JP2016095610A - 故障警告システムおよび故障警告方法 - Google Patents

故障警告システムおよび故障警告方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2016095610A
JP2016095610A JP2014230459A JP2014230459A JP2016095610A JP 2016095610 A JP2016095610 A JP 2016095610A JP 2014230459 A JP2014230459 A JP 2014230459A JP 2014230459 A JP2014230459 A JP 2014230459A JP 2016095610 A JP2016095610 A JP 2016095610A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
failure
electronic device
time
environment data
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014230459A
Other languages
English (en)
Inventor
一雄 ▲高▼橋
一雄 ▲高▼橋
Kazuo Takahashi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Systems Ltd
Original Assignee
Hitachi Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Systems Ltd filed Critical Hitachi Systems Ltd
Priority to JP2014230459A priority Critical patent/JP2016095610A/ja
Publication of JP2016095610A publication Critical patent/JP2016095610A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)
  • Debugging And Monitoring (AREA)

Abstract

【課題】電子機器が設置される環境の要因を加味することによって最適な電子機器の交換時期を予測することにより、不要な電子機器の交換を防止する。
【解決手段】故障警告システム10において、故障予測判定部24は、電子機器50が稼働中であると故障情報取得処理部23が判定した際に、センサ部11から環境データを取得し、取得した環境データと一致する故障環境データをデータベース20から検索する。そして、稼働中の電子機器50の環境データと一致する故障環境データがある場合には、一致する故障環境データに紐付けられた総稼働時間に基づいて故障アラート予測時間を設定し、稼働中の電子機器50の稼働時間が故障アラート予測時間を超えているか否かを判定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、故障警告システムおよび故障警告方法に関し、特に、電子機器の故障時期の予測に有効な技術に関する。
オフィスなどには、サーバ、パーソナルコンピュータやスイッチングハブなどの電子機器が広く使用されている。このような電子機器は、突発的な故障が発生する前に電子機器と交換することが望ましい。
しかしながら、電子機器の故障発生の時期を予測することは難しく、現実には、故障が発生した後に、新しい電子機器を購入して交換するか、あるいは定期的に電子機器の交換を行うことなどによる対応がなされている。
電子機器を定期的に交換する場合、故障発生の防止という点については有効であるが、その一方で、定期的に電子機器を購入するためのコストが大きくなってしまうという問題がある。
電子機器は、設置される場所の環境、すなわち湿度、温度、および振動などの様々な要因によって故障の発生率が大幅に異なる。そのため、定期的な交換が行われている場合であっても、電子機器の設置される環境によっては、定期交換前に故障が発生してしまう恐れもある。
また、電子機器が故障した後に新しい電子機器と交換する場合には、新しい電子機器の購入作業や交換作業などの突発的な業務が生じてしまうことになる。さらには、例えばパーソナルコンピュータが故障した際には、上述した突発的な業務だけでなく、該パーソナルコンピュータに格納されている重要なデータなどを消失してしまう恐れもあり、業務に支障が生じてしまうという問題がある。
同様に、スイッチングハブなどに故障が発生した際には、該スイッチングハブに接続されているすべての電子機器の使用ができなくなってしまい、業務に支障をきたしてしまうことなる。
本発明の目的は、電子機器が設置される環境の要因を加味することによって最適な電子機器の交換時期を予測することにより、不要な電子機器の交換を防止することのできる技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴については、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
すなわち、代表的な故障警告システムは、センサ部、故障判定部、データベース、および故障情報処理部を有する。センサ部は、電子機器が設置される設置エリアの環境データを測定する。故障判定部は、電子機器が稼働中であるか故障が発生したかを判定する。
データベースは、故障が発生した電子機器の環境データである故障環境データおよび故障環境データに紐付けられた電子機器の電源投入から故障発生までの稼働時間を示す総稼働時間を格納する。故障情報処理部は、稼働中の電子機器の故障発生の時期が近づいているか否かを予測する。
そして、故障情報処理部は、電子機器が稼働中であると故障判定部が判定した際に、センサ部から環境データを取得し、取得した環境データと一致する故障環境データをデータベースから検索し、環境データと一致する故障環境データがある場合、一致する故障環境データに紐付けられた総稼働時間に基づいて故障発生予測時間を設定し、電子機器の稼働時間が故障発生予測時間を超えているか否かを判定する。
さらに、故障警告システムは、故障情報処理部が、故障発生予測時間を超えていると判定した際に、アラートを出力する警告処理部を有する。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
最適な電子機器の交換時期を予測することができる。
一実施の形態による故障警告システムにおける構成の一例を示す説明図である。 図1のデータベースに格納されている寿命データテーブルにおける構成の一例を示す説明図である。 図1のデータベースに格納される故障データテーブルにおける構成の一例を示す説明図である。 図1の故障警告システムによる故障予測警告処理の一例を示すフローチャートである。 図1の警告処理部から出力させるアラート画面の一例を示す説明図である。
以下の実施の形態において、要素の数等(個数、数値、量、範囲等を含む)に言及する場合、特に明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でもよい。
また、以下の実施の形態において、その構成要素(要素ステップ等も含む)は、特に明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。
同様に、以下の実施の形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは特に明示した場合および原理的に明らかにそうではないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似または類似するもの等を含むものとする。このことは、上記数値および範囲についても同様である。
また、実施の形態を説明するための全図において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
〈概要〉
実施の形態の代表的な故障警告システムは、故障が発生した電子機器の総稼働時間と、温度、湿度、電圧、および振動などからなる故障発生の際の環境要因とをデータベースに蓄積することによって、電子機器における故障発生傾向を予測する。そして、予測した故障発生傾向を稼働中の電子機器の稼働状況と比較して、予測した故障発生傾向に近づいた稼働中の電子機器に対してアラートを出力する。
以下、実施の形態を詳細に説明する。
〈故障警告システムの構成例〉
図1は、本実施の形態による故障警告システム10における構成の一例を示す説明図である。
故障警告システム10は、オフィスなどに設置されている様々な電子機器50における故障の発生の時期を予測し、該電子機器50に故障が発生する確度が高くなった際に、アラートを出力するシステムである。
この故障警告システム10は、図1に示すように、センサ部11および故障警告管理部12を有する。センサ部11と故障警告管理部12とは、例えばLAN(Local Area Network)回線などのネットワーク回線30を介して接続されている。
また、ネットワーク回線30は、LAN回線以外でもよく、例えばインターネット回線などであってもよい。さらに、故障警告管理部12は、センサ部11が設置されるビルなどと異なる場所に設けられる構成であってよい。
センサ部11は、例えば設置エリアとなる監視対象エリアAR毎に設けられ、該監視対象エリアARにおける環境データを測定する。このセンサ部11は、例えば温度センサ13、湿度センサ14、電圧センサ15、および振動センサ16を有する。
ここで、監視対象エリアARは、電子機器50が設置される空間において予め設定されたエリアである。監視対象エリアARは、例えば電子機器50が設置される部屋毎であってもよいし、ある面積毎に監視対象エリアARを設定するようにしてもよい。監視対象エリアARを設定する面積が小さいほど、センサ部11の数も多くなるので、詳細なデータを取得することができる。
温度センサ13は、監視対象エリアARの温度データを測定するセンサである。湿度センサ14は、監視対象エリアARの湿度データを測定するセンサである。電圧センサ15は、電子機器50に供給されている商用電源の電圧値などを測定する。この電圧センサ15は、例えばインテリジェント電源タップなどである。振動センサ16は、監視対象エリアARの振動データを測定するセンサである。
故障警告システム10の監視対象である電子機器50は、例えばパーソナルコンピュータ、サーバ、およびスイッチングハブなどであり、基本的には、1度電源が投入されると、電源を切ることなく稼働し続ける機器である。
また、スイッチングハブとしては、例えばインテリジェントハブなどを用いる。インテリジェントハブは、ネットワーク管理機能を搭載しており、後述するpingなどによって該インテリジェントハブの稼働状態などを把握することができる。
故障警告管理部12は、データベース20および制御部21を有する。データベース20は、後述する寿命データテーブルTB1、および故障データテーブルTB2などを含む様々な情報を格納する。
寿命データテーブルTB1は、稼働中の電子機器50における各種情報を格納するテーブルである。故障データテーブルTB2は、故障が発生した電子機器における各種の情報を格納するテーブルである。
また、制御部21は、センサ情報取得処理部22、故障情報取得処理部23、故障予測判定部24、および警告処理部25を有する。
センサ情報取得処理部22は、センサ部11における温度センサ13、湿度センサ14、電圧センサ15、および振動センサ16が測定した環境データを取得する。なお、センサ部11が取得する環境データは、少なくとも温度データおよび湿度データであればよく、また、上記した温度、湿度、電圧、振動の各データに加えて、例えば紫外線などの他のデータも合わせて取得するようにしてもよい。環境データの測定項目を多くすることにより、より高精度な故障時期の予測を行うことができる。
故障判定部となる故障情報取得処理部23は、電子機器50の故障発生を検出し、センサ部11が測定した故障発生の際における該電子機器50が設置されている監視対象エリアARの温度、湿度、電圧、および振動の各環境データを取り込む。そして、電子機器50の故障判定処理、寿命データテーブルTB1のデータ処理、および故障データテーブルTB2のデータ更新処理を行う。
上述した故障判定処理は、電子機器50に故障が発生しているか否かを判定する処理である。電子機器50の故障判定には、例えばpingなどのコマンドを用いる。pingは、監視対象機器に対してIP(Internet Protocol)パケットを発行し、そのパケットが正しく届いて返答が行われるかを確認するコマンドである。
故障情報取得処理部23は、定期的にpingによってIPパケットを監視対象の電子機器50に発行する。そして、電子機器50からIPパケットに対する返答が予め設定された期間内にある場合には、該電子機器50が正常に動作中であると判断する。また、設定期間内に電子機器50からIPパケットに対する返答がない場合には、該電子機器50に故障が発生したと判断する。
故障予測判定部24は、故障情報取得処理部23によって電子機器50が稼働中であると判定された際に、センサ部11から取得した環境データなどに基づいて、故障データテーブルTB2の情報を検索して、電子機器50の故障発生時期が近づいたことを予測する故障発生予測処理を行う。
警告処理部25は、故障予測判定部24が故障発生時期が近づいたことを予測した際に、電子機器50の故障発生時期が近いことを示す旨の警告メッセージを生成して出力する。また、故障予測判定部24および警告処理部25によって、故障情報処理部が構成される。
警告メッセージは、ネットワーク回線30を介してシステム管理者のパーソナルコンピュータPCなどに出力し、該パーソナルコンピュータのモニタなどに表示する。あるいはシステム管理者宛に警告メッセージを電子メールなどによって送信するようにしてもよい。
〈寿命データテーブルの構成例〉
図2は、図1のデータベース20に格納されている寿命データテーブルTB1における構成の一例を示す説明図である。
寿命データテーブルTB1は、図2に示すように、メーカ名、製品型番、導入年月日、故障発生年月日、稼働時間、ステータス、センサ番号、温度、湿度、電圧、および振動の項目をそれぞれ有する。
メーカ名は、電子機器50のメーカ名であり、製品型番は、電子機器50の製品型番である。導入年月日は、電子機器50を導入した年月日、および時間である。電子機器50の導入年月日は、例えば最初に電源が投入された後、pingによる返答を該電子機器50から受け取った時間とする。故障発生年月日は、電子機器50の故障が発生した際の年月日、および時間である。
稼働時間は、導入年月日から現在までの電子機器50の稼働時間である。ステータスは、電子機器50の動作状態を示す。例えばステータスが’1’の場合には、電子機器50が稼働状態であることを示し、’0’の場合には、電子機器50が故障している状態であることを示す。センサ番号は、センサ部11毎に付与された固有の番号である。
また、データベース20には、監視対象エリアARにセンサ番号が紐付けられた図示しないセンサ情報テーブルが格納されている。このセンサ情報テーブルを参照することにより、どのセンサ部11がどの監視対象エリアARに設置されているかを判断することができる。
なお、同じ監視対象エリアARに、同一の製品型番の電子機器50が複数台設置されている場合には、新たにID番号などの項目を追加するようにしてもよい。
温度は、温度センサ13が測定した温度データであり、湿度は、湿度センサ14が測定した湿度データである。電圧は、電圧センサ15が測定した電子機器50に供給されている電源電圧の電圧値である。振動は、振動センサ16が測定した監視対象エリアARにおける振動データである。
故障情報取得処理部23は、pingによって電子機器50から返答がある毎に、センサ情報取得処理部22がセンサ部11から取得した環境データ、すなわち温度、湿度、電圧、および振動の各データを取り込み、寿命データテーブルTB1の温度、湿度、電圧、および振動を更新する。
また、故障情報取得処理部23は、電子機器50からpingによるIPパケットに対する応答を受け取る毎に、該電子機器50の稼働時間を算出して寿命データテーブルTB1の稼働時間を更新する。稼働時間は、電子機器50からの応答を受け取った年月日および時間から、寿命データテーブルTB1に格納されている導入年月日を減算することによって算出する。
〈故障データテーブルの構成例〉
図3は、図1のデータベース20に格納される故障データテーブルTB2における構成の一例を示す説明図である。
故障データテーブルTB2は、図3に示すように、メーカ名、製品型番、センサ番号、総稼働時間、温度、湿度、電圧、および振動の項目をそれぞれ有する。
メーカ名、製品型番、およびセンサ番号は、図2の寿命データテーブルTB1の項目と同様である。総稼働時間は、電子機器50の電源投入から故障発生までの稼働時間を示す。
温度は、監視対象エリアARの温度であり、湿度は、監視対象エリアARの湿度である。電圧は、電子機器50に供給されている電源の電圧値である。振動は、監視対象エリアARにおける振動データである。
これら温度、湿度、電圧、振動の環境データは、電子機器50の故障が発生した際に、該電子機器50が設置されている監視対象エリアARに設けられる温度センサ13、湿度センサ14、電圧センサ15、および振動センサ16からそれぞれ取得したデータである。
故障情報取得処理部23は、電子機器50が故障と判定した際に、すなわち電子機器50からpingの返答が設定された期間内に返されてこない場合に、図2の寿命データテーブルTB1から、該当する電子機器50の稼働時間を取得して、取得した稼働時間に基づいて総稼働時間を算出する。故障情報取得処理部23は、算出した総稼働時間を故障データテーブルTB2に格納する。
また、故障情報取得処理部23は、電子機器50に故障が発生したと判定した際に、センサ情報取得処理部22が取得した環境データを取り込む。そして、故障情報取得処理部23は、各センサのデータを故障データテーブルTB2に格納する。これによって、故障が発生した電子機器50における故障データが得られることになる。
なお、故障情報取得処理部23による電子機器50に故障が発生した際の環境データ(温度、湿度、電圧、振動)は、データベース20に蓄積された環境データから取り込むようにしてもよい。
この場合、データベース20は、センサ情報取得処理部22が取得した環境データを蓄積する環境データテーブルを有する構成とし、電子機器50に故障が発生したと判定した際に、該環境データテーブルを参照し、電子機器50の故障発生時またはそれに近い時刻の環境データを検索して取り込むようにする。
〈故障警告システムの動作例〉
続いて、故障警告システム10の動作について、図1〜図5を用いて説明する。
図4は、図1の故障警告システム10による故障予測警告処理の一例を示すフローチャートである。なお、図4に示す故障予測警告処理は、予め設定された期間毎に実行される処理である。
まず、故障情報取得処理部23は、故障判定処理を行う。この故障判定処理において、故障情報取得処理部23は、pingによって発行したIPパケットをネットワーク回線30を介して電子機器50に送信し(ステップS101)、電子機器50が稼働中であるかあるいは故障が発生しているかを判定する(ステップS102)。
この故障判定処理による故障の判定は、前述したように、ステップS101の処理において送信したIPパケットに対する応答が、設定された期間内に電子機器50から送信されたか否かによって判断する。
設定された期間内にIPパケットに対する応答を受信した場合には、電子機器50が稼働中であると判定する。また、設定された期間内にIPパケットに対する応答がない場合には、電子機器50に故障が発生したと判定する。
ステップS102の処理において、電子機器50に故障が発生したと判定した場合、故障情報取得処理部23は、故障が発生した電子機器50の情報を取得し、新たな情報として故障データテーブルTB2に蓄積して(ステップS110)、故障予測警告処理が終了となる。
このステップS110の処理において、故障データテーブルTB2に蓄積する情報は、故障が発生した電子機器50のメーカ名、製品型番、導入年月日、稼働時間、センサ番号、温度、湿度、電圧、および振動である。
故障が発生した電子機器50のメーカ名、製品型番、導入年月日、稼働時間、およびセンサ番号は、寿命データテーブルTB1からそれぞれ取得する。温度、湿度、電圧、および振動の環境データは、故障が発生した電子機器50が設置されている監視対象エリアARにおいて、該電子機器50の故障発生の際に温度センサ13、湿度センサ14、電圧センサ15、および振動センサ16から取り込んだものである。
また、ステップS110の処理後において、警告処理部25が、システム管理者のパーソナルコンピュータPCなどに、故障が発生したことを知らせるアラートを出力するようにしてもよい。
この場合、故障情報取得処理部23が警告処理部25に故障が発生したことを知らせる信号およびステップS110の処理において故障データテーブルTB2に蓄積した情報などをパーソナルコンピュータPCに出力する。
警告処理部25は、故障が発生したことを知らせる信号を受け取ると、故障が発生したことを知らせるアラートを表示させる。このとき、故障データテーブルTB2に蓄積した情報なども表示させる。また、データベース20に格納されたセンサ情報テーブルを参照し、センサ番号に紐付けられている監視対象エリアARを取得して表示するようにしてもよい。
一方、ステップS102の処理において、電子機器50が稼働中であると判断した場合、故障情報取得処理部23は、pingによる返答を受信したタイミングにおいて、センサ情報取得処理部22が取得した4つのセンサの環境データを取り込むとともに、電子機器50の稼働時間を算出する(ステップS103)。
続いて、故障情報取得処理部23は、寿命データテーブルTB1の更新を行う(ステップS104)。この更新処理は、寿命データテーブルTB1における稼働時間、ステータス、温度、湿度、電圧、および振動の各項目におけるデータが、ステップS103の処理にて取り込んだ4つのセンサの環境データおよび算出した電子機器50の稼働時間となるように書き換えられる。
続いて、故障予測判定部24による故障発生予測処理(ステップS105〜S109)が実行される。
故障予測判定部24は、データベース20に格納されている故障データテーブルTB2を検索して(ステップS105)、ステップS103の処理において取り込んだ環境データが一致するか否かの判定を行う(ステップS106)。
このステップS106の処理は、故障データテーブルTB2から、ステップS101の処理にてIPパケットを送信した電子機器50と同じ製品型名における4つの環境データを取得する。そして、取得した4つの環境データとステップS103の処理にて取り込んだ4つ環境データとが一致するものがあるか否かを判定する。
4つの環境データが一致しない場合には、故障予測警告処理が終了となる。また、ステップS106の処理において、4つの環境データがすべて一致する場合、故障予測判定部24は、故障データテーブルTB2から、該当する電子機器における総稼働時間のデータを取得し、取得した総稼働時間から、故障発生予測時間である故障アラート予測時間を算出する(ステップS107)。
故障アラート予測時間は、例えば総稼働時間に予め設定された任意の係数を掛けることによって算出する。例えば、係数が0.9であり、総稼働時間が25000時間の場合、故障アラート予測時間は、0.9×25000=22500となる。
故障予測判定部24は、寿命データテーブルTB1から電子機器50の稼働時間を取得して、その稼働時間がステップS107の処理にて算出された故障アラート予測時間を超えているか否かを判定する(ステップS108)。
取得した稼働時間が故障アラート予測時間を超えていない場合には、故障予測警告処理が終了となる。また、取得した稼働時間が故障アラート予測時間を超えている場合、故障予測判定部24は、予測される電子機器50の故障発生の時期が近づいていると判断して、該電子機器50のメーカ名、製品型番、導入年月日、およびセンサ番号などの情報を寿命データテーブルTB1から取得するとともに、故障アラート予測時間を超えている旨を示す警告信号を警告処理部25に出力する(ステップS109)。
警告処理部25は、故障予測判定部24から出力された警告信号を受信すると、予め設定されたシステム管理者のパーソナルコンピュータPCのモニタなどに、故障が発生する時期が近づいていることを示すアラートを表示させる。
なお、故障アラート予測時間の算出に用いる係数は、例えばシステム管理者のパーソナルコンピュータPCあるいは故障警告システム10に接続される図示しないキーボードなどを用いて容易に変更することができる。
例えば、電子機器を交換するリードタイムが長くなる場合には、アラートが出力されたにもかかわらず、交換する電子機器の納期などが間に合わずに、故障発生が予測される時期を過ぎてしまう場合がある。よって、電子機器の故障発生の恐れが大きくなっても使用しなければならならくなってしまう。
しかし、前述したように、係数の値は、パーソナルコンピュータPCなどによって変更が可能であるので、交換に時間がかかることなどが予めわかっている電子機器などでは、係数の値を小さく設定することによって、アラートが出力される時期を早めることができる。それによって、電子機器の交換を余裕をもって対処することができる。
以上により、故障警告システム10による故障予測警告処理が終了となる。
〈アラート画面の表示例〉
図5は、図1の警告処理部25から出力させるアラート画面35の一例を示す説明図である。
図5に示すように、アラート画面35の上方には、アラートコメント36が表示される。アラートコメント36の下方には、アラート対象の電子機器の情報である機器情報37が表示される。
機器情報37は、アラート対象の電子機器のメーカ名、製品型名、導入年月日、および該電子機器が設置されている監視対象エリアARなどである。メーカ名、製品型名、および導入年月日については、ステップS108の処理において取得した情報である。また、監視対象エリアARについては、ステップS108の処理において取得したセンサ番号に基づいて上述したセンサ情報テーブルを参照し、紐付けられている監視対象エリアARを取得する。
なお、アラートは、システム管理者のアドレス宛に電子メールを送信するようにしてもよい。あるいは、アラート表示と電子メールの送信の両方を行うようにしてもよい。さらに、故障の確率が高いと判定された電子機器50がパーソナルコンピュータなどの場合には、システム管理者だけなく、該電子機器50にアラートを表示するようにしてもよい。
以上により、電子機器50が設置されている環境要因を考慮した最適な交換時期を電子機器50毎に提案することができる。それにより、電子機器50の故障発生を未然に防止することができる。
また、不要な電子機器50の交換などをなくすことができるので、それらのコストの削減および工数の削減を実現することができる。さらに、電子機器50の故障が発生することによる業務効率の低下を低減することができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
なお、本発明は上記した実施の形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施の形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
また、ある実施の形態の構成の一部を他の実施の形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施の形態の構成に他の実施の形態の構成を加えることも可能である。また、各実施の形態の構成の一部について、他の構成の追加、削除、置換をすることが可能である。
10 故障警告システム
11 センサ部
12 故障警告管理部
13 温度センサ
14 湿度センサ
15 電圧センサ
16 振動センサ
20 データベース
21 制御部
22 センサ情報取得処理部
23 故障情報取得処理部
24 故障予測判定部
25 警告処理部
30 ネットワーク回線
35 アラート画面
36 アラートコメント
37 機器情報
50 電子機器
AR 監視対象エリア
PC パーソナルコンピュータ

Claims (11)

  1. 電子機器が設置される設置エリアの環境データを測定するセンサ部と、
    前記電子機器が稼働中であるか故障が発生したかを判定する故障判定部と、
    故障が発生した電子機器の環境データである故障環境データおよび前記故障環境データに紐付けられた前記電子機器の電源投入から故障発生までの稼働時間を示す総稼働時間を格納するデータベースと、
    稼働中の電子機器の故障発生の時期が近づいているか否かを予測する故障情報処理部と、
    を有し、
    前記故障情報処理部は、前記電子機器が稼働中であると前記故障判定部が判定した際に、前記センサ部から前記環境データを取得し、取得した前記環境データと一致する前記故障環境データを前記データベースから検索し、前記環境データと一致する前記故障環境データがある場合、一致する前記故障環境データに紐付けられた前記総稼働時間に基づいて故障発生予測時間を設定し、前記電子機器の稼働時間が前記故障発生予測時間を超えているか否かを判定する、故障警告システム。
  2. 請求項1記載の故障警告システムにおいて、
    さらに、前記故障情報処理部は、前記故障情報処理部が、前記故障発生予測時間を超えていると判定した際に、アラートを出力する警告処理部を有する、故障警告システム。
  3. 請求項1記載の故障警告システムにおいて、
    前記故障判定部は、前記電子機器に故障が発生したと前記故障判定部が判定した際に、前記センサ部から取得した前記環境データおよび前記総稼働時間を前記データベースに格納する、故障警告システム。
  4. 請求項3記載の故障警告システムにおいて、
    前記故障情報処理部は、外部から入力される設定係数と前記総稼働時間に基づいて、前記故障発生予測時間を設定する、故障警告システム。
  5. 請求項1記載の故障警告システムにおいて、
    前記故障判定部は、前記電子機器にIPパケットを発行し、前記IPパケットに対する返答が設定期間内に前記電子機器から送信された際に稼働中であると判定する、故障警告システム。
  6. 請求項1記載の故障警告システムにおいて、
    前記故障情報処理部が前記センサ部から取得する環境データは、前記設置エリアの温度および前記設置エリアの湿度のデータである、故障警告システム。
  7. 電子機器が設置される設置エリアの環境データを測定するセンサ部と、前記電子機器の故障判定処理を実行する故障判定部と、故障が発生した電子機器の環境データである故障環境データおよび前記故障環境データに紐付けられた前記電子機器の電源投入から故障発生までの稼働時間を示す総稼働時間を格納するデータベースと、稼働中の前記電子機器の故障発生予測処理を実行する故障情報処理部と、を備えたコンピュータシステムによる故障警告方法であって、
    前記故障判定部による前記故障判定処理は、前記電子機器が稼働中であるか故障が発生しているかを判定するステップを有し、
    前記故障情報処理部による故障発生予測処理は、
    前記電子機器が稼働中であると前記故障判定部が判定した際に、前記センサ部から前記環境データを取得するステップと、
    取得した前記環境データと一致する前記故障環境データを前記データベースから検索するステップと、
    前記環境データと一致する前記故障環境データがある場合、一致する前記故障環境データに紐付けられた前記総稼働時間に基づいて故障発生予測時間を設定するステップと、
    前記電子機器の稼働時間が前記故障発生予測時間を超えているか否かを判定するステップと、
    を有する、故障警告方法。
  8. 請求項7記載の故障警告方法において、
    さらに、前記故障判定処理は、前記電子機器の稼働時間が前記故障発生予測時間を超えていると判定した際に、アラートを出力するステップを有する、故障警告方法。
  9. 請求項7記載の故障警告方法において、
    前記故障発生予測時間を設定するステップは、外部から入力される設定係数と前記総稼働時間に基づいて、前記故障発生予測時間を設定する、故障警告方法。
  10. 請求項7記載の故障警告方法において、
    前記電子機器が稼働中であるか故障が発生しているかを判定するステップは、前記故障判定部が、前記電子機器にIPパケットを発行し、前記IPパケットに対する返答が設定期間内に前記電子機器から送信された際に稼働中であると判定する、故障警告方法。
  11. 請求項7記載の故障警告方法において、
    前記環境データを取得するステップにおいて前記故障判定部が判定した際に、前記センサ部から取得する前記環境データは、前記設置エリアの温度および前記設置エリアの湿度のデータである、故障警告方法。
JP2014230459A 2014-11-13 2014-11-13 故障警告システムおよび故障警告方法 Pending JP2016095610A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014230459A JP2016095610A (ja) 2014-11-13 2014-11-13 故障警告システムおよび故障警告方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014230459A JP2016095610A (ja) 2014-11-13 2014-11-13 故障警告システムおよび故障警告方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016095610A true JP2016095610A (ja) 2016-05-26

Family

ID=56071246

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014230459A Pending JP2016095610A (ja) 2014-11-13 2014-11-13 故障警告システムおよび故障警告方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016095610A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017215790A (ja) * 2016-05-31 2017-12-07 東芝テック株式会社 情報処理装置、及びプログラム
KR20180063695A (ko) * 2016-12-02 2018-06-12 주식회사 네오드림스 신경망 이론을 활용하여 이상 동작을 탐지하는 IoT 시스템
JP2020197777A (ja) * 2019-05-31 2020-12-10 株式会社日立産機システム 監視装置、および監視システム
JP2020198113A (ja) * 2020-08-07 2020-12-10 東芝テック株式会社 情報処理装置、及びプログラム
CN113643522A (zh) * 2021-08-31 2021-11-12 中国银行股份有限公司 报警预测方法、装置、设备和存储介质

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017215790A (ja) * 2016-05-31 2017-12-07 東芝テック株式会社 情報処理装置、及びプログラム
KR20180063695A (ko) * 2016-12-02 2018-06-12 주식회사 네오드림스 신경망 이론을 활용하여 이상 동작을 탐지하는 IoT 시스템
JP2020197777A (ja) * 2019-05-31 2020-12-10 株式会社日立産機システム 監視装置、および監視システム
JP7345281B2 (ja) 2019-05-31 2023-09-15 株式会社日立産機システム 監視装置、および監視システム
JP2020198113A (ja) * 2020-08-07 2020-12-10 東芝テック株式会社 情報処理装置、及びプログラム
JP7044838B2 (ja) 2020-08-07 2022-03-30 東芝テック株式会社 情報処理装置、及びプログラム
CN113643522A (zh) * 2021-08-31 2021-11-12 中国银行股份有限公司 报警预测方法、装置、设备和存储介质

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9857234B2 (en) Remote monitoring system
JP2016095610A (ja) 故障警告システムおよび故障警告方法
JP5520807B2 (ja) 住宅用電気機器メンテナンス管理装置及び住宅用電気機器メンテナンスシステム
JP7027074B2 (ja) デバイス管理システム、及びデバイス管理方法
JP2012168734A (ja) エネルギ消費監視システム、方法、及びコンピュータプログラム
JP5773455B2 (ja) 管理サーバ、管理システム、部品管理方法及びプログラム
CN106339297B (zh) 一种存储系统故障实时告警的方法及系统
US20150276829A1 (en) System and Methods Thereof for Monitoring of Energy Consumption Cycles
US20230342343A1 (en) Data center modeling for facility operations
JP5995075B2 (ja) センサネットワークシステム
JP2013137704A (ja) 機器管理装置および機器管理方法
JP2015185120A (ja) 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム
JP6068296B2 (ja) 制御装置、計算資源管理方法及び計算資源管理プログラム
JP2014002660A (ja) 保守部品生産管理装置及び保守部品生産管理方法
JP2012037991A (ja) 予測装置、予測システム及びプログラム
KR101556781B1 (ko) 네트웍 장비 예측 장애 및 수명 정보 서비스 시스템
JP2011090593A (ja) 計算機システム、機器及びサーバ計算機
JP5924099B2 (ja) センサネットワーク端末、システム及び無線通信方法
JP7230655B2 (ja) 情報処理装置,プログラム及び情報処理方法
JP2009245245A (ja) 機器類管理システム、機器類管理方法、及びプログラム
JP6388335B2 (ja) 障害傾向判定装置、障害傾向判定方法及びプログラム
JP7158318B2 (ja) 寿命管理装置、プログラム及び寿命管理方法
JP2012168918A (ja) エネルギ消費監視システム、方法、及びコンピュータプログラム
JP2011237935A (ja) 設備機器管理システム
JP2023077624A (ja) 故障時期予測装置、システム、方法、及びプログラム