JP2002157361A - 交換時期通知方法、交換時期通知システム、交換時期通知装置および交換時期通知プログラム - Google Patents

交換時期通知方法、交換時期通知システム、交換時期通知装置および交換時期通知プログラム

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JP2002157361A
JP2002157361A JP2000356125A JP2000356125A JP2002157361A JP 2002157361 A JP2002157361 A JP 2002157361A JP 2000356125 A JP2000356125 A JP 2000356125A JP 2000356125 A JP2000356125 A JP 2000356125A JP 2002157361 A JP2002157361 A JP 2002157361A
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JP2000356125A
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Takahiko Kaneko
貴彦 金子
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TDK Lambda Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 UPS7,8で使用しているバッテリなど
は、その寿命が来たら交換しなければならない。そし
て、このバッテリの寿命は、実際にはその使用環境など
によって大きく変動するものであるが、従来において
は、所定の測定環境において測定された測定結果をパッ
ケージなどに表示するのみであり、実際にはまだ使用で
きるにもかかわらず交換しなければならないなどの課題
があった。 【解決手段】 本発明では、UPS7,8の使用開始時
期を交換時期通知サーバ5に登録するとともに、交換時
期通知サーバ5において、その使用開始時期以降の環境
変化情報に基いてバッテリの寿命を判定し、これをネッ
ト網1を通じてユーザ端末2へ通知するものである。ま
た、交換時期通知サーバ5が、UPS7,8の使用開始
時期と、その製品の出荷時期との間の不使用期間に基い
てバッテリの寿命を判定し、これをネット網1を通じて
ユーザ端末2へ通知するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インターネット、
イントラネット、ATM(Asynchronous
Transfer Mode)交換網などのネット網を
通じて、各ユーザに製品あるいはその部品の交換時期を
通知するための交換時期通知方法、交換時期通知システ
ム、交換時期通知装置および交換時期通知プログラムに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、無停電電源装置(UPS:Uni
nterrupted PowerSupply)、電
気自動車、スイッチング電源装置などの装置では、それ
らに使用されているバッテリやコンデンサなどの機能部
品を、それぞれのメーカの規格や共通規格などに基いて
測定し、これに基づいてその交換時期を推定していた。
また、この交換時期を製品パッケージやカタログなどに
記載し、その時期毎にそれらの機能部品の交換を促すこ
とで、製品の性能を維持させて上記機能部品自体の寿命
以上の期間にわたって製品を利用ならしめるようにして
いる。
【0003】また、近年においては、無停電電源装置な
どの中に、バッテリの寿命を判定するための回路やプロ
グラムを組み込み、これに基いてバッテリの交換時期を
報知する機能を設けたものも存在する。
【0004】しかしながら、このような専用回路を無停
電電源装置などに追加した場合には、第一に、それら装
置が本来停電時などの緊急時においては瞬時に動作する
必要があり、そのために常にスタンバイしなければなら
ない。したがって、このように無停電電源装置自体の制
御回路において寿命を判定させた場合には、1日に3回
程度が精一杯であり、必ずしも十分な寿命判定精度が得
られない。第二に、専用の回路を製品自体に組み込むこ
とになるので、値段が上昇してしまい、安価な一般ユー
ザ向けの機器においては採用が難しい。第三に、そのよ
うな判定回路は一旦組み込んだ後は、更新することがで
きないので、有利な判定方法が後に提案されたとしても
それを利用することができない。
【0005】したがって、このような回路を組み込んだ
としても、その判定精度に十分な信頼性を持たせること
ができず、やはり製品パッケージやカタログなどにバッ
テリの交換時期を記載し、これに基いて交換させるよう
に推奨してしまうことには変わりがなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに或る特定の環境下で測定した結果に基いて機能部品
の交換時期を予め表示させ、これに基いて交換をさせた
場合、以下のような問題点がある。
【0007】第一に、その測定環境と、各ユーザの使用
環境とは一致しないことが殆どであり、その環境の違い
によって生じる機能部品の実際の交換時期のずれが生じ
てしまう。そして、実際の交換時期までの期間が予め表
記した期間よりも長くなってしまった場合において、予
め表記された時期に交換してしまうと、その増えた時期
の分だけ機能部品を無駄にしてしまうばかりか、その交
換による見えない出費をユーザに負担させてしまうこと
になる。逆に、短くなってしまった場合には、その期間
においてたとえば停電が発生してしまうと、UPSやス
イッチング電源装置などがカタログスペック(仕様)よ
りも劣った状態で動作してしまうことになり、ユーザが
望んでいる環境を提供することができない。
【0008】第二に、このような測定環境と実使用環境
との相違を考慮して、通常の仕様状態での実際の交換時
期に比べて、カタログスペックでの交換時期を、マージ
ンを取って短いものとすることも考えられるが、そのよ
うな交換時期の設定では、更にユーザに見えない無駄な
出費を強いる結果となってしまう。特に、北海道から沖
縄などのように広い地域にて同一製品を販売しようとし
た場合、そのマージンは非常に大きなものとなり、この
見えない無駄な出費は無視し難いものとなってしまう。
【0009】第三に、製品を製造した日からそれが実際
に使用されるまでの期間にはおおきなばらつきがある。
特に、一般ユーザ向けの商品である場合、その期間が長
くなって製品の性能劣化を無視することができないよう
な場合もある。したがって、最初の交換時期について更
に短い交換時期を別途示すか、あるいは、実際の販売が
おこなわれるまでの製品を管理しなければならなくな
る。
【0010】そして、現在の製品販売の仕方において
は、このようなマージンを多数考慮しなければならず、
誠実なメーカは、このマージンを多めに考慮してユーザ
に提供している。しかし、考慮すべきマージンが多いと
いうことは、逆に、本当は製品自体の性能が低いにもか
かわらずそのようなマージンを少なく見積もって、他社
の正規の製品と同程度の性能を有するかのように見せか
けた粗悪な製品を提供するような業者の出現を許容して
しまうことになる。これは、そのような悪質な業者の製
品を購入してしまったユーザへの損害が生じるだけでは
なく、業界全体の信用の問題となってしまうので、許容
することはできない。
【0011】なお、このような問題は、上述した機能部
品に限られるものではなく、他にも、各種電気機器のフ
ァンなどの可動部品などのようにそれぞれの装置本体よ
りも寿命が短く交換が必要な部品、エアバックやその他
の安全装置などのように所定の期間ごとに交換が必要と
なる装置などにおいても同様の問題がある。
【0012】本発明は、UPSのバッテリなどの性能を
維持するために交換を必要する部品や製品について、そ
の交換時期を通知するための交換時期通知方法、交換時
期通知システム、交換時期通知装置および交換時期通知
プログラムを得ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の交換時期通知方法は、各ユーザに対して
製品あるいはその部品の交換時期を通知するための交換
時期通知方法であって、上記製品の使用場所情報を製品
データベースに保持させ、当該使用場所における環境情
報に基いて製品あるいはその部品の交換時期を判断し、
これを通知するようにしている。
【0014】この方法を採用すれば、製品データベース
に各製品の使用場所情報を保持させて、それぞれの使用
場所における交換時期を判断することができる。したが
って、それぞれの製品のそれぞれの設置環境に応じた劣
化を考慮してそれぞれの交換時期を判断することができ
る。その結果、UPSのバッテリなどの性能を維持する
ために交換を必要する部品や製品について、それぞれの
使用場所に応じて交換時期を正確に判定し、通知するこ
とができる。
【0015】本発明の交換時期通知方法は、各ユーザに
対して製品あるいはその部品の交換時期を通知するため
の交換時期通知方法であって、上記ユーザが使用するユ
ーザ端末にて上記製品の使用場所情報を製品データベー
スに登録させ、当該使用場所における環境情報に基いて
製品あるいはその部品の交換時期を判断し、これを通知
するようにしている。
【0016】この方法を採用すれば、製品データベース
に各製品の使用場所情報を保持させて、それぞれの使用
場所における交換時期を判断することができる。しか
も、各ユーザにおいてユーザ端末を使用させて使用場所
情報を登録させるので、単に都道府県などの大まかな販
売エリアに基く場合よりも正確にそれぞれの製品の設置
環境を把握することができる。したがって、それぞれの
製品のそれぞれの設置環境に応じた劣化を考慮してそれ
ぞれの交換時期を判断することができる。その結果、U
PSのバッテリなどの性能を維持するために交換を必要
する部品や製品について、それぞれの使用場所に応じて
交換時期を正確に判定し、通知することができる。
【0017】本発明の交換時期通知方法は、各ユーザに
対して製品あるいはその部品の交換時期を通知するため
の交換時期通知方法であって、上記製品の使用場所情報
を製品データベースに保持させるとともに、当該使用場
所における環境情報をネット網を通じて収集し、これら
使用場所情報および環境情報に基いて製品あるいはその
部品の交換時期を判断し、これを通知するようにしてい
る。
【0018】この方法を採用すれば、製品データベース
に各製品の使用場所情報を保持させて、それぞれの使用
場所における交換時期を判断することができる。しか
も、各製品の設置環境毎に環境情報を収集しているの
で、正確にそれぞれの製品の設置環境を把握することが
できる。したがって、それぞれの製品のそれぞれの設置
環境に応じた劣化を考慮してそれぞれの交換時期を判断
することができる。その結果、UPSのバッテリなどの
性能を維持するために交換を必要する部品や製品につい
て、それぞれの使用場所に応じて交換時期を正確に判定
し、通知することができる。
【0019】本発明の交換時期通知方法は、前記製品あ
るいはその部品としてバッテリを保持し、このバッテリ
の交換時期は、少なくとも温度を含む環境情報に基いて
判断され、且つ、少なくとも、アレニウス則に基いて得
られる消費カウントを累積加算した値と、製品寿命に基
く値とを比較して判断されるようにしている。
【0020】この方法を採用すれば、環境温度の変化に
応じて正確にバッテリの交換時期を判定することができ
る。したがって、それぞれの製品のそれぞれの設置環境
に応じた劣化を考慮してそれぞれの交換時期を判断する
ことができる。その結果、UPSのバッテリなどの性能
を維持するために交換を必要する部品や製品について、
それぞれの使用場所に応じて交換時期を正確に判定し、
通知することができる。
【0021】本発明の交換時期通知方法は、各ユーザに
対して製品あるいはその部品の交換時期を通知するため
の交換時期通知方法であって、上記製品の使用開始時期
情報を製品データベースに保持させ、当該製品の製造時
期あるいは出荷時期から使用開始時期までの期間に基い
て製品あるいはその部品の交換時期を判断し、これを通
知するようにしている。
【0022】この方法を採用すれば、製品データベース
に各製品の使用開始時期情報を保持させて、それぞれの
製造時期あるいは出荷時期から使用開始時期までの未使
用劣化期間に応じた交換時期を判断することができる。
したがって、それぞれの製品のそれぞれの流通過程に応
じた未使用期間での劣化を考慮してそれぞれの交換時期
を判断することができる。その結果、UPSのバッテリ
などの性能を維持するために交換を必要する部品や製品
について、それぞれの未使用期間に応じて交換時期を正
確に判定し、通知することができる。
【0023】本発明の交換時期通知システムは、各ユー
ザに対して製品あるいはその部品の交換時期を通知する
ための交換時期通知システムであって、ネット網と、上
記ネット網に接続されたユーザ端末と、上記ネット網に
接続されるとともに、上記ユーザによる上記製品の使用
場所情報を保持し、当該使用場所における環境情報に基
いて製品あるいはその部品の交換時期を判断して上記ユ
ーザ端末へ通知する交換時期通知装置とを備えるもので
ある。
【0024】このシステムを採用すれば、交換時期通知
装置に各製品の使用場所情報を保持させて、それぞれの
使用場所における交換時期を判断することができる。し
たがって、それぞれの製品のそれぞれの設置環境に応じ
た劣化を考慮してそれぞれの交換時期を判断することが
できる。
【0025】本発明の交換時期通知システムは、各ユー
ザに対して製品あるいはその部品の交換時期を通知する
ための交換時期通知システムであって、ネット網と、上
記ネット網に接続されたユーザ端末と、上記ネット網に
接続されるとともに、上記ユーザ端末から上記製品の使
用場所情報が登録され、当該使用場所における環境情報
に基いて製品あるいはその部品の交換時期を判断して上
記ユーザ端末へ通知する交換時期通知装置とを備えるも
のである。
【0026】このシステムを採用すれば、交換時期通知
装置に各製品の使用場所情報を保持させて、それぞれの
使用場所における交換時期を判断することができる。し
かも、各ユーザにおいてユーザ端末を使用させて使用場
所情報を登録させるので、単に都道府県などの大まかな
販売エリアに基く場合よりも正確にそれぞれの製品の設
置環境を把握することができる。したがって、それぞれ
の製品のそれぞれの設置環境に応じた劣化を考慮してそ
れぞれの交換時期を判断することができる。
【0027】本発明の交換時期通知システムは、各ユー
ザに対して製品あるいはその部品の交換時期を通知する
ための交換時期通知システムであって、ネット網と、上
記ネット網に接続されたユーザ端末と、上記ネット網に
接続されるとともに、上記ユーザによる上記製品の使用
場所情報を保持するものである。
【0028】本発明の交換時期通知システムは、上記ネ
ット網に接続されるとともに、上記製品の使用場所にお
ける環境情報を当該交換時期通知装置へ送信する環境情
報送信装置と、を備え、且つ、上記交換時期通知装置
は、上記使用場所における環境情報に基いて製品あるい
はその部品の交換時期を判断して上記ユーザ端末へ通知
する交換時期通知装置とを備えるものである。
【0029】このシステムを採用すれば、交換時期通知
装置に各製品の使用場所情報を保持させて、それぞれの
使用場所における交換時期を判断することができる。し
かも、各製品の設置環境毎に環境情報を収集しているの
で、正確にそれぞれの製品の設置環境を把握することが
できる。したがって、それぞれの製品のそれぞれの設置
環境に応じた劣化を考慮してそれぞれの交換時期を判断
することができる。
【0030】本発明の交換時期通知システムは、バッテ
リの交換時期を通知するための交換時期通知システムで
あって、前記交換時期通知装置は、少なくとも温度を含
む環境情報に基いて製品あるいはその部品の交換時期を
判断し、且つ、少なくとも、アレニウス則に基いて得ら
れる消費カウントを累積加算した値と、製品寿命に基く
値とを比較して各製品あるいはその部品の交換時期を判
断するものである。
【0031】このシステムを採用すれば、環境温度の変
化に応じて正確にバッテリの交換時期を判定することが
できる。したがって、それぞれの製品のそれぞれの設置
環境に応じた劣化を考慮してそれぞれの交換時期を判断
することができる。
【0032】本発明の交換時期通知システムは、各ユー
ザに対して製品あるいはその部品の交換時期を通知する
ための交換時期通知システムであって、ネット網と、上
記ネット網に接続されたユーザ端末と、上記ネット網に
接続されるとともに、上記ユーザ端末から上記製品の使
用開始時期情報が登録され、当該製品の製造時期あるい
は出荷時期から使用開始時期までの期間に基いて製品あ
るいはその部品の交換時期を判断して上記ユーザ端末へ
通知する交換時期通知装置とを備えるものである。
【0033】このシステムを採用すれば、交換時期通知
装置に各製品の使用開始時期情報を保持させて、それぞ
れの製造時期あるいは出荷時期から使用開始時期までの
未使用劣化期間に応じた交換時期を判断することができ
る。したがって、それぞれの製品のそれぞれの流通過程
に応じた未使用期間での劣化を考慮してそれぞれの交換
時期を判断することができる。
【0034】本発明の交換時期通知装置は、ネット網を
介してユーザ端末に対して製品あるいはその部品の交換
時期を通知するための交換時期通知装置であって、上記
製品の使用場所情報を保持する製品データベースと、当
該使用場所における環境情報を保持する環境データベー
スと、当該環境データベースの環境データに基いて上記
製品あるいはその部品の寿命判定を行う寿命判定手段
と、当該寿命判定手段において寿命と判定された場合に
は上記ネット網を介して上記ユーザ端末に対して当該製
品あるいはその部品の交換時期を通知する交換通知手段
とを備えるものである。
【0035】この装置を採用すれば、製品データベース
に各製品の使用場所情報を保持させて、それぞれの使用
場所における交換時期を判断することができる。したが
って、それぞれの製品のそれぞれの設置環境に応じた劣
化を考慮してそれぞれの交換時期を判断することができ
る。
【0036】本発明の交換時期通知装置は、ネット網を
介してユーザ端末に対して製品あるいはその部品の交換
時期を通知するための交換時期通知装置であって、上記
ユーザ端末から上記ネット網を介して送信されてきた製
品の使用場所情報を保持する製品データベースと、当該
使用場所における環境情報を保持する環境データベース
と、当該環境データベースの環境データに基いて上記製
品あるいはその部品の寿命判定を行う寿命判定手段と、
当該寿命判定手段において寿命と判定された場合には上
記ネット網を介して上記ユーザ端末に対して当該製品あ
るいはその部品の交換時期を通知する交換通知手段とを
備えるものである。
【0037】この装置を採用すれば、製品データベース
に各製品の使用場所情報を保持させて、それぞれの使用
場所における交換時期を判断することができる。しか
も、各ユーザにおいてユーザ端末を使用させて使用場所
情報を登録させるので、単に都道府県などの大まかな販
売エリアに基く場合よりも正確にそれぞれの製品の設置
環境を把握することができる。したがって、それぞれの
製品のそれぞれの設置環境に応じた劣化を考慮してそれ
ぞれの交換時期を判断することができる。
【0038】本発明の交換時期通知装置は、ネット網を
介してユーザ端末に対して製品あるいはその部品の交換
時期を通知するための交換時期通知装置であって、上記
製品の使用場所情報を保持する製品データベースと、当
該使用場所における環境情報を上記ネット網を介して収
集する環境データ収集手段と、当該環境データ収集手段
が収集した環境データを保持する環境データベースと、
当該環境データベースの環境データに基いて上記製品あ
るいはその部品の寿命判定を行う寿命判定手段と、当該
寿命判定手段において寿命と判定された場合には上記ネ
ット網を介して上記ユーザ端末に対して当該製品あるい
はその部品の交換時期を通知する交換通知手段とを備え
るものである。
【0039】この装置を採用すれば、製品データベース
に各製品の使用場所情報を保持させて、それぞれの使用
場所における交換時期を判断することができる。しか
も、各製品の設置環境毎に環境情報を収集しているの
で、正確にそれぞれの製品の設置環境を把握することが
できる。したがって、それぞれの製品のそれぞれの設置
環境に応じた劣化を考慮してそれぞれの交換時期を判断
することができる。
【0040】本発明の交換時期通知装置は、アレニウス
則に基いて得られる所定の期間における消費カウントの
値が登録された温度補正テーブルを備え、上記寿命判定
手段は、当該消費カウントを製品毎に累積加算した値
が、当該製品あるいはその部品としてのバッテリの寿命
の値以上となったら寿命と判定するものである。
【0041】この装置を採用すれば、環境温度の変化に
応じて正確にバッテリの交換時期を判定することができ
る。したがって、それぞれの製品のそれぞれの設置環境
に応じた劣化を考慮してそれぞれの交換時期を判断する
ことができる。
【0042】本発明の交換時期通知装置は、ネット網を
介してユーザ端末に対して製品あるいはその部品の交換
時期を通知するための交換時期通知装置であって、上記
ユーザ端末から上記ネット網を介して送信されてきた製
品の使用開始時期情報を保持する製品データベースと、
上記製品の製造時期あるいは出荷時期から当該使用開始
時期までの期間に基いて当該製品あるいはその部品の寿
命判定を行う寿命判定手段と、当該寿命判定手段におい
て寿命と判定された場合には上記ネット網を介して上記
ユーザ端末に対して当該製品あるいはその部品の交換時
期を通知する交換通知手段とを備えるものである。
【0043】この装置を採用すれば、製品データベース
に各製品の使用開始時期情報を保持させて、それぞれの
製造時期あるいは出荷時期から使用開始時期までの未使
用劣化期間に応じた交換時期を判断することができる。
したがって、それぞれの製品のそれぞれの流通過程に応
じた未使用期間での劣化を考慮してそれぞれの交換時期
を判断することができる。
【0044】本発明の交換時期通知プログラムは、ネッ
ト網を介してユーザ端末に対して製品あるいはその部品
の交換時期を通知するための交換時期通知プログラムで
あって、製品データベースから製品の使用場所情報を読
み出すステップと、環境データベースから当該使用場所
における環境情報を読み出すステップと、当該環境情報
に基いて上記製品あるいはその部品の寿命を判定するス
テップと、寿命と判定された製品あるいはその部品を使
用するユーザのユーザ端末に対して、交換時期を通知す
るステップと、を備えるものである。
【0045】このプログラムをインストールした装置で
は、製品データベースに各製品の使用場所情報を保持さ
せて、それぞれの使用場所における交換時期を判断する
ことができる。したがって、それぞれの製品のそれぞれ
の設置環境に応じた劣化を考慮してそれぞれの交換時期
を判断することができる。
【0046】本発明の交換時期通知プログラムは、ネッ
ト網を介してユーザ端末に対して製品あるいはその部品
の交換時期を通知するための交換時期通知プログラムで
あって、上記ユーザ端末から上記ネット網を介して送信
されてきた製品の使用場所情報を製品データベースに登
録するステップと、製品データベースから製品の使用場
所情報を読み出すステップと、環境データベースから当
該使用場所における環境情報を読み出すステップと、当
該環境情報に基いて上記製品あるいはその部品の寿命を
判定するステップと、寿命と判定された製品あるいはそ
の部品を使用するユーザのユーザ端末に対して、交換時
期を通知するステップと、を備えるものである。
【0047】このプログラムをインストールした装置で
は、製品データベースに各製品の使用場所情報を保持さ
せて、それぞれの使用場所における交換時期を判断する
ことができる。しかも、各ユーザにおいてユーザ端末を
使用させて使用場所情報を登録させるので、単に都道府
県などの大まかな販売エリアに基く場合よりも正確にそ
れぞれの製品の設置環境を把握することができる。した
がって、それぞれの製品のそれぞれの設置環境に応じた
劣化を考慮してそれぞれの交換時期を判断することがで
きる。
【0048】本発明の交換時期通知プログラムは、ネッ
ト網を介してユーザ端末に対して製品あるいはその部品
の交換時期を通知するための交換時期通知プログラムで
あって、製品データベースから製品の使用場所情報を読
み出すステップと、当該使用場所における環境情報を上
記ネット網を介して収集するステップと、環境データベ
ースから当該使用場所における環境情報を読み出すステ
ップと、当該環境情報に基いて上記製品あるいはその部
品の寿命を判定するステップと、寿命と判定された製品
あるいはその部品を使用するユーザのユーザ端末に対し
て、交換時期を通知するステップと、を備えるものであ
る。
【0049】このプログラムをインストールした装置で
は、製品データベースに各製品の使用場所情報を保持さ
せて、それぞれの使用場所における交換時期を判断する
ことができる。しかも、各製品の設置環境毎に環境情報
を収集しているので、正確にそれぞれの製品の設置環境
を把握することができる。したがって、それぞれの製品
のそれぞれの設置環境に応じた劣化を考慮してそれぞれ
の交換時期を判断することができる。
【0050】本発明の交換時期通知プログラムは、ネッ
ト網を介してユーザ端末に対して製品あるいはその部品
の交換時期を通知するための交換時期通知プログラムで
あって、上記ユーザ端末から上記ネット網を介して送信
されてきた製品の使用開始時期情報を製品データベース
に登録するステップと、製品データベースから製品の使
用開始時期情報を読み出すステップと、上記製品の製造
時期あるいは出荷時期から当該使用開始時期までの期間
に基いて上記製品あるいはその部品の寿命を判定するス
テップと、寿命と判定された製品あるいはその部品を使
用するユーザのユーザ端末に対して、交換時期を通知す
るステップと、を備えるものである。
【0051】このプログラムをインストールした装置で
は、製品データベースに各製品の使用開始時期情報を保
持させて、それぞれの製造時期あるいは出荷時期から使
用開始時期までの未使用劣化期間に応じた交換時期を判
断することができる。したがって、それぞれの製品のそ
れぞれの流通過程に応じた未使用期間での劣化を考慮し
てそれぞれの交換時期を判断することができる。
【0052】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態に係る交換時
期通知方法、交換時期通知システム、交換時期通知装置
および交換時期通知プログラムについて図に基いて説明
する。なお、交換時期通知方法については交換時期通知
システムに併せて説明する。また、交換時期通知プログ
ラムは、交換時期通知装置のプログラム記憶部に記憶さ
れているものであり、一般的にはコンピュータ読み取り
可能な記録媒体に記憶されているものを当該交換時期通
知装置に読み込んで使用する。
【0053】また、この発明の実施の形態では、交換時
期を通知するための対象機器として無停電電源装置(U
PS)のバッテリの場合を例として説明するが、この他
にも、電気自動車のバッテリやスイッチング電源装置の
コンデンサなどのようにその特性の経時的劣化が製品性
能に直接影響のある機能部品や、各種電気機器のファン
などの可動部品などのようにそれぞれの装置本体よりも
寿命が短く交換が必要な部品や、エアバックやその他の
安全装置などのように所定の期間ごとに交換が必要とな
る装置などについて、その交換時期を通知するためにも
適用することができる。
【0054】図1は本発明の実施の形態に係る交換時期
通知システムの一例を示すシステム構成図である。
【0055】この交換時期通知システムは、主に、ネッ
ト網となるインターネット1と、インターネット1に接
続され、UPSを購入した各ユーザが所有するユーザ端
末2と、イントラネット3およびファイアウォール4を
介してインターネット1に接続され、UPSを販売する
販売業者により設置された交換時期通知サーバ(交換時
期通知装置)5と、を備える。
【0056】また、この交換時期通知システムは、イン
トラネット3に接続され、交換時期通知サーバ5に上記
販売業者が出荷したUPSを登録するためのサーバ端末
6と、インターネット1に接続され、バッテリの温度お
よび/または環境温度を検出してこれを交換時期通知サ
ーバ5に通知する機能を備える環境情報送信装置となる
UPS7と、ユーザ端末2を所有するユーザが購入した
UPS8と、インターネット1に接続され、日本全国、
あるいは世界の各地の気象情報が蓄積される環境情報送
信装置となる気象情報サーバ9と、を備える。
【0057】図2は、図1の交換時期通知システム中の
ユーザ端末2の構成例を示すユーザ端末構成図である。
【0058】ユーザ端末2は、インターネットインタフ
ェース部(インターネットI/F部)10、制御部11
を備える端末本体12と、プログラム記憶部13および
データ記憶部14を備える記憶機器15とからなる。プ
ログラム記憶部13には、ブラウザプログラム16、メ
ールクライアントプログラム17、その他のプログラム
であって制御部11が実行するプログラムが登録されて
いる。データ記憶部14には、メール記憶領域18、そ
の他のデータであって制御部11がプログラムの実行の
際に利用するデータが登録されている。
【0059】インターネットI/F部10は、インター
ネット1に接続され、インターネット1に接続された他
の機器、たとえば交換時期通知サーバ5との間でデータ
の送受信を行うものである。
【0060】制御部11は、プログラム記憶部13に記
憶された各種のプログラムを適宜実行することで、イン
ターネットI/F部10の送受信データの管理などを行
うものである。
【0061】ブラウザプログラム16は、ユーザ端末2
において適宜実行されるものであり、インターネット1
上で公開されているホームページなどをURL(Uni
form Resource Locator)に基い
て所定のサーバから取得し、これを表示するものであ
る。
【0062】メールクライアントプログラム17は、ユ
ーザ端末2において適宜実行されるものであり、図示外
のメールサーバを経由して自分宛ての電子メールを取得
したり、当該メールサーバを経由して他の人宛ての電子
メールを送信するものである。また、適宜、送信メール
の作成処理を行うものである。
【0063】メール記憶領域18は、受信した電子メー
ルを記憶したり、送信する電子メールを送信するまでの
間において一時的に記憶するための領域である。
【0064】サーバ端末6の構成および機能は、基本的
にユーザ端末2と同様であり説明を省略する。
【0065】図3は、図1の交換時期通知システム中の
交換時期通知サーバ5の構成例を示すサーバ構成図であ
る。
【0066】交換時期通知サーバ5は、インターネット
インタフェース部(インターネットI/F部)19、制
御部20を備える端末本体21と、プログラム記憶部2
2およびデータ記憶部23を備える記憶機器24とから
なる。プログラム記憶部22には、UPS登録プログラ
ム25、環境データ収集(受信)プログラム26、寿命
判定プログラム27、交換通知プログラム28、その他
のプログラムであって制御部20が実行するプログラム
が登録されている。データ記憶部23には、製品データ
ベースとなるUPSデータベース29、環境データベー
ス30、温度補正テーブル31、寿命判定テーブル3
2、その他のデータであってプログラムの実行の際に制
御部20が利用するデータが登録されている。
【0067】UPSデータベース29は、販売した各U
PS(製品)7,8のバッテリ交換時期を算出するため
の各種のデータおよび、各UPS(製品)7,8のユー
ザにその時期を通知するためのデータを登録するための
ものである。また、バッテリ交換時期に達したバッテリ
を示すためのステータスフラグなどの当該算出処理や通
知処理に必要となる各種の中間データを必要に応じて登
録するものである。
【0068】このUPSデータベース29では、たとえ
ば、各UPS(製品)7,8のシリアル番号毎に、その
残り寿命あるいは生存年数などのライフ情報とともに、
当該UPS7,8の製造年月日あるいは出荷年月日(製
品の製造時期あるいは出荷時期情報)、ユーザ登録年月
日(使用開始時期情報)、設置場所の住所や設置位置
(屋内、屋外、空調の有無)などの使用環境情報(使用
場所情報)、電子メールアドレスなどのバッテリ交換時
期の通知先情報、その他の情報をテーブル化して登録す
ればよい。このほかにも、これらのデータをリレーショ
ナルデータベースとして複数のテーブルにて保持させた
り、あるいはUPS7,8の設置環境や設置地域をキー
として、設置地域毎に複数のユーザ(複数のUPS(製
品)7,8)をまとめて管理してもよい。
【0069】環境データベース30は、各UPS(製
品)7,8の環境データを管理するものであり、この実
施の形態では、特に各UPS(製品)7,8の環境温度
を管理させている。なお、湿度やその他の環境情報を同
時に管理できることは言うまでもない。
【0070】ところで、この温度情報としては本来、各
UPS7,8が実際に設置された場所における環境、こ
こでは温度を検出して利用するのがベストではあるが、
全ての製品にそのような温度通知機能をもりこむことは
できない。したがって、この環境データベース30で
は、上記温度通知機能が付いているUPS7については
その検出温度を製品毎に対応付けて管理し、それ以外の
UPS8の温度についてはその地域の気象情報として得
られる温度を設置地域毎に対応付けて管理している。
【0071】なお、UPS7,8の設置地域は、単純に
都道府県別としてもよいが、地形による温度差も大きい
ので、細かい平野、盆地などの気候的に同一とみなせる
範囲毎に区分けして設定した地域毎の温度を利用するよ
うにするとよい。また、この環境データベース30にて
管理すべき地域の全体としては、たとえば国内販売に限
る場合には、日本全国の温度あるいは温度変化履歴など
のように販売地域全体を網羅するようにすればよい。
【0072】また、UPS7,8の環境温度は、工場や
一般家屋などの屋内、屋外などの設置場所によっても大
きく異なる。特に、少なくとも温度管理がなされる屋内
と屋外とでは、一日の温度変化の仕方も大きく異なるた
め、これらの設置環境情報をUPSデータベース29に
登録させるとともにそれぞれに対応した環境温度を設置
場所に応じた温度変化モデルなどを用いて各UPS7,
8の環境温度の変化を推定して設定するようにしてい
る。
【0073】更に、この環境データベース30では、で
きれば過去5年分程度の環境情報をストックするように
するとよい。これにより、購入時にはユーザ登録をしな
かったユーザにおいても、後から登録させることで正確
なバッテリの交換時期を判断させることができ、任意の
タイミングにおけるユーザ登録を可能ならしめることが
できる。
【0074】寿命判定テーブル32は、製品の種類単位
あるいは一連の製品群に組み込んでいるバッテリの種類
単位に、その交換時期として設定された交換ライフ情報
(製品寿命に基く値)を記憶するものである。基本的に
は、UPS7,8の電力供給能力などに基いて保証して
いる製品毎の交換時期データそのものを設定している。
【0075】
【表1】
【0076】表1は、これら交換ライフ情報およびライ
フ情報をこの交換時期通知サーバ5において管理するた
めに用いるバッテリのライフ表現形式の一例を示すもの
である。同表では、5年(1825日)をバッテリの最
大年月とし、且つ、その最大年月でのカウント値が「0
xFFFF」以内となるように(具体的には1日に30
回のカウント)、ライフ情報のカウント値を設定した場
合の例である。このような表現形式では、「0xFFF
F」が10進数では65535となるので、「6553
5/1825=35.9」となり、基準温度での一日の
(累積)カウント値が35以下となるように設定すれ
ば、最大5年の寿命を保証したバッテリのライフ情報及
び交換ライフ情報を管理することができる。つまり、U
PS7,8に用いるバッテリのライフ表現としては十分
なものとなる。なお、基準温度としては一般的に25℃
が汎用されている。
【0077】なお、各UPS7,8の実際の環境温度
と、環境データベース30に登録する温度との誤差や、
温度判定の際に生じる丸め誤差などの影響を考慮した場
合、上記交換ライフ情報として設定するカウント値は、
当該バッテリの標準的な寿命としてのカウント値よりも
若干小さい値に設定するとよい。たとえば、25度にお
いて5年もつバッテリであれば、表1に示したカウント
値である54750(=10×3×1825)よりも小
さい値を交換ライフ情報として設定するとよい。これに
より、バッテリの寿命が尽きる前に、確実にバッテリの
交換通知を行うことが可能となる。この場合、後何日以
内に交換すればよいのかを通知するとよい。
【0078】また、実際のバッテリの交換時期において
通知するのではなく、予め交換時期を通知する場合に
は、これらのカウント値を予め少なく設定するなどして
おくとよい。
【0079】温度補正テーブル31は、環境温度に応じ
て異なるバッテリの所定の期間(例えば1/3日(=8
時間))毎の消費カウントを記憶するものである。な
お、この所定の期間は、環境データベース30にストッ
クする温度のサンプリング期間(更新期間)と一致して
いるほうが演算処理上有利ではあるが、必ずしも一致さ
せる必要もない。これらの期間が異なる場合には、たと
えば、環境データベース30にストックされた複数のサ
ンプリング期間がこの消費カウントの単位期間と一致す
る場合には、その複数のサンプリング期間における平均
温度などを演算し、この演算温度を用いて消費カウント
を判断するようにすればよい。
【0080】なお、上記バッテリの所定の期間は、8時
間毎に限られるものではなく、その期間が短ければ短い
ほどよい。また、温度通知機能を備えるUPS7におい
ても、単に温度を検出して通知するだけの処理であれ
ば、検出回数を従来よりも増やしたとしも、その負荷が
無停電電源の監視機能を低下させることにはならない。
【0081】バッテリの電気的特性の経時的劣化は一般
的に、アレニウス則にしたがって進行することが知られ
ている。つまり、バッテリの寿命は、環境温度が10度
上昇すると、半分になってしまう。このアレニウス則を
カウント値に基いて表現した場合の式を下記式1に示
す。同式において、Cは基準温度におけるカウント
値、tは基準温度、tは測定温度、Cは当該測定温度
における補正されたカウント値である。
【0082】
【数1】
【0083】したがって、この温度補正テーブル31に
登録する各温度における消費カウントは、表2に例示す
るように、25度での消費カウント(8時間でのカウン
ト数10)の2倍の値(20カウント)を35度の消費
カウントとし、45度では40カウント、55度では8
0カウントとしている。この表2以外の温度は、25度
以下では25度の値を、55度以上では55度の値を用
いる。このように、環境温度が25度(℃)を超える
と、交換時期が早くなることになる。すなわち、たとえ
ば、ある時刻の温度が33度のときは、表1におけるそ
の時刻の消費カウント値に10カウントではなく、17
カウントを加算することとなり、7カウント分交換時期
が早まる。
【0084】また、この表では、1日に3回(8時間置
き)に消費カウントを計算するような場合を例とする消
費カウントの温度補正テーブル31の例である。このよ
うなテーブルであれば、基準温度25度での一日の累積
消費カウント(カウント値)が35カウント以下(具体
的には30カウント)となり、最大5年の寿命を保証で
きるバッテリのライフ情報及び交換ライフ情報を管理す
ることができる。
【0085】更に、本実施の形態では、1日に30カウ
ントを基準としてカウントをさせるとともに、寿命とな
る目標カウント値を1カウントでも超えたら寿命と判定
しているので、実際には1日に3回ずつしか消費カウン
ト値の加算を行っていないのにもかかわらず、この1カ
ウント単位にて、寿命をカウントする場合と同等の寿命
判定精度を得ることができる。
【0086】
【表2】
【0087】UPS登録プログラム25は、ユーザ端末
2やサーバ端末6からのアクセスに応じて制御部20に
て実行され、これらの端末2,6から各UPS(製品)
7,8に関する情報をUPSデータベース29に登録す
る処理を行わせるものである。具体的には、これらの端
末2,6に情報を登録するための画面を表示させ、これ
に対する応答に含まれる情報をUPSデータベース29
に追加登録する処理を行う。
【0088】環境データ収集(受信)プログラム26
は、図示外のタイマ割り込みやイベントなどに基いて制
御部20において適宜実行され、UPS7,8のバッテ
リ寿命に影響を与える温度情報を収集(受信)するもの
である。具体的には、UPS7から受信した温度を当該
UPS7に固有の温度情報として環境データベース30
に登録したり、気象情報サーバ9から温度を収集(受
信)し、これを環境データベース30に登録したりする
処理を行う。
【0089】寿命判定プログラム27は、図示外のタイ
マ割り込みやイベントなどに基いて、あるいは、環境デ
ータ収集(受信)プログラム26の実行に引き続いて制
御部20において実行され、UPSデータベース29に
登録された各UPS7,8の寿命判定を行うものであ
る。具体的には、まず、環境データベース30に登録さ
れた温度情報とUPSデータベース29に登録された設
置場所情報とに基いて各UPS7,8の環境温度を推定
し、この環境温度を用いて温度補正テーブル31から各
UPS7,8の加算する消費カウントを変更し、各UP
S7,8のライフ情報を更新するライフ情報更新処理を
行う。次に、更新後のライフ情報と寿命判定テーブル3
2に登録された交換ライフ情報とを比較し、温度補正が
行われたライフ情報のカウント値が交換ライフ情報のカ
ウント値(この実施の形態では表1の54750)以上
となっていたら、当該UPS7,8のステータスフラグ
を立てる処理を行うものである。
【0090】交換通知プログラム28は、図示外のタイ
マ割り込みやイベントなどに基いて、あるいは、寿命判
定プログラム27の実行に引き続いて制御部20におい
て実行され、各ユーザにバッテリの交換時期が来たこと
を通知するものである。具体的には、ステータスフラグ
が立っている製品(シリアル番号)に対応付けて登録さ
れた電子メールアドレスに対して、当該製品のバッテリ
の交換時期が来たことを通知する電子メールを生成し、
これを送信するものである。
【0091】次に、以上のようなシステム構成を有する
交換時期通知システムの運営手順について説明する。
【0092】UPS7,8を販売する販売業者は、UP
S7,8を出荷するに当たりサーバ端末6を起動し、交
換時期通知サーバ5にアクセスする。交換時期通知サー
バ5では、このサーバ端末6からのアクセスに応じて制
御部20がUPS登録プログラム25に基く動作を開始
する。この状態で、販売業者は、出荷する各製品のシリ
アル番号とともに、製造年月日あるいは出荷年月日をユ
ーザ端末6から入力する。また、新製品である場合に
は、その製品の交換時期として設定した交換ライフ情報
を入力する。交換時期通知サーバ5では、これらの情報
をUPSデータベース29あるいは寿命判定テーブル3
2に登録する。
【0093】次に、当該業者のUPS7,8を直接ある
いは販売店経由で購入したユーザは、当該UPS7,8
をコンピュータなどの所定の電子機器への電源ライン上
に設置するとともに、ユーザ端末2を用いてユーザ登録
処理を行う。
【0094】具体的には、ユーザ端末2においてブラウ
ザプログラム16を起動し、インターネット1を経由し
て交換時期通知サーバ5にアクセスする。交換時期通知
サーバ5では、インターネットI/F部19がこのユー
ザ端末2からのアクセスを検出すると、制御部20がU
PS登録プログラム25に基く動作を開始する。
【0095】ユーザは、ユーザ端末2に標示された画面
において、設置したUPS(製品)7,8のシリアル番
号とともに、ユーザ登録年月日、設置場所の住所や設置
位置(屋内、屋外、空調の有無)などの使用環境情報、
電子メールアドレスなどのバッテリ交換時期の通知先情
報、その他の情報を登録する。交換時期通知サーバ5で
は、UPS登録プログラム25に基づいて動作する制御
部20が、上記入力されたシリアル番号をキーとしてU
PSデータベース29を検索し、同一のシリアル番号に
関連付けて既に登録されている情報とともに、これら新
たな情報をUPSデータベース29に登録する。
【0096】このようにサーバ端末6およびユーザ端末
2にて入力された各種の情報がUPSデータベース29
に登録される一方で、交換時期通知サーバ5の制御部2
0は、図示外のタイマ割り込みやイベントなどに基い
て、環境データ収集(受信)プログラム26に基く動
作、寿命判定プログラム27に基く動作、交換通知プロ
グラム28に基く動作、その他のプログラムに基く動作
を実行する。以下、順番に説明する。
【0097】環境データ収集(受信)プログラム26に
基く動作を開始すると、制御部(環境データ収集手段)
20は、温度通知機能を備えるUPS7からの温度情報
や、気象情報サーバ9から収集(受信)した温度情報を
環境データベース30に登録する。
【0098】寿命判定プログラム27に基く動作を開始
すると、寿命判定手段ともなる制御部20は、環境デー
タベース30に登録された温度情報とUPSデータベー
ス25に登録された設置場所情報とに基いて温度補正テ
ーブル31から各UPS7,8の消費カウントを選択
し、更に各UPS7,8のライフ情報にこれを加算す
る。表1および表2にしたがえば、この処理は1日に3
回、8時間置きに実施される。このとき、単に設置場所
の住所に基いて判断される地域のみならず、屋内、屋
外、空調の有無などの設置位置の環境についても考慮す
る。
【0099】また、寿命判定プログラム27に基いて動
作する制御部20は、ユーザ登録がなされた直後のライ
フ情報の更新処理においては、出荷から使用開始までの
期間におけるバッテリ特性の劣化を考慮して、ライフ情
報の初期値を設定する。この場合の劣化状態は、たとえ
ば、出荷年月日からユーザ登録年月日までの期間におけ
るバッテリの無充電期間の長さ(放電量の多さ)に応じ
た特性劣化などを考慮した値を初期値として設定すれば
よい。なお、ユーザ登録がなされた直後のライフ情報の
更新処理であるか否かは、ライフ情報のカウント値が
「0」であることなどに基いて容易に判定することがで
きる。
【0100】そして、このように各UPS7,8のライ
フ情報を更新するととともに、寿命判定プログラム27
に基いて動作する制御部20は、更新後のライフ情報と
寿命判定テーブル32に登録されている当該製品の交換
ライフ情報とを比較し、ライフ情報のカウント値が交換
ライフ情報のカウント値以上となっていたら、当該UP
Sデータベース29のステータスフラグを立てる処理を
行う。
【0101】更に、交換通知プログラム28に基く動作
を開始すると、制御部(交換通知手段)20は、UPS
データベース29においてステータスフラグが立ってい
るUPS7,8について当該製品のバッテリの交換時期
が来たことを通知する電子メールを生成し、これを上記
ステータスフラグに対応付けられる電子メールアドレス
に対して送信する。
【0102】この電子メールは、交換時期通知サーバ5
のインターネットI/F部19からイントラネット3、
ファイアウォール4およびインターネット1を介して、
上記電子メールアドレスを使用するユーザのユーザ端末
2に送信される。当該ユーザは、制御部11においてメ
ールクライアントプログラム17に基く動作を開始させ
ることで、この電子メールの内容を確認し、使用してい
るUPS7,8のバッテリ交換時期が来たことを知り、
バッテリを交換することができる。
【0103】また、連絡先としてファクシミリの電話番
号が設定されている場合には、これとは別にファクシミ
リ送信プログラムを交換時期通知サーバ5の制御部20
にて実行させ、ファクシミリを用いてユーザに交換時期
であることを通知すればよい。
【0104】以上のように、この実施の形態では、アレ
ニウス則に基く環境温度ごとのカウント値を保持し、各
UPS7,8における現実の環境温度の変化に応じて所
定のカウント値を累積加算し、この累積加算値と交換ラ
イフ情報に対応するカウント値とを比較して累積加算値
が当該カウント値以上となったらバッテリ交換をユーザ
端末2などに通知するので、各ユーザはそれぞれのUP
S7,8のバッテリの適切な交換時期を知ることができ
る。
【0105】また、販売業者は、各ユーザにそれぞれの
ユーザの使用環境に応じた交換時期を通知することがで
きるので、各ユーザに対してバッテリが確実に動作する
環境を提供し続けることができる。ひいては、従来のよ
うに基準温度や基準温度におけるバッテリの交換時期を
設定して販売した場合のように、当該基準環境とは全く
異なる環境下において使用された場合においてバッテリ
の寿命が当該交換時期よりも早く来てしまい、スペック
通りの機能を十分に提供できなくなってしまった結果と
して生じるユーザからのクレームを無くすことができ
る。また、UPSデータベース29に蓄積される各製品
の寿命データを検討し、次世代の製品の設計などに反映
させ、より良い製品をユーザに提供することができる。
【0106】更に、このように交換時期通知サーバ5に
おいて寿命判定テーブル32を準備し、これに基いて各
ユーザに交換時期を通知しているので、新たに精度のよ
い交換時期の予測アルゴリズムが後発的に出現した場合
に、そのアルゴリズムに基くプログラムに容易に変更す
ることができる。
【0107】以上に示した実施の形態は、本発明の好適
な実施の形態であるが、本発明の要旨を逸脱しない範囲
で種々変更が可能である。たとえば、上記実施の形態で
は、環境情報として温度のみを取り扱う場合について説
明したが、これ以外にも、湿度、停電の発生などによる
バッテリの使用回数や使用時間などを考慮するようにし
てもよい。
【0108】また、この実施の形態では消費カウント値
を累積加算し、この累積加算値と表1の寿命に相当する
目標カウント値(54750)とを比較し、累積加算値
がこの目標カウント値を超えたら寿命と判定している
が、これ以外にもたとえば、目標カウント値から順次消
費カウント値を減算し、この減算値が0よりも小さくな
ったら寿命と判定するようにしてもよい。
【0109】更に、本実施の形態では、基準温度よりも
環境温度が上昇した場合において消費カウント値を大き
くする場合について述べているが、他にも、基準温度よ
りも環境温度が低くなった場合において消費カウント値
を小さくするようにしても、さらにはこれらを組み合わ
せるようにしてもよい。これにより、基準温度における
寿命よりも実際の寿命が短くなってしまう場合におい
て、バッテリの特性を維持することができるばかりか、
基準温度における寿命よりも実際の寿命が長くなってし
まった場合においても、実際の寿命近くになるまで余計
にバッテリを利用することができる。
【0110】
【発明の効果】本発明では、UPSのバッテリなどの性
能を維持するために交換を必要する部品や製品につい
て、その交換時期を通知するための交換時期通知方法、
交換時期通知システム、交換時期通知装置および交換時
期通知プログラムを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る交換時期通知シス
テムの一例を示すシステム構成図である。
【図2】 図1の交換時期通知システム中の、ユーザ端
末の構成例を示すユーザ端末構成図である。
【図3】 図1の交換時期通知システム中の、交換時期
通知サーバの構成例を示すサーバ構成図である。
【符号の説明】
1 インターネット(ネット網) 2 ユーザ端末 3 イントラネット 4 ファイアウォール 5 交換時期通知サーバ(交換時期通知装置) 6 サーバ端末 7 UPS(環境情報送信装置) 8 UPS 9 気象情報サーバ(環境情報送信装置) 10 インターネットインタフェース部(インターネッ
トI/F部) 11 制御部 12 端末本体 13 プログラム記憶部 14 データ記憶部 15 記憶機器 16 ブラウザプログラム 17 メールクライアントプログラム 18 メール記憶領域 19 インターネットインタフェース部(インターネッ
トI/F部) 20 制御部 21 端末本体 22 プログラム記憶部 23 データ記憶部 24 記憶機器 25 UPS登録プログラム 26 環境データ収集(受信)プログラム 27 寿命判定プログラム 28 交換通知プログラム 29 UPSデータベース(製品データベース) 30 環境データベース 31 温度補正テーブル 32 寿命判定テーブル

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各ユーザに対して製品あるいはその部品
    の交換時期を通知するための交換時期通知方法であっ
    て、 上記製品の使用場所情報を製品データベースに保持さ
    せ、当該使用場所における環境情報に基いて製品あるい
    はその部品の交換時期を判断し、これを通知することを
    特徴とする交換時期通知方法。
  2. 【請求項2】 各ユーザに対して製品あるいはその部品
    の交換時期を通知するための交換時期通知方法であっ
    て、 上記ユーザが使用するユーザ端末にて上記製品の使用場
    所情報を製品データベースに登録させ、当該使用場所に
    おける環境情報に基いて製品あるいはその部品の交換時
    期を判断し、これを通知することを特徴とする交換時期
    通知方法。
  3. 【請求項3】 各ユーザに対して製品あるいはその部品
    の交換時期を通知するための交換時期通知方法であっ
    て、 上記製品の使用場所情報を製品データベースに保持させ
    るとともに、当該使用場所における環境情報をネット網
    を通じて収集し、これら使用場所情報および環境情報に
    基いて製品あるいはその部品の交換時期を判断し、これ
    を通知することを特徴とする交換時期通知方法。
  4. 【請求項4】 前記製品あるいはその部品としてバッテ
    リを保持し、このバッテリの交換時期は、少なくとも温
    度を含む環境情報に基いて判断され、且つ、少なくと
    も、アレニウス則に基いて得られる消費カウントを累積
    加算した値と、製品寿命に基く値とを比較して判断され
    ることを特徴とする請求項1から3のうちの何れか1項
    記載の交換時期通知方法。
  5. 【請求項5】 各ユーザに対して製品あるいはその部品
    の交換時期を通知するための交換時期通知方法であっ
    て、 上記製品の使用開始時期情報を製品データベースに保持
    させ、当該製品の製造時期あるいは出荷時期から使用開
    始時期までの期間に基いて製品あるいはその部品の交換
    時期を判断し、これを通知することを特徴とする交換時
    期通知方法。
  6. 【請求項6】 各ユーザに対して製品あるいはその部品
    の交換時期を通知するための交換時期通知システムであ
    って、 ネット網と、 上記ネット網に接続されたユーザ端末と、 上記ネット網に接続されるとともに、上記ユーザによる
    上記製品の使用場所情報を保持し、当該使用場所におけ
    る環境情報に基いて製品あるいはその部品の交換時期を
    判断して上記ユーザ端末へ通知する交換時期通知装置と
    を備えることを特徴とする交換時期通知システム。
  7. 【請求項7】 各ユーザに対して製品あるいはその部品
    の交換時期を通知するための交換時期通知システムであ
    って、 ネット網と、 上記ネット網に接続されたユーザ端末と、 上記ネット網に接続されるとともに、上記ユーザ端末か
    ら上記製品の使用場所情報が登録され、当該使用場所に
    おける環境情報に基いて製品あるいはその部品の交換時
    期を判断して上記ユーザ端末へ通知する交換時期通知装
    置とを備えることを特徴とする交換時期通知システム。
  8. 【請求項8】 各ユーザに対して製品あるいはその部品
    の交換時期を通知するための交換時期通知システムであ
    って、 ネット網と、 上記ネット網に接続されたユーザ端末と、 上記ネット網に接続されるとともに、上記ユーザによる
    上記製品の使用場所情報を保持する交換時期通知装置
    と、 上記ネット網に接続されるとともに、上記製品の使用場
    所における環境情報を当該交換時期通知装置へ送信する
    環境情報送信装置と、を備え、且つ、 上記交換時期通知装置は、上記使用場所における環境情
    報に基いて製品あるいはその部品の交換時期を判断して
    上記ユーザ端末へ通知する交換時期通知装置とを備える
    ことを特徴とする交換時期通知システム。
  9. 【請求項9】 バッテリの交換時期を通知するための交
    換時期通知システムであって、 前記交換時期通知装置は、少なくとも温度を含む環境情
    報に基いて製品あるいはその部品の交換時期を判断し、
    且つ、少なくとも、アレニウス則に基いて得られる消費
    カウントを累積加算した値と、製品寿命に基く値とを比
    較して各製品あるいはその部品の交換時期を判断するこ
    とを特徴とする請求項6から8のうちのいずれか1項記
    載の交換時期通知システム。
  10. 【請求項10】 各ユーザに対して製品あるいはその部
    品の交換時期を通知するための交換時期通知システムで
    あって、 ネット網と、 上記ネット網に接続されたユーザ端末と、 上記ネット網に接続されるとともに、上記ユーザ端末か
    ら上記製品の使用開始時期情報が登録され、当該製品の
    製造時期あるいは出荷時期から使用開始時期までの期間
    に基いて製品あるいはその部品の交換時期を判断して上
    記ユーザ端末へ通知する交換時期通知装置とを備えるこ
    とを特徴とする交換時期通知システム。
  11. 【請求項11】 ネット網を介してユーザ端末に対して
    製品あるいはその部品の交換時期を通知するための交換
    時期通知装置であって、 上記製品の使用場所情報を保持する製品データベース
    と、 当該使用場所における環境情報を保持する環境データベ
    ースと、 当該環境データベースの環境データに基いて上記製品あ
    るいはその部品の寿命判定を行う寿命判定手段と、 当該寿命判定手段において寿命と判定された場合には上
    記ネット網を介して上記ユーザ端末に対して当該製品あ
    るいはその部品の交換時期を通知する交換通知手段とを
    備えることを特徴とする交換時期通知装置。
  12. 【請求項12】 ネット網を介してユーザ端末に対して
    製品あるいはその部品の交換時期を通知するための交換
    時期通知装置であって、 上記ユーザ端末から上記ネット網を介して送信されてき
    た製品の使用場所情報を保持する製品データベースと、 当該使用場所における環境情報を保持する環境データベ
    ースと、 当該環境データベースの環境データに基いて上記製品あ
    るいはその部品の寿命判定を行う寿命判定手段と、 当該寿命判定手段において寿命と判定された場合には上
    記ネット網を介して上記ユーザ端末に対して当該製品あ
    るいはその部品の交換時期を通知する交換通知手段とを
    備えることを特徴とする交換時期通知装置。
  13. 【請求項13】 ネット網を介してユーザ端末に対して
    製品あるいはその部品の交換時期を通知するための交換
    時期通知装置であって、 上記製品の使用場所情報を保持する製品データベース
    と、 当該使用場所における環境情報を上記ネット網を介して
    収集する環境データ収集手段と、 当該環境データ収集手段が収集した環境データを保持す
    る環境データベースと、 当該環境データベースの環境データに基いて上記製品あ
    るいはその部品の寿命判定を行う寿命判定手段と、 当該寿命判定手段において寿命と判定された場合には上
    記ネット網を介して上記ユーザ端末に対して当該製品あ
    るいはその部品の交換時期を通知する交換通知手段とを
    備えることを特徴とする交換時期通知装置。
  14. 【請求項14】 アレニウス則に基いて得られる所定の
    期間における消費カウントの値が登録された温度補正テ
    ーブルを備え、 上記寿命判定手段は、当該消費カウントを製品毎に累積
    加算した値が、当該製品あるいはその部品としてのバッ
    テリの寿命の値以上となったら寿命と判定することを特
    徴とする請求項11から13のうちのいずれか1項記載
    の交換時期通知装置。
  15. 【請求項15】 ネット網を介してユーザ端末に対して
    製品あるいはその部品の交換時期を通知するための交換
    時期通知装置であって、 上記ユーザ端末から上記ネット網を介して送信されてき
    た製品の使用開始時期情報を保持する製品データベース
    と、 上記製品の製造時期あるいは出荷時期から当該使用開始
    時期までの期間に基いて当該製品あるいはその部品の寿
    命判定を行う寿命判定手段と、 当該寿命判定手段において寿命と判定された場合には上
    記ネット網を介して上記ユーザ端末に対して当該製品あ
    るいはその部品の交換時期を通知する交換通知手段とを
    備えることを特徴とする交換時期通知装置。
  16. 【請求項16】 ネット網を介してユーザ端末に対して
    製品あるいはその部品の交換時期を通知するための交換
    時期通知プログラムであって、 製品データベースから製品の使用場所情報を読み出すス
    テップと、 環境データベースから当該使用場所における環境情報を
    読み出すステップと、 当該環境情報に基いて上記製品あるいはその部品の寿命
    を判定するステップと、 寿命と判定された製品あるいはその部品を使用するユー
    ザのユーザ端末に対して、交換時期を通知するステップ
    と、を備えることを特徴とする交換時期通知プログラ
    ム。
  17. 【請求項17】 ネット網を介してユーザ端末に対して
    製品あるいはその部品の交換時期を通知するための交換
    時期通知プログラムであって、 上記ユーザ端末から上記ネット網を介して送信されてき
    た製品の使用場所情報を製品データベースに登録するス
    テップと、 製品データベースから製品の使用場所情報を読み出すス
    テップと、 環境データベースから当該使用場所における環境情報を
    読み出すステップと、 当該環境情報に基いて上記製品あるいはその部品の寿命
    を判定するステップと、 寿命と判定された製品あるいはその部品を使用するユー
    ザのユーザ端末に対して、交換時期を通知するステップ
    と、を備えることを特徴とする交換時期通知プログラ
    ム。
  18. 【請求項18】 ネット網を介してユーザ端末に対して
    製品あるいはその部品の交換時期を通知するための交換
    時期通知プログラムであって、 製品データベースから製品の使用場所情報を読み出すス
    テップと、 当該使用場所における環境情報を上記ネット網を介して
    収集するステップと、 環境データベースから当該使用場所における環境情報を
    読み出すステップと、 当該環境情報に基いて上記製品あるいはその部品の寿命
    を判定するステップと、 寿命と判定された製品あるいはその部品を使用するユー
    ザのユーザ端末に対して、交換時期を通知するステップ
    と、を備えることを特徴とする交換時期通知プログラ
    ム。
  19. 【請求項19】 ネット網を介してユーザ端末に対して
    製品あるいはその部品の交換時期を通知するための交換
    時期通知プログラムであって、 上記ユーザ端末から上記ネット網を介して送信されてき
    た製品の使用開始時期情報を製品データベースに登録す
    るステップと、 製品データベースから製品の使用開始時期情報を読み出
    すステップと、 上記製品の製造時期あるいは出荷時期から当該使用開始
    時期までの期間に基いて上記製品あるいはその部品の寿
    命を判定するステップと、 寿命と判定された製品あるいはその部品を使用するユー
    ザのユーザ端末に対して、交換時期を通知するステップ
    と、を備えることを特徴とする交換時期通知プログラ
    ム。
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