JP2001272760A - ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像装置 - Google Patents

ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像装置

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JP2001272760A
JP2001272760A JP2000083326A JP2000083326A JP2001272760A JP 2001272760 A JP2001272760 A JP 2001272760A JP 2000083326 A JP2000083326 A JP 2000083326A JP 2000083326 A JP2000083326 A JP 2000083326A JP 2001272760 A JP2001272760 A JP 2001272760A
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halide photographic
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automatic developing
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JP2000083326A
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Hiroaki Kobayashi
弘明 小林
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハロゲン化銀写真感光材料用処理液を出射す
るにおいて、大きな射出量が安定して得られ、迅速適性
のあるハロゲン化銀写真感光材料用自動現像装置を提供
することを課題とする。 【解決手段】 噴射ヘッド174が、ノズル穴178a
と、マニホールド177とで構成され、マニホールド1
77の体積V(c m3)と、噴射速度SV(cm/s)の比(SV/V)が
少なくとも100以上に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感材材料を露光
後、前記感材材料に処理液を噴射して処理するハロゲン
化銀写真感光材料用自動現像装置に関し、さらに詳しく
は、高速処理性に優れ、連続射出安定性に優れ、ノズル
穴の目詰まりを防止し、ノズル穴周縁の汚れ等による射
出不良が発生しないハロゲン化銀写真感光材料用自動現
像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ミニラボ店の急激な増加により、
ミニラボ一台当たりの感光材料の処理量が少なくなり、
処理槽内の処理液の液更新率が低下している。
【0003】したがって、理液が劣化しやすく安定した
処理性能を保てなくなりやすい。また、機器洗浄等のメ
ンテナンスや日常管理をしなくてもよいミニラボの要望
も高まっている。
【0004】このため、ハロゲン化銀写真感光材料を処
理する処理液を密閉性の高い容器(例えば、インクジェ
ットヘッド)に収容して、処理液を感材の乳剤面に気相
を介して供給することが特開平6-324455号公報に開示さ
れている。
【0005】しかし、インクジェットヘッドは、一般に
微細な画像を形成する必要があるので、非常に小さい液
滴を噴霧するように構成され、供給される液の量がかな
り少なく設定されている。このため、従来のインクジェ
ットヘッドをそのまま使用したのでは、感材の乳剤面へ
供給する処理液が不足して、処理を行うために必要な処
理成分(例えば、発色現像試薬など)が絶対的に不足し、
処理工程での反応を完全に終了させることが困難とな
る。例えば、米国特許4901093号に記載されているイン
クジェットの噴射ノズル(ノズル板)の数を増して高速処
理能力のものであっても、ハロゲン化銀写真感光材料を
処理する処理液の場合は、供給液量が充分でない。
【0006】さらに安定した出射を維持するにはヘッド
部の洗浄等のメンテナンスが必要であったり、ノズル穴
の目詰まりが発生しやすいことがわかった。インクジェ
ットプリンタでは、ノズル穴の目詰まりを防止するため
に、流路にフィルタを設けたり、ノズル面の乾燥を防止
したり、あるいは、定期的にパージをかけている。
【0007】ノズル穴の通常の目詰まりの発生は、イン
クが非常に乾燥しやすく、乾燥により粘度アップのため
である。一方、ハロゲン化銀写真観光用材料の処理液の
場合は、乾燥による粘度のアップはさほど大きくない
が、成分の析出による目詰まりであることがわかった。
【0008】また、ハロゲン化銀写真感光用材料の処理
液は、感光材料に噴霧したときの反応性をアップするた
め、表面張力を低く設定している。このためノズル面が
インクジェットにより濡れやすい傾向であることがわか
ってきた。
【0009】特開平6-324455号公報に記載の技術は、主
としてレドックス増幅処理用の感材を処理するための技
術である。レドックス増幅処理用の感光材料は塗布され
た銀量が通常の感光材料に比べて圧倒的に少ないため
に、本発明が目的とする通常の感光材料の処理に適用し
ても不十分な効果しか得られず、実用に供しない。
【0010】特開平9-211832号公報に記載の技術は、熱
現像方式でのインクジェット方式の転用であり、本発明
のハロゲン化銀写真処理特有の連続出射安定性等の問題
を解決するには至っていない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】近年の処理の迅速化の
要望が高まり、ミニラボ店が急激に増加している。こう
いう状況のなかで、管理が簡潔で高速処理が可能でかつ
迅速な処理が望まれている。しかし、前述のインクジェ
ットヘッドは、もともと非常に小さな液滴を噴霧するた
めに構成されているので、反応に必要な処理液の供給が
充分ではない。
【0012】一方、長時間にわたり、複数ノズル穴のイ
ンクジェットヘッドを負荷の大きい使い方(全ノズル穴
から同時に出射する等)をすると、必要量を安定して供
給することが困難である。このため処理液の出射量を大
幅に増加させると共に安定した射出を行うことが必須の
技術となる。
【0013】また、連続して処理する処理速度がインク
ジェットの場合に比べ速いので、液中に気泡混入しやす
いことが新たにわかった。つまり、これによってチャン
バ内の圧力損失があり、出射不良が発生する。また、処
理液の場合発生した気泡が容易にチャンバ外へ出て行か
ないことが判明した。
【0014】特開平8-206569号公報には、スプレーバー
を用いて写真感光材料に処理液を付与する方法が開示さ
れているが。これによって処理液を大幅に増加させるこ
とが可能になるが、気泡の混入や不溶物の混入によるミ
ストの発生が問題になることがわかった。
【0015】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
ので、その第1の課題は、ハロゲン化銀写真感光材料用
処理液を出射するにおいて、大きな射出量が安定して得
られ、迅速適性のあるハロゲン化銀写真感光材料用自動
現像装置を提供することにある。
【0016】第2の課題は、目詰まり等による射出不良
や射出方向の曲がりがなく、現像ムラの発生がないハロ
ゲン化銀写真感光材料用自動現像装置を提供することに
ある。
【0017】第3の課題は、ミストの発生がなく、メン
テナンス性に優れたハロゲン化銀写真感光材料用自動現
像装置を提供することにある。第4の課題は、低排液量
の環境負荷の小さいハロゲン化銀写真感光材料用自動現
像装置を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本願発明者は、上記各問
題点を解決するために様々な検討を行い、下記の構成に
より達成できることを見出した。
【0019】(1) 感材材料を露光後、前記感材材料に処
理液を噴射して処理するハロゲン化銀写真感光材料用自
動現像装置において、感材材料を露光後、前記感材材料
に処理液を噴射して処理するハロゲン化銀写真感光材料
用自動現像装置において、前記処理液を加圧する加圧手
段と、該加圧手段で加圧された処理液を噴射する噴射ヘ
ッドと、前記加圧手段から前記噴射ヘッドへの前記処理
液の流路を開閉する制御弁とを有し、前記噴射ヘッド
が、ノズル穴と、マニホールドとで構成され、前記噴射
ヘッドが、ノズル穴と、マニホールドとで構成され、前
記マニホールドの体積V(cm3)と、噴射速度SV(cm/s)の比
(SV/V)が少なくとも100以上に設定されたことを特徴と
するハロゲン化銀写真感光材料用自動現像器。
【0020】前記処理液を加圧する加圧手段と、該加圧
手段で加圧された処理液を噴射する噴射ヘッドと、前記
加圧手段から前記噴射ヘッドへの前記処理液の流路を開
閉する制御弁とを有することにより、処理液を出射する
において、大きな射出量が安定して得られ、迅速適性の
あるハロゲン化銀写真感光材料用自動現像装置を実現で
き、また、低排液量の環境負荷の小さいハロゲン化銀写
真感光材料用自動現像装置を実現できる。前記噴射ヘッ
ドが、ノズルと、マニホールドとで構成され、前記マニ
ホールドの体積V(cm3)と、噴射速度SV(cm/s)の比(SV/V)
が少なくとも100以上に設定されたことにより、マニホ
ールド内の圧力損失を抑えると共に、良好な噴射がで
き、ノズル穴の目詰まり及びミストの発生がない。
【0021】(2) 前記噴射ヘッドのノズル穴の流れ抵抗
(hv値)が、前記制御弁の流れ抵抗より大きいことを特徴
とする(1)記載のハロゲン化銀写真感光材料用自動現像
装置。
【0022】前記噴射ヘッドのノズル穴の流れ抵抗(hv
値)が、前記制御弁の流れ抵抗より大きいことにより、
ノズル内に気泡が混入しにくく、流量を良好に検出でき
る。 (3) 前記噴射ヘッドのノズル穴の周縁をふき取るワイプ
機構を設けたことを特徴とする(1)または(2)のハロゲン
化銀写真感光材料用自動現像装置。
【0023】前記噴射ヘッドのノズルの周縁をふき取る
ワイプ機構を設けたことにより、目詰まり等による射出
不良や射出方向の曲がりがなく、現像ムラの発生がな
い。 (4) 噴射休止時に、前記噴射ヘッドのノズル穴を覆うキ
ャップ機構を設けたことを特徴とする(1)乃至(3)のいず
れかに記載のハロゲン化銀写真感光材料用自動現像装
置。
【0024】噴射休止時に、前記噴射ヘッドのノズル穴
を覆うキャップ機構を設けたことにより、ノズル穴が乾
燥し、ノズル穴の目詰まり等による射出不良や射出方向
の曲がりがなく、現像ムラの発生がない。
【0025】(5) 前記処理液への加圧が0.2〜2.0kgf/cm
2であることを特徴とする(1)乃至(4)のいずれかに記載
のハロゲン化銀写真感光材料用自動現像装置。処理液へ
の加圧が0.2〜2.0kgf/cm2であることにより、噴射の安
定性が向上する。即ち、加圧が低すぎると目詰まり等に
よる噴射不良が発生しやすく、高すぎるとミストが発生
しやすい。
【0026】(6) 前記マニホールドへの入り口付近に流
路の分岐を設けたことを特徴とする(1)乃至(5)のいずれ
かに記載のハロゲン化銀写真感光材料用自動現像装置。
前記マニホールドへの入り口付近に流路の分岐を設け、
この分岐から処理液以外の液体、例えば、水等を流すこ
とによりノズル穴のパージを行なうことができる。
【0027】(7) 前記制御弁の手前にフィルタを設ける
ことを特徴とする請求項(1)乃至(6)のいずれかに記載の
ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像装置。前記制御弁
の手前にフィルタを設けることにより、処理液中のノズ
ル穴を詰まらせるような夾雑物を捕集でき、目詰まり等
による射出不良や射出方向の曲がりがなく、現像ムラの
発生がない。
【0028】なお、本発明での処理液とは、ハロゲン化
写真感光材料用自動現像装置で用いられる通常の処理液
に限定するものではなく、それ単独では、処理反応を完
了できない液も含み、感光材料の処理に寄与しうる成分
を含有する溶液の全てを指し、単なる水も含む。
【0029】ここでいう、感光材料に寄与しうる成分と
は、例えば、発色現像主薬、アルカリ剤は勿論のこと、
界面活性剤など処理反応にあまり寄与しない成分も含
む。さらに、本発明のハロゲン化銀写真感光材料用自動
現像装置においては、処理工程の処理液に必要な成分の
すべてを含む液を一度に供給してもよいし、必要な成分
を複数の液に含有させて別々に感光材料に供給してもよ
い。
【0030】また、複数の液を別々に供給する場合に
は、全ての液の供給が完了する時間はできるだけ短いほ
うが処理の迅速性の点で好ましく、例えば、5秒以内、
更には、1秒以内であることが好ましい。
【0031】本発明のハロゲン化銀写真感光材料用自動
現像装置では、処理液の溶質濃度が0.2重量%以上であ
る。また、0.4重量%から20重量%が好ましく、特に好ま
しくは、1.0重量%〜10重量%である。
【0032】本発明のハロゲン化銀写真感光材料用自動
現像装置は、処理液供給手段からの処理液量が感光材料
1m2当たり10ml/m2〜100ml/m2であることが好ましく、更
には、15ml/m2〜50ml/m2であることが処理液供給後の感
材乳剤面の液だれ防止の面から好ましい。
【0033】複数の処理液を感光材料に供給する場合に
は、複数の処理液供給手段を設け、第1処理液供給手段~
感光材料に処理液を供給し、その後、第2処理液供給手
段から処理液を供給してもよい。
【0034】本発明のハロゲン化銀写真感光材料用自動
現像装置は、現像処理工程、特に発色現像処理工程に適
用されることが好ましいが、本発明の発色現像液とは、
その液単独で発色現像反応を完了させる能力がない液の
ことも含む。例えば、発色現像主薬と保恒剤のみの液、
アルカリ剤のみの液、界面活性剤のみの液、単なる水も
含む。
【0035】その単独液で、発色現像反応を完了する能
力を持つ処理液を感材の乳剤面に供給してもよいが、発
色現像反応に必要な成分を別々の複数の処理液に含有さ
せ、別々に供給してもよいが、感材の乳剤面上で混合し
て発色現像処理を行ってもかまわない。複数の処理液に
必要な成分を含有させ、別々に供給する発色現像処理の
ほうが成分の高濃度化が可能となり、迅速処理の観点よ
り好ましい。
【0036】発色現像処理工程の処理時間は5秒以上、
特に、8秒以上が発色現像処理反応を安定的に完了させ
る上で好ましく、また、180秒以下、更には、60秒以
下、特には20秒以下であることが、発色現像液の劣化、
発色現像液の乾燥などの観点から好ましい。
【0037】ここでいう発色現像処理工程の処理時間と
は、感材が乳剤面に発色現像液を最初に供給されてから
次の工程(例えば、漂白工程、漂白定着工程)の処理液を
供給または次の工程の処理液に浸漬されるまでの時間の
ことを指す。
【0038】本発明のハロゲン化銀写真感光材料用自動
現像装置で処理される感材の例としては、ヨウ臭化銀ま
たは臭化銀を含有するハロゲン化銀カラー写真感光材料
や、ハロゲン化銀モノクロ写真感光材料などが挙げられ
るが、より好ましい例として、塩化銀乳剤を含有するハ
ロゲン化銀カラー写真感光材料やハロゲン化銀モノクロ
写真感光材料が挙げられる。さらに90%モル以上が塩化
銀からなるハロゲン化銀乳剤を含有する乳剤層を少なく
とも一層持つことが好ましい。さらに好ましくは、95〜
100モル%、もっとも好ましくは98〜100モル%が塩化銀か
らなるハロゲン化銀乳剤であることが処理進行性の観点
から好ましい。
【0039】本発明のハロゲン化銀写真感光材料用自動
現像装置には、感光材料を加熱する手段を有することが
好ましい。加熱手段としては、熱ドラム、熱ベルト、ド
ライヤー、赤外線、高周波の電磁波などを方法が挙げら
れる。
【0040】感材は処理液が供給される前、された後な
ど、いつ加熱されてもよいが、処理の迅速性の観点か
ら、処理液が供給される前に加熱されることが望まし
い。加熱された感材の温度は35℃以上が好ましく、さら
に処理の迅速性の観点から40℃以上であることがより好
ましい。また、感材の耐熱性などから100℃以下である
ことが好ましく、さらに80℃以下であることがより好ま
しい。処理される感材の乳剤面への悪影響を防止するた
めに、感材は乳剤面とは逆の面から加熱されることが好
ましい。
【0041】本発明の噴射ヘッドは、感材を処理液で処
理する処理工程であれば、どの工程でも用いてもよい
が、定着、安定工程など不要物を感材から初居する処理
工程で用いるよりも、現像工程、発色現像工程、漂白工
程など色素生成や酸化反応を起こす処理工程に用いられ
ることが好ましい。これらの処理工程の中でも、現像工
程、発色現像工程がより好ましく、さらに、現像主薬の
酸化によりタールが発生することなど保存性の観点から
発色現像工程が特に好ましい。
【0042】
【発明の実施の形態】次に図面を用いて本発明の実施の
形態例を説明する。最初に、図3を用いて、本実施の形
態例のハロゲン化銀写真感光材料用自動現像装置の全体
構成を説明する。
【0043】図において、ハロゲン化銀写真感光材料用
自動現像装置100は、画像入力手段として、原稿画像
を光学的に読み取るスキャナー110,原稿フィルムを
光学的に読み取るスキャナー112,MOドライブ114,
デジタルカメラ入力端子(例えば、USBやIEEE1 394等)1
16を備えている。
【0044】また、入力された画像データを処理するた
めに、入力された画像を表示するCRT120を備えてい
る。ハロゲン化銀写真感光材料Pは、ロールの形態で給
紙部130に備えられ、給紙部130から繰り出された
ハロゲン化写真感光材料Pは、カッター部140で、所
定の長さにカットされ、露光部150へ搬送される。
【0045】ここで、露光により、ハロゲン化銀写真感
光材料Pには入力された画像に応じた潜像が形成され
る。露光が終了したハロゲン化銀写真感光材料Pは、現
像部160へ搬送される。
【0046】本実施の形態例の装置の現像部160は、
3つの処理工程を有している。即ち、発色現像工程(P1)
と、定着漂白工程(P2)と、安定工程(P3)である。各工程
P1,P2,P3は、実質的に密閉された構造体161,162,
163内に設けられている。
【0047】発色現像工程P1には、発色現像処理液をハ
ロゲン化銀写真感光材料Pへ噴霧する2つの噴霧手段1
71,171′が設けられている。定着漂白工程P2に
は、漂白処理液をハロゲン化銀写真感光材料Pへ噴霧す
る噴霧手段172と、定着処理液をハロゲン化銀写真感
光材料Pへ噴霧する噴霧手段172′とが設けられてい
る。
【0048】安定工程P3には、安定処理液をハロゲン化
銀写真感光材料Pへ噴霧する2つの噴霧手段173,17
3′が設けられている。現像部160で現像処理された
ハロゲン化銀写真感光材料Pは、乾燥部300で乾燥さ
れ、装置外へ排出される。
【0049】次に、図4を用いて図3の現像部160の
詳細な説明を行う。ハロゲン化銀写真感光材料Pは、搬
送ローラ対175によって、挟持搬送されるようになっ
ている。
【0050】発色現像工程P1が設けられる構造体161
内には、構造体161内を加熱する加熱手段として、構
造体161内の空気を加熱する遠赤外線ヒータ181
と、搬送ローラ対175で搬送されるハロゲン化銀写真
感光材料Pを加熱するパネルヒータ191が設けられて
いる。
【0051】そして、構造体161には、内部の空気を
縦貫させる循環手段としてファン201が設けられてい
る。更に、構造体161には、内部の温度を検出する温
度センサ211が設けられている。
【0052】定着漂白工程P2が設けられる構造体162
内には、構造体162内を加熱する加熱手段として、構
造体162内の空気を加熱する遠赤外線ヒータ182
と、搬送ローラ対175で搬送されるハロゲン化銀写真
感光材料Pを加熱するパネルヒータ192が設けられて
いる。
【0053】そして、構造体162には、内部の空気を
循環させる循環手段としてファン202が設けられてい
る。更に、構造体162には、内部の温度を検出する温
度センサ212が設けられている。
【0054】安定工程P3が設けられる構造体163内に
は、構造体163内を加熱する加熱手段として、構造体
163内の空気を加熱する遠赤外線ヒータ183と、搬
送ローラ対175で搬送されるハロゲン化銀写真感光材
料Pを加熱するパネルヒータ193が設けられている。
【0055】そして、構造体163には、内部の空気を
縦貫させる循環手段としてファン203が設けられてい
る。更に、構造体163には、内部の温度を検出する温
度センサ213が設けられている。
【0056】本実施の形態例では、このような実質的に
密閉された各構造体161,162,163内の湿度は、
70%以上となる。又、各ファン201,202,203の
循環風量を0.05〜5m3とした。
【0057】更に、図示しない制御手段が、各温度セン
サ211,212,213の出力を取り込んで、各構造体
161,162,163内の温度を35〜60℃になるよう
に、各構造体161,162,163内の遠赤外線ヒータ
181,182,183及びパネルヒータ191,192,
193を駆動するようになっている。
【0058】また、各工程P1,P2,P3での噴霧手段17
1′,172′,173′による現像処理剤の噴霧が終了
し、次工程へ搬送される途中には、搬送ローラ対175
が必ず設けられている。
【0059】即ち、噴霧手段171′に対しては搬送ロ
ーラ対175a、噴霧手段172′に対しては搬送ロー
ラ対175b、噴霧手段173′に対しては搬送ローラ
対175cである。
【0060】そして、ハロゲン化銀写真感光材料Pがこ
れら搬送ローラ対175a,175b,175cを通過す
ることにより、ハロゲン化銀写真感光材料P上の余剰現
像処理液(発色現像処理液,漂白処理液,定着処理液,安定
処理液)の掻き落としがなされる。
【0061】次に、図5、図1及び図2を用いて各工程
に設けられた噴霧手段の説明を行う。尚、各工程に設け
られた噴霧手段の構成は同一なので、発色現像工程P1の
噴霧手段171を用いて行ない、他の噴霧手段172,
173の説明は省略する。
【0062】図5において、噴霧手段171は、現像安
定処理液が貯留され、密閉された供給タンク272と、
供給タンク272へ加圧空気を供給するコンプレッサー
273と、供給タンク272から吐出された現像安定処
理液をハロゲン化銀写真感光材料Pへ噴射する噴射ヘッ
ド174へ供給する液供給配管275と、液供給配管2
75に設けられ、現像安定処理液の噴射ヘッド174へ
の供給を制御する制御弁176とからなっている。
【0063】また、制御弁176の手前には、処理液中
の夾雑物を捕集するフィルタ180が設けられている。
本実施の形態例では、噴射ヘッド174はハロゲン化銀
写真感光材料Pの幅方向に設けられた図示しないガイド
に沿って移動可能に設けられている。
【0064】さらに、噴射ヘッド174は駆動機構Dに
よって駆動されるようになっている。即ち、ハロゲン化
銀写真感光材料Pの幅方向における一方の端部側には、
図示しないモータによって駆動されるプーリ281が、
他方の端部側にはプーリ282が設けられ、これらプー
リ281,282に巻き掛けられたタイミングベルト2
83に噴射ヘッド174が取り付けられることにより、
噴射ヘッド174はハロゲン化銀写真感光材料Pの幅方
向に駆動されるようになっている。
【0065】さらに、ハロゲン化銀写真感光材料Pの一
方の端部側には、後述するキャップ機構500が設けら
れている。次に、図1及び図2において、噴射ヘッド1
74は、内部に、出口側に向かって漸次幅(図2におけ
るW)が狭くなり、出口側がスリット179aとなったマ
ニホールド177が形成されたノズル本体179と、ノ
ズル本体179のスリット179aを塞ぐように設けら
れ、スリット179aに対抗する部分には、現像安定処
理液を噴出する少なくとも二つ以上のノズル穴(オリフ
ィス)178aが穿設されたノズル板178とからなっ
ている。
【0066】(制御弁176)本実施の形態例の制御弁1
76は、供給タンク272から吐出された加圧された処
理液の流路の開閉を制御する弁であり、電気信号によっ
て開閉を繰返して、開いたときに、噴射ヘッド174の
ノズル穴178aから処理液を噴射させるものである。
【0067】したがって、加圧された処理液の流入口
と、制御弁を構成するチャンバと、チャンバからの出口
とで構成される。弁は一定圧に耐えられるものであれば
よく、微細な孔を塞ぐことと、開放することで、弁の開
閉とするのが好ましい。
【0068】また、開いている時間と閉じている時間の
比(制御弁のデューティー比)は、0.05以上が好ましい。
即ち、開閉のデューティー比が小さくなると、ノズル板
178に加わる圧力が低くなり、安定した噴射ができな
いからである。
【0069】1秒あたりの開閉回数は、0回から200回が
好ましい。また、開閉の回数が頻繁になると、開閉弁の
応答性の悪化から、必要以上の液が噴射されたりする等
で供給の制御が困難となる。より好ましくは0回から50
回である。ここで、0回は、必要時には開いたままに
し、不要時に閉じることを意味している。
【0070】(噴射ヘッド174)マニホールド177は
処理液を制御弁176からノズル穴178aに流出させ
る介在部である。即ち、制御弁176の出口である細管
から流れ出る処理液をノズル板178上の複数のノズル
穴178aに均等に分配する機能を有し、細管の流れを
スリット状の流れに変え、ノズル穴178aへ送るもの
である。
【0071】したがって、マニホールド177の体積
(V)は、制御弁出口からノズル穴178aまでの体積で
ある。マニホールド177の体積(V)が大きくなると、
圧力の伝達に損失が発生しやすく、制御弁176の応答
に遅延が発生しやすい。これによって、処理液がノズル
穴178aから滲み出し、これが乾燥し、目詰まりの原
因となることがある。
【0072】マニホールド177の体積(V)と、噴射速
度(SV)との比を100以上、より好ましくは500以上に設定
することで、圧力損失を抑えると共に、良好な噴射を得
ることができ、目詰まりの発生もなくなる。
【0073】さらに、パルス的な圧力伝達が均等に、そ
して損失がないようになされるためには、マニホールド
177の形状がノズル穴178a側になるほど幅(W)狭
くなることが好ましい。さらに、このようなマニホール
ド177の形状とすることで、ノズル穴178aからの
気泡の混入がなくなり、一度入った気泡も容易に除去す
ることができる。このことで、ノズル板178の外部に
さらされた面(以降、ノズル面という)178bが処理液
でぬれることを抑えることができ、処理液の析出による
目詰まりの発生を防止することができる。
【0074】具体的には、ノズル板178との接合部で
は、スリット179aの幅は、0.05mm〜1.0mm、好まし
くは、0.5mm〜1.0mmである。次に、流れ抵抗について説
明する。
【0075】流れ抵抗は、 hv=(64/Re)×(L/(dn))×(v2/2g) となる。
【0076】ここで、Lはノズル穴178aの深さ(オリ
フィスの長さ)、dはノズル穴178aの径(出射側の
径)、nはノズル穴178aの個数、Reはレイノルズ数、
vは流速、gは重力加速度である。
【0077】通常、Reは臨界レイノルズ数、vは流量Qと
したときに断面積で割ったものである。流量Qは、圧力
を1kgf/cm2を加えたときの流量である。
【0078】制御弁176のhv値は、0.1〜3.0が好まし
い。また、噴射ヘッド174のノズル穴178aのhv値
は、1〜100までが好ましく、制御弁176のhv値より小
さくなると、マニホールド177内に気泡の混入が発生
しやすい。また、ノズル穴178aのhv値が大きいと、
所定の流量を求めることが困難となる。
【0079】ハロゲン化銀写真感光材料Pへの供給口率
を増加する観点から、ノズル穴178aの数は多いほう
がよいが、射出の安定性の観点から、好ましくは2コ〜2
50コ、好ましくは、3コ〜128コである。
【0080】本実施の形態例では、供給量と出射量との
安定性の観点から、ノズル板178に2コ〜128コのノズ
ル穴178aを二列に設けた。また、ハロゲン化銀写真
感光材料用の処理液を安定して出射するために、ノズル
穴178aの深さLのノズル穴178aの出射側の径dに
対する比が5〜200の範囲が好ましく、より好ましくは10
〜100、特に好ましくは20〜50である。
【0081】ノズル穴178aの深さLは0.1mm〜1 0mm
が好ましく、より好ましいのは、0.5mm〜5mmである。ノ
ズル穴178aの出射側の径dは、0.02mm〜0.3mmが好ま
しく、より好ましくは0.04mm〜0.2mmである。
【0082】そして、ノズル穴178aからハロゲン化
銀写真感光材料Pへ供給される処理液の1secあたりの体
積は、迅速処理性の観点から0.01ml/sec〜2.5ml/secが
好ましく、より好ましくは、0.1ml/sec〜1.0ml/secであ
る。
【0083】また、ノズル面178bからハロゲン化銀
写真感光材料Pの乳剤面との距離は0.5mm以上10mm以下が
好ましく、さらに好ましくは1.5mm以上5mm以下である。 (接液部)接液部の材質について説明する。接液部とは、
処理液が貯留され、密閉された供給タンク272から液
供給配管275、噴霧手段171によって射出されるま
での経路を構成する部材で、直接処理液に接触する部材
のことを言う。具体的には、噴射ヘッド174のマニホ
ールド177の入り口、マニホールド177の壁面、ノ
ズル板178の内面等であり、特に加圧された処理液が
接触する部材である。
【0084】これらの部材の具体的な材質は、好ましく
は、塩化ビニリデン、塩化ビニル樹脂、エポキシ樹脂、
液晶ポリエステル、ポリイミド樹脂、ポリスチレン、ポ
リエチレンテレフタレート、ポリフェニレンサルファイ
ト、セラミック、ガラスセラミック(例えば、Hoya株式
会社製のFOTFORM Glass,FOTFORM OPL Glass-Ceramic,FO
TOCREAM Glass-Ceramic等)、SUS302、SUS303、SUS304、
SUS316、ニッケル、Ta(チタニウム)、クロム、シリコ
ン、二酸化シリコンが好ましい。
【0085】また、本実施の形態例では、図6に示すよ
うなノズル穴178aを覆うキャップ機構500を設け
た。図において、キャップ501は上面が開放された箱
体である。
【0086】また、キャップ501内を負圧とする吸引
ポンプ503及びキャップ501内のドレインを排出す
るバルブ504が設けられている。上記キャップ機構5
00の作動は、駆動機構Dによって、噴射ヘッド174
がキャップ機構500の位置まで移動され、ノズル面1
78bがキャップ501の開口を塞ぐ。
【0087】次に、吸引ポンプ503が作動し、キャッ
プ501内を負圧とし、ノズル穴178a内の処理液を
吸い出す。吸い出された処理液はドレインバルブを介し
て外部に排出することができる。
【0088】このようなキャップ機構を設けたことによ
り、ノズル穴178aが乾燥し、ノズル穴178aの目
詰まり等による射出不良や射出方向の曲がりを防ぎ、現
像ムラの発生もなくなる。
【0089】なお、キャップ機構としては、上記実施の
形態例に限定するものではない。図7に示すように、た
んにキャップ501を用い、噴射ヘッド174のノズル
面178bを密閉するようにしても、ノズル穴178a
の乾燥を防止し、ノズル穴178aの目詰まり等による
射出不良や射出方向の曲がりがなく、現像ムラの発生も
なくなる。
【0090】さらに、図8に示すようにゴム等の弾性材
でなる板状のキャップ510であってもよい。また、キ
ャップ機構500の代わりに図9に示すようなワイプ機
構600を用いてもよい。
【0091】図において、上下方向に移動可能に設けら
れたホルダ601には、吸水性のよいスポンジ603が
設けられている。図8(a)に示すように、噴射ヘッド1
74が駆動機構Dによってワイプ機構600の近傍まで
駆動されると、図8(b)に示すように、ホルダ601が
上昇し、スポンジ603が噴射ヘッド174のノズル面
178bをふき取る。
【0092】また、スポンジによってふき取られた処理
液は、ホルダ601の下面に設けられたドレン抜き60
3より外部に排出される。このような構成であっても、
ノズル穴178aの目詰まり等による射出不良や射出方
向の曲がりを防ぎ、現像ムラの発生もなくなる。
【0093】また、図10に示すようにスポンジ603
の代わりにゴム等の弾性材でなるへら部材611で噴射
ヘッド174のノズル面178bを掻き落とすようにし
てもよい。
【0094】さらに、図11に示すように、噴射ヘッド
174と制御弁176との間に、即ち、マニホールド1
77への入り口付近に分岐流路275aを設け、この分
岐流路275aに制御弁176aを設け、所望のとき
に、分岐流路275aを介して水を流し、ノズル穴17
8aのパージを行なってもよい。
【0095】
【実施例】本願発明者は、本発明の効果を確認するた
め、以下のような実験を行った。 (1) 図1に示す噴射ノズル179を用いて、処理液の噴
射テストを行った。
【0096】ノズル穴178aの径(d)は75μm、ノズル
穴178aの深さ(L)は250μmで、ノズル穴178aの
穴数は20コで0.5mmピッチである。また、制御弁176
はソレノイドで駆動され、処理液噴射出口の直径が0.8m
mのものを用いた。hv値は、流速240cm/secで、2.0であ
る。
【0097】マニホールド177の体積と噴射速度の比
(VS/V)を図12に示すように変化させ、下記の処方の処
理液を用いて噴射テストを行った。 発色現像液の処方(1lあたり) 亜硫酸ナトリウム 0.1g ジエチレントリアミン5酢酸ナトリウム 3.0g ポリエチレングリコール#4000 15.0g ヒス(スルホエチル)ホドロキシルアミンジナトリウム 16.0g チバノールSFP 2.0g 炭酸カリウム 33.0g p-トルエンスルホン酸ナトリウム 20.0g CD-3 12.0g 水酸化カリウム 8.0g 化合物1 1.0g 水酸化カリウムまたは硫酸を用いてpHを11.0に調整 出射周波数10Hzで連続射出を行った。駆動電圧は40V
で、加圧チャンバーへの加圧は1.0kgf/cm2に設定した。
10分間の噴射を行い、ノズルの汚れを観察し、以下の評
価条件で評価した。 ○:処理液の液だれによる汚れが認められない △:わずかに処理液の液だれによる汚れがある ×:明らかに処理液の液だれによる汚れがあり、問題に
なるレベルである また、ミストの発生を観察し、以下の評価条件で評価し
た。 ○:ミストの発生が認められない △:わずかにミストの発生が認められる ×:明らかにミストの発生があり、問題になるレベル 図からわかるように、マニホールド177の体積V(cm3)
と、噴射速度SV(cm/s)の比(SV/V)が100以上に設定され
たことにより、ノズル穴汚れ及びミストの発生がないこ
とが確認できた。
【0098】
【発明の効果】以上述べたように請求項1記載の発明に
よれば、前記処理液を加圧する加圧手段と、該加圧手段
で加圧された処理液を噴射する噴射ヘッドと、前記加圧
手段から前記噴射ヘッドへの前記処理液の流路を開閉す
る制御弁とを有することにより、処理液を出射するにお
いて、大きな射出量が安定して得られ、迅速適性のある
ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像装置を実現でき、
また、低排液量の環境負荷の小さいハロゲン化銀写真感
光材料用自動現像装置を実現できる。前記噴射ヘッド
が、ノズルと、マニホールドとで構成され、前記マニホ
ールドの体積V(cm3)と、噴射速度SV(cm/s)の比(SV/V)が
少なくとも100以上に設定されたことにより、マニホー
ルド内の圧力損失を抑えると共に、良好な噴射ができ、
ノズル穴の目詰まり及びミストの発生がない。
【0099】請求項2記載の発明によれば、前記噴射ヘ
ッドのノズル穴の流れ抵抗(hv値)が、前記制御弁の流れ
抵抗より大きいことにより、ノズル内に気泡が混入しに
くく、流量を良好に検出できる。
【0100】請求項3記載の発明によれば、前記噴射ヘ
ッドのノズルの周縁をふき取るワイプ機構を設けたこと
により、目詰まり等による射出不良や射出方向の曲がり
がなく、現像ムラの発生がない。
【0101】請求項4記載の発明によれば、噴射休止時
に、前記噴射ヘッドのノズル穴を覆うキャップ機構を設
けたことにより、ノズル穴が乾燥し、ノズル穴の目詰ま
り等による射出不良や射出方向の曲がりがなく、現像ム
ラの発生がない。
【0102】請求項5記載の発明によれば、処理液への
加圧が0.2〜2.0kgf/cm2であることにより、噴射の安定
性が向上する。即ち、加圧が低すぎると目詰まり等によ
る噴射不良が発生しやすく、高すぎるとミストが発生し
やすい。
【0103】請求項6記載の発明によれば、前記マニホ
ールドへの入り口付近に流路の分岐を設け、この分岐か
ら処理液以外の液体、例えば、水等を流すことによりノ
ズル穴のパージを行なうことができる。
【0104】請求項7記載の発明によれば、前記制御弁
の手前にフィルタを設けることにより、処理液中のノズ
ル穴を詰まらせるような夾雑物を除去することができ、
目詰まり等による射出不良や射出方向の曲がりがなく、
現像ムラの発生がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態例の発明部分を説明する噴射ヘッド
の部分断面図である。
【図2】図1の分解斜視図である。
【図3】本実施の形態例のハロゲン化銀写真感光材料用
自動現像装置の全体構成を説明する図である。
【図4】図3の現像部の説明図である。
【図5】噴射ヘッドの説明図である。
【図6】図5のキャップ機構の説明図である。
【図7】キャップ機構の他の例の説明図である。
【図8】キャップ機構の他の例の説明図である。
【図9】ワイプ機構の説明図である。
【図10】ワイプ機構の他の例の説明図である。
【図11】噴射ヘッドの他の例の説明図である。
【図12】実施例の実験の結果を示す図である。
【符号の説明】 174 噴射ヘッド 177 マニホールド 178a ノズル穴

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感材材料を露光後、前記感材材料に処理
    液を噴射して処理するハロゲン化銀写真感光材料用自動
    現像装置において、 前記処理液を加圧する加圧手段と、 該加圧手段で加圧された処理液を噴射する噴射ヘッド
    と、 前記加圧手段から前記噴射ヘッドへの前記処理液の流路
    を開閉する制御弁とを有し、 前記噴射ヘッドが、ノズル穴と、マニホールドとで構成
    され、 前記マニホールドの体積V(cm3)と、噴射速度SV(cm/s )
    の比(SV/V)が少なくとも100以上に設定されたことを特
    徴とするハロゲン化銀写真感光材料用自動現像器。
  2. 【請求項2】 前記噴射ヘッドのノズル穴の流れ抵抗(h
    v値)が、前記制御弁の流れ抵抗より大きいことを特徴と
    する請求項1記載のハロゲン化銀写真感光材料用自動現
    像装置。
  3. 【請求項3】 前記噴射ヘッドのノズル穴の周縁をふき
    取るワイプ機構を設けたことを特徴とする請求項1また
    は2記載のハロゲン化銀写真感光材料用自動現像装置。
  4. 【請求項4】 噴射休止時に、前記噴射ヘッドのノズル
    穴を覆うキャップ機構を設けたことを特徴とする請求項
    1乃至3のいずれかに記載のハロゲン化銀写真感光材料
    用自動現像装置。
  5. 【請求項5】 前記処理液への加圧が0.2〜2.0kgf/cm2
    であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記
    載のハロゲン化銀写真感光材料用自動現像装置。
  6. 【請求項6】 前記マニホールドへの入り口付近に流路
    の分岐を設けたことを特徴とする請求項1乃至5のいず
    れかに記載のハロゲン化銀写真感光材料用自動現像装
    置。
  7. 【請求項7】 前記制御弁の手前にフィルタを設けるこ
    とを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のハロ
    ゲン化銀写真感光材料用自動現像装置。
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