JP3992460B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技球の流路を、例えば賞球流路と貸球流路とに切り換える流路切換装置を備えた遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
遊技機、例えばパチンコ機には、球排出機構から排出された遊技球を流路切換弁によって異なる流路(賞球流路と貸球流路等)に導き、それぞれの流路に設けた別個の検出手段により検出するものがある。そして、流路切換弁は、これを駆動するソレノイドなどと共にケーシング内に収納されてユニット化されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ユニット化された流路切換装置は、ケーシング内のスペースに余裕がないので、ストロークの長いソレノイドを使用することは困難であり、ストロークの短いものを使用する。また、このソレノイドと流路切換弁との配置もスペースの制限があってコンパクト化の要求が強いので、流路切換弁にソレノイドのプランジャを直接接続することが困難であり、リンク機構や歯車などの機械的伝達機構を介して接続することとなる。そして、これらの機械的伝達機構を介してプランジャと流路切換弁との間を連繋すると、途中の繋ぎ部分のバックラッシュが積み重なってガタが大きくなる。このガタが大きくなると、ソレノイドのプランジャの直線運動を妨げるので、円滑な駆動に支障を生じてしまう。
このガタを抑制するためには、機械的伝達機構の途中にそれぞれ案内部材を設けてガイドすることも考えられるが、これでは部品点数が増大してしまい、また、装置全体が嵩張ってしまうので、コンパクト化の要求に応えられない。
【0004】
本発明は上記した事情に鑑み提案されたもので、その目的は、部品点数が増大したり装置が大型化することなくソレノイドのプランジャが支障なく直線運動して円滑に流路切換弁を駆動することができ、停電発生時にも、排出された遊技球を、賞球と貸球とに区別して正しく計数することができる遊技機を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記した目的を達成するために提案されたもので、請求項1に記載のものは、
バックアップエリアを有する排出制御装置と、
前記排出制御装置からの制御指令に基づいて、バックアップエリアの排出カウンタに設定された数の球を排出する球排出装置と、
前記球排出装置により排出された遊技球の流路を、ソレノイドの駆動によって切り換える流路切換装置と、
前記球排出装置をはじめとする各種装置の駆動に適した電圧に変換する電圧変換回路と、停電発生を検出する停電検出回路とを有し、停電発生時にバックアップ電源を供給する電源供給装置と、
を備えた遊技機であって、
前記流路切換装置は、
分岐部分から賞球検出センサを有する第1流路と貸球検出センサを有する第2流路とに分岐する遊技球流路を内部に形成したケーシングと、
分岐部分に設けられ、第1流路側に遊技球を流下させる第1状態と、第2流路側に遊技球を流下させる第2状態とに変換可能な流路切換部材と、
前記ソレノイドをケーシングの内部に固定する取付具と、
前記ソレノイドのプランジャに取り付けられた接続部材と、
該接続部材と流路切換部材との間を連繋する機械的伝達機構と、
を備え、
前記取付具は、ケーシングに取り付ける取付ベースと、この取付ベースから起立して、取付ベースに取り付けたソレノイドのプランジャ移動方向に対して略直角に位置する起立壁とからなり、起立壁には、起立壁の一辺側が開放して起立壁の厚み方向に貫通した案内溝を形成し、
前記接続部材の途中を取付具の案内溝内に通し、ソレノイドの作動によりプランジャが移動をする際に、案内溝の内縁により接続部材を案内するようにし、
前記ソレノイドは、通電OFF状態でプランジャの位置を保持するラッチングソレノイドで構成し、
前記停電検出回路による停電検出後、所定時間に亘って賞球検出センサまたは貸球検出センサによる遊技球検出があれば、前記排出カウンタを更新して、該排出カウンタを停電時にバックアップし、
前記流路切換部材は、分岐部分において回動軸により回動可能に構成され、ほぼ垂直に起立することにより前記第2流路の入口を閉塞して第1流路の入口を開放する前記第1状態と、傾倒することにより前記第1流路の入口を閉塞して第2流路の入口を開放する前記第2状態と、に変換し、
前記機械的伝達機構は、前記接続部材に接続されて前記ケーシングに設けられた支軸に対して揺動自在に止着された第1揺動片と、前記流路切換部材の回動軸と同軸上に固定されて流路切換部材と共に揺動自在な第2揺動片と、を備え、
前記第1揺動片と第2揺動片とは、対向する先端部分にそれぞれ歯車が形成され、該歯車の噛合により連繋され、
前記第2揺動片は、前記流路切換部材がほぼ垂直に起立する第1状態を保持する方向に付勢する保持スプリングに接続されていることを特徴とする遊技機である。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、代表的な遊技機であるパチンコ機を例に挙げて図面に基づいて説明する。ここで、図1はパチンコ機1とカード球貸ユニット2の正面図、図2はその背面図である。
【0009】
パチンコ機1は、大きな開口部を有する額縁状前面枠3の裏側に遊技盤4を装着し、遊技盤4の表面には、表示装置5、大入賞口6、一般入賞口7…などを配設した遊技領域8を形成し、ガラス枠9の下の開閉パネル10には上皿11を、前面枠3の下部中央に下皿12を、下皿12の右側に発射操作ハンドル13を、左側に灰皿14をそれぞれ設けてある。
【0010】
一方、カード球貸ユニット2には、前面のカード挿入部20に挿入されたプリペイドカードのデータの読込・書込等を行うカードリーダライタと制御装置が内蔵されている(何れも図示せず)。そして、このカード球貸ユニット2用の操作パネル21は前記上皿11に設けられ、該操作パネル21にはカード残高表示部22、球貸スイッチ23、カード返却スイッチ24等が設けられている。
【0011】
また、パチンコ機1の裏側には、図2に示すように、裏機構盤30の上部に上タンク31を、その下方に上タンク31内の遊技球を導出する球導出樋32を設け、球導出樋32の下端出口が接続する樋ユニット33に連通させて球排出装置(排出ユニット34)と流路切換装置(流路切換ユニット35)を上下に設け、球貸スイッチ23が操作されて球貸を行う場合、また打球が入賞して賞球を排出する場合には、排出ユニット34が作動することにより所定数の遊技球を流下し、これらの遊技球を流路切換ユニット35の賞球流路または貸球流路内に通してから案内路を介して上皿11または下皿12に払い出するように構成してある。
【0012】
次に、排出ユニット34および流路切換ユニット35について説明する。
本実施形態では、いずれのユニット34,35においても2系統の球流路により遊技球の排出を行うが、図3及び図4には、そのうち1系統を断面図で示し、以下の説明ではこの1系統について代表して説明する。なお、他の1系統は、図3及び図4の紙面奥側に並列に設けられている。
【0013】
排出ユニット34と流路切換ユニット35は、図3及び図4に示すように、排出ユニット34の下に流路切換ユニット35を組み付けて排出関連ユニット36としてある。
【0014】
まず、排出ユニット34は、遊技球の排出機構であり、ケーシング37内に、球送出部材38、排出用パルスモータ39、ストッパ機構40などを収納して構成されている。
【0015】
ケーシング37内には、球流路41が形成されている。上方の樋ユニット33からの遊技球は、球入口41aから球流路41内に導入され、球出口41bから下方の流路切換ユニット35に流下する。
【0016】
球送出部材38は、球流路41内に外周部分が入り込む状態で設けられる。この球送出部材38は、遊技球を1個係合可能な球受溝42aを外周部分に形成した2つのスプロケット42,42と従動歯車(図示せず)からなり、これらの各部材が回転軸に固定されて同期回転するようになっている。なお、スプロケット42は球流路41ごとに設けられ、両スプロケット42,42は球受溝42aを1/2個分だけ位相をずらした状態で固定されている。したがって、排出ユニット34からはスプロケット42の回動量に比例した個数の遊技球が排出されることになる。しかも、遊技球は、両スプロケット42,42から、すなわち両球流路41,41から交互に排出される。
【0017】
排出用パルスモータ39の回転軸には、図示されない原動歯車と、ストッパ機構40の回転規制歯車43とが固定されている。この原動歯車と球送出部材38の従動歯車(図示せず)の間には、伝達歯車44が噛合されている。これにより、スプロケット42は、排出用パルスモータ39の作動によって一体に回転駆動される。
【0018】
ストッパ機構40は、排出用パルスモータ39の回転を規制するもので、回転規制歯車43、ストッパ部材45、リターンスプリング46、ストッパソレノイド47等から構成される。
【0019】
回転規制歯車43は、外周に、ラチェット歯43a…が等間隔に形成されている。そして、これらのラチェット歯43a…にストッパ部材(フラッパ)45が係合することにより、回転規制歯車43の回転が規制される。なお、回転規制歯車43とストッパ部材45はラチェット機構を構成しており、係合時でも逆回転は許容される。
【0020】
ストッパ部材45は、掛け止め部48に上端側が揺動可能に支持され、揺動によりラチェット歯43aに係脱可能となっており、常態ではリターンスプリング46によって付勢され、ラチェット歯43aに係合している。
【0021】
これに対して、ストッパソレノイド47に通電すると、ストッパ部材45がストッパソレノイド47側に吸着され、リターンスプリング46による付勢力に抗して後退する。これにより、ストッパ部材45と回転規制歯車43の係合が解除され、排出用パルスモータ39が回転可能となる。
【0022】
この様な構成からなるストッパ機構40を備えるので、排出用パルスモータ39が回転の慣性や遊技球の重みで余分に回転してしまうことを防止でき、スプロケット42,42の回転量を排出制御装置によって正確に制御できる。
【0023】
次に、流路切換ユニット35について説明する。
流路切換ユニット35は、導電性樹脂製のケーシング51の内部の一側寄りに、上端の導入口52aから下端の排出口52bに至る遊技球流路52を形成し、遊技球流路52は途中から分岐して賞球流路53(本発明の第1流路に相当)と貸球流路54(本発明の第2流路に相当)となって排出口52bの手前で合流させ、賞球流路53の途中には賞球検出センサ55を、貸球流路54の途中には貸球検出センサ56をそれぞれ設け、各センサ55,56によって通過した遊技球を流路53,54毎にカウントできるようになっている。
【0024】
賞球流路53と貸球流路54とに分岐する分岐部には、流路切換部材としての流路切換弁57を回動軸57aにより回動可能に設け、ケーシング51の内部の他側寄りの内面に、金属製の取付具58を介して流路切換ソレノイド59を取り付け、該流路切換ソレノイド59のプランジャ59aと上記流路切換弁57との間を、プランジャ59a下端に取り付けた接続部材60を介してリンク機構や歯車などの機械的伝達機構により連繋する。なお、この機械的伝達機構については後述する。
【0025】
流路切換ソレノイド59は、本実施形態ではラッチングタイプのソレノイドを使用しており、通電方向の切換によりプランジャ59aの位置が選択的に変更されるとともに、通電OFF後にはその時点でのプランジャ59aの位置が保持される。
【0026】
詳述すると、流路切換ソレノイド59の筐体59b内に電磁コイル59cと永久磁石59dが配設されており、これらの内側に設けた孔内にプランジャ59aが挿通されている。プランジャ59aは、永久磁石59dにより磁化されており、電磁コイル59cへの通電方向の切り換えにより上方(縮側)または下方(伸側)に駆動される。プランジャ59aの先端近傍に設けられたフランジ状のスプリング係止部59eと筐体59bとの間に、プランジャ59aを下方に付勢するバネ力の弱いスプリング59fが介装され、プランジャ59aの下端には連繋部材との接続部材60がピンP1(図5参照)により接続されている。
また、プランジャ59aのストロークの上端側には、流路切換ソレノイド59の筐体59bの内部に第1吸着部材59gが設けられ、プランジャ59aが上方に駆動された場合に、永久磁石59dの磁力によりプランジャ59aが第1吸着部材59gに吸着して保持される。
【0027】
また、プランジャ59aのストロークの下端側には、流路切換ソレノイド59を取り付ける取付具58に一体化した起立壁58aが位置しており、この起立壁58aが第2吸着部材として機能し、プランジャ59aが下方に駆動された場合に、永久磁石59dの磁力によってプランジャ59aがこの起立壁58aに吸着して保持される。
【0028】
図5に示すように、取付具58は、鉄板を断面L字状に屈曲成形したものであり、ケーシング51の内面に当接して取り付ける垂直方向の取付ベース58bと、この取付ベース58bの下端から直角に起立させた水平方向の起立壁58aとからなる。そして、起立壁58aには、起立壁58aの一辺58c側が開放して取付ベース58bに平行な方向に切り込まれて起立壁58aの厚み方向に貫通した案内溝58dを形成する。
【0029】
この案内溝58dは、プランジャ59aの下端に取り付けた接続部材60を案内するための溝であり、接続部材60ががたつくことなく丁度嵌合して上下方向に直進移動させる。
【0030】
接続部材60は、プランジャ59aの下端が嵌合するリング状の環状取付部60aと、この環状取付部60aの下方に延設した中央壁60bと、該中央壁60bの一側に中央壁60bに対して略直行して設けられた前面壁60cと、下端に形成した軸受部60dとからなり、上下方向の途中は、中央壁60bと前面壁60cとからなる断面略T字状である。したがって、環状取付部60a内にプランジャ59aを嵌合してピンP1を環状取付部60aの側面の孔からプランジャ59aの孔内に挿入すると接続部材60をプランジャ59aに止着することができる。
【0031】
そして、この状態で接続部材60の中央壁60bを起立壁58aの案内溝58d内に入れてから流路切換ソレノイド59の筐体59bを取付ベース58bに当接し、取付ベース58bの裏側からビスB,Bをビス孔58e,58eに通して筐体59bの雌ねじ孔に締め込むと、流路切換ソレノイド59を取付具58の所定位置に固定することができる。
なお、環状取付部60a内にプランジャ59aを嵌合すると、プランジャ59aの先端が環状取付部60aの下面とほぼ面一となり、中央壁60bに遮られない部分が起立壁58aに吸着可能である。
【0032】
このようにして流路切換ソレノイド59を取付具58に固定すると、図6に示すように、接続部材60の中央壁60bが案内溝58d内に丁度収納され、しかも前面壁60cが起立壁58aの前記一辺58c近傍に位置するので、プランジャ59aが上方または下方に移動する際に、接続部材60は、中央壁60bが案内溝58dの内縁によって左右方向が案内され、後方に関しては前面壁60cが起立壁58aの一辺58cの縁によって案内されることとなる。したがって、流路切換ソレノイド59が作動するたびに、接続部材60は、案内溝58dと起立壁58aの一辺58cに案内されて、左右方向及び後方にがたつくことなく所定の直線軌跡上を昇降する。なお、案内溝58dと中央壁60bとの間のクリアランスは、接続部材60が円滑に上下動できる最小限であることがガタを最小限に抑えて尚且つ円滑に案内する上で望ましい。
【0033】
また、ケーシング51が導電性プラスチックによって成型され、金属製の取付具58と導通されているので、流路切換ソレノイド59からの電磁波によって取付具58等に生じるおそれのある誘導電流や静電気等をケーシング51を通じてアースへ逃がすこともできる。これにより、耐ノイズ性を高めることができる。さらに、取付具58が金属製であるため、放熱性を高めることもでき、ソレノイドに対する負担を軽減することができる。
【0034】
次に、機械的伝達機構について説明する。
図7及び図8に示すように、本実施形態における機械的伝達機構は、長手方向の途中を支軸70により揺動自在な状態でケーシング51内に止着された正面視略く字状の第1揺動片71と、流路切換弁57の軸57aと同軸上に固定されて流路切換弁57と共に揺動自在な状態でケーシング51内に止着された正面視略扇形の第2揺動片72とから構成されており、第1揺動片71と第2揺動片72とは、対向する先端部分にそれぞれ形成された扇形歯車の噛合により連繋されている。
【0035】
第1揺動片71は、一端に、前記接続部材60の下端に形成された軸受部60dを遊嵌可能なポケット状の接続受部71aが形成されている。したがって、この接続受部71a内に接続部材60の軸受部60dを遊嵌して側面からピンP2をピン孔71b(図5参照)に挿入すると、接続部材60と第1揺動片71とを円滑に回動可能な状態で接続することができる。また、この第1揺動片71の接続受部71aのピン孔71bから支軸70までの長さよりも、支軸70から扇形歯車71cまでの長さを長く設定してある。したがって、流路切換ソレノイド59のプランジャ59aのストローク長さに対応する変位長さを増幅して第2揺動片72に伝達することとなる。
【0036】
第2揺動片72は、扇形の要の部分を軸着して円弧部分に歯72aを形成したものあり、歯72aの両端部分から歯先よりも突出したストッパー72b,72bを設けてある。したがって、噛合する第1揺動片71の揺動により第2揺動片72が一方に、または他方に揺動した場合、所定の揺動範囲を超えるとストッパー72bが第1揺動片71の先端部分側面に当接して強制的に停止させる。このため、第1揺動片71と第2揺動片72の噛合が外れることを防止できる。また、この第2揺動片72には、保持スプリング73の一端を接続する接続部72cを有し、この保持スプリング73からの付勢力により、流路切換弁57が図3に示す状態を保持し易いように構成されている。
【0037】
次に、上記した構成からなる流路切換ユニット35の作用について説明する。図3及び図7に示す状態、すなわち流路切換弁57がほぼ垂直に起立して貸球流路54の入口を閉塞して賞球流路53の入口を開放して停止する第1状態から電磁コイル59cが永久磁石59dと同じ方向に磁界を生じるように通電されると、永久磁石59dの磁化によって第2吸着部材(起立壁58a)に吸着保持されていたプランジャ59aは、電磁コイル59cの磁力によって上方に変位し、これにより接続部材60も上昇する。この接続部材60の上昇途中においては、中央壁60bが起立壁58aの案内溝58dにより左右方向の位置が規制され、また前面壁60cが起立壁58aの一辺58cにより後方への位置が規制され、これにより第1揺動片71が大きく振れることなく揺動して第2揺動片72を流路切換弁57と共に保持スプリング73の付勢力に抗して図3中反時計方向に揺動する。したがって、第1揺動片71、第2揺動片72の振れは最小限に抑えられ、ケーシング51内の狭いスペースで正確且つ確実に作動する。
【0038】
プランジャ59aが十分に上昇して上端に到達すると、プランジャ59aの上端が、永久磁石59dの磁化によって第1吸着部材59gに吸着保持され、このプランジャ59aの上昇により流路切換弁57が十分に回動して、図8(b)に示すように傾倒して停止する。この傾倒状態では、賞球流路53の入口を閉塞して貸球流路54の入口を開放する第2状態に変換される。なお、電磁コイル59cの通電をOFFしても、プランジャ59aが第1吸着部材59gに吸着して保持されるので、流路切換弁57もこの第2状態を維持する。
【0039】
流路切換弁57が第2状態を維持すると、この状態で排出ユニット34から排出された遊技球は貸球流路54内に案内され、貸球検出センサ56によりカウントされてから流下し、上皿11または下皿12に払い出される。
【0040】
また、図8に示す第2状態から電磁コイル59cが永久磁石59dと逆方向の磁界を生じるように通電されると、永久磁石59dの磁化によって第1吸着部材59gに吸着保持されていたプランジャ59aは、電磁コイル59cの磁力の反発によって下方に変位し、これにより接続部材60も下降する。この接続部材60の下降途中においては、上昇時と同様に、中央壁60bが起立壁58aの案内溝58dにより左右方向の位置が規制され、また前面壁60cが起立壁58aの一辺58cにより後方への位置が規制され、これにより第1揺動片71が大きく振れることなく揺動して第2揺動片72を流路切換弁57と共に図8(b)中時計方向に揺動する。したがって、第1揺動片71、第2揺動片72の振れは最小限に抑えられされる。
【0041】
プランジャ59aが十分に下降して起立壁58aに当接すると、プランジャ59aの下端が、永久磁石59dの磁化によって第2吸着部材である起立壁58aに吸着保持され、このプランジャ59aの下降により流路切換弁57が十分に回動して、図3及び図7に示す初期状態、すなわち、賞球流路53の入口を開放して貸球流路54の入口を閉塞する第1状態に復帰して停止する。なお、電磁コイル59cの通電をOFFしても、プランジャ59aが第2吸着部材に吸着して保持されるので、流路切換弁57も第1状態を維持する。
【0042】
流路切換弁57が第1状態を維持すると、この状態で排出ユニット34から排出された遊技球は賞球流路53内に案内され、賞球検出センサ55によりカウントされてから流下し、上皿11または下皿12に払い出される。
【0043】
次に、上記したパチンコ機1の制御系について説明する。ここで、図9は、パチンコ機1の制御系の一部を示すブロック構成図である。
【0044】
図9に示すように、このパチンコ機1は、遊技を統轄的に制御する主制御装置としての遊技制御装置80を備えている。この遊技制御装置80は、CPU、ROM及びRAMを有する遊技用マイクロコンピュータ(遊技制御部)81と、入出力インターフェース82と、クロック信号を発生する発振回路83等から構成されるもので、排出制御装置84、表示制御装置85、装飾制御装置86、音制御装置87といった各種制御装置に制御指令を送信する。
【0045】
遊技用マイクロコンピュータ81のCPUは、遊技制御装置80における制御(すなわち遊技制御)を司る遊技制御手段であり、ROMは遊技制御のための不変の情報(各種プログラム、各種定数等)を記憶している不変情報記憶手段である。また、RAMは、遊技制御時にワークエリアとして利用される作業情報記憶手段であり、バックアップエリアと制御エリアとから構成される。ここで、バックアップエリアは、停電時にもデータ内容がバックアップされ、停電復帰後の遊技再開時にも原則としてデータ内容が初期化されないエリアであり、チェックデータの他、後述する確認カウンタ値等が記憶されている。また、制御エリアは、バックアップエリア以外の領域であり、後述する確認タイマのタイマ値等が記憶されている。
【0046】
遊技制御装置80には、各種入賞口(大入賞口6、一般入賞口7等)毎に設けられて、遊技球の入賞を検出可能な入賞検出センサ群88からの検出信号が入力される。遊技制御装置80は、入賞検出センサ群88による遊技球の入賞検出に基づいて大当たりの抽選等を行うと共に、各種制御装置84〜87や大入賞口6等の各種装置を制御する。例えば、各種入賞口への入賞があると、その入賞口の種類に対応した賞球排出を行うように、排出制御装置84に賞球排出指令を送信する。この場合、各種入賞口には、入賞に対応して払い出されるべき賞球数(1個〜15個の範囲で設定された個数)が、あらかじめ対応づけられている。そして、賞球排出指令には、その送信の契機となった入賞に対応する賞球数を、排出要求数として含ませている。
【0047】
なお、遊技制御装置80と各種制御装置84〜87との通信形態は、遊技制御装置80から各種制御装置84〜87への単方向通信となっている。これにより、遊技制御装置80に各種制御装置84〜87との接続線を通じて不正な信号が入力されないようにでき、遊技の信頼性を高めることができる。
【0048】
また、遊技制御装置80には、中継基板89を介して賞球検出センサ55からの検出信号が入力される。そして、遊技制御装置80は、賞球検出センサ55からの検出信号に基づき、所定数(例えば10個)の賞球が検出される度に、賞球払出信号を、外部出力端子90を介して、管理装置(すなわち、遊技店において複数の遊技機を管理するホストコンピュータ)に向けて送信する。
【0049】
また、遊技制御装置80は、後述する停電検出後には、所定時間に亘って賞球検出センサ55からの検出信号を監視し、この賞球検出センサ55による賞球検出があれば確認カウンタを更新する。すなわち、停電検出があった直後において、賞球検出センサ55には、電源供給装置91からの12V電圧の供給が所定時間に亘って続いていることから、この賞球検出センサ55は遊技球を検出可能な状態にある。また、上記したように流路切換弁57の傾倒状態は、電磁コイル59cへの通電がOFFとなった後も保持され続ける。このため、停電検出があった後でも、賞球検出センサ55では、賞球の検出を正しく行い得ると考えられ、所定時間の間は賞球検出に基づいて確認カウンタの更新を行う。
この場合、所定時間は、排出ユニット34の球出口41bからは排出されたが未だ賞球検出センサ55に達していない遊技球が、賞球検出センサ55に検出されるまでの見込み時間であり、例えば1秒程度に設定される。
【0050】
排出制御装置84は、遊技球の排出関連の制御を行う制御装置であり、CPU、ROM、RAMを有する排出制御用マイクロコンピュータ(排出制御部)92と、入出力インターフェース93と、クロック信号を発生する発振回路94等から構成される。
【0051】
排出制御装置84のCPUは、排出制御装置84における各種制御を司る排出制御手段であり、ROMはこれらの制御のための不変の情報(各種プログラム、各種定数等)を記憶している記憶手段である。また、RAMは、制御時にワークエリアとして利用される記憶手段であり、停電時にもデータ内容がバックアップされるバックアップエリアと、それ以外の制御エリアとから構成される。バックアップエリアには、チェックデータの他、後述する排出カウンタ値、貯留カウンタ値、識別フラグ値等が記憶されている。
【0052】
この排出制御装置84は、遊技制御装置80からの賞球制御指令又はカード球貸ユニット2からの貸球制御指令に基づいて、排出ユニット34(排出用パルスモータ39及びストッパソレノイド47)及び流路切換ユニット35(流路切換ソレノイド59)を駆動し、賞球又は貸球の排出を行わせる。
【0053】
詳しく説明すると、排出制御装置84は、賞球排出指令を受けると、この排出指令に含まれている排出要求数を、RAMの貯留カウンタに累積記憶する。なお、この貯留カウンタの形態としては、指令された排出要求自体を積算して記憶するものや、排出要求数の種類(個数)毎に指令された件数を積算して記憶するもの等がある。
【0054】
このようにして貯留カウンタに記憶がある場合、排出制御装置84は、貯留カウンタに記憶されている排出要求数を排出カウンタに順次設定するとともに、流路切換ソレノイド59の電磁コイル59cに賞球流路開放方向の通電をし、流路切換弁57を賞球流路53側の弁位置とする。そして、排出カウンタに設定された個数の球を排出するように、排出用パルスモータ39にパルス送信を行って、賞球排出を行わせる。
【0055】
また、貸球制御指令があった場合には、排出制御装置84は、貸球排出数を排出カウンタに設定すると共に、流路切換ソレノイド59の電磁コイル59cに貸球流路54開放方向の通電をし、流路切換弁57を貸球流路54側の弁位置とした後、排出用パルスモータ39に排出カウンタへの設定分のパルス送信を行って、貸球排出を行わせる。
【0056】
このようにして排出された遊技球は、賞球検出センサ55又は貸球検出センサ56により検出され、中継基板89を介して、排出制御装置84に入力される。これにより、検出分の貯留カウンタ値及び排出カウンタ値はクリアされる。
【0057】
また、排出制御装置84は、所定数(例えば、貸球の払出単位である25個)の貸球排出が検出される度に、枠用外部出力端子90を介して、管理装置に貸球払出信号を送信する。
【0058】
また、排出制御装置84は、後述する停電検出後は、所定時間に亘って、検出センサ(賞球検出センサ55又は貸球検出センサ56)による遊技球検出(賞球検出又は貸球検出)があれば排出カウンタを更新する。
即ち、停電検出された後でも、所定期間に亘って賞球検出センサ55及び貸球検出センサ56は検出可能な状態にあり、また流路切換弁57は電磁コイル59cへの通電がOFFとなった後も停電発生の時点で実行されていた側(賞球側又は貸球側)に保持され続けることから、検出センサ55,56では正しく遊技球の検出を行い得ると考えられる。このため、所定時間の間は、この遊技球検出に基づいて排出カウンタの減算処理を行う。
【0059】
なお、この場合における所定時間は、排出ユニット34の球出口41bからは排出されたが未だ検出センサ55,56に達していない遊技球が、賞球検出センサ55又は貸球検出センサ56により検出されるまでの見込み時間であり、前記遊技制御装置80における所定時間と同じ時間、例えば1秒程度に設定される。
【0060】
電源供給装置91は、DC5V生成回路95等の電圧変換回路96、停電検出回路97、バックアップコンデンサ98等から構成される。
【0061】
電圧変換回路96は、各種装置の駆動に適した電圧に変換する回路である。例えば、各種センサ(賞球検出センサ55、貸球検出センサ56等)へ向けて12V電圧が供給され、遊技制御装置80や排出制御装置84等の各制御装置に向けて5V電圧が供給される。
【0062】
停電検出回路97は、停電発生を検出する回路であり、電源電圧が所定電圧以下へ低下することを監視する。停電発生時において、停電検出回路97からは、遊技制御装置80のCPU、排出制御装置84のCPU等に停電検出信号の送信がなされる。なお、停電時には、電圧の高い電源から順に、所定電圧の供給ができなくなっていくことになるから、停電検出回路97による停電検出後もしばらくの間は、センサ用の12V電圧、制御装置用の5V電圧は供給が続き、各種センサや各種制御装置は、動作を続けることになる。
【0063】
バックアップコンデンサ98は、停電発生時に、遊技制御装置80のRAM及び排出制御装置84のRAMにバックアップ電源を供給するものである。
【0064】
そして、本実施形態では、流路切換ソレノイド59をラッチングタイプとし、通電OFF後においても通電OFF時点でのポジションが保持されるタイプのもので構成したこと、及び、検出センサ(賞球検出センサ55、貸球検出センサ56)、遊技制御装置80、及び、排出制御装置84には、停電検出後にも12Vや5Vの動作電源が供給されて、所定時間の間は遊技球の検出が継続されるように構成したので、停電発生時にも、排出ユニット34から排出された遊技球を、賞球と貸球とに区別して正しく計数することができる。
【0065】
また、流路切換ソレノイド59をラッチングタイプとしたので、流路切換弁57は、停電により通電OFFとなったときもそのままの弁位置で保持され、停電復帰後の排出開始に至るまで切り換えられることがない。このため、遊技球の排出中に流路切換弁57が切り替わって遊技球を挟み込んでしまう不具合を防止できる。その結果、停電復帰後において遊技球の排出を開始するときに、挟み込まれた遊技球を排出すべく流路切換弁57をいったん動作させる等の制御が不要となり、制御が簡素化できる。
【0066】
なお、本発明では、通常動作時において遊技球排出の制御を行っていないときには、流路切換弁57を賞球側に設定しておくことも貸球側に設定しておくこともできるが、本実施形態では、賞球側に設定するようにした。このように構成すると、遊技球排出の制御をしておらず、本来排出されるべきでないときに排出された遊技球は、賞球と同様に賞球検出センサ55により検出され、この検出信号は遊技制御装置80に入力される。したがって、排出機構の故障や不正行為等による不適正な遊技球の排出を、遊技制御装置80で監視できる。
【0067】
また、今回開示された実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではない。また、本発明の範囲は、特許請求の範囲によって示されるもので、特許請求の範囲内での全ての変更を含むものである。
【0069】
また、流路切換ユニット35は、賞球流路53と貸球流路54との切換用に限定されるものではない。例えば、上タンク31内の遊技球をパチンコ機1の外部に排出する球抜き用の流路切換ユニット35として用いても良い。
【0070】
また、接続部材60と流路切換弁57(流路切換部材)との間を連繋する機械的伝達機構は、第1揺動片71及び第2揺動片72とからなる構成に限らず、一般的なリンク機構や歯車による伝達機構であってもよい。
【0071】
さらに、本発明は、パチンコ機1に限らず、流路切換装置を備えた遊技機であれば適用できる。例えば、アレンジボール遊技機や雀球遊技機にも適用できる。
【0072】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、接続部材の途中を取付具の案内溝内に通し、ソレノイドの作動によりプランジャが移動をする際に、案内溝の内縁により接続部材を案内するようにしたので、ソレノイドが作動するたびに、接続部材は、案内溝の内縁に案内されて、左右方向にがたつくことなく所定の直線軌跡上を移動する。これにより、円滑に流路切換弁を駆動できる。また、案内溝は、ソレノイドを固定する取付具の取付ベースから起立させて設けた起立壁に形成しているので、部品点数が増大したり装置が大型化することがなく、構造の簡素化が図れて小型化に適する。
また、本発明は、バックアップエリアを有する排出制御装置と、前記排出制御装置からの制御指令に基づいて、バックアップエリアの排出カウンタに設定された数の球を排出する球排出装置と、前記球排出装置により排出された遊技球の流路を、ソレノイドの駆動によって切り換える流路切換部材と、停電検出回路で停電発生を検出するとバックアップ電源を供給する電源供給装置と、を備え、
流路切換装置は、賞球検出センサを有する第1流路と貸球検出センサを有する第2流路とに分岐する遊技球流路を内部に形成したケーシングを有し、
前記ソレノイドは、通電OFF状態でプランジャの位置を保持するラッチングソレノイドで構成し、
前記停電検出回路による停電検出後、所定時間に亘って賞球検出センサまたは貸球検出センサによる遊技球検出があれば、前記排出カウンタを更新して、該排出カウンタを停電時にバックアップすることができるので、停電が発生して通電がOFF状態になった時にもポジションが保持され、しかも保持スプリングが流路切換部材を第1状態を保持するように付勢するので、バックアップ電源の供給によって、実際に排出された遊技球を、賞球と貸球とに区別して正しく計数することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ機とカード球貸ユニットの正面図である。
【図2】パチンコ機とカード球貸ユニットの背面図である。
【図3】排出ユニットおよび流路切換ユニットの断面図である。
【図4】流路切換ユニットの構造を説明する斜視図である。
【図5】流路切換ソレノイド及び取付具の分解斜視図である。
【図6】接続部材と起立壁の係合状態を説明する断面図である。
【図7】(a)及び(b)は、機械的伝達機構を説明する図であり、賞球流路の入口を開放した第1状態を示す。
【図8】(a)及び(b)は、機械的伝達機構を説明する図であり、貸球流路の入口を開放した第2状態を示す。
【図9】パチンコ機の制御系の一部を示すブロック構成図である。
【符号の説明】
1 パチンコ機
2 カード球貸ユニット
3 前面枠
4 遊技盤
5 表示装置
6 大入賞口
7 一般入賞口
8 遊技領域
9 ガラス枠
10 開閉パネル
11 上皿
12 下皿
13 発射操作ハンドル
14 灰皿
20 カード挿入部
21 操作パネル
22 カード残高表示部
23 球貸スイッチ
24 カード返却スイッチ
30 裏機構盤
31 上タンク
32 球導出樋
33 樋ユニット
34 排出ユニット
35 流路切換ユニット
36 排出関連ユニット
37 ケーシング
38 球送出部材
39 排出用パルスモータ
40 ストッパ機構
41 球流路
42 スプロケット
43 回転規制歯車
44 伝達歯車
45 ストッパ部材
46 リターンスプリング
47 ストッパソレノイド
48 掛け止め部
51 ケーシング
52 遊技球流路
52a 導入口
52b 排出口
53 賞球流路(第1流路の一種)
54 貸球流路(第2流路の一種)
55 賞球検出センサ
56 貸球検出センサ
57 流路切換弁
58 取付具
58a 起立壁
58b 取付ベース
58c 起立壁の一辺
58d 案内溝
59 流路切換ソレノイド
60 接続部材
60a 環状取付部
60b 中央壁
60c 前面壁
60d 軸受部
70 支軸
71 第1揺動片
72 第2揺動片
73 保持スプリング
80 遊技制御装置
81 遊技用マイクロコンピュータ
82 入出力インターフェース
83 発振回路
84 排出制御装置
85 表示制御装置
86 装飾制御装置
87 音制御装置
88 入賞検出センサ群
89 中継基板
90 外部出力端子
91 電源供給装置
92 排出制御用マイクロコンピュータ
93 入出力インターフェース
94 クロック信号を発生する発振回路
95 DC5V生成回路
96 電圧変換回路
97 停電検出回路
98 バックアップコンデンサ

Claims (1)

  1. バックアップエリアを有する排出制御装置と、
    前記排出制御装置からの制御指令に基づいて、バックアップエリアの排出カウンタに設定された数の球を排出する球排出装置と、
    前記球排出装置により排出された遊技球の流路を、ソレノイドの駆動によって切り換える流路切換装置と、
    前記球排出装置をはじめとする各種装置の駆動に適した電圧に変換する電圧変換回路と、停電発生を検出する停電検出回路とを有し、停電発生時にバックアップ電源を供給する電源供給装置と、
    を備えた遊技機であって、
    前記流路切換装置は、
    分岐部分から賞球検出センサを有する第1流路と貸球検出センサを有する第2流路とに分岐する遊技球流路を内部に形成したケーシングと、
    分岐部分に設けられ、第1流路側に遊技球を流下させる第1状態と、第2流路側に遊技球を流下させる第2状態とに変換可能な流路切換部材と、
    前記ソレノイドをケーシングの内部に固定する取付具と、
    前記ソレノイドのプランジャに取り付けられた接続部材と、
    該接続部材と流路切換部材との間を連繋する機械的伝達機構と、
    を備え、
    前記取付具は、ケーシングに取り付ける取付ベースと、この取付ベースから起立して、取付ベースに取り付けたソレノイドのプランジャ移動方向に対して略直角に位置する起立壁とからなり、起立壁には、起立壁の一辺側が開放して起立壁の厚み方向に貫通した案内溝を形成し、
    前記接続部材の途中を取付具の案内溝内に通し、ソレノイドの作動によりプランジャが移動をする際に、案内溝の内縁により接続部材を案内するようにし、
    前記ソレノイドは、通電OFF状態でプランジャの位置を保持するラッチングソレノイドで構成し、
    前記停電検出回路による停電検出後、所定時間に亘って賞球検出センサまたは貸球検出センサによる遊技球検出があれば、前記排出カウンタを更新して、該排出カウンタを停電時にバックアップし、
    前記流路切換部材は、分岐部分において回動軸により回動可能に構成され、ほぼ垂直に起立することにより前記第2流路の入口を閉塞して第1流路の入口を開放する前記第1状態と、傾倒することにより前記第1流路の入口を閉塞して第2流路の入口を開放する前記第2状態と、に変換し、
    前記機械的伝達機構は、前記接続部材に接続されて前記ケーシングに設けられた支軸に対して揺動自在に止着された第1揺動片と、前記流路切換部材の回動軸と同軸上に固定されて流路切換部材と共に揺動自在な第2揺動片と、を備え、
    前記第1揺動片と第2揺動片とは、対向する先端部分にそれぞれ歯車が形成され、該歯車の噛合により連繋され、
    前記第2揺動片は、前記流路切換部材がほぼ垂直に起立する第1状態を保持する方向に付勢する保持スプリングに接続されていることを特徴とする遊技機。
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