JP2002153648A - 遊技機の流路切換装置 - Google Patents

遊技機の流路切換装置

Info

Publication number
JP2002153648A
JP2002153648A JP2000355825A JP2000355825A JP2002153648A JP 2002153648 A JP2002153648 A JP 2002153648A JP 2000355825 A JP2000355825 A JP 2000355825A JP 2000355825 A JP2000355825 A JP 2000355825A JP 2002153648 A JP2002153648 A JP 2002153648A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plunger
flow path
solenoid
ball
path switching
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000355825A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4088410B2 (ja
Inventor
Sadao Ioki
定男 井置
Hideo Taguchi
英雄 田口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sophia Co Ltd
Original Assignee
Sophia Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sophia Co Ltd filed Critical Sophia Co Ltd
Priority to JP2000355825A priority Critical patent/JP4088410B2/ja
Publication of JP2002153648A publication Critical patent/JP2002153648A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4088410B2 publication Critical patent/JP4088410B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 流路切換ソレノイドのプランジャのストロー
クを微調整でき、流路切換部材の適正な動作を確保でき
るものを提供する。 【解決手段】 遊技球の流路を、ソレノイド733の駆
動によって切り換える流路切換部材720を備える遊技
機の流路切換装置において、ソレノイド733の筐体7
50の内部にプランジャ731のストロークの一端側に
プランジャ731を磁力によって保持し得る第1吸着部
734を、ソレノイド733の筐体750の外部にプラ
ンジャ731のストロークの他端側にプランジャ731
を磁力によって保持し得る第2吸着部735をそれぞれ
備え、ソレノイド733への通電方向の切り換えに応じ
てプランジャ731を介して流路切換部材720を切換
駆動すると共に、ソレノイド733への通電を遮断した
ときはそのときのプランジャ731の変位を保持して流
路切換部材720の位置を保つように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技球の流路を切
り換える遊技機の流路切換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】遊技機(例えばパチンコ機)には、排出
機構から排出された遊技球を、流路切換弁によって異な
る流路(賞球流路と貸球流路)に導き、それぞれの流路
に設けられた別個の検出手段により検出するものがあ
る。
【0003】このような流路切換弁をソレノイドへの通
電方向の切り換えに応じて切換駆動すると共に、ソレノ
イドへの通電を遮断したときはそのときの流路切換弁の
位置を保持するいわゆるラッチ式ソレノイドがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来のラッチ式ソレノイドは、ソレノイドの非通電時にプ
ランジャのストローク端を吸着して保持するための吸着
部をそれぞれソレノイドの筐体の内部に備えている。即
ち、プランジャのストロークが固定となっているため、
プランジャのストロークを微調整することができなかっ
た。
【0005】流路切換弁はプランジャのストロークをリ
ンク等を介して伝達して駆動するようになっており、プ
ランジャのストロークを微調整することができないと、
流路切換弁やリンクやこれらの取付位置等の精度が悪い
場合、流路切換弁を適正位置に切り換えられないことが
ある。
【0006】したがって、流路切換弁やリンクやこれら
の取付位置等に高い精度が必要となり、コストアップと
なっていた。また、流路切換弁やリンク等に調整機構を
設けたのでは、部品点数が増えてしまい、装置が複雑に
なる。
【0007】本発明は、このような問題点に着目してな
されたもので、プランジャのストロークを微調整でき、
流路切換弁の適正な動作を確保できるものを提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、遊技球の
流路を、ソレノイドの駆動によって切り換える流路切換
部材を備える遊技機の流路切換装置において、前記ソレ
ノイドへの通電方向に応じて変位すると共に、その変位
を前記流路切換部材に伝達するプランジャを備え、前記
ソレノイドの筐体の内部に前記プランジャのストローク
の一端側にプランジャを磁力によって保持し得る第1吸
着部を、前記ソレノイドの筐体の外部に前記プランジャ
のストロークの他端側にプランジャを磁力によって保持
し得る第2吸着部をそれぞれ備え、前記ソレノイドへの
通電方向の切り換えに応じて前記プランジャを介して前
記流路切換部材を切換駆動すると共に、前記ソレノイド
への通電を遮断したときはそのときのプランジャの変位
を保持して流路切換部材の位置を保つように構成する。
【0009】第2の発明は、第1の発明において、前記
第2吸着部を、前記ソレノイドの筐体の取付具に設け
る。
【0010】第3の発明は、第1、第2の発明におい
て、前記プランジャが上下方向に変位するように配置す
ると共に、前記第2吸着部が前記プランジャの下方に位
置するように配置する。
【0011】第4の発明は、第1〜第3の発明におい
て、前記プランジャが前記第2吸着部側の変位位置にあ
るときに、前記第2吸着部と前記プランジャとの間に間
隔が開くようにする。
【0012】第5の発明は、第1〜第4の発明に流路切
換装置おいて、前記ソレノイドの非通電時に前記流路切
換部材の位置を弾性的に保持する保持手段を備える。
【0013】第6の発明は、第1〜第5の発明の流路切
換装置は、遊技球を賞球または貸球として排出する排出
機構の下流にあって、その排出機構からの排出球を賞球
として検出計数するための賞球検出手段を設けた賞球流
路と、貸球として検出計数するための貸球検出手段を設
けた貸球流路とに分岐させるものである。
【0014】
【発明の効果】第1の発明では、ソレノイドの筐体の外
部にプランジャのストロークの他端側にプランジャを磁
力によって保持し得る第2吸着部をそれぞれ備えるの
で、この第2吸着部の位置を調整することによって、プ
ランジャのストロークを微調整することができ、したが
って流路切換部材や連係部材やこれらの取付位置等の精
度をそれほど高めることなく、プランジャのストローク
を微調整することによって、流路切換部材を適正位置に
切り換え駆動することができる。
【0015】第2の発明では、第2吸着部を、ソレノイ
ドの筐体の取付具に設けるので、筐体の取付具への取付
位置を変更することによって、プランジャに対して第2
吸着部の位置を調整することができ、容易にプランジャ
のストロークを微調整することができる。また、部品点
数を増やさずに、流路切換部材を適正位置に切り換え駆
動することができ、コストを低減できる。
【0016】第3の発明では、プランジャが上下方向に
変位するように配置すると共に、第2吸着部がプランジ
ャの下方に位置するように配置するので、プランジャが
下方に駆動された場合に、磁力とともに重力を利用して
プランジャを第2吸着部に吸引保持することができ、こ
のためその吸引力を変えることなく、プランジャのスト
ロークを大きくできる。
【0017】第4の発明では、プランジャが第2吸着部
側の変位位置にあるときに、プランジャは直接第2吸着
部に当接せず、第2吸着部と所定の間隔を有して第2吸
着部に吸引保持されるので、その保持力を抑えることが
でき、したがってソレノイドへの通電によってプランジ
ャを第2吸着部側から第1吸着部側へスムーズに変位さ
せることができるので、第2吸着部の位置を離してプラ
ンジャのストロークを十分大きくすることができ、プラ
ンジャのストロークの調整範囲を拡大することができ
る。
【0018】第5の発明では、プランジャの変位を流路
切換部材に伝達する連係部材等の遊びに対して、流路切
換部材をぐらつきを生じることなく適正位置に的確に保
持できる。
【0019】第6の発明では、賞球の排出ならびに検
出、貸球の排出ならびに検出の信頼性が向上する。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて、本発
明の実施の形態について説明する。
【0021】図1は遊技機(パチンコ遊技機)1にカー
ド球貸ユニット2を併設したCR機を示す。遊技機1の
前面枠3は本体枠(外枠)4にヒンジ5を介して開閉回
動可能に組付けられ、遊技盤6は前面枠3の裏面に取り
付けられた収納フレームに収装される。
【0022】遊技盤6の表面には、表示装置8、大入賞
口を内部に備えた変動入賞装置10、一般入賞口11〜
15、始動口16が配設された遊技領域が形成される。
前面枠3の前面には、遊技盤6の前面を覆うカバーガラ
ス18が取り付けられる。
【0023】前面枠3の下部の開閉パネル20には遊技
球を打球発射装置に供給する上皿21が、固定パネル2
2には下皿23、打球発射装置の操作部24等がそれぞ
れ配設される。
【0024】カバーガラス18の枠の上部には、第1報
知ランプ31、第2報知ランプ32が設けられる。第
1、第2の報知ランプ31、32は、点灯により排出異
常を報知するものである。
【0025】カード球貸ユニット2には、前面のカード
挿入部25に挿入されたカード(プリペイドカード等)
のデータの読込、書込等を行うカードリーダライタと球
貸制御装置が内蔵され、カード球貸ユニット用の操作パ
ネル26は遊技機1の上皿21の外面に形成される。
【0026】カード球貸ユニット用の操作パネル26に
は、カードの残高を表示するカード残高表示部27と、
球貸しを指令する球貸しスイッチ28と、カードの返却
を指令するカード返却スイッチ30等が設けられる。
【0027】図2は遊技機1ならびにカード球貸ユニッ
ト2の裏側を示すもので、遊技盤6の裏面側には、大入
賞口、一般入賞口11〜15、始動口16に入賞した入
賞球を案内する入賞球集合カバー(図示しない)、遊技
を統括的に制御する遊技制御装置100、表示装置8を
制御する表示制御装置150、遊技盤6ならびに前面枠
3の装飾用のランプ等を制御する装飾制御装置200、
スピーカーからの音出力を制御する音制御装置250、
電源供給装置300、遊技盤用外部端子41等が取り付
けられる。
【0028】前面枠3の収納フレームの裏面側には、裏
機構盤35が取り付けられる。この裏機構盤35の中央
部には、遊技盤6の裏面側の各装置(遊技制御装置10
0、表示制御装置150、装飾制御装置200、音制御
装置250、電源供給装置300等)を点検するための
開口窓部が設けられている。
【0029】裏機構盤35の上部には、遊技機外部(遊
技店の島設備)から電源を取り入れる(ならびに遊技店
の管理装置の間の外部信号線を接続する)ための外部タ
ーミナル42、遊技球を貯留する球貯留タンク36、球
貯留タンク36の球を半端球検出スイッチを備えた樋ユ
ニット部(半端センサユニット)38に導く誘導樋37
が取り付けられる。誘導樋37ならびに樋ユニット部3
8は2条の流路に形成される。
【0030】裏機構盤35の開口窓部の右側には、樋ユ
ニット部38の球を遊技機前面側の上皿21、下皿23
に払い出す排出装置(排出ユニット600および流路切
換ユニット700)が取り付けられる。
【0031】裏機構盤35の下部には、排出ユニット6
00を制御する排出制御装置400、打球発射装置50
0を制御する発射制御装置550、カード球貸ユニット
用中継基板43等が取り付けられる。
【0032】カード球貸ユニット2のカード挿入部25
にカードを挿入して、カード球貸ユニット用の操作パネ
ル26の球貸しスイッチ28を押すと、カード球貸ユニ
ット2から排出制御装置400に球貸し要求が出され、
排出制御装置400により排出ユニット600が駆動さ
れ、排出装置から所定数の貸し球が上皿21等に払い出
される。
【0033】また、打球発射装置より遊技領域に発射さ
れた球が一般入賞口11〜15、始動口16、大入賞口
に入賞すると、遊技制御装置100から賞球制御指令が
排出制御装置400に送られ、排出制御装置400によ
り球排出ユニット600が駆動され、排出装置から所定
数の賞球が上皿21等に払い出される。
【0034】図3、図4には、排出ユニット600およ
び流路切換ユニット700からなる排出関連ユニットを
詳細に示す。
【0035】なお、排出ユニット600および流路切換
ユニット700は、2系統の球流路(球流路602、お
よび導入路702から排出路705に至る遊技球流路)
により遊技球排出を行うものであるが、図3、図4に
は、そのうち1系統を断面図で示し、以下の説明ではこ
の1系統について代表して説明をする。なお、他の1系
統は、図3、図4の紙面奥側に並列に設けられている。
また、球流路を2系統設けたのは、遊技球を効率的に排
出するためで、賞球と貸球の区別とは関係しない。
【0036】図示されるように、排出ユニット600と
流路切換ユニット700は、上下に一体に組み付けられ
て、排出関連ユニットを構成している。
【0037】排出ユニット600は、遊技球の排出機構
であって、ケーシング601、球送出部610、排出用
パルスモータ620、ストッパ機構630等から構成さ
れる。
【0038】透明なケーシング601には、球流路60
2が形成されている。上方の樋ユニット部38からの遊
技球は、球入口603から球流路602に導入され、球
出口604から下方の流路切換ユニット700に排出さ
れる。
【0039】球送出部610は、球流路602に臨むよ
うに設けられる。この球送出部610には、スプロケッ
ト(切り欠き円盤)611、612と従動歯車(図示せ
ず)が、ケーシング601内に軸支された同一の回転軸
613に固定されて備えられ、同期回動するようになっ
ている。なお、スプロケット612は、図3、図4には
流路が図示されない側の系統のスプロケットであって、
図示されないもう一つの球流路602に臨むように配設
されている。
【0040】スプロケット611、612外周の歯の間
の部分は、等間隔に並ぶ複数(実施の形態では8個)の
球受部614となっており、これらの球受部614の一
部が、球流路602に臨んでいる。これにより、球流路
602を通過する遊技球は、一つの球受部614に一球
ずつ保持されるようにして、スプロケット611、61
2の回転動作とともに順次送り出される。したがって、
排出ユニット600からは、スプロケット611、61
2の動作量(回転量)に比例した個数の遊技球が排出さ
れることになる。
【0041】なお、2つの系統のスプロケット611、
612は、互いに球受部614の1/2個分だけ位相が
ずれた状態で、回転軸613に固定されている。これに
より、スプロケット611、612からの遊技球の送り
出しは各系統から交互になされ、排出ユニット600か
らの遊技球排出を迅速かつスムーズに行うことができ
る。
【0042】排出用パルスモータ620の回転軸には、
図示されない原動歯車と、ストッパ機構630の回動規
制歯車631とが固定されている。この原動歯車と球送
出部610の従動歯車の間には、伝達歯車622が配設
される。これにより、従動歯車とスプロケット611、
612は、排出用パルスモータ620により一体に回転
駆動される。
【0043】ストッパ機構630は、排出用パルスモー
タ620の回転を規制するもので、回動規制歯車63
1、ストッパ部材633、リターンスプリング635、
ストッパソレノイド636等から構成される。
【0044】回動規制歯車631の外周には、上述した
スプロケット611外周の球受部614と同数のラチェ
ット歯632が、等間隔に形成されている。これらのラ
チェット歯632に、ストッパ部材(フラッパ)633
が係合することにより、回動規制歯車631の回動(図
4における時計回りの回動)が禁止される。なお、回動
規制歯車631とストッパ部材633はラチェット機構
を構成しており、係合時でも逆回転(図4における反時
計回りの回動)は許容される。
【0045】ストッパ部材633は、掛止部634に上
端側が揺動可能に支持され、揺動によりラチェット歯6
32に係脱可能となっているもので、常態ではリターン
スプリング635に付勢されてラチェット歯632に係
合している。
【0046】これに対して、ストッパソレノイド636
に通電すると、ストッパ部材633は、ストッパソレノ
イド636側に吸着され、リターンスプリング635に
抗して後退する。これにより、ストッパ部材633と回
動規制歯車631の係合が解除され、排出用パルスモー
タ620が回動可能となる。
【0047】このようにストッパ機構630を備えるこ
とにより、排出用パルスモータ620が回転の慣性や遊
技球の重みで余分に回転してしまうことを防止でき、ス
プロケット611の回転量を排出制御装置200によっ
て正確に制御できる。
【0048】流路切換ユニット700は、ケーシング7
01に、導入路702から排出路705に至る遊技球流
路を備えている。導入路702は、排出ユニット600
の球流路602の下端に(それぞれの系統毎に)連結し
ている。
【0049】遊技球流路は、賞球としての遊技球が導入
される賞球流路703と、貸球としての遊技球が導入さ
れる貸球流路704に分岐する。賞球流路703、貸球
流路704には、それぞれ賞球検出センサ713、貸球
検出センサ714が備えられ、通過した遊技球の数を流
路毎にカウントできるようになっている。
【0050】図3〜図7に示すように、賞球流路703
と貸球流路704の分岐部には、流路切換装置715の
流路切換弁720が設けられる。流路切換弁720は、
回動軸721の回りで回動して、賞球流路703と貸球
流路704の入口を選択的に閉鎖するものである。
【0051】流路切換弁720は、流路切換ソレノイド
(アクチュエータ)730のプランジャ731に、接続
部材725、連係部材722、723を介して連係して
いる。
【0052】流路切換ソレノイド730は、ラッチング
タイプのものであり、通電方向の切り換えによりプラン
ジャ731の位置が選択的に変更されるとともに、通電
OFF後にはその時点でのプランジャ731の位置が保
持されるものである。
【0053】詳しく説明すると、流路切換ソレノイド7
30の筐体750の内部にはソレノイド733と永久磁
石732が配設されており、これらの内側の孔にプラン
ジャ731が摺動自由に挿通されている。プランジャ7
31は、永久磁石732により磁化されており、ソレノ
イド733への通電方向の切り換えにより上方(縮側)
または下方(伸側)に駆動される。
【0054】プランジャ731に設けられたスプリング
係止部752と筐体750との間ににプランジャ731
を下方に付勢するバネ力の弱いスプリング753が介装
され、プランジャ731の下端には連係部材722との
接続部材725がピン754を介して取り付けられる。
【0055】プランジャ731のストロークの上端側に
は、流路切換ソレノイド730の筐体750の内部に金
属製の第1吸着部材734が備えられ、プランジャ73
1が上方に駆動された場合に、磁力(永久磁石732の
磁化による)によりプランジャ731が第1吸着部材7
34に吸引保持される。
【0056】プランジャ731のストロークの下端側に
は、流路切換ソレノイド730の筐体750の外部に金
属製の第2吸着部材735が備えられ、プランジャ73
1が下方に駆動された場合に、磁力(永久磁石732の
磁化による)によりプランジャ731が第2吸着部材7
35に吸引保持される。
【0057】この場合、プランジャ731の下端部は接
続部材725のプランジャ受部755に挿入されると共
に、図7のようにプランジャ731の下端面がプランジ
ャ受部755の下端面に対して所定の間隔、上方に位置
するように取り付けられる。
【0058】第2吸着部材735は、筐体750を流路
切換ユニット700のケーシング701に取り付ける取
付具756に設けられ、筐体750はビス751により
取付具756に取り付けられる。第2吸着部材735に
は、プランジャ731のストローク方向と直交する方向
に溝757が形成され、接続部材725はその溝757
に中央壁758を遊嵌させてガイドされる。なお、筐体
750、取付具756および第2吸着部材735は、い
ずれも鉄を材質とする金属により形成されている。この
場合、第2吸着部材735は取付具756に対してどの
ように設けられても良く、取付具756の一部を曲げ加
工することによってその吸着部分が形成されるようにし
ても良い。
【0059】即ち、図3の状態から、ソレノイド733
が永久磁石732と同方向に磁界を生じるように通電さ
れると、永久磁石732の磁化によって第2吸着部材7
35に吸引保持されていたプランジャ731は、その磁
力によって上方に変位されると共に、永久磁石732の
磁化によって第1吸着部材734に吸引され、図4のよ
うにストロークの上端に保持される。したがって、この
通電後、その通電をOFFした場合でも、プランジャ7
31の位置は、第1吸着部材734に当接した位置に保
たれる。
【0060】また、図4の状態から、ソレノイド733
が永久磁石732と逆方向に磁界を生じるように通電さ
れると、永久磁石732の磁化によって第1吸着部材7
34に吸引保持されていたプランジャ731は、その磁
力の反発によって下方に変位されると共に、永久磁石7
32の磁化によって第2吸着部材735に吸引され、図
3のようにストロークの下端に保持される。この場合、
プランジャ受部755の下端面が第2吸着部材735に
当接する。したがって、この通電後、その通電をOFF
した場合でも、第2吸着部材735にプランジャ受部7
55の下端面が当接することによって、プランジャ73
1の下端と第2吸着部材735の上面との間に所定の間
隔が形成され、この位置でもって、プランジャ731が
第2吸着部材735との間に発生する磁力により保持さ
れる。
【0061】連係部材723は軸724に軸支されたも
ので、一端はプランジャ731の下端の接続部材725
とピン760を介して連係し、他端は扇形歯車が形成さ
れ、連係部材722に形成された扇形歯車と歯合してい
る。連係部材722は、流路切換弁720の回転軸72
1に固定されたもので、流路切換弁720と一体に回動
する。連係部材722は保持スプリング726により貸
球流路704の閉鎖方向に付勢され、流路切換弁720
にぐらつきが生じないようにされている。なお、保持ス
プリング726の付勢方向は、プランジャ731の下方
変位方向と同じにしてある。
【0062】このような構成により、流路切換弁721
の弁位置は、ソレノイド733への通電によるプランジ
ャ731の上下動とともに切り換えられるとともに、ソ
レノイド733への通電OFF後にも、通電直前の位置
が保持される。
【0063】すなわち、図3に示すように、ソレノイド
733への通電によりプランジャ731を下方に駆動す
ると、連係部材723は反時計回りに、連係部材722
は時計回りにそれぞれ回動し、流路切換弁720は貸球
流路704を閉鎖して賞球流路703を開放する弁位置
に切り換わる。この結果、導入路702に導入された遊
技球は、総て賞球流路703に流れ込み、賞球検出セン
サ713により検出される。また、この状態でソレノイ
ド733への通電をOFFとしても、プランジャ731
はプランジャ受部755の下端面を第2吸着部材735
に当接した位置に保持されるから、流路切換弁720も
そのまま賞球流路703開放の弁位置を保持する。
【0064】また、図4に示すように、ソレノイド73
3への通電によりプランジャ731を上方に駆動する
と、連係部材723は時計回りに、連係部材722は反
時計回りにそれぞれ回動し、流路切換弁720は賞球流
路703を閉鎖して貸球流路704を開放する弁位置に
切り換わる。この結果、導入路702に導入された遊技
球は、総て貸球流路704に流れ込み、貸球検出センサ
714により検出される。また、この状態でソレノイド
733への通電をOFFとしても、プランジャ731は
第1吸着部材734に当接した位置に保持されるから、
流路切換弁720もそのまま貸球流路704開放の弁位
置を保持する。
【0065】賞球流路703と貸球流路704は下流の
排出路705において合流する。遊技球はこの排出路7
05から下方に排出され、上皿21に至る。
【0066】一方、このように流路切換装置715を構
成したので、流路切換ソレノイド730のプランジャ7
31のストロークを微調整することができる。
【0067】すなわち、プランジャ731が下方に駆動
された場合に、磁力(永久磁石732の磁化による)に
よってプランジャ731をストロークの下端に吸引保持
するための第2吸着部材735を、流路切換ソレノイド
730の筐体751の外部に備えたため、その第2吸着
部材735の位置を調整することによって、プランジャ
731の下方のストローク量を微調整することができ
る。
【0068】具体的には、第2吸着部材735を流路切
換ソレノイド730の筐体750を流路切換ユニット7
00のケーシング701に取り付ける取付具756に設
けているため、筐体750の取付具756への取付位置
を変更することによって、プランジャ731に対して第
2吸着部材735の位置を調整することができ、そのた
めプランジャ731の下方のストローク量を微調整する
ことができるのである。
【0069】また、流路切換ソレノイド730をプラン
ジャ731が上下方向に変位するように配置すると共
に、第2吸着部材735がプランジャ731の下方に位
置するようにしたので、プランジャ731が下方に駆動
された場合に、磁力(永久磁石732の磁化による)と
ともに重力を利用してプランジャ731を第2吸着部材
735に吸引保持することができる。また、プランジャ
731の下端に接続部材750を、プランジャ731の
下端面がプランジャ受部755の下端面に対して所定の
間隔、上方に位置するように取り付ける、すなわちプラ
ンジャ731は直接第2吸着部材735に当接せず、第
2吸着部材735と所定の間隔を有して第2吸着部材7
35に吸引保持されるので、その保持力を抑えることが
できる。
【0070】そのため、ソレノイド733への通電によ
って下方位置のプランジャ731を上方にスムーズに変
位させることができるので、第2吸着部材735の位置
を最大限、下方に設定して、プランジャ731のストロ
ークを十分大きくすることができ、プランジャ731の
ストロークの調整範囲を拡大することができる。
【0071】したがって、流路切換弁720や接続部材
725や連係部材722、723やこれらの取付位置等
の精度をそれほど高めることなく、プランジャ731の
ストロークを微調整することによって、流路切換弁72
0を適正位置に切り換え駆動することができる。また、
部品点数を増やさずに、流路切換弁720を適正位置に
切り換え駆動することができ、コストを低減できる。
【0072】また、連係部材722を介して流路切換弁
720は保持スプリング726により貸球流路704の
閉鎖方向に付勢されているので、流路切換弁720にぐ
らつきが生じることがない。また、ソレノイド733の
非通電状態で流路切換弁720が貸球流路704の閉鎖
位置にあるとき、流路切換弁720は保持スプリング7
26によりその閉鎖位置に保持されるので、連係部材7
22、723の歯車に遊びがあっても、流路切換弁72
0はぐらつきを生じることなく的確に保持される。
【0073】なお、中継基板740は、賞球検出センサ
713による検出信号の排出制御装置400および遊技
制御装置100への送信、貸球検出センサ714による
検出信号の排出制御装置400への送信を中継するもの
である。
【0074】図8は、遊技機1の制御系の一部を示すブ
ロック構成図である。
【0075】図示されるように、遊技制御装置100
は、CPU101、ROM102、RAM103、バス
・インターフェイス104等から構成されるもので、排
出制御装置400等の各種制御装置(表示制御装置15
0、装飾制御装置200、音制御装置300は図示を省
略する)に制御指令を送信して、遊技を統轄的に制御す
る主制御装置である。
【0076】CPU101は遊技制御装置100による
制御(遊技制御)を司るIC、ROM102は遊技制御
のための不変の情報(各種プログラム、各種定数等)を
記憶している記憶手段である。また、RAM103は、
遊技制御時にワークエリアとして利用される記憶手段で
あり、バックアップエリアと制御エリアとから構成され
る。ここで、バックアップエリアは、停電時にもデータ
内容がバックアップされ、停電からの再開時にも原則と
してデータ内容が初期化されないエリアで、チェックデ
ータの他、後述する確認カウンタ値等が記憶されてい
る。また、制御エリアは、バックアップエリア以外の領
域で、後述する確認タイマのタイマ値等が記憶されてい
る。
【0077】遊技制御装置100には、各種入賞口(一
般入賞口11〜15、始動口16、大入賞口等)毎に設
けられて遊技球入賞を検出する入賞検出センサ群50か
らの検出信号が入力される。遊技制御装置100は、こ
れらの入賞検出に基づいて、大当たりの抽選等を行うと
ともに、各種制御装置や、変動入賞装置10等の各種装
置を制御する。例えば、各種入賞口への入賞があると、
その入賞口の種類に対応した賞球排出を行うように、排
出制御装置400に賞球制御指令を送信する。この場
合、各種入賞口には、入賞に対応して払い出されるべき
賞球数(1個〜15個のいずれか)が、あらかじめ対応
づけられている。これにより、賞球制御指令には、その
送信の契機となる入賞があった入賞口に対応する賞球数
が、排出要求数として含まれることになる。
【0078】なお、遊技制御装置100と各種制御装置
(表示制御装置150、装飾制御装置200、音制御装
置250、排出制御装置400)との通信形態は、遊技
制御装置100から各種制御装置への単方向通信となっ
ている。これにより、遊技制御装置100に各種制御装
置との接続線を通じて不正な信号が入力されないように
でき、遊技の信頼性を高めることができる。
【0079】また、遊技制御装置100には、賞球検出
センサ713による検出信号が、中継基板740を介し
て入力される。そして、遊技制御装置100は、所定数
(例えば10個)の賞球排出が検出される度に、賞球払
出信号を、外部ターミナル42に設けられた枠用外部出
力端子410を介して、管理装置(遊技店において複数
の遊技機1を管理するホストコンピュータ)に向けて送
信する。
【0080】また、遊技制御装置100は、後述する停
電検出後には、所定時間Tにわたって、賞球検出センサ
713による賞球検出があれば確認カウンタを更新す
る。すなわち、停電検出があった後でも、駆動電圧の低
い賞球検出センサ713は検出可能な状態にあり(後述
する電圧変換回路303からは12V電圧の供給が続い
ており)、また流路切換弁720はソレノイド733へ
の通電がOFFとなった後も賞球流路703開放側に保
持され続けることから、賞球検出センサ713では正し
く賞球検出を行い得ると考えられるので、所定時間Tの
間は、賞球検出に基づいて確認カウンタの更新を行う。
この場合、所定時間Tは、停電検出により排出ユニット
600からの遊技球排出が停止された時点で、排出ユニ
ット600の球送出部610から排出されたが未だ賞球
検出センサ713に達していない遊技球が、賞球検出セ
ンサ713により検出され切るまでの見込み時間で、例
えば1秒程度に設定される。
【0081】排出制御装置400は、CPU401、R
OM402,RAM403、入出力インターフェイス4
04、ドライブ回路405等から構成される。
【0082】CPU401は遊技制御装置400による
各種制御を司るIC、ROM402はこれらの制御のた
めの不変の情報(各種プログラム、各種定数等)を記憶
している記憶手段である。また、RAM403は、制御
時にワークエリアとして利用される記憶手段であり、停
電時にもデータ内容がバックアップされるバックアップ
エリアと、それ以外の制御エリアとから構成される。バ
ックアップエリアには、チェックデータの他、後述する
排出カウンタ値、貯留カウンタ値、識別フラグ値等が記
憶されている。
【0083】排出制御装置400は、排出関連の制御を
行う制御装置であり、遊技制御装置100からの賞球制
御指令またはカードユニット2からの貸球制御指令に基
づいて、ドライブ回路405により、排出ユニット60
0(排出用パルスモータ620およびストッパソレノイ
ド636)および流路切換ユニット700(流路切換ソ
レノイド730)を駆動し、賞球または貸球の排出を行
わせる。
【0084】詳しく説明すると、排出制御装置400
は、賞球制御指令を受けると、この制御指令に含まれて
いる排出要求数を、RAM403の貯留カウンタに累積
記憶する。なお、この貯留カウンタの形態としては、指
令された排出要求数自体を積算して記憶するものや、排
出要求数の種類(個数)毎に指令された件数を積算して
記憶するもの等がある。
【0085】このようにして貯留カウンタに記憶がある
場合、排出制御装置400は、貯留カウンタに記憶され
ている排出要求数を排出カウンタに順次設定するととも
に、流路切換ソレノイド730のソレノイド733に賞
球流路703開放方向の通電をし、流路切換弁720を
賞球流路703開放側の弁位置とする。そして、排出カ
ウンタに設定された値を排出するように、排出用パルス
モータ620にパルス送信を行って、賞球排出を行わせ
る。
【0086】また、貸球制御指令があった場合には、貸
球排出数を排出カウンタに設定するとともに、流路切換
ソレノイド730のソレノイド733に貸球流路704
開放方向の通電をし、流路切換弁720を貸球流路70
4開放側の弁位置とした後、排出用パルスモータ620
に排出カウンタへの設定分のパルス送信を行って、貸球
排出を行わせる。
【0087】このように排出された遊技球数は、賞球検
出センサ713または貸球検出センサ714により検出
され、中継基板740を介して、排出制御装置400に
入力される。これにより、検出分の貯留カウンタ値およ
び排出カウンタ値はクリアされる。
【0088】また、排出制御装置400は、所定数(例
えば、貸球の払出単位である25個)の貸球排出が検出
される度に、枠用外部出力端子410を介して、管理装
置に貸球払出信号を送信する。
【0089】また、排出制御装置400は、後述する停
電検出後は、所定時間Tにわたって、検出センサ(賞球
検出センサ713または貸球検出センサ714)による
遊技球検出(賞球検出または貸球検出)があれば排出カ
ウンタを更新する。すなわち、停電検出された後でも、
駆動電圧の低い賞球検出センサ713および貸球検出セ
ンサ714は検出可能な状態にあり、また流路切換弁7
20はソレノイド733への通電がOFFとなった後も
停電発生の時点で実行されていた側(賞球側または貸球
側)に保持され続けることから、検出センサ(賞球検出
センサ713または貸球検出センサ714)では正しく
遊技球(賞球または貸球)の検出を行い得ると考えられ
るので、所定時間Tの間は、この遊技球検出に基づいて
排出カウンタの減算処理を行う。この場合、所定時間T
は、停電検出により排出ユニット600からの遊技球排
出が停止された時点で、排出ユニット600の球送出部
610から排出されたが未だ検出センサに達していない
遊技球が、賞球検出センサ713または貸球検出センサ
714により検出され切るまでの見込み時間で、前記遊
技制御装置100における所定時間Tと同じ時間、例え
ば1秒程度に設定される。
【0090】なお、排出制御装置400は、異常発生時
に第2報知ランプ32を点灯させ、異常報知を行えるよ
うになっている。また、図示しないが、第1報知ランプ
31(図1参照)は、遊技制御装置100からの指令を
受けた装飾制御装置200により制御される。
【0091】電源供給装置300は、弾球遊技機の各種
装置に電源供給する装置であって、整流回路301、平
滑回路302、電圧変換回路303、304、305、
停電検出回路306、バックアップコンデンサ307等
から構成される。
【0092】整流回路301は、電源供給装置300外
部から供給されてきた24Vの交流電圧を24Vの直流
電圧に変換する回路である。平滑回路302は、この2
4Vの直流電圧を32Vの直流電圧に変換する回路であ
る。
【0093】電圧変換回路303、304、305は、
平滑回路302からの32V電圧を各種装置の駆動に適
した電圧に変換する回路であり、電圧変換回路303か
らは各種センサ(賞球検出センサ713、貸球検出セン
サ714等)へ向けて12V電圧が、また電圧変換回路
304からは各種制御装置に向けて5V電圧が、また電
圧変換回路305からは排出制御装置400のドライブ
回路405に向けて18V電圧が、それぞれ供給され
る。
【0094】停電検出回路306は、停電発生時に平滑
回路302の出力電圧が所定電圧以下へ低下することを
監視することにより、停電発生を検出する回路である。
この停電検出回路306からは、遊技制御装置100の
CPU101、排出制御装置400のCPU401等に
停電検出信号の送信がなされる。なお、停電時には、電
圧の高い電源から順に、所定電圧の供給ができなくなっ
ていくことになるから、停電検出回路306による停電
検出後もしばらくの間は、供給電圧の低い12V電圧、
5V電圧等からは電源供給が続き、各種センサや各種制
御装置は動作を続けることになる。
【0095】バックアップコンデンサ307は、停電発
生時に、遊技制御装置100のRAM103および排出
制御装置400のRAM403にバックアップ電源を供
給するものである。
【0096】以上のように、流路切換弁720(流路切
換ソレノイド730)はラッチングタイプで、かつ通電
OFF後に通電OFF時点でのポジションが保持される
タイプのものとするとともに、検出センサ(賞球検出セ
ンサ713、貸球検出センサ714)、遊技制御装置1
00、排出制御装置400には停電検出後にも12V電
源、5V電源が供給され、所定時間Tの間は遊技球検出
が継続されるようにしたので、停電発生時にも、排出ユ
ニット600から排出された遊技球を賞球と貸球と区別
して正しく計数することができる。
【0097】また、流路切換弁720は、停電により通
電OFFとなったときもそのままの弁位置で保持され、
停電復帰後の排出開始に至るまで切り換えられることが
ないので、遊技球排出中に流路切換弁720が切り換わ
って遊技球を挟み込んでしまうようなことは生じる余地
がない。したがって、停電復帰後に排出を開始するとき
に、流路切換弁720をいったん動作させて挟み込まれ
た遊技球を排出してから開始する等の制御が必要なく、
制御が容易となる。
【0098】なお、本発明では、通常動作時において遊
技球排出の制御を行っていないときには、流路切換弁7
20を賞球側に設定しておくことも貸球側に設定してお
くこともできるが、本実施の形態では、特に賞球側に設
定するようにしている。これにより、遊技球排出の制御
をしておらず、本来排出されるべきでないときに排出さ
れた遊技球は、賞球と同様に賞球検出センサ713によ
り検出され、この検出信号は遊技制御装置100に入力
される。したがって、本実施の形態によれば、排出機構
の故障や不正行為等による不適正な排出を、遊技制御装
置100で監視することができる。
【0099】また、今回開示された実施の形態は総ての
点で例示であって制限的なものではない。また、本発明
の範囲は、特許請求の範囲によって示されるもので、特
許請求の範囲内での総ての変更を含むものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における遊技機を示す正面
図である。
【図2】同じく遊技機を示す裏面図である。
【図3】同じく排出関連ユニットを示す断面図である。
【図4】同じく排出関連ユニットを示す断面図である。
【図5】同じく流路切換ユニットのケーシングの一部を
外した斜視図である。
【図6】同じく流路切換ユニットの駆動部分の分解斜視
図である。
【図7】同じく流路切換ソレノイドの先端部分の断面図
である。
【図8】同じく制御系を示す構成図である。
【符号の説明】
100 遊技制御装置 300 電源回路 307 バックアップコンデンサ 400 排出制御装置 600 排出ユニット 620 排出用パルスモータ 630 ストッパ機構 700 流路切換ユニット 701 ケーシング 703 賞球流路 704 貸球流路 713 賞球検出センサ 714 貸球検出センサ 715 流路切換装置 720 流路切換弁 722、723 連係部材 725 接続部材 726 保持スプリング 730 流路切換ソレノイド(アクチュエータ) 731 プランジャ 732 永久磁石 733 ソレノイド 734 第1吸着部材 735 第2吸着部材 750 筐体 755 プランジャ受部 756 取付具

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技球の流路を、ソレノイドの駆動によ
    って切り換える流路切換部材を備える遊技機の流路切換
    装置において、 前記ソレノイドへの通電方向に応じて変位すると共に、
    その変位を前記流路切換部材に伝達するプランジャを備
    え、 前記ソレノイドの筐体の内部に前記プランジャのストロ
    ークの一端側にプランジャを磁力によって保持し得る第
    1吸着部を、前記ソレノイドの筐体の外部に前記プラン
    ジャのストロークの他端側にプランジャを磁力によって
    保持し得る第2吸着部をそれぞれ備え、 前記ソレノイドへの通電方向の切り換えに応じて前記プ
    ランジャを介して前記流路切換部材を切換駆動すると共
    に、前記ソレノイドへの通電を遮断したときはそのとき
    のプランジャの変位を保持して流路切換部材の位置を保
    つように構成したことを特徴とする遊技機の流路切換装
    置。
  2. 【請求項2】 前記第2吸着部を、前記ソレノイドの筐
    体の取付具に設けたことを特徴とする請求項1に記載の
    遊技機の流路切換装置。
  3. 【請求項3】 前記プランジャが上下方向に変位するよ
    うに配置すると共に、前記第2吸着部が前記プランジャ
    の下方に位置するように配置したことを特徴とする請求
    項1または2に記載の遊技機の流路切換装置。
  4. 【請求項4】 前記プランジャが前記第2吸着部側の変
    位位置にあるときに、前記第2吸着部と前記プランジャ
    との間に間隔が開くことを特徴とする請求項1〜3のい
    ずれか一つに記載の遊技機の流路切換装置。
  5. 【請求項5】 前記ソレノイドの非通電時に前記流路切
    換部材の位置を弾性的に保持する保持手段を備えたこと
    を特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の遊技
    機の流路切換装置。
  6. 【請求項6】 遊技球を賞球または貸球として排出する
    排出機構の下流にあって、その排出機構からの排出球を
    賞球として検出計数するための賞球検出手段を設けた賞
    球流路と、貸球として検出計数するための貸球検出手段
    を設けた貸球流路とに分岐させるものであることを特徴
    とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の遊技機の流
    路切換装置。
JP2000355825A 2000-11-22 2000-11-22 遊技機の流路切換装置 Expired - Fee Related JP4088410B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000355825A JP4088410B2 (ja) 2000-11-22 2000-11-22 遊技機の流路切換装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000355825A JP4088410B2 (ja) 2000-11-22 2000-11-22 遊技機の流路切換装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002153648A true JP2002153648A (ja) 2002-05-28
JP4088410B2 JP4088410B2 (ja) 2008-05-21

Family

ID=18828172

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000355825A Expired - Fee Related JP4088410B2 (ja) 2000-11-22 2000-11-22 遊技機の流路切換装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4088410B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP4088410B2 (ja) 2008-05-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002000866A (ja) 遊技機
JP2015053973A (ja) 遊技機
JP4421741B2 (ja) 遊技機
JP2002153648A (ja) 遊技機の流路切換装置
JP4303401B2 (ja) 遊技機
JP2001334046A (ja) 遊技機
JP2002263319A (ja) 遊技機
JP3807752B2 (ja) 弾球遊技機
JP4002383B2 (ja) 遊技機
JP3999928B2 (ja) 遊技機
JP4171165B2 (ja) 遊技機
JPH02136153A (ja) 弾球遊技機
JP3889617B2 (ja) 遊技機
JP4205834B2 (ja) 遊技機
JP2002035334A (ja) 遊技機
JP2001334054A (ja) 遊技機
JP4416104B2 (ja) 弾球遊技機
JP4213852B2 (ja) 遊技機
JP3992465B2 (ja) 遊技機
JP5141475B2 (ja) 遊技機
JP2002018055A (ja) 遊技機
JP4614431B2 (ja) 弾球遊技機の入賞装置
JP3992460B2 (ja) 遊技機
JP2002035387A (ja) 遊技機
JP2003093701A (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070921

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071016

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071130

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080219

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080225

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110228

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110228

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110228

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110228

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110228

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120229

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120229

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120229

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130228

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130228

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130228

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130228

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140228

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees