JP2002161238A - コーティング材組成物およびその塗装品 - Google Patents

コーティング材組成物およびその塗装品

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JP2002161238A
JP2002161238A JP2001047109A JP2001047109A JP2002161238A JP 2002161238 A JP2002161238 A JP 2002161238A JP 2001047109 A JP2001047109 A JP 2001047109A JP 2001047109 A JP2001047109 A JP 2001047109A JP 2002161238 A JP2002161238 A JP 2002161238A
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Japan
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coating material
material composition
coating
group
organometallic compound
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JP2001047109A
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Hiroshi Tamaru
博 田丸
Hikari Tsujimoto
光 辻本
Keiji Shibata
圭史 柴田
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来品と同等以上の防汚性、親水性等に優れ
た性能を維持しつつ、耐水性および耐アルカリ性にも優
れた塗布硬化被膜を形成することができるコーティング
材組成物およびその塗装品の提供。 【解決手段】 コーティング材組成物は、シリコーンレ
ジンと、R1 mM(OR2n(MはTi、Al、Zrお
よびZrAlからなる群から選ばれた少なくとも1種の
金属を示し、R1およびR2は同一または異種の1価の有
機基または水素原子を示し、nおよびmは0または正の
整数で、それらの合計n+mは前記金属Mの価数と等し
い)またはZrOR1 m(OR2n(R1およびR2は同
一または異種の1価の有機基または水素原子を示し、n
およびmは0または正の整数で、それらの合計n+mは
2)で表される有機金属化合物とを含有する。塗装品
は、基材の表面に、上記コーティング材組成物の塗布硬
化被膜からなる塗装層を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐水性および耐ア
ルカリ性等の優れた性能を有するコーティング材組成物
およびその塗装品に関する。
【0002】
【従来の技術】シリコーンレジンを主成分とする塗料を
基材表面に塗布し、硬化することにより、防汚性等を有
する塗膜を形成する事が知られており、各種基材に適用
されている。また、前記シリコーンレジンの構成成分と
して4官能と3官能の混合シリコーンレジンを用いた場
合においては、防汚性に加えて耐水性が向上することも
知られている。さらには、シリコーンレジンを主成分と
し、光半導体を含有する塗料を塗布、硬化して得られる
塗膜においては、以下のような様々な効果が期待でき、
各種基材に適用されている。
【0003】光半導体に励起波長(たとえば、400n
m)の光(紫外線)が当たると、有機物を酸化分解する
ことができる活性酸素が発生するため、光半導体を含有
する塗料を基材の表面にコーティングした材料には、そ
の表面に付着したカーボン系汚れ成分(たとえば、自動
車の排気ガス中に含まれるカーボン留分や、たばこのヤ
ニ等)を分解する自己洗浄効果;アミン化合物、アルデ
ヒド化合物に代表される悪臭成分を分解する消臭効果;
大腸菌、黄色ブドウ球菌に代表される菌成分の発生を防
ぐ抗菌効果;防かび効果等が期待される。また、光半導
体を含有する塗料を基材の表面にコーティングした材料
に紫外線が当たると、光半導体がその光触媒作用で、空
気中の水分または該材料表面に付着した水分を水酸化ラ
ジカル化し、この水酸化ラジカルが、水をはじく有機物
等(該材料表面に付着したものと該材料表面中に含まれ
るもの)を分解除去することにより、該材料表面に対す
る水の接触角が低下して該材料表面が水に濡れ(馴染
み)やすくなるという親水性(水濡れ性)向上効果もあ
る。この親水性向上効果から、屋内の部材においては、
ガラスや鏡が水滴で曇りにくい防曇効果が期待され、屋
外部材においては、付着した汚れが雨水によって洗浄さ
れる防汚効果が期待される。また、光半導体を含有する
塗料を基材表面にコーティングした材料には、光半導体
の光触媒作用による帯電防止機能もあり、この機能によ
っても防汚効果が期待される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の従来
技術には、以下のような問題点があった。それは、シリ
コーンレジンが主に4官能シリコーンレジンから構成さ
れている場合、あるいは、光半導体が含有される場合、
塗膜表面が親水性となるため水となじみやすい反面、耐
水性に乏しく、長時間の温水試験等により塗膜の軟化、
剥離等が生じ、しかも、耐アルカリ性が低い。シリコー
ンレジンが4官能シリコーンレジンに加えて3官能シリ
コーンレジンをも含む混合シリコーンレジンの場合は、
耐水性は向上するものの、厳しい試験条件、環境条件下
では場合によっては長時間の温水試験等により同様に塗
膜の軟化、剥離等が生じることがあり、耐アルカリ性の
改善も見られない。
【0005】そこで、本発明の課題は、上記従来技術と
同等以上の防汚性、親水性等の優れた性能を維持しつ
つ、耐水性および耐アルカリ性にも優れた塗布硬化被膜
を形成することができるコーティング材組成物およびそ
の塗装品を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明者は種々検討を重ねた。その結果、シリコー
ンレジンに下記特定の有機金属化合物を配合すれば、防
汚性、親水性等を低下させずに耐水性を向上させること
ができることを実験で確認して、本発明を完成させた。
本発明の請求項1に係るコーティング材組成物は、シリ
コーンレジンと、一般式(1):R1 mM(OR2
n(ここで、MはTi、Al、ZrおよびZrAlから
なる群から選ばれた少なくとも1種の金属を示し、R1
およびR2は同一または異種の1価の有機基または水素
原子を示し、nおよびmは0または正の整数で、それら
の合計n+mは前記金属Mの価数と等しい)で表される
有機金属化合物とを含有する。
【0007】本発明の請求項2に係るコーティング材組
成物は、上記本発明の請求項1に係るコーティング材組
成物において、前記R1および/またはR2が炭素数3以
上の有機基である。本発明の請求項3に係るコーティン
グ材組成物は、上記本発明の請求項1または2に係るコ
ーティング材組成物において、前記有機金属化合物がZ
r(C5724である。本発明の請求項4に係るコー
ティング材組成物は、上記本発明の請求項1または2に
係るコーティング材組成物において、前記有機金属化合
物がZr(OC492(C5722である。
【0008】本発明の請求項5に係るコーティング材組
成物は、上記本発明の請求項1または2に係るコーティ
ング材組成物において、前記有機金属化合物がTi(C
5724である。本発明の請求項6に係るコーティン
グ材組成物は、上記本発明の請求項1または2に係るコ
ーティング材組成物において、前記有機金属化合物が
(C37O) 2Ti(C6932である。本発明の請
求項7に係るコーティング材組成物は、上記本発明の請
求項1または2に係るコーティング材組成物において、
前記有機金属化合物がAl(C5723である。
【0009】本発明の請求項8に係るコーティング材組
成物は、上記本発明の請求項1または2に係るコーティ
ング材組成物において、前記有機金属化合物がZr(O
49)(C572)(C6932である。本発明
の請求項9に係るコーティング材組成物は、上記本発明
の請求項1または2に係るコーティング材組成物におい
て、前記有機金属化合物がZr(OC493(C57
2)である。本発明の請求項10に係るコーティング
材組成物は、シリコーンレジンと、一般式(2):Zr
OR1 m(OR2n(ここで、R1およびR2は同一また
は異種の1価の有機基または水素原子を示し、nおよび
mは0または正の整数で、それらの合計n+mは2)で
表される有機金属化合物とを含有する。
【0010】本発明の請求項11に係るコーティング材
組成物は、上記本発明の請求項10に係るコーティング
材組成物において、前記有機金属化合物がZrO(C2
3 22である。本発明の請求項12に係るコーティ
ング材組成物は、上記本発明の請求項1から11までの
いずれかに係るコーティング材組成物において、前記有
機金属化合物をコーティング材組成物の全固形分に対し
0.1〜30重量%含有する。本発明の請求項13に係
るコーティング材組成物は、上記本発明の請求項1から
12までのいずれかに係るコーティング材組成物におい
て、無機系フィラーをも含有する。
【0011】本発明の請求項14に係るコーティング材
組成物は、上記本発明の請求項13に係るコーティング
材組成物において、前記無機系フィラーが光半導体であ
る。本発明の請求項15に係るコーティング材組成物
は、上記本発明の請求項1から14までのいずれかに係
るコーティング材組成物において、前記シリコーンレジ
ンが、実質的に、4官能加水分解性オルガノシランの
(部分)加水分解物からなる。なお、本明細書中、
「(部分)加水分解」は「部分加水分解および/または
加水分解」を意味する。
【0012】本発明の請求項16に係る塗装品は、基材
の表面に、上記本発明の請求項1から15までのいずれ
かに係るコーティング材組成物の塗布硬化被膜からなる
塗装層を備える。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明のコーティング材組成物の
必須成分の一つであるシリコーンレジンは、バインダー
樹脂および造膜成分として用いられるとともに、コーテ
ィング膜に表面親水性(水濡れ性)を付加することによ
って同膜に防曇性、雨水洗浄による防汚性等をもたらす
成分である。シリコーンレジンは、その形態を特に限定
されず、たとえば、溶液状のものでも分散液状のもの等
でも構わない。シリコーンレジンは、特に限定されるわ
けではないが、たとえば、 一般式(3):R3 pSi(X)4-p (ここで、R3は同一または異種の置換もしくは非置換
で1価の炭化水素基を示し、Xは同一または異種の加水
分解性基を示し、pは0〜3の整数である。)で表され
る加水分解性オルガノシランの(部分)加水分解物であ
る。なお、表面親水性等の点では、シリコーンレジン
は、実質的に、上記一般式(3)中のpが0の4官能加
水分解性オルガノシランの(部分)加水分解物からなる
ことが好ましい。しかし、これに限定されず、たとえ
ば、4官能のものに加え、3官能以下(好ましくは3官
能)のものを併用してもよい。
【0014】上記一般式(3)中、 R3は、同一または
異種の置換もしくは非置換で1価の炭化水素基であれば
特に限定はされないが、同一または異種の置換もしくは
非置換で炭素数1〜8の1価の炭化水素基が好適であ
り、たとえば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチ
ル基、ペンチル基、ヘキシル基、ペプチル基、オクチル
基等のアルキル基;シクロペンチル基、シクロヘキシル
基等のシクロアルキル基;2−フェニルエチル基、2−
フェニルプロピル基、3−フェニルプロピル基等のアラ
ルキル基;フェニル基、トリル基等のアリール基;ビニ
ル基、アリル基等のアルケニル基;クロロメチル基、γ
−クロロプロピル基、3,3,3−トリフルオロプロピ
ル基等のハロゲン置換炭化水素基;γ−アクリロキシプ
ロピル基、γ−メタクリロキシプロピル基、γ−グリシ
ドキシプロピル基、3,4−エポキシシクロヘキシルエ
チル基、γ−メルカプトプロピル基等の置換炭化水素基
等を例示することができる。これらの中でも、合成の容
易さ或いは入手の容易さから炭素数1〜4のアルキル基
およびフェニル基が好ましい。なお、アルキル基のう
ち、炭素数が3以上のものについては、n−プロピル
基、n−ブチル基等のように直鎖状のものであってもよ
いし、イソプロピル基、イソブチル基、t−ブチル基等
のように分岐を有するものであってもよい。
【0015】前記一般式(3)中、Xとしては、同一ま
たは異種の加水分解性基であれば特に限定はされない
が、たとえば、アルコキシ基、アセトキシ基、オキシム
基、エノキシ基、アミノ基、アミノキシ基、アミド基等
が挙げられる。これらの中でも、入手の容易さおよびシ
リコーンレジンを調製しやすいことから、アルコキシ基
が好ましい。また、アルコキシ基(OR基;Rはアルキ
ル基)の中でも、Rが炭素数1〜8のアルキル基である
ものが、入手の容易さ、シリコーンレジンの調製しやす
さだけでなく、得られるシリコーンレジンを含むコーテ
ィング材組成物を塗布し、硬化させる際に、縮合反応が
起こりやすく、その結果、硬い塗膜になりやすい等の点
から特に好ましい。上記炭素数1〜8のアルキル基の具
体例としては、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチ
ル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル
基等が挙げられる。アルコキシ基中に含有されるアルキ
ル基のうち、炭素数3以上のものについては、n−プロ
ピル基、n−ブチル基等のように直鎖状のものであって
もよいし、イソプロピル基、イソブチル基、t−ブチル
基等のように分岐を有するものであってもよい。
【0016】前記加水分解性オルガノシランの具体例と
しては、前記一般式(3)中のpが0〜3の整数である
モノ−、ジ−、トリ−、テトラ−の各官能性のアルコキ
シシラン類、アセトキシシラン類、オキシムシラン類、
エノキシシラン類、アミノシラン類、アミノキシシラン
類、アミドシラン類などが挙げられる。これらの中で
も、入手の容易さおよびシリコーンレジンを調製しやす
いことから、アルコキシシラン類が好ましい。また、こ
のアルコキシシラン類の中でも、入手の容易さ、シリコ
ーンレジンの調製しやすさだけでなく、得られるシリコ
ーンレジンを含むコーティング材組成物を塗布し、硬化
させる際に、縮合反応が起こりやすく、その結果、硬い
塗膜になりやすい等の点から、アルコキシ基(OR基;
Rはアルキル基)中のRが上記炭素数1〜8のアルキル
基であるアルコキシシラン類が特に好ましい。
【0017】アルコキシシラン類のうち、特に、p=0
のテトラアルコキシシランとしては、テトラメトキシシ
ラン、テトラエトキシシラン、テトラn−プロポキシシ
ラン、テトライソプロポキシシラン、テトラ−t−ブト
キシシラン等のテトラアルコキシシラン(これらの中で
も、テトラメトキシシラン、テトラエトキシシランが好
ましい)などが例示でき、p=1のオルガノトリアルコ
キシシランとしては、メチルトリメトキシシラン、メチ
ルトリエトキシシラン、メチルトリイソプロポキシシラ
ン、フェニルトリメトキシシラン、フェニルトリエトキ
シシラン、3,3,3−トリフルオロプロピルトリメト
キシシラン、γーグリシドキシプロピルトリメトキシシ
ランなどが例示できる。また、p=2のジオルガノジア
ルコキシシランとしては、ジメチルジメトキシシラン、
ジメチルジエトキシシラン、ジフェニルジメトキシシラ
ン、ジフェニルジエトキシシラン、メチルフェニルジメ
トキシシラン、γーグリシドキシプロピルメチルジメト
キシシランなどが例示でき、p=3のトリオルガノアル
コキシシランとしては、トリメチルメトキシシラン、ト
リメチルエトキシシラン、トリメチルイソプロポキシシ
ラン、ジメチルイソブチルメトキシシランなどが例示で
きる。
【0018】さらに、一般にシランカップリング剤と呼
ばれるオルガノシラン化合物もアルコキシシラン類に含
まれる。加水分解性オルガノシランは、1種のみを用い
てもよいし、2種以上を併用してもよい。シリコーンレ
ジンは、たとえば、加水分解性オルガノシランに硬化剤
としての水および必要に応じて触媒等を必要量添加し
て、(部分)加水分解を行わせてプレポリマー化させる
ことにより、調製することができる。加水分解性オルガ
ノシランを(部分)加水分解する際に用いられる水の量
は、特に限定はされないが、たとえば、加水分解性オル
ガノシランの有する加水分解性基(X)に対する水(H
2O)のモル当量比(H2O/X)で示せば、好ましくは
0.3〜5、より好ましくは0.35〜4、さらに好ま
しくは0.4〜3.5の範囲である。上記モル当量比が
0.3未満であると、加水分解が十分進行せず、硬化被
膜が脆くなる恐れがあり、5を超えると、得られるシリ
コーンレンジが短時間でゲル化する傾向があるため、貯
蔵安定性が低下する恐れがある。
【0019】加水分解性オルガノシランを(部分)加水
分解する際に必要に応じて用いられる触媒としては、特
には限定はされないが、コーティング材組成物の製造工
程にかかる時間を短縮する点から、酸性触媒が好まし
い。酸性触媒としては、特に限定はされないが、たとえ
ば、酢酸、クロロ酢酸、クエン酸、安息香酸、ジメチル
マロン酸、蟻酸、プロピオン酸、グルタール酸、グリコ
ール酸、マレイン酸、マロン酸、トルエンスルホン酸、
シュウ酸などの有機酸;塩酸、硝酸、ハロゲン化シラン
等の無機酸;酸性コロイダルシリカ、酸化チタンゾル等
の酸性ゾル状フィラー等が挙げられ、これらを1種また
は2種以上使用することができる。
【0020】加水分解性オルガノシランの(部分)加水
分解は、必要に応じ、加温(たとえば、40〜100℃
に加熱)して行っても良い。加水分解性オルガノシラン
の(部分)加水分解は、必要に応じ、加水分解性オルガ
ノシランを適当な溶媒で希釈して行ってよい。そのよう
な希釈溶媒(反応溶媒)としては、特に限定はされない
が、たとえば、メタノール、エタノール、イソプロパノ
ール、n−ブタノール、イソブタノール等の低級脂肪族
アルコール類;エチレングリコール、エチレングリコー
ルモノブチルエーテル、酢酸エチレングリコールモノエ
チルエーテル等のエチレングリコール誘導体;ジエチレ
ングリコール、ジエチレングリコールモノブチルエーテ
ル等のジエチレングリコール誘導体;およびジアセトン
アルコール等を挙げることができ、これらからなる群よ
り選ばれた1種もしくは2種以上のものを使用すること
ができる。これらの親水性有機溶媒と併用して、トルエ
ン、キシレン、ヘキサン、ヘプタン、酢酸エチル、酢酸
ブチル、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケト
ン、メチルエチルケトオキシム等の1種もしくは2種以
上も用いることができる。
【0021】本発明で用いられるシリコーンレジンの重
量平均分子量(Mw)は、特に限定されるものではない
が、ポリスチレン換算で500〜1000の範囲が好ま
しい。500未満の場合はシリコーンレジンが不安定で
あったり、1000より大きい場合はコーティング膜が
十分な硬度を保てない等の不都合がある。本発明のコー
ティング材組成物は、シリコーンレジンに加え、さらに
有機金属化合物を必須成分として含む。用いられる有機
金属化合物は、前記一般式(1)または一般式(2)で
表されるものである。この有機金属化合物の使用によ
り、塗膜の架橋密度を高めたり基材との密着性を向上さ
せたりする効果と共に、有機基を含んでいることによる
疎水性、耐アルカリ性および耐水性の向上効果が得られ
る。これらの効果の複合効果により、塗膜の長期耐温水
性を向上させることができる。
【0022】有機金属化合物を表す前記一般式(1)
中、M、R1、R2、nおよびmは前述の通りである。上
記疎水性および耐水性をより向上させるためには、 R1
および/またはR2が炭素数3以上の有機基であること
が好ましい。有機金属化合物の具体例としては、特に限
定はされないが、たとえば、以下に示す一般式(4)〜
(6)、構造式(7)および一般式(8)〜(11)で
表される有機チタン化合物;一般式(12)〜(13)
で表される有機アルミニウム化合物;一般式(14)、
構造式(15)〜(16)で表される有機ジルコニウム
化合物;一般式(17)で表される有機ジルコアルミニ
ウム化合物等が挙げられる。
【0023】一般式(4):Ti(O-C3H7)m (OC2H4N(C2H4
OH)2)4-m (mは1〜3の整数) 一般式(5):Ti(O-nC4H9)m (OC2H4N(C2H4OH)2)
4-m(mは1〜3の整数) 一般式(6):(C8H17O)m Ti(OCH2CH(C2H5)CH(OH)C3H7)
4-m(mは1〜3の整数) 構造式(7):Ti(C5H7O2)4 一般式(8):Ti(OH)m (OCH(CH3)COOH) 4-m(mは1〜
3の整数) 一般式(9):Ti(O-i C3H7)R4 m R5 3-m(mは1〜3
の整数であり、R4およびR5はイソステアロイル基、オ
クタノイル基、メタクリル基、ドデシルベンゼンスルホ
ニル基、ジオクチルホスフェート基、クミルフェニル
基、ジオクチルパイロホスフェート基、n−アミノエチ
ル−アミノエチル基、アセチルアセトナト基または2−
エチル−1,3−ヘキサンジオラト基を示す。) 一般式(10):(R6)4Ti(R7)2(R6はイソプロピル
基、オクチル基または2,2−ジアリルオキシメチル−
1−ブチル基を示し、R7はジオクチルホスファイト基
またはジドデシルホスファイト基を示す。) 一般式(11):(R8)Ti(R9)2 (R8はオキシアセテー
ト基またはエチレン基を示し、R9はジクミルフェニル
基、ジオクチルパイロホスフェート基またはイソステア
ロイル基を示す。) 一般式(12):Al(R10)m (R11)3-m(mは0〜3の整
数であり、R10はアセチルアセトナート基を示し、R11
はエチルアセトナート基を示す。) 一般式(13):C10H18AlO5・R アルミニウムジイソプ
ロピレート 一般式(14):Zr(R12)m (R13)4-m (mは0〜4の整
数であり、R12はプロピレート基またはブチレート基を
示し、R13はアセチルアセトネート基を示す。) 構造式(15):Zr(OC4H9)(C5H7O2)(C6H9O3)2またはZr
(OC4H9) 3(C5H7O2) 構造式(16):ZrO(C2H3O2)2 一般式(17):Zr(OH)2OC(R14)OAl(OH)OH (R14は-
(CH2)2NH2、-(CH2)4COOH 、-(CH2)12CH3 、-C(CH3)=CH2
または-(CH2)2SH を示す) 有機金属化合物の配合量は、特に限定されないが、コー
ティング材組成物の全固形分に対し0.1〜30重量%
含有すると好ましい。
【0024】本発明のコーティング材組成物は、必要に
応じ、該組成物の塗布硬化被膜の硬度をさらに高くす
る、表面平滑性と耐クラック性を改善する等の種々の目
的で、フィラーをも含有していてもよい。フィラーとし
ては、特に限定はされず、例えば、シリカ、アルミナ、
光半導体等の無機酸化物等の無機系フィラー;カーボン
ブラック等の有機系フィラー等、公知のものを使用でき
る。これらの中でも、無機系フィラー(特に無機酸化
物)が、耐溶剤性・耐酸性等の化学的安定性、シリコー
ンレジン中への分散性、硬化被膜の耐摩耗性等の点から
特に好ましい。フィラーは、1種のみ用いてもよいし、
2種以上併用してもよい。
【0025】前記シリカとしては、特に限定はされず、
公知のものを使用できる。コーティング材組成物に導入
する際のシリカの形態は、後述するように他のフィラー
と同じく、特に限定はされず、たとえば、粉体の形でも
ゾル状の形(コロイダルシリカ)でもよい。上記コロイ
ダルシリカとしては、特の限定はされないが、たとえ
ば、水分散性あるいはアルコール等の非水系の有機溶媒
分散性コロイダルが使用できる。一般に、このようなコ
ロイダルシリカは、固形分としてのシリカを20〜50
重量%含有しており、この値からシリカ配合量を決定で
きる。なお、水分散性コロイダルシリカを使用する場合
には、同コロイダルシリカ中に固形分以外の成分として
存在する水は、加水分解性オルガノシランの(部分)加
水分解に使用できる((部分)加水分解の際の水の使用
量に加算される)とともに、コーティング材組成物の硬
化剤としても用いることができる。水分散性コロイダル
シリカは、通常、水ガラスから作られるが、市販品とし
て容易に入手することができる。また、有機溶媒分散性
コロイダルシリカは、前記水分散性コロイダルシリカの
水を有機溶媒と置換することで容易に調製することがで
きる。このような有機溶媒分散性コロイダルシリカも水
分散性コロイダルシリカと同様に市販品として容易に入
手できる。有機溶媒分散性コロイダルシリカにおいて、
コロイダルシリカが分散している有機溶媒の種類は、特
に限定はされないが、たとえば、メタノール、エタノー
ル、イソプロパノール、n−ブタノール、イソブタノー
ル等の低級脂肪族アルコール類;エチレングリコール、
エチレングリコールモノブチルエーテル、酢酸エチレン
グリコールモノエチルエーテル等のエチレングリコール
誘導体;ジエチレングリコール、ジエチレングリコール
モノブチルエーテル等のジエチレングリコール誘導体;
およびジアセトンアルコール等を挙げることができ、こ
れらからなる群より選ばれた1種もしくは2種以上のも
のを使用することができる。これらの親水性有機溶媒と
併用して、トルエン、キシレン、ヘキサン、ヘプタン、
酢酸エチル、酢酸ブチル、メチルエチルケトン、メチル
イソブチルケトン、メチルエチルケトオキシム等の1種
もしくは2種以上も使用することができる。
【0026】本発明のコーティング材組成物は、後で述
べる光触媒効果による各種機能を得るとともに、形成さ
れる塗膜の表面親水性を、光触媒効果でさらに高くした
り長期間維持させたりするために、前記フィラーとして
光半導体を含むことが好ましい。光半導体としては、特
に限定はされないが、たとえば、酸化チタン、酸化亜
鉛、酸化錫、酸化鉄、酸化ジルコニウム、酸化タングス
テン、酸化クロム、酸化モリブデン、酸化ルテニウム、
酸化ゲルマニウム、酸化鉛、酸化カドミウム、酸化銅、
酸化バナジウム、酸化ニオブ、酸化タンタル、酸化マン
ガン、酸化コバルト、酸化ロジウム、酸化ニッケル、酸
化レニウム等の金属酸化物の他、チタン酸ストロンチウ
ム等が、塗膜の硬化(特に常温を含む低温での硬化)を
促進する効果も得られる点で好ましい。これらの中で
も、上記金属酸化物が、実用的に容易に利用可能な点で
好ましく、金属酸化物の中でも特に酸化チタンが、その
光触媒性能、硬化促進性能、安全性、入手の容易さおよ
びコストの面で好ましい。なお、酸化チタンを光半導体
として用いる場合は、結晶型がアナタース型(アナター
ゼ型)であるものを用いる方が、光触媒性能および硬化
促進性能が最も強く、しかも長期間発現するとともに、
光触媒性能および硬化促進性能がより短時間で発現する
点で好ましい。
【0027】光半導体は、1種のみ用いてもよいし、2
種以上を組み合わせて用いてもよい。なお、光半導体の
原料となるものも、最終的に光半導体の性質を示す物で
あれば使用可能である。光半導体に励起波長(たとえ
ば、400nm)の光(紫外線)が当たると活性酸素が
発生することは公知である。活性酸素は有機物を酸化し
て分解することができるため、光半導体を含有するコー
ティング材組成物を基材の表面にコーティングした材料
には、その表面に付着したカーボン系汚れ成分(たとえ
ば、自動車の排気ガス中に含まれるカーボン留分や、た
ばこのヤニ等)を分解する自己洗浄効果;アミン化合
物、アルデヒド化合物に代表される悪臭成分を分解する
消臭効果;大腸菌、黄色ブドウ球菌に代表される菌成分
の発生を防ぐ抗菌効果;防かび効果等が期待される。ま
た、光半導体を含有するコーティング材組成物を基材の
表面にコーティングした材料に紫外線が当たると、光半
導体がその光触媒作用で、空気中の水分または該材料表
面に付着した水分を水酸化ラジカル化し、この水酸化ラ
ジカルが、水をはじく有機物等(該材料表面に付着した
ものと該材料表面中に含まれるもの)を分解除去するこ
とにより、該材料表面に対する水の接触角が低下して該
材料表面が水に濡れ(馴染み)やすくなるという親水性
(水濡れ性)向上効果もある。この親水性向上効果か
ら、屋内の部材においては、ガラスや鏡が水滴で曇りに
くい防曇効果が期待され、屋外部材においては、付着し
た汚れが雨水によって洗浄される防汚効果が期待され
る。
【0028】さらには、光半導体の光触媒作用による帯
電防止機能もあり、この機能によっても防汚効果がさら
に向上する。たとえば、光半導体を含む塗膜に紫外線を
照射すると、この塗膜に含まれる光半導体の作用により
塗膜の表面抵抗値が下がることで帯電防止効果が発現さ
れて、塗膜表面がさらに汚れにくくなる。光半導体含有
塗膜に紫外線が照射されたとき、どのようなメカニズム
で塗膜の表面抵抗値が下がるのかはまだ明確には確認さ
れていないが、紫外線照射により生成した電子とホ−ル
が作用することで塗膜の表面抵抗値が下がるものと考え
られる。光半導体の表面に金属が担持されていると、光
半導体の光触媒効果がより高くなる。そのメカニズム
は、まだ明確には確認されていないが、光半導体の表面
に金属が担持されることにより光半導体の電荷分離が促
進されて、電荷分離により生成した電子とホ−ルの消失
確立が小さくなることが関係していると考えられる。
【0029】光半導体の表面に担持してよい金属として
は、たとえば、銀、銅、鉄、ニッケル、亜鉛、白金、
金、パラジウム、カドミウム、コバルト、ロジウム、ル
テニウム等が、光半導体の電荷分離をより促進させる点
で好ましい。担持される金属は、1種のみでも2種以上
でもよい。金属の担持量は、特に限定はされないが、た
とえば、光半導体に対し、0.1〜10重量%であるこ
とが好ましく、0.2〜5重量%であることがより好ま
しい。担持量が0.1重量%未満だと、担持効果が充分
に得られない傾向があり、10重量%を超えて担持して
も、効果はあまり増加せず、逆に変色や性能劣化等の問
題が起きる傾向がある。
【0030】金属の担持方法としては、特に限定するわ
けではないが、浸積法、含浸法、光還元法等が挙げられ
る。フィラーとしては、光半導体を層間に挿入した粘土
架橋体を用いても良い。光半導体が層間で微粒子状に分
散して光触媒性能が向上するからである。本発明で使用
可能なフィラーは、粉末、微粒子粉末、溶液分散ゾル粒
子等、コーティング材組成物に分散可能なものであれ
ば、いかなる形態のものでも構わないが、ゾル状、特に
pH7以下のゾル状であれば、硬化がより短時間で進
み、使用する上で利便性に優れる。
【0031】フィラーをコーティング材組成物中に分散
させるための分散媒としては、フィラーを均一に分散さ
せることのできるものであれば特に限定はされず、水
系、非水系のいずれの溶媒も用いることができる。フィ
ラーの分散媒として使用可能な水系溶媒としては、特に
限定はされないが、たとえば、水単独の他、親水性有機
溶媒(たとえば、メタノール、エタノール、イソプロパ
ノール、n−ブタノール、イソブタノール等の低級脂肪
族アルコール類;エチレングリコール、エチレングリコ
ールモノブチルエーテル、酢酸エチレングリコールモノ
エチルエーテル等のエチレングリコール誘導体;ジエチ
レングリコール、ジエチレングリコールモノブチルエー
テル等のジエチレングリコール誘導体;ジアセトンアル
コール等)の少なくとも1種と水との混合溶媒を用いる
ことができる。これらの水系溶媒の中でも、水−メタノ
ール混合溶媒が、フィラーの分散安定性と、塗布後の分
散媒の乾燥性の点で好ましい。
【0032】さらに、上記ゾル状フィラーとして水系の
ゾルを用い、これに、加水分解性オルガノシランの(部
分)加水分解時に必要に応じて用いられる触媒の一例で
ある酸性触媒の機能を兼ねさせることもできる。フィラ
ーの分散媒として使用可能な非水系溶媒としては、特に
限定はされないが、たとえば、上記親水性有機溶媒と、
トルエン、キシレン等の疎水性有機溶媒とからなる群の
中から選ばれた少なくとも1種の有機溶媒を用いること
ができる。これらの非水系溶媒の中でも、メタノール
が、フィラーの分散安定性と、塗布後の分散媒の乾燥性
の点で好ましい。
【0033】フィラーは、特に限定されるわけではない
が、上述した、有機溶媒、または、水と親水性有機溶媒
との混合溶媒にフィラーが均一分散されてなるゾル状フ
ィラーの形で、加水分解性オルガノシランの(部分)加
水分解時に、その反応混合物に混合するか、あるいは、
加水分解性オルガノシランの(部分)加水分解後に、生
成したシリコーンレジンと混合することによって、コー
ティング材組成物に導入することが、該組成物の造膜
性、製造工程の簡素化の点で好ましい。しかし、これに
限定されない。たとえば、粉体状のフィラーを分散機で
シリコーンレジン中に直接分散させることでコーティン
グ材組成物に導入してもよい。
【0034】フィラーとしては、ガラス基材等にコーテ
ィング材組成物を塗布した際の表面の平滑性および光沢
性と、塗膜の透明性を確保するとともに、過酷な摩擦条
件下に置かれても、充分な耐摩耗性を発揮し、塗膜表面
の傷付きや、摩耗による塗膜表面からのフィラーの欠落
が発生しにくい塗膜を得るために、平均一次粒子径が通
常10〜30nmのものが好ましい。フィラーの平均一
次粒子径が10nm未満だと、塗膜の強度や表面硬度を
向上させる効果が弱く、塗膜の耐摩耗性が劣り、傷付き
やすくなったり、摩耗によりフィラーが塗膜表面から欠
落しやすくなったりする傾向がある。他方、30nmを
超えると、基材表面の平滑性および光沢性が失われる、
塗膜の完全な透明性が得られにくい(塗膜を透過する光
の一部が拡散し、若干白濁する現象が起きる)等の傾向
があり、表面の平滑性および光沢性や、安全上、防曇性
が必要とされるガラス基材等には不向きである。
【0035】また、コーティング材組成物中に分散した
状態でのフィラーの平均分散粒子径は、好ましくは10
〜200nm、より好ましくは10〜100nmであ
る。フィラーの平均分散粒子径が10nm未満だと、塗
膜の強度や表面硬度を向上させる効果が弱く、塗膜の耐
摩耗性が劣り、傷付きやすくなったり、摩耗によりフィ
ラーが塗膜表面から欠落しやすくなったりする傾向があ
り、200nmを超えると、基材表面の平滑性および光
沢性が失われる、塗膜の完全な透明性が得られにくい
(塗膜を透過する光の一部が拡散し、若干白濁する現象
が起きる)等の傾向があり、表面の平滑性および光沢性
や、安全上、防曇性が必要とされるガラス基材等には不
向きである。
【0036】フィラーの配合量は、特に限定はされない
が、たとえば、シリコーンレジンの縮合化合物換算量に
対するフィラーの重量比率が、固形分基準で、0.1≦
フィラー/シリコーンレジン≦4であることが好まし
く、0.2≦フィラー/シリコーンレジン≦3であるこ
とがより好ましく、0.5≦フィラー/シリコーンレジ
ン≦2であることがさらに好ましい。上記比率が0.1
未満だと、フィラーの添加効果が充分に得られにくい傾
向があり、また、4を超えると、クラックが発生しやす
くなる等、塗膜性能が低下する傾向がある。フィラーを
コーティング材組成物中に均一に分散させる方法として
は、特に限定されるものではなく、たとえば、ホモジナ
イザー、ディスパー、ペイントシェーカー、ビーズミル
等を用いた通常の各種分散方法を用いることができる。
【0037】塗布後の分散媒の乾燥温度も特に限定はさ
れず、分散媒の種類、所望される塗膜の表面硬度、耐摩
耗性等に応じて適宜設定すればよい。本発明のコーティ
ング材組成物は、1〜4官能のシリコーンレジンのうち
の少なくとも3官能以下のものを用いる場合は硬化触媒
を含む必要はなく、また、シリコーンレジンとして4官
能のもののみを用いた場合でも加熱硬化させる場合は硬
化触媒を含む必要はないが、シリコーンレジンの縮合反
応を促進することによって塗布被膜の硬化を促進させた
り常温でも硬化させたりする等の目的で必要に応じて、
さらに硬化触媒を含むことができる。硬化触媒として
は、特に限定はされないが、たとえば、アルキルチタン
酸塩類;オクチル酸錫、ジブチル錫ジラウレート、ジオ
クチル錫ジマレエート等のカルボン酸金属塩類;ジブチ
ルアミン−2−ヘキソエート、ジメチルアミンアセテー
ト、エタノールアミンアセテート等のアミン塩類;酢酸
テトラメチルアンモニウム等のカルボン酸第4級アンモ
ニウム塩;テトラエチルペンタミン等のアミン類、N−
β−アミノエチル−γ−アミノプロピルトリメトキシシ
ラン、N−β−アミノエチル−γ−アミノプロピルメチ
ルジメトキシシラン等のアミン系シランカップリング
剤;p−トルエンスルホン酸、フタル酸、塩酸等の酸
類;アルミニウムアルコキシド、アルミニウムキレート
等のアルミニウム化合物;酢酸リチウム、酢酸カリウ
ム、蟻酸リチウム、蟻酸ナトリウム、リン酸カリウム、
水酸化カリウム等のアルカリ金属塩;テトライソプロピ
ルチタネート、テトラブチルチタネート、チタニウムテ
トラアセチルアセトネート等のチタニウム化合物;メチ
ルトリクロロシラン、ジメチルジクロロシラン、トリメ
チルモノクロロシラン等のハロゲン化シラン類等が挙げ
られる。しかし、これらの他に、シリコーンレジンの縮
合反応の促進に有効なものであれば特に制限はない。
【0038】本発明のコーティング材組成物が硬化触媒
をも含む場合、その量は、固形分基準で、シリコーンレ
ジンの縮合化合物換算量に対し、好ましくは10重量%
以下、より好ましくは5%以下である。10重量%を超
えると、コーティング材組成物の貯蔵安定性を損なう可
能性がある。本発明のコーティング材組成物は、100
℃以下の低温に加熱するか常温放置する(シリコーンレ
ジンとして4官能のもののみを用いた場合は硬化触媒を
用いる)ことにより、シリコーンレジンの有する官能基
同士(たとえば、X基とX基、X基とOH基、または、
OH基とOH基等)が縮合反応して硬化被膜を形成す
る。したがって、このようなコーティング材組成物は、
常温で硬化するときにも湿度の影響をほとんど受けな
い。また、100℃以上の加熱処理を行えば、(シリコ
ーンレジンとして4官能のもののみを用いた場合は硬化
触媒を用いなくても)縮合反応を促進して硬化被膜を形
成することができる。
【0039】なお、レベリング剤、紫外線吸収剤、金属
粉、ガラス粉、抗菌剤、酸化防止剤、色素、顔料、導電
剤等の添加剤が、本発明の効果に悪影響を与えない範囲
内でコーティング材組成物に含まれていてもよい。本発
明のコーティング材組成物は、取り扱いの容易さから必
要に応じて各種有機溶媒で希釈して使用できるし、ま
た、同有機溶媒で希釈したものであってもよい。有機溶
媒の種類は、シリコーンレジンの各成分の有する有機基
の種類、または、シリコーンレジンの各成分の分子量の
大きさ等に応じて適宜選定することができる。このよう
な有機溶媒としては、特に限定はされないが、たとえ
ば、メタノール、エタノール、イソプロパノール、n−
ブタノール、イソブタノール等の低級脂肪族アルコール
類;エチレングリコール、エチレングリコールモノブチ
ルエーテル、酢酸エチレングリコールモノエチルエーテ
ル等のエチレングリコール誘導体;ジエチレングリコー
ル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル等のジエ
チレングリコール誘導体;および、トルエン、キシレ
ン、ヘキサン、ヘプタン、酢酸エチル、酢酸ブチル、メ
チルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、メチルエ
チルケトオキシム、ジアセトンアルコール等を挙げるこ
とができ、これらからなる群より選ばれた1種もしくは
2種以上を使用することができる。有機溶媒での希釈割
合は特に制限はなく、必要に応じて希釈割合を適宜決定
すれば良い。
【0040】本発明のコーティング材組成物を製造する
方法は、特に限定はされず、各成分を通常の方法および
装置等を用いて混合すればよい。コーティング材組成物
に導入する際の各成分の形態についても、それ自身液状
のものや、溶媒に溶解してなる溶液、分散媒中に分散し
てなる分散液等の液状、粉体等の固体状等を問わず、特
に限定はされない。各成分を溶液または分散液の形で導
入する場合、その溶媒または分散媒としては、たとえ
ば、水、上述の有機溶媒、または、水と上述の有機溶媒
との混合物を使用できる。また、各成分は、別個に添加
してもよいし、あるいは、2成分以上を予め混合してお
いてから残りの成分と混合したり、全成分を同時に混合
したりしてもよく、その添加や混合の時期等についても
特に限定はされない。
【0041】本発明のコーティング材組成物を塗布する
方法は、特に限定されるものではなく、たとえば、刷毛
塗り、スプレーコート、浸漬(ディッピング、ディップ
コートとも言う)、ロールコート、フローコート(基材
の被塗装部位の上部から塗料を流して塗装する流し塗り
塗装法)、カーテンコート、ナイフコート、スピンコー
ト、バーコート等の通常の各種塗布方法を選択すること
ができる。本発明のコーティング材組成物の塗膜の硬化
方法については、公知の方法を用いればよく、特に限定
はされない。また、硬化の際の温度も特に限定はされ
ず、所望される硬化被膜性能や、フィラーや基材の耐熱
性等に応じて常温〜加熱温度の広い範囲をとることがで
きる。
【0042】本発明のコーティング材組成物が塗布され
る基材(本発明の塗装品に用いられる基材でもある)と
しては、有機、無機を問わず、各種基材を用いることが
でき、特に限定はされないが、たとえば、ガラス、金
属、プラスチック等が挙げられる。これらの基材は、塗
装の際に塗膜を均一に形成できるようにするため、また
は、塗膜との密着性を向上させるために、前洗浄してお
くと良い。その方法としては、特に限定はされないが、
たとえば、アルカリ洗浄、ふっ化アンモニウム洗浄、プ
ラズマ洗浄、UV洗浄等が挙げられる。
【0043】
【実施例】以下、実施例および比較例によって本発明を
詳細に説明する。実施例および比較例中、特に断らない
限り、「部」はすべて「重量部」を、「%」はすべて
「重量%」を表す。また、分子量はGPC(ゲルパーミ
エーションクロマトグラフィー)により、測定機種とし
て東ソー(株)のHLC8020を用いて、標準ポリス
チレンで検量線を作成し、その換算値として測定したも
のである。なお、本発明は、下記の実施例に限定されな
い。 <実施例1>テトラエトキシシラン208部にメタノー
ル356部を加え、さらに水18部および0.01Nの
塩酸18部を混合し、ディスパーを用いてよく混合する
ことにより、コーティング溶液を得た。得られた液を6
0℃恒温槽中で2時間加熱して重量平均分子量を950
に調製することにより、シリコーンレジン(A)を得
た。
【0044】次に、このシリコーンレジン(A)にγ−
グリシドキシプロピルトリメトキシシラン(B)を8.
47部(縮合化合物換算で固形物の重量比率A/Bが1
0)、酸化チタン水ゾル(C)(固形分21%、平均一
次粒子径20nm)を光半導体/全シリコーンレジン
(縮合化合物換算)の固形分基準で重量比が1.0とな
るように添加し、全固形分が5%になるようメタノール
で希釈して基本コーティング材を得た。これに有機金属
化合物(D)((D)成分)としてZr(C5724
を基本コーティング材に対し3%添加することにより、
コーティング材組成物を得た。これを1時間放置した後
にスピンコータによりガラス基材に塗装し、300℃で
焼成することにより、塗装品を作製した。
【0045】<実施例2>実施例1において、(D)成
分としてZr(C5724の代わりにZr(OC
492 (C5722を添加する以外は実施例1と同
様の操作を行ってコーティング材組成物を得た。次い
で、このコーティング材組成物を用い、実施例1と同様
の方法で塗装品を作製した。 <実施例3>実施例1において、(D)成分としてZr
(C5724の代わりにTi(C 5724を添加す
る以外は実施例1と同様の操作を行ってコーティング材
組成物を得た。次いで、このコーティング材組成物を用
い、実施例1と同様の方法で塗装品を作製した。
【0046】<実施例4>実施例1において、(D)成
分としてZr(C5724の代わりに(C37O)2
Ti(C6932を添加する以外は実施例1と同様の
操作を行ってコーティング材組成物を得た。次いで、こ
のコーティング材組成物を用い、実施例1と同様の方法
で塗装品を作製した。 <実施例5>実施例1において、(D)成分としてZr
(C5724の代わりにAl(C 5723を添加す
る以外は実施例1と同様の操作を行ってコーティング材
組成物を得た。次いで、このコーティング材組成物を用
い、実施例1と同様の方法で塗装品を作製した。
【0047】<実施例6>実施例1において、フィラー
成分としてシリカメタノールゾル(商品名:メタノール
シリカゾル、日産化学工業製、粒径10〜20nm)を
フィラー/全シリコーンレジン(縮合化合物換算)の固
形分基準で重量比が1.5となるよう添加する以外は実
施例1と同様の操作を行ってコーティング材組成物を得
た。次いで、このコーティング材組成物を用い、実施例
1と同様の方法で塗装品を作製した。 <実施例7>実施例1において、(D)成分としてZr
(C5724の代わりにZr(OC49)(C57
2)(C6932を添加する以外は実施例1と同様の
操作を行ってコーティング材組成物を得た。次いで、こ
のコーティング材組成物を用い、実施例1と同様の方法
で塗装品を作製した。
【0048】<実施例8>実施例7において、(D)成
分としてのZr(OC49)(C572)(C6
932を基本コーティング材に対し10%添加する以
外は実施例7と同様の操作を行ってコーティング材組成
物を得た。次いで、このコーティング材組成物を用い、
実施例1と同様の方法で塗装品を作製した。 <実施例9>実施例8において、(B)成分であるγ−
グリシドキシプロピルトリメトキシシランを全く加えな
かった以外は、実施例8と同様の操作を行ってコーティ
ング材組成物を得た。次いで、このコーティング材組成
物を用い、実施例1と同様の方法で塗装品を作製した。
【0049】<実施例10>(D)成分としてZr(O
493(C5722を添加する以外は実施例1と
同様にして作製したコーティング材組成物を、実施例1
と同様に塗装した。 <実施例11>(D)成分としてZrO(C2322
を基本コーティング材に対し5%添加する以外は実施例
1と同様にして作製したコーティング材組成物を、実施
例1と同様に塗装した。
【0050】<比較例>実施例1において、基本コーテ
ィング材に有機金属化合物を全く添加せずに該基本コー
ティング材をガラス基材に塗装する以外は実施例1と同
様の方法で塗装品を作製した。 [塗膜性能の評価]以上のようにして得られた塗装品の
塗膜性能を以下の方法で評価した。 (耐水性):塗膜を基材ごと60℃の温水(使用する水
はイオン交換水)中に浸漬し、24時間後に取り出し、
乾燥後1時間放置し、塗膜表面をガーゼでこすり、傷の
発生および膜の剥離について目視観察し、以下の基準で
評価した。
【0051】 ◎:傷なく、膜の剥離もなし。 ○:傷少なく、膜の剥離なし。 △:傷多く、膜の剥離若干あり。 ×:膜の剥離発生。 (耐アルカリ性):塗装品を1N−NaOH水溶液に浸
漬し24時間後に取り出して、水洗、乾燥した後、ガー
ゼで塗膜表面をこすり、塗膜の有無および膜の剥離、傷
つき性を目視で観察し、以下の基準で評価した。
【0052】 ◎:膜剥離、傷等まったくなし。 ○:1〜2本の傷は発生するが、膜剥離はなし。 △:傷が発生し、膜剥離寸前。 ×:傷が多数発生、膜剥離。 (有機物の分解性):オレイン酸を一定量(0.2c
c)塗膜面に滴下し、1時間放置後、オレイン酸を水拭
きし、乾燥して試験片とした。これに紫外線(約1mW
/cm2)を照射し、12時間後の塗膜表面の水に対す
る接触角を測定し、有機物の分解性を以下の基準で評価
した。
【0053】 ◎:計測不能(≒0°) ○:5°以下 △:5°超〜15°以下 ×:15°超 (耐摩耗性=ハードコート性):トラバース式摩耗試験
機を用い、キャンバス布を塗装品の塗装面に接触させ、
1000回往復摺動(荷重100g/cm2、ストロー
ク100mm)させることにより、摩耗試験を行った。
そして、摩耗試験後、塗膜表面の傷の発生度合いを光学
顕微鏡で観察した。その判定基準は以下の通りである。
【0054】 ○:傷無し。 △:傷が1cm2当たり数本発生。 ×:傷が多数発生。剥離あり。 評価結果を表1に示す。
【0055】
【表1】
【0056】表1にみるように、実施例1〜9はいずれ
も、比較例1に比べ、光半導体による有機物の分解性、
耐磨耗性は同等以上に保たれ、かつ、耐水性および耐ア
ルカリ性が良好であった。これに対し、有機金属化合物
を添加しなかった比較例1は、有機金属化合物を添加し
た実施例1〜9と比べて、耐水性および耐アルカリ性に
乏しく、膜の剥離が発生した。
【0057】
【発明の効果】本発明のコーティング材組成物は、従来
品と同等以上の防汚性、親水性等の優れた性能を維持し
つつ、耐水性および耐アルカリ性にも優れた塗布硬化被
膜を形成することができる。本発明の塗装品は、上記本
発明のコーティング材組成物の塗布硬化被膜からなる塗
装層を備えるため、従来品と同等以上の防汚性、親水性
等の優れた性能を維持しつつ、耐水性および耐アルカリ
性にも優れている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09D 5/16 C09D 5/16 185/00 185/00 (72)発明者 柴田 圭史 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 Fターム(参考) 4D075 CA34 CA38 DB01 DB13 DB31 EB42 EC01 EC10 EC23 4J038 DL021 DL031 DL051 DL071 DL091 DL121 DM022 HA026 HA166 HA216 HA446 KA04 KA08 KA12 MA10 MA14 NA04 NA05 NA06

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリコーンレジンと、一般式(1):R1
    mM(OR2n(ここで、MはTi、Al、Zrおよび
    ZrAlからなる群から選ばれた少なくとも1種の金属
    を示し、R1およびR2は同一または異種の1価の有機基
    または水素原子を示し、nおよびmは0または正の整数
    で、それらの合計n+mは前記金属Mの価数と等しい)
    で表される有機金属化合物とを含有するコーティング材
    組成物。
  2. 【請求項2】前記R1および/またはR2が炭素数3以上
    の有機基である、請求項1に記載のコーティング材組成
    物。
  3. 【請求項3】前記有機金属化合物がZr(C5724
    である、請求項1または2に記載のコーティング材組成
    物。
  4. 【請求項4】前記有機金属化合物がZr(OC492
    (C5722である、請求項1または2に記載のコー
    ティング材組成物。
  5. 【請求項5】前記有機金属化合物がTi(C5724
    である、請求項1または2に記載のコーティング材組成
    物。
  6. 【請求項6】前記有機金属化合物が(C37O)2Ti
    (C6932である、請求項1または2に記載のコー
    ティング材組成物。
  7. 【請求項7】前記有機金属化合物がAl(C5723
    である、請求項1または2に記載のコーティング材組成
    物。
  8. 【請求項8】前記有機金属化合物がZr(OC49
    (C572)(C6932である、請求項1または
    2に記載のコーティング材組成物。
  9. 【請求項9】前記有機金属化合物がZr(OC493
    (C572)である、請求項1または2に記載のコー
    ティング材組成物。
  10. 【請求項10】シリコーンレジンと、一般式(2):Z
    rOR1 m(OR2n(ここで、R1およびR2は同一ま
    たは異種の1価の有機基または水素原子を示し、nおよ
    びmは0または正の整数で、それらの合計n+mは2)
    で表される有機金属化合物とを含有するコーティング材
    組成物。
  11. 【請求項11】前記有機金属化合物がZrO(C23
    22である、請求項10に記載のコーティング材組成
    物。
  12. 【請求項12】前記有機金属化合物をコーティング材組
    成物の全固形分に対し0.1〜30重量%含有する請求
    項1から11までのいずれかに記載のコーティング材組
    成物。
  13. 【請求項13】無機系フィラーをも含有する請求項1か
    ら12までのいずれかに記載のコーティング材組成物。
  14. 【請求項14】前記無機系フィラーが光半導体である、
    請求項13に記載のコーティング材組成物。
  15. 【請求項15】前記シリコーンレジンが、実質的に、4
    官能加水分解性オルガノシランの(部分)加水分解物か
    らなる、請求項1から14までのいずれかに記載のコー
    ティング材組成物。
  16. 【請求項16】基材の表面に、請求項1から15までの
    いずれかに記載のコーティング材組成物の塗布硬化被膜
    からなる塗装層を備えた塗装品。
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