JP2001104291A - X線ct装置 - Google Patents

X線ct装置

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JP2001104291A
JP2001104291A JP28513399A JP28513399A JP2001104291A JP 2001104291 A JP2001104291 A JP 2001104291A JP 28513399 A JP28513399 A JP 28513399A JP 28513399 A JP28513399 A JP 28513399A JP 2001104291 A JP2001104291 A JP 2001104291A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スキャン面をチルトさせて撮影した場合で
も、マルチ検出器の各検出器列の画像を被検体の体軸方
向に加算した如き加算画像を得られるようにする。 【解決手段】 X線管やマルチ検出器などをアイソセン
タISOの周りに回転させて各検出器列でそれぞれデー
タを収集し、各データから各検出器に対応する画像L
1,L2をそれぞれ再構成する。次に、スキャン面の傾
斜角に応じて画像L1の座標ずれΔ1を補正し、補正画
像L1’を得る。また、スキャン面の傾斜角θに応じて
画像L2の座標ずれΔ2を補正し、補正画像L2’を得
る。そして、補正画像L1’,L2’を加算し、加算画
像を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、X線CT(Compu
ted Tomography)装置に関し、さらに詳しくは、スキ
ャン面をチルト(tilt)させて撮影した場合でも、マル
チ検出器の各検出器列の画像を被検体の体軸方向に加算
した如き加算画像を得ることが出来るX線CT装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】図10は、2列の検出器列131,13
2を有するマルチ検出器13を持つX線CT装置におい
て、スキャン面をチルトさせないで撮影する状態とチル
トさせて撮影する状態の比較説明図である。図10にお
いて、y軸を上下方向とし、z軸をクレードルの長手方
向とする。また、y軸とz軸に直交する軸をx軸とす
る。被検体の体軸は、z軸方向を向いている。実線で示
すように、スキャン面をチルトさせないで撮影する状態
では、X線管11からマルチ検出器13の第1検出器列
131および第2検出器列132に入射するX線ビーム
Xrは、z軸に平行な基準回転軸Aに実質的に垂直であ
る。破線で示すように、スキャン面をy軸に対してチル
トさせて撮影する状態では、X線管11’からマルチ検
出器13’の第1検出器列131’および第2検出器列
132’に入射するX線ビームXr’は、X線管11と
マルチ検出器13の回転中心であるアイソセンタISO
を通るx軸に平行な回転軸の周りに基準回転軸Aを回転
させた傾斜時回転軸A’に実質的に垂直である。
【0003】図11の(a)は、スキャン面をチルトさ
せないで撮影した第1検出器列131に係る画像(第1
検出器列131で得たデータから再構成した画像)L1
および第2検出器列132に係る画像(第2検出器列1
32で得たデータから再構成した画像)L2を示してい
る。これらの画像L1,L2を加算する場合、基準回転
軸Aの方向に対応する画素同士が加算されることにな
る。図11の(b)は、スキャン面をチルトさせて撮影
した第1検出器列131に係る画像L1および第2検出
器列132に係る画像L2を示している。これらの画像
L1,L2を加算する場合、傾斜時回転軸A’の方向に
対応する画素同士が加算されることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図12において、点P
1は、基準回転軸Aが画像L1を貫く点である。また、
点P2は、基準回転軸Aが画像L2を貫く点である。
【0005】図13は、画像L1,L2の模式図であ
る。画像L1の中心は、傾斜時回転軸A’が画像L1を
貫く点である。また、画像L2の中心は、傾斜時回転軸
A’が画像L2を貫く点である。図12から判るよう
に、前記点P1は、画像L1の中心より少し下にある。
一方、前記点P2は、画像L2の中心より少し上にあ
る。そこで、画像L1,L2を加算する場合、前記点P
1の画素は、画像L2の中心より少し下にある点αの画
素と加算され、前記点P2の画素は、画像L1の中心よ
り少し上にある点βの画素と加算されることになる。
【0006】ところで、チルトさせないで撮影した場合
は画像L1,L2を基準回転軸Aの方向に加算するこ
と、及び、被検体の体軸はz軸方向すなわち基準回転軸
Aの方向を向いていることを考慮すると、チルトさせて
撮影した画像L1,L2も被検体の体軸方向であるz軸
方向すなわち基準回転軸Aの方向に加算したい場合があ
る。しかし、従来のX線CT装置では、上述のように、
チルトさせて撮影した画像L1,L2を被検体の体軸方
向であるz軸方向すなわち基準回転軸Aの方向に加算で
きない問題点があった。そこで、本発明の目的は、スキ
ャン面をチルトさせて撮影した場合でも、マルチ検出器
の各検出器列の画像を被検体の体軸方向に加算した如き
加算画像を得ることが出来るX線CT装置を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の観点では、本発明
は、X線管と、そのX線管に対向し且つ2以上の検出器
列を有するマルチ検出器と、前記X線管および前記マル
チ検出器の少なくとも一方をアイソセンタの周りに回転
させる回転制御手段と、前記回転により形成されるスキ
ャン面の被検体に対する角度を変化させうるチルト制御
手段と、各検出器列で得たデータから各検出器列の画像
を再構成する画像再構成手段と、前記スキャン面の角度
に起因する各検出器列の画像間の座標ずれを補正する座
標ずれ補正手段とを具備したことを特徴とするX線CT
装置を提供する。上記構成において、スキャン面の角度
に起因する各検出器列の画像間の座標ずれとは、被検体
の体軸に平行に伸びる直線を仮想したとき、その仮想の
直線が検出器列毎の画像に映っている点の各画像上にお
ける座標の相違をいう。先述のように、被検体の体軸に
対してスキャン面が直交しているときは、前記仮想の直
線が各検出器列の画像に映っている点の各画像上におけ
る座標は一致し、前記座標ずれはない。しかし、被検体
の体軸に対してスキャン面が直交していないとき、すな
わち、スキャン面をチルトさせたときは、前記仮想の直
線が各検出器列の画像に映っている点の各画像上におけ
る座標は一致せず、前記座標ずれが生じる。そこで、上
記第1の観点によるX線CT装置では、前記スキャン面
の角度に起因する前記座標ずれを補正し、前記仮想の直
線が各検出器列の画像に映っている点の各画像上におけ
る座標を一致させる。これにより、チルトして撮影した
画像でも、被検体の体軸方向に画素を対応させることが
可能となる。よって、チルトして撮影した画像を被検体
の体軸方向に演算処理(加算,減算など)することが可
能となる。
【0008】第2の観点では、本発明は、上記第1の観
点のX線CT装置において、前記座標ずれ補正手段によ
り座標ずれ補正後の複数の画像を加算する画像加算手段
を具備することを特徴とするX線CT装置を提供する。
上記第2の観点によるX線CT装置では、前記スキャン
面の角度に起因する検出器列毎の画像間の座標ずれを補
正し、前記仮想の直線が各検出器列の画像に映っている
点の各画像上における座標を一致させてから、各画像を
加算するので、チルトさせて撮影した画像を被検体の体
軸方向に加算した画像が得られる。
【0009】第3の観点では、本発明は、X線管と、そ
のX線管に対向し且つ2以上の検出器列を有するマルチ
検出器と、前記X線管および前記マルチ検出器の少なく
とも一方をアイソセンタの周りに回転させる回転制御手
段と、前記回転により形成されるスキャン面の被検体に
対する角度を変化させうるチルト制御手段と、前記スキ
ャン面の角度に起因する各検出器列のデータ間のビュー
ずれを補正するビューずれ補正手段と、そのビューずれ
補正手段によりビューずれ補正した後の各検出器列の対
応するビューのデータを加算するデータ加算手段と、加
算後のデータから画像を再構成する画像再構成手段とを
具備することを特徴とするX線CT装置を提供する。上
記構成において、スキャン面の角度に起因する各検出器
列のデータ間のビューずれとは、被検体の体軸に平行に
伸びる直線を仮想したとき、その仮想の直線が各検出器
列のスキャン面を貫く点をそれぞれ通る各検出器列のX
線であって平行なものにそれぞれ対応する各検出器列の
データのビューの相違をいう。被検体の体軸に対してス
キャン面が直交しているときは、前記仮想の直線が各検
出器列のスキャン面を貫く点をそれぞれ通る各検出器列
のX線であって平行なものにそれぞれ対応する各検出器
列のデータのビューは一致し、前記ビューずれはない。
従って、各検出器列の同一ビューのデータを加算し、加
算後のデータから画像を再構成すれば、加算画像が得ら
れる。しかし、被検体の体軸に対してスキャン面が直交
していないとき、すなわち、スキャン面をチルトさせた
ときは、前記仮想の直線が各検出器列のスキャン面を貫
く点をそれぞれ通る各検出器列のX線であって平行なも
のにそれぞれ対応する各検出器列のデータのビューは一
致せず、前記ビューずれが生じる。そこで、上記第3の
観点によるX線CT装置では、前記スキャン面の角度に
起因する前記ビューずれを補正し、前記仮想の直線が各
検出器列のスキャン面を貫く点をそれぞれ通る各検出器
列のX線であって平行なものにそれぞれ対応する各検出
器列のデータ同士を加算する。そして、その加算後のデ
ータから画像を再構成する。これにより、チルトさせて
撮影した場合でも、被検体の体軸方向に加算した如き加
算画像を得ることが可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態を説明する。なお、これにより本発明が限定され
るものではない。
【0011】−第1の実施形態− 図1は、本発明の一実施形態にかかるX線CT装置10
0のブロック図である。このX線CT装置100は、操
作コンソール1と、テーブル装置8と、走査ガントリ9
とを具備している。
【0012】前記操作コンソール1は、操作者の指示入
力や情報入力などの受け付ける入力装置2と、スキャン
処理や画像再構成処理や本発明に係る座標ずれ補正処理
などを実行する中央処理装置3と、制御信号などを前記
撮影テーブル8や前記走査ガントリ9とやり取りする制
御インターフェース4と、前記走査ガントリ9で取得し
たデータを収集するデータ収集バッファ5と、前記デー
タから再構成した画像を表示するCRT6と、プログラ
ムやデータや画像を記憶する記憶装置7とを具備してい
る。
【0013】前記テーブル装置8は、被検体を乗せるク
レードル8cと、そのクレードル8cをz軸方向および
y軸方向に移動させるための移動コントローラ8aとを
具備している。なお、y軸を上下方向とし、z軸をクレ
ードル8cの長手方向とする。また、y軸とz軸に直交
する軸をx軸とする。被検体の体軸は、z軸方向を向く
ことになる。
【0014】前記走査ガントリ9は、X線コントローラ
10と、X線管11と、コリメータ12と、第1検出器
列(図10の131)および第2検出器列(図10の1
32)の2列の検出器列を有するマルチ検出器13と、
データ収集部14と、アイソセンタISOの回りにX線
管11やマルチ検出器13などを回転させるための回転
部コントローラ15と、スキャン面の角度を傾斜させる
ためのチルトコントローラ16とを具備している。
【0015】図2は、前記X線CT装置100による加
算画像作成処理のフロー図である。ステップS1では、
X線管11やマルチ検出器13などをアイソセンタIS
Oの周りに回転させて、第1検出器列131および第2
検出器列132でそれぞれデータを収集する。ステップ
S2では、チルト角(図3のスキャン面の傾斜角θ)を
読み込む。ステップS3では、第1検出器列131で得
たデータを用いて第1画像(図3〜図5のL1)を再構
成する。また、第2検出器列132で得たデータを用い
て第2画像(図3〜図5のL2)を再構成する。ステッ
プS4では、スキャン面の傾斜角θに応じて第1画像L
1の座標ずれ(図3〜図5のΔ1)を補正し、補正画像
(図6のL1’)を得る。また、スキャン面の傾斜角θ
に応じて第2画像L2の座標ずれ(図3〜図5のΔ2)
を補正し、補正画像(図6のL2’)を得る。ステップ
S5では、補正画像L1’と補正画像L2’を加算し、
加算画像を得る。そして、終了する。
【0016】前記ステップS4が、座標ずれ補正手段に
相当する。また、前記ステップS5が、画像加算手段に
相当する。
【0017】図3は、傾斜角θと座標ずれΔ1,Δ2の
関係の説明図である。第1画像L1と第2画像L2の加
算とは、座標が同じ第1画像L1の画素と第2画像L2
の画素を加算することであり、図3では、傾斜時回転軸
A’の方向に加算することである。従って、そのまま加
算すると、先述のように、基準回転軸Aが第1画像L1
を貫く点P1と第2画像L2上の点αが加算され、基準
回転軸Aが第2画像L2を貫く点P2と第1画像L1上
の点βが加算される。一方、第1画像L1と第2画像L
2を体軸方向に加算するということは、基準回転軸Aが
第1画像L1を貫く点P1と基準回転軸Aが第2画像L
2を貫く点P2とを加算するということである。そこ
で、このためには、点P1が傾斜時回転軸A’上に位置
するように第1画像L1を座標ずれΔ1だけずらした補
正画像L1’を求め、且つ、点P2が傾斜時回転軸A’
上に位置するように第2画像L2を座標ずれΔ2だけず
らした補正画像L2’を求め、それら補正画像L1’,
L2’を加算すればよい。ここで、傾斜時回転軸A’上
におけるアイソセンタISOから第1画像L1の中心ま
での距離をD1とすれば、第1画像L1の座標ずれΔ1
は次式で求められる。 Δ1=D1・tan{θ} また、傾斜時回転軸A’上におけるアイソセンタISO
から第2画像L2の中心までの距離をD2とすれば、第
2画像L2の座標ずれΔ2は次式で求められる。 Δ2=D2・tan{θ}
【0018】一般的には、I(=2以上の自然数)列の
検出器列を有するマルチ検出器の第i(=1〜I)検出
器列の画像を第i画像Liとし、傾斜時回転軸A’上に
おけるアイソセンタISOから第i画像Liの中心まで
の距離をDiとすれば、第i画像Liの座標ずれΔiは
次式で求められる。 Δi=Di・tan{θ} この座標ずれΔiだけ第i画像Liをずらして補正画像
Li’を求めれば、補正画像同士を加算することで、体
軸方向に加算できることとなる。なお、加算する補正画
像の枚数は何枚でもよい。
【0019】図4の(a)は、画像L1,L2を加算す
る場合の概念図である。図4の(b)は、補正画像L
1’,L2’を加算する場合の概念図である。
【0020】図5は、画像L1,L2の例示図である。
図6は、補正画像L1’,L2’の例示図である。
【0021】以上の第1の実施形態によれば、チルトさ
せて撮影した画像を被検体の体軸方向に加算した画像が
得られる。なお、加算以外の演算処理(例えば減算)を
行うことも可能である。
【0022】−第2の実施形態− 前記第1の実施形態では各検出器列の画像段階でスキャ
ン面の角度に起因するずれを補正して加算したが、第2
の実施形態では各検出器列のデータ段階でスキャン面の
角度に起因するずれを補正して加算する。
【0023】図7は、第2の実施形態加算ビュー画像構
成処理のフロー図である。ステップR1では、X線管1
1やマルチ検出器13などをアイソセンタISOの周り
に回転させて、第1検出器列131および第2検出器列
132でそれぞれデータを収集する。ステップR2で
は、チルト角(図3のスキャン面の傾斜角θ)を読み込
む。ステップR3では、スキャン面の傾斜角θに応じて
第1検出器列131のデータと第2検出器列132のデ
ータのビューずれを補正する。そして、基準回転軸Aが
第1検出器列131のスキャン面を貫く点を通るX線と
基準回転軸Aが第2検出器列132のスキャン面を貫く
点を通るX線とであって平行なものにそれぞれ対応する
データ同士を加算する。ステップR4では、加算後のデ
ータを用いて加算画像を再構成する。そして、終了す
る。
【0024】前記ステップR3が、ビューずれ補正手段
およびデータ加算手段に相当する。
【0025】以上の第2の実施形態によれば、チルトさ
せて撮影した場合でも被検体の体軸方向に各検出器のデ
ータを加算した画像が得られる。
【0026】−第3の実施形態− 図8は、4列の検出器列を有するマルチ検出器で得た各
検出器の画像L1,L2,L3,L4をそれぞれ座標ず
れ補正する場合の説明図である。基準回転軸Aが各検出
器の画像L1,L2,L3,L4をそれぞれ貫く点P
1,P2,P3,P4が傾斜時回転軸A’上に並ぶよう
に各画像L1,L2,L3,L4を座標ずれ補正して補
正画像L1’,L2’,L3’,L4’を得る。これら
の補正画像L1’,L2’,L3’,L4’を演算処理
(例えば加算)すれば、被検体の体軸方向に演算処理し
た画像が得られる。なお、なお、演算処理する補正画像
の枚数は何枚でもよい。
【0027】−第4の実施形態− 図9は、4列の検出器列を有するマルチ検出器でヘリカ
ルスキャンして得た各検出器の画像L1,L2,L3,
L4をそれぞれ座標ずれ補正する場合の説明図である。
画像再構成位置のアイソセンタISOごとに分けて、基
準回転軸Aが各検出器の画像L1,L2,L3,L4を
それぞれ貫く点P1,P2,P3,P4が傾斜時回転軸
A’上に並ぶように各画像L1,L2,L3,L4を座
標ずれ補正して補正画像L1’,L2’,L3’,L
4’を得る処理を行えばよい。得られた補正画像を画像
再構成位置のアイソセンタISOごとに分けることな
く、任意の何枚でも演算処理すれば、体軸方向に演算処
理した画像が得られる。
【0028】
【発明の効果】本発明のX線CT装置によれば、スキャ
ン面をチルトさせて撮影した場合でも、マルチ検出器の
各検出器列の画像を被検体の体軸方向に加算した如き加
算画像を得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態にかかるX線CT装置のブロッ
ク図である。
【図2】第1の実施形態に係る加算画像作成処理のフロ
ー図である。
【図3】傾斜角による座標ずれの説明図である。
【図4】第1の実施形態に係る座標ずれ補正無しの加算
と座標ずれ補正有りの加算の概念図である。
【図5】座標ずれ補正無しのときの各検出器列の画像の
例示図である。
【図6】第1の実施形態に係る座標ずれ補正有りのとき
の各検出器列の画像の例示図である。
【図7】第2の実施形態に係る加算画像作成処理のフロ
ー図である。
【図8】第3の実施形態に係る座標ずれ補正無しの加算
と座標ずれ補正有りの加算の概念図である。
【図9】第4の実施形態に係る座標ずれ補正無しの加算
と座標ずれ補正有りの加算の概念図である。
【図10】2列の検出器列を有するマルチ検出器を持つ
X線CT装置においてスキャン面をチルトさせないで撮
影する状態とチルトさせて撮影する状態の比較説明図で
ある。
【図11】チルト無しの加算とチルト有りの加算の概念
図である。
【図12】傾斜角に起因する座標ずれの説明図である。
【図13】傾斜角に起因する座標ずれの有る画像の例示
図である。
【符号の説明】
1 操作コンソール 3 中央処理装置 4 制御インターフェース 9 走査ガントリ 11 X線管 13 マルチ検出器 16 チルトコントローラ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X線管と、そのX線管に対向し且つ2以
    上の検出器列を有するマルチ検出器と、前記X線管およ
    び前記マルチ検出器の少なくとも一方をアイソセンタの
    周りに回転させる回転制御手段と、前記回転により形成
    されるスキャン面の被検体に対する角度を変化させうる
    チルト制御手段と、各検出器列で得たデータから各検出
    器列の画像を再構成する画像再構成手段と、前記スキャ
    ン面の角度に起因する各検出器列の画像間の座標ずれを
    補正する座標ずれ補正手段とを具備することを特徴とす
    るX線CT装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のX線CT装置におい
    て、前記座標ずれ補正手段により座標ずれ補正した後の
    複数の画像を加算する画像加算手段を具備することを特
    徴とするX線CT装置。
  3. 【請求項3】 X線管と、そのX線管に対向し且つ2以
    上の検出器列を有するマルチ検出器と、前記X線管およ
    び前記マルチ検出器の少なくとも一方をアイソセンタの
    周りに回転させる回転制御手段と、前記回転により形成
    されるスキャン面の被検体に対する角度を変化させうる
    チルト制御手段と、前記スキャン面の角度に起因する各
    検出器列のデータ間のビューずれを補正するビューずれ
    補正手段と、そのビューずれ補正手段によりビューずれ
    補正した後の各検出器列の対応するビューのデータを加
    算するデータ加算手段と、加算後のデータから画像を再
    構成する画像再構成手段とを具備することを特徴とする
    X線CT装置。
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