JPH08131403A - 医用画像処理装置 - Google Patents

医用画像処理装置

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JPH08131403A
JPH08131403A JP27512394A JP27512394A JPH08131403A JP H08131403 A JPH08131403 A JP H08131403A JP 27512394 A JP27512394 A JP 27512394A JP 27512394 A JP27512394 A JP 27512394A JP H08131403 A JPH08131403 A JP H08131403A
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JP
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image data
dimensional image
coordinate system
processing apparatus
image processing
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JP27512394A
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Hiroko Tanaka
裕子 田中
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Toshiba Corp
Canon Medical Systems Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Medical Systems Engineering Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の目的は、複数の3次元画像データの座
標系を統一することができる医用画像処理装置を提供す
ることである。 【構成】本発明の医用画像処理装置は、同一被検体及び
同一部位に関する第1、第2の3次元画像データとを記
憶する画像記憶部2と、第1、第2の3次元画像データ
各々から少なくとも3つずつ特徴点を抽出し、第1の3
次元画像データの特徴点の座標と、対応する第2の3次
元画像データの特徴点の座標とが近似するように第1、
第2の3次元画像データの少なくとも一方を座標変換す
る画像処理部3とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、医用分野で取り扱われ
る、CT装置(X線コンピュータトモグラフィ装置)、
MRI装置(磁気共鳴イメージング装置)、核医学装置
(ガンマカメラやSPECT)、超音波診断装置、X線
装置等の各種画像診断装置(以下、これらのの装置各々
をモダリティという)により得られる画像情報から画像
処理を行い、それを表示することによって医師に診断、
治療上有効な情報を提供する医用画像処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】CT装置などから得られる画像は2次元
の断面画像であり、1枚の断面画像では立体的な人体内
部の構造を把握、診断することはできない。したがっ
て、臨床では1枚だけの断層画像を撮影することは少な
く、関心となる臓器を含む複数断面(マルチスライス)
を撮影し、これらの画像を並べて表示、診断を行ってい
る。
【0003】近年、CT装置では撮影技術の向上によ
り、ヘリカルスキャンに代表されるような、人体の複数
断面を高速に収集できるようになってきた。MRI装
置、SPECTにおいても同様に複数断面を収集するこ
とが可能である。
【0004】臨床の場では、撮影時期の異なった画像ど
うしを比較して、病変部位の進行状況等に基づき診断、
治療計画をたてることが多い。また、同一種類のモダリ
ティ間での画像比較だけでなく、異なる種類のモダリテ
ィで得た画像間で比較検討したい又は、しなければなら
ない、つまり過去の画像に他のモダリティで得た画像し
かない場合がある。
【0005】このような画像間での比較を行うために
は、当然、画像の位置関係が同一である必要がある。し
かし、同じ患者であっても撮影する度に、特別な固定器
具をつけない限り寝台に寝る体位姿勢は同じにならず、
つまり撮影方向が相違し、さらに多くの場合で、スライ
ス厚、スライスピッチ、画像サイズなどの諸条件も同じ
でない。したがって、異なった画像どうしを比較する場
合には、医師は自己の知識と経験に基づいて両画像間の
位置合わせを行い診断している。
【0006】とろこで、形成外科において、従来は、規
格写真と言われる顔面に対して正面、側面から撮影した
X線画像上で、解剖学的な特徴点から構成される基準の
座標系に基づいて距離、角度の計測をおこない、顔面形
状の解析をしているが、最近、CT画像を使った3次元
での形状解析の試みがなされつつある。しかし、CT画
像は、X線写真と異なり断面画像であるため撮影時期の
異なる画像間で位置関係を統一することは、熟練した医
師であっても困難であった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、同じ
患者の同じ領域で撮影された異なる3次元画像データか
ら共通の解剖学的特徴点の位置情報を抽出し、これらの
3次元画像データの位置関係が同じになるような相対座
標系を設定して、この相対座標系を統一座標系として位
置合わせを行ない、両3次元画像データ間で位置整合を
可能にして、画像を変換、表示することによって、診
断、治療計画の精度を向上させることのできる医用画像
処理装置を提供することである。
【0008】本発明の他の目的は、様々な患者の同じ領
域で撮影された3次元画像データから共通の解剖学的特
徴点の位置情報を抽出し、これらの3次元画像データの
位置関係が同じになるような相対座標系を設定して、こ
の相対座標系を統一座標系として位置合わせを行ない、
両3次元画像データ間で位置整合を可能にして、人体形
状の解析における精度と信頼性を向上させることのでき
る医用画像処理装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の医用画像処理
装置は、同一被検体及び同一部位に関する第1の3次元
画像データと第2の3次元画像データとを記憶する記憶
手段と、前記第1の3次元画像データと前記第2の3次
元画像データ各々から少なくとも3つずつ特徴点を抽出
する特徴点抽出手段と、前記第1の3次元画像データの
特徴点の座標と、対応する前記第2の3次元画像データ
の特徴点の座標とが近似するように前記第1の3次元画
像データと前記第2の3次元画像データの少なくとも一
方を座標変換する座標変換手段とを具備する。
【0010】請求項7の医用画像処理装置は、同一部位
に関する第1の3次元画像データと第2の3次元画像デ
ータとを記憶する記憶手段と、前記第1の3次元画像デ
ータと前記第2の3次元画像データ各々から少なくとも
3つずつ特徴点を抽出する特徴点抽出手段と、前記第1
の3次元画像データと前記第2の3次元画像データ各々
のとる座標系間の相対関係を求め、同一座標系を設定す
る同一座標系設定手段と、前記同一座標系に従って前記
第1の3次元画像データと前記第2の3次元画像データ
から表示画像を作成し、表示する表示画像作成表示手段
とを具備する。
【0011】請求項12の医用画像処理装置は、3次元
画像データを記憶する記憶手段と、前記3次元画像デー
タから解剖学的な特徴点を抽出する特徴点抽出手段と、
前記特徴点抽出手段によって抽出された特徴点に基づい
て、解剖学的に見て一義的に決まる基準座標系を設定す
る基準座標系設定手段と、前記3次元画像データを前記
基準座標系に変換する座標系変換手段とを具備する。
【0012】請求項19の医用画像処理装置は、複数の
3次元画像データ間の空間的相対関係に基づいて前記複
数の3次元画像データ間で位置整合し、位置整合後の3
次元画像データに対して所定の補正を実行することを特
徴とする。
【0013】
【作用】請求項1の医用画像処理装置によれば、同一被
検体及び同一部位に関する第1の3次元画像データと第
2の3次元画像データとの間で、各々の特徴点が近似す
るように第1の3次元画像データと第2の3次元画像デ
ータの少なくとも一方を座標変換するので、両3次元画
像データ間で位置整合をとることができる。
【0014】請求項7の医用画像処理装置によれば、同
一部位に関する第1の3次元画像データと第2の3次元
画像データ各々から少なくとも3つずつ特徴点を抽出
し、両データ間の座標系間の相対関係を求め、同一座標
系を設定し、この同一座標系に従って第1の3次元画像
データと第2の3次元画像データから表示画像を作成し
表示するので、解剖学的に見て同じ位置の画像を表示す
ることができる。
【0015】請求項12の医用画像処理装置によれば、
3次元画像データからの解剖学的な特徴点に基づいて、
解剖学的に見て一義的に決まる基準座標系を設定し、3
次元画像データを基準座標系に変換するので、様々な被
検体であってもこれらの3次元画像データ間で位置整合
をとることができる。
【0016】請求項19の医用画像処理装置によれば、
複数の3次元画像データ間の空間的相対関係に基づいて
複数の3次元画像データ間で位置整合し、位置整合後の
3次元画像データに対して所定の補正を実行することが
できるので、補正の精度を向上できる。
【0017】
【実施例】以下図面を参照して本発明の好適な実施例を
説明する。 (第1実施例)本実施例のハードウェア構成は図1に示
す通り、システム全体を管理するシステムコントローラ
(ホストコントローラ)としてのCPU1にはバス6を
介して、複数の3次元画像データを記憶する画像メモリ
としての画像記憶部2と、3次元画像データの位置整合
処理の他に表面表示画像、断面変換画像、投影画像等の
表示画像作成処理を実行することが可能な画像処理部3
と、画像処理部3で作成された画像を表示する画像表示
部4と、画像表示部4に表示される画像上で座標位置を
指定するためのマウス等のポインティング装置5とが接
続される。さらにバス6には、画像データ入力インタフ
ェース7が接続され、この画像データ入力インタフェー
ス7を介して図示しない各種モダリティから直接、また
はハードディスク装置(HDD)や光ディスク装置(O
DD)等の図示しない記憶装置から複数の3次元画像デ
ータをオフラインで取り込むこともできるように構成さ
れている。
【0018】ここで以降の説明で使用される用語につい
て定義する。位置整合とは、複数の3次元画像データ間
において、それぞれ同じ部位は互いに同じ座標で表現さ
れるように座標系を統一することと定義する。相対座標
系とは、複数の3次元画像データ間で、最終的に統一さ
れるべき座標系として定義される。具体的には、相対座
標系としては、位置整合を実施する複数の3次元画像デ
ータのうち、いずれか一つの世界座標系をもとに設定し
てもよいし、世界座標系とは異なる新たな別の座標系を
設定してもよい。ここでは、一つの3次元画像データに
対して規定された世界座標系を相対座標系として、他の
3次元画像データをこの相対的座標系に合わせるように
位置整合するものとして説明する。
【0019】世界座標系とは、図2(a)乃至図2
(d)に示すように、各々のデータを撮影する際のモダ
リティ上に設定された実空間の座標系であって、たとえ
ばCT装置の例では電源投入時でのガントリ中心を原点
とし、寝台移動方向をZ軸、鉛直方向をY軸、水平方向
をX軸とする実寸法を有する直交座標系として定義され
る。
【0020】また、位置整合の対象とされる複数の3次
元画像データの属性について定義する。第1に、複数の
3次元画像データは、撮影モダリティが異なっていて
も、同じであってもよい。ただし、以降の説明では、モ
ダリティは同じCT装置である仮定する。第2に、複数
の3次元画像データは、撮影時期が異なっているべきで
ある。なお、撮影時期が異なっているとは、2つの3次
元画像データ間において、撮影時の被検体の姿勢、チル
ト角、スライスピッチ、拡大率等の撮影条件が異なり、
両データ間で位置整合が取れていないこととして定義す
る。第3に、複数の3次元画像データは、同じ被検体に
関する同一部位のデータである。
【0021】上記定義した位置整合の処理は、全て画像
処理部3で実行され、この処理手順を大まかに見ると以
下の手順で段階的に行なわれる。なお、以下では、2つ
の3次元画像データ間の位置整合について考える。複数
の3次元画像データ間での位置整合の実現は、2つの3
次元画像データ間の位置整合処理を各3次元画像データ
に対して繰り返すことで可能となる。
【0022】位置整合処理の第1段階では、図12
(c),(d)に示すように、各3次元画像データにお
いて、特徴点を少なくとも3点ずつ抽出する。この特徴
点としては、解剖学的な特徴点の他に人為的な特徴点が
存在する可能性がある。解剖学的な特徴点とは、解剖学
的に見て全ての人体に存在し、且つ一点に収束できる点
として定義される。また、人為的な特徴点とは、位置整
合を目論んで撮影時に被検体の特定位置に取り付けられ
た画像化可能な一片(マーカ部材)が画像化された点で
あると定義される。
【0023】第2段階では、各3次元画像データの座標
データが、同じデータ構造で表現されるように、各々の
世界座標系に変換する。第3段階では、図12(e)に
示すように、各3次元画像データ間で、対応する特徴点
どうしが同じ座標になるような変換行列を求める。
【0024】最終的な第4段階として、図12(f),
(g)に示すように、この変換行列を用いて各3次元画
像データを統一座標系としての相対座標系に変換する。
このような段階的な処理を経て最終的に位置整合が成さ
れる。図3に、このような位置整合を実現するための画
像処理部3のブロック図を示す。2つの3次元画像デー
タ(DataA、DataB)が特徴情報抽出部8の作
業メモリに装填される。なお、特徴点の抽出処理の前
に、特徴点の存在する領域の大まかな指定、閾値など抽
出条件がオペレータの判断にしたがって入力され設定さ
れることは、効率的な特徴点の抽出処理を可能にすると
いう点で有効である。これは、画像表示部4に表示され
た画像上にマウスなどのポインティング装置5を介して
入力される。そして、世界座標変換部9では、特徴情報
抽出部8で算出された特徴点の位置情報を各々のデータ
に関する実空間上の直交座標系である世界座標系の座標
に変換し、両3次元画像データ間での座標データの構造
を統一化する。変換行列算出部10では、DataA、
DataBの特徴点の座標データを用いて相対座標系へ
の変換行列を求め、この変換行列を用いて両3次元画像
データを相対座標系によって位置整合する。次に、相対
座標系に位置整合された3次元画像データから画像作成
部11で表示する画像を作成し、画像表示部4に表示す
る。画像作成部11で作成される画像の表示方向、位置
は、マウスなどのポインティング装置5によって入力さ
れる。
【0025】次に各段階について詳細に説明する。 (特徴点の抽出)特徴情報抽出部8では、各3次元画像
データから、位置整合に必要な解剖学的及び人為的な特
徴点の中から少なくとも3つの特徴点を抽出する。特徴
点としては、後述するように様々な部位が使用可能であ
り、各々抽出方法が若干異なる。特徴点の算出の一例と
して、最初に、CT画像から歯髄領域の位置を特徴点と
して抽出する抽出方法を説明する。歯髄は歯の内部にあ
り、CT画像上ではX線透過率の低い歯に囲まれた閉領
域として認識することができる。歯髄領域の位置すなわ
ち特徴点は、この閉領域の重心と定義する。図4に歯髄
領域の重心を算出する手順を示す。 ((Step#1))まず、画像ディスプレイ上に3次
元画像データのうちの1断面の画像を表示する。図5
(a)は体軸に垂直な断面像(アキシャル像)の例であ
り、歯髄領域を含む大まかな領域を設定するためにマウ
ス操作(ポインティング装置5の操作)によって表示断
面の位置を体軸方向に変化させ、歯髄領域が写っている
断面画像を表示させる。図5(b)はMPR表示の例で
ある。1画面の左上にアキシャル像、左下に体軸に平行
で正面からみた断面画像(コロナル像)、右上にこれら
に垂直な断面画像(サジタル像)を表示する。図5
(a)と同様に、各断面画像の表示位置をマウス操作
(ポインティング装置5の操作)によって変化させ歯髄
領域が写っている画像を表示させる。 ((Step#2))歯髄領域の内部にある1点をマウ
スによって指示する。歯髄領域は、この指示された1点
を領域探索開始点として抽出される。 ((Step#3))領域探索開始点を中心にして、後
述するデータ座標系のXd、Yd、Zd3方向にCT値
のプロファイルを求める、それぞれのプロファイルでC
T値の極大値、極小値を求め、次の(1)式によって歯
髄領域の閾値を算出する(データ座標系については後
述)。
【0026】 T=MIN+p・(max−MIN) …(1) ただし、T:閾値 MIN:Xd、Yd、Zd方向の極小値のうちでいちば
ん小さい値 max:Xd、Yd、Zd方向の極大値のうちでいちば
ん大きい値 p:閾値を決定する条件(たとえば経験値から 0.2 ) ((Step#4))閾値T以下の画素を1とし、それ
以外を0としてCT画像を2値化する。 ((Step#5))2値化した領域に対して、領域探
索開始点に連結している領域を求める。これが歯髄領域
となる。 ((Step#6))抽出された歯髄領域の重心の座標
(XdG,YdG,ZdG)は次の(2)式によって求
める。
【0027】
【数1】
【0028】次に、特徴点としてCT画像から眼球領域
を抽出する手順を述べる。眼球は、筋肉、脂肪などの軟
組織さらに眼窩の骨に囲まれている。CT画像では眼球
辺縁、水晶体の領域は眼球内部よりCT値が高くなって
おり、眼球の回りの軟組織の部分は、眼球よりもCT値
が低くなっていることに注目したい。図6(a)に眼球
の中心を特徴点として算出する手順を示す。 ((Step#11))画像ディスプレイ上に3次元画
像データのうちの1断面の画像を表示する。歯髄の場合
と同様にマウス操作によって表示断面の位置を変化さ
せ、図6(b)のように眼球領域が写っている断面画像
を表示させる。 ((Step#12))眼球領域の内部にある1点(以
下探索開始点という)をマウスによって指示する。 ((Step3))探索開始点を中心にして、データ座
標系のXd、Yd面内で放射状に複数方向、例えば8方
向にCT値のプロファイルを求める(図6(c))。そ
れぞれのプロファイルでCT値の極大値をとる画素を眼
球辺縁の画素とする。探索開始点の上方(Zd負方向)
下方(Zd正方向)の眼球領域を含む他の面においても
同様にプロファイルを求め眼球辺縁の画素を求める。 ((Step#14))図6(d)のように、すべての
眼球辺縁の画素の座標から最小2乗近似法により球近似
をおこない、次の(3)式における球の中心の座標(x
o,yo,zo)を求める。この球の中心を眼球中心と
する。 (X−xo)2+(Y−yo)2+(Z−zo)2=r2 …(3) 球を表す(4)式を、(5)式で示す最小2乗条件を満
たすように、(6)式のようにa,b,c,d の値を求め、球
中心の座標を計算する。 f = x2 + y2 + z2 + ax + by + cz + d = 0 …(4)
【0029】
【数2】
【0030】なお、歯髄の重心、眼球中心を抽出する際
に、画像の拡大、高域強調フィルタ処理を行なうこと
は、探索開始点の指定の精度を高める点で有効である。
なお、3次元画像データと共に、再構成前の生データ
(CTプロジェクションデータ)がある場合には、画像
拡大の代わりに生データから再度歯、眼球を含む関心領
域の拡大再構成をおこなって3次元画像データをつく
り、それに対して特徴点の抽出処理をおこなうことも、
同様に探索開始点の指定の精度を高める点で有効であ
る。
【0031】以上の説明では、特徴点の大まかな領域の
設定に、オペレータが介在しているが、例えば頭蓋骨の
形状から、歯髄や眼球などを含む大まかな領域をコンピ
ュータで自動的に推定することが容易であることを利用
して、特徴点の大まかな領域の設定を自動化することは
容易に実現可能である。
【0032】なお、特徴点としては、上述した以外に
も、図7、図8に示すように、歯の重心、耳小骨の重
心、前床突起の先端、後床突起の先端、筋突起の先端、
前鼻棘の先端、後鼻棘の先端、棘突起の先端、横突起の
先端、上関節突起の先端、肋骨突起の先端、下関節突起
の先端、オトガイ孔の入り口中心、眼窩上孔の入り口中
心、眼窩下孔の入り口中心、耳孔の入り口中心、鼻孔の
入り口中心、骨表面の法線ベクトルが局所的に変化する
点の集まりとして認識できる縫合線等が好ましいものと
考えられる。さらに、体表面の形状も解剖学的な特徴点
(の集まり)として、一整合の基準として活用可能であ
る。なお、体表面に関して、CT装置やMRI装置では
画像上で人体と外部との境界(体表面)は明確に区別す
ることができるが、核医学装置では放射性同位体が集ま
る領域を画像化するため、体表面が認識できないので、
通常の画像再構成には用いない散乱線の情報も用いて画
像再構成し、体表面の形状情報を取り込むようにするこ
とが必要になると考えられる。
【0033】なお、位置整合の特徴点としては、上述し
たように撮影時に人為的に被検体の特定位置に装着した
マーカ部材を用いることも可能である。マーカ部材は、
撮影時に位置がずれないよう、例えば被検体の歯形にあ
わせて作成したマウスピースにマーカ部材を固定するよ
うな撮影時期が異なっても常に同じ位置に装着すること
が可能なものがよい。マーカ部材の素材としては、各モ
ダリティにおいて画像化が可能な例えばCT装置ではセ
ラミック球、MRI装置では水を封入したカプセル、核
医学装置では、放射性同位体の試薬を封入したカプセル
などを用いるとよい。 (特徴点の位置情報の世界座標系への変換)特徴情報抽
出部8で求めた特徴点の位置情報は、各モダリティで生
成された3次元画像データの座標系、(以下データ座標
系という)の値として求められている。データ座標系は
無名数であり、画像のピクセル番号と画像番号に従って
設定された座標系である。CTの例では図9のように寝
台の移動方向がZd軸、Xd−Yd平面が断層面で、断
層面はマトリックス状のピクセルの集まりからなりピク
セルに番号が割り当てられる。画像番号は、寝台の移動
に伴って得られる1組の断面画像群に対して順に割り当
てられる。データ座標系での無名数の位置情報は、撮影
位置、ピクセルサイズ、寝台位置、チルト角によって実
寸法を有する世界座標系に変換される(図10(a),
(b)参照)。
【0034】ここで、撮影位置は3次元画像データの先
頭画像(画像番号1の画像)の第1画素の世界座標系で
の座標と仮定する。また、ピクセルサイズは、画像のマ
トリックス数と画像のサイズによって決定される。 ピクセルサイズ=画像サイズ/画像マトリックス数 例えば、画像サイズ:240mm、画像マトリックス
数:512画素のときは、ピクセルサイズ(Psiz
e)=240/512=0.46875mmとなる。
【0035】さらに、チルト角は寝台移動方向に垂直と
なる面と撮影面(ガントリ)とのなす角である。画像番
号mの断面上の点Pm(Dxm,Dym)の座標は世界
座標系の座標(Wx,Wy,Wz)に以下の(7)式の
ように変換される。 (Wx ,Wy ,Wz )=(Ox ,Oy ,Oz ) +(Dxm・Psize ,cos θ・Dym・Psize ,sin θ・Dym・Psize +Tps(m) −Tps(1) ) …(7) ただし、θ:チルト角 Tps(i):画像番号iの寝台位置 Psize :ピクセルサイズ また、特徴点の位置情報の世界座標系への変換は、上記
のように特徴情報抽出後に行なってもよいし、変換行列
算出後に行なうことも可能である。変換行列算出後に行
なう場合の画像処理部3の構成を図11に示す。 (変換行列の算出)DataA、DataBそれぞれか
ら抽出され、世界座標変換部9で世界座標系に変換され
た特徴点の座標データは変換行列算出部10に入力され
る。変換行列算出部10では、DataAの複数の特徴
点の座標データがDataBの対応する特徴点の座標デ
ータに一致するように、DataAの座標系を変換する
変換行列、あるいは逆行列を算出する。この場合、相対
座標系とは、DataBの世界座標系に設定している。
すなわち、DataAの特徴点PA i(i=1〜n)が
変換行列TAtoBによって変換された座標をPA i’
として、相対するDataBのすべての特徴点PB iと
PA i’との距離 が最小となるよう最小2乗近似によ
って変換行列TAtoBを、次の(8)式にしたがっ
て、求める。
【0036】
【数3】
【0037】この変換行列は、X,Y,Z3軸について
の回転成分と平行移動成分からなり次の(9)式により
与えられる。 TAtoB=Rx(α)・Ry(β)・Rz(γ)・Tx(tx) ・Ty(ty)・Tz(tz) …(9) ただし、Rx(α):X軸回り角度αの回転行列 Ry(β):Y軸回り角度βの回転行列 Rz(γ):Z軸回り角度γの回転行列 Tx(tx):X軸方向への移動量txの平行移動行列 Ty(ty):X軸方向への移動量tyの平行移動行列 Tz(tz):X軸方向への移動量tzの平行移動行列 なお、DataAとDataBのデータ間で、画像拡大
率が異なる場合は、(9)式を変形した次の(10)式
で与えられる。 TAtoB=Rx(α)・Ry(β)・Rz(γ)・Tx(tx) ・Ty(ty)・Tz(tz)・Sx(sx)・Sy(sy) ・Sz(sz) …(10) ただし、Sx(sx):X軸方向の拡大率sxのスケー
リング Sy(sy):Y軸方向の拡大率syのスケーリング Sz(sz):Z軸方向の拡大率szのスケーリング ここで、DataA、DataBの座標系と変換行列の
関係を図12で再度確認されたい。
【0038】したがって、DataBに対して規定され
た世界座標系(XB−YB−ZB)を相対座標系とした
場合、DataAの相対座標系は、DataAに対して
規定された世界座標系(XA−YA−ZA)に変換行列
TAtoBをかけることによって求められる。逆に、D
ataAに対して規定された世界座標系(XA−YA−
ZA)を相対座標系とした場合、DataBの相対座標
系は、DataBに対して規定された世界座標系(XB
−YB−ZB)に変換行列TBtoAをかけることによ
って求められる。
【0039】このように2つの3次元画像データ間で位
置整合が完了される。この位置整合が完了すると、様々
な画像表示法を適用して、比較診断が可能になる。以下
に比較診断に好適な画像表示法の一例を説明するが、表
示法としては周知されている全ての表示法が適用可能で
あるのは当然である。 (画像表示)位置整合がなされたDataA、Data
Bの同一断面を求め、画像表示、画像処理を行なう。表
示断面位置算出部12では、同一断面の位置を算出す
る。DataA上にある断面Aを設定するとする。断面
Aは、DataAの世界座標系において断面を張るベク
トルrA 、cA (rA 、cA は直交する)と断面内の1
点PA で決定される。断面Aと同じ位置のDataBで
の断面BはベクトルrA、cA 、点PA と変換行列TA
toBを用いて求められる。すなわちPlaneBのベ
クトルrB 、cB 、点PB は、それぞれ(11)式、
(12)式、(13)式のように求められる。 rB =rA ・TAtoB …(11) cB =cA ・TAtoB …(12) PB =PA ・TAtoB …(13) 断面の設定方法は、医用画像処理の分野で一般におこな
われている方法、すなわち表面表示画像上で断面位置を
指定してもよいし、断面変換表示で設定してもよい。
【0040】以上のように求められた同一断面の位置に
従って、画像作成部11で作成した断面画像は、画像表
示部4の一画面内に並べて表示又は合成して表示する。
並べて表示する場合には、1方の断面画像上で、点、
線、矩形、楕円、多角形ROIを設定するともう1方の
断面画像上にも同様なROIを自動的に表示することが
可能に画像作成部11及び表示断面位置算出部12が構
成されている。これにより、位置の対応付けがより容易
にできる。さらに画像作成部11は平均値算出、面積算
出などの画像解析処理、計測処理も可能に構成されてい
る。合成して表示する場合は、和、差の画像として、あ
るいは1方の画像を白黒、もう1方の画像をカラー画像
として合成する。このとき、合成する割合は任意に変化
させることができる。そのほかの表示方法として、同一
位置のMPR画像、同一断面位置の算出方法と同様な方
法で算出した同一投影方向の表面表示画像、MIP画像
を並列、合成表示することも可能である。なお、MPR
(Multi Planar Reconstruction の略)とは、3次元デ
ータに対して互いに直交する3断面を任意の位置、角度
に設定しその断面を表示、さらに断面位置を連続的に変
化させて断面を連続的に表示することによって3次元デ
ータの内部構造を表示する画像表示方法であり、画像診
断で多く用いられている。MPR画像とはMPR表示で
表示される画像をいう。また、MIP(Maximum Intens
ity Projection あるいは Minimum Intensity Project
ion )画像とは、MRIアンギオグラフィ(MRAとも
いう)、最近では、CT血管造影の表示方法として用い
られている方法で、3次元画像データに対して任意方向
に最大値または最小値の画素を投影して作成する画像で
ある。いずれの表示方法においても、1方の画像上で、
点、線、矩形、楕円、多角形ROI、立体ROIを設定
すると、もう1方の断面画像上にも同様なROIが同位
置に自動的に表示される。3種類の表示例を、図13
(a)乃至図13(c)それぞれ示す。これらはいずれ
も画像作成部11で作成される。
【0041】ところで、撮影領域に関節が含まれている
脊椎などの可動領域での3次元画像データ間で位置整合
を行なう場合、相対座標系の設定に工夫が必要である。
つまり、撮影領域に関節が含まれている脊椎などの可動
領域での3次元画像データ間では、脊椎を構成する椎体
1個1個に対して相対座標系を設定し、これらの相対座
標系間の関係を線形に補間して、補間脊椎全体の相対関
係を求める。
【0042】以下、脊椎領域の位置整合方法について、
図14(a),(b)、図15(a),(b)を参照し
て説明する。図14(a)に示すように、不動領域に対
する相対座標系の設定と同様に、椎体1個1個に対して
少なくとも3つの特徴点を抽出し、さらに3つの特徴点
の座標に基づいて椎体の代表点を求める。椎体の代表点
とは、1つの椎体で抽出された3つ以上の特徴点座標の
平均値とする。椎体の代表点として、この他に椎体の重
心を用いることもできる。椎体の重心は、椎体の内部の
骨密度の低い領域を閾値を用いて抽出し、歯髄の重心算
出と同様な方法で求める。
【0043】次に、図14(b)に示すように、求めた
椎体の特徴点、代表点から位置整合をする領域に存在す
る各椎体のDataA、DataB間の変換行列を求め
る。すなわちDataA、DataBにおいて、相対す
る椎体の数がn個あるとき、求める変換行列は、Dat
aAからDataBへの変換行列とDataBからDa
taAへの変換行列(逆行列)で2×n個求めることに
なる。
【0044】 Ti AtoB:DataAからDataBへの変換行列 Ti BtoA:DataBからDataAへの変換行列 Gi A、Gi B:椎体の代表点の位置ベクトル i:1〜n 次に図15(a)に示すように、DataAの各椎体の
代表点を通る脊椎の軸に垂直でi番目の椎体代表点Gi
Aを通る面内にある任意の点PAに一致するDataB
上の点の座標PBは、次の(14)式で求められる。 PB=PA・Ti AtoB …(14) そして、図15(b)に示すように、位置整合をする点
PAが椎体の代表点を通る面上にないときは、脊椎の軸
に垂直で点を通る平面を仮定し、この平面と脊椎の軸と
の交点QAを求め、点QAに隣接する椎体の代表点Gi
AとGi+1 Aとの距離から変換行列T’AtoBを線形
補間によって、(15)式及び(16)式を満たすと
き、(17)式で求められる。
【0045】i番目、i+1番目の椎体の変換行列が、 Ti AtoB=Rx(αi )・Ry(βi )・Rz(γi )・Tx(txi ) ・Ty(tyi )・Tz(tzi ) …(15) Ti+1 AtoB=Rx(αi+1 )・Ry(βi+1 )・Rz(γi+1 ) ・Tx(txi+1 )・Ty(tyi+1 )・Tz(tzi+1 ) …(16) であるとき、 T’AtoB=Rx(α’)・Ry(β’)・Rz(γ’)・Tx(tx’) ・Ty(ty’)・Tz(tz’) …(17) ただし、α’=αi × d/D+αi+1 × (D−d)
/D β’=βi × d/D +βi+1 × (D−d)/D γ’=γi × d/D+γi+1 × (D−d)/D tx’=txi × d/D+txi+1 × (D−d)/
D ty’=tyi × d/D+tyi+1 × (D−d)/
D tz’=tzi × d/D+tzi+1 × (D−d)/
D D:Gi AとGi+1 Aとの間の距離 d:QAとGi+1 Aとの間の距離 このように撮影領域に関節が含まれている脊椎などの可
動領域での3次元画像データ間で位置整合を行なう場
合、脊椎を構成する椎体1個1個に対して相対座標系を
設定し、これらの相対座標系間の関係を線形に補間し
て、補間脊椎全体の相対関係を求めることで位置整合を
行なうことが可能となる。 (第2実施例)本実施例では、基準座標系の概念が導入
される。位置整合の対象とされる全ての3次元画像デー
タが基準座標系に変換される。基準座標系とは、3次元
画像データに対し、解剖学的特徴から一定のルールに基
づいて設定した解剖学的に意味があり、つまり全ての人
体に対して解剖学的に見て一義的に決まるような絶対座
標系をいい、したがって、第1実施例と異なり本実施例
では異なる被検体に関する3次元画像データ間での位置
整合が可能となる。臨床上では、この基準座標系に基づ
いて画像表示、画像データの計測を行ない、例えば左右
の眼球位置が異なる被検体への形成外科手術の計画立案
時に、正中線に対して左右の眼球がどれだけずれている
かという計測を行ない、手術に反映させること等の判断
が可能となる。また、基準座標系を解剖図の座標系と同
じにとれば、被検体の画像データと解剖図との整合がと
れるため、診断が容易となる。また、この基準座標系
(絶対座標系)を相対座標系として用い、前述した異な
る3次元画像データ間どうしの位置整合をすることも可
能である。このとき、3次元画像データは同一被検体で
なくても、撮影領域が同じであれば位置整合が可能とな
る。
【0046】図16に本実施例の画像処理部3のブロッ
ク図を示すが、他の部分は図1と同じであるので説明は
省略する。まず、相対座標系の算出と同様に特徴情報抽
出部8により解剖学的特徴点の抽出を行ない、特徴点座
標を世界座標系変換部9により世界座標系に変換する。
次に、解剖学的特徴点をもとに基準座標系算出部29に
より規定されたルールに基づいて基準座標系を求める。
【0047】例えば頭部であれば、その基準座標系とし
て、例えば図18(a),(b)に示すように、 原点:左右の耳孔を結ぶ線分の中点 X軸:左右眼球中心を通る直線に平行 Y軸:左右眼球中心を通る直線とZ軸に垂直 Z軸:左右眼球中心、原点を通る面に垂直 という一定のルールにしたがって規定する。このルール
に従えば、Y−Z平面は人体の正中面、X−Y平面はO
M面にほぼ対応することになる。OM面(OMラインと
もいう)は画像診断でよく用いられる基準面で、左右の
耳孔、左右眼窩下縁を結ぶ面である。例えば頭部CT撮
影のときには、この基準面に平行となるように撮影断面
を設定することが多い。
【0048】また、脊椎であれば、その基準座標系とし
ては、 原点:椎体の重心 X軸:左右の肋骨突起を結ぶ直線に平行 Y軸:椎体重心と棘突起を通る Z軸:X,Y軸に垂直 という一定のルールにしたがって規定する。
【0049】今、DataAにおいて、左右の耳孔、眼
球中心の世界座標系での位置(座標9を, PA :左耳(x左耳,y左耳,z左耳) PA :右耳(x右耳,y右耳,z右耳) PA :左目(x左目,y左目,z左目) PA :右目(x右目,y右目,z右目) とする。このとき、DataAの世界座標系から基準座
標系への変換行列TAtoTは、次の(18)で求めら
れる。 TAtoT=Rx(α)・Ry(β)・Rz(γ)・Tx(tx) ・Ty(ty)・Tz(tz) …(18) ただし、α:X−Y平面とPA 左目、PA 右目の中点と
PA 左耳、PA 右耳の中点を結ぶ直線とのなす角 β:X−Y平面とPA 左目、PA 右目を結ぶ直線とのな
す角 γ:X−Z平面とPA 左目、PA 右目を結ぶ直線とのな
す角 tx=(x左耳−x右耳)/2 ty=(y左耳−y右耳)/2 tz=(z左耳−z右耳)/2 求められた変換行列、基準座標系によって、基準座標系
に基づいた画像表示、画像処理が行なわれる。
【0050】表示断面算出部12では、例えば人体正中
断面を表示する場合には、基準座標系のY−Z平面に対
応するDataAの位置を算出する。DataA上の断
面Aは、DataAの世界座標系において断面を張るベ
クトルrA 、cA (rA 、cA は直交する)と断面内の
1点PA で決定される。従って、正中断面の位置は、次
の(19)式、(20)式、(21)式で求められる。
【0051】 rA =[0,1,0]・TTtoA …(19) cA =[0,0,1]・TTtoA …(20) PA =[0,0,0]・TTtoA …(21) 断面位置に従って、画像作成部11で作成した断面画像
は画像表示部4に、図19(a),(b)に示すよう
に、表示される。表示した断面画像上では、座標計測、
距離計測、角度計測などの各種計測処理が絶対値演算と
して行なうことができる。計測結果は、基準座標系の座
標値で、画像表示部4に表示される。表示される画像
は、断面画像のほかに、第一実施例と同様に、MPR画
像、表面表示画像、MIP画像でも可能であり、計測も
同様にできる。また、基準座標系を相対座標系として位
置合わせをおこなう場合では、異なる画像を並べてある
いは合成して表示することが可能で、各種画像解析、処
理を同時に行なうこともできる。
【0052】なお、撮影領域に関節がふくまれている脊
椎などの可動領域での3次元画像データ間では、第1実
施例でも延べたように、図20(a)乃至(d)に示す
ように、相対座標系の設定と同様に脊椎を構成する椎体
1個1個に対して基準座標系を設定し、これらの基準座
標系間の関係を線形に補間して脊椎全体の相対関係を求
めることにより位置整合を行なう。本発明は上述した実
施例に限定されず、種々変形して実施可能であるのは勿
論である。
【0053】
【発明の効果】請求項1の医用画像処理装置は、同一被
検体及び同一部位に関する第1の3次元画像データと第
2の3次元画像データとを記憶する記憶手段と、前記第
1の3次元画像データと前記第2の3次元画像データ各
々から少なくとも3つずつ特徴点を抽出する特徴点抽出
手段と、前記第1の3次元画像データの特徴点の座標
と、対応する前記第2の3次元画像データの特徴点の座
標とが近似するように前記第1の3次元画像データと前
記第2の3次元画像データの少なくとも一方を座標変換
する座標変換手段とを具備したので、同一被検体及び同
一部位に関する第1の3次元画像データと第2の3次元
画像データとの間で、各々の特徴点が近似するように第
1の3次元画像データと第2の3次元画像データの少な
くとも一方を座標変換することで、両3次元画像データ
間で位置整合をとることができる。
【0054】請求項7の医用画像処理装置は、同一部位
に関する第1の3次元画像データと第2の3次元画像デ
ータとを記憶する記憶手段と、前記第1の3次元画像デ
ータと前記第2の3次元画像データ各々から少なくとも
3つずつ特徴点を抽出する特徴点抽出手段と、前記第1
の3次元画像データと前記第2の3次元画像データ各々
のとる座標系間の相対関係を求め、同一座標系を設定す
る同一座標系設定手段と、前記同一座標系に従って前記
第1の3次元画像データと前記第2の3次元画像データ
から表示画像を作成し、表示する表示画像作成表示手段
とを具備したので、同一部位に関する第1の3次元画像
データと第2の3次元画像データ各々から少なくとも3
つずつ特徴点を抽出し、両データ間の座標系間の相対関
係を求め、同一座標系を設定し、この同一座標系に従っ
て第1の3次元画像データと第2の3次元画像データか
ら表示画像を作成し表示して、解剖学的に見て同じ位置
の画像を表示することができる。
【0055】請求項12の医用画像処理装置は、3次元
画像データを記憶する記憶手段と、前記3次元画像デー
タから解剖学的な特徴点を抽出する特徴点抽出手段と、
前記特徴点抽出手段によって抽出された特徴点に基づい
て、解剖学的に見て一義的に決まる基準座標系を設定す
る基準座標系設定手段と、前記3次元画像データを前記
基準座標系に変換する座標系変換手段とを具備したの
で、3次元画像データからの解剖学的な特徴点に基づい
て、解剖学的に見て一義的に決まる基準座標系を設定
し、3次元画像データを基準座標系に変換して、様々な
被検体であってもこれらの3次元画像データ間で位置整
合をとることができる。
【0056】請求項19の医用画像処理装置は、複数の
3次元画像データ間の空間的相対関係に基づいて前記複
数の3次元画像データ間で位置整合し、位置整合後の3
次元画像データに対して所定の補正を実行することを特
徴として、補正の精度を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例による医用画像処理装置のブロック
図。
【図2】世界座標系の説明図。
【図3】図1の画像処理部のブロック図。
【図4】特徴点としての歯髄重心の算出手順を示すフロ
ーチャート。
【図5】図4の探索開始点の指定の説明図。
【図6】特徴点としての眼球中心の算出方法の説明図。
【図7】解剖学的特徴点になり得る他の例を示す図。
【図8】解剖学的特徴点になり得るさらに他の例を示す
図。
【図9】データ座標系の説明図。
【図10】データ座標系から世界座標系への変換の説明
図。
【図11】変形された画像処理部のブロック図。
【図12】位置整合処理の概要説明図。
【図13】表示例を示す図。
【図14】対象が脊椎の場合の位置整合処理の説明図。
【図15】線形補間処理の説明図。
【図16】第2実施例の画像処理部のブロック図。
【図17】第2実施例による基準座標系への変換処理の
概要説明図。
【図18】対象が頭部の場合の基準座標系を示す図。
【図19】表示例を示す図。
【図20】対象が脊椎の場合の基準座標系への変換処理
の説明図。
【符号の説明】
1…CPU、 2…画像記憶
部、3…画像処理部、 4…画像
表示部、5…ポインティング装置、 6…
バス、7…画像データ入力インターフェース。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06F 19/00 G06T 1/00

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一被検体及び同一部位に関する第1の
    3次元画像データと第2の3次元画像データとを記憶す
    る記憶手段と、 前記第1の3次元画像データと前記第2の3次元画像デ
    ータ各々から少なくとも3つずつ特徴点を抽出する特徴
    点抽出手段と、 前記第1の3次元画像データの特徴点の座標と、対応す
    る前記第2の3次元画像データの特徴点の座標とが近似
    するように前記第1の3次元画像データと前記第2の3
    次元画像データの少なくとも一方を座標変換する座標変
    換手段とを具備することを特徴とする医用画像処理装
    置。
  2. 【請求項2】 前記特徴点の抽出が高精度でなされるよ
    うに前記第1の3次元画像データと前記第2の3次元画
    像データの再構成条件の変更、再構成領域の拡大、高周
    波数成分の強調の少なくとも1つの処理を実行する手段
    をさらに具備することを特徴とする請求項1記載の医用
    画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記特徴点抽出手段は、前記第1の3次
    元画像データと前記第2の3次元画像データ各々から特
    定断面の2次元画像データを求め、前記2次元画像デー
    タを用いて特徴点を抽出することにより特徴点を高精度
    で抽出することを特徴とする請求項1記載の医用画像処
    理装置。
  4. 【請求項4】 前記特徴点として面の形状情報が用いら
    れることを特徴とする請求項1記載の医用画像処理装
    置。
  5. 【請求項5】 前記第1の3次元画像データ及び前記第
    2の3次元画像データが核医学装置によって得られたデ
    ータであれば、前記体表面の形状情報は散乱線由来の画
    像情報から抽出されることを特徴とする請求項4記載の
    医用画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記特徴点は、撮影時に被検体の特定位
    置に装着された画像化可能なマーカ片であることを特徴
    とする請求項1記載の医用画像処理装置。
  7. 【請求項7】 同一部位に関する第1の3次元画像デー
    タと第2の3次元画像データとを記憶する記憶手段と、 前記第1の3次元画像データと前記第2の3次元画像デ
    ータ各々から少なくとも3つずつ特徴点を抽出する特徴
    点抽出手段と、 前記第1の3次元画像データと前記第2の3次元画像デ
    ータ各々のとる座標系間の相対関係を求め、同一座標系
    を設定する同一座標系設定手段と、 前記同一座標系に従って前記第1の3次元画像データと
    前記第2の3次元画像データから表示画像を作成し、表
    示する表示画像作成表示手段とを具備することを特徴と
    する医用画像処理装置。
  8. 【請求項8】 前記第1の3次元画像データと前記第2
    の3次元画像データは、同一被検体であって、撮影時期
    と撮影モダリティの少なくとも一方が異なるデータであ
    る請求項7記載の医用画像処理装置。
  9. 【請求項9】 前記同一座標系設定手段は、前記第1の
    3次元画像データの特徴点と、対応する前記第2の3次
    元画像データの特徴点間の位置の差が最小になるよう、
    最小二乗法により相対関係を求めて前記同一座標系を設
    定することを特徴とする請求項7の医用画像処理装置。
  10. 【請求項10】 前記表示画像作成表示手段は、前記第
    1の3次元画像データと前記第2の3次元画像データ各
    々を座標変換によって前記同一座標系で表現し、前記第
    1の3次元画像データの第1の表示画像と前記第2の3
    次元画像データの第2の表示画像とを両表示画像間の位
    置関係が対応可能に表示することを特徴とする請求項7
    記載の画像処理装置。
  11. 【請求項11】 前記同一座標系設定手段は、被検体の
    可動部を不動領域の複合体ととらえて複数の不動領域毎
    に分割し、不動領域毎に特徴点を抽出し、特徴点の位置
    に基づいて不動領域毎に座標系を設定し、不動領域毎の
    座標系間の位置関係を定義することによって前記同一座
    標系を設定することを特徴とする請求項7記載の医用画
    像処理装置。
  12. 【請求項12】 3次元画像データを記憶する記憶手段
    と、 前記3次元画像データから解剖学的な特徴点を抽出する
    特徴点抽出手段と、 前記特徴点抽出手段によって抽出された特徴点に基づい
    て、解剖学的に見て一義的に決まる基準座標系を設定す
    る基準座標系設定手段と、 前記3次元画像データを前記基準座標系に変換する座標
    系変換手段とを具備することを特徴とする医用画像処理
    装置。
  13. 【請求項13】 前記特徴点抽出手段は前記特徴点を少
    なくとも3点抽出することを特徴とする請求項12記載
    の医用画像処理装置。
  14. 【請求項14】 前記基準座標系設定手段は、前記3次
    元画像データが頭部領域に関するとき、トルコ鞍の中央
    を原点とし、左右の眼球の重心を結ぶ直線に平行に第1
    軸、左右の眼球重心と左右の耳孔の中心を結ぶ線分の中
    点の3点からなる平面に垂直に第2軸、前記第1軸及び
    前記第2軸に垂直に第3軸をとる直交座標系を前記基準
    座標系として設定することを特徴とする請求項12記載
    の医用画像処理装置。
  15. 【請求項15】 前記記憶手段は第1の3次元画像デー
    タと第2の3次元画像データとを記憶し、前記基準座標
    系設定手段は、前記基準座標系を前記第1の3次元画像
    データと前記第2の3次元画像データとの間で統一座標
    系として設定することを特徴とする請求項12記載の医
    用画像処理装置。
  16. 【請求項16】 前記3次元画像データを前記基準座標
    系に座標変換し、前記基準座標系に基づいて表示画像を
    作成し、表示する表示手段をさらに備えることを特徴と
    する請求項12記載の画像処理装置。
  17. 【請求項17】 標準化された人体解剖図の座標系と、
    前記基準座標系との相対関係を設定し、前記3次元画像
    データの任意の位置を解剖図上に表す手段をさらに備え
    ることを特徴とする請求項12記載の医用画像処理装
    置。
  18. 【請求項18】 前記基準座標系設定手段は、被検体の
    可動部を不動領域の複合体ととらえて複数の不動領域毎
    に分割し、不動領域毎に特徴点を抽出し、特徴点の位置
    に基づいて不動領域毎に座標系を設定し、不動領域毎の
    座標系間の位置関係を定義することによって前記基準座
    標系を設定することを特徴とする請求項12記載の医用
    画像処理装置。
  19. 【請求項19】 複数の3次元画像データ間の空間的相
    対関係に基づいて前記複数の3次元画像データ間で位置
    整合し、位置整合後の3次元画像データに対して所定の
    補正を実行することを特徴とした医用画像処理装置。
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