JP2002159489A - 医用画像診断システム、x線画像診断システム、並びにx線画像撮影装置、ct像撮影装置及び画像に係るデータ交換装置 - Google Patents

医用画像診断システム、x線画像診断システム、並びにx線画像撮影装置、ct像撮影装置及び画像に係るデータ交換装置

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JP2002159489A
JP2002159489A JP2000357755A JP2000357755A JP2002159489A JP 2002159489 A JP2002159489 A JP 2002159489A JP 2000357755 A JP2000357755 A JP 2000357755A JP 2000357755 A JP2000357755 A JP 2000357755A JP 2002159489 A JP2002159489 A JP 2002159489A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 異なる趣旨に基づく画像を関連付けして、迅
速かつ効果的な診断ないし診療を実施することのできる
X線画像診断システムを提供する。 【解決手段】 本発明に係るX線画像診断システムは、
被検体に関するX線画像及びCT画像をそれぞれ撮影可
能なX線画像撮影装置及びCT像撮影装置とを有してい
る。そして、前記X線画像に対し指定位置の入力を行う
と当該指定位置に対応するスライス位置で撮影されたC
T画像が自動的に呼び出され、前記CT画像の指定を行
うと当該指定に係るCT画像のスライス位置に対応する
撮影位置で撮影されたX線画像が自動的に呼び出され
る。このとき、X線画像における指定位置及びCT画像
のスライス位置を、同一の絶対座標系上で表現しておけ
ば、上記呼び出しを効率的に行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医用画像診断シス
テム、ないしX線画像診断システムに関し、特に、医用
画像撮影装置又はX線画像撮影装置、及び、CT像撮影
装置を含み、前者から後者へ、また後者から前者への画
像に係るデータの交換ないし共有等を可能とする医用画
像診断システム、ないしX線画像診断システムに関する
ものである。また、本発明は、いま述べた作用を有する
X線画像撮影装置、CT像撮影装置及び画像に係るデー
タ交換装置にも関する。
【0002】
【従来の技術】従来において、X線CT装置と、略C字
形状の支持器を備えたX線画像撮影装置とが組み合わさ
れたIVR−CT装置(X線画像診断システム)が提案
されている。ここにいうX線CT装置とは、よく知られ
ているように、その周囲にX線発生源とX線検出器とが
備えられた略円筒状の空洞部を有するCT架台を備え、
該空洞部に寝台の天板上に載置された被検体を導入する
とともに、前記したX線発生源とX線検出器とを空洞部
周囲で回転させつつ被検体に関する各方向のX線透過情
報(投影データ)を収集し、これに基づき断層像等を再
構成するものである。
【0003】また、略C字形状の支持器(以下、「Cア
ーム」という。)を備えたX線画像撮影装置とは、当該
支持器の一端及び他端に備えられたX線発生源とX線検
出器としてのイメージ・インテンシファイア(I.I.
(Image Intensifier))とを利用してX線撮影を行う
ものであり、特に、被検体中の血管造影等の目的で利用
される装置である。これは、一般には「アンギオ装置」
とも呼称される。このアンギオ装置はまた、被検体中へ
のカテーテルの挿入作業等、すなわち、医師による手術
ないしは検査と併せ、これに並行してX線撮影をも同時
に行うことを可能とする。
【0004】このようなIVR−CT装置においては、
X線CT装置における前記CT架台とアンギオ装置にお
ける前記Cアームとを同一空間内で併存させて動作さ
せ、あるいは位置決めすることが可能となる。そして例
えば、一方の装置により取得した被検体に関する情報
(例えば上記断層像又は血管造影像)に基づき、他方の
装置におけるX線検査をどのように行うかを決定し、か
つ比較的長い間をおかずに実行に移すことが可能である
という点等に特徴がある。むろん、このようなIVR−
CT装置によれば、どちらか一方の装置のみをもっぱら
使用するといったこと等も可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たIVR−CT装置においては次のような問題があっ
た。すなわち、既に述べたように、このようなIVR−
CT装置は、異なる趣旨に基づく二種の画像、すなわ
ち、X線CT装置で得られた画像(例えば断層像)と、
X線画像撮影装置で得られた画像(例えば血管造影像)
とを、比較・参照等して、病変部等の特定、あるいはそ
の状態の把握等を行い、迅速かつ効果的な診断ないし診
療を実施することに意義があるものであるが、従来にお
いては、上記二つの装置の関連、とりわけこれら二つの
装置により取得されたそれぞれの画像の関連付けが、必
ずしも十分に図られていなかった点に問題があった。
【0006】つまり、一方の装置で取得された画像と他
方の装置で取得された画像とが、どのような関係にある
か、具体的には、一方の画像が表している被検体のある
部位が、他方の画像の上では、どこに該当することとな
るのか等が、システム上では何らの関連付けもなされて
おらず、両者の関係を一見して把握することは不可能で
あった。
【0007】このようなことから、両画像の関連付け
は、例えば医師等その他の装置使用者が、当該画像に写
し出されている臓器や血管等の位置関係を把握した結果
と、該装置使用者による経験とに基づいて行わなければ
ならず、また、それが現状となっている。
【0008】したがって、上記IVR−CT装置を利用
することによる有意性(両装置が同一空間内に並存し、
迅速かつ効果的な診療等が実施可能)は依然認められる
ものの、当該装置を利用した診断ないし診療は、前記装
置使用者に対し相当程度の熟練を要求し、あるいは相応
の経験をつんだ者を対象とすることとなっていた。
【0009】この点、従来においても確かに、予め二つ
の画像表示装置を隣り合うように設置し、そのうちの一
の画像表示装置上に装置X線CT装置により取得された
画像を表示し、他の画像表示装置上にX線画像撮影装置
により取得された画像を表示することによって、両画像
の参照を容易にし、診断ないし診療の便宜に資する構成
をとるIVR−CT装置は存在していた。
【0010】しかしながら、このような構成は、単に二
つの画像を近接して表示する、ということに留まり、上
記問題点に対する根本的な解決となっていないことが明
らかであって、結局のところ、実質的な診断等を行うた
めには、装置使用者の経験等に大きく依存することに変
わりはなかった。
【0011】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、異なる趣旨に基づく
画像を関連付けして、迅速かつ効果的な診断ないし診療
を実施することのできる医用画像診断システム、ないし
X線画像診断システムを提供する。また、上記作用効果
を達成し得るX線画像撮影装置、CT像撮影装置及び画
像に係るデータ交換装置をも提供する。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために以下の手段をとった。すなわち、請求項1記
載の医用画像撮診断システムは、被検体に関する医用画
像を撮影可能な医用画像撮影装置と、前記被検体に関す
るCT画像を撮影可能なCT像撮影装置とを有する医用
画像診断システムにおいて、前記医用画像に対応するC
T画像を選択すること、及び、前記CT画像に対応する
医用画像を選択することが可能な制御手段を備えている
ことを特徴とするものである。
【0013】また、請求項2記載のX線画像診断システ
ムは、略C字形状となる支持器並びに該支持器の一端及
び他端にそれぞれ対向するよう備えられたX線発生手段
及びX線検出手段を有し前記支持器の位置ないし姿勢に
応じた種々の撮影位置にて被検体に関するX線画像を撮
影可能なX線画像撮影装置と、前記被検体を挿脱可能な
撮影空間部の周囲にX線発生手段及びX線検出手段がそ
れぞれ対向するよう備えられたCT架台を有し前記CT
架台の位置ないし姿勢に応じた種々のスライス位置にて
前記被検体に関するCT画像を撮影可能なCT像撮影装
置とを有するX線画像診断システムにおいて、前記X線
画像撮影装置及び前記CT像撮影装置の各々により取得
された複数のX線画像及び複数のCT画像をそれぞれ記
憶するX線画像記憶部及びCT画像記憶部と、前記X線
画像に対する指定位置の入力、及び、前記複数のCT画
像の中から任意のCT画像を指定する指定入力が可能な
入力手段と、前記CT画像記憶部及び前記X線画像記憶
部から、前記指定位置に対応するスライス位置で撮影さ
れたCT画像を選択すること、及び、前記指定入力に係
るCT画像のスライス位置に対応する撮影位置で撮影さ
れたX線画像を選択することが可能な制御手段を備えて
いることを特徴とするものである。
【0014】さらに、請求項3記載のX線画像診断シス
テムは、請求項2記載の同システムにおいて、前記制御
手段が、前記CT画像の選択又は前記X線画像の選択
を、前記撮影位置を絶対座標系上に変換して得られ前記
複数のX線画像の各々に固有に付随する絶対位置座標、
及び、前記スライス位置を前記絶対座標系上に変換して
得られ前記複数のCT画像の各々に固有に付随する絶対
位置座標の双方に基づいて実施することを特徴とするも
のである。
【0015】加えて、請求項4記載のX線画像診断シス
テムは、請求項3記載の同システムにおいて、前記制御
手段が、前記指定位置に対応するスライス位置で撮影さ
れたCT画像が存在しないと判断するときは、当該指定
位置の入力がなされた前記X線画像に固有に付随する絶
対位置座標に基づいて前記CT架台の位置ないし姿勢を
調整して当該絶対位置座標に対応するスライス位置で新
たなCT画像を撮影し、前記指定入力に係るCT画像の
スライス位置に対応する撮影位置で撮影されたX線画像
が存在しないと判断するときは、前記指定入力がなされ
た前記CT画像に固有に付随する絶対位置座標に基づい
て前記支持器の位置ないし姿勢を調整して当該絶対位置
座標に対応する撮影位置で新たなX線画像を撮影するこ
とを特徴とするものである。
【0016】さらに加えて、請求項5記載のX線画像診
断システムは、請求項2記載の同システムにおいて、前
記指定入力に係るCT画像のスライス位置に対応する撮
影位置で撮影されたX線画像を表示する画像表示手段を
有し、前記制御手段は、前記画像表示手段上に表示され
た前記X線画像上に、前記前記指定入力に係るCT画像
のスライス面を射影した形状を表示することを特徴とす
るものである。
【0017】一方、請求項6及び請求項7のそれぞれに
記載の発明は、上記X線画像診断システムの構成要素た
るX線画像撮影装置及びCT像撮影装置を、それぞれ単
独の視点から捕らえた発明であり、請求項8記載の発明
は、互いに画像の関連付けを行わないX線画像撮影装置
及びCT像撮影装置からなるシステムに対し、上記各請
求項において述べたようなX線画像及びCT画像の関連
付けを可能とする「画像に係るデータ交換装置」を追設
するという視点から捕らえた発明である。
【0018】
【発明の実施の形態】以下では、本発明の実施の形態に
ついて図を参照しつつ説明する。図1は、本実施形態に
係るX線画像診断システムの全体構成を示す概要図であ
る。なお、本実施形態においては、本発明にいう「医用
画像診断システム」ないし「X線画像診断システム」
を、いわゆる「IVR−CT装置」に、また、本発明に
いう「医用画像撮影装置」ないし「X線画像撮影装置」
及び「CT像撮影装置」を、それぞれ、いわゆる「アン
ギオ装置」及び「X線CT装置」に適用した場合を例と
した説明を行うこととする。
【0019】図1において、IVR−CT装置は、被検
体を載置する寝台1と、前記寝台1を側部より覆う得る
ような略C字形状となる支持器(以下、「Cアーム」と
いう。)21を有するアンギオ装置(=X線画像撮影装
置)2と、前記寝台1に移動可能に備えられた天板12
(後述)を挿入可能な空洞部(撮影空間部)Hを有する
CT架台31を備えたX線CT装置(=CT像撮影装
置)3とを備えている。
【0020】寝台1は、図1に示すように、後述するア
ンギオ装置2とX線CT装置3とによって共通に使用さ
れる。また、その具体的な構成は、脚11と該脚11上
に設置された前記天板12等とからなっている。このう
ち天板12は、図1矢印Xに示すように、被検体P(図
1においては不図示、図6等を参照)の体軸方向に沿っ
て移動することが可能となっている。一方、脚11は、
自身及び前記天板12を上下に動作することが可能であ
ることの他、固定式となっている。したがって本実施形
態における寝台1自体は、基本的に自身の設置された場
所を変更するような構成とはなっていない。また、脚1
1は、上記CT架台31及びCアーム21の動作・移動
(後述)にとって、邪魔にならない場所に設けられるこ
とが好ましい。図1においては、この要請に従い、天板
12の略端部に沿うようにして、略直方体状となる脚1
1が設けられていることが図示されている。
【0021】また、寝台1には、上記脚11の上下動及
び天板12の体軸方向移動を可能とするため図示しない
動力源が備えられており、これらは寝台駆動部(図3、
符号102参照)を構成する。さらに、このような寝台
1に関する天板12等の移動量を検知するため寝台位置
検出部(図3、符号101参照)が設けられている。
【0022】なお、上では寝台1自体は基本的に固定さ
れるとしたが、本発明はこの形態に特に限定されるもの
ではない。例えば、脚11と共に寝台1そのものが並進
動作可能であるような形態としても勿論よい。この場合
においては、上記動力源を別途設けるとともに、上記寝
台位置検出部は当該並進動作にかかる移動量をも検知可
能と構成することが可能である。
【0023】アンギオ装置2は、そのCアーム21にお
ける一端及び他端に、それぞれX線管球(X線発生手
段)22と、例えばイメージ・インテンシファイア
(I.I.)等により構成されるX線検出器23とが、
各々対向するように備えられている。これらX線管球2
2及びX線検出器23は、常態において前記寝台1の天
板12ないしは被検体Pを挟むように配置される。な
お、図1に示すような状態、つまりX線管球22とX線
検出器23とを結ぶ直接が、被検体Pを鉛直方向に沿っ
て貫くような状態を、以下では「正規状態」ということ
にする。
【0024】また、アンギオ装置2には、前記X線検出
器23に接続される画像処理等を行う画像収集部(図1
において不図示、図3中符号201参照)、表示部24
等が備えられている。アンギオ装置2では、これらの構
成により、被検体P中に対して、カテーテルを挿入する
等の医師による手術ないしは検査を行いつつ、これと並
行して血管造影等に係るX線撮影をも同時に行うことが
可能である。
【0025】Cアーム21は、当該アームを外側から覆
うよう設けられる固定アーム21aと、接続部21bを
介して接続されている。接続部21bは、固定アーム2
1aに対してCアーム21を、図1中矢印Cで示すよう
なスライド動作させることが可能な構成であるととも
に、図中矢印Dで示すような回転動作が可能な構成とな
っている。
【0026】なお、矢印Cで示される動作方向を、一般
に「LAO方向」及び「RAO方向」といい、それぞれ
図2(a)に模式的に示すように、前者のLAO方向
は、前記正規状態にあるCアーム21の下端が天板12
下面よりせり出し、これに伴い同上端が被検体Pの上方
から除かれるような方向であり、後者のRAO方向はそ
の逆の方向のことをいう。また、矢印Dに示される動作
方向を、一般に「Cranial方向」及び「Caud
al方向」といい、それぞれ図2(b)に示すように、
前者のCranial方向は、前記正規状態にあるCア
ーム21自身から見て右方向に横倒しになるような方向
(図面向かって左方向)であり、後者のCaudal方
向はその逆の方向(図面向かって右方向)のことをい
う。
【0027】また、外側アーム21aは、その一端が、
図1に示すように、天井に備えられた支点21cに対
し、回転可能に取り付けられている。外側アーム21a
及びCアーム21は、この支点21cにより、図1中矢
印Eで示すような回転動作をする。
【0028】さらに上記支点21cは、図1に示すよう
に、天井面との間に基台21dを介して設置されてい
る。そして当該基台21dは、レール21eに沿って図
1中矢印Fに示す方向に移動する。このような構成か
ら、結局、当該基台21dとともに「Cアーム21」
が、矢印Fの方向に並進動作することも可能となってい
る。
【0029】また、Cアーム21においては、上記した
図中矢印C,D,E及びFに係る動作を実現するための
複数の動力源が、該当する適当な箇所に備えられ(不図
示)、Cアーム駆動部(図3、符号202参照)を構成
する。さらに、Cアーム21には、該複数の動力源に対
応するように、その角度や位置の情報を検出する状態検
出部(図3、符号203参照)がそれぞれ備えられてい
る。この状態検出部の具体的な形態としては、例えば磁
気方式、刷子式、あるいは光電式等となる、いわゆるア
ブソリュートエンコーダを使用してよい。なお、本発明
は、ロータリエンコーダあるいはリニアエンコーダの種
別等その他具体的形態に特にこだわるものでもない。
【0030】なお、上記で説明したCアーム21の移動
を実現する機構は一例示に過ぎず、本発明が、これらの
形態に限定されるものではない。例えばCアーム21の
図1中F方向に関する移動は、基台21dが天井敷設の
レールに沿って走行する、いわゆる天井走行式により実
現されるものとなっていたが、本発明ではこれに代え
て、Cアーム21を保持する床面設置の「別体」を用意
し、当該別体が床面に沿って移動することにより、図1
中F方向の移動が実現されるような形態であってもよ
い。
【0031】X線CT装置3は、既述したCT架台31
の空洞部Hの周囲において、図示しないX線発生装置と
X線検出器とが当該周囲の部位に沿って回転可能に備え
られている。このうちX線検出器は、前記画像再構成等
を行うことの可能な画像収集部(図1において不図示、
図3中符号301参照)に接続され、前者(X線検出
器)の出力に基づき後者(画像収集部)が被検体Pに関
する断層像を再構成する。当該再構成された断層像は図
1に示す表示部32上で表示される。
【0032】また、CT架台31は、図1において矢印
χで示されているように、自身の空洞部H内に前記天板
12を導入あるいは導出することが可能な方向に並進動
作する。さらに、CT架台31は、上記前後方向の動作
に加えて、図1中矢印A及びBによって示されているよ
うに、前後方向に傾倒するようなチルト動作をすること
が可能とされ、その姿勢が変更可能となっている。本実
施形態においては、このチルト角度は、例えば前後(図
中矢印A及びB方向)それぞれ30度(計60度)の範
囲で可能、等とすることができる。このことにより、被
検体Pに関する、斜め方向に断層したX線画像を取得す
ることが可能となる。なお、上記並進動作及びチルト動
作は、CT架台31内の該当する適当な箇所に備えられ
た図示しない動力源により実現され、これら動力源はC
T架台駆動部(図3、符号302参照)を構成する。
【0033】加えて、CT架台31内には、上記Cアー
ム21においてその角度や位置を検知するための状態検
出部が設けられていたのと同様に、上記並進動作及びチ
ルト動作の移動量を検知(=CT架台31の現在位置の
検知)するための状態検出部(図3、符号303参照)
が設けられている。この状態検出部としては、記述した
アブソリュートエンコーダ等その他各種構成を採用して
よいことも同様である。
【0034】ちなみに、上記CT架台31の並進動作及
びチルト動作、及び上記Cアーム21の図1中矢印C乃
至Fで示される動作、さらには前記寝台1ないし天板1
2の被検体体軸方向の動作によって、CT架台31及び
Cアーム21並びに天板12の位置ないし姿勢は随時変
じられることとなるが、この位置ないし姿勢の変動は、
本実施形態において、上記状態検出部又は寝台位置検出
部の出力に基づき、IVR−CT装置全体から見たとき
の絶対的な位置、すなわち絶対座標値で以て、認識され
るようになっている。
【0035】なお、上にいう「絶対座標値」は、例えば
IVR−CT装置の設置室における或る一点を原点とし
て定め(=所定の「絶対座標系」を定め)、そこからC
アーム21、CT架台31、あるいは天板12等の位置
を記述した場合の座標値ということである。例えば図1
においては、符号Oにより示されている点を原点とし、
そこからCT架台31等の位置ないし姿勢が、記述され
ることが表されている。結局のところ、本実施形態にお
いては、Cアーム21、CT架台31及び寝台1のすべ
ての位置等が、統一的に、同一の座標系上で表されるこ
ととなる。なお、上記原点Oは基本的にどこに定めても
よいことは言うまでもない。
【0036】次に、上記構成例となるIVR−CT装置
におけるブロック構成について、図3を参照して説明す
る。図3において、IVR−CT装置は、上記アンギオ
装置2及びX線CT装置3から構成され、かつ、これら
の本実施形態における内実は、図3から明らかな通り、
ほぼパラレルな関係にある。すなわち、アンギオ装置2
及びX線CT装置3には、それぞれ既述の画像収集部2
01及び301、Cアーム駆動部202及びCT架台駆
動部302、並びにCアーム21及びCT架台31それ
ぞれについての状態検出部203及び303、そしてア
ンギオ画像(本発明にいう「X線画像」)及びCT画像
をそれぞれ表示する表示部24及び32が備えられてい
る。
【0037】また、寝台1についても、それぞれ既述の
寝台駆動部102及び寝台位置検出部101が備えられ
ている。このうち寝台位置検出部101は、アンギオ装
置2及びX線CT装置3の各々における寝台位置入出力
部204及び304と接続されており、互いにデータの
やり取りを行うことが可能となっている。つまり、アン
ギオ装置2及びX線CT装置3は、常に、寝台1の位置
についての情報を把握している。
【0038】さらに、アンギオ装置2には、上記画像収
集部201において収集された画像に関するデータ(画
像データ)と、当該画像データが収集された状況に対応
する、上記状態検出部203によって検知されたCアー
ム21の位置ないし姿勢に関する情報、及び、寝台位置
入出力部204の出力により把握された寝台1の位置に
関する情報(以上、まとめて呼称する場合、これを「撮
影位置付帯情報」という。)が、当該画像データに対し
付帯されたものを記憶するアンギオ画像メモリ205が
備えられている。この点、X線CT装置3も同様な構成
を備えることに変わりはないが、この場合における「撮
影位置付帯情報」は、「CT架台31の位置ないし姿勢
に関する情報」、及び、寝台の位置に関する情報から構
成されることになる。また、これを記憶するのはCT画
像メモリ305である。なお、アンギオ画像記憶部20
6及びCT画像記憶部306は、比較的大容量の記憶装
置であって、上述したような画像データ及び該データに
付帯する撮影位置付帯情報を複数記憶する。
【0039】上記の他、アンギオ装置2及びX線CT装
置3は、各種演算、比較を行い、あるいは画像表示動作
を司り、また、上記各部(201乃至206又は301
乃至306、また寝台1も含む。)の調和的な動作制御
等を行うCPU(制御手段)207及び307、上記各
部に対して装置使用者の意思を伝えるための入力部(入
力手段)208及び308が備えられている。このうち
本実施形態におけるCPU207及び307は、上記の
ような制御等の他特に、後述するCT画像及びアンギオ
画像の探索・選択作業にかかる演算等を行う。また、入
力部208及び308としては、具体的に例えば、キー
ボードやマウス、あるいはジョイスティック、トラック
ボール、ジョグシャトル、さらには表示部24又は32
の画像表示面に直截に接触しつつ入力することが可能な
構成等、種々の構成を採用することができる。
【0040】また、アンギオ装置2及びX線CT装置3
とには、前者から後者へ、又は後者から前者へ、互いに
種々のデータの交換を行うことの可能なインターフェイ
ス209及び309が備えられている。これらインター
フェイス209及び309に関する作用については、す
ぐ後に述べる作用効果説明時に述べることとする。
【0041】以下では、このような構成となるIVR−
CT装置の作用効果について、図4あるいは図8等に示
すフローチャートに沿った説明を行う。なお、本発明
は、アンギオ装置2で取得された画像とX線CT装置3
で取得された画像との関連付けを行うことにつき特徴が
あるものであるから、以下ではこの点を中心とした説明
を行うこととする。
【0042】まず、本実施形態における各装置2及び3
間の画像の「関連付け」という場合、これは大きく、次
に記す二つの場合に分けることが可能である。第一に、
アンギオ装置2で取得された画像に対する何らかの指定
により、X線CT装置3で取得された画像の「関連付
け」(ないし呼び出し)を行う場合、第二に、その逆の
方向の「関連付け」(ないし呼び出し)を行う場合であ
る。以下では、この順に説明を行うこととする。
【0043】(アンギオ画像に基づくCT画像呼び出
し)まず、装置使用者は、寝台1の天板12上に被検体
Pを載置した後、図4ステップS1にあるように、アン
ギオ装置2によるX線画像撮影を実施する。これは、公
知の通り、寝台1ないし天板12の位置とCアーム21
の位置ないし姿勢とを、図1中矢印X、あるいは矢印C
乃至Fで示したような各動作を通じて適当あるいは所望
なものとるように調整した後、X線管球22よりX線を
曝射し、該X線が被検体Pを透過したものをX線検出器
23により検出する結果、実現されることになる。な
お、この場合において、被検体Pの血管中に、必要に応
じ造影剤を導入することも公知である。
【0044】ただし、本実施形態においてはこのとき、
図4ステップS1に併せて示すように、取得されたアン
ギオ画像に対し、その取得時におけるCアーム21の位
置ないし姿勢に関する情報、及び、寝台1の位置に関す
る情報が、寝台位置入出力部204及びCアーム状態検
出部203の出力に基づき同時に把握・収集されてお
り、この撮影位置付帯情報は、当該アンギオ画像に関す
るデータ(アンギオ画像データ)に付随したものとし
て、アンギオ画像メモリ205に記憶されることにな
る。
【0045】次に、装置使用者は、図4ステップS2に
あるように、上記X線画像撮影の結果取得され、表示部
24において表示されているアンギオ画像に対し、図5
に示すように、CT画像の表示を行いたい箇所の指定位
置Rの入力を、入力部208を通じて行う。
【0046】図5においては、アンギオ画像が血管Pb
vを現している。また、同図においては、該アンギオ画
像の略中央の部位が、該画像に対し付随される撮影位置
付帯情報の一種たる「絶対位置座標X1」(上記で「撮
影位置付帯情報」として例示された情報から算出可能、
後述参照)に対応していることが概念的に示されている
とともに、当該画像の一部につき指定位置Rの入力が行
われた様子が示されている。ちなみに、このような指定
は、血管Pbvに狭窄ないし閉塞が生じており、病変部
の存在が疑われる箇所に対して実施するような場合が考
えられよう。
【0047】ここで、本実施形態における上記絶対位置
座標X1とは、図6に示すように、天板12の被検体載
置面12aと、Cアーム21の両端に備えられたX線管
球22(より詳しくは、そのX線放射口の中心)及びX
線検出器23(より詳しくは、その中心)を結ぶ線分X
lとの交点(本発明にいう「撮影位置」)を、上記にい
う「絶対座標系」上に変換して表したものである。した
がって、これを求めるためには、Cアーム21の位置及
び姿勢と、天板12の位置とに関する情報(撮影位置付
帯情報)を知り、これにつき上記変換をすることが必要
となるが、これらは上述したように、状態検出部203
及び寝台位置入出力部204から得られ、また当該アン
ギオ画像データに付随して記憶されている。
【0048】具体的には、Cアーム21の姿勢(Cra
nial方向又はCaudal方向の回転、及び、RA
O方向及びLAO方向の回転)が判明すれば、適当な幾
何学的演算を実施することによって、仮想的に線分Xl
を想定することが可能となり、該線分Xlと天板12の
被検体載置面12aとの交点もまた、幾何学的に求める
ことが容易に可能である。そして、この交点を変換して
求められた絶対位置座標X1は、図5に示すような(複
数あるうちの)アンギオ画像(のある一枚)を表象する
指標となる(それゆえに、当該座標X1は、撮影位置付
帯情報の一種として、当該アンギオ画像(に関する画像
データ)に固有に付随される、ともいい得る)。
【0049】さて次に、上記のような指定を受けたアン
ギオ装置2は、図4ステップS3にあるように、この指
定にかかる情報、すなわち上記絶対値座標X1及び指定
位置Rを、対CT装置用インターフェイス209、及び
対アンギオ装置用インターフェイス309を介して、X
線CT装置3側に送る。この際、指定位置Rを絶対座標
値に変換する必要があるが、これは、絶対位置座標X1
と指定位置Rとの差分、すなわち差分α=X1−Rに基
づいて、簡単に知ることができる。X線CT装置3では
これを受けて、図4ステップS4にあるように、この指
定位置Rに対応したスライス位置で撮影されたCT画像
を、CT画像記憶部306の中から探索し、かつ選択す
る作業に入る。なお、以下では絶対座標でもって表され
る指定位置Rを、特に“Rabs”と記す。
【0050】ここで、上記探索・選択作業は、具体的に
次に記す幾つかの手法を採用することが可能であるが、
ここにおいて重要であるのはやはり、当該アンギオ画像
が、Cアーム21及び天板12の位置等が如何なる状況
にあったときに取得されたかということと、指定位置R
に「対応する」CT画像というものをどのように考える
か、ということにある。すなわち、図5に示すようなア
ンギオ画像が、例えば既述の図6に示すように、Cアー
ム21がCaudal方向に所定角度傾倒している場合
に取得されたものと考えると、位置Rを指定するという
ことは、図6中の線分Rlを指定していることに略同義
であるから、「対応する」CT画像の探索・選択は、こ
の線分Rlを基準として行われることになる。
【0051】そして、該指定に「対応する」CT画像を
探索・選択するということの最も簡易な実現手法として
は、図6に併せて示すように、当該線分Rlが天板12
の被検体載置面12aと交差する点(つまり、Rab
s)を、絶対位置座標Ynとして保有(=付帯)するC
T画像を探索・選択することによればよい。
【0052】なお、この場合においては、いま述べたこ
とからもわかる通り、CT画像記憶部306において記
憶されている複数枚のCT画像の各々が、絶対位置座標
Ynを付随させていることが必要であるが、該絶対位置
座標Ynの意義及びその付随の「させ方」は、基本的に
上述したアンギオ画像における考え方と大きな相違はな
い(この点は、後にも述べる)。すなわち、あるCT画
像に付随される絶対位置座標Y1は、当該CT画像が取
得されたときに、そのスライス面(これは、CT架台3
1の位置ないし姿勢に関する情報から求められる)と、
天板12の被検体載置面12aとが交差する点(スライ
ス位置)を絶対座標系上に変換したもの、と定義するこ
とによればよい。
【0053】そして、このことから、上記探索・選択と
いうことは、 (指定位置Rabs)=(CT画像の絶対位置座標Yn)…(1) なる基準に基づいて行われることになるのがわかる(上
記比較演算の結果、例えばRabs=“Y1”であると
き、該Y1を付随するCT画像が「選択」される)。
【0054】また、「指定位置Rに対応するCT画像の
探索・選択」には、上記の他、線分Rlが被検体Pを横
切る部位を含むCT画像はすべて選択の対象とするとい
うことも可能である。図6でいえば、線分Rl中、被検
体P内に存在している部位(太線で示されている)を含
むCT画像であり、具体的には、図6でCT画像CT
1、CT2及びCT3等々が選択されてくることにな
る。なお、この場合においては、X線管球22及びX線
検出器23間の距離等の幾何形状的な値や、被検体Pの
体厚Ptに関する情報等が必要であるが、前者について
は既知(設計値)であり、後者については適当な値を入
力部208又は308から予め入力しておけばよい。そ
の具体的な値は、標準的な一義的体厚Ptを充ててもよ
いし、頭部、胸部、腹部及び脚部等々各部位に応じた適
切な体厚Pt1、Pt2、…、Ptnを用意しておきこ
れを充てるようにしてもよい。後は、このような体厚P
t、上記差分α、そしてCアーム21の姿勢に関する情
報等が判明すれば、この場合における複数枚のCT画像
の探索・選択は、幾何学的演算及びCT画像各々に付随
する絶対位置座標Ynとの比較演算等に基づき、これを
容易に実施することができる。
【0055】また、場合によっては、同一スライス面に
つき、複数のCT画像を取得している場合や、いわゆる
マルチスライス撮影されている場合、また、CT架台3
1のX線発生器がコーンビームを発するような場合にあ
っては、上記(1)式による基準によっても、複数枚の
CT画像が探索・選択されてくる場合もありえよう。
【0056】以上のように探索・選択されたCT画像
は、図4ステップS5にあるように、X線CT装置3側
の表示部32に表示されることになる。このとき、選択
されたCT画像が複数枚存在するのであれば、それらを
一挙に表示する形態、すなわちカタログ表示ないしはサ
ムネイル表示する形態とすることが可能である。そして
また、複数枚のCT画像が表示部32に表示されている
場合には、図4ステップS6にあるように、その中から
任意のものを拡大表示する旨、入力部308から指示す
るような構成とすることも可能である。
【0057】なお、上記例では、アンギオ画像上で指定
された箇所に関し、これに対応するCT画像の存在する
ことが暗黙の前提とされていたが、場合によっては、そ
のようなCT画像が存在しない場合(撮影していない場
合)も当然に有り得る。このような場合において、本発
明は、次のような処理を実施することができる。
【0058】すなわち、図4ステップS4において、ア
ンギオ画像上のある指定箇所に対応するCT画像が存在
しないと判断される場合には、図7ステップS41にあ
るように、当該アンギオ画像の絶対座標値Xnと、当該
アンギオ画像に関し付帯記憶されているCアーム21の
位置ないし姿勢に関する情報とを、CT装置3側に送
る。
【0059】CT装置3側ではこれを受けて、図7ステ
ップS42にあるように、前記絶対座標値Xnに基づ
き、寝台1ないしその天板12、あるいはCT架台31
を移動させて、その調整を行い(位置の変更)、また、
図7ステップS43にあるように、前記CTアーム21
の位置ないし姿勢に関する情報に基づき、CT架台31
のチルト角度の調整を行う(姿勢の変更)。ここにいう
「調整」とはつまり、図7ステップS41及びS42を
経た移動「後」の天板12、CT架台31等により、C
T画像の撮影を行うとすれば、当該CT画像は、上記で
述べた「対応する」CT画像となるような状況を現出す
る、という意味を有するに他ならない。ちなみに、この
移動・調整は、CPU307を通じ、寝台位置入出力部
304、CT架台駆動部302及びCT架台状態検出部
303等の作用により実現される。
【0060】以上の調整が済んだら、図7ステップS4
4にあるように、実際のCT画像撮影を実施する。この
新たなCT画像は、当然に前記アンギオ画像に「対応す
る」ものとなる。そして、ここまでの処理が済んだら、
後は図4ステップS5以降の処理を上述と同様に実施す
ればよい。
【0061】このような処理によれば、アンギオ画像上
で指定した箇所に対応するCT画像が存在しない場合で
も、アンギオ画像データに対し付帯記憶されている絶対
位置座標X1、及びCアーム21の姿勢に関する情報等
を利用することにより、そのようなCT画像を即座に撮
影して入手し、これを表示することが可能となる。
【0062】(CT画像に基づくアンギオ画像呼び出
し)この場合は、図8に示すフローチャートにあるよう
に、上述した「アンギオ画像に基づくCT画像呼び出
し」(図4のフローチャート)と基本的に同様な作用が
展開される。したがって、以下では両者(図8及び図
4)間で異なる処理ないし応対をする部分について、厚
い説明を行うこととする。
【0063】まず、装置使用者は、寝台1の天板12上
に被検体Pを載置した後、図8ステップT1にあるよう
に、X線CT装置3によるCT画像撮影を実施する。た
だしこのとき、取得されたCT画像に対し、その取得時
におけるCT架台31の位置ないし姿勢に関する情報、
及び、寝台1の位置に関する情報が、寝台位置入出力部
304及びCT架台状態検出部303の出力に基づき同
時に把握・収集されており、この撮影位置付帯情報は、
当該CT画像に関するデータ(CT画像データ)に付随
したものとして、CT画像メモリ305に記憶されるこ
とになる。
【0064】次に、装置使用者は、図8ステップT2に
あるように、上記CT画像撮影の結果取得され、表示部
32において表示されているCT画像に対し、図9に示
すように、アンギオ画像の表示を行いたい指定位置Qの
入力(本発明にいう「指定入力」)を、入力部308を
通じて行う。
【0065】図9においては、複数枚のCT画像CT
4、CT5及びCT6が現されている。また、以下述べ
る点は上記図5と異なるところとなるが、同図において
は、これらCT画像CT4、CT5及びCT6「そのも
の」が、該画像の各々に対し付随される撮影位置付帯情
報の一種たる「絶対位置座標Y2」、「同Y3」及び
「同Y4」に対応していることが示されている。さら
に、同図においては、指定位置Qの入力は、これら複数
枚のCT画像CT4、CT5及びCT6の「一枚」につ
き行われる様子が示されている。
【0066】ここで、上記絶対位置座標Y2、Y3及び
Y4とは、既に絶対位置座標Y1を例として説明したよ
うに、各々のCT画像CT4、CT5及びCT6が取得
されたときの、CT架台31の位置ないし姿勢に関する
情報から求め得るスライス面と天板12の被検体載置面
12aとの交差点(本発明にいう「スライス位置」)を
上記にいう「絶対座標系」上に変換して表したもの、と
定義される(図10参照)。なお、CT架台31は、上
記したようにチルト動作も可能であるから、該動作を経
た後にはCT画像は「斜め」のスライス面に則し取得さ
れることになるが、この場合であっても、上記定義(ス
ライス面と被検体載置面の交差)がそのまま当てはまる
と考えてよい。図10左方では、斜めのスライス面に則
すCT画像CTsとその絶対位置座標Ysとの関係が模
式的に示されている。
【0067】このようであるから、いまの例において
は、上で述べたアンギオ画像のように、該アンギオ画像
の「一部」(上記では「略中央部位」)が絶対位置座標
X1に対応しているということに基づき当該アンギオ画
像が当該絶対位置座標X1でもって代表的に表象され
る、ということではなくて、端的に、CT画像の各々
が、絶対位置座標(Y1、…、Yn)でもって表象され
るということになる。そして、このことから、指定位置
Qの入力ということは、指定位置Rの入力がアンギオ画
像の「一部」について行われていたのとは異なり、「C
T画像そのもの」の指定入力によればよいことがわか
る。図9においては、CT画像CT5が指定されている
ことが示されており、結果、絶対位置座標Y3が指定さ
れたこと(指定位置Q=絶対位置座標Y3)を意味して
いる。
【0068】さて次に、上記のような指定を受けたX線
CT装置3は、図8ステップT3にあるように、この指
定にかかる情報、すなわち上記絶対位置座標Y3を、対
アンギオ装置用インターフェイス309、及び対CT装
置用インターフェイス209を介して、アンギオ装置2
側に送る。アンギオ装置2ではこれを受けて、図8ステ
ップT4にあるように、この指定位置Qの入力に係るC
T画像CT5の絶対位置座標Y3に対応する撮影位置で
撮影されたアンギオ画像、つまり該座標Y3に対応する
絶対位置座標Xnを付随するアンギオ画像を、アンギオ
画像記憶部206の中から探索し、かつ選択する作業に
入る。
【0069】ここで、上記探索・選択作業は、具体的に
次に記す手法を採用することが可能であるが、ここにお
いて重要であるのは、「指定されたCT画像に対応する
アンギオ画像」というものを、どのように考えるかにあ
る。すなわち、図9に示すようなCT画像CT5の指定
が行われ、これに対応するアンギオ画像を探索・選択す
る場合においては、例えば図10に示すように、当該画
像CT5を含みうるアンギオ画像の存在が、複数想定さ
れる場合がある。図10においてはより具体的に、CT
画像CT5を含むアンギオ画像が、Cranial方向
及びCaudal方向に所定角度傾倒したCアーム21
によって複数回、X線画像撮影されている場合が考えら
れることを示している。
【0070】本実施形態においては、上記のような場合
において、CT画像CT5に「対応する」アンギオ画像
の具体的な探索・選択を、次のように行う。まず、指定
されたCT画像CT5の絶対位置座標Y3と、アンギオ
画像記憶部206に記憶されている複数のアンギオ画像
に関する上記したような絶対位置座標X1、…、Xnと
を、次のような式に基づき比較し、これを満たすアンギ
オ画像と満たさないものとの選別を行う。 (Xn−αn)≦Y3≦(Xn+βn)…(2) ここに、αn及びβnとは、それぞれ、図11に示すよ
うに、ある(=n枚目の)アンギオ画像の上端及び下端
から、当該アンギオ画像に関する絶対座標値Xnまでの
距離である。
【0071】このような(2)式を満たすものとして選
別されたアンギオ画像は、その画像中に、CT画像CT
5に対応する箇所を含むものであることがわかる。そし
て、この選別はまた、図10に示すような3つのアンギ
オ画像を「対応する」ものと扱うことに他ならない。
【0072】以上のように探索・選択されたアンギオ画
像は、図8ステップT5にあるように、アンギオ装置2
側の表示部24に表示されることになる。このとき、図
10におけるように、3つのアンギオ画像が表示される
のであれば、この表示を、カタログ表示ないしはサムネ
イル表示形態とすることが可能である。
【0073】また、このような場合において、選択され
たアンギオ画像が具体的にどのような態様によるものか
(=アンギオ装置2において、どのように取得された
か)に応じて、適宜、適切な画像表示を行うことができ
る。
【0074】すなわち、アンギオ画像は、上述したよう
に、被検体Pに造影剤を投与することを前提として撮影
される場合が多々あるが、この場合さらに、当該造影剤
が被検体P内でどのように流れるか、等といった動的な
観察を行うため、その追跡撮影が実施される結果とし
て、アンギオ画像が「動画」として取得される場合があ
る。つまり、このようなアンギオ画像は、複数の静止画
からなり、当該複数の静止画を通して見ることにより動
画となるような態様となる。そして、このような場合に
おいては、図12のアンギオ画像AG1に示すように、
例えば当該複数の静止画の先頭の画像を一番上に表示
し、その背後に、「動画」を展開しうる一連の静止画
(=通常、「1カット」ともいう。)が存在しているこ
とを、装置使用者に認識させるような画像表示を行うこ
とができる。また、そのような画像表示ではなくて、当
該複数の静止画全部を表示部24の表示面上にすべて展
開するような表示形態としても勿論よい。この場合にお
いてはさらに、その中の一枚を指示することにより、後
述する拡大表示させることも可能である。
【0075】ちなみに、選択されたアンギオ画像が、図
5等に示したように、単に透視的に一枚の画像として撮
影されたものである場合も当然に想定され、この場合に
おいては、そのアンギオ画像そのものを表示すればよい
(図12中、アンギオ画像AG2及びAG3参照)。
【0076】そしてまた、図12に示すように、複数枚
のアンギオ画像が表示部24に表示されている場合に
は、図8ステップT6にあるように、その中から任意の
ものを拡大表示する旨、入力部208から指示するよう
な構成とすることも可能である。この場合、本実施形態
においては、当該表示を図13のフローチャートに示す
ように行うことが可能である。
【0077】まず、図13ステップT61にあるよう
に、指定されたアンギオ画像に付帯するCアーム21の
姿勢に関する情報を入手する。具体的には、図2におい
て説明したように、Cアーム21のRAO方向又はLA
O方向に関する角度情報θ1と、Cranial方向又
はCaudal方向に関する角度情報θ2と、である。
また次に、図13ステップT62では、指定されたCT
画像(上記の例では、画像CT5)に付帯するCT架台
31のチルト角度に関する情報θ3を入手する。
【0078】これら各種角度情報θ1、θ2及びθ3が
入手されたら、図13ステップT63にあるように、こ
れらの値を用いて、下記式に基づくスライス面の傾きに
関する算出を行う。 (画面水平面(XY平面)に対する傾き)=θ1… (3) (画面垂直面(XZ平面)に対する傾き)=θ2−θ3…(4) ここに、式中の説明にあるXY平面、XZ平面というの
は、具体的には図14に示すような座標系における場合
を想定している。すなわちこの座標系は、そのXY平面
が、上記で指定されたアンギオ画像の画像面AG(図
中、一点鎖線参照)に一致するとともに、X軸方向が当
該アンギオ画像の「画面上の水平方向」に、Y軸方向が
「画面上の垂直方向」にそれぞれ該当し、かつ、Z軸方
向が当該アンギオ画像の奥行き方向を指し示している。
以上のことから、「XY平面」及び「XZ平面」という
のは、それぞれ上記しているように、「画面(に対し
て)水平面」及び「画面(に対して)垂直面」というこ
とになる。
【0079】そして、このような場合における上式
(3)及び(4)の意味合いは、次のようになる。すな
わち、(3)式におけるθ1は、図14(a)に示すよ
うに、正規の位置付けとなるスライス面(図中、破線参
照)が、XZ面に平行でありつつ、XY面に対して傾く
スライス面SLF1となる場合における、その傾き角度
のことをいう。ここに、「正規の位置付け」というの
は、Cアーム21が前記正規状態にある場合であって、
図14から明らかなように、アンギオ画像の画像面AG
とスライス面とが直角に交わる場合(ただし、角度θ1
が0でない場合を除く。)をいう。また、(4)式にお
けるθ2は、図14(b)に示すように、正規の位置付
けとなるスライス面が、X軸を中心として、XZ平面に
対して傾くスライス面SLF2となる場合における、そ
の傾き角度のことをいう。
【0080】したがって、図2(a)と見比べてわかる
ように、上記角度θ1は、Cアーム21のRAO方向又
はLAO方向に該当する傾斜角であることがわかり、上
記角度θ2は、Cアーム21のCranial方向又は
Caudal方向に該当する傾斜角であることがわかる
(ただし、図2(a)において、図面奥行き方向が図1
4におけるY軸方向に一致する、と考えることによ
る)。また、(4)式における傾斜角θ2とCT架台3
1のチルト角度θ3とは、同一平面内で定義される角度
であるから、もし該架台31がチルトされている場合
(θ3≠0)には、その分につき相殺する目的から、θ
2−θ3とされる。
【0081】そして最終的には、一般に想定されるスラ
イス面が上記図14(a)及び(b)に示すような傾き
の重ね合わせと考えられることから、アンギオ画像の画
像面AGに対し、当該スライス面を射影した形状が、当
該アンギオ画像における「スライス面表示」として行わ
れることになる。図15においては、射影されたスライ
ス面SLF´の一例を示している。
【0082】このような表示をすることで、アンギオ画
像とこれに対応するCT画像との対応関係をより明確に
把握し得ることが明らかである。また、このようなスラ
イス面表示においては、その射影された形状たるスライ
ス面SLF´と、アンギオ画像AGないし被検体Pとの
位置関係をよりはっきりと判明させるような表示を行っ
ておくと更によい。図15においては、このような表示
の例として、スライス面SLF´の一角を走る実線ω1
と、その一部が該スライス面SLF´の背面に隠れる実
線ω2とが示されている。この表示によれば、例えば、
前者の実線ω1が被検体Pの「腹側」、後者の隠れる実
線ω2が被検体Pの「背中側」といった意味をもたせて
おけば、スライス面SLF´のアンギオ画像AG上にお
ける位置関係はよりはっきりとわかることになる。
【0083】なお、上記では拡大表示する旨の指令があ
った場合、当該拡大表示の対象となるアンギオ画像のみ
につき、上記のようなスライス面表示が行われるとした
が、その他、CT画像に対応するアンギオ画像を表示す
る図12のような時点において既に、これらアンギオ画
像AG1、AG2及びAG3に対し、上記したスライス
面表示を行うような形態としても勿論よい。
【0084】なお、上記例では、指定されたCT画像に
関し、これに対応するアンギオ画像の存在することが暗
黙の前提とされていたが、場合によっては、そのような
アンギオ画像が存在しない場合(撮影していない場合)
も当然に有り得る。このような場合においては、既に
「アンギオ画像に基づくCT画像呼び出し」の項で述べ
たように、図7に示したフローチャートとパラレルな関
係にある処理を実施すればよい。これにより、該図7を
実施することにより享受されるのと同様な効果を得るこ
とができる。
【0085】すなわち、図8ステップT4において、指
定されたCT画像に対応するアンギオ画像が存在しない
と判断される場合には、図16ステップT41にあるよ
うに、当該CT画像の絶対位置座標YnとCT架台31
のチルト角度に関する情報をアンギオ装置2側に送信
し、図16ステップT42及び図16ステップT43で
は、前記絶対位置座標Ynとチルト角度に関する情報に
基づき、寝台1ないし天板12、及びCアーム21の位
置ないし姿勢を「調整」する。この「調整」の意味は、
既に述べたとおりである。
【0086】そして、以上の調整が済んだら、図16ス
テップT44にあるように、実際のアンギオ画像撮影を
実施する。後は、図8ステップT5以降の処理を実施す
ればよい。
【0087】以上説明したように本実施形態におけるI
VR−CT装置によれば、まず、アンギオ装置2で取得
された画像に基づいて、その画像上のある箇所を指定す
ることによれば、当該箇所に対応するCT画像が自動的
に探索・選択されてくる。またその逆に、X線CT装置
3で取得された画像に基づいて、あるCT画像を指定す
ることによれば、当該指定に対応するアンギオ画像が自
動的に探索・選択されてくる。
【0088】したがって、両装置2及び3により取得さ
れた画像の対応関係が、熟練等によらず明確に「関連付
け」されるから、結果、迅速かつ効果的な診療ないし診
断を実施することができる。
【0089】なお、上記実施形態においては、本発明に
いう「X線画像撮影装置」として、一機のCアーム21
を備える「アンギオ装置」を例にとった説明を行った
が、本発明は、このような形態に限定されるものではな
い。例えばまず、上記のようにCアーム21を一機のみ
備えるものではなく、これを二機備えるような「アンギ
オ装置」、すなわちいわゆる「バイプレーンシステム」
と呼称されるものに対しても、本発明は容易に適用可能
である。また、「アンギオ装置」を離れ、本発明にいう
「医用画像撮影装置」ないし「X線画像撮影装置」を、
いわゆる「透視撮影装置」や「多目的X線画像撮影装
置」に適用することが可能である。さらに広くは、本発
明にいう「医用画像撮影装置」としては、いわゆる「超
音波診断装置」に適用することも可能である。
【0090】また、本発明にいう「CT像撮影装置」と
しては、上記X線CT装置の他、場合によっては、核磁
気共鳴イメージング装置(MRI装置)や、核医学診断
装置(その中でも、いわゆる「SPECT装置」)等が
該当する場合も考えることができる。
【0091】以上のことから結局、本発明にいう「医用
画像診断システム」とは、様々な医用画像(上記したよ
うに、例えば超音波診断像等をも含む)と様々な具体的
形態となるCT像撮影装置により取得されたCT像とを
関連付けるものであれば、その範囲内にあるものとして
認識される。
【0092】また、上記では、アンギオ画像又はCT画
像の探索・選択に係る演算等は、アンギオ装置2又はX
線CT装置3のそれぞれに備えられたCPU207又は
307によって行われていたが、本発明は、このような
形態に限定されるものではない。例えば、前記アンギオ
画像記憶部206及びCT画像記憶部306を併せ持ち
(=内設し)、かつ、両装置2及び3に対する共通の入
力部を備える等、IVR−CT装置全体を統括的に制御
することが可能な統括部(不図示)を別途設け、その中
央処理装置(制御手段)等によって、上記探索・選択に
係る演算等を一括的に実施するようにしてもよい。
【0093】さらにこれを進めて、IVR−CT装置自
体は、従来通り、アンギオ装置2で取得される画像とX
線CT装置3で取得される画像との間に何らの関連付け
も行わない構成とするが、当該IVR−CT装置に対
し、上記で述べたような「統括部」を追設することによ
って、本発明の目的を達成することも可能である。
【0094】すなわち、この場合においては、前記統括
部が、アンギオ画像上で指定された指定位置に関する情
報や絶対位置座標Xn等からなるデータをアンギオ装置
2より受け取り、又は、指定されたCT画像(=絶対位
置座標Yn)等からなるデータをX線CT装置3より受
け取ることにより、それぞれ対応するCT画像又はアン
ギオ画像を、該統括部に内設されたCT画像記憶部又は
アンギオ画像記憶部から選択し、これをX線CT装置3
又はアンギオ装置2に送信する、等といったこととな
り、当該統括部は、いわば「画像に係るデータ交換装
置」としての作用を有するものとなる。
【0095】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の医用画像
診断システム、ないしX線画像診断システム等によれ
ば、その構成要素たる医用画像撮影装置ないしX線画像
撮影装置及びCT像撮影装置の各々で取得された異なる
趣旨に基づく画像の関連付けが自動的に図られることに
より、装置使用者の熟練や経験等に頼ることなく、迅速
かつ効果的な診療ないし診断を実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態に係るIVR-CT装置の全体構
成を示す概要図である。
【図2】 図1に示すアンギオ装置のCアームがとりう
る姿勢を説明する説明図であって、(a)はCアームの
RAO方向又はLAO方向、(b)はCranial方
向又はCaudal方向の姿勢変化に関する。
【図3】 図1に示すIVR−CT装置の電気的構成例
を示すブロック図である。
【図4】 アンギオ画像に基づきCT画像を呼び出す場
合の処理の流れを示すフローチャートである。
【図5】 アンギオ画像の一表示例と該画像に対する指
定位置の入力例を示す説明図である。
【図6】 アンギオ画像上の指定位置に対応するCT画
像の探索・選択を説明する説明図である。
【図7】 アンギオ画像上の指定位置に対応するCT画
像が存在しない場合の処理の流れを示すフローチャート
である。
【図8】 CT画像に基づきアンギオ画像を呼び出す場
合の処理の流れを示すフローチャートである。
【図9】 CT画像の一表示例と該画像に対する指定位
置の入力例を示す説明図である。
【図10】 指定されたCT画像に対応するアンギオ画
像の探索・選択を説明する説明図である。
【図11】 アンギオ画像上で定義されるαn及びβn
を説明する説明図である。
【図12】 選択されたアンギオ画像の表示態様の一例
を示す説明図である。
【図13】 選択されたアンギオ画像上にスライス面表
示をする場合の処理の流れを示すフローチャートであ
る。
【図14】 スライス面表示を行うための、当該スライ
ス面に関する角度算出を説明する説明図であって、
(a)はCアームのRAO方向又はLAO方向に該当す
る傾斜角、(b)はCranial方向又はCauda
l方向に該当する傾斜角に関する。
【図15】 選択されたアンギオ画像上にスライス面表
示をした例を示す説明図である。
【図16】 指定されたCT画像に対応するアンギオ画
像が存在しない場合の処理の流れを示すフローチャート
である。
【符号の説明】
P 被検体 1 寝台 11 脚 12 天板 12a 被検体載置面 101 寝台位置検出部 102 寝台駆動部 2 アンギオ装置(医用画像撮影装置、X線画像撮影装
置) 21 Cアーム(支持器) 21a 固定アーム 21b 接続部 21c 支点 21d 基台 21e レール 22 X線管球 23 X線検出器 24 表示部 201 画像収集部 202 Cアーム駆動部 203 Cアーム状態検出部 204 寝台位置入出力部 205 アンギオ画像メモリ 206 アンギオ画像記憶部 207 CPU 208 入力部 209 対CT装置用インターフェイス 3 X線CT装置(CT像撮影装置) 31 CT架台 32 表示部 301 画像収集部 302 CT架台駆動部 303 CT架台状態検出部 304 寝台位置入出力部 305 CT画像メモリ 306 CT画像記憶部 307 CPU 308 入力部 309 対アンギオ装置用インターフェイス

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検体に関する医用画像を撮影可能な医
    用画像撮影装置と、前記被検体に関するCT画像を撮影
    可能なCT像撮影装置とを有する医用画像診断システム
    において、 前記医用画像に対応するCT画像を選択すること、及
    び、前記CT画像に対応する医用画像を選択することが
    可能な制御手段を備えていることを特徴とする医用画像
    診断システム。
  2. 【請求項2】 略C字形状となる支持器並びに該支持器
    の一端及び他端にそれぞれ対向するよう備えられたX線
    発生手段及びX線検出手段を有し前記支持器の位置ない
    し姿勢に応じた種々の撮影位置にて被検体に関するX線
    画像を撮影可能なX線画像撮影装置と、 前記被検体を挿脱可能な撮影空間部の周囲にX線発生手
    段及びX線検出手段がそれぞれ対向するよう備えられた
    CT架台を有し前記CT架台の位置ないし姿勢に応じた
    種々のスライス位置にて前記被検体に関するCT画像を
    撮影可能なCT像撮影装置とを有するX線画像診断シス
    テムにおいて、 前記X線画像撮影装置及び前記CT像撮影装置の各々に
    より取得された複数のX線画像及び複数のCT画像をそ
    れぞれ記憶するX線画像記憶部及びCT画像記憶部と、 前記X線画像に対する指定位置の入力、及び、前記複数
    のCT画像の中から任意のCT画像を指定する指定入力
    が可能な入力手段と、 前記CT画像記憶部及び前記X線画像記憶部から、前記
    指定位置に対応するスライス位置で撮影されたCT画像
    を選択すること、及び、前記指定入力に係るCT画像の
    スライス位置に対応する撮影位置で撮影されたX線画像
    を選択することが可能な制御手段を備えていることを特
    徴とするX線画像診断システム。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、 前記CT画像の選択又は前記X線画像の選択を、 前記撮影位置を絶対座標系上に変換して得られ前記複数
    のX線画像の各々に固有に付随する絶対位置座標、及
    び、前記スライス位置を前記絶対座標系上に変換して得
    られ前記複数のCT画像の各々に固有に付随する絶対位
    置座標の双方に基づいて実施することを特徴とする請求
    項2記載のX線画像診断システム。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、 前記指定位置に対応するスライス位置で撮影されたCT
    画像が存在しないと判断するときは、 当該指定位置の入力がなされた前記X線画像に固有に付
    随する絶対位置座標に基づいて前記CT架台の位置ない
    し姿勢を調整して当該絶対位置座標に対応するスライス
    位置で新たなCT画像を撮影し、 前記指定入力に係るCT画像のスライス位置に対応する
    撮影位置で撮影されたX線画像が存在しないと判断する
    ときは、 前記指定入力がなされた前記CT画像に固有に付随する
    絶対位置座標に基づいて前記支持器の位置ないし姿勢を
    調整して当該絶対位置座標に対応する撮影位置で新たな
    X線画像を撮影することを特徴とする請求項3記載のX
    線画像診断システム。
  5. 【請求項5】 前記指定入力に係るCT画像のスライス
    位置に対応する撮影位置で撮影されたX線画像を表示す
    る画像表示手段を有し、 前記制御手段は、 前記画像表示手段上に表示された前記X線画像上に、前
    記指定入力に係るCT画像のスライス面を射影した形状
    を表示することを特徴とする請求項2記載のX線画像診
    断システム。
  6. 【請求項6】 略C字形状となる支持器並びに該支持器
    の一端及び他端にそれぞれ対向するよう備えられたX線
    発生手段及びX線検出手段を有し前記支持器の位置ない
    し姿勢に応じた種々の撮影位置にて被検体に関するX線
    画像を撮影可能なX線画像撮影装置において、 前記X線画像の複数を記憶するX線画像記憶部と、 前記被検体を挿脱可能な撮影空間部の周囲にX線発生手
    段及びX線検出手段がそれぞれ対向するよう備えられた
    CT架台を有し前記CT架台の位置ないし姿勢に応じた
    種々のスライス位置にて前記被検体に関するCT画像を
    撮影可能なCT像撮影装置により取得された複数のCT
    画像の中から、指定されたCT画像のスライス位置に関
    する情報を該CT像撮影装置から受信するインターフェ
    イスと、 前記X線画像記憶部から、前記指定されたCT画像のス
    ライス位置に対応する撮影位置で撮影されたX線画像を
    選択する制御手段と、を有することを特徴とするX線画
    像撮影装置。
  7. 【請求項7】 被検体を挿脱可能な撮影空間部の周囲に
    X線発生手段及びX線検出手段がそれぞれ対向するよう
    備えられたCT架台を有し前記CT架台の位置ないし姿
    勢に応じた種々のスライス位置にて前記被検体に関する
    CT画像を撮影可能なCT像撮影装置において、 前記CT画像の複数を記憶するCT画像記憶部と、 略C字形状となる支持器並びに該支持器の一端及び他端
    にそれぞれ対向するよう備えられたX線発生手段及びX
    線検出手段を有し前記支持器の位置ないし姿勢に応じた
    種々の撮影位置にて被検体に関するX線画像を撮影可能
    なX線画像撮影装置により取得されたX線画像に対する
    指定位置に関する情報を該X線画像撮影装置から受信す
    るインターフェイスと、 前記CT画像記憶部から、前記指定位置に対応するスラ
    イス位置で撮影されたCT画像を選択する制御手段と、
    を有することを特徴とするCT像撮影装置。
  8. 【請求項8】 略C字形状となる支持器並びに該支持器
    の一端及び他端にそれぞれ対向するよう備えられたX線
    発生手段及びX線検出手段を有し前記支持器の位置ない
    し姿勢に応じた種々の撮影位置にて被検体に関するX線
    画像を撮影可能なX線画像撮影装置と、前記被検体を挿
    脱可能な撮影空間部の周囲にX線発生手段及びX線検出
    手段がそれぞれ対向するよう備えられたCT架台を有し
    前記CT架台の位置ないし姿勢に応じた種々のスライス
    位置にて前記被検体に関するCT画像を撮影可能なCT
    像撮影装置とが付設され、 前記X線画像撮影装置及び前記CT像撮影装置の各々に
    より取得された複数のX線画像及び複数のCT画像をそ
    れぞれ記憶するX線画像記憶部及びCT画像記憶部と、 前記X線画像に対する指定位置に関する情報を受け取る
    とともに、前記CT画像記憶部から当該指定位置に対応
    するスライス位置で撮影されたCT画像を選択してこれ
    を前記CT像撮影装置に送信し、又は、前記複数のCT
    画像の中から指定されたCT画像のスライス位置に関す
    る情報を受け取るとともに、前記X線画像記憶部から当
    該スライス位置に対応する撮影位置で撮影されたX線画
    像を選択しこれを前記X線画像装置に送信する制御手段
    と、を備えていることを特徴とする画像に係るデータ交
    換装置。
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