JP4366216B2 - 側溝 - Google Patents

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Description

本発明は、排水性舗装等から集水及び排水を効率的におこない、舗装路面の滞水を解消するための排水用側溝に関する。
雨水が路面に滞留すると車両がスリップするなど、円滑・安全な交通を阻害するため、近年は排水性舗装が施工されるようになった。
図12は排水性舗装と側溝の関係を示す一例であり、舗装の表面の排水層に浸透した雨水は、排水層を通過してその下の遮水層に達し、遮水層の表面を道路の側方に流下し、道路に沿って設けられた側溝に流下して排水される。
排水性を有しない舗装においては、雨水が舗装内に浸透することなく路面を流下して側溝に流入するのに対し、排水性舗装の場合、舗装路面下の排水層を流下する雨水を側溝に導く必要があるので、側溝の道路側の側壁には排水層に対応する高さに取水口となる開口を設ける必要がある。
排水性舗装の排水層の厚さは、最大でも10センチ程度であるので、取水口は路面から10センチ以内に設けられることになるが、側溝の側壁の上部には荷重を受ける上版が形成されており、この厚さが10センチを超えるものであるため、排水層の位置に対応した高さに取水口を形成した場合、取水口から側溝内に連通する流路を下向きに傾斜させている。
図13に従来の排水性舗装対応型の側溝の一例を示す。排水性舗装は、表層が空隙を有して雨水が浸透可能な舗装であり、その下側に遮断層が形成してある。
(a)は、略逆U字型の断面を有する可変(自由)勾配型の側溝であり、現場で水路の底面を構成するコンクリートを打設して水路として必要な勾配を形成するものである。可変勾配型側溝用のブロックは、長手方向の中央部分に開口が形成してあり蓋が設置される。また、両端部分には梁が形成してあり、側溝の上面は閉塞された状態である。
(b)に示した側溝は、カルバートタイプであり、この側溝では、上面が閉塞されており、側壁の排水層に対応する位置には斜め下方に向けて取水口が設けてある。
(c)に示す側溝は、U字型断面の側溝ブロックである。このU字型側溝は、上面に蓋を設置するため側壁の上部で蓋を支持しており、側壁に蓋支持部が形成されている。蓋支持部は壁厚が薄いので排水孔を形成すると強度が低下する。
特開2003−160969号公報 特開2002−157642号公報 特許第2987575号公報
排水性舗装において排水層の厚さを大きくして、側溝の取水口の位置を側壁の上端から十分な距離を設け、側壁部分に開口を形成する断面欠損による強度低下が起きないようにすると、施工コストが増大すると共に舗装の強度が低下する問題がある。一方、側溝の梁部の厚さを薄くすると強度が確保できないという問題が生ずる。
また、従来の舗装においては、側溝に接する部分の舗装路面が沈下したりすると、図14に示すように、舗装と側溝との境目に雨水が滞留して歩道側の歩行者に対して障害となることがあった。
本発明は、強度の低下を招くことなく、排水性舗装だけでなく、通常の舗装であっても路面の雨水の排水を効率よくおこなえるようにすると共に、舗装の沈下によって側溝と舗装の境界に段差が生じても排水がおこなわれるようにすると共に、ゴミ詰まり等による排水不良を解消し、設置後のメンテナンスの労力を少なくするものである。
可変勾配型側溝の少なくとも一方の端部の側壁面に上側開放の窪みを形成し、この窪みの下部に側溝内に連通する排水孔を設けることによって、排水性舗装内に浸透した雨水と路面の雨水を側溝内に排水するようにしたものである。窪み及び上部開放部は、孔またはスリットを有する取り外し自在の導水板で覆われている。
更に、窪みの内部に複数の突条を間隔をおいて設けて雨水の流路を形成し、流路を流下する雨水を集め、窪みの下端に設けた排水孔から側溝内に雨水を排水することによって路面及び排水層内の雨水を効率よく側溝に排水すると共に、側溝の側壁に大きな開口を設けることなくして側溝の強度が失われることがないようにした。
突条の幅を下方に向かって細くすることによって突条の間隔が下方に向かって広がるようにした。すなわち、突条の間に形成される流路の幅が下方にいくにしたがって拡げてあるので、雨水に混在する小石やゴミ等が流路を閉塞することがない。
窪みを梁部全長に渡って設けた場合であっても、側溝の側壁の断面が減少する割合が小さく、強度の保持が可能である。
突条の上には、穴またはスリットを有する導水用板が取り外し自在に取り付けてあり、この穴またはスリットを通して排水槽内の雨水は側溝に排水される。
実施例1
図1〜図3に示すように、可変勾配型側溝1の側溝としての基本形状は、従来のものと同じであり、側溝1の底面2が開放してある断面が略逆U字型であって中央部には図2に示すように開口10が形成してあり、側溝の長手方向の両端部は両側壁12、12を繋ぐ梁部11であり、側溝1の上面を覆っている。
図4に断面を示すように、この梁部11の側壁12の上部壁面には深さ10〜15mmの梁部11の上面に達する上側が開放された長方形の窪み31が形成してある。この窪み31は、図5に詳細を示す導水板5で覆われており、導水板5の表面と側壁面を同一面とするため、窪み31の周囲には導水板5の板厚にほぼ等しい凹部が形成してあり、両側部には導水板5を固定するためのインサート51が埋設してある。導水版5は、雨水を通過させるための孔52またはスリットが形成してあり、両側部のインサート51に対応する位置には固定用ボルトを通す穴53が形成してある。
窪み31の下辺部には少なくとも一つの傾斜排水孔33が形成してあり、排水孔33の他端は、図3に示すように側溝内に連通している。排水孔33は、下側にいくにしたがってその断面が大きくしてあり、雨水が流下する際にゴミ等が詰まることがないようにしてある。路面の雨水は窪み31の上側開放部から、また、舗装に浸透した雨水は導水板5の穴52を通って窪み31の下辺に達し、排水孔33を通って側溝内に排水される。
実施例2
実施例1と基本的には同じであるが、図6の斜視図及び図7の正面図に示すように、窪み31の内部に奥行(D)8〜13mm、高さ(H)80mm、幅(W)30mmの突条3が50mmピッチで側溝1の長手方向に形成してあり、突条3、3の間には上端側が開放された流路4が形成される。実施例2の側溝を図8に示す。
突条3は、上端部32が面取りしてあり、衝撃等によって破損が起きないようにしてあると共に、下側に向かってその幅が狭くしてあり、突条3の間隔、すなわち流路4の幅を下向きに広くしてゴミ等によって流路が塞がれるのを防止している。
突条3の高さは、側壁12に形成した窪み31の高さよりも小さくしてあるので、窪み31の下部は突条3によって分断されず、下辺部は突条3の間に形成された流路4と連通しており、突条3によって側壁12の上端部が補強される。更に、窪み31の下辺部には少なくとも一つの傾斜排水孔33が形成してあり、排水孔33の他端は、図3に示すように側溝内に連通している。排水孔33は、下側にいくにしたがってその断面を大きくしてあり、雨水が流下する際にゴミ等が詰まることがないようにしてある。
図9の断面図に示すように突条3は導水板5で覆われており、導水板5は側溝の側壁12に形成したインサートのネジ穴51にボルトで固定され、側溝1の側壁面1と導水板5の表面は同一面となる。導水板5は、図9(2)に示すように、突条3に接しており、舗装からの圧力により導水板5が変形することが防止される。
舗装路面上を流下する雨水は、突条3の間の開放部から流路4に流れ込み、排水孔33を通って側溝内に排水される。舗装の排水層を流下する雨水は、導水板5の孔52を通って窪み31内に入り、排水孔33から側溝内に排水される。
側溝1の中央部においては、排水層表面を流下してきた雨水は、側溝1の側壁12に達し、側壁12に沿って梁部11方向に流れていき、導水板5の穴から側溝内に排水されるので、舗装の排水層が雨水で満たされ、路面に水膜が形成されることはない。
また、路面上を流下する雨水は、側溝の中央部の開口10から側溝内に排水されると共に、開口が処理しきれない場合は、側溝の側壁に沿って流下し、梁部11の開放部から側溝内に排水される。
したがって、路面及び側溝の表面に滞水することがなく、路面を安全な状態に維持することができる。
実施例3
図10に示すように、窪み31及びその上側開放部を覆う導水板5は、図11に拡大して(1)断面、(2)平面及び(3)正面を詳細を示すように、L型断面の鋼材(不等辺アングル)であり、上面及び側面に雨水を側溝内に導く孔52が多数形成してある。
この導水板5を側溝の全長に渡って設けると、側溝1の角部が鋼材によって補強され、車両が乗り上げたりしても、従来のコンクリート製側溝のように、車両重量や乗り上げ時の衝撃によって破損することがない。
以上、述べたように、排水性舗装の路面及び排水層の雨水を迅速に側溝内に流下させることができる。また、排水性舗装に限らず、通常の舗装であっても、路面の雨水を迅速に排水することができるので、路面に雨水を滞水させることがなく、路面に水膜が形成されるのを防止することができるので、道路を安全な状態に維持することができる。
側溝の正面図。 側溝の平面図。 側溝の断面図。 窪みの断面図。 導水板の正面図。 突条の斜視図。 突条の正面図。 実施例2の側溝の正面図。 突条を有する窪みの断面図。 実施例3の側溝の断面図。 実施例3の導水板の説明図。 排水性舗装と側溝の関係を示す断面図。 従来の排水性舗装と側溝との関係を示す断面図。 路面が沈下した状態の滞水状体を示す断面図。
符号の説明
1 側溝
11 梁部
12 側壁
2 底面(開放部)
3 突条
31 窪み
33 排水孔
4 流路
5 導水板

Claims (3)

  1. 可変勾配型側溝の少なくとも一方の端部の側壁面に、上側開放の窪み及びこの窪みの下部に側溝内に連通する排水孔が設けてあり、窪み内に下方に向かって幅を細くした複数の突条が間隔をあけて設けてあって突条の間隔が下に向かって広がっている側溝。
  2. 請求項1において、突条の上に孔またはスリットを有する導水板が取り付けてある側溝。
  3. 請求項2において、導水板は、L型断面であって、上面及び側面に導水用の孔またはスリットが設けてある側溝。
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