JP2002035387A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2002035387A
JP2002035387A JP2000220640A JP2000220640A JP2002035387A JP 2002035387 A JP2002035387 A JP 2002035387A JP 2000220640 A JP2000220640 A JP 2000220640A JP 2000220640 A JP2000220640 A JP 2000220640A JP 2002035387 A JP2002035387 A JP 2002035387A
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ball
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JP2000220640A
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English (en)
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Sadao Ioki
定男 井置
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Sophia Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 異常報知のコストを低減すると共に、多彩な
報知を可能とする。 【解決手段】 遊技を統括的に制御する遊技制御装置1
00と、遊技の状態を報知する報知手段10,27,2
8,45と、遊技制御装置100からの指令信号に基づ
き報知手段10,27,28,45を制御する報知制御装
置350,300,400と、遊技球を排出する排出機構
600と、排出機構600の遊技球の排出を制御すると
共に異常を監視する排出制御装置200と、を備える遊
技機において、排出制御装置200から報知制御装置3
50,300,400に異常信号を伝達する信号伝達経路
を設け、報知制御装置350,300,400は、排出制
御装置200から異常信号が伝達された場合、その異常
信号に基づき異常を報知するべく報知手段10,27,2
8,45を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技機における異
常報知に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、遊技機は、遊技盤の遊技領域に設
けた入賞口に遊技球が入賞すると、遊技を統括的に制御
する遊技制御装置からの情報に基づいて、排出制御装置
が排出機構を制御して貯留タンク側の遊技球を遊技者側
(遊技機前面側の上皿等)へ所要数排出するようになっ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような遊技機にお
いて、遊技制御装置は、遊技球の排出等に関わる異常が
あると、排出制御装置、各種制御装置に異常情報を送
り、その異常情報に基づき排出制御装置が排出機構の遊
技球の排出を禁止すると共に、各種制御装置が装飾用あ
るいは報知用のランプ、LED等を点滅したり、音出力
装置から異常の発生を知らせる報知音を出力する。
【0004】また、排出制御装置にランプ等の駆動回路
を備え、排出制御装置が排出機構等の異常を検出する
と、所定のランプ等を点滅して、異常を報知するように
している。
【0005】しかしながら、このように排出制御装置に
おける異常の検出に対して、前述した装飾用あるいは報
知用のランプ、LED等を制御する、また音出力装置を
制御する各種制御装置の他に、排出制御装置にランプ等
の駆動回路を備えて異常を報知するのでは、コストアッ
プとなる。また、駆動回路を異常の報知のためだけに備
えるのでは、それほど機能を持たせるわけにも行かず、
多彩な報知を行いにくい。
【0006】本発明は、異常報知のコストを低減すると
共に、多彩な報知を行えるようにすることを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、遊技を統
括的に制御する遊技制御装置と、遊技の状態を報知する
報知手段と、前記遊技制御装置からの指令信号に基づき
前記報知手段を制御する報知制御装置と、遊技球を排出
する排出機構と、前記排出機構の遊技球の排出を制御す
ると共に異常を監視する排出制御装置と、を備える遊技
機において、前記排出制御装置から前記報知制御装置に
異常信号を伝達する信号伝達経路を設け、前記報知制御
装置は、前記排出制御装置から異常信号が伝達された場
合、その異常信号に基づき異常を報知するべく前記報知
手段を制御する。
【0008】第2の発明は、第1の発明において、前記
遊技制御装置には、前記排出制御装置で監視される異常
とは別の種類の異常を監視して監視結果を前記排出制御
装置に送信する監視結果送信手段を備え、前記排出制御
装置はこの監視結果に対応する異常信号も前記報知制御
装置に伝達する。
【0009】第3の発明は、第1、第2の発明におい
て、遊技領域を形成する遊技盤を備えると共に、この遊
技盤は遊技機本体に交換可能に組み付けられ、前記報知
制御装置はその遊技盤に従属して設けられる。
【0010】第4の発明は、第1〜第3の発明におい
て、前記報知手段は、音出力装置およびランプ、LED
等の発光装置および画像遊技を実行可能な表示装置のい
ずれか1つ以上を含む。
【0011】第5の発明は、第1〜第3の発明におい
て、前記報知手段は画像遊技を実行可能な表示装置を含
み、前記報知制御装置は表示装置にその画像遊技のキャ
ラクタを用いて異常を表示する。
【0012】第6の発明は、第1〜第5の発明におい
て、前記報知制御装置は、異常の対処方法を報知するべ
く制御する。
【0013】
【発明の効果】第1の発明では、排出制御装置から報知
制御装置へ異常信号を送り、その異常信号に基づき、報
知制御装置が異常を報知するべく報知手段を制御するの
で、排出制御装置に異常報知のための専用の駆動回路を
備えずにすみ、コストを低減できる。また、遊技の状態
を報知する報知手段を制御する報知制御装置が異常報知
を行うので、多彩な異常報知が可能である。
【0014】第2の発明では、遊技制御装置で監視され
た異常も排出制御装置を介して報知制御装置に送られて
報知されるので、遊技制御装置と排出制御装置との互い
の監視結果に基づく、より綿密な異常監視を行うことが
できるうえに、その綿密な異常監視に対応した多彩な異
常報知を行うことができる。
【0015】第3の発明では、報知制御装置が遊技盤に
従属して設けられるので、遊技盤に対応して報知制御装
置の異常報知のデータを設定することで、遊技盤の種類
で決定する遊技の種類に合った異常報知が可能である。
また、遊技盤の交換に合わせて、分かりやすい異常報知
等を行うようにバージョンアップすることが可能であ
る。
【0016】第4、第5の発明では、多彩な異常報知を
行えると共に、表示装置に画像遊技のキャラクタを用い
て異常を表示すれば、遊技者や従業員に親しみを感じさ
せながら異常報知を行うことになるので、遊技者に不快
感等を与えることなく異常報知を行える。
【0017】第6の発明では、異常の対処方法を報知す
るので、マニュアル等を見なくても対応できるため、極
めて便利である。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて、本発
明の実施の形態について説明する。
【0019】図1に示す遊技機(パチンコ遊技機)1は
カード球貸ユニット2を併設したCR機である。遊技機
1の本体枠3には前面枠4がヒンジを介して開閉回動可
能に組み付けられる。遊技盤5は前面枠4に取り付けら
れた収納フレームに収装されると共に、交換可能で、遊
技盤5の種類で決定する遊技の種類を、変更可能となっ
ている。前面枠4には遊技盤5の前面を覆うカバーガラ
ス6が取り付けられる。
【0020】遊技盤5の表面には、ガイドレール7で囲
われた遊技領域8のほぼ中央に変動表示装置(特別図柄
変動表示装置)10が配設される。変動表示装置10
は、例えばLCD(液晶表示器)、CRT(ブラウン
管)等で表示画面部分が構成されるもので、遊技の進行
に対応した画像が表示される。
【0021】遊技領域8の下方付近には、内部に大入賞
口を有する特別変動入賞装置11が配設される。特別変
動入賞装置11は、大入賞口ソレノイド11A(図3参
照)への通電により、球を受け入れない閉状態(遊技者
に不利な状態)から球を受け入れやすい開状態(遊技者
に有利な状態)に変換、即ち開かれる。
【0022】特別変動入賞装置11の直ぐ上方には、普
通変動入賞装置12を有する始動口(特定入賞口)13
が配設される。この普通変動入賞装置12は、普通変動
入賞装置ソレノイド12A(図3参照)への通電によ
り、通常の状態(図示状態)から拡開状態(遊技者に有
利な状態)に変換、即ち始動口13の入口の広さを拡大
する。
【0023】遊技領域8の各所には、N個(図1には4
個のみ示す)の一般入賞口14が設けられる。遊技領域
8の最下端には、アウト口15が設けられる。
【0024】遊技領域8に向けて、打球発射装置500
(図2参照)より遊技球(パチンコ球)が打ち出される
ことにより遊技が行われ、打ち出された遊技球は、遊技
領域8内の各所に配置された風車等の転動誘導部材60
により転動方向を変えられながら遊技領域8表面を流下
し、特別変動入賞装置11、始動口13、一般入賞口1
4に入賞するか、アウト口15から排出される。
【0025】始動口13への入賞は、特別図柄始動セン
サ16(図3参照)により検出される。N個の一般入賞
口14への入賞は、各一般入賞口14毎に備えられたN
個の入賞センサ17A〜17N(図3参照)により検出
される。また、特別変動入賞装置11への入賞は、カウ
ントセンサ18、大入賞口継続センサ19(図3参照)
により検出される。
【0026】始動口13、一般入賞口14、特別変動入
賞装置11に遊技球が入賞すると、排出制御装置200
(図2参照)の制御により、入賞した入賞装置の種類に
応じた数の賞球が排出ユニット600(図2参照)から
排出され、前面枠4の下部の上皿20あるいは下皿21
に供給される。
【0027】始動口13への遊技球の入賞は、特別図柄
始動記憶として、最大4回分を限度として記憶され、特
別図柄始動記憶の数は、変動表示装置10下部に設けら
れた特別図柄記憶表示器22に表示される。
【0028】この始動口13への遊技球の入賞(特別図
柄始動記憶)に基づき、所定の乱数が抽出され、大当た
りの抽選が行われると共に、変動表示装置10の変動表
示ゲーム(画像遊技)つまり変動表示装置10の複数の
可変表示領域にそれぞれ複数の識別情報(特別図柄)の
変動表示が行われる。そして、大当たり抽選の結果が大
当たりであれば、識別情報が所定の大当たりの組合せで
停止され、大当たり(大当たり遊技)が発生される。大
当たり遊技が発生すると、特別変動入賞装置11が所定
期間にわたって開かれる特別遊技が行われる。この特別
遊技は、特別変動入賞装置11への遊技球の所定数(例
えば10個)の入賞または所定時間の経過(例えば30
秒)を1単位(1ラウンド)として実行され、特別変動
入賞装置11内の継続入賞口(大入賞口継続センサ1
8)への入賞を条件に、規定ラウンド繰り返される。
【0029】遊技領域8の所定位置には普通図柄始動ゲ
ート(通過ゲート)23A、23Bが配設される。普通
図柄始動ゲート23A、23Bへの遊技球の通過は、普
通図柄始動センサ24A、24B(図3参照)により検
出され、普通図柄始動記憶として、最大4回分を限度と
して記憶され、普通図柄始動記憶の記憶数は、特別変動
入賞装置11の右側に配設された普通図柄記憶表示器2
5に表示される。
【0030】この普通図柄始動ゲート23A、23Bへ
の遊技球の通過(普通図柄始動記憶)に基づき、普通図
柄に関する乱数が抽出され、特別変動入賞装置11の左
側に配設された普通図柄表示器(普通図柄変動表示装
置)26の図柄の変動表示ゲームが行われる。そして、
抽出した乱数が当たりであれば、普通図柄表示器26に
変動表示ゲームの結果として当たり表示(当たりの図柄
を停止表示)が行われて、始動口13の普通変動入賞装
置12が所定時間にわたって拡開され、遊技球の始動口
13への入賞の可能性が高められる。
【0031】遊技盤5ならびに前面枠4の要所には、装
飾ランプ、LED等(装飾用、報知用)が備えられる。
カバーガラス枠上部には、賞球の排出を報知する賞球排
出報知LED27、賞球の異常を報知する賞球異常報知
LED28が配設される。前面枠4の下部には、下皿2
1の右側に打球発射装置500の操作部30が配設され
る。遊技機には音出力装置(スピーカ)45が備えられ
る。
【0032】図2は遊技機の裏側を示すもので、前面枠
4の収納フレームに収装される遊技盤5の裏面側には、
各入賞装置(始動口13、一般入賞口14、特別変動入
賞装置11)の入賞球を案内する入賞球集合カバー(図
示されない)、変動表示装置10を制御する表示制御装
置350、遊技盤5、前面枠4、カバーガラス枠の装飾
ランプ、LED等を制御する装飾制御装置300、各制
御装置等に電源を供給する電源装置250、遊技盤用外
部出力端子(遊技盤側からのセンサ等の信号出力用)4
50等が取り付けられる。
【0033】前面枠4の裏面側には、収納フレーム裏面
に取付けられる裏機構盤40の上部に、枠用外部出力端
子(各制御装置等からの信号出力用ならびに遊技店の管
理装置からの信号受信用)800、外部から電源を取り
入れるターミナル基板850、遊技球を貯留する球貯留
タンク41、球貯留タンク41の球を樋ユニット部43
に誘導するシュート42が取り付けられる。シュート4
2ならびに樋ユニット部43は2条の流路に形成され
る。
【0034】裏機構盤40の右側には、樋ユニット部4
3の球を機前面の上皿20等に払い出す排出ユニット6
00、流路切換ユニット700が、裏機構盤40の左側
には、遊技を統括的に制御する遊技制御装置100が取
り付けられる。
【0035】裏機構盤40の下部には、スピーカ45の
音制御装置400、排出ユニット600、流路切換ユニ
ット700を制御する排出制御装置200、打球発射装
置500を制御する発射制御装置550が取り付けられ
る。
【0036】なお、遊技盤5は前面枠4から取り外し可
能で、遊技機本体(弾球遊技機の遊技盤5以外の構成で
あって、本体枠3、前面枠4、裏機構盤40等からなる
ユニット)から分離することができるようになってお
り、遊技機本体を共通利用して種類(ゲーム内容)の異
なる遊技盤5に交換することができる。さらに、遊技制
御装置100、表示制御装置350、装飾制御装置30
0、音制御装置400は、遊技盤5に従属して設けら
れ、遊技盤5の種類で決定する遊技の種類に合わせた制
御を行うように構成されているので、遊技盤5を別の種
類に交換する際には、これらの従属した制御装置も交換
する必要がある。
【0037】なお、900はカード球貸ユニット用中継
基板である。
【0038】図3には、排出ユニット600および流路
切換ユニット700からなる排出関連ユニットを詳細に
示す。
【0039】なお、排出ユニット600および流路切換
ユニット700は、2系統の球流路(球流路602、お
よび導入路702から排出路705に至る遊技球流路)
により遊技球排出を行うものであるが、図3には、その
うち1系統を断面図で示し、以下の説明ではこの1系統
について代表して説明をする。なお、他の1系統は、図
3の紙面奥側に並列に設けられている。また、球流路を
2系統設けたのは、遊技球を効率的に排出するためで、
賞球と貸球の区別とは関係しない。
【0040】図示されるように、排出ユニット600と
流路切換ユニット700は、上下に一体に組み付けられ
て、排出関連ユニットを構成している。
【0041】排出ユニット600は、遊技球の排出機構
であって、ケーシング601、球送出部610、排出用
パルスモータ620、ストッパ機構630等から構成さ
れる。
【0042】透明なケーシング601には、球流路60
2が形成されている。上方の樋ユニット部43からの遊
技球は、球入口603から球流路602に導入され、球
出口604から下方の流路切換ユニット700に排出さ
れる。
【0043】球送出部610は、球流路602に臨むよ
うに設けられる。この球送出部610には、スプロケッ
ト(切り欠き円盤)611、612と従動歯車(図示せ
ず)が、ケーシング601内に軸支された同一の回転軸
613に固定されて備えられ、同期回動するようになっ
ている。なお、スプロケット612は、図3には流路が
図示されない側の系統のスプロケットであって、図示さ
れないもう一つの球流路602に臨むように配設されて
いる。
【0044】スプロケット611、612外周の歯の間
の部分は、等間隔に並ぶ複数(実施の形態では8個)の
球受部614となっており、これらの球受部614の一
部が、球流路602に臨んでいる。これにより、球流路
602を通過する遊技球は、一つの球受部614に一球
ずつ保持されるようにして、スプロケット611、61
2の回転動作とともに順次送り出される。したがって、
排出ユニット600からは、スプロケット611、61
2の動作量(回転量)に比例した個数の遊技球が排出さ
れることになる。
【0045】なお、2つの系統のスプロケット611、
612は、互いに球受部614の1/2個分だけ位相が
ずれた状態で、回転軸613に固定されている。これに
より、スプロケット611、612からの遊技球の送り
出しは各系統から交互になされ、排出ユニット600か
らの遊技球排出を迅速かつスムーズに行うことができ
る。
【0046】排出用パルスモータ620の回転軸には、
図示されない原動歯車と、ストッパ機構630の回動規
制歯車631とが固定されている。この原動歯車と球送
出部610の従動歯車の間には、伝達歯車622が配設
される。これにより、従動歯車とスプロケット611、
612は、排出用パルスモータ620により一体に回転
駆動される。
【0047】ストッパ機構630は、排出用パルスモー
タ620の回転を規制するもので、回動規制歯車63
1、ストッパ部材633、リターンスプリング635、
ストッパソレノイド636等から構成される。
【0048】回動規制歯車631の外周には、上述した
スプロケット611外周の球受部614と同数のラチェ
ット歯632が、等間隔に形成されている。これらのラ
チェット歯632に、ストッパ部材(フラッパ)633
が係合することにより、回動規制歯車631の回動(図
3における時計回りの回動)が禁止される。なお、回動
規制歯車631とストッパ部材633はラチェット機構
を構成しており、係合時でも逆回転(図3における反時
計回りの回動)は許容される。
【0049】ストッパ部材633は、掛止部634に上
端側が揺動可能に支持され、揺動によりラチェット歯6
32に係脱可能となっているもので、常態ではリターン
スプリング635に付勢されてラチェット歯632に係
合している。
【0050】これに対して、ストッパソレノイド636
に通電すると、ストッパ部材633は、ストッパソレノ
イド636側に吸着され、リターンスプリング635に
抗して後退する。これにより、ストッパ部材633と回
動規制歯車631の係合が解除され、排出用パルスモー
タ620が回動可能となる。
【0051】このようにストッパ機構630を備えるこ
とにより、排出用パルスモータ620が回転の慣性や遊
技球の重みで余分に回転してしまうことを防止でき、ス
プロケット611の回転量を排出制御装置200によっ
て正確に制御できる。
【0052】流路切換ユニット700は、ケーシング7
01に、導入路702から排出路705に至る遊技球流
路を備えている。導入路702は、排出ユニット600
の球流路602の下端に(それぞれの系統毎に)連結し
ている。
【0053】遊技球流路は、賞球としての遊技球が導入
される賞球流路703と、貸球としての遊技球が導入さ
れる貸球流路704に分岐する。賞球流路703、貸球
流路704には、それぞれ賞球検出センサ713、貸球
検出センサ714が備えられ、通過した遊技球の数を流
路毎にカウントできるようになっている。
【0054】賞球流路703と貸球流路704の分岐部
には、流路切換弁720が設けられる。流路切換弁72
0は、回動軸721の回りで回動して、賞球流路703
と貸球流路704の入口を選択的に閉鎖するものであ
る。
【0055】流路切換弁720は、流路切換ソレノイド
(装置)730のプランジャ731に、連係部材72
2、723を介して連係している。
【0056】この流路切換ソレノイド730は、ラッチ
ングタイプのものであり、通電方向の切り換えによりプ
ランジャ731の位置が選択的に変更されるとともに、
通電OFF後にはその時点でのプランジャ731の位置
が保持されるものである。
【0057】詳しく説明すると、プランジャ731は外
周に固定された永久磁石732により磁化されていると
ともに、プランジャ731外周にはソレノイド733が
配設されており、このソレノイド733への通電方向の
切り換えにより、上方または下方に駆動される。また、
プランジャ731の上下にはそれぞれ金属製の固定部材
734、固定板735が備えられ、プランジャ731が
上方に駆動された場合にはその上端部が磁力により固定
部材734に接着し、プランジャ731が下方に駆動さ
れた場合にはその下端部が磁力により固定板735に接
着する。したがって、ソレノイド733への通電をOF
Fした場合でも、プランジャ731の位置は、固定部材
734または固定板735に接着した位置に保たれる。
【0058】連係部材723は軸724に軸支されたも
ので、一端はプランジャ731の下端と接続部材725
を介して連係し、他端は連係部材722に歯合してい
る。連係部材722は、流路切換弁720の回転軸72
1に固定されたもので、流路切換弁720と一体に回動
する。なお、連係部材722は保持スプリング725に
より付勢され、流路切換弁720にぐらつきが生じない
ようにされている。
【0059】このような構成により、流路切換弁720
の弁位置は、ソレノイド733への通電によるプランジ
ャ731の上下動とともに切り換えられるとともに、ソ
レノイド733への通電OFF後にも、通電直前の位置
が保持される。
【0060】すなわち、ソレノイド733への通電によ
りプランジャ731を下方に駆動すると、連係部材72
3は反時計回りに、連係部材722は時計回りにそれぞ
れ回動し、流路切換弁720は貸球流路704を閉鎖し
て賞球流路703を開放する弁位置に切り換わる(図3
の状態)。この結果、導入路702に導入された遊技球
は、総て賞球流路703に流れ込み、賞球検出センサ7
13により検出される。また、この状態でソレノイド7
33への通電をOFFとしても、プランジャ731は固
定板735と接着した位置に保持されるから、流路切換
弁720もそのまま賞球流路703開放の弁位置を保持
する。
【0061】一方、ソレノイド733への通電によりプ
ランジャ731を上方に駆動すると、連係部材723は
時計回りに、連係部材722は反時計回りにそれぞれ回
動し、流路切換弁720は賞球流路703を閉鎖して貸
球流路704を開放する弁位置に切り換わる。この結
果、導入路702に導入された遊技球は、総て貸球流路
704に流れ込み、貸球検出センサ714により検出さ
れる。また、この状態でソレノイド733への通電をO
FFとしても、プランジャ731は固定部材734と接
着した位置に保持されるから、流路切換弁720もその
まま貸球流路704開放のの弁位置を保持する。
【0062】賞球流路703と貸球流路704は下流の
排出路705において合流する。遊技球はこの排出路7
05から下方に排出され、上皿20に至る。
【0063】なお、中継基板740は、賞球検出センサ
713による検出信号の排出制御装置200および遊技
制御装置100への送信等を中継するものである。
【0064】なお、流路切換弁720は、本実施の形態
のようなラッチングタイプのものとは限られず、例え
ば、流路切換ソレノイド730にリターンスプリングを
備えることにより、流路切換ソレノイド730への非通
電状態では一方の弁位置(例えば賞球流路703を開放
する弁位置)に固定され、通電により他方の弁位置に切
り換えられるものとしてもよい。
【0065】図4は制御系のブロック構成を示すもの
で、遊技制御装置100、排出制御装置200、表示制
御装置350、装飾制御装置300、音制御装置40
0、電源装置250等からなる。
【0066】遊技制御装置100は、制御用のプログラ
ムおよび各種センサ(特別図柄始動センサ16、入賞セ
ンサ17A〜17N、カウントセンサ18、大入賞口継
続センサ19、普通図柄始動センサ24A、24B
等)、排出ユニット600の排出球を導く排出樋のオー
バーフロー流路(上皿20と下皿21とを結ぶ流路)の
オーバーフロー状態を検出するためのオーバーフローセ
ンサ50(図2参照)、排出ユニット600の上流に一
定数の球が有るかどうかを検出するための半端球検出セ
ンサ51(図2参照)、遊技盤5のカバーガラス枠(金
枠)開放センサ52、流路切換ユニット700の賞球検
出センサ713A、713B(賞球検出センサは流路切
換ユニット700の2系統の流路のそれぞれに設けてあ
り、図3の流路切換ユニット700の手前と奥で、A,
Bの符号を付けて区別している)等の検出信号に基づい
て、大当たりの抽選、異常発生の判定等を行うと共に、
各種制御装置(排出制御装置200、表示制御装置35
0、装飾制御装置300、音制御装置400)、大入賞
口ソレノイド11A、普通変動入賞装置ソレノイド12
A、普通図柄表示器26等に制御情報を送信することに
より、遊技を統括的に制御する。
【0067】賞球に関しては、遊技球が遊技領域8の各
入賞装置(始動口13、一般入賞口14、特別変動入賞
装置11)に入賞すると、入賞装置に基づき賞球数を設
定してある所定の賞球制御情報を排出制御装置200へ
送信する。
【0068】また、オーバーフローセンサ50によりオ
ーバーフロー流路のオーバーフロー状態が検出されたか
どうか、半端球検出センサ51により排出ユニット60
0の上流に一定数の球が無い球無し状態が検出されたか
どうか等の異常監視を行い、その監視結果を排出制御装
置200へ送信する。
【0069】排出制御装置200は、遊技制御装置10
0からの賞球制御情報またはカード球貸ユニット2から
の貸球要求に基づいて、排出ユニット600(排出用パ
ルスモータ等)および流路切換ユニット700(流路切
換ソレノイド)の動作を制御し、所要数の賞球または貸
球の排出を行わせる。
【0070】また、遊技制御装置100からの監視結果
(オーバーフロー流路がオーバーフロー状態か否か、排
出ユニット600の上流に一定数の球が有るか否かとい
う判定結果)を受信すると、該当する異常信号を報知制
御装置としての表示制御装置350、装飾制御装置30
0、音制御装置400へ送信する。このとき、監視結果
が異常を示すものであれば、排出ユニット600の球の
排出を禁止する処理も行う。
【0071】この監視結果によって特定される異常信号
は、単に監視結果を中継して表示制御装置350、装飾
制御装置300、音制御装置400に転送するだけのも
のでも良いが、排出制御装置200による監視の内容を
も考慮して決定しても良い。例えば、オーバーフロー状
態の発生を示す異常信号を、賞球排出と貸球排出とを区
別して設定しておいても良い。さらには、監視結果を中
継して異常信号として転送するタイミングを、排出ユニ
ット600の動作状態(球の排出の終了等)に合わせ
て、遅延させるようにしても良い。
【0072】また、排出制御装置200は、排出ユニッ
ト600の排出用パルスモータ620を作動しても賞球
検出センサ713A、713Bが球を検出しないとき
(球詰まり)、排出用パルスモータ620を作動せずに
賞球検出センサ713A、713Bが球を検出したとき
(異常排出)、排出制御装置200にカード球貸しユニ
ット2ならびのその操作パネル基板が接続されていない
とき、異常として、排出ユニット600の球の排出を禁
止すると共に、該当する異常信号を報知制御装置として
の表示制御装置350、装飾制御装置300、音制御装
置400へ送信する。
【0073】なお、貸球に関しては、貸球時に貸球検出
センサ714A、714B(貸球検出センサは流路切換
ユニット700の2系統の流路のそれぞれに設けてあ
り、図3の流路切換ユニット700の手前と奥で、A,
Bの符号を付けて区別している)により所定時間内に所
要数の貸球が検出されたかどうか等の異常監視を行い、
異常が発生した場合、排出ユニット600の球の排出を
禁止すると共に、該当する異常信号をカード球貸しユニ
ット2の操作パネル基板等へ送信する。
【0074】装飾制御装置300は、遊技制御装置10
0からの装飾制御情報に基づいて、遊技を進行するべ
く、各装飾ランプ(LEDを含む)201A〜201N
等の発光装置、賞球排出報知LED27等を制御すると
共に、特別図柄記憶表示器22、普通図柄記憶表示器2
5の表示を制御する。
【0075】また、装飾制御装置300は、排出制御装
置200から異常信号を受信すると、その異常信号に基
づき、賞球異常報知LED28を点灯または点滅すると
共に、各装飾ランプ(LEDを含む)201A〜201
Nあるいはそのうちの所定の装飾ランプ(LEDを含
む)を異常信号に基づき予め設定したパターンで点滅ま
たは点灯して、異常を報知する。
【0076】音制御装置400は、遊技制御装置100
からの音制御情報に基づいて、遊技を進行するべく、ス
ピーカ45からの効果音出力を制御する。
【0077】また、音制御装置400は、排出制御装置
200から異常信号を受信すると、その異常信号に基づ
き予め設定したメロディ、音声、効果音等をスピーカ4
5から出力して、異常を報知する。
【0078】表示制御装置350は、遊技制御装置10
0からの表示制御情報に基づいて、遊技を進行するべ
く、変動表示装置10における表示を制御する。表示制
御装置350には、変動表示ゲームの特別図柄の表示デ
ータを格納した図柄配列テーブル、変動表示ゲームの制
御データ、表示データ、ならびに背景画、キャラクタ、
文字情報等の表示データ、演出データを備えており、変
動表示ゲームの場合、変動表示装置10の複数の可変表
示領域に複数の特別図柄を変動表示すると共に、所定時
間後に変動表示を停止する制御を行う。大当たりが発生
した場合、大当たりの遊技の進行に対応した画像を表示
する。
【0079】また、表示制御装置350は、排出制御装
置200から異常信号を受信すると、その異常信号に基
づき予め設定した表示データ、表示制御パターンで変動
表示装置10に異常表示を行い、異常を報知する。
【0080】電源装置250は、外部からの交流電源を
直流電源等に変換して各種装置に供給する電源回路25
1のほかに、バックアップ電源部252、停電監視回路
253を備えている。停電監視回路253は、電源装置
250の所定の電圧降下を検出すると、停電検出信号、
リセット信号を順に、遊技制御装置100、排出制御装
置200等に出力する。遊技制御装置100、排出制御
装置200は、停電検出信号を受けると、所定の停電処
理を行い、リセット信号を受けると、CPUの動作を停
止する。バックアップ電源部252は、遊技制御装置1
00および排出制御装置200のRAMにバックアップ
電源を供給して、遊技データ(遊技情報)、賞球データ
(賞球情報)をバックアップする。
【0081】次に、異常報知の処理の手順ならびに解除
について説明する。
【0082】図5のように、電源投入後、ステップ2に
おいて(ステップ1は後述する)、賞球の排出条件が成
立しているかどうかを判定する。
【0083】これは、オーバーフロー流路がオーバーフ
ロー状態かどうか、排出ユニット600の上流に一定数
の球が無い球無し状態かどうかを判定する。
【0084】オーバーフロー流路がオーバーフロー状態
あるいは排出ユニット600の上流に一定数の球が無い
球無し状態のときは、賞球の排出条件不成立として、ス
テップ3に進み、遊技制御装置100からの該当監視結
果に基づくエラーコマンド(異常信号)を排出制御装置
200が報知制御装置(表示制御装置350、装飾制御
装置300、音制御装置400)へ送信する。ステップ
4にて、報知制御装置はそのエラーコマンドに応じたエ
ラー報知を行う。このとき、賞球異常報知LED28の
発光態様を異常の内容によって変化させることにより、
異常の内容を区別して報知する。
【0085】賞球の排出条件が成立しているときは、排
出ユニット600の排出用パルスモータ620の作動開
始によって、賞球検出センサ713A、713Bが球を
検出したかどうかを見る(ステップ6)。
【0086】賞球検出センサ713A、713Bが球を
検出した場合は正常なのでステップ2へ戻る。
【0087】賞球検出センサ713A、713Bが球を
検出しない場合は異常であることからステップ7に進
み、排出制御装置200が排出ユニット600の流路あ
るいは樋ユニット部43の流路の球詰まりを示すエラー
コマンド(異常信号)を報知制御装置(表示制御装置3
50、装飾制御装置300、音制御装置400)へ送信
する。ステップ8にて、報知制御装置はそのエラーコマ
ンドに応じたエラー報知を行う。
【0088】一方、排出ユニット600の排出用パルス
モータ620を作動していないときは、ステップ9に進
み、賞球検出センサ713A、713Bが球を検出する
ことがないかを見る。
【0089】賞球検出センサ713A、713Bが球を
検出しない場合は正常なのでステップ2へ戻る。
【0090】賞球検出センサ713A、713Bが球を
検出した場合は異常なのでステップ10に進み、排出制
御装置200が排出ユニット600の賞球の異常排出を
示すエラーコマンド(異常信号)を報知制御装置(表示
制御装置350、装飾制御装置300、音制御装置40
0)へ送信する。ステップ11にて、報知制御装置はそ
のエラーコマンドに応じたエラー報知を行う。
【0091】エラー報知を解除するには、以下の手順を
実行する。
【0092】まず、オーバーフロー流路のオーバーフロ
ー状態に対しては、機前面の下皿21の球を抜き、オー
バーフローセンサ50で球無しを検出させると、オーバ
ーフロー状態の異常状態がクリアされる。排出ユニット
600の上流に一定数の球が無い球無し状態に対して
は、球貯留タンク41に遊技球を補給して、半端球検出
センサ51で球有りを検出させると、球無し異常状態が
クリアされる。これらの、エラー状態が解除されると、
それぞれ、排出制御装置200から正常コマンドが送信
されることにより、報知制御装置(表示制御装置35
0、装飾制御装置300、音制御装置400)がエラー
報知を解除する。
【0093】また、排出ユニット600の排出用パルス
モータ620を作動しても賞球検出センサ713A、7
13Bが球を検出しない球詰まりの異常の場合は、排出
ユニット600あるいは樋ユニット部43の球詰まり要
因を解消する。排出用パルスモータ620を作動せずに
賞球検出センサ713A、713Bが球を検出した異常
の場合は、排出ユニット600等の異常要因を点検す
る。これらのエラーに関しては、排出ユニット600の
機構上の故障も考えられるので、必要に応じて部品交換
等が行われる。これらのエラー要因を除去した後、電源
を再投入すると、図5のステップ1にて、異常状態をク
リアし、報知制御装置(表示制御装置350、装飾制御
装置300、音制御装置400)がエラー報知を解除す
る。
【0094】なお、排出制御装置200にカード球貸し
ユニット2ならびのその操作パネル基板が接続されてい
ないときは、排出制御装置200からのカードユニット
未接続のエラーコマンドに基づき報知制御装置によりエ
ラー報知が行われ、接続が行われれば、排出制御装置2
00から報知制御装置に正常コマンドが送信され、エラ
ー報知が解除される。
【0095】次に、図6に表示制御装置350が行う変
動表示装置10における変動表示ゲームの表示例を、図
7に同じく変動表示装置10における異常表示の例を示
す。
【0096】図6は、変動表示ゲームのリーチ(特別図
柄の大当たりの組合せが発生するチャンスが大きい状
態)発生時の表示例を示すもので、特別図柄の表示と共
にキャラクタAを出現させて、リーチの興趣を高める演
出表示を行っている。また、音制御装置400がスピー
カ45からキャラクタAの声で、“リーチ”と発生する
ようにしている。
【0097】図7は、排出ユニット600の排出用パル
スモータ620を作動しても賞球検出センサ713A、
713Bが球を検出しない球詰まりの場合の異常表示の
例で、球詰まりの発生ならびに発生箇所を示す表示デー
タに前述のキャラクタAの表示データを組み合わせて、
エラー内容、エラー発生箇所を表示している。エラー発
生箇所は矢印を表示して指示している。キャラクタAは
エラー発生を動作指示するようにしている。また、音制
御装置400がスピーカ45からキャラクタAの声で、
エラーが発生した旨を報知するようにしている。
【0098】この場合、エラーの対処の方法も表示する
ようにしても良く、またスピーカ45からその説明を発
声するようにしても良い。また、エラー解除を段階的に
行うような場合は、段階を追う毎に、対処画面を順次切
り替えるようにしても良い。
【0099】このように、排出制御装置200から表示
制御装置350、装飾制御装置300、音制御装置40
0へ異常信号を送信し、その異常信号に基づき、表示制
御装置350、装飾制御装置300、音制御装置400
が異常報知を行うので、排出制御装置200に異常報知
のための専用の駆動回路を備えずにすみ、コストを低減
できる。
【0100】また、変動表示装置10の遊技の表示を行
う表示制御装置350、各装飾ランプ(LEDを含む)
201A〜201N等の遊技の装飾表示を行う装飾制御
装置300、スピーカ45からの遊技の効果音出力を行
う音制御装置400が、異常報知を行うので、多彩な異
常報知が可能である。
【0101】この場合、図7のように、変動表示装置1
0にエラー内容、エラー発生箇所を表示することによ
り、エラー内容、エラー発生箇所が分かりやすく、また
画像遊技のキャラクタAを出現させてエラー発生を表示
することにより、遊技者や従業員に親しみを感じさせな
がら異常報知を行うことになるので、遊技者に不快感等
を与えることなく異常報知を行える。また、エラーの対
処の方法も表示したり、スピーカ45からその説明を発
すれば、従業員がマニュアル等を見なくても対応できる
ため、極めて便利である。
【0102】また、表示制御装置350、装飾制御装置
300、音制御装置400は遊技盤5に従属して設けら
れるため、遊技盤5に対応して異常報知のデータを設定
しておけば、遊技盤5の交換に対して、排出制御装置2
00からの異常信号(および遊技制御装置100からの
異常信号)は同一のまま、遊技盤5の種類で決定する遊
技の種類に合った異常報知が可能である。
【0103】この場合、変動表示装置10に、画像遊技
にたびたび現れるキャラクタを出現させて異常報知を行
えば、趣向に富んだ異常報知を行える。また、遊技盤5
の交換に合わせて、より分かりやすい異常報知、エラー
の対処方法の表示等にバージョンアップすることが可能
である。
【0104】図8は本発明の別の実施の形態を示す。こ
れは、各制御装置間の通信形態の例で、遊技制御装置1
00から、各種制御装置(排出制御装置200、表示制
御装置350、装飾制御装置300、音制御装置40
0、発射制御装置500)への通信は単方向通信として
おり、各種制御装置に信号伝達方向規制手段であるバッ
ファ回路を設けて、遊技制御装置100から各種制御装
置への信号入力のみを許容し、各種制御装置から遊技制
御装置100への信号出力を禁止している。これによ
り、遊技制御装置100に各種制御装置との接続線を通
じて各種制御装置側から不正な信号が入力されないよう
にできる。
【0105】また、各種制御装置間の通信は双方向通信
を可能としており、排出制御装置200から各種報知制
御装置(表示制御装置350、装飾制御装置300、音
制御装置400)へは、図4のように排出制御装置20
0からの異常信号を各種報知制御装置に直接伝達する信
号伝達経路を設けるが、配線は図8のような接続経路で
あっても良い。
【0106】なお、実施の形態では、表示制御装置35
0、装飾制御装置300、音制御装置400を用いて異
常報知を行っているが、このうちのいずれか1つでも良
い。また、実施の形態では、遊技制御装置100が検出
した異常の監視結果も、排出制御装置200を介して表
示制御装置350、装飾制御装置300、音制御装置4
00へ送って、異常報知を行うようにしてあり、この場
合遊技制御装置100の送信の負担を軽減できるが、遊
技制御装置100が検出した異常の監視結果は、直接に
遊技制御装置100が直接表示制御装置350、装飾制
御装置300、音制御装置400へ送信するようにして
も良い。
【0107】また、実施の形態は、遊技機としてパチン
コ遊技機に適用した例を示したが、その他の遊技機、例
えばパチスロ、アレンジボール等の遊技機にも適用でき
る。
【0108】なお、今回開示された実施の形態は全ての
点で例示であって制限的なものではないと考えられるべ
きである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許
請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意
味および範囲内での全ての変更が含まれることが意図さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における遊技機の正面図で
ある。
【図2】遊技機の裏面図である。
【図3】排出関連ユニットを示す断面図である。
【図4】制御系のブロック構成図である。
【図5】異常報知の処理を示すフローチャートである。
【図6】変動表示装置における変動表示ゲームの表示例
を示す図である。
【図7】変動表示装置における異常表示の例を示す図で
ある。
【図8】本発明の別の実施の形態におけ各制御装置の通
信形態図である。
【符号の説明】
1 遊技機 2 カード球貸ユニット 5 遊技盤 10 変動表示装置(特別図柄変動表示装置) 11 特別変動入賞装置 12 普通変動入賞装置 13 始動口(特定入賞口) 16 特別図柄始動センサ 22 特別図柄記憶表示器 23A、23B 普通図柄始動ゲート 24A、24B 普通図柄始動センサ 25 普通図柄記憶表示器 26 普通図柄表示器(普通図柄変動表示装置) 27 賞球排出報知LED 28 賞球異常報知LED 45 音出力装置(スピーカ) 50 オーバーフローセンサ 51 半端球検出センサ 52 カバーガラス枠開放センサ 100 遊技制御装置 200 排出制御装置 300 装飾制御装置 350 表示制御装置 400 音制御装置 600 排出ユニット 700 流路切換ユニット 713A、713B 賞球検出センサ 714A、714B 貸球検出センサ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技を統括的に制御する遊技制御装置
    と、遊技の状態を報知する報知手段と、前記遊技制御装
    置からの指令信号に基づき前記報知手段を制御する報知
    制御装置と、遊技球を排出する排出機構と、前記排出機
    構の遊技球の排出を制御すると共に異常を監視する排出
    制御装置と、を備える遊技機において、 前記排出制御装置から前記報知制御装置に異常信号を伝
    達する信号伝達経路を設け、 前記報知制御装置は、前記排出制御装置から異常信号が
    伝達された場合、その異常信号に基づき異常を報知する
    べく前記報知手段を制御することを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 前記遊技制御装置には、前記排出制御装
    置で監視される異常とは別の種類の異常を監視して監視
    結果を前記排出制御装置に送信する監視結果送信手段を
    備え、前記排出制御装置はこの監視結果に対応する異常
    信号も前記報知制御装置に伝達することを特徴とする請
    求項1に記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 遊技領域を形成する遊技盤を備えると共
    に、この遊技盤は遊技機本体に交換可能に組み付けら
    れ、前記報知制御装置はその遊技盤に従属して設けられ
    ることを特徴とする請求項1または2に記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 前記報知手段は、音出力装置およびラン
    プ、LED等の発光装置および画像遊技を実行可能な表
    示装置のいずれか1つ以上を含むことを特徴とする請求
    項1〜3のいずれか1つに記載の遊技機。
  5. 【請求項5】 前記報知手段は画像遊技を実行可能な表
    示装置を含み、前記報知制御装置は表示装置にその画像
    遊技のキャラクタを用いて異常を表示することを特徴と
    する請求項1〜3のいずれか1つに記載の遊技機。
  6. 【請求項6】 前記報知制御装置は、異常の対処方法を
    報知するべく制御することを特徴とする請求項1〜5の
    いずれか1つに記載の遊技機。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016055019A (ja) * 2014-09-11 2016-04-21 サミー株式会社 弾球遊技機
JP2016055015A (ja) * 2014-09-11 2016-04-21 サミー株式会社 弾球遊技機
JP2016106930A (ja) * 2014-12-09 2016-06-20 株式会社三共 遊技機
JP2018008144A (ja) * 2017-10-19 2018-01-18 株式会社大一商会 遊技機

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