JP2002155666A - 水の侵入防止装置 - Google Patents
水の侵入防止装置Info
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- JP2002155666A JP2002155666A JP2000355145A JP2000355145A JP2002155666A JP 2002155666 A JP2002155666 A JP 2002155666A JP 2000355145 A JP2000355145 A JP 2000355145A JP 2000355145 A JP2000355145 A JP 2000355145A JP 2002155666 A JP2002155666 A JP 2002155666A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 水の侵入を防止した後においても通行の安全
が確保される。 【解決手段】 水が流入する側溝3と、この側溝の開口
8を蓋する盤状部材14と、この盤状部材14の下に設
けられる板状部材24とを備え、盤状部材14は板状部
材24に対向する側にスチレン部材16を有し、このス
チレン部材の下面は開口の上端9より下に位置するとと
もに側溝の巾方向5の他方の側に回転可能に固定され、
板状部材24はその板状面25に貫通孔26を有する。
が確保される。 【解決手段】 水が流入する側溝3と、この側溝の開口
8を蓋する盤状部材14と、この盤状部材14の下に設
けられる板状部材24とを備え、盤状部材14は板状部
材24に対向する側にスチレン部材16を有し、このス
チレン部材の下面は開口の上端9より下に位置するとと
もに側溝の巾方向5の他方の側に回転可能に固定され、
板状部材24はその板状面25に貫通孔26を有する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一方の側から他方
の側に侵入する水の侵入防止装置に関するものである。
の側に侵入する水の侵入防止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、たとえば台風、集中豪雨などによ
り河川、湖、あるいは道路などが一時的に氾濫し、地面
の低いところや、地下などに水が流れ込むおそれがある
場合、人為的に土嚢を積み上げて水の侵入を阻止するこ
とが行われる。しかし、この方法は手間と時間がかかる
難作業であり、最悪の場合には水の侵入を防止しきれな
いこともあり得る。そこで、水の水位が上昇したとき
に、これに応じて水の侵入防止用壁体が上昇する水の侵
入防止装置が知られている(特開平12−204527
号公報など)。
り河川、湖、あるいは道路などが一時的に氾濫し、地面
の低いところや、地下などに水が流れ込むおそれがある
場合、人為的に土嚢を積み上げて水の侵入を阻止するこ
とが行われる。しかし、この方法は手間と時間がかかる
難作業であり、最悪の場合には水の侵入を防止しきれな
いこともあり得る。そこで、水の水位が上昇したとき
に、これに応じて水の侵入防止用壁体が上昇する水の侵
入防止装置が知られている(特開平12−204527
号公報など)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
水の侵入防止装置は、流入する水の侵入を防止すること
はできるが、水の侵入防止用壁体が上昇した後に、溢れ
た水で覆われた地面や床が安全に通行できる状態にある
かどうか不明となり安全面において不十分であった。
水の侵入防止装置は、流入する水の侵入を防止すること
はできるが、水の侵入防止用壁体が上昇した後に、溢れ
た水で覆われた地面や床が安全に通行できる状態にある
かどうか不明となり安全面において不十分であった。
【0004】本発明は、水の侵入を防止した後において
も通行の安全が確保されることを課題とする。
も通行の安全が確保されることを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、水が流入する溝状の凹みと、該凹みの開
口を蓋する盤状部材と、該盤状部材の下に設けられる板
状部材とを備え、前記盤状部材は前記板状部材に対向す
る側に水より軽い部材を有し、該水より軽い部材の下面
は前記開口の上端より下に位置するとともに前記凹みの
巾方向の他方の側位置を中心に回転可能に固定され、前
記板状部材は前記開口を塞ぐとともにその板状面に貫通
孔を有してなることを特徴とする。
め、本発明は、水が流入する溝状の凹みと、該凹みの開
口を蓋する盤状部材と、該盤状部材の下に設けられる板
状部材とを備え、前記盤状部材は前記板状部材に対向す
る側に水より軽い部材を有し、該水より軽い部材の下面
は前記開口の上端より下に位置するとともに前記凹みの
巾方向の他方の側位置を中心に回転可能に固定され、前
記板状部材は前記開口を塞ぐとともにその板状面に貫通
孔を有してなることを特徴とする。
【0006】このようにすることにより、凹みに水が流
入し、その流量が多いとき、水は板状部材の板状面に設
けられた貫通孔を通して凹みから水が溢れようとする。
このとき、凹みに蓋された盤状部材の水より軽い部材の
下面は開口の上端より下に位置するので盤状部材に浮力
が働く。さらに、盤状部材は凹みの巾方向の他方の側位
置を中心に回転可能に固定されるので、この凹みの巾方
向の他方の側位置を中心に回転しながら浮き上がる。
入し、その流量が多いとき、水は板状部材の板状面に設
けられた貫通孔を通して凹みから水が溢れようとする。
このとき、凹みに蓋された盤状部材の水より軽い部材の
下面は開口の上端より下に位置するので盤状部材に浮力
が働く。さらに、盤状部材は凹みの巾方向の他方の側位
置を中心に回転可能に固定されるので、この凹みの巾方
向の他方の側位置を中心に回転しながら浮き上がる。
【0007】さらに、流入する水が増加すると、水は凹
みの上端位置を越えて、凹みの巾方向の他方の側方向に
流れる。このとき、水の圧力は盤状部材をさらに回転さ
せ、起立位置で盤状部材の回転が阻止される手段を設け
れば、この起立位置まで回転する。この状態で凹みの上
端から突き出た分だけ高い壁が形成されるので、この凹
みの上端から突き出た分だけ高い位置の水位まで水の浸
入が防止される。
みの上端位置を越えて、凹みの巾方向の他方の側方向に
流れる。このとき、水の圧力は盤状部材をさらに回転さ
せ、起立位置で盤状部材の回転が阻止される手段を設け
れば、この起立位置まで回転する。この状態で凹みの上
端から突き出た分だけ高い壁が形成されるので、この凹
みの上端から突き出た分だけ高い位置の水位まで水の浸
入が防止される。
【0008】さらに、盤状部材の下には板状部材が設け
られるので、盤状部材が凹みから浮き上がっても板状部
材が開口を塞いでいるので凹みの上に載るなどの通行の
安全が確保される。
られるので、盤状部材が凹みから浮き上がっても板状部
材が開口を塞いでいるので凹みの上に載るなどの通行の
安全が確保される。
【0009】さらに、盤状部材は凹みの溝方向に沿って
複数設けられ、隣り同士に位置する盤状部材の端部は互
いに重なり合い、一つ置きに位置する盤状部材が凹みの
巾方向の他方の側位置を中心に回転した後に残りの盤状
部材が回転可能に形成されてなると良い。こうすると、
凹みの溝に沿って設けられた複数の盤状部材は一つ置き
に回転する。盤状部材が一つ置きに回転すると、残りの
盤状部材は拘束されなくなるので回転を開始することが
でき、複数の盤状部材が回転することができる。また、
隣り同士に位置する盤状部材の端部は互いに重なり合う
ので、盤状部材が回転して起立し、壁を形成したときに
水が他方の側に侵入しにくくなる。
複数設けられ、隣り同士に位置する盤状部材の端部は互
いに重なり合い、一つ置きに位置する盤状部材が凹みの
巾方向の他方の側位置を中心に回転した後に残りの盤状
部材が回転可能に形成されてなると良い。こうすると、
凹みの溝に沿って設けられた複数の盤状部材は一つ置き
に回転する。盤状部材が一つ置きに回転すると、残りの
盤状部材は拘束されなくなるので回転を開始することが
でき、複数の盤状部材が回転することができる。また、
隣り同士に位置する盤状部材の端部は互いに重なり合う
ので、盤状部材が回転して起立し、壁を形成したときに
水が他方の側に侵入しにくくなる。
【0010】さらに、盤状部材の他方の側端面と凹みの
他方の側壁面との間にシール部材を設けると良い。シー
ル部材を設けることにより、盤状部材が回転して起立
し、壁を形成したときに水が他方の側に漏洩ないし流出
することを防止する。また、シール部材は盤状部材が凹
みの開口を蓋しているときに、ごみ、枯葉、土その他の
異物が盤状部材と凹みの側壁の間に侵入することを防止
する役目も果たす。
他方の側壁面との間にシール部材を設けると良い。シー
ル部材を設けることにより、盤状部材が回転して起立
し、壁を形成したときに水が他方の側に漏洩ないし流出
することを防止する。また、シール部材は盤状部材が凹
みの開口を蓋しているときに、ごみ、枯葉、土その他の
異物が盤状部材と凹みの側壁の間に侵入することを防止
する役目も果たす。
【0011】次に本発明を構成する各要件についてさら
に詳しく説明する。本発明の水の浸入防止装置は、凹み
に溢れた水を凹みの一方の側から他方の側に侵入するこ
とを防止するものである。凹みは、水が流入する凹みで
あれば特に限定されないが、たとえば道路の側端に沿っ
て設けられる側溝や公園、駐車場などの縁に設けられる
排水用の溝などである。凹みの溝の長さは、たとえば道
路の側溝の場合は連続的なものであり、地下階段の前に
設けられる凹みであればある限られたものである。
に詳しく説明する。本発明の水の浸入防止装置は、凹み
に溢れた水を凹みの一方の側から他方の側に侵入するこ
とを防止するものである。凹みは、水が流入する凹みで
あれば特に限定されないが、たとえば道路の側端に沿っ
て設けられる側溝や公園、駐車場などの縁に設けられる
排水用の溝などである。凹みの溝の長さは、たとえば道
路の側溝の場合は連続的なものであり、地下階段の前に
設けられる凹みであればある限られたものである。
【0012】盤状部材は、凹みの開口を蓋するが、開口
巾より大きく形成され開口巾からはみ出ても良いが、開
口巾内に収まるように設けられても良い。さらに、盤状
部材は水より軽い部材を有するが、その材質はたとえば
スチレンなどの発泡性合成樹脂、発泡性無機材料などで
ある。水より軽い部材の厚さは、その下面が凹みの開口
の上端より下に位置させて盤状部材自体が水に浮くよう
に形成される。
巾より大きく形成され開口巾からはみ出ても良いが、開
口巾内に収まるように設けられても良い。さらに、盤状
部材は水より軽い部材を有するが、その材質はたとえば
スチレンなどの発泡性合成樹脂、発泡性無機材料などで
ある。水より軽い部材の厚さは、その下面が凹みの開口
の上端より下に位置させて盤状部材自体が水に浮くよう
に形成される。
【0013】さらに、水より軽い部材の下面が板状部材
に設けられる貫通孔の下端まで設けられると良い。こう
すると水に没する体積が大きくなり浮力を大きくするこ
とができる。さらに、盤状部材は、凹みの巾方向の他方
の側位置を中心に回転可能に固定されるが、凹みの巾方
向の他方の側壁に回転可能に固定されても良いし、凹み
に固定された板状部材に回転可能に固定されても良い。
に設けられる貫通孔の下端まで設けられると良い。こう
すると水に没する体積が大きくなり浮力を大きくするこ
とができる。さらに、盤状部材は、凹みの巾方向の他方
の側位置を中心に回転可能に固定されるが、凹みの巾方
向の他方の側壁に回転可能に固定されても良いし、凹み
に固定された板状部材に回転可能に固定されても良い。
【0014】板状部材は、ステンレス、アルミニウム合
金その他の金属板や強化合成樹脂板、複合材料板あるい
はこれらを加工したものなどで人や自動車などが載って
も耐えられるものとする。板状部材に設けられる貫通孔
の形状は特に限定されないが矩形状またはスリット状、
円形状などで、すくなくとも溝方向に複数設けられる。
また、板状部材は盤のように厚みを有するものでも良
い。
金その他の金属板や強化合成樹脂板、複合材料板あるい
はこれらを加工したものなどで人や自動車などが載って
も耐えられるものとする。板状部材に設けられる貫通孔
の形状は特に限定されないが矩形状またはスリット状、
円形状などで、すくなくとも溝方向に複数設けられる。
また、板状部材は盤のように厚みを有するものでも良
い。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る水の侵入防止
装置の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。な
お、図1〜7において、同一または同等の構造、作用部
分には同一符号を付けて示す。
装置の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。な
お、図1〜7において、同一または同等の構造、作用部
分には同一符号を付けて示す。
【0016】図1は、本発明に係る水の侵入防止装置の
一実施形態を示す断面図である。図2は、図1の平面図
である。本実施形態の水の侵入防止装置1は、道路の側
端や公園、駐車場などの縁に設けられる排水用の溝であ
る。すなわち、水が流入する側溝3と、側溝3の開口8
を蓋する盤状部材14(盤状部材を総称的に意味すると
きに符号14を使用し、個々に示すときに符号14a、
14b…を使用することにする)と、この盤状部材14
の下に設けられる板状部材24とを備える。
一実施形態を示す断面図である。図2は、図1の平面図
である。本実施形態の水の侵入防止装置1は、道路の側
端や公園、駐車場などの縁に設けられる排水用の溝であ
る。すなわち、水が流入する側溝3と、側溝3の開口8
を蓋する盤状部材14(盤状部材を総称的に意味すると
きに符号14を使用し、個々に示すときに符号14a、
14b…を使用することにする)と、この盤状部材14
の下に設けられる板状部材24とを備える。
【0017】盤状部材14は板状部材24に対向する側
にスチレン樹脂で形成されたスチレン部材(水より軽い
部材)16を有し、このスチレン部材の下面17は開口
の上端9より下に位置する。さらに、盤状部材14は、
側溝の巾方向5の他方の側位置に設けられた蝶番32の
軸を中心に回転可能に固定される。蝶番32は、盤状部
材の他方の側端面19と板状部材の他方の側29とを回
転可能に連結する。
にスチレン樹脂で形成されたスチレン部材(水より軽い
部材)16を有し、このスチレン部材の下面17は開口
の上端9より下に位置する。さらに、盤状部材14は、
側溝の巾方向5の他方の側位置に設けられた蝶番32の
軸を中心に回転可能に固定される。蝶番32は、盤状部
材の他方の側端面19と板状部材の他方の側29とを回
転可能に連結する。
【0018】さらに、盤状部材の他方の側端面19と凹
みの他方の側壁面11との間には、合成ゴムなどで形成
された第2のシール部材30が設けられる。また、盤状
部材の一方の側端面18と凹みの一方の側壁面10との
間にも、合成ゴムなどで形成された第1のシール部材2
0が設けられる。また、図2に示すように、盤状部材1
4は側溝の溝方向6に沿って複数設けられる。板状部材
24についても側溝の溝方向6に沿って複数設けられ開
口8を塞ぐ。
みの他方の側壁面11との間には、合成ゴムなどで形成
された第2のシール部材30が設けられる。また、盤状
部材の一方の側端面18と凹みの一方の側壁面10との
間にも、合成ゴムなどで形成された第1のシール部材2
0が設けられる。また、図2に示すように、盤状部材1
4は側溝の溝方向6に沿って複数設けられる。板状部材
24についても側溝の溝方向6に沿って複数設けられ開
口8を塞ぐ。
【0019】図3は、図2のI−I線断面図である。盤状
部材14a、14b…は、金属板で形成された基板15
と、この基板15に取り付けられたスチレン部材16と
で形成される。基板15の形状は、矩形の板の四つの縁
に垂下片15a、15bを有する。スチレン部材16
は、基盤の矩形の板とその垂下片15a、15bで囲ま
れた空間に嵌入し、下面17は板状部材の貫通孔26内
まで達している。
部材14a、14b…は、金属板で形成された基板15
と、この基板15に取り付けられたスチレン部材16と
で形成される。基板15の形状は、矩形の板の四つの縁
に垂下片15a、15bを有する。スチレン部材16
は、基盤の矩形の板とその垂下片15a、15bで囲ま
れた空間に嵌入し、下面17は板状部材の貫通孔26内
まで達している。
【0020】さらに、残りの盤状部材14b、14cが
凹みの巾方向の他方の側位置を中心に回転した後に、一
つ置きに位置する盤状部材14aが回転可能に形成され
る。このため、盤状部材14a、14b、14cは、各
々溝方向6の両端側形状が同じ形状とする。盤状部材1
4aの両端側形状はスチレン部材16の両端が溝方向6
に突出した段形状に形成され、盤状部材14b、14c
のスチレン部材16の両端形状が溝方向6に凹んだ段形
状に形成され、盤状部材14aの端部と盤状部材14b
の端部、盤状部材14aの端部と盤状部材14cの端部
とは互いに重なり合って形成される。ただし、両端部同
士は互いに凹凸が噛み合った形状ではない。
凹みの巾方向の他方の側位置を中心に回転した後に、一
つ置きに位置する盤状部材14aが回転可能に形成され
る。このため、盤状部材14a、14b、14cは、各
々溝方向6の両端側形状が同じ形状とする。盤状部材1
4aの両端側形状はスチレン部材16の両端が溝方向6
に突出した段形状に形成され、盤状部材14b、14c
のスチレン部材16の両端形状が溝方向6に凹んだ段形
状に形成され、盤状部材14aの端部と盤状部材14b
の端部、盤状部材14aの端部と盤状部材14cの端部
とは互いに重なり合って形成される。ただし、両端部同
士は互いに凹凸が噛み合った形状ではない。
【0021】図4は、本実施形態の板状部材24を示す
平面図である。図5は、図4のII−II線断面図である。
板状部材24は、その板状面25に略矩形の貫通孔26
を有する。貫通孔26は、板状面25の溝方向6に切り
込みを入れて板状面25と反対の側に押し出すことによ
り形成される。板状部材24の溝方向6両側は、隣接す
る別の板状部材24と突き合った状態で貫通孔26と同
形状、同寸法になるようにコの字状切欠き28が形成さ
れる。
平面図である。図5は、図4のII−II線断面図である。
板状部材24は、その板状面25に略矩形の貫通孔26
を有する。貫通孔26は、板状面25の溝方向6に切り
込みを入れて板状面25と反対の側に押し出すことによ
り形成される。板状部材24の溝方向6両側は、隣接す
る別の板状部材24と突き合った状態で貫通孔26と同
形状、同寸法になるようにコの字状切欠き28が形成さ
れる。
【0022】以上の構造を有する本実施形態の水の浸入
防止装置1は、次のように作用する。すなわち、図3に
おいて、側溝3に水が流入し、その流量が多いとき、水
は板状部材の貫通孔26から側溝3の外側に溢れようと
する。このとき、スチレン部材の下面17は開口の上端
9位置より下に位置するので盤状部材14に浮力が働
く。
防止装置1は、次のように作用する。すなわち、図3に
おいて、側溝3に水が流入し、その流量が多いとき、水
は板状部材の貫通孔26から側溝3の外側に溢れようと
する。このとき、スチレン部材の下面17は開口の上端
9位置より下に位置するので盤状部材14に浮力が働
く。
【0023】図6は、本実施形態の盤状部材14が半開
状態の断面図である。図7は、本実施形態の盤状部材1
4が起立状態の断面図である。図6に示すように、側溝
3に流入する水が増加すると、水は側溝の開口上端9位
置を越えて溢れ、水の水位は位置36となる。このとき
盤状部材14は蝶番32の軸を中心に浮き上がり半開状
態となる。
状態の断面図である。図7は、本実施形態の盤状部材1
4が起立状態の断面図である。図6に示すように、側溝
3に流入する水が増加すると、水は側溝の開口上端9位
置を越えて溢れ、水の水位は位置36となる。このとき
盤状部材14は蝶番32の軸を中心に浮き上がり半開状
態となる。
【0024】さらに、水が流入してくると側溝3の巾方
向の他方の側(図6の左側)34に流れる。この際、水
の圧力は盤状部材14をさらに回転させて起立位置(図
7)まで回転させる。盤状部材14の回転が起立位置で
蝶番32と側溝3の壁面11によって阻止される。この
状態で盤状部材14は、側溝の上端9から高さH分だけ
高い壁を形成するので、この高さH分だけ高い位置37
の水位まで水の浸入を防止する。
向の他方の側(図6の左側)34に流れる。この際、水
の圧力は盤状部材14をさらに回転させて起立位置(図
7)まで回転させる。盤状部材14の回転が起立位置で
蝶番32と側溝3の壁面11によって阻止される。この
状態で盤状部材14は、側溝の上端9から高さH分だけ
高い壁を形成するので、この高さH分だけ高い位置37
の水位まで水の浸入を防止する。
【0025】さらに、盤状部材14の下には板状部材2
4が設けられるので、盤状部材14が側溝3から回転し
て起立状態になっても板状部材24が側溝の開口8を塞
いでいるので側溝3の上に載っても通行の安全が確保さ
れる。
4が設けられるので、盤状部材14が側溝3から回転し
て起立状態になっても板状部材24が側溝の開口8を塞
いでいるので側溝3の上に載っても通行の安全が確保さ
れる。
【0026】図3に示すように、側溝3の溝方向6に沿
って設けられた複数の盤状部材14は一つ置きに位置す
る盤状部材、すなわち盤状部材14b、14cが先に回
転する。次に、残りの盤状部材である盤状部材14aは
拘束されなくなるので回転を開始することができる。ま
た、盤状部材14aと盤状部材14b、盤状部材14a
と盤状部材14cとは、これらの端部同士が段状に重な
り合っているので、水の侵入を防止する。なお、第2の
シール部材30は、水が他方の側に流出ないし漏洩する
水を阻止する働きをする。
って設けられた複数の盤状部材14は一つ置きに位置す
る盤状部材、すなわち盤状部材14b、14cが先に回
転する。次に、残りの盤状部材である盤状部材14aは
拘束されなくなるので回転を開始することができる。ま
た、盤状部材14aと盤状部材14b、盤状部材14a
と盤状部材14cとは、これらの端部同士が段状に重な
り合っているので、水の侵入を防止する。なお、第2の
シール部材30は、水が他方の側に流出ないし漏洩する
水を阻止する働きをする。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、水の侵入を防止した後
においても通行の安全が確保される。
においても通行の安全が確保される。
【図1】本発明に係る水の侵入防止装置の一実施形態を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図2のI−I線断面図である。
【図4】本実施形態の板状部材を示す平面図である。
【図5】図4のII−II線断面図である。
【図6】本実施形態の盤状部材が半開状態の断面図であ
る。
る。
【図7】本実施形態の盤状部材が起立状態の断面図であ
る。
る。
1 水の侵入防止装置 3 側溝(凹み) 5 巾方向 6 溝方向 8 開口 9 上端 14、14a、14b、14c 盤状部材 16 スチレン部材(水より軽い部材) 17 下面 24 板状部材 26 貫通孔
Claims (3)
- 【請求項1】 水が流入する溝状の凹みと、該凹みの開
口を蓋する盤状部材と、該盤状部材の下に設けられる板
状部材とを備え、前記盤状部材は前記板状部材に対向す
る側に水より軽い部材を有し、該水より軽い部材の下面
は前記開口の上端より下に位置するとともに前記凹みの
巾方向の他方の側位置を中心に回転可能に固定され、前
記板状部材は前記開口を塞ぐとともにその板状面に貫通
孔を有してなる水の浸入防止装置。 - 【請求項2】 請求項1において、前記盤状部材は前記
凹みの溝方向に沿って複数設けられ、隣り同士に位置す
る盤状部材の端部は互いに重なり合い、一つ置きに位置
する盤状部材が前記凹みの巾方向の他方の側位置を中心
に回転した後に残りの盤状部材が回転可能に形成されて
なる水の浸入防止装置。 - 【請求項3】 請求項1または2において、前記盤状部
材の他方の側端面と前記凹みの他方の側壁面との間にシ
ール部材を設けてなる水の浸入防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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- 2000-11-22 JP JP2000355145A patent/JP2002155666A/ja active Pending
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