JP2002150770A - 半導体記憶装置およびそのリフレッシュ方法 - Google Patents

半導体記憶装置およびそのリフレッシュ方法

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JP2002150770A JP2001262251A JP2001262251A JP2002150770A JP 2002150770 A JP2002150770 A JP 2002150770A JP 2001262251 A JP2001262251 A JP 2001262251A JP 2001262251 A JP2001262251 A JP 2001262251A JP 2002150770 A JP2002150770 A JP 2002150770A
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卓哉 廣田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リフレッシュ時の消費電力を従来のものより
さらに小さくすることができる半導体記憶装置を提供す
る。 【解決手段】 セルアレイS0、S1は各々4つのブロ
ックB00〜B03、B10〜B13に分けられてい
る。通常の読出/書込時においては、ワード線を指定す
るアドレスデータによってセルアレイの一方が選択され
ると共に、選択されたセルアレイの1ブロックが選択さ
れ、さらにそのブロック内の1ワード線が選択される。
一方、リフレッシュ時においては、一方のセルアレイが
選択され、選択されたセルアレイの4つのブロックが同
時にリフレッシュされる。すなわち、4つのブロックか
らそれぞれ1本のワード線が選択され、選択されたワー
ド線がリフレッシュされる。これにより、複数のセルア
レイを同時にする場合に比較し消費電力の低減を図るこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体記憶装置
およびそのリフレッシュ方法に関し、特に、リフレッシ
ュ動作時の消費電力の低減を図った半導体記憶装置およ
びそのリフレッシュ方法に関する。
【0002】
【従来の技術】リフレッシュ動作を行う半導体記憶装置
の従来の構成例が、特開平8−77769号に開示され
る。図17はこの半導体記憶装置の従来の構成例を示す
ブロック図である。半導体記憶装置は、メモリアレイ2
a、2bに加え以下の構成を有する。メモリアレイ2
a、2bの読出/書込アドレスAddは、アドレスバッ
ファ1に入力される。第一のXバッファ3aは、アドレ
スバッファ1に接続され、アドレスバッファ1から出力
されたアドレスデータADの入力を受ける、外部入力信
号/RASAN(以下/は負論理の信号を示す)に基づ
いて読み込み出力する。第一のマルチプレクサ4aは、
その入力側が第一のXバッファ3a及びアドレス発生回
路10に接続され、その出力側が第一のXデコーダ5a
に接続される。第一のマルチプレクサ4aは、リフレッ
シュ制御信号/ARに基づき制御される。ノーマル動作
モードすなわち非リフレッシュモードでは、リフレッシ
ュ制御信号/ARは”1”となり、第一のマルチプレク
サ4aは、第一のXバッファ3aからの出力を第一のX
デコーダ5aへ供給する。一方、リフレッシュモードで
は、リフレッシュ制御信号/ARは”0”となり、アド
レス発生回路10からの出力を第一のXデコーダ5aへ
供給する。第一のXデコーダ5aは、第一のマルチプレ
クサ4aからの出力をデコードし、そのデコード結果に
基づいて第一のメモリアレイ2aのワード線を駆動す
る。第一のセンスアンプ回路6aは、メモリアレイ2a
のビット線上に得られた信号を増幅し、I/Oバッファ
(図示略)へ出力する。第一のゲート回路7aは、リフ
レッシュバンク活性化回路12に接続され、リフレッシ
ュバンク活性化回路12からの信号/RASRおよび外
部入力信号/RASANに基づいて、第一のXデコーダ
5a、第一のセンスアンプ回路6aを活性化する第一の
活性化信号/RASAを発生し、第一のXデコーダ5
a、第一のセンスアンプ6aを活性化する。
【0003】そして、上述した各構成要素2a、3a、
4a、5a、6a、7aによって第一のバンクBKAが
構成されている。なお、ビット線を選択するカラムデコ
ーダおよびその制御系については、記載を省略する。第
二のXバッファ3bは、アドレスバッファ1に接続さ
れ、アドレスバッファ1から出力されたアドレスデータ
BDの入力を受け、外部入力信号/RASBNに基づい
て読み込み出力する。第二のマルチプレクサ4bは、そ
の入力側が第二のXバッファ3b及びアドレス発生回路
10に接続され、その出力側が第二のXデコーダ5bに
接続される。第二のマルチプレクサ4bは、リフレッシ
ュ制御信号/ARに基づき制御される。ノーマル動作モ
ードすなわち非リフレッシュモードでは、リフレッシュ
制御信号/ARは”1”となり、第二のマルチプレクサ
4bは、第二のXバッファ3bからの出力を第二のXデ
コーダ5bへ供給する。一方、リフレッシュモードで
は、リフレッシュ制御信号/ARは”0”となり、アド
レス発生回路10からの出力を第二のXデコーダ5bへ
供給する。
【0004】第二のXデコーダ5bは、第二のマルチプ
レクサ4bからの出力をデコードし、そのデコード結果
に基づいて第二のメモリアレイ2bのワード線を駆動す
る。第二のセンスアンプ回路6bは、メモリアレイ2b
のビット線上に得られた信号を増幅し、I/Oバッファ
(図示略)へ出力する。第二のゲート回路7bは、リフ
レッシュバンク活性化回路12に接続され、リフレッシ
ュバンク活性化回路12からの信号/RASRおよび外
部入力信号/RASBNに基づいて、第二のXデコーダ
5b、第二のセンスアンプ回路6bを活性化する第二の
活性化信号/RASBを発生し、第二のXデコーダ5
b、第二のセンスアンプ6bを活性化する。そして、上
述した各構成要素2b、3b、4b、5b、6b、7b
によって第二のバンクBKBが構成されている。なお、
ビット線を選択するカラムデコーダおよびその制御系に
ついては、記載を省略する。
【0005】リフレッシュモード検出回路11は、チッ
プセレクト信号/CS、信号/RAS、信号/CAS、
ライトイネーブル信号/WEに基づいてリフレッシュモ
ードが指定されたことを検出し、リフレッシュ信号/A
R(パルス信号)を出力する。リフレッシュバンク活性
化回路12は、リフレッシュモード検出回路11と接続
され、リフレッシュ信号/ARを受け、バンクBKA、
BKBを共に活性化する信号/RASRをゲート回路7
a、7bへ供給する。リフレッシュカウンタ13は、リ
フレッシュモード検出回路11と接続され、リフレッシ
ュ信号/ARを受け、リフレッシュ信号/ARを順次ア
ップカウントし、そのカウント値をアドレス発生回路1
0へ供給する。アドレス発生回路10はラッチ回路によ
って構成され、リフレッシュカウンタ13の出力をリフ
レッシュ信号/ARに基づいて読み込み、マルチプレク
サ4a、4bへ供給する。
【0006】このような構成において、通常の読出/書
込時(信号/AR=”1”)においては、アドレスAd
dがアドレスバッファ1を介して、アドレスデータAD
としてXバッファ3aおよび4aへ供給される。そし
て、例えばバンクBKAのメモリアレイ2aを選択する
信号/RASAN(”0”)が出力されている場合は、
アドレスデータADがXバッファ3aに読み込まれる。
この時、リフレッシュ信号/ARが”1”であり、した
がって、Xバッファ3a内のアドレスデータADがマル
チプレクサ4aを介してXデコーダ5aへ供給される。
またこの時、ゲート回路7aは、上記信号/RASAN
をXデコーダ5aおよびセンスアンプ回路6aへ出力
し、これらの回路を活性化する。これにより、Xデコー
ダ5aによって、アドレスデータADに対応するメモリ
アレイ2aのワード線が選択される。
【0007】一方、メモリアレイ2a、3aのリフレッ
シュ時においては、リフレッシュモード検出回路11か
らリフレッシュ信号/AR(”0”)が出力される。リ
フレッシュバンク活性化回路12はこのリフレッシュ信
号/ARを受け、信号/RASRをゲート回路7a、7
bへ出力する。ゲート回路7a、7bはこの信号/RA
SRを受け、信号/RASA、信号/RASBを出力し
てXデコーダ5a、センスアンプ回路6aおよびXデコ
ーダ5b、センスアンプ回路6bを各々活性化する。
【0008】また、リフレッシュ信号/ARが出力され
ると、リフレッシュカウンタ13がアップカウントさ
れ、そのカウント出力がアドレス発生回路10に読み込
まれる。そして、読み込まれたデータがマルチプレクサ
4a、4bを介してXデコーダ5a、5bへ各々供給さ
れる。これにより、上記リフレッシュカウンタ13の出
力に対応するメモリアレイ2a、2bのワード線がリフ
レッシュされる。次いで、再び、リフレッシュ信号/A
R(”0”)が出力されると、リフレッシュカウンタ1
3がアップカウントされ、そのカウント出力に基づいて
メモリアレイ2a、2bのワード線がリフレッシュされ
る。以下上記動作が繰り返される。
【0009】以上が、図17に示す半導体記憶装置の概
略構成および動作である。この半導体記憶装置は、上述
したことから明らかなように、バンク構成を採ってお
り、各バンクBKA、BKBが各々独立して動作できる
ようになっている。そして、リフレッシュ時には、メモ
リアレイ2a、2bの周辺回路が共に活性化され、メモ
リアレイ2a、2bの各1本のワード線が同時に選択さ
れ、それらのワード線に係るメモリセルが同時にリフレ
ッシュされる。
【0010】上述したバンク構成の半導体記憶装置に対
し、セルアレイ構成による半導体記憶装置も知られてい
る。このセルアレイ構成の半導体記憶装置においては、
メモリアレイが複数設けられていても、各メモリアレイ
の読出/書込をそれぞれ独立して行うことができない。
言い換えれば、このセルアレイ構成のものは、バンク構
成の1バンクに対応する構成であると言える。但し、こ
のセルアレイ構成の場合、読出/書込は同時に1メモリ
アレイのみしかできないが、リフレッシュは複数のメモ
リアレイについて同時に行うことが可能である。そし
て、従来、このセルアレイ構成の半導体記憶装置におい
ても、リフレッシュ時においては、リフレッシュ時間を
短縮するため、複数のメモリアレイを同時にリフレッシ
ュすることが行われていた。このように、従来のリフレ
ッシュが必要な半導体記憶装置にあっては、バンク構成
のものも、ブロック構成のものも共にリフレッシュ時間
を短縮するため、複数のメモリアレイを同時にリフレッ
シュすることが行われていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、携帯
電話等の各種携帯機器において、半導体記憶装置が広く
使用されている。この携帯機器に使用される半導体記憶
装置においては、いかに消費電力を低減するかが大きな
問題である。特に、DRAMあるいは疑似SRAM等の
リフレッシュを必要とする半導体記憶装置においては、
リフレッシュ動作時の消費電力をいかに低減するかが重
要な課題である。しかしながら、上述した従来の半導体
記憶装置においては、バンク構成、ブロック構成のいず
れのものにおいても未だリフレッシュ時の消費電力が大
きいという欠点があった。すなわち、複数のメモリアレ
イを同時にリフレッシュするということは、リフレッシ
ュ時間を短縮することはできるが、リフレッシュ時にお
いて、各メモリアレイの周辺回路をいずれも活性化する
必要があり、このため、消費電力が大きくなってしま
う。なお、疑似SRAMとは、DRAM(ダイナミック
ラム)と同様のメモリセルを有し、SRAM(スタティ
ックラム)と同様の使い勝手を有する半導体記憶装置で
ある。
【0012】本発明は、上述した事情を考慮してなされ
たもので、その目的は、リフレッシュ時の消費電力を従
来のものよりさらに低減した半導体記憶装置及びそのリ
フレッシュ方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決すべくなされたもので、リフレッシュ動作を必要と
する複数のメモリセルを有する複数のセルアレイが設け
られた半導体記憶装置であって、前記複数のセルアレイ
ごとに設けられた複数の第1の選択手段と、内部アドレ
ス信号に基づき前記複数の第1の選択手段に共通の選択
信号を出力する第2の選択手段とを有する半導体記憶装
置において、リフレッシュ動作では前記第2の選択手段
は、前記複数のセルアレイの内、少なくとも1のセルア
レイを非選択とし、残りのセルアレイを選択とし、前記
複数の第1の選択手段の内、前記選択されたセルアレイ
の第1の選択手段のみが選択的に活性化されることを特
徴とする半導体記憶装置を提供する。
【0014】前記選択されたセルアレイの第1の選択手
段は、複数のワード線を一括選択するよう構成し得る。
更に、前記第2の選択手段は、前記複数のセルアレイの
内、1つのセルアレイを選択し、この選択されたセルア
レイの第1の選択手段のみが活性化されるよう構成し得
る。前記第2の選択手段と電気的に結合され、外部入力
されたアドレス信号に基づき内部アドレス信号を出力
し、前記第2の選択手段に内部アドレス信号を供給する
アドレス入力手段をさらに有するよう構成し得る。
【0015】更に、前記第1の選択手段は、第1のワー
ド線選択信号を出力する第1のワード線選択手段と、第
2のワード線選択信号を出力する第2のワード線選択手
段とを有し、前記第1のワード線選択信号は複数のワー
ドドライバに入力される選択信号であり、前記第2のワ
ード線選択信号は、それぞれの前記第1のワード線選択
信号が入力される複数の前記ワードドライバに入力され
る選択信号であって、複数の前記第1のワード線選択信
号間で共通の選択信号であるよう構成し得る。
【0016】前記複数の第1の選択手段の内、選択的に
活性化された第1の選択手段のみに昇圧電位を選択的に
供給する昇圧手段をさらに有するよう構成し得る。前記
メモリセルに対するデータ読み出し動作およびデータ書
き込み動作において、前記第1および第2のワード線選
択手段がそれぞれ1つの信号を出力するよう構成し得
る。前記複数のセルアレイの各々は、複数のブロックに
分割され、各ブロックは、前記メモリセルのドレイン端
子に接続されるデータ読み出し手段を有するよう構成し
得る。
【0017】リフレッシュ動作において一括選択される
複数の前記第1のワード線選択信号は、前記ブロック毎
に同じ本数だけ選択されるよう構成し得る。前記アドレ
ス入力手段は、前記外部アドレス信号をチップ選択信号
に基づいてオン/オフ制御するゲート手段で構成し得
る。前記第1のワード線選択手段は、外部からリフレッ
シュ信号が供給されたとき、前記セルアレイの複数のブ
ロックを選択する第1のワード線選択信号を出力するよ
う構成し得る。前記第1のワード線選択手段は、外部か
らリフレッシュ信号が供給されたとき、前記セルアレイ
の全てのブロックを選択する前記第1のワード線選択信
号を出力するよう構成し得る。
【0018】前記第1のワード線選択手段は、前記第2
の選択手段の出力に応じて前記第1ワード線選択信号を
出力するゲート回路と、前記ゲート回路の出力を昇圧す
る昇圧ドライバとで構成し得る。前記昇圧ドライバは、
前記ゲート回路の出力レベルをシフトするレベルシフト
回路と、前記レベルシフト回路の出力レベルに応じて昇
圧信号または低電圧信号を出力するスイッチ手段とで構
成し得る。前記第2のワード線選択手段は、前記第2の
選択手段の出力に応じて第2ワード線を選択する第2の
ワード線選択信号を出力する選択手段で構成し得る。
【0019】前記第2のワード線選択手段は、前記第2
の選択手段の出力に応じて前記第2ワード線を選択する
第2のワード線選択信号を出力するゲート回路と、前記
ゲート回路の出力を昇圧する昇圧ドライバとで構成し得
る。前記昇圧ドライバは、前記ゲート回路の出力レベル
をシフトするレベルシフト回路と、前記レベルシフト回
路の出力レベルに応じて高電圧信号または低電圧信号を
出力するスイッチ手段とで構成し得る。前記ワードドラ
イバは、前記第1のワード線選択信号と前記第2のワー
ド線選択信号のアンド論理をとるアンド回路で構成し得
る。
【0020】前記アンド回路は、前記第1のワード線選
択信号に応じて前記第2のワード線選択信号をオン/オ
フ制御するスイッチ手段で構成し得る。前記アンド回路
は、前記第1のワード線選択信号に応じて前記第2のワ
ード線選択信号を昇圧して出力し、または、低レベル信
号として出力するスイッチ手段で構成し得る。更に、前
記アンド回路は、昇圧電圧によって駆動されるフリップ
フロップ回路と、前記第1のワード線選択信号によって
駆動され前記フリップフロップ回路をイネーブル状態と
する第1のスイッチ手段と、前記フリップフロップ回路
がイネーブル状態にある場合において、前記第2のワー
ド線選択信号に応じて前記フリップフロップ回路を駆動
する第2のスイッチ手段とで構成し得る。
【0021】また、前記アンド回路は、負荷手段と、前
記第1のワード線選択信号によって駆動される第1のス
イッチ手段と、前記第2のワード線選択信号によって駆
動される第2のスイッチ手段とを直列接続した第1の回
路と、前記負荷手段と前記第1のスイッチ手段との接続
点の電圧に応じて昇圧信号または低電圧信号を出力する
第2の回路とで構成し得る。また、前記アンド回路は、
前記第1のワード線選択信号の出力がゲートへ供給さ
れ、前記第2のワード線選択信号がソースへ印加され、
ドレインが負荷手段を介して電源電圧に接続されたトラ
ンジスタと、前記トランジスタのドレインの電圧に応じ
て昇圧信号または低電圧信号を選択的に出力する選択回
路とで構成し得る。
【0022】更に、本発明は、リフレッシュ動作を必要
とする複数のメモリセルを有する複数のセルアレイが設
けられた半導体記憶装置であって、外部アドレス信号に
応答して内部アドレス信号を出力するアドレス入力手段
と、前記複数のセルアレイごとに設けられた複数の第1
の選択手段と、前記アドレス入力手段に電気的に結合さ
れ、前記アドレス入力手段からの内部アドレス信号に基
づき前記複数の第1の選択手段に共通の選択信号を出力
する第2の選択手段とを有する半導体記憶装置におい
て、リフレッシュ動作では前記第2の選択手段は、前記
複数のセルアレイの内、少なくとも1のセルアレイを非
選択とし、残りのセルアレイを選択とし、前記第1の選
択手段は複数のワード線を一括選択することを特徴とす
る半導体記憶装置を提供する。
【0023】前記第2の選択手段は、前記複数のセルア
レイの内、1つのセルアレイを選択するよう構成し得
る。前記第1の選択手段は、第1のワード線選択信号を
出力する第1のワード線選択手段と、第2のワード線選
択信号を出力する第2のワード線選択手段とを有し、前
記第1のワード線選択信号は複数のワードドライバに入
力される選択信号であり、前記第2のワード線選択信号
は、それぞれの前記第1のワード線選択信号が入力され
る複数の前記ワードドライバに入力される選択信号であ
って、複数の前記第1のワード線選択信号間で共通の選
択信号で構成し得る。
【0024】前記複数の第1の選択手段の内、選択され
たセルアレイの第1の選択手段のみに昇圧電位を選択的
に供給する昇圧手段をさらに有するよう構成し得る。前
記メモリセルに対するデータ読み出し動作およびデータ
書き込み動作において、前記第1および第2のワード線
選択手段がそれぞれ1つの信号を出力するよう構成し得
る。前記複数のセルアレイの各々は、複数のブロックに
分割され、各ブロックは、前記メモリセルのドレイン端
子に接続されるデータ読み出し手段を有するよう構成し
得る。リフレッシュ動作において一括選択される複数の
前記第1のワード線選択信号は、前記ブロック毎に同じ
本数だけ選択されるよう構成し得る。
【0025】前記アドレス入力手段は、前記外部アドレ
ス信号をチップ選択信号に基づいてオン/オフ制御する
ゲート手段で構成し得る。前記第1のワード線選択手段
は、外部からリフレッシュ信号が供給されたとき、前記
セルアレイの複数のブロックを選択する第1のワード線
選択信号を出力するよう構成し得る。前記第1のワード
線選択手段は、外部からリフレッシュ信号が供給された
とき、前記セルアレイの全てのブロックを選択する前記
第1のワード線選択信号を出力するよう構成し得る。
【0026】前記第1のワード線選択手段は、前記第2
の選択手段の出力に応じて前記第1ワード線選択信号を
出力するゲート回路と、前記ゲート回路の出力を昇圧す
る昇圧ドライバとで構成し得る。前記昇圧ドライバは、
前記ゲート回路の出力レベルをシフトするレベルシフト
回路と、前記レベルシフト回路の出力レベルに応じて昇
圧信号または低電圧信号を出力するスイッチ手段とで構
成し得る。前記第2のワード線選択手段は、前記第2の
選択手段の出力に応じて第2ワード線を選択する第2の
ワード線選択信号を出力する選択手段で構成し得る。
【0027】前記第2のワード線選択手段は、前記第2
の選択手段の出力に応じて前記第2ワード線を選択する
第2のワード線選択信号を出力するゲート回路と、前記
ゲート回路の出力を昇圧する昇圧ドライバとで構成し得
る。前記昇圧ドライバは、前記ゲート回路の出力レベル
をシフトするレベルシフト回路と、前記レベルシフト回
路の出力レベルに応じて高電圧信号または低電圧信号を
出力するスイッチ手段とで構成し得る。前記ワードドラ
イバは、前記第1のワード線選択信号と前記第2のワー
ド線選択信号のアンド論理をとるアンド回路で構成し得
る。
【0028】更に、前記アンド回路は、前記第1のワー
ド線選択信号に応じて前記第2のワード線選択信号をオ
ン/オフ制御するスイッチ手段で構成し得る。また、前
記アンド回路は、前記第1のワード線選択信号に応じて
前記第2のワード線選択信号を昇圧して出力し、また
は、低レベル信号として出力するスイッチ手段で構成し
得る。また、前記アンド回路は、昇圧電圧によって駆動
されるフリップフロップ回路と、前記第1のワード線選
択信号によって駆動され前記フリップフロップ回路をイ
ネーブル状態とする第1のスイッチ手段と、前記フリッ
プフロップ回路がイネーブル状態にある場合において、
前記第2のワード線選択信号に応じて前記フリップフロ
ップ回路を駆動する第2のスイッチ手段とで構成し得
る。
【0029】また、前記アンド回路は、負荷手段と、前
記第1のワード線選択信号によって駆動される第1のス
イッチ手段と、前記第2のワード線選択信号によって駆
動される第2のスイッチ手段とを直列接続した第1の回
路と、前記負荷手段と前記第1のスイッチ手段との接続
点の電圧に応じて昇圧信号または低電圧信号を出力する
第2の回路とで構成し得る。また、前記アンド回路は、
前記第1のワード線選択信号の出力がゲートへ供給さ
れ、前記第2のワード線選択信号がソースへ印加され、
ドレインが負荷手段を介して電源電圧に接続されたトラ
ンジスタと、前記トランジスタのドレインの電圧に応じ
て昇圧信号または低電圧信号を選択的に出力する選択回
路とで構成し得る。
【0030】更に、本発明は、第1及び第2の選択信号
の入力を受け、前記第1の選択信号に応じて前記第2の
選択信号を昇圧して出力し、または、低レベル信号とし
て出力する選択回路において、前記選択回路は、昇圧電
圧によって駆動されるフリップフロップ回路と、前記第
1の選択信号によって駆動され前記フリップフロップ回
路をイネーブル状態とする第1のスイッチ手段と、前記
フリップフロップ回路がイネーブル状態にある場合にお
いて、前記第2の選択信号に応じて前記フリップフロッ
プ回路を駆動する第2のスイッチ手段とを具備すること
を特徴とする選択回路を提供する。例えば、前記選択回
路はデコーダ回路で構成し、前記第1及び第2の選択信
号はデコード信号であってもよい。また、前記選択回路
はワードデコーダ回路で構成し、前記第1及び第2の選
択信号はワード線選択信号であってもよい。
【0031】更に、本発明は、第1及び第2の選択信号
の入力を受け、前記第1の選択信号に応じて前記第2の
選択信号を昇圧して出力し、または、低レベル信号とし
て出力する選択回路において、前記選択回路は、負荷手
段と、前記第1の選択信号によって駆動される第1のス
イッチ手段と、前記第2の選択信号によって駆動される
第2のスイッチ手段とを直列接続した第1の回路と、前
記負荷手段と前記第1のスイッチ手段との接続点の電圧
に応じて昇圧信号または低電圧信号を出力する第2の回
路とを具備することを特徴とする選択回路を提供する。
例えば、前記選択回路はデコーダ回路で構成し、前記第
1及び第2の選択信号はデコード信号であってもよい。
また、前記選択回路はワードデコーダ回路で構成し、前
記第1及び第2の選択信号はワード線選択信号であって
もよい。
【0032】更に、本発明は、第1及び第2の選択信号
の入力を受け、前記第1の選択信号に応じて前記第2の
選択信号を昇圧して出力し、または、低レベル信号とし
て出力する選択回路において、前記選択回路は、前記第
1の選択信号の出力がゲートへ供給され、前記第2の選
択信号がソースへ印加され、ドレインが負荷手段を介し
て電源電圧に接続されたトランジスタと、前記トランジ
スタのドレインの電圧に応じて昇圧信号または低電圧信
号を選択的に出力する回路とを具備することを特徴とす
る選択回路を提供する。例えば、前記選択回路はデコー
ダ回路で構成し、前記第1及び第2の選択信号はデコー
ド信号であってもよい。また、前記選択回路はワードデ
コーダ回路で構成し、前記第1及び第2の選択信号はワ
ード線選択信号であってもよい。
【0033】更に、本発明は、半導体記憶装置の複数の
セルアレイのメモリセルをリフレッシュするリフレッシ
ュ方法において、前記複数のセルアレイの内、少なくと
も1のセルアレイを非選択とし、残りのセルアレイを選
択とし、更に選択されたセルアレイの複数のワード線を
一括選択することによりリフレッシュ動作を行うことを
特徴とする半導体記憶装置のリフレッシュ方法を提供す
る。前記複数のセルアレイの内、1つのセルアレイを選
択するよう構成し得る。また、前記選択されたセルアレ
イ中のワード線は、複数のワードドライバに入力される
複数の第1のワード線選択信号と、複数の前記第1のワ
ード線選択信号間で共通の選択信号としての第2のワー
ド線選択信号とに基づき選択されるよう構成し得る。
【0034】前記選択されたセルアレイのワード線を駆
動するワードドライバのみに昇圧電位を選択的に供給す
るよう構成し得る。前記複数のセルアレイの各々は、複
数のブロックに分割され、各ブロックは、前記メモリセ
ルのドレイン端子に接続されるデータ読み出し手段を有
し、リフレッシュ動作において一括選択される複数の前
記第1のワード線選択信号は、前記ブロック毎に同じ本
数だけ選択されるよう構成し得る。
【0035】外部アドレス信号をチップ選択信号に基づ
いてオン/オフ制御することで内部アドレスを供給する
よう構成し得る。外部からリフレッシュ信号が供給され
たとき、前記選択されたセルアレイ中の複数のブロック
を選択する第1のワード線選択信号を出力するよう構成
し得る。外部からリフレッシュ信号が供給されたとき、
前記選択されたセルアレイ中の全てのブロックを選択す
る第1のワード線選択信号を出力するよう構成し得る。
【0036】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、図面を参
照し、この発明の実施の形態について説明する。図1
は、この発明の第1の実施形態による半導体記憶装置
(疑似SRAM)の要部の構成を示すブロック図であ
る。疑似SRAMのセルアレイS0、S1はDRAMの
それと同様の構成を有するセルアレイであり、他の回路
ブロックは周辺回路を構成する。最初に、セルアレイS
0、S1について説明する。第一のセルアレイS0は、
4つのブロックB00〜B03から構成され、各ブロッ
クには各々センスアンプSAが形成されている。各ブロ
ックB00〜B03には各々、横方向に64本の第1ワ
ード線MWLが配設され、各第1ワード線MWLに沿っ
て、第1ワード線MWLの約1/4の長さの4本の第3
ワード線SWLが配設され、これら第3ワード線SWL
の端部に第3ワードデコーダSDが形成されている。ま
た、このセルアレイS0には、縦方向に4本のラインか
らなる第2ワード線SSLが等間隔で4本配設されてい
る。
【0037】図2はブロックB00の一部の構成を示す
図である。第3ワードデコーダSDは4個のアンド回路
から構成され、各アンド回路の出力端に各々第3ワード
線SWLが接続されている。また、各アンド回路の第1
入力端は第1ワード線MWLに接続され、第2入力端が
第2ワード線SSLの4本のラインに各々接続されてい
る。そして、上述した各第3ワード線SWLにメモリセ
ルMSが接続されている。
【0038】このような構成により、1本の第1ワード
線MWLが活性化されると、そのワード線MWLによっ
て4個の第3ワードデコーダSDが選択される。そし
て、第2ワード線SSLによって第3ワードデコーダS
Dの4個のアンド回路の内の1つが選択され、これによ
り、選択されたアンド回路に接続されている第3ワード
線SWLが活性化される。すなわち、1本の第1ワード
線MWLが活性化されると、それに併設されている4×
4本の第3ワード線SWLの内の4本が活性化される。
【0039】図3は、上述した第3ワードデコーダSD
の詳細構成を示す回路図である。この図に示すように、
第3ワードデコーダSDは4個のアンドゲートAN0〜
AN3によって構成されている。各アンドゲートAN0
〜AN3は、図に示すように、NチャンネルFET10
1〜104と、インバータ105とから構成され、第1
ワード線MWLがFET101のソースおよびインバー
タ105の入力端へ印加され、FET101のゲートに
ブースト電圧Vbtが印加され、FET101のドレイ
ンがFET102のゲートへ印加され、FET102の
ソースへ信号S0が印加されている。また、インバータ
105の出力がFET103のゲートへ印加され、FE
T102のソースと、FET103,104の各ドレイ
ンが共通接続され、FET104のゲートへ信号/S0
が印加され、FET103,104の各ソースが接地さ
れている。そして、FET102〜104の共通接続点
の信号が図2の第3ワード線SWLへ印加される。
【0040】ここで、ブースト電圧Vbtとは、電源電
圧を後述するブースト電圧発生回路90によってさらに
昇圧した電圧である。また、信号S0、信号/S0は上
述した第2ワード線SSLの1本から得られる信号であ
る。すなわち、第2ワード線SSLは、実際には8本の
ラインによって構成されているが、分かりやすいように
4本に省略して示している。
【0041】以上の構成において、第1ワード線MWL
の信号が”0”の場合は、インバータ105の出力が”
1”となり、FET103がオンとなる。これにより、
信号S0、/S0の値にかかわらず”0”が第3ワード
線SWLへ出力される。一方、第1ワード線MWLの信
号が”1”の場合は、インバータ105の出力が”0”
となり、FET103がオフとなる一方、FET10
1、102がオンとなる。これにより、信号S0が”
1”の場合は”1”が第3ワード線SWLへ出力され、
同ワード線SWLが活性化される。また、信号S0が”
0”の場合は”0”が第3ワード線SWLへ出力され
る。
【0042】次に、図4に示すように、セルアレイS0
には、縦方向に4本のデータバスDBが等間隔で配設さ
れ、各データバスDBに各々4本のサブデータバスSD
Bが接続されている。また、図4においては省略してい
るが、セルアレイS0には、縦方向に多数のビット選択
ラインBSLが配置されており(図2参照)、各ビット
選択ラインBSLが後述するカラムデコーダ143の各
出力端に接続されている。
【0043】また、図2に示すように、ブロックB00
には、縦方向にビットラインBLが配設され、各ビット
ラインBLの下部にセンスアンプSAが形成されてい
る。そして、センスアンプSAの増幅出力がスイッチ素
子SIを介してサブデータバスSDBに出力されてい
る。また、スイッチ素子SIのオン/オフ制御端子が上
述したビット選択ラインBSLに接続されている。ま
た、ブロックB00の最下部にはセンスイネーブルライ
ンSEL(図2参照)が配設され、このセンスイネーブ
ルラインSELにブロックB00の各センスアンプSA
がいずれも接続されている。以上、ブロックB00につ
いて説明したが、ブロックB01〜B03の構成も同様
である。また、セルアレイS1の各ブロックB10〜B
13の構成も同様である。また、上述したセルアレイS
0の構成は、セルアレイS1においても同様である。
【0044】次に、周辺回路について説明する。図1に
おいて、端子21〜23には、ワード線を選択するアド
レスAdd0〜Add10が印加される。端子21には
アドレスAdd0,1が印加され、端子22にはアドレ
スAdd2〜9が印加され、端子23にはアドレスAd
d10が印加される。ここで、アドレスAdd10はア
ドレスAddの最上位ビットであり、セルアレイS0/
S1を選択するアドレスである。すなわち、このアドレ
スAdd10が”1”であればセルアレイS0が選択さ
れ、”0”であれば、セルアレイS1が選択される。
【0045】アドレスAdd2〜7は各ブロックB00
〜B03およびB10〜B13の64本の第1ワード線
MWLの1本を選択するアドレスである。アドレスAd
d8、9はブロックB00〜B03のいずれかおよびブ
ロックB10〜B13のいずれかを選択するアドレスで
ある。アドレスAdd0,1は第2ワード線SSLの内
の1本を選択するアドレスである。端子24はリフレッ
シュ信号REFが印加される端子である。このリフレッ
シュ信号REFは、セルアレイS0、S1のリフレッシ
ュタイミングにおいて、リフレッシュ制御回路(図示
略)から出力される信号であり、ノーマル動作モードで
は”0”であり、リフレッシュモードにおいて”1”と
なる。
【0046】アドレスバッファ26は、端子21〜23
に印加されたアドレスAdd0〜Add10をバッファ
リングし、アドレスデータA0〜A10として出力す
る。プリデコーダ30は、アドレスバッファ26に接続
され、アドレスデータA0、A1をデコードし4ビット
の信号SSDとして出力し、アドレスデータA2〜A9
をデコードして出力し、更にアドレスデータA10を増
幅した信号AS及びそれを反転した信号/ASを出力す
る。2つの第2ワードデコーダ40および50は、プリ
デコーダ30に接続され、アドレスデータA0、A1を
デコードした4ビット信号SSDを受ける。また、メイ
ンデコーダ60は、プリデコーダ30に接続され、アド
レスデータA2〜A9をデコードした出力を受ける。第
1ワードデコーダ70および第2ワードデコーダ40
は、プリデコーダ30に接続され、アドレスデータA1
0を増幅した信号ASを受ける。第1ワードデコーダ8
0および第2ワードデコーダ50は、プリデコーダ30
に接続され、反転信号/ASを受ける。
【0047】メインデコーダ60はプリデコーダ30か
らの出力をさらにデコードして第1ワードデコーダ70
および80へ供給する。また、リフレッシュ信号REF
が”1”の時、ブロックB00〜B03またはB10〜
B13の内の複数のブロックを指定する信号を出力す
る。第1ワードデコーダ70は、メインデコーダ60の
出力に基づいてセルアレイS0の第1ワード線MWLを
選択し活性化する。同様に、第1ワードデコーダ80
は、メインデコーダ60の出力に基づいてセルアレイS
1の第1ワード線MWLを選択し活性化する。
【0048】第2ワードデコーダ40は、プリデコーダ
30から出力される4ビットの信号SSDを、信号AS
が”1”の時、レベル変換および増幅してセルアレイS
0の第2ワード線SSLへ出力する。同様に、第2ワー
ドデコーダ50は、プリデコーダ30から出力される4
ビットの信号SSDを、信号/ASが”1”の時、レベ
ル変換および増幅してセルアレイS1の第2ワード線S
SLへ出力する。ブースト電圧発生回路90は、電源電
圧VDDを昇圧し、ブースト電圧Vbtとして各部へ出力
する。
【0049】以下、上述した回路を図面に基づいてさら
に詳述する。アドレスバッファ26は、図5に示すよう
に、ナンドゲート27とインバータ28とから構成さ
れ、チップセレクト信号CSが”1”の時アドレスAd
di(i=0〜10)を増幅し、アドレスデータAi
(i=0〜10)として出力する。プリデコーダ30
は、図6に示すように、アドレスデータA0,A1をデ
コードする2−4デコーダ31と、アドレスデータA
2,A3をデコードする2−4デコーダ32と、アドレ
スデータA4,A5をデコードする2−4デコーダ33
と、アドレスデータA6,A7をデコードする2−4デ
コーダ34と、アドレスデータA8,A9をデコード
し、デコード結果をブロック選択信号Abとして出力す
る2−4デコーダ35と、アドレスデータA10を反転
し、反転結果をセルアレイS1選択信号/ASとして出
力するインバータ36と、インバータ36の出力を反転
し、反転結果をセルアレイS0選択信号ASとして出力
するインバータ37とから構成されている。そして、2
−4デコーダ31の出力信号SSDが第2ワードデコー
ダ40および50へ供給され、2−4デコーダ32〜3
5の出力がメインデコーダ60へ供給される。また、イ
ンバータ37の出力信号ASが第1ワードデコーダ70
および第2ワードデコーダ40へ供給され、インバータ
36の出力信号/ASが第1ワードデコーダ80および
第2ワードデコーダ50へ供給される。
【0050】図7は上述した2−4デコーダの構成を示
す回路図である。この2−4デコーダは、入力信号を反
転するインバータ111,112と、入力信号またはイ
ンバータ111,112の出力を入力とするナンドゲー
ト113〜116と、ナンドゲート113〜116の各
出力を反転するインバータ117〜120から構成さ
れ、入力信号をデコードしてそのデコード結果を出力す
る。
【0051】メインデコーダ60は、図6に示すよう
に、12−64デコーダ61と、ノアゲート62〜65
と、インバータ66〜69とから構成されている。12
−64デコーダ61は、プリデコーダ30内の2−4デ
コーダ32〜34から出力される12ビットのデータを
デコードし、64ビットのデータとするもので、図8に
示すように、3入力ナンドゲートNA0〜NA63と、
各ナンドゲートNA0〜NA63の出力を反転するイン
バータIN0〜IN63から構成されている。そして、
インバータIN0〜IN63の出力Q0〜Q63が第1
ワードデコーダ70および80へ出力される。上述した
説明から明らかなように、図6に示す回路は、6ビット
のアドレスデータA2〜A7を2−4デコーダ32〜3
4および12−64デコーダ61によって64ビットの
データにデコードしている。
【0052】また、オアゲート62〜65の各第1入力
端へは2−4デコーダ35の各出力が印加され、各第2
入力端へはリフレッシュ信号REFが印加されている。
これにより、リフレッシュ信号REFが”0”の時は2
−4デコーダ35の出力がオアゲート62〜65、イン
バータ66〜69を通過して第1ワードデコーダ70お
よび80へ出力され、一方、リフレッシュ信号REF
が”1”の時は2−4デコーダ35の出力に関係なく、
インバータ66〜69から第1ワードデコーダ70およ
び80へ各々”1”が出力される。
【0053】第1ワードデコータ70はサブデコーダ7
1〜74から構成され、また、第1ワードデコーダ80
はサブデコーダ81〜84から構成されている。図9は
サブデコーダの構成を示す回路図である。この図に示す
ように、サブデコーダは、64個の3入力ナンドゲート
NG0〜NG63と、各ナンドゲートNG0〜NG63
の出力のレベル変換および増幅を行うドライバDV0〜
DV63から構成されている。
【0054】ここで、ドライバDV0〜DV63は、同
図に示すように、レベル変換回路131と、Pチャンネ
ルFET132と、NチャンネルFET133とから構
成され、レベル変換回路131の出力がFET132,
133の各ゲートへ印加され、ブースト電圧Vbtがレ
ベル変換回路131およびFET132のソースへ供給
され、FET132のドレインとFET133のドレイ
ンが接続され、また、FET133のドレインが接地さ
れている。このような構成により、ナンドゲートNG0
〜NG63の出力が”1”の時は電圧Vbtが出力さ
れ、”0”の時は接地電位が出力される。
【0055】また、上記ナンドゲートNG0〜NG63
の各第1入力端へは、12−64デコーダ61の出力Q
0〜Q63が各々印加され、また、ナンドゲートNG0
〜NG63の各第2入力端は共通接続されて、端子Ta
に接続され、ナンドゲートNG0〜NG63の各第3入
力端も共通接続されて端子Tbに接続されている。次
に、図6において、12−64デコーダ61の出力Q0
〜Q63は、上述したように、サブデコーダ71〜7
4、サブデコーダ81〜84へ共通に入力されている。
また、サブデコーダ71の端子Taと、サブデコーダ8
1の端子Taとが共通接続されて、インバータ66の出
力端に接続され、サブデコーダ72の端子Taと、サブ
デコーダ82の端子Taとが共通接続されて、インバー
タ67の出力端に接続され、サブデコーダ73の端子T
aと、サブデコーダ83の端子Taとが共通接続され
て、インバータ68の出力端に接続され、また、サブデ
コーダ74の端子Taと、サブデコーダ84の端子Ta
とが共通接続されて、インバータ69の出力端に接続さ
れている。
【0056】また、サブデコーダ71〜74の端子Tb
が共通接続されてインバータ37の出力端に接続され、
サブデコーダ81〜84の端子Tbが共通接続されてイ
ンバータ36の出力端に接続されている。そして、サブ
デコーダ71の各出力端が各々セルアレイS0のブロッ
クB00の各第1ワード線MWLに接続され、同様に、
サブデコーダ72〜74の各出力端が各々セルアレイS
0のブロックB01〜B03の各第1ワード線MWLに
接続されている。また、サブデコーダ81〜84の各出
力端が各々セルアレイS1のブロックB10〜B13の
各第1ワード線MWLに接続されている。
【0057】次に、図1の第2ワードデコーダ40は、
図10に示すように、4個の2入力ナンドゲートNN0
〜NN3と、各ナンドゲートNN0〜NN3の出力のレ
ベル変換および増幅を行うドライバDR0〜DR3から
構成されている。そして、ナンドゲートNN0〜NN3
の各第1入力端には信号ASが印加され、また、第2入
力端へは、図6に示すプリデコーダ30の2−4デコー
ダ31の出力信号SSDが印加される。これにより、信
号ASが”1”の時は上記信号SSDがナンドゲートN
N0〜NN3を介してドライバDR0〜DR3へ供給さ
れドライバDR0〜DR3が活性状態となり、また、信
号ASが”0”の時は、信号SSDがナンドゲートNN
0〜NN3おいて阻止され、ドライバDR0〜DR3へ
供給されないため、ドライバDR0〜DR3が非活性状
態となる。
【0058】また、ドライバDR0は、同図に示すよう
に、レベル変換回路41と、PチャンネルFET42、
44と、NチャンネルFET43、45から構成されて
いる。そして、レベル変換回路41の出力端がFET4
2、43のゲートへ接続される。ブースト電圧Vbtが
レベル変換回路41、及びFET42、44のソースへ
供給される。FET42のドレインおよびFET43の
ドレインが共通接続されると共に、FET44,45の
ゲートに接続される。FET43のソースが接地され
る。FET44のドレインとFET45のドレインが共
通接続され、また、FET45のソースが接地されてい
る。そして、FET42、43の共通接続点の信号、F
ET44、45の共通接続点の信号が各々前述した信号
S0,信号/S0(図3参照)としてセルアレイS0の
第2ワード線SSLへ供給される。ドライバDR1〜D
R3の構成は、上記ドライバDR0の構成と同様であ
る。第2ワードデコーダ50は、上述した信号ASに代
えて、信号/ASがプリデコーダ30から供給されてい
る点を除けば、第2ワードデコーダ40と同一構成であ
る。
【0059】以上がワード線を選択する回路の構成であ
る。これに対し、ビット線を選択する回路を以下に説明
する。図4において、端子140に、ビット線を選択す
るアドレスAddCが印加される。この端子140に印
加されたアドレスAddCはアドレスバッファ141を
介してプリデコーダ142へ供給される。プリデコーダ
142はアドレスバッファ141の出力をプリデコード
してカラムデコーダ143へ出力する。カラムデコーダ
143はプリデコーダ142の出力によって指示される
ビット選択ラインBSL(図2参照)を活性化する。こ
れにより、同ビット選択ラインBSLに接続されたスイ
ッチ素子SIがオンとなり、そのスイッチ素子SIに接
続されたセンスアンプSAがサブデータバスSDBを介
してデータバスDBに接続される。そして、データバス
DBに読み出されたデータはデータアンプDA(図4)
およびI/Oバッファ144を介して端子149へ出力
される。
【0060】また、図4において、センスアンプ活性化
回路145〜148は、前述したブロック選択信号Ab
(図6参照)およびセルアレイS0選択信号ASを受
け、信号ASが”1”の場合に、セルアレイS0の、ブ
ロック選択信号Abが指示するブロック(B00〜B0
3)のセンスアンプSAを活性化する。次に、上述した
半導体記憶装置の動作を説明する。まず、通常のデータ
読出/書込時においては、リフレッシュ信号REFが”
0”にある。そして、外部からワード線を指定するアド
レスAdd0〜Add10が端子21〜23へ供給され
ると、このアドレスAdd0〜Add10に応じて、ア
ドレスバッファ26からアドレスデータA0〜A10が
プリデコーダ30へ出力される。いま、最上位ビットの
アドレスデータA10が”1”であったとすると、セル
アレイS0選択信号AS(図6)が”1”となり、一
方、セルアレイS1選択信号/ASが”0”となる。こ
の結果、第1ワードデコーダ70の各サブデコーダ71
〜74が活性化可能状態となる一方、第1ワードデコー
ダ80の各サブデコーダ81〜84はいずれも非活性化
される。また、信号ASが”1”、信号/ASが”0”
になると、第2ワードデコーダ40が活性化される一
方、第2ワードデコーダ50が非活性化される。
【0061】また、アドレスデータA8,A9が、例え
ば”01”(10進数;2)であったとすると、図6の
プリデコーダ30からブロック選択信号Abとして、”
0010”が出力される。この時、リフレッシュ信号R
EFが”0”であることから、ブロック選択信号Ab”
0010”に対し、インバータ66〜69の出力の内イ
ンバータ68の出力のみ”1”となり、これにより、第
1ワードデコーダ70のサブデコーダ73のみが活性化
され、サブデコーダ71,72,74は非活性化され
る。すなわち、セルアレイS0のブロックB02のワー
ド線のみ活性化可能状態となる。
【0062】また、アドレスデータA2〜A7が例え
ば”001100”(10進数;12)であったとする
と、サブデコーダ73の出力Q12のみが”1”とな
る。これにより、ブロックB02の第1ワード線MWL
0〜MWL63の内のMWL12のみが活性化される。
また、アドレスデータA0,A1が”10”(10進
数;1)であったとすると、第2ワードデコーダ40
(図10)のナンドゲートNN1の出力のみが”1”と
なり、ドライバDR1のみが活性化される。これによ
り、第2ワード線SSL(図2)の第2番目のラインが
活性化される。
【0063】このように、アドレスデータA0〜A10
が上述した”10001100011”であった場合、
セルアレイS0の第2ブロックB02の第1ワード線M
WL12が活性化されるとともに、第2ワード線SSL
の第2番目のラインが活性化され、これにより、第1ワ
ード線MWL12に接続されている4個の第3ワードデ
コーダSDの各アンドゲートAN1(図3)に接続され
ている4本の第3ワード線SWLが活性化される。ま
た、この時、センスアンプ活性化回路147によって、
ブロックB02の各センスアンプSAが活性化される。
これにより、上述した4本の第3ワード線SWLに接続
されているメモリセルのデータがセンスアンプSAによ
って増幅される。そして、アドレスAddCによって、
ビット線BLが選択されると、そのビット線が接続され
ているセンスアンプSAのデータがサブデータバスSD
BおよびデータバスDBを介して読み出される。
【0064】一方、アドレスデータA10が”0”の場
合は、セルアレイS1選択信号ASが”1”、セルアレ
イS0選択信号ASが”0”となる。これにより、第1
ワードデコーダ70および第2ワードデコーダ40が非
活性化状態とされる一方、セルアレイS1のいずれかの
ワード線がアドレスデータA0〜A9に基づいて活性化
される。
【0065】次に、リフレッシュ時の動作を説明する。
リフレッシュ時においては、リフレッシュ制御回路(図
示略)からリフレッシュ信号REFとして”1”が出力
されると共に、リフレッシュアドレスが端子21〜23
へ供給される。いま、リフレッシュアドレスに基づくア
ドレスデータA10が”1”であった場合は、上述した
ように、第1ワードデコーダ80および第2ワードデコ
ーダ50が非活性状態とされ、一方、セルアレイS0の
各ワード線が活性化可能状態となる。また、リフレッシ
ュ信号REFが”1”の場合は、図6に示すノアゲート
62〜65の出力がいずれも、アドレスデータA8,A
9の値にかかわらず”0”となり、したがって、インバ
ータ66〜69の出力がいずれも”1”となる。これに
より、サブデコーダ71〜74がいずれも活性化可能状
態になる。すなわち、ブロックB00〜B03がいずれ
も活性化可能状態になる。
【0066】そして、リフレッシュアドレスに基づくア
ドレスデータA0〜A7が、例えば”0000000
0”である場合は、各ブロックB00〜B03の各第1
ワード線MWL0が活性化され、これらの第1ワード線
MWL0に併設されている4×4本の第3ワード線の内
の上から1番目の第3ワード線が活性化される。また、
この時、センスアンプ活性化回路145〜148によっ
て、ブロックB00〜B03の各センスアンプSAがい
ずれも活性化される。これにより、上述した4本の第3
ワード線SWLに接続されているメモリセルのデータが
センスアンプSAによって増幅され、再書込される。す
なわち、メモリセルがリフレッシュされる。
【0067】上述した各ブロックB00〜B03の1番
目の第3ワード線のリフレッシュが終了すると、次に、
リフレッシュアドレスに基づくアドレスデータA0〜A
7が”10000000”となり、これにより、各ブロ
ックB00〜B03の2番目の第3ワード線のリフレッ
シュ行われ、以下、上記動作が繰り返される。そして、
セルアレイS0の全ワード線のリフレッシュが終了する
と、次にセルアレイS1のリフレッシュが同様にして行
われる。
【0068】このように、上記の実施形態は、リフレッ
シュ信号REFが”1”の場合に、1つのリフレッシュ
アドレスを端子21〜23へ印加することにより、1つ
のセルアレイの4つのブロックを同時にリフレッシュす
るようになっている。これにより、リフレッシュサイク
ル数を減らすことができると同時に、リフレッシュ時の
電力消費を従来のものに比較し削減することができる。
すなわち、複数のワード線を一括してリフレッシュする
際に、従来のもののように、複数のセルアレイのワード
線を一括リフレッシュする場合は、各セルアレイの第
1、第2ワードデコーダをいずれも活性化する必要があ
るが、上記の半導体記憶装置によれば、リフレッシュの
際に、一方のセルアレイの第1、第2ワードデコーダの
みを活性化すればよく、これにより、従来のものよりリ
フレッシュ時の電力消費を削減することができる。
【0069】この点をさらに説明すると、本実施形態は
セルアレイ構成であるとともに、ブーストされた電圧を
使用するデコーダがあり、リフレッシュ時にはセルアレ
イS0,S1の一方を選択して他のセルアレイを選択し
ないようにする。これにより、ブーストされるブロック
が少なくなって、ブースト電圧発生によるパワーも削減
することができる。つまり、本実施形態は、ブースト電
圧が供給されるデコーダをセルアレイ毎に有する構成で
あって、リフレッシュ時には何れかのセルアレイだけを
活性化させ、なおかつ、選択されたセルアレイでは複数
本のワード線が同時にリフレッシュ対象となる。
【0070】本実施形態はデコーダが動作することによ
るAC電流ではなく、デコーダが動作することによって
消費されるブースト回路90の電流を低減させるもので
ある。電圧がブーストされていると当然振幅が大きいの
で電流低減による消費電力低減の効果が大きい。また、
電圧をブーストさせるにはチャージポンプでレベルを上
げなければいけないが、そのために消費される電流はブ
ーストレベルによって消費される電流に比べて100%
ではない。つまり、レベルを上げるために消費される電
流の40%程度の効率でしかブースト電位を供給するこ
とができない。例えば40ミリAの電流を供給するため
には、ブーストを上げるために発生させる電流として例
えば100ミリA必要となる。したがって、ブースト回
路90の出力電流を低減することが消費電力低減に極め
て有効となる。
【0071】なお、上記実施形態においては、説明の簡
略化のためセルアレイを2個、各セルアレイ内のブロッ
クの数を4個としているが、実際の製品においてはセル
アレイが3個以上あるものもあり、また、ブロック数も
5個以上あるものが通常である。また、同時にリフレッ
シュするメインワードラインMWLの数も4ラインに限
るものではないことは勿論である。例えば、セルアレイ
が3個以上ある場合、リフレッシュ時にはセルアレイの
いずれか1つを選択して他のセルアレイを選択しないよ
うにする。これにより、ブーストされるブロックが少な
くなって、ブースト電圧発生によるパワーも削減するこ
とができる。つまり、本実施形態は、ブースト電圧が供
給されるデコーダをセルアレイ毎に有する構成であっ
て、リフレッシュ時には何れかのセルアレイだけを活性
化させ、なおかつ、選択されたセルアレイでは複数本の
ワード線が同時にリフレッシュ対象となる。また、セル
アレイが3個以上ある場合、リフレッシュ時にセルアレ
イの内、たとえ複数個のセルアレイが選択された場合で
も、少なくとも1つ以上のセルアレイを選択しないよう
にすれば、従来のように全てのセルアレイが選択される
場合と比較すれば、消費電力低減の効果が得られる。ま
た、上記疑似SRAMのなかには、例えば1メモリサイ
クル中に読出/書込み動作とリフレッシュ動作とを行う
ものがあるが、本発明はこのような動作を行う装置にも
適用可能である。尚、上記第1実施形態においては、疑
似SRAMを例にとり説明したが、本発明は、DRAM
あるいは疑似SRAM等に代表されるリフレッシュを必
要とする半導体記憶装置一般に適用可能であり、特に、
リフレッシュ動作時の消費電力の低減が要求される装置
に好適に適用し得る。
【0072】(第2実施形態)次に、本発明の第2の実
施形態について説明する。なお、この実施形態は上記実
施形態の変形であり、以下、変形部分のみ説明する。図
11は第2の実施形態の構成を示す回路図である。この
実施形態においては、第1ワードデコーダ70および8
0の出力回路に、図9に示すブースト電圧Vbtによる
昇圧ドライバを使用せず、図11に示すように、電源電
圧VDDによる第一の論理回路200を使用し、ブースト
されていない低レベルの第1ワード線選択信号/MWを
セルアレイに形成された第3ワードデコーダ202へ供
給する。同様に、第2ワードデコーダ40および50の
出力回路に、図10に示すブースト電圧Vbtによる昇
圧ドライバDR0〜DR3を使用せず、図11に示すよ
うに、電源電圧VDDによる第二の論理回路201を使用
し、ブーストされていない低レベルの第2ワード線選択
信号S、/Sをセルアレイに形成された第3ワードデコ
ーダ202へ供給する。
【0073】そして、第3ワードデコーダにおいて、上
記の信号/MW、信号S、及び信号/Sに基づきブース
ト電圧Vbtによって昇圧された信号を形成し、第3ワ
ード線SWLへ印加する。ブースト電圧Vbtは、第1
ワードデコーダおよび第2ワードデコーダには供給せ
ず、第3ワードデコーダのみに供給することで更なる消
費電力の低減を図る。図12は、上記第3ワードデコー
ダ202の構成例を示す回路図である。第3ワードデコ
ーダ202は、NチャンネルFET204〜206、と
PチャンネルFET207,208とで構成し得る。ブ
ースト電圧Vbtは、PチャンネルFET207,20
8のソースに供給される。PチャンネルFET207と
NチャンネルFET204のドレインは共通接続される
と共に、PチャンネルFET208のゲートに接続され
る。NチャンネルFET204のゲートには信号Sが供
給される。PチャンネルFET207のゲートおよびP
チャンネルFET208のドレインは共に出力ノードQ
に接続される。NチャンネルFET205、206は、
ソースを共通接続すると共に接地する。NチャンネルF
ET205、206のドレインは共通接続すると共に出
力ノードQに接続される。NチャンネルFET205の
ゲートには信号/MWが供給され、一方NチャンネルF
ET206のゲートには信号/Sが供給される。
【0074】上記第3ワードデコーダ202の動作を説
明する。いま、信号/MWが”1”の時はFET205
がオンとなり、したがって、図に示すFET205、2
06、208の出力ノードQの電位が接地電位となり、
信号S、/Sの値にかかわらず、この接地電位が第3ワ
ード線SWLへ供給される。これにより、第3ワード線
SWLが非活性化される。一方、信号/MWが”0”の
時は、FET205がオフとなり、信号S,/Sの値に
よって出力ノードQのレベルが決定される。すなわち、
信号Sが”1”、信号/Sが”0”の場合は、FET2
04がオン、FET208がオンとなる一方、FET2
06、FET207オフとなり、出力ノードQの電位が
ブースト電圧Vbtとなり、このブースト電圧Vbtが
第3ワード線SWLへ供給される。これにより、第3ワ
ード線SWLが活性化される。
【0075】一方、信号Sが”0”、信号/Sが”1”
の場合は、FET204がオフ、FET206がオンと
なる。これにより、FET207がオン、FET208
がオフとなり、出力ノードQが接地電位となり、この接
地電位が第3ワード線SWLへ出力される。このよう
に、上記第2の実施形態によれば、第3ワードデコーダ
にのみレベル変換機能を持たせ、第1、第2ワードデコ
ーダをブースト電圧Vbtを使用しないVDD系回路で構
成したので、第1、第2ワードデコーダの消費電力を減
することができる。
【0076】(第3実施形態)次に、本発明の第3の実
施形態について説明する。なお、この実施形態は上記第
1の実施形態の変形であり、以下、変形部分のみ説明す
る。図13はこの発明の第3の実施形態の構成を示す回
路図である。この図に示す実施形態は、第2ワードデコ
ーダの2本の出力信号S、/Sに代えて、信号Sのみに
よって第3ワードデコーダを駆動するようにしたもので
ある。
【0077】第3ワードデコーダは、NチャンネルFE
T211〜213と、PチャンネルFET214、21
5とから構成し得る。PチャンネルFET215は、そ
のゲートが接地されると共に、ブースト電圧VbtがP
チャンネルFET215を介してノードPへ供給される
ため、PチャンネルFET215は負荷抵抗として働
く。NチャンネルFET211及び212は、ノードP
とグランドとの間に直列に接続される。また、第1ワー
ド線MWLの信号がFET212のゲートへ印加され、
第2ワードデコーダの出力信号SがFET211のゲー
トへ印加される。ブースト電圧Vbtは、さらにPチャ
ンネルFET214のソースにも供給される。Pチャン
ネルFET214およびNチャンネルFET213のド
レインは共通接続されると共に、出力ノードQに接続さ
れる。PチャンネルFET214およびNチャンネルF
ET213のゲートは共通接続されると共に、ノードP
に接続され、ノードPの電位が、PチャンネルFET2
14およびNチャンネルFET213のゲート電位とな
る。NチャンネルFET213のソースは接地される。
【0078】上記第3ワードデコーダの動作を説明す
る。いま、第1ワード線MWLの信号が”0”の場合
は、FET212がオフとなり、FET212とFET
215のノードPの電位がブースト電圧Vbtとなる。
この結果、FET213がオン、FET214がオフと
なり、FET213とFET214の出力ノードQの電
位が接地電位となり、この接地電位が第3ワード線SW
Lへ出力される。一方、第1ワード線MWLの信号が”
1”の場合は、FET212がオンとなり、この場合、
信号Sによって第3ワード線SWLへの出力が決定され
る。すなわち、信号Sが”1”の場合は、FET211
がオンとなり、ノードPの電位が接地電位となる。これ
により、FET214がオン、FET213がオフとな
り、出力ノードQの電位がブースト電圧Vbtとなり、
このブースト電圧Vbtが第3ワード線SWLへ出力さ
れる。これにより、第3ワード線SWLが活性化され
る。これに対し、信号Sが”0”の場合は、FET21
1がオフとなり、ノードPの電位がブースト電圧Vbt
となる。これにより、FET213がオン、FET21
4がオフとなり、出力ノードQの電位が接地電位とな
り、この接地電位が第3ワード線SWLへ出力される。
【0079】このように、上記実施形態によれば、第1
ワードデコーダ、第2ワードデコーダの出力として共
に、正負2本の信号を使用するのではなく、各1本の信
号で済むので、ACパワーを減らすことができる。な
お、図13の回路の場合、第3ワード線の選択時にFE
T211,212,215を貫通する貫通電流が発生す
るが、選択時間だけであり、この貫通電流は、ほとんど
無視することができる。また、変更例として、第1ワー
ド線MWLの信号MWLをFET211のゲートに、信
号SをFET212のゲートに入力してもよい。また、
接地側のFET211は、隣接する回路のものと同一信
号を入力する場合、まとめて接地側のFET211を隣
接する回路のものと共通に使用してもよい。
【0080】(第4実施形態)次に、本発明の第4の実
施形態について説明する。なお、この実施形態は上記第
1の実施形態の変形であり、以下、変形部分のみ説明す
る。図14、図15は、この発明の第4の実施形態の構
成を示す回路図である。これらの図に示す実施形態は、
第3ワードデコーダを、ソースをドライブして動作さ
せ、これにより、第2ワードデコーダまたは第1ワード
デコーダの出力信号の振幅をより小さくし、これらのデ
コーダの消費電力をより小さくしたものである。図14
においては、第3ワードデコーダを第2ワードデコーダ
の出力信号/Sをトランジスタのソースに供給して、ソ
ースドライブで動作させるようになっている。また、図
15はその場合の第2ワードデコーダの構成の要部を示
している。
【0081】図14を参照し、第3ワードデコーダの回
路構成と動作を説明する。第3ワードデコーダは、Nチ
ャンネルFET221、222と、PチャンネルFET
223、224とから構成し得る。PチャンネルFET
223は、そのゲートが接地されると共に、ブースト電
圧VbtがPチャンネルFET223を介してノードP
へ供給されるため、PチャンネルFET223は負荷抵
抗として働く。PチャンネルFET223とNチャンネ
ルFET221は、そのドレインが共通にノードPに接
続される。NチャンネルFET221のソースには、第
2ワードデコーダの出力信号/Sが供給され、ゲートに
は第1ワード線MWLの信号が印加される。
【0082】ブースト電圧Vbtは、さらにPチャンネ
ルFET224のソースにも供給される。Pチャンネル
FET224およびNチャンネルFET222のドレイ
ンは共通接続されると共に、出力ノードQに接続され
る。PチャンネルFET224およびNチャンネルFE
T222のゲートは共通接続されると共に、ノードPに
接続され、ノードPの電位が、PチャンネルFET22
4およびNチャンネルFET222のゲート電位とな
る。NチャンネルFET222のソースは接地される。
【0083】上記第3ワードデコーダの動作を説明す
る。いま、第1ワード線MWLの信号が”0”の場合
は、FET221がオフとなり、FET221とFET
223の接続点Pの電位がブースト電圧Vbtとなる。
この結果、FET222がオン、FET224がオフと
なり、FET222とFET224の接続点Qの電位が
接地電位となり、この接地電位が第3ワード線SWLへ
供給される。
【0084】一方、第1ワード線MWLの信号が”1”
の場合は、FET221がオンとなり、この場合、信号
/Sによって第3ワード線SWLへの供給が決定され
る。すなわち、信号/Sが”1”の場合は、点Pの電位
がブースト電圧Vbtとなる。これにより、FET22
2がオン、FET224がオフとなり、点Qの電位が接
地電位となり、第3ワード線SWLが非活性化される。
これに対し、信号/Sが”0”の場合は、点Pの電位が
接地電位となり、これにより、FET224がオン、F
ET222がオフとなり、点Qの電位がブースト電圧V
btとなり、このブースト電圧Vbtが第3ワード線S
WLへ供給される。これにより、第3ワード線SWLが
活性化される。
【0085】次に、図15を参照し、第2ワードデコー
ダの回路構成と動作を説明する。第2ワードデコーダ
は、ナンドゲートNN0と、インバータ226と、Nチ
ャンネルFET227,228とで構成し得る。Nチャ
ンネルFET227,228は、電源電圧VDDとグラン
ドとの間に直列に接続される。NチャンネルFET22
7,228のドレインは出力端に共通接続される。ナン
ドゲートNN0の出力は、インバータ226を介しNチ
ャンネルFET228のゲートに接続されると共に、N
チャンネルFET227のゲートには直接接続されるこ
とで、NチャンネルFET227のゲートには、ナンド
ゲートNN0の出力信号が印加され、NチャンネルFE
T228のゲートには、ナンドゲートNN0の出力信号
の反転信号が印加される。
【0086】これらの構成要素226〜228によって
図10のドライバDR0に代わるドライバが構成されて
いる。また、図15の回路においては、ドライバの電源
として、ブースト電圧Vbtではなく、電源電圧VDDが
用いられている。このような構成において、ナンドゲー
トNN0の出力が”0”の場合は、インバータ226の
出力が”1”となり、FET227がオフ、FET22
8がオンとなる。これにより、信号/Sとして接地電位
が出力される。一方、ナンドゲートNN0の出力が”
1”の場合は、インバータ226の出力が”0”とな
り、FET227がオン、FET228がオフとなる。
これにより、信号/Sとして(VDD−Vth)が出力され
る。なお、VthはFET227のゲートしきい値であ
る。なお、上述した第2〜第4の実施形態による第3ワ
ードデコーダ回路は、必ずしも複数のワード線を一括し
てリフレッシュする第1の実施形態に適用されなくて
も、すなわち、ワード線を1本ずつ順次リフレッシュす
る構成においても消費電流を削減する効果を有する。
【0087】(第5実施形態)次に、本発明の第5の実
施形態について説明する。なお、この実施形態は上記第
1の実施形態の変形であり、以下、変形部分のみ説明す
る。図16はこの発明の第5の実施形態の構成を示す回
路図であり、この図に示す実施形態は上述した第4の実
施形態(図14)の変形である。すなわち、図14に示
す回路においては、第1ワード線MWLの信号が”1”
となると、FET223,FET221を貫通する電流
が流れる。そして、第1ワード線の本数が多くなると、
この電流が無視できなくなる。
【0088】図16の実施形態においては、図14のF
ET221に入る第1ワード線MWLの信号を、同時に
FET223のゲートへも印加している。この場合、F
ET223はノーマルオンでないと論理としてはまずい
が、ブーストされているので信号MWLが“1”でもF
ET223はオフすることはない。すなわち、第1ワー
ド線MWLの信号が“1”のときにはFET223のゲ
ート電圧がVccまで上がるので、Vccとブーストレ
ベルの差=2Vth(1.数ボルト)しか印加されず、
わずかにオンしている状態となって電流削減が可能であ
る。ちなみに、第1ワード線MWLからみるとFET2
23の分だけ負荷が重くなる。貫通電流の影響と第1ワ
ード線MWLの負荷が重くなる影響を考慮に、図14ま
たは図16の何れの回路構成にするのかを選べば良い。
【0089】以上が本発明の実施の形態についての詳細
である。上述した実施の形態は、バンク構成ではなく、
セルアレイ構成をとっている点が1つの特徴である。す
なわち、本実施の形態は、図1において、プリデコーダ
30、メインデコーダ60が各々1回路づつ設けられて
おり、したがって、2つのセルアレイS0、S1の読出
/書込を各々独立に行うことができない。言い換えれ
ば、図1の回路は、バンク構成における1バンクに相当
する。そして、本実施の形態は、このようなセルアレイ
構成の半導体記憶装置において、リフレッシュ時の電力
消費の削減を図ったものである。
【0090】すなわち、本実施の形態は、前述したよう
に、1つのセルアレイの複数のワード線を一括してリフ
レッシュするようになっている。これにより、セルアレ
イS0をリフレッシュしている時はセルアレイS1の第
1ワードデコーダ80、第2ワードデコーダ50が活性
化されることはなく、したがって、これらのデコーダ8
0,50におけるブースト電圧Vbtの電力消費もほと
んどない。同様に、セルアレイS1をリフレッシュして
いる時はセルアレイS0の第1ワードデコーダ70、第
2ワードデコーダ40が活性化されることはなく、した
がって、これらのデコーダ70,40におけるブースト
電圧Vbtの電力消費もほとんどない。これにより、2
個のセルアレイS0,S1のワード線を同時にリフレッ
シュする従来のものに比較し、リフレッシュ時の電力消
費を削減することができる。
【0091】なお、上記実施形態においては、説明の簡
略化のためセルアレイを2個、各セルアレイ内のブロッ
クの数を4個としているが、実際の製品においてはセル
アレイが3個以上あるものもあり、また、ブロック数も
5個以上あるものが通常である。また、同時にリフレッ
シュするメインワードラインMWLの数も4ラインに限
るものではないことは勿論である。例えば、セルアレイ
が3個以上ある場合、リフレッシュ時にはセルアレイの
いずれか1つを選択して他のセルアレイを選択しないよ
うにする。これにより、ブーストされるブロックが少な
くなって、ブースト電圧発生によるパワーも削減するこ
とができる。つまり、本実施形態は、ブースト電圧が供
給されるデコーダをセルアレイ毎に有する構成であっ
て、リフレッシュ時には何れかのセルアレイだけを活性
化させ、なおかつ、選択されたセルアレイでは複数本の
ワード線が同時にリフレッシュ対象となる。
【0092】また、セルアレイが3個以上ある場合、リ
フレッシュ時にセルアレイの内、たとえ複数個のセルア
レイが選択された場合でも、少なくとも1つ以上のセル
アレイを選択しないようにすれば、従来のように全ての
セルアレイが選択される場合と比較すれば、消費電力低
減の効果が得られる。
【0093】また、本実施形態では、ある第3ワード線
SWLを選択する場合、行方向に貫通する第1ワード線
MWLと、列方向に貫通する第2ワード線SSLの交差
部分において第3ワード線SWLを選択している。この
考え方が本実施形態におけるセルアレイである。第2ワ
ードデコーダ40または50がセルアレイS0またはS
1につき1個だけある構成である。本実施形態では、あ
る特定のセルアレイ内で4本の第1ワード線MWLを選
択したとしても、第1ワード線MWL毎に個別に第2ワ
ードデコーダが必要となるわけではない。
【0094】従来の半導体記憶装置においては、各ブロ
ック毎に第2ワードデコーダを設けており、本実施形態
におけるブロックB00〜B03、B10〜B13毎に
第2ワード線を形成している。このような構成では、各
ブロックごとに1本すなわち合計4本の第1ワード線を
一括してリフレッシュするには、4個の第2ワードデコ
ーダを全て動作させる必要があるため、非常に非効率的
である。しかしながら、本実施形態は、第2ワード線S
SLをセルアレイに貫通させているため、従来のものに
比して面積を小さくすることができて有利である。
【0095】以上のように、本実施形態では、行方向・
列方向に貫通しているものをセルアレイと定義し、その
中で第1ワード線MWLを複数本活性化させるものであ
る。本実施形態では、第2ワード線SSLがセルアレイ
を貫通しているため、それによって第1ワード線MWL
を複数選択することができる。第2ワード線を貫通させ
て走らせることにより、1組の信号だけを動作させれば
良いので、従来のもののように、第2ワード線を縦横に
走らせる必要がなく、面積的にも有利であって消費電力
も低減可能である。
【0096】従来のものでは、第1ワード線が行方向に
は貫通しているが、第2ワード線が列方向には貫通して
いない。従来のものの第2ワード線毎の単位が本実施形
態のセルアレイに相当しているのである。すなわち、本
実施形態では1個のセルアレイ中で複数の第1ワード線
MWLを活性化しているのに対し、従来のものでは、1
つのセルアレイの中ではセンスアンプが1組であるた
め、複数の第1ワード線を選択することはできない。従
来のものは、本実施形態のセルアレイS0、S1に相当
するものを複数選択している。要するに、本実施形態で
は、リフレッシュ時に選択された複数の第1ワード線M
WLに対して、共通に第2ワード線の信号が与えられる
のに対し、従来のものでは、リフレッシュ時に選択され
た複数の第1ワード線の各々に第2ワード線の信号が与
えられる。尚、上記実施形態においては、疑似SRAM
を例にとり説明したが、本発明は、DRAMあるいは疑
似SRAM等に代表されるリフレッシュを必要とする半
導体記憶装置一般に適用可能であり、特に、リフレッシ
ュ動作時の消費電力の低減が要求される装置に好適に適
用し得る。また、本発明は、上記実施形態の構成に限定
されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で
種々の変形が可能である。
【0097】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
セルアレイ構成の半導体記憶装置におけるリフレッシュ
動作において、複数の選択信号を一括選択するようにし
たので、リフレッシュ時の電力消費を削減することがで
きる効果が得られる。また、昇圧回路を有しているの
で、電力削減の効果をより上げることができる。さら
に、セルアレイが複数のブロックに分割されているの
で、1ブロックにつき1ワード線等、ブロック単位でリ
フレッシュすることにより、リフレッシュ回路の簡略化
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態による半導体記憶装
置の要部の構成を示すブロック図である。
【図2】図1におけるセルアレイS0の一部の構成を示
す回路図である。
【図3】図1における第3ワードデコーダSDの構成を
示す回路図である。
【図4】図1におけるセルアレイS0のデータ読み出し
回路の構成を示すブロック図である。
【図5】図1におけるアドレスバッファ26の構成を示
す回路図である。
【図6】同実施形態におけるプリデコーダ30、メイン
デコーダ60、第1ワードデコーダ70および80の構
成を示すブロック図である。
【図7】図6における2−4デコーダ31〜35の構成
を示す回路図である。
【図8】図6における12−64デコーダ61の構成を
示す回路図である。
【図9】図6におけるサブデコーダ71〜74、81〜
84の構成を示す回路図である。
【図10】図1における第2ワードデコーダ40,50
の構成を示す回路図である。
【図11】この発明の第2の実施形態による半導体記憶
装置の要部の構成を示すブロック図である。
【図12】図11における第3ワードデコーダの構成例
を示す回路図である。
【図13】この発明の第3の実施形態による半導体記憶
装置の要部の構成を示すブロック図である。
【図14】この発明の第4の実施形態による半導体記憶
装置の要部の構成を示すブロック図である。
【図15】図14における信号/Sを出力する第2ワー
ドデコーダの一部構成を示す回路図である。
【図16】図14に示す回路の改良例を示す回路図であ
る。
【図17】従来の半導体記憶装置の構成例を示すブロッ
ク図である
【符号の説明】 30 プリデコーダ 40、50 第2ワードデコーダ 60 メインデコーダ 62〜65 オアゲート 66〜69 インバータ 70,80 第1ワードデコーダ 90 ブースト電圧発生回路 B00〜B03、B10〜B13 ブロック S0、S1 セルアレイ SA センスアンプ SD 第3ワードデコーダ MWL 第1ワード線 SSL 第2ワード線 SWL 第3ワード線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 義之 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内 (72)発明者 稲葉 秀雄 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内 (72)発明者 小松 憲明 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内 (72)発明者 廣田 卓哉 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内 (72)発明者 吉田 昌弘 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内 Fターム(参考) 5M024 AA14 AA15 AA20 BB07 BB08 BB22 BB39 CC23 CC50 DD62 DD72 DD73 DD75 EE03 EE05 EE29 EE30 FF03 HH01 KK22 LL01 PP01 PP02 PP03

Claims (64)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リフレッシュ動作を必要とする複数のメ
    モリセルを有する複数のセルアレイが設けられた半導体
    記憶装置であって、 前記複数のセルアレイごとに設けられた複数の第1の選
    択手段と、 内部アドレス信号に基づき前記複数の第1の選択手段に
    共通の選択信号を出力する第2の選択手段とを有する半
    導体記憶装置において、 リフレッシュ動作では前記第2の選択手段は、前記複数
    のセルアレイの内、少なくとも1のセルアレイを非選択
    とし、残りのセルアレイを選択とし、前記複数の第1の
    選択手段の内、前記選択されたセルアレイの第1の選択
    手段のみが選択的に活性化されることを特徴とする半導
    体記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記選択されたセルアレイの第1の選択
    手段は、複数のワード線を一括選択することを特徴とす
    る請求項1に記載の半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の選択手段は、前記複数のセル
    アレイの内、1つのセルアレイを選択し、この選択され
    たセルアレイの第1の選択手段のみが活性化されること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記第2の選択手段と電気的に結合さ
    れ、外部入力されたアドレス信号に基づき内部アドレス
    信号を出力し、前記第2の選択手段に内部アドレス信号
    を供給するアドレス入力手段をさらに有することを特徴
    とする請求項1乃至3のいずれかに記載の半導体記憶装
    置。
  5. 【請求項5】 前記第1の選択手段は、第1のワード線
    選択信号を出力する第1のワード線選択手段と、第2の
    ワード線選択信号を出力する第2のワード線選択手段と
    を有し、 前記第1のワード線選択信号は複数のワードドライバに
    入力される選択信号であり、 前記第2のワード線選択信号は、それぞれの前記第1の
    ワード線選択信号が入力される複数の前記ワードドライ
    バに入力される選択信号であって、複数の前記第1のワ
    ード線選択信号間で共通の選択信号であることを特徴と
    する請求項1乃至4のいずれかに記載の半導体記憶装
    置。
  6. 【請求項6】 前記複数の第1の選択手段の内、選択的
    に活性化された第1の選択手段のみに昇圧電位を選択的
    に供給する昇圧手段をさらに有することを特徴とする請
    求項1乃至5のいずれかに記載の半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 前記メモリセルに対するデータ読み出し
    動作およびデータ書き込み動作において、前記第1およ
    び第2のワード線選択手段がそれぞれ1つの信号を出力
    することを特徴とする請求項5または6に記載の半導体
    記憶装置。
  8. 【請求項8】 前記複数のセルアレイの各々は、複数の
    ブロックに分割され、各ブロックは、前記メモリセルの
    ドレイン端子に接続されるデータ読み出し手段を有する
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の半
    導体記憶装置。
  9. 【請求項9】 リフレッシュ動作において一括選択され
    る複数の前記第1のワード線選択信号は、前記ブロック
    毎に同じ本数だけ選択されることを特徴とする請求項1
    乃至8のいずれかに記載の半導体記憶装置。
  10. 【請求項10】 前記アドレス入力手段は、前記外部ア
    ドレス信号をチップ選択信号に基づいてオン/オフ制御
    するゲート手段であることを特徴とする請求項4乃至8
    のいずれかに記載の半導体記憶装置。
  11. 【請求項11】 前記第1のワード線選択手段は、外部
    からリフレッシュ信号が供給されたとき、前記セルアレ
    イの複数のブロックを選択する第1のワード線選択信号
    を出力することを特徴とする請求項8乃至10のいずれ
    かに記載の半導体記憶装置。
  12. 【請求項12】 前記第1のワード線選択手段は、外部
    からリフレッシュ信号が供給されたとき、前記セルアレ
    イの全てのブロックを選択する前記第1のワード線選択
    信号を出力することを特徴とする請求項11に記載の半
    導体記憶装置。
  13. 【請求項13】 前記第1のワード線選択手段は、前記
    第2の選択手段の出力に応じて前記第1ワード線選択信
    号を出力するゲート回路と、前記ゲート回路の出力を昇
    圧する昇圧ドライバとから構成されていることを特徴と
    する請求項5乃至12のいずれかに記載の半導体記憶装
    置。
  14. 【請求項14】 前記昇圧ドライバは、前記ゲート回路
    の出力レベルをシフトするレベルシフト回路と、前記レ
    ベルシフト回路の出力レベルに応じて昇圧信号または低
    電圧信号を出力するスイッチ手段とから構成されている
    ことを特徴とする請求項13に記載の半導体記憶装置。
  15. 【請求項15】 前記第2のワード線選択手段は、前記
    第2の選択手段の出力に応じて第2ワード線を選択する
    第2のワード線選択信号を出力する選択手段であること
    を特徴とする請求項5乃至14のいずれかに記載の半導
    体記憶装置。
  16. 【請求項16】 前記第2のワード線選択手段は、前記
    第2の選択手段の出力に応じて前記第2ワード線を選択
    する第2のワード線選択信号を出力するゲート回路と、
    前記ゲート回路の出力を昇圧する昇圧ドライバとから構
    成されていることを特徴とする請求項5乃至14のいず
    れかに記載の半導体記憶装置。
  17. 【請求項17】 前記昇圧ドライバは、前記ゲート回路
    の出力レベルをシフトするレベルシフト回路と、前記レ
    ベルシフト回路の出力レベルに応じて高電圧信号または
    低電圧信号を出力するスイッチ手段とから構成されてい
    ることを特徴とする請求項16に記載の半導体記憶装
    置。
  18. 【請求項18】 前記ワードドライバは、前記第1のワ
    ード線選択信号と前記第2のワード線選択信号のアンド
    論理をとるアンド回路であることを特徴とする請求項5
    乃至14、16及び17のいずれかに記載の半導体記憶
    装置。
  19. 【請求項19】 前記アンド回路は、前記第1のワード
    線選択信号に応じて前記第2のワード線選択信号をオン
    /オフ制御するスイッチ手段であることを特徴とする請
    求項18に記載の半導体記憶装置。
  20. 【請求項20】 前記アンド回路は、前記第1のワード
    線選択信号に応じて前記第2のワード線選択信号を昇圧
    して出力し、または、低レベル信号として出力するスイ
    ッチ手段であることを特徴とする請求項18乃至21の
    いずれかに記載の半導体記憶装置。
  21. 【請求項21】 前記アンド回路は、昇圧電圧によって
    駆動されるフリップフロップ回路と、 前記第1のワード線選択信号によって駆動され前記フリ
    ップフロップ回路をイネーブル状態とする第1のスイッ
    チ手段と、 前記フリップフロップ回路がイネーブル状態にある場合
    において、前記第2のワード線選択信号に応じて前記フ
    リップフロップ回路を駆動する第2のスイッチ手段とを
    具備することを特徴とする請求項18乃至21のいずれ
    かに記載の半導体記憶装置。
  22. 【請求項22】 前記アンド回路は、負荷手段と、前記
    第1のワード線選択信号によって駆動される第1のスイ
    ッチ手段と、前記第2のワード線選択信号によって駆動
    される第2のスイッチ手段とを直列接続した第1の回路
    と、 前記負荷手段と前記第1のスイッチ手段との接続点の電
    圧に応じて昇圧信号または低電圧信号を出力する第2の
    回路とを具備することを特徴とする請求項18乃至21
    のいずれかに記載の半導体記憶装置。
  23. 【請求項23】 前記アンド回路は、前記第1のワード
    線選択信号の出力がゲートへ供給され、前記第2のワー
    ド線選択信号がソースへ印加され、ドレインが負荷手段
    を介して電源電圧に接続されたトランジスタと、前記ト
    ランジスタのドレインの電圧に応じて昇圧信号または低
    電圧信号を選択的に出力する選択回路とを具備すること
    を特徴とする請求項18乃至21のいずれかに記載の半
    導体記憶装置。
  24. 【請求項24】 前記半導体記憶装置は、1メモリサイ
    クル中に読出/書込み動作とリフレッシュ動作とを行う
    ことを特徴とする請求項1乃至23のいずれかに記載の
    半導体記憶装置。
  25. 【請求項25】 リフレッシュ動作を必要とする複数の
    メモリセルを有する複数のセルアレイが設けられた半導
    体記憶装置であって、 外部アドレス信号に応答して内部アドレス信号を出力す
    るアドレス入力手段と、 前記複数のセルアレイごとに設けられた複数の第1の選
    択手段と、 前記アドレス入力手段に電気的に結合され、前記アドレ
    ス入力手段からの内部アドレス信号に基づき前記複数の
    第1の選択手段に共通の選択信号を出力する第2の選択
    手段とを有する半導体記憶装置において、 リフレッシュ動作では前記第2の選択手段は、前記複数
    のセルアレイの内、少なくとも1のセルアレイを非選択
    とし、残りのセルアレイを選択とし、前記第1の選択手
    段は複数のワード線を一括選択することを特徴とする半
    導体記憶装置。
  26. 【請求項26】 前記第2の選択手段は、前記複数のセ
    ルアレイの内、1つのセルアレイを選択することを特徴
    とする請求項25に記載の半導体記憶装置。
  27. 【請求項27】 前記第1の選択手段は、第1のワード
    線選択信号を出力する第1のワード線選択手段と、第2
    のワード線選択信号を出力する第2のワード線選択手段
    とを有し、 前記第1のワード線選択信号は複数のワードドライバに
    入力される選択信号であり、 前記第2のワード線選択信号は、それぞれの前記第1の
    ワード線選択信号が入力される複数の前記ワードドライ
    バに入力される選択信号であって、複数の前記第1のワ
    ード線選択信号間で共通の選択信号であることを特徴と
    する請求項25又は26に記載の半導体記憶装置。
  28. 【請求項28】 前記複数の第1の選択手段の内、選択
    されたセルアレイの第1の選択手段のみに昇圧電位を選
    択的に供給する昇圧手段をさらに有することを特徴とす
    る請求項25乃至27のいずれかに記載の半導体記憶装
    置。
  29. 【請求項29】 前記メモリセルに対するデータ読み出
    し動作およびデータ書き込み動作において、前記第1お
    よび第2のワード線選択手段がそれぞれ1つの信号を出
    力することを特徴とする請求項27または28に記載の
    半導体記憶装置。
  30. 【請求項30】 前記複数のセルアレイの各々は、複数
    のブロックに分割され、各ブロックは、前記メモリセル
    のドレイン端子に接続されるデータ読み出し手段を有す
    ることを特徴とする請求項25乃至29のいずれかに記
    載の半導体記憶装置。
  31. 【請求項31】 リフレッシュ動作において一括選択さ
    れる複数の前記第1のワード線選択信号は、前記ブロッ
    ク毎に同じ本数だけ選択されることを特徴とする請求項
    25乃至30のいずれかに記載の半導体記憶装置。
  32. 【請求項32】 前記アドレス入力手段は、前記外部ア
    ドレス信号をチップ選択信号に基づいてオン/オフ制御
    するゲート手段であることを特徴とする請求項25乃至
    30のいずれかに記載の半導体記憶装置。
  33. 【請求項33】 前記第1のワード線選択手段は、外部
    からリフレッシュ信号が供給されたとき、前記セルアレ
    イの複数のブロックを選択する第1のワード線選択信号
    を出力することを特徴とする請求項30乃至32のいず
    れかに記載の半導体記憶装置。
  34. 【請求項34】 前記第1のワード線選択手段は、外部
    からリフレッシュ信号が供給されたとき、前記セルアレ
    イの全てのブロックを選択する前記第1のワード線選択
    信号を出力することを特徴とする請求項33に記載の半
    導体記憶装置。
  35. 【請求項35】 前記第1のワード線選択手段は、前記
    第2の選択手段の出力に応じて前記第1ワード線選択信
    号を出力するゲート回路と、前記ゲート回路の出力を昇
    圧する昇圧ドライバとから構成されていることを特徴と
    する請求項27乃至34のいずれかに記載の半導体記憶
    装置。
  36. 【請求項36】 前記昇圧ドライバは、前記ゲート回路
    の出力レベルをシフトするレベルシフト回路と、前記レ
    ベルシフト回路の出力レベルに応じて昇圧信号または低
    電圧信号を出力するスイッチ手段とから構成されている
    ことを特徴とする請求項35に記載の半導体記憶装置。
  37. 【請求項37】 前記第2のワード線選択手段は、前記
    第2の選択手段の出力に応じて第2ワード線を選択する
    第2のワード線選択信号を出力する選択手段であること
    を特徴とする請求項27乃至36のいずれかに記載の半
    導体記憶装置。
  38. 【請求項38】 前記第2のワード線選択手段は、前記
    第2の選択手段の出力に応じて前記第2ワード線を選択
    する第2のワード線選択信号を出力するゲート回路と、
    前記ゲート回路の出力を昇圧する昇圧ドライバとから構
    成されていることを特徴とする請求項27乃至36のい
    ずれかに記載の半導体記憶装置。
  39. 【請求項39】 前記昇圧ドライバは、前記ゲート回路
    の出力レベルをシフトするレベルシフト回路と、前記レ
    ベルシフト回路の出力レベルに応じて高電圧信号または
    低電圧信号を出力するスイッチ手段とから構成されてい
    ることを特徴とする請求項38に記載の半導体記憶装
    置。
  40. 【請求項40】 前記ワードドライバは、前記第1のワ
    ード線選択信号と前記第2のワード線選択信号のアンド
    論理をとるアンド回路であることを特徴とする請求項2
    7乃至36、38及び39のいずれかに記載の半導体記
    憶装置。
  41. 【請求項41】 前記アンド回路は、前記第1のワード
    線選択信号に応じて前記第2のワード線選択信号をオン
    /オフ制御するスイッチ手段であることを特徴とする請
    求項40に記載の半導体記憶装置。
  42. 【請求項42】 前記アンド回路は、前記第1のワード
    線選択信号に応じて前記第2のワード線選択信号を昇圧
    して出力し、または、低レベル信号として出力するスイ
    ッチ手段であることを特徴とする請求項41に記載の半
    導体記憶装置。
  43. 【請求項43】 前記アンド回路は、昇圧電圧によって
    駆動されるフリップフロップ回路と、 前記第1のワード線選択信号によって駆動され前記フリ
    ップフロップ回路をイネーブル状態とする第1のスイッ
    チ手段と、 前記フリップフロップ回路がイネーブル状態にある場合
    において、前記第2のワード線選択信号に応じて前記フ
    リップフロップ回路を駆動する第2のスイッチ手段とを
    具備することを特徴とする請求項40乃至42のいずれ
    かに記載の半導体記憶装置。
  44. 【請求項44】 前記アンド回路は、負荷手段と、前記
    第1のワード線選択信号によって駆動される第1のスイ
    ッチ手段と、前記第2のワード線選択信号によって駆動
    される第2のスイッチ手段とを直列接続した第1の回路
    と、 前記負荷手段と前記第1のスイッチ手段との接続点の電
    圧に応じて昇圧信号または低電圧信号を出力する第2の
    回路とを具備することを特徴とする請求項40乃至42
    のいずれかに記載の半導体記憶装置。
  45. 【請求項45】 前記アンド回路は、前記第1のワード
    線選択信号の出力がゲートへ供給され、前記第2のワー
    ド線選択信号がソースへ印加され、ドレインが負荷手段
    を介して電源電圧に接続されたトランジスタと、前記ト
    ランジスタのドレインの電圧に応じて昇圧信号または低
    電圧信号を選択的に出力する選択回路とを具備すること
    を特徴とする請求項40乃至42のいずれかに記載の半
    導体記憶装置。
  46. 【請求項46】 前記半導体記憶装置は、1メモリサイ
    クル中に読出/書込み動作とリフレッシュ動作とを行う
    ことを特徴とする請求項25乃至45のいずれかに記載
    の半導体記憶装置。
  47. 【請求項47】 第1及び第2の選択信号の入力を受
    け、前記第1の選択信号に応じて前記第2の選択信号を
    昇圧して出力し、または、低レベル信号として出力する
    選択回路において、 前記選択回路は、昇圧電圧によって駆動されるフリップ
    フロップ回路と、 前記第1の選択信号によって駆動され前記フリップフロ
    ップ回路をイネーブル状態とする第1のスイッチ手段
    と、 前記フリップフロップ回路がイネーブル状態にある場合
    において、前記第2の選択信号に応じて前記フリップフ
    ロップ回路を駆動する第2のスイッチ手段とを具備する
    ことを特徴とする選択回路。
  48. 【請求項48】 前記選択回路はデコーダ回路であり、
    前記第1及び第2の選択信号はデコード信号であること
    を特徴とする請求項47に記載の選択回路。
  49. 【請求項49】 前記選択回路はワードデコーダ回路で
    あり、前記第1及び第2の選択信号はワード線選択信号
    であることを特徴とする請求項47に記載の選択回路。
  50. 【請求項50】 第1及び第2の選択信号の入力を受
    け、前記第1の選択信号に応じて前記第2の選択信号を
    昇圧して出力し、または、低レベル信号として出力する
    選択回路において、 前記選択回路は、負荷手段と、前記第1の選択信号によ
    って駆動される第1のスイッチ手段と、前記第2の選択
    信号によって駆動される第2のスイッチ手段とを直列接
    続した第1の回路と、 前記負荷手段と前記第1のスイッチ手段との接続点の電
    圧に応じて昇圧信号または低電圧信号を出力する第2の
    回路とを具備することを特徴とする選択回路。
  51. 【請求項51】 前記選択回路はデコーダ回路であり、
    前記第1及び第2の選択信号はデコード信号であること
    を特徴とする請求項50に記載の選択回路。
  52. 【請求項52】 前記選択回路はワードデコーダ回路で
    あり、前記第1及び第2の選択信号はワード線選択信号
    であることを特徴とする請求項50に記載の選択回路。
  53. 【請求項53】 第1及び第2の選択信号の入力を受
    け、前記第1の選択信号に応じて前記第2の選択信号を
    昇圧して出力し、または、低レベル信号として出力する
    選択回路において、 前記選択回路は、前記第1の選択信号の出力がゲートへ
    供給され、前記第2の選択信号がソースへ印加され、ド
    レインが負荷手段を介して電源電圧に接続されたトラン
    ジスタと、前記トランジスタのドレインの電圧に応じて
    昇圧信号または低電圧信号を選択的に出力する回路とを
    具備することを特徴とする選択回路。
  54. 【請求項54】 前記選択回路はデコーダ回路であり、
    前記第1及び第2の選択信号はデコード信号であること
    を特徴とする請求項53に記載の選択回路。
  55. 【請求項55】 前記選択回路はワードデコーダ回路で
    あり、前記第1及び第2の選択信号はワード線選択信号
    であることを特徴とする請求項53に記載の選択回路。
  56. 【請求項56】 半導体記憶装置の複数のセルアレイの
    メモリセルをリフレッシュするリフレッシュ方法におい
    て、 前記複数のセルアレイの内、少なくとも1のセルアレイ
    を非選択とし、残りのセルアレイを選択とし、更に選択
    されたセルアレイの複数のワード線を一括選択すること
    によりリフレッシュ動作を行うことを特徴とする半導体
    記憶装置のリフレッシュ方法。
  57. 【請求項57】 前記複数のセルアレイの内、1つのセ
    ルアレイを選択することを特徴とする請求項56に記載
    のリフレッシュ方法。
  58. 【請求項58】 前記選択されたセルアレイ中のワード
    線は、複数のワードドライバに入力される複数の第1の
    ワード線選択信号と、複数の前記第1のワード線選択信
    号間で共通の選択信号としての第2のワード線選択信号
    とに基づき選択されることを特徴とする請求項56又は
    57に記載のリフレッシュ方法。
  59. 【請求項59】 前記選択されたセルアレイのワード線
    を駆動するワードドライバのみに昇圧電位を選択的に供
    給することを特徴とする請求項56乃至58のいずれか
    に記載のリフレッシュ方法。
  60. 【請求項60】 前記複数のセルアレイの各々は、複数
    のブロックに分割され、各ブロックは、前記メモリセル
    のドレイン端子に接続されるデータ読み出し手段を有
    し、リフレッシュ動作において一括選択される複数の前
    記第1のワード線選択信号は、前記ブロック毎に同じ本
    数だけ選択されることを特徴とする請求項58又は59
    のいずれかに記載のリフレッシュ方法。
  61. 【請求項61】 外部アドレス信号をチップ選択信号に
    基づいてオン/オフ制御することで内部アドレスを供給
    することを特徴とする請求項56乃至60のいずれかに
    記載のリフレッシュ方法。
  62. 【請求項62】 外部からリフレッシュ信号が供給され
    たとき、前記選択されたセルアレイ中の複数のブロック
    を選択する第1のワード線選択信号を出力することを特
    徴とする請求項60又は61に記載のリフレッシュ方
    法。
  63. 【請求項63】 外部からリフレッシュ信号が供給され
    たとき、前記選択されたセルアレイ中の全てのブロック
    を選択する第1のワード線選択信号を出力することを特
    徴とする請求項62に記載のリフレッシュ方法。
  64. 【請求項64】 前記リフレッシュ方法は、1メモリサ
    イクル中に読出/書込み動作とリフレッシュ動作とを行
    うことを特徴とする請求項56乃至63のいずれかに記
    載のリフレッシュ方法。
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