記処理液塗付手段に供給される
    処理液を加熱する処理液加熱手段と、処理液の温度を検
    出する処理液温度検出手段とを備え、 処理液加熱手段の保有処理液量が50mL以下とし、こ
    の処理液加熱手段の出口から処理液塗付手段の処理液出
    口に至る部分の保有液量を10mL以下とすることを特
    徴とすることを特徴とする感光材料用自動現像機。
  24. 【請求項24】前記処理液加熱手段は、直径5mm以内
    の金属パイプ内に処理液を通過させ、前記金属パイプ外
    側より加熱する構造であることを特徴とする請求項23
    に記載の感光材料用自動現像機。
  25. 【請求項25】温度検出素子を内蔵した棒状のヒータに
    対して前記金属パイプを外側に巻き付けたことを特徴と
    する請求項24に記載の感光材料用自動現像機。
  26. 【請求項26】処理液の加熱容器を設け、この加熱容器
    内の処理液に前記金属パイプをコイル状にして浸漬通過
    させることを特徴とする請求項25に記載の感光材料用
    自動現像機。
  27. 【請求項27】前記処理液は、搬送ローラを洗浄するた
    めの洗浄水であり、洗浄水供給経路に温調手段を有する
    洗浄水の加熱容器を設けたことを特徴とする請求項25
    に記載の感光材料用自動現像機。
  28. 【請求項28】前記処理液加熱手段は面状の流路を設
    け、この流路に対して面状ヒータを接して設け、前記流
    路中または流路の近傍に処理液温度検出手段を設け、こ
    の温度検出結果により面状ヒータを制御することを特徴
    とする請求項23に記載の感光材料用自動現像機。
  29. 【請求項29】前記面状ヒータの流路の厚さは、0.3
    〜5mmの範囲であることを特徴とする請求項28に記
    載の感光材料用自動現像機。
  30. 【請求項30】前記面状ヒータの液流路内は、仕切材で
    仕切られて、蛇行して流れる構造であることを特徴とす
    る請求項28または請求項29に記載の感光材料用自動
    現像機。
  31. 【請求項31】前記面状ヒータが、プリントエッチング
    ヒータであることを特徴とする請求項28乃至請求項3
    0のいずれか1項に記載の感光材料用自動現像機。
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