JP4808296B2 - X線ct装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、X線CT(Computed
Tomography)装置に関し、さらに詳しくは、スキャン面をチルト(tilt)させて撮影した場合でも、マルチ検出器の各検出器列の画像を被検体の体軸方向に加算した如き加算画像を得ることが出来るX線CT装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図10は、2列の検出器列131,132を有するマルチ検出器13を持つX線CT装置において、スキャン面をチルトさせないで撮影する状態とチルトさせて撮影する状態の比較説明図である。図10において、y軸を上下方向とし、z軸をクレードルの長手方向とする。また、y軸とz軸に直交する軸をx軸とする。被検体の体軸は、z軸方向を向いている。実線で示すように、スキャン面をチルトさせないで撮影する状態では、X線管11からマルチ検出器13の第1検出器列131および第2検出器列132に入射するX線ビームXrは、z軸に平行な基準回転軸Aに実質的に垂直である。破線で示すように、スキャン面をy軸に対してチルトさせて撮影する状態では、X線管11’からマルチ検出器13’の第1検出器列131’および第2検出器列132’に入射するX線ビームXr’は、X線管11とマルチ検出器13の回転中心であるアイソセンタISOを通るx軸に平行な回転軸の周りに基準回転軸Aを回転させた傾斜時回転軸A’に実質的に垂直である。
【0003】
図11の(a)は、スキャン面をチルトさせないで撮影した第1検出器列131に係る画像(第1検出器列131で得たデータから再構成した画像)L1および第2検出器列132に係る画像(第2検出器列132で得たデータから再構成した画像)L2を示している。これらの画像L1,L2を加算する場合、基準回転軸Aの方向に対応する画素同士が加算されることになる。図11の(b)は、スキャン面をチルトさせて撮影した第1検出器列131に係る画像L1および第2検出器列132に係る画像L2を示している。これらの画像L1,L2を加算する場合、傾斜時回転軸A’の方向に対応する画素同士が加算されることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
図12において、点P1は、基準回転軸Aが画像L1を貫く点である。また、点P2は、基準回転軸Aが画像L2を貫く点である。
【0005】
図13は、画像L1,L2の模式図である。画像L1の中心は、傾斜時回転軸A’が画像L1を貫く点である。また、画像L2の中心は、傾斜時回転軸A’が画像L2を貫く点である。図12から判るように、前記点P1は、画像L1の中心より少し下にある。一方、前記点P2は、画像L2の中心より少し上にある。そこで、画像L1,L2を加算する場合、前記点P1の画素は、画像L2の中心より少し下にある点αの画素と加算され、前記点P2の画素は、画像L1の中心より少し上にある点βの画素と加算されることになる。
【0006】
ところで、チルトさせないで撮影した場合は画像L1,L2を基準回転軸Aの方向に加算すること、及び、被検体の体軸はz軸方向すなわち基準回転軸Aの方向を向いていることを考慮すると、チルトさせて撮影した画像L1,L2も被検体の体軸方向であるz軸方向すなわち基準回転軸Aの方向に加算したい場合がある。しかし、従来のX線CT装置では、上述のように、チルトさせて撮影した画像L1,L2を被検体の体軸方向であるz軸方向すなわち基準回転軸Aの方向に加算できない問題点があった。そこで、本発明の目的は、スキャン面をチルトさせて撮影した場合でも、マルチ検出器の各検出器列の画像を被検体の体軸方向に加算した如き加算画像を得ることが出来るX線CT装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
参考発明に係る第1の観点では、X線管と、そのX線管に対向し且つ2以上の検出器列を有するマルチ検出器と、前記X線管および前記マルチ検出器の少なくとも一方をアイソセンタの周りに回転させる回転制御手段と、前記回転により形成されるスキャン面の被検体に対する角度を変化させうるチルト制御手段と、各検出器列で得たデータから各検出器列の画像を再構成する画像再構成手段と、前記スキャン面の角度に起因する各検出器列の画像間の座標ずれを補正する座標ずれ補正手段とを具備したことを特徴とするX線CT装置を提供する。上記構成において、スキャン面の角度に起因する各検出器列の画像間の座標ずれとは、被検体の体軸に平行に伸びる直線を仮想したとき、その仮想の直線が検出器列毎の画像に映っている点の各画像上における座標の相違をいう。先述のように、被検体の体軸に対してスキャン面が直交しているときは、前記仮想の直線が各検出器列の画像に映っている点の各画像上における座標は一致し、前記座標ずれはない。しかし、被検体の体軸に対してスキャン面が直交していないとき、すなわち、スキャン面をチルトさせたときは、前記仮想の直線が各検出器列の画像に映っている点の各画像上における座標は一致せず、前記座標ずれが生じる。そこで、上記第1の観点によるX線CT装置では、前記スキャン面の角度に起因する前記座標ずれを補正し、前記仮想の直線が各検出器列の画像に映っている点の各画像上における座標を一致させる。これにより、チルトして撮影した画像でも、被検体の体軸方向に画素を対応させることが可能となる。よって、チルトして撮影した画像を被検体の体軸方向に演算処理(加算,減算など)することが可能となる。
【0008】
参考発明に係る第2の観点では、上記第1の観点のX線CT装置において、前記座標ずれ補正手段により座標ずれ補正後の複数の画像を加算する画像加算手段を具備することを特徴とするX線CT装置を提供する。上記第2の観点によるX線CT装置では、前記スキャン面の角度に起因する検出器列毎の画像間の座標ずれを補正し、前記仮想の直線が各検出器列の画像に映っている点の各画像上における座標を一致させてから、各画像を加算するので、チルトさせて撮影した画像を被検体の体軸方向に加算した画像が得られる。
【0009】
本発明は、X線管と、そのX線管に対向し且つ2以上の検出器列を有するマルチ検出器と、被検体を乗せるクレードルと該クレードルを上下方向及び該被検体の体軸方向に移動させるための移動コントローラとを有するテーブル装置と、前記被検体のデータを収集するために前記X線管および前記マルチ検出器の少なくとも一方をアイソセンタの周りに回転させる回転制御手段と、前記マルチ検出器により得られたデータに基づき画像を再構成する画像再構成手段とを具備するX線CT装置において、前記回転により形成されるスキャン面の被検体に対する角度を変化させるチルト制御手段と、前記チルト制御手段により角度を変化させた状態で、X線管および前記マルチ検出器の少なくとも一方をアイソセンタの周りに回転させながら前記マルチ検出器により得られたデータについて、前記被検体の体軸に平行に伸びる直線を仮想したとき、当該仮想の直線が前記2以上の検出器列のスキャン面を貫くそれぞれの点を通るX線によるデータ同士を加算する補正手段とを具備し、前記画像再構成手段は、加算後のデータから画像を再構成するものであることを特徴とするX線CT装置を提供する。スキャン面の角度に起因する各検出器列のデータ間のビューずれとは、被検体の体軸に平行に伸びる直線を仮想したとき、その仮想の直線が各検出器列のスキャン面を貫く点をそれぞれ通る各検出器列のX線であって平行なものにそれぞれ対応する各検出器列のデータのビューの相違をいう。被検体の体軸に対してスキャン面が直交しているときは、前記仮想の直線が各検出器列のスキャン面を貫く点をそれぞれ通る各検出器列のX線であって平行なものにそれぞれ対応する各検出器列のデータのビューは一致し、前記ビューずれはない。従って、各検出器列の同一ビューのデータを加算し、加算後のデータから画像を再構成すれば、加算画像が得られる。しかし、被検体の体軸に対してスキャン面が直交していないとき、すなわち、スキャン面をチルトさせたときは、前記仮想の直線が各検出器列のスキャン面を貫く点をそれぞれ通る各検出器列のX線であって平行なものにそれぞれ対応する各検出器列のデータのビューは一致せず、前記ビューずれが生じる。そこで、本発明によるX線CT装置では、前記スキャン面の角度に起因する前記ビューずれを補正し、前記仮想の直線が各検出器列のスキャン面を貫く点をそれぞれ通る各検出器列のX線であって平行なものにそれぞれ対応する各検出器列のデータ同士を加算する。そして、その加算後のデータから画像を再構成する。これにより、チルトさせて撮影した場合でも、被検体の体軸方向に加算した如き加算画像を得ることが可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して参考発明及び本発明の実施の形態を説明する。なお、これにより本発明が限定されるものではない。
【0011】
−第1の実施形態(参考発明の実施形態)−
図1は、参考発明及び本発明の一実施形態にかかるX線CT装置100のブロック図である。このX線CT装置100は、操作コンソール1と、テーブル装置8と、走査ガントリ9とを具備している。
【0012】
前記操作コンソール1は、操作者の指示入力や情報入力などの受け付ける入力装置2と、スキャン処理や画像再構成処理や本発明に係る座標ずれ補正処理などを実行する中央処理装置3と、制御信号などを前記撮影テーブル8や前記走査ガントリ9とやり取りする制御インターフェース4と、前記走査ガントリ9で取得したデータを収集するデータ収集バッファ5と、前記データから再構成した画像を表示するCRT6と、プログラムやデータや画像を記憶する記憶装置7とを具備している。
【0013】
前記テーブル装置8は、被検体を乗せるクレードル8cと、そのクレードル8cをz軸方向およびy軸方向に移動させるための移動コントローラ8aとを具備している。なお、y軸を上下方向とし、z軸をクレードル8cの長手方向とする。また、y軸とz軸に直交する軸をx軸とする。被検体の体軸は、z軸方向を向くことになる。
【0014】
前記走査ガントリ9は、X線コントローラ10と、X線管11と、コリメータ12と、第1検出器列(図10の131)および第2検出器列(図10の132)の2列の検出器列を有するマルチ検出器13と、データ収集部14と、アイソセンタISOの回りにX線管11やマルチ検出器13などを回転させるための回転部コントローラ15と、スキャン面の角度を傾斜させるためのチルトコントローラ16とを具備している。
【0015】
図2は、前記X線CT装置100による加算画像作成処理のフロー図である。ステップS1では、X線管11やマルチ検出器13などをアイソセンタISOの周りに回転させて、第1検出器列131および第2検出器列132でそれぞれデータを収集する。ステップS2では、チルト角(図3のスキャン面の傾斜角θ)を読み込む。ステップS3では、第1検出器列131で得たデータを用いて第1画像(図3〜図5のL1)を再構成する。また、第2検出器列132で得たデータを用いて第2画像(図3〜図5のL2)を再構成する。ステップS4では、スキャン面の傾斜角θに応じて第1画像L1の座標ずれ(図3〜図5のΔ1)を補正し、補正画像(図6のL1’)を得る。また、スキャン面の傾斜角θに応じて第2画像L2の座標ずれ(図3〜図5のΔ2)を補正し、補正画像(図6のL2’)を得る。ステップS5では、補正画像L1’と補正画像L2’を加算し、加算画像を得る。そして、終了する。
【0016】
前記ステップS4が、座標ずれ補正手段に相当する。また、前記ステップS5が、画像加算手段に相当する。
【0017】
図3は、傾斜角θと座標ずれΔ1,Δ2の関係の説明図である。第1画像L1と第2画像L2の加算とは、座標が同じ第1画像L1の画素と第2画像L2の画素を加算することであり、図3では、傾斜時回転軸A’の方向に加算することである。従って、そのまま加算すると、先述のように、基準回転軸Aが第1画像L1を貫く点P1と第2画像L2上の点αが加算され、基準回転軸Aが第2画像L2を貫く点P2と第1画像L1上の点βが加算される。一方、第1画像L1と第2画像L2を体軸方向に加算するということは、基準回転軸Aが第1画像L1を貫く点P1と基準回転軸Aが第2画像L2を貫く点P2とを加算するということである。そこで、このためには、点P1が傾斜時回転軸A’上に位置するように第1画像L1を座標ずれΔ1だけずらした補正画像L1’を求め、且つ、点P2が傾斜時回転軸A’上に位置するように第2画像L2を座標ずれΔ2だけずらした補正画像L2’を求め、それら補正画像L1’,L2’を加算すればよい。ここで、傾斜時回転軸A’上におけるアイソセンタISOから第1画像L1の中心までの距離をD1とすれば、第1画像L1の座標ずれΔ1は次式で求められる。
Δ1=D1・tan{θ}
また、傾斜時回転軸A’上におけるアイソセンタISOから第2画像L2の中心までの距離をD2とすれば、第2画像L2の座標ずれΔ2は次式で求められる。
Δ2=D2・tan{θ}
【0018】
一般的には、I(=2以上の自然数)列の検出器列を有するマルチ検出器の第i(=1〜I)検出器列の画像を第i画像Liとし、傾斜時回転軸A’上におけるアイソセンタISOから第i画像Liの中心までの距離をDiとすれば、第i画像Liの座標ずれΔiは次式で求められる。
Δi=Di・tan{θ}
この座標ずれΔiだけ第i画像Liをずらして補正画像Li’を求めれば、補正画像同士を加算することで、体軸方向に加算できることとなる。なお、加算する補正画像の枚数は何枚でもよい。
【0019】
図4の(a)は、画像L1,L2を加算する場合の概念図である。図4の(b)は、補正画像L1’,L2’を加算する場合の概念図である。
【0020】
図5は、画像L1,L2の例示図である。図6は、補正画像L1’,L2’の例示図である。
【0021】
以上の第1の実施形態によれば、チルトさせて撮影した画像を被検体の体軸方向に加算した画像が得られる。なお、加算以外の演算処理(例えば減算)を行うことも可能である。
【0022】
−第2の実施形態(本発明の実施形態)−
前記第1の実施形態では各検出器列の画像段階でスキャン面の角度に起因するずれを補正して加算したが、第2の実施形態では各検出器列のデータ段階でスキャン面の角度に起因するずれを補正して加算する。
【0023】
図7は、第2の実施形態加算ビュー画像構成処理のフロー図である。ステップR1では、X線管11やマルチ検出器13などをアイソセンタISOの周りに回転させて、第1検出器列131および第2検出器列132でそれぞれデータを収集する。ステップR2では、チルト角(図3のスキャン面の傾斜角θ)を読み込む。ステップR3では、スキャン面の傾斜角θに応じて第1検出器列131のデータと第2検出器列132のデータのビューずれを補正する。そして、基準回転軸Aが第1検出器列131のスキャン面を貫く点を通るX線と基準回転軸Aが第2検出器列132のスキャン面を貫く点を通るX線とであって平行なものにそれぞれ対応するデータ同士を加算する。ステップR4では、加算後のデータを用いて加算画像を再構成する。そして、終了する。
【0024】
前記ステップR3が、ビューずれ補正手段およびデータ加算手段に相当する。
【0025】
以上の第2の実施形態によれば、チルトさせて撮影した場合でも被検体の体軸方向に各検出器のデータを加算した画像が得られる。
【0026】
−第3の実施形態(参考発明の実施形態)−
図8は、4列の検出器列を有するマルチ検出器で得た各検出器の画像L1,L2,L3,L4をそれぞれ座標ずれ補正する場合の説明図である。基準回転軸Aが各検出器の画像L1,L2,L3,L4をそれぞれ貫く点P1,P2,P3,P4が傾斜時回転軸A’上に並ぶように各画像L1,L2,L3,L4を座標ずれ補正して補正画像L1’,L2’,L3’,L4’を得る。これらの補正画像L1’,L2’,L3’,L4’を演算処理(例えば加算)すれば、被検体の体軸方向に演算処理した画像が得られる。なお、なお、演算処理する補正画像の枚数は何枚でもよい。
【0027】
−第4の実施形態(参考発明の実施形態)−
図9は、4列の検出器列を有するマルチ検出器でヘリカルスキャンして得た各検出器の画像L1,L2,L3,L4をそれぞれ座標ずれ補正する場合の説明図である。画像再構成位置のアイソセンタISOごとに分けて、基準回転軸Aが各検出器の画像L1,L2,L3,L4をそれぞれ貫く点P1,P2,P3,P4が傾斜時回転軸A’上に並ぶように各画像L1,L2,L3,L4を座標ずれ補正して補正画像L1’,L2’,L3’,L4’を得る処理を行えばよい。得られた補正画像を画像再構成位置のアイソセンタISOごとに分けることなく、任意の何枚でも演算処理すれば、体軸方向に演算処理した画像が得られる。
【0028】
【発明の効果】
本発明のX線CT装置によれば、スキャン面をチルトさせて撮影した場合でも、マルチ検出器の各検出器列の画像を被検体の体軸方向に加算した如き加算画像を得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態にかかるX線CT装置のブロック図である。
【図2】第1の実施形態に係る加算画像作成処理のフロー図である。
【図3】傾斜角による座標ずれの説明図である。
【図4】第1の実施形態に係る座標ずれ補正無しの加算と座標ずれ補正有りの加算の概念図である。
【図5】座標ずれ補正無しのときの各検出器列の画像の例示図である。
【図6】第1の実施形態に係る座標ずれ補正有りのときの各検出器列の画像の例示図である。
【図7】第2の実施形態に係る加算画像作成処理のフロー図である。
【図8】第3の実施形態に係る座標ずれ補正無しの加算と座標ずれ補正有りの加算の概念図である。
【図9】第4の実施形態に係る座標ずれ補正無しの加算と座標ずれ補正有りの加算の概念図である。
【図10】2列の検出器列を有するマルチ検出器を持つX線CT装置においてスキャン面をチルトさせないで撮影する状態とチルトさせて撮影する状態の比較説明図である。
【図11】チルト無しの加算とチルト有りの加算の概念図である。
【図12】傾斜角に起因する座標ずれの説明図である。
【図13】傾斜角に起因する座標ずれの有る画像の例示図である。
【符号の説明】
1
操作コンソール
3 中央処理装置
4 制御インターフェース
9 走査ガントリ
11 X線管
13 マルチ検出器
16
チルトコントローラ
Claims (1)
- X線管と、そのX線管に対向し且つ2以上の検出器列を有するマルチ検出器と、被検体を乗せるクレードルと該クレードルを上下方向及び該被検体の体軸方向に移動させるための移動コントローラとを有するテーブル装置と、前記被検体のデータを収集するために前記X線管および前記マルチ検出器の少なくとも一方をアイソセンタの周りに回転させる回転制御手段と、前記マルチ検出器により得られたデータに基づき画像を再構成する画像再構成手段とを具備するX線CT装置において、
前記回転により形成されるスキャン面の被検体に対する角度を変化させるチルト制御手段と、
前記チルト制御手段により角度を変化させた状態で、X線管および前記マルチ検出器の少なくとも一方をアイソセンタの周りに回転させながら前記マルチ検出器により得られたデータについて、前記被検体の体軸に平行に伸びる直線を仮想したとき、当該仮想の直線が前記2以上の検出器列のスキャン面を貫くそれぞれの点を通るX線によるデータ同士を加算する補正手段と
を具備し、
前記画像再構成手段は、加算後のデータから画像を再構成するものであることを特徴とするX線CT装置。
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