JP3838892B2 - 半導体記憶装置およびそのリフレッシュ方法 - Google Patents

半導体記憶装置およびそのリフレッシュ方法 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、半導体記憶装置およびそのリフレッシュ方法に関し、特に、リフレッシュ動作時の消費電力の低減を図った半導体記憶装置およびそのリフレッシュ方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
リフレッシュ動作を行う半導体記憶装置の従来の構成例が、特開平8−77769号に開示される。図17はこの半導体記憶装置の従来の構成例を示すブロック図である。半導体記憶装置は、メモリアレイ2a、2bに加え以下の構成を有する。メモリアレイ2a、2bの読出/書込アドレスAddは、アドレスバッファ1に入力される。第一のXバッファ3aは、アドレスバッファ1に接続され、アドレスバッファ1から出力されたアドレスデータADの入力を受ける、外部入力信号/RASAN(以下/は負論理の信号を示す)に基づいて読み込み出力する。
第一のマルチプレクサ4aは、その入力側が第一のXバッファ3a及びアドレス発生回路10に接続され、その出力側が第一のXデコーダ5aに接続される。第一のマルチプレクサ4aは、リフレッシュ制御信号/ARに基づき制御される。ノーマル動作モードすなわち非リフレッシュモードでは、リフレッシュ制御信号/ARは”1”となり、第一のマルチプレクサ4aは、第一のXバッファ3aからの出力を第一のXデコーダ5aへ供給する。一方、リフレッシュモードでは、リフレッシュ制御信号/ARは”0”となり、アドレス発生回路10からの出力を第一のXデコーダ5aへ供給する。
第一のXデコーダ5aは、第一のマルチプレクサ4aからの出力をデコードし、そのデコード結果に基づいて第一のメモリアレイ2aのワード線を駆動する。第一のセンスアンプ回路6aは、メモリアレイ2aのビット線上に得られた信号を増幅し、I/Oバッファ(図示略)へ出力する。
第一のゲート回路7aは、リフレッシュバンク活性化回路12に接続され、リフレッシュバンク活性化回路12からの信号/RASRおよび外部入力信号/RASANに基づいて、第一のXデコーダ5a、第一のセンスアンプ回路6aを活性化する第一の活性化信号/RASAを発生し、第一のXデコーダ5a、第一のセンスアンプ6aを活性化する。
【0003】
そして、上述した各構成要素2a、3a、4a、5a、6a、7aによって第一のバンクBKAが構成されている。なお、ビット線を選択するカラムデコーダおよびその制御系については、記載を省略する。
第二のXバッファ3bは、アドレスバッファ1に接続され、アドレスバッファ1から出力されたアドレスデータBDの入力を受け、外部入力信号/RASBNに基づいて読み込み出力する。
第二のマルチプレクサ4bは、その入力側が第二のXバッファ3b及びアドレス発生回路10に接続され、その出力側が第二のXデコーダ5bに接続される。第二のマルチプレクサ4bは、リフレッシュ制御信号/ARに基づき制御される。ノーマル動作モードすなわち非リフレッシュモードでは、リフレッシュ制御信号/ARは”1”となり、第二のマルチプレクサ4bは、第二のXバッファ3bからの出力を第二のXデコーダ5bへ供給する。一方、リフレッシュモードでは、リフレッシュ制御信号/ARは”0”となり、アドレス発生回路10からの出力を第二のXデコーダ5bへ供給する。
【0004】
第二のXデコーダ5bは、第二のマルチプレクサ4bからの出力をデコードし、そのデコード結果に基づいて第二のメモリアレイ2bのワード線を駆動する。第二のセンスアンプ回路6bは、メモリアレイ2bのビット線上に得られた信号を増幅し、I/Oバッファ(図示略)へ出力する。
第二のゲート回路7bは、リフレッシュバンク活性化回路12に接続され、リフレッシュバンク活性化回路12からの信号/RASRおよび外部入力信号/RASBNに基づいて、第二のXデコーダ5b、第二のセンスアンプ回路6bを活性化する第二の活性化信号/RASBを発生し、第二のXデコーダ5b、第二のセンスアンプ6bを活性化する。
そして、上述した各構成要素2b、3b、4b、5b、6b、7bによって第二のバンクBKBが構成されている。なお、ビット線を選択するカラムデコーダおよびその制御系については、記載を省略する。
【0005】
リフレッシュモード検出回路11は、チップセレクト信号/CS、信号/RAS、信号/CAS、ライトイネーブル信号/WEに基づいてリフレッシュモードが指定されたことを検出し、リフレッシュ信号/AR(パルス信号)を出力する。リフレッシュバンク活性化回路12は、リフレッシュモード検出回路11と接続され、リフレッシュ信号/ARを受け、バンクBKA、BKBを共に活性化する信号/RASRをゲート回路7a、7bへ供給する。リフレッシュカウンタ13は、リフレッシュモード検出回路11と接続され、リフレッシュ信号/ARを受け、リフレッシュ信号/ARを順次アップカウントし、そのカウント値をアドレス発生回路10へ供給する。アドレス発生回路10はラッチ回路によって構成され、リフレッシュカウンタ13の出力をリフレッシュ信号/ARに基づいて読み込み、マルチプレクサ4a、4bへ供給する。
【0006】
このような構成において、通常の読出/書込時(信号/AR=”1”)においては、アドレスAddがアドレスバッファ1を介して、アドレスデータADとしてXバッファ3aおよび4aへ供給される。そして、例えばバンクBKAのメモリアレイ2aを選択する信号/RASAN(”0”)が出力されている場合は、アドレスデータADがXバッファ3aに読み込まれる。この時、リフレッシュ信号/ARが”1”であり、したがって、Xバッファ3a内のアドレスデータADがマルチプレクサ4aを介してXデコーダ5aへ供給される。またこの時、ゲート回路7aは、上記信号/RASANをXデコーダ5aおよびセンスアンプ回路6aへ出力し、これらの回路を活性化する。これにより、Xデコーダ5aによって、アドレスデータADに対応するメモリアレイ2aのワード線が選択される。
【0007】
一方、メモリアレイ2a、3aのリフレッシュ時においては、リフレッシュモード検出回路11からリフレッシュ信号/AR(”0”)が出力される。リフレッシュバンク活性化回路12はこのリフレッシュ信号/ARを受け、信号/RASRをゲート回路7a、7bへ出力する。ゲート回路7a、7bはこの信号/RASRを受け、信号/RASA、信号/RASBを出力してXデコーダ5a、センスアンプ回路6aおよびXデコーダ5b、センスアンプ回路6bを各々活性化する。
【0008】
また、リフレッシュ信号/ARが出力されると、リフレッシュカウンタ13がアップカウントされ、そのカウント出力がアドレス発生回路10に読み込まれる。そして、読み込まれたデータがマルチプレクサ4a、4bを介してXデコーダ5a、5bへ各々供給される。これにより、上記リフレッシュカウンタ13の出力に対応するメモリアレイ2a、2bのワード線がリフレッシュされる。次いで、再び、リフレッシュ信号/AR(”0”)が出力されると、リフレッシュカウンタ13がアップカウントされ、そのカウント出力に基づいてメモリアレイ2a、2bのワード線がリフレッシュされる。以下上記動作が繰り返される。
【0009】
以上が、図17に示す半導体記憶装置の概略構成および動作である。この半導体記憶装置は、上述したことから明らかなように、バンク構成を採っており、各バンクBKA、BKBが各々独立して動作できるようになっている。そして、リフレッシュ時には、メモリアレイ2a、2bの周辺回路が共に活性化され、メモリアレイ2a、2bの各1本のワード線が同時に選択され、それらのワード線に係るメモリセルが同時にリフレッシュされる。
【0010】
上述したバンク構成の半導体記憶装置に対し、セルアレイ構成による半導体記憶装置も知られている。このセルアレイ構成の半導体記憶装置においては、メモリアレイが複数設けられていても、各メモリアレイの読出/書込をそれぞれ独立して行うことができない。言い換えれば、このセルアレイ構成のものは、バンク構成の1バンクに対応する構成であると言える。
但し、このセルアレイ構成の場合、読出/書込は同時に1メモリアレイのみしかできないが、リフレッシュは複数のメモリアレイについて同時に行うことが可能である。そして、従来、このセルアレイ構成の半導体記憶装置においても、リフレッシュ時においては、リフレッシュ時間を短縮するため、複数のメモリアレイを同時にリフレッシュすることが行われていた。
このように、従来のリフレッシュが必要な半導体記憶装置にあっては、バンク構成のものも、ブロック構成のものも共にリフレッシュ時間を短縮するため、複数のメモリアレイを同時にリフレッシュすることが行われていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、近年、携帯電話等の各種携帯機器において、半導体記憶装置が広く使用されている。この携帯機器に使用される半導体記憶装置においては、いかに消費電力を低減するかが大きな問題である。特に、DRAMあるいは疑似SRAM等のリフレッシュを必要とする半導体記憶装置においては、リフレッシュ動作時の消費電力をいかに低減するかが重要な課題である。しかしながら、上述した従来の半導体記憶装置においては、バンク構成、ブロック構成のいずれのものにおいても未だリフレッシュ時の消費電力が大きいという欠点があった。すなわち、複数のメモリアレイを同時にリフレッシュするということは、リフレッシュ時間を短縮することはできるが、リフレッシュ時において、各メモリアレイの周辺回路をいずれも活性化する必要があり、このため、消費電力が大きくなってしまう。なお、疑似SRAMとは、DRAM(ダイナミックラム)と同様のメモリセルを有し、SRAM(スタティックラム)と同様の使い勝手を有する半導体記憶装置である。
【0012】
本発明は、上述した事情を考慮してなされたもので、その目的は、リフレッシュ時の消費電力を従来のものよりさらに低減した半導体記憶装置及びそのリフレッシュ方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の課題を解決すべくなされたもので、リフレッシュ動作を必要とする複数のメモリセルを有する複数のセルアレイが設けられた半導体記憶装置であって、前記複数のセルアレイごとに設けられた複数の第1の選択手段と、内部アドレス信号に基づき前記複数の第1の選択手段に共通の選択信号を出力する第2の選択手段とを有する半導体記憶装置において、リフレッシュ動作では前記第2の選択手段は、前記複数のセルアレイの内、少なくとも1のセルアレイを非選択とし、残りのセルアレイを選択とし、前記複数の第1の選択手段の内、前記選択されたセルアレイの第1の選択手段のみが選択的に活性化されることを特徴とする半導体記憶装置を提供する。
【0014】
前記選択されたセルアレイの第1の選択手段は、複数のワード線を一括選択するよう構成し得る。
更に、前記第2の選択手段は、前記複数のセルアレイの内、1つのセルアレイを選択し、この選択されたセルアレイの第1の選択手段のみが活性化されるよう構成し得る。
前記第2の選択手段と電気的に結合され、外部入力されたアドレス信号に基づき内部アドレス信号を出力し、前記第2の選択手段に内部アドレス信号を供給するアドレス入力手段をさらに有するよう構成し得る。
【0015】
更に、前記第1の選択手段は、第1のワード線選択信号を出力する第1のワード線選択手段と、第2のワード線選択信号を出力する第2のワード線選択手段とを有し、前記第1のワード線選択信号は複数のワードドライバに入力される選択信号であり、前記第2のワード線選択信号は、それぞれの前記第1のワード線選択信号が入力される複数の前記ワードドライバに入力される選択信号であって、複数の前記第1のワード線選択信号間で共通の選択信号であるよう構成し得る。
【0016】
前記複数の第1の選択手段の内、選択的に活性化された第1の選択手段のみに昇圧電位を選択的に供給する昇圧手段をさらに有するよう構成し得る。
前記メモリセルに対するデータ読み出し動作およびデータ書き込み動作において、前記第1および第2のワード線選択手段がそれぞれ1つの信号を出力するよう構成し得る。
前記複数のセルアレイの各々は、複数のブロックに分割され、各ブロックは、前記メモリセルのドレイン端子に接続されるデータ読み出し手段を有するよう構成し得る。
【0017】
リフレッシュ動作において一括選択される複数の前記第1のワード線選択信号は、前記ブロック毎に同じ本数だけ選択されるよう構成し得る。
前記アドレス入力手段は、前記外部アドレス信号をチップ選択信号に基づいてオン/オフ制御するゲート手段で構成し得る。
前記第1のワード線選択手段は、外部からリフレッシュ信号が供給されたとき、前記セルアレイの複数のブロックを選択する第1のワード線選択信号を出力するよう構成し得る。
前記第1のワード線選択手段は、外部からリフレッシュ信号が供給されたとき、前記セルアレイの全てのブロックを選択する前記第1のワード線選択信号を出力するよう構成し得る。
【0018】
前記第1のワード線選択手段は、前記第2の選択手段の出力に応じて前記第1ワード線選択信号を出力するゲート回路と、前記ゲート回路の出力を昇圧する昇圧ドライバとで構成し得る。
前記昇圧ドライバは、前記ゲート回路の出力レベルをシフトするレベルシフト回路と、前記レベルシフト回路の出力レベルに応じて昇圧信号または低電圧信号を出力するスイッチ手段とで構成し得る。
前記第2のワード線選択手段は、前記第2の選択手段の出力に応じて第2ワード線を選択する第2のワード線選択信号を出力する選択手段で構成し得る。
【0019】
前記第2のワード線選択手段は、前記第2の選択手段の出力に応じて前記第2ワード線を選択する第2のワード線選択信号を出力するゲート回路と、前記ゲート回路の出力を昇圧する昇圧ドライバとで構成し得る。
前記昇圧ドライバは、前記ゲート回路の出力レベルをシフトするレベルシフト回路と、前記レベルシフト回路の出力レベルに応じて高電圧信号または低電圧信号を出力するスイッチ手段とで構成し得る。
前記ワードドライバは、前記第1のワード線選択信号と前記第2のワード線選択信号のアンド論理をとるアンド回路で構成し得る。
【0020】
前記アンド回路は、前記第1のワード線選択信号に応じて前記第2のワード線選択信号をオン/オフ制御するスイッチ手段で構成し得る。
前記アンド回路は、前記第1のワード線選択信号に応じて前記第2のワード線選択信号を昇圧して出力し、または、低レベル信号として出力するスイッチ手段で構成し得る。
更に、前記アンド回路は、昇圧電圧によって駆動されるフリップフロップ回路と、前記第1のワード線選択信号によって駆動され前記フリップフロップ回路をイネーブル状態とする第1のスイッチ手段と、前記フリップフロップ回路がイネーブル状態にある場合において、前記第2のワード線選択信号に応じて前記フリップフロップ回路を駆動する第2のスイッチ手段とで構成し得る。
【0021】
また、前記アンド回路は、負荷手段と、前記第1のワード線選択信号によって駆動される第1のスイッチ手段と、前記第2のワード線選択信号によって駆動される第2のスイッチ手段とを直列接続した第1の回路と、前記負荷手段と前記第1のスイッチ手段との接続点の電圧に応じて昇圧信号または低電圧信号を出力する第2の回路とで構成し得る。
また、前記アンド回路は、前記第1のワード線選択信号の出力がゲートへ供給され、前記第2のワード線選択信号がソースへ印加され、ドレインが負荷手段を介して電源電圧に接続されたトランジスタと、前記トランジスタのドレインの電圧に応じて昇圧信号または低電圧信号を選択的に出力する選択回路とで構成し得る。
【0022】
更に、本発明は、リフレッシュ動作を必要とする複数のメモリセルを有する複数のセルアレイが設けられた半導体記憶装置であって、外部アドレス信号に応答して内部アドレス信号を出力するアドレス入力手段と、前記複数のセルアレイごとに設けられた複数の第1の選択手段と、前記アドレス入力手段に電気的に結合され、前記アドレス入力手段からの内部アドレス信号に基づき前記複数の第1の選択手段に共通の選択信号を出力する第2の選択手段とを有する半導体記憶装置において、リフレッシュ動作では前記第2の選択手段は、前記複数のセルアレイの内、少なくとも1のセルアレイを非選択とし、残りのセルアレイを選択とし、前記第1の選択手段は複数のワード線を一括選択することを特徴とする半導体記憶装置を提供する。
【0023】
前記第2の選択手段は、前記複数のセルアレイの内、1つのセルアレイを選択するよう構成し得る。
前記第1の選択手段は、第1のワード線選択信号を出力する第1のワード線選択手段と、第2のワード線選択信号を出力する第2のワード線選択手段とを有し、前記第1のワード線選択信号は複数のワードドライバに入力される選択信号であり、前記第2のワード線選択信号は、それぞれの前記第1のワード線選択信号が入力される複数の前記ワードドライバに入力される選択信号であって、複数の前記第1のワード線選択信号間で共通の選択信号で構成し得る。
【0024】
前記複数の第1の選択手段の内、選択されたセルアレイの第1の選択手段のみに昇圧電位を選択的に供給する昇圧手段をさらに有するよう構成し得る。
前記メモリセルに対するデータ読み出し動作およびデータ書き込み動作において、前記第1および第2のワード線選択手段がそれぞれ1つの信号を出力するよう構成し得る。
前記複数のセルアレイの各々は、複数のブロックに分割され、各ブロックは、前記メモリセルのドレイン端子に接続されるデータ読み出し手段を有するよう構成し得る。
リフレッシュ動作において一括選択される複数の前記第1のワード線選択信号は、前記ブロック毎に同じ本数だけ選択されるよう構成し得る。
【0025】
前記アドレス入力手段は、前記外部アドレス信号をチップ選択信号に基づいてオン/オフ制御するゲート手段で構成し得る。
前記第1のワード線選択手段は、外部からリフレッシュ信号が供給されたとき、前記セルアレイの複数のブロックを選択する第1のワード線選択信号を出力するよう構成し得る。
前記第1のワード線選択手段は、外部からリフレッシュ信号が供給されたとき、前記セルアレイの全てのブロックを選択する前記第1のワード線選択信号を出力するよう構成し得る。
【0026】
前記第1のワード線選択手段は、前記第2の選択手段の出力に応じて前記第1ワード線選択信号を出力するゲート回路と、前記ゲート回路の出力を昇圧する昇圧ドライバとで構成し得る。
前記昇圧ドライバは、前記ゲート回路の出力レベルをシフトするレベルシフト回路と、前記レベルシフト回路の出力レベルに応じて昇圧信号または低電圧信号を出力するスイッチ手段とで構成し得る。
前記第2のワード線選択手段は、前記第2の選択手段の出力に応じて第2ワード線を選択する第2のワード線選択信号を出力する選択手段で構成し得る。
【0027】
前記第2のワード線選択手段は、前記第2の選択手段の出力に応じて前記第2ワード線を選択する第2のワード線選択信号を出力するゲート回路と、前記ゲート回路の出力を昇圧する昇圧ドライバとで構成し得る。
前記昇圧ドライバは、前記ゲート回路の出力レベルをシフトするレベルシフト回路と、前記レベルシフト回路の出力レベルに応じて高電圧信号または低電圧信号を出力するスイッチ手段とで構成し得る。
前記ワードドライバは、前記第1のワード線選択信号と前記第2のワード線選択信号のアンド論理をとるアンド回路で構成し得る。
【0028】
更に、前記アンド回路は、前記第1のワード線選択信号に応じて前記第2のワード線選択信号をオン/オフ制御するスイッチ手段で構成し得る。
また、前記アンド回路は、前記第1のワード線選択信号に応じて前記第2のワード線選択信号を昇圧して出力し、または、低レベル信号として出力するスイッチ手段で構成し得る。
また、前記アンド回路は、昇圧電圧によって駆動されるフリップフロップ回路と、前記第1のワード線選択信号によって駆動され前記フリップフロップ回路をイネーブル状態とする第1のスイッチ手段と、前記フリップフロップ回路がイネーブル状態にある場合において、前記第2のワード線選択信号に応じて前記フリップフロップ回路を駆動する第2のスイッチ手段とで構成し得る。
【0029】
また、前記アンド回路は、負荷手段と、前記第1のワード線選択信号によって駆動される第1のスイッチ手段と、前記第2のワード線選択信号によって駆動される第2のスイッチ手段とを直列接続した第1の回路と、前記負荷手段と前記第1のスイッチ手段との接続点の電圧に応じて昇圧信号または低電圧信号を出力する第2の回路とで構成し得る。
また、前記アンド回路は、前記第1のワード線選択信号の出力がゲートへ供給され、前記第2のワード線選択信号がソースへ印加され、ドレインが負荷手段を介して電源電圧に接続されたトランジスタと、前記トランジスタのドレインの電圧に応じて昇圧信号または低電圧信号を選択的に出力する選択回路とで構成し得る。
【0030】
更に、本発明は、第1及び第2の選択信号の入力を受け、前記第1の選択信号に応じて前記第2の選択信号を昇圧して出力し、または、低レベル信号として出力する選択回路において、前記選択回路は、昇圧電圧によって駆動されるフリップフロップ回路と、前記第1の選択信号によって駆動され前記フリップフロップ回路をイネーブル状態とする第1のスイッチ手段と、前記フリップフロップ回路がイネーブル状態にある場合において、前記第2の選択信号に応じて前記フリップフロップ回路を駆動する第2のスイッチ手段とを具備することを特徴とする選択回路を提供する。
例えば、前記選択回路はデコーダ回路で構成し、前記第1及び第2の選択信号はデコード信号であってもよい。
また、前記選択回路はワードデコーダ回路で構成し、前記第1及び第2の選択信号はワード線選択信号であってもよい。
【0031】
更に、本発明は、第1及び第2の選択信号の入力を受け、前記第1の選択信号に応じて前記第2の選択信号を昇圧して出力し、または、低レベル信号として出力する選択回路において、前記選択回路は、負荷手段と、前記第1の選択信号によって駆動される第1のスイッチ手段と、前記第2の選択信号によって駆動される第2のスイッチ手段とを直列接続した第1の回路と、前記負荷手段と前記第1のスイッチ手段との接続点の電圧に応じて昇圧信号または低電圧信号を出力する第2の回路とを具備することを特徴とする選択回路を提供する。
例えば、前記選択回路はデコーダ回路で構成し、前記第1及び第2の選択信号はデコード信号であってもよい。
また、前記選択回路はワードデコーダ回路で構成し、前記第1及び第2の選択信号はワード線選択信号であってもよい。
【0032】
更に、本発明は、第1及び第2の選択信号の入力を受け、前記第1の選択信号に応じて前記第2の選択信号を昇圧して出力し、または、低レベル信号として出力する選択回路において、前記選択回路は、前記第1の選択信号の出力がゲートへ供給され、前記第2の選択信号がソースへ印加され、ドレインが負荷手段を介して電源電圧に接続されたトランジスタと、前記トランジスタのドレインの電圧に応じて昇圧信号または低電圧信号を選択的に出力する回路とを具備することを特徴とする選択回路を提供する。
例えば、前記選択回路はデコーダ回路で構成し、前記第1及び第2の選択信号はデコード信号であってもよい。
また、前記選択回路はワードデコーダ回路で構成し、前記第1及び第2の選択信号はワード線選択信号であってもよい。
【0033】
更に、本発明は、半導体記憶装置の複数のセルアレイのメモリセルをリフレッシュするリフレッシュ方法において、前記複数のセルアレイの内、少なくとも1のセルアレイを非選択とし、残りのセルアレイを選択とし、更に選択されたセルアレイの複数のワード線を一括選択することによりリフレッシュ動作を行うことを特徴とする半導体記憶装置のリフレッシュ方法を提供する。
前記複数のセルアレイの内、1つのセルアレイを選択するよう構成し得る。
また、前記選択されたセルアレイ中のワード線は、複数のワードドライバに入力される複数の第1のワード線選択信号と、複数の前記第1のワード線選択信号間で共通の選択信号としての第2のワード線選択信号とに基づき選択されるよう構成し得る。
【0034】
前記選択されたセルアレイのワード線を駆動するワードドライバのみに昇圧電位を選択的に供給するよう構成し得る。
前記複数のセルアレイの各々は、複数のブロックに分割され、各ブロックは、前記メモリセルのドレイン端子に接続されるデータ読み出し手段を有し、リフレッシュ動作において一括選択される複数の前記第1のワード線選択信号は、前記ブロック毎に同じ本数だけ選択されるよう構成し得る。
【0035】
外部アドレス信号をチップ選択信号に基づいてオン/オフ制御することで内部アドレスを供給するよう構成し得る。
外部からリフレッシュ信号が供給されたとき、前記選択されたセルアレイ中の複数のブロックを選択する第1のワード線選択信号を出力するよう構成し得る。
外部からリフレッシュ信号が供給されたとき、前記選択されたセルアレイ中の全てのブロックを選択する第1のワード線選択信号を出力するよう構成し得る。
【0036】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
以下、図面を参照し、この発明の実施の形態について説明する。図1は、この発明の第1の実施形態による半導体記憶装置(疑似SRAM)の要部の構成を示すブロック図である。疑似SRAMのセルアレイS0、S1はDRAMのそれと同様の構成を有するセルアレイであり、他の回路ブロックは周辺回路を構成する。
最初に、セルアレイS0、S1について説明する。第一のセルアレイS0は、4つのブロックB00〜B03から構成され、各ブロックには各々センスアンプSAが形成されている。各ブロックB00〜B03には各々、横方向に64本の第1ワード線MWLが配設され、各第1ワード線MWLに沿って、第1ワード線MWLの約1/4の長さの4本の第3ワード線SWLが配設され、これら第3ワード線SWLの端部に第3ワードデコーダSDが形成されている。また、このセルアレイS0には、縦方向に4本のラインからなる第2ワード線SSLが等間隔で4本配設されている。
【0037】
図2はブロックB00の一部の構成を示す図である。第3ワードデコーダSDは4個のアンド回路から構成され、各アンド回路の出力端に各々第3ワード線SWLが接続されている。また、各アンド回路の第1入力端は第1ワード線MWLに接続され、第2入力端が第2ワード線SSLの4本のラインに各々接続されている。そして、上述した各第3ワード線SWLにメモリセルMSが接続されている。
【0038】
このような構成により、1本の第1ワード線MWLが活性化されると、そのワード線MWLによって4個の第3ワードデコーダSDが選択される。そして、第2ワード線SSLによって第3ワードデコーダSDの4個のアンド回路の内の1つが選択され、これにより、選択されたアンド回路に接続されている第3ワード線SWLが活性化される。すなわち、1本の第1ワード線MWLが活性化されると、それに併設されている4×4本の第3ワード線SWLの内の4本が活性化される。
【0039】
図3は、上述した第3ワードデコーダSDの詳細構成を示す回路図である。この図に示すように、第3ワードデコーダSDは4個のアンドゲートAN0〜AN3によって構成されている。各アンドゲートAN0〜AN3は、図に示すように、NチャンネルFET101〜104と、インバータ105とから構成され、第1ワード線MWLがFET101のソースおよびインバータ105の入力端へ印加され、FET101のゲートにブースト電圧Vbtが印加され、FET101のドレインがFET102のゲートへ印加され、FET102のソースへ信号S0が印加されている。また、インバータ105の出力がFET103のゲートへ印加され、FET102のソースと、FET103,104の各ドレインが共通接続され、FET104のゲートへ信号/S0が印加され、FET103,104の各ソースが接地されている。そして、FET102〜104の共通接続点の信号が図2の第3ワード線SWLへ印加される。
【0040】
ここで、ブースト電圧Vbtとは、電源電圧を後述するブースト電圧発生回路90によってさらに昇圧した電圧である。また、信号S0、信号/S0は上述した第2ワード線SSLの1本から得られる信号である。すなわち、第2ワード線SSLは、実際には8本のラインによって構成されているが、分かりやすいように4本に省略して示している。
【0041】
以上の構成において、第1ワード線MWLの信号が”0”の場合は、インバータ105の出力が”1”となり、FET103がオンとなる。これにより、信号S0、/S0の値にかかわらず”0”が第3ワード線SWLへ出力される。一方、第1ワード線MWLの信号が”1”の場合は、インバータ105の出力が”0”となり、FET103がオフとなる一方、FET101、102がオンとなる。これにより、信号S0が”1”の場合は”1”が第3ワード線SWLへ出力され、同ワード線SWLが活性化される。また、信号S0が”0”の場合は”0”が第3ワード線SWLへ出力される。
【0042】
次に、図4に示すように、セルアレイS0には、縦方向に4本のデータバスDBが等間隔で配設され、各データバスDBに各々4本のサブデータバスSDBが接続されている。また、図4においては省略しているが、セルアレイS0には、縦方向に多数のビット選択ラインBSLが配置されており(図2参照)、各ビット選択ラインBSLが後述するカラムデコーダ143の各出力端に接続されている。
【0043】
また、図2に示すように、ブロックB00には、縦方向にビットラインBLが配設され、各ビットラインBLの下部にセンスアンプSAが形成されている。そして、センスアンプSAの増幅出力がスイッチ素子SIを介してサブデータバスSDBに出力されている。また、スイッチ素子SIのオン/オフ制御端子が上述したビット選択ラインBSLに接続されている。また、ブロックB00の最下部にはセンスイネーブルラインSEL(図2参照)が配設され、このセンスイネーブルラインSELにブロックB00の各センスアンプSAがいずれも接続されている。
以上、ブロックB00について説明したが、ブロックB01〜B03の構成も同様である。また、セルアレイS1の各ブロックB10〜B13の構成も同様である。また、上述したセルアレイS0の構成は、セルアレイS1においても同様である。
【0044】
次に、周辺回路について説明する。図1において、端子21〜23には、ワード線を選択するアドレスAdd0〜Add10が印加される。端子21にはアドレスAdd0,1が印加され、端子22にはアドレスAdd2〜9が印加され、端子23にはアドレスAdd10が印加される。ここで、アドレスAdd10はアドレスAddの最上位ビットであり、セルアレイS0/S1を選択するアドレスである。すなわち、このアドレスAdd10が”1”であればセルアレイS0が選択され、”0”であれば、セルアレイS1が選択される。
【0045】
アドレスAdd2〜7は各ブロックB00〜B03およびB10〜B13の64本の第1ワード線MWLの1本を選択するアドレスである。アドレスAdd8、9はブロックB00〜B03のいずれかおよびブロックB10〜B13のいずれかを選択するアドレスである。アドレスAdd0,1は第2ワード線SSLの内の1本を選択するアドレスである。端子24はリフレッシュ信号REFが印加される端子である。このリフレッシュ信号REFは、セルアレイS0、S1のリフレッシュタイミングにおいて、リフレッシュ制御回路(図示略)から出力される信号であり、ノーマル動作モードでは”0”であり、リフレッシュモードにおいて”1”となる。
【0046】
アドレスバッファ26は、端子21〜23に印加されたアドレスAdd0〜Add10をバッファリングし、アドレスデータA0〜A10として出力する。プリデコーダ30は、アドレスバッファ26に接続され、アドレスデータA0、A1をデコードし4ビットの信号SSDとして出力し、アドレスデータA2〜A9をデコードして出力し、更にアドレスデータA10を増幅した信号AS及びそれを反転した信号/ASを出力する。
2つの第2ワードデコーダ40および50は、プリデコーダ30に接続され、アドレスデータA0、A1をデコードした4ビット信号SSDを受ける。また、メインデコーダ60は、プリデコーダ30に接続され、アドレスデータA2〜A9をデコードした出力を受ける。第1ワードデコーダ70および第2ワードデコーダ40は、プリデコーダ30に接続され、アドレスデータA10を増幅した信号ASを受ける。第1ワードデコーダ80および第2ワードデコーダ50は、プリデコーダ30に接続され、反転信号/ASを受ける。
【0047】
メインデコーダ60はプリデコーダ30からの出力をさらにデコードして第1ワードデコーダ70および80へ供給する。また、リフレッシュ信号REFが”1”の時、ブロックB00〜B03またはB10〜B13の内の複数のブロックを指定する信号を出力する。第1ワードデコーダ70は、メインデコーダ60の出力に基づいてセルアレイS0の第1ワード線MWLを選択し活性化する。同様に、第1ワードデコーダ80は、メインデコーダ60の出力に基づいてセルアレイS1の第1ワード線MWLを選択し活性化する。
【0048】
第2ワードデコーダ40は、プリデコーダ30から出力される4ビットの信号SSDを、信号ASが”1”の時、レベル変換および増幅してセルアレイS0の第2ワード線SSLへ出力する。同様に、第2ワードデコーダ50は、プリデコーダ30から出力される4ビットの信号SSDを、信号/ASが”1”の時、レベル変換および増幅してセルアレイS1の第2ワード線SSLへ出力する。ブースト電圧発生回路90は、電源電圧VDDを昇圧し、ブースト電圧Vbtとして各部へ出力する。
【0049】
以下、上述した回路を図面に基づいてさらに詳述する。アドレスバッファ26は、図5に示すように、ナンドゲート27とインバータ28とから構成され、チップセレクト信号CSが”1”の時アドレスAddi(i=0〜10)を増幅し、アドレスデータAi(i=0〜10)として出力する。
プリデコーダ30は、図6に示すように、アドレスデータA0,A1をデコードする2−4デコーダ31と、アドレスデータA2,A3をデコードする2−4デコーダ32と、アドレスデータA4,A5をデコードする2−4デコーダ33と、アドレスデータA6,A7をデコードする2−4デコーダ34と、アドレスデータA8,A9をデコードし、デコード結果をブロック選択信号Abとして出力する2−4デコーダ35と、アドレスデータA10を反転し、反転結果をセルアレイS1選択信号/ASとして出力するインバータ36と、インバータ36の出力を反転し、反転結果をセルアレイS0選択信号ASとして出力するインバータ37とから構成されている。そして、2−4デコーダ31の出力信号SSDが第2ワードデコーダ40および50へ供給され、2−4デコーダ32〜35の出力がメインデコーダ60へ供給される。また、インバータ37の出力信号ASが第1ワードデコーダ70および第2ワードデコーダ40へ供給され、インバータ36の出力信号/ASが第1ワードデコーダ80および第2ワードデコーダ50へ供給される。
【0050】
図7は上述した2−4デコーダの構成を示す回路図である。この2−4デコーダは、入力信号を反転するインバータ111,112と、入力信号またはインバータ111,112の出力を入力とするナンドゲート113〜116と、ナンドゲート113〜116の各出力を反転するインバータ117〜120から構成され、入力信号をデコードしてそのデコード結果を出力する。
【0051】
メインデコーダ60は、図6に示すように、12−64デコーダ61と、ノアゲート62〜65と、インバータ66〜69とから構成されている。12−64デコーダ61は、プリデコーダ30内の2−4デコーダ32〜34から出力される12ビットのデータをデコードし、64ビットのデータとするもので、図8に示すように、3入力ナンドゲートNA0〜NA63と、各ナンドゲートNA0〜NA63の出力を反転するインバータIN0〜IN63から構成されている。そして、インバータIN0〜IN63の出力Q0〜Q63が第1ワードデコーダ70および80へ出力される。上述した説明から明らかなように、図6に示す回路は、6ビットのアドレスデータA2〜A7を2−4デコーダ32〜34および12−64デコーダ61によって64ビットのデータにデコードしている。
【0052】
また、オアゲート62〜65の各第1入力端へは2−4デコーダ35の各出力が印加され、各第2入力端へはリフレッシュ信号REFが印加されている。これにより、リフレッシュ信号REFが”0”の時は2−4デコーダ35の出力がオアゲート62〜65、インバータ66〜69を通過して第1ワードデコーダ70および80へ出力され、一方、リフレッシュ信号REFが”1”の時は2−4デコーダ35の出力に関係なく、インバータ66〜69から第1ワードデコーダ70および80へ各々”1”が出力される。
【0053】
第1ワードデコータ70はサブデコーダ71〜74から構成され、また、第1ワードデコーダ80はサブデコーダ81〜84から構成されている。図9はサブデコーダの構成を示す回路図である。この図に示すように、サブデコーダは、64個の3入力ナンドゲートNG0〜NG63と、各ナンドゲートNG0〜NG63の出力のレベル変換および増幅を行うドライバDV0〜DV63から構成されている。
【0054】
ここで、ドライバDV0〜DV63は、同図に示すように、レベル変換回路131と、PチャンネルFET132と、NチャンネルFET133とから構成され、レベル変換回路131の出力がFET132,133の各ゲートへ印加され、ブースト電圧Vbtがレベル変換回路131およびFET132のソースへ供給され、FET132のドレインとFET133のドレインが接続され、また、FET133のドレインが接地されている。このような構成により、ナンドゲートNG0〜NG63の出力が”1”の時は電圧Vbtが出力され、”0”の時は接地電位が出力される。
【0055】
また、上記ナンドゲートNG0〜NG63の各第1入力端へは、12−64デコーダ61の出力Q0〜Q63が各々印加され、また、ナンドゲートNG0〜NG63の各第2入力端は共通接続されて、端子Taに接続され、ナンドゲートNG0〜NG63の各第3入力端も共通接続されて端子Tbに接続されている。
次に、図6において、12−64デコーダ61の出力Q0〜Q63は、上述したように、サブデコーダ71〜74、サブデコーダ81〜84へ共通に入力されている。また、サブデコーダ71の端子Taと、サブデコーダ81の端子Taとが共通接続されて、インバータ66の出力端に接続され、サブデコーダ72の端子Taと、サブデコーダ82の端子Taとが共通接続されて、インバータ67の出力端に接続され、サブデコーダ73の端子Taと、サブデコーダ83の端子Taとが共通接続されて、インバータ68の出力端に接続され、また、サブデコーダ74の端子Taと、サブデコーダ84の端子Taとが共通接続されて、インバータ69の出力端に接続されている。
【0056】
また、サブデコーダ71〜74の端子Tbが共通接続されてインバータ37の出力端に接続され、サブデコーダ81〜84の端子Tbが共通接続されてインバータ36の出力端に接続されている。そして、サブデコーダ71の各出力端が各々セルアレイS0のブロックB00の各第1ワード線MWLに接続され、同様に、サブデコーダ72〜74の各出力端が各々セルアレイS0のブロックB01〜B03の各第1ワード線MWLに接続されている。また、サブデコーダ81〜84の各出力端が各々セルアレイS1のブロックB10〜B13の各第1ワード線MWLに接続されている。
【0057】
次に、図1の第2ワードデコーダ40は、図10に示すように、4個の2入力ナンドゲートNN0〜NN3と、各ナンドゲートNN0〜NN3の出力のレベル変換および増幅を行うドライバDR0〜DR3から構成されている。そして、ナンドゲートNN0〜NN3の各第1入力端には信号ASが印加され、また、第2入力端へは、図6に示すプリデコーダ30の2−4デコーダ31の出力信号SSDが印加される。これにより、信号ASが”1”の時は上記信号SSDがナンドゲートNN0〜NN3を介してドライバDR0〜DR3へ供給されドライバDR0〜DR3が活性状態となり、また、信号ASが”0”の時は、信号SSDがナンドゲートNN0〜NN3おいて阻止され、ドライバDR0〜DR3へ供給されないため、ドライバDR0〜DR3が非活性状態となる。
【0058】
また、ドライバDR0は、同図に示すように、レベル変換回路41と、PチャンネルFET42、44と、NチャンネルFET43、45から構成されている。そして、レベル変換回路41の出力端がFET42、43のゲートへ接続される。ブースト電圧Vbtがレベル変換回路41、及びFET42、44のソースへ供給される。FET42のドレインおよびFET43のドレインが共通接続されると共に、FET44,45のゲートに接続される。FET43のソースが接地される。FET44のドレインとFET45のドレインが共通接続され、また、FET45のソースが接地されている。そして、FET42、43の共通接続点の信号、FET44、45の共通接続点の信号が各々前述した信号S0,信号/S0(図3参照)としてセルアレイS0の第2ワード線SSLへ供給される。ドライバDR1〜DR3の構成は、上記ドライバDR0の構成と同様である。
第2ワードデコーダ50は、上述した信号ASに代えて、信号/ASがプリデコーダ30から供給されている点を除けば、第2ワードデコーダ40と同一構成である。
【0059】
以上がワード線を選択する回路の構成である。これに対し、ビット線を選択する回路を以下に説明する。
図4において、端子140に、ビット線を選択するアドレスAddCが印加される。この端子140に印加されたアドレスAddCはアドレスバッファ141を介してプリデコーダ142へ供給される。プリデコーダ142はアドレスバッファ141の出力をプリデコードしてカラムデコーダ143へ出力する。カラムデコーダ143はプリデコーダ142の出力によって指示されるビット選択ラインBSL(図2参照)を活性化する。これにより、同ビット選択ラインBSLに接続されたスイッチ素子SIがオンとなり、そのスイッチ素子SIに接続されたセンスアンプSAがサブデータバスSDBを介してデータバスDBに接続される。そして、データバスDBに読み出されたデータはデータアンプDA(図4)およびI/Oバッファ144を介して端子149へ出力される。
【0060】
また、図4において、センスアンプ活性化回路145〜148は、前述したブロック選択信号Ab(図6参照)およびセルアレイS0選択信号ASを受け、信号ASが”1”の場合に、セルアレイS0の、ブロック選択信号Abが指示するブロック(B00〜B03)のセンスアンプSAを活性化する。
次に、上述した半導体記憶装置の動作を説明する。
まず、通常のデータ読出/書込時においては、リフレッシュ信号REFが”0”にある。そして、外部からワード線を指定するアドレスAdd0〜Add10が端子21〜23へ供給されると、このアドレスAdd0〜Add10に応じて、アドレスバッファ26からアドレスデータA0〜A10がプリデコーダ30へ出力される。いま、最上位ビットのアドレスデータA10が”1”であったとすると、セルアレイS0選択信号AS(図6)が”1”となり、一方、セルアレイS1選択信号/ASが”0”となる。この結果、第1ワードデコーダ70の各サブデコーダ71〜74が活性化可能状態となる一方、第1ワードデコーダ80の各サブデコーダ81〜84はいずれも非活性化される。また、信号ASが”1”、信号/ASが”0”になると、第2ワードデコーダ40が活性化される一方、第2ワードデコーダ50が非活性化される。
【0061】
また、アドレスデータA8,A9が、例えば”01”(10進数;2)であったとすると、図6のプリデコーダ30からブロック選択信号Abとして、”0010”が出力される。この時、リフレッシュ信号REFが”0”であることから、ブロック選択信号Ab”0010”に対し、インバータ66〜69の出力の内インバータ68の出力のみ”1”となり、これにより、第1ワードデコーダ70のサブデコーダ73のみが活性化され、サブデコーダ71,72,74は非活性化される。すなわち、セルアレイS0のブロックB02のワード線のみ活性化可能状態となる。
【0062】
また、アドレスデータA2〜A7が例えば”001100”(10進数;12)であったとすると、サブデコーダ73の出力Q12のみが”1”となる。これにより、ブロックB02の第1ワード線MWL0〜MWL63の内のMWL12のみが活性化される。
また、アドレスデータA0,A1が”10”(10進数;1)であったとすると、第2ワードデコーダ40(図10)のナンドゲートNN1の出力のみが”1”となり、ドライバDR1のみが活性化される。これにより、第2ワード線SSL(図2)の第2番目のラインが活性化される。
【0063】
このように、アドレスデータA0〜A10が上述した”10001100011”であった場合、セルアレイS0の第2ブロックB02の第1ワード線MWL12が活性化されるとともに、第2ワード線SSLの第2番目のラインが活性化され、これにより、第1ワード線MWL12に接続されている4個の第3ワードデコーダSDの各アンドゲートAN1(図3)に接続されている4本の第3ワード線SWLが活性化される。また、この時、センスアンプ活性化回路147によって、ブロックB02の各センスアンプSAが活性化される。これにより、上述した4本の第3ワード線SWLに接続されているメモリセルのデータがセンスアンプSAによって増幅される。そして、アドレスAddCによって、ビット線BLが選択されると、そのビット線が接続されているセンスアンプSAのデータがサブデータバスSDBおよびデータバスDBを介して読み出される。
【0064】
一方、アドレスデータA10が”0”の場合は、セルアレイS1選択信号ASが”1”、セルアレイS0選択信号ASが”0”となる。これにより、第1ワードデコーダ70および第2ワードデコーダ40が非活性化状態とされる一方、セルアレイS1のいずれかのワード線がアドレスデータA0〜A9に基づいて活性化される。
【0065】
次に、リフレッシュ時の動作を説明する。リフレッシュ時においては、リフレッシュ制御回路(図示略)からリフレッシュ信号REFとして”1”が出力されると共に、リフレッシュアドレスが端子21〜23へ供給される。いま、リフレッシュアドレスに基づくアドレスデータA10が”1”であった場合は、上述したように、第1ワードデコーダ80および第2ワードデコーダ50が非活性状態とされ、一方、セルアレイS0の各ワード線が活性化可能状態となる。また、リフレッシュ信号REFが”1”の場合は、図6に示すノアゲート62〜65の出力がいずれも、アドレスデータA8,A9の値にかかわらず”0”となり、したがって、インバータ66〜69の出力がいずれも”1”となる。これにより、サブデコーダ71〜74がいずれも活性化可能状態になる。すなわち、ブロックB00〜B03がいずれも活性化可能状態になる。
【0066】
そして、リフレッシュアドレスに基づくアドレスデータA0〜A7が、例えば”00000000”である場合は、各ブロックB00〜B03の各第1ワード線MWL0が活性化され、これらの第1ワード線MWL0に併設されている4×4本の第3ワード線の内の上から1番目の第3ワード線が活性化される。また、この時、センスアンプ活性化回路145〜148によって、ブロックB00〜B03の各センスアンプSAがいずれも活性化される。これにより、上述した4本の第3ワード線SWLに接続されているメモリセルのデータがセンスアンプSAによって増幅され、再書込される。すなわち、メモリセルがリフレッシュされる。
【0067】
上述した各ブロックB00〜B03の1番目の第3ワード線のリフレッシュが終了すると、次に、リフレッシュアドレスに基づくアドレスデータA0〜A7が”10000000”となり、これにより、各ブロックB00〜B03の2番目の第3ワード線のリフレッシュ行われ、以下、上記動作が繰り返される。そして、セルアレイS0の全ワード線のリフレッシュが終了すると、次にセルアレイS1のリフレッシュが同様にして行われる。
【0068】
このように、上記の実施形態は、リフレッシュ信号REFが”1”の場合に、1つのリフレッシュアドレスを端子21〜23へ印加することにより、1つのセルアレイの4つのブロックを同時にリフレッシュするようになっている。これにより、リフレッシュサイクル数を減らすことができると同時に、リフレッシュ時の電力消費を従来のものに比較し削減することができる。すなわち、複数のワード線を一括してリフレッシュする際に、従来のもののように、複数のセルアレイのワード線を一括リフレッシュする場合は、各セルアレイの第1、第2ワードデコーダをいずれも活性化する必要があるが、上記の半導体記憶装置によれば、リフレッシュの際に、一方のセルアレイの第1、第2ワードデコーダのみを活性化すればよく、これにより、従来のものよりリフレッシュ時の電力消費を削減することができる。
【0069】
この点をさらに説明すると、本実施形態はセルアレイ構成であるとともに、ブーストされた電圧を使用するデコーダがあり、リフレッシュ時にはセルアレイS0,S1の一方を選択して他のセルアレイを選択しないようにする。これにより、ブーストされるブロックが少なくなって、ブースト電圧発生によるパワーも削減することができる。つまり、本実施形態は、ブースト電圧が供給されるデコーダをセルアレイ毎に有する構成であって、リフレッシュ時には何れかのセルアレイだけを活性化させ、なおかつ、選択されたセルアレイでは複数本のワード線が同時にリフレッシュ対象となる。
【0070】
本実施形態はデコーダが動作することによるAC電流ではなく、デコーダが動作することによって消費されるブースト回路90の電流を低減させるものである。電圧がブーストされていると当然振幅が大きいので電流低減による消費電力低減の効果が大きい。また、電圧をブーストさせるにはチャージポンプでレベルを上げなければいけないが、そのために消費される電流はブーストレベルによって消費される電流に比べて100%ではない。つまり、レベルを上げるために消費される電流の40%程度の効率でしかブースト電位を供給することができない。例えば40ミリAの電流を供給するためには、ブーストを上げるために発生させる電流として例えば100ミリA必要となる。したがって、ブースト回路90の出力電流を低減することが消費電力低減に極めて有効となる。
【0071】
なお、上記実施形態においては、説明の簡略化のためセルアレイを2個、各セルアレイ内のブロックの数を4個としているが、実際の製品においてはセルアレイが3個以上あるものもあり、また、ブロック数も5個以上あるものが通常である。また、同時にリフレッシュするメインワードラインMWLの数も4ラインに限るものではないことは勿論である。
例えば、セルアレイが3個以上ある場合、リフレッシュ時にはセルアレイのいずれか1つを選択して他のセルアレイを選択しないようにする。これにより、ブーストされるブロックが少なくなって、ブースト電圧発生によるパワーも削減することができる。つまり、本実施形態は、ブースト電圧が供給されるデコーダをセルアレイ毎に有する構成であって、リフレッシュ時には何れかのセルアレイだけを活性化させ、なおかつ、選択されたセルアレイでは複数本のワード線が同時にリフレッシュ対象となる。
また、セルアレイが3個以上ある場合、リフレッシュ時にセルアレイの内、たとえ複数個のセルアレイが選択された場合でも、少なくとも1つ以上のセルアレイを選択しないようにすれば、従来のように全てのセルアレイが選択される場合と比較すれば、消費電力低減の効果が得られる。
また、上記疑似SRAMのなかには、例えば1メモリサイクル中に読出/書込み動作とリフレッシュ動作とを行うものがあるが、本発明はこのような動作を行う装置にも適用可能である。
尚、上記第1実施形態においては、疑似SRAMを例にとり説明したが、本発明は、DRAMあるいは疑似SRAM等に代表されるリフレッシュを必要とする半導体記憶装置一般に適用可能であり、特に、リフレッシュ動作時の消費電力の低減が要求される装置に好適に適用し得る。
【0072】
(第2実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。なお、この実施形態は上記実施形態の変形であり、以下、変形部分のみ説明する。図11は第2の実施形態の構成を示す回路図である。
この実施形態においては、第1ワードデコーダ70および80の出力回路に、図9に示すブースト電圧Vbtによる昇圧ドライバを使用せず、図11に示すように、電源電圧VDDによる第一の論理回路200を使用し、ブーストされていない低レベルの第1ワード線選択信号/MWをセルアレイに形成された第3ワードデコーダ202へ供給する。同様に、第2ワードデコーダ40および50の出力回路に、図10に示すブースト電圧Vbtによる昇圧ドライバDR0〜DR3を使用せず、図11に示すように、電源電圧VDDによる第二の論理回路201を使用し、ブーストされていない低レベルの第2ワード線選択信号S、/Sをセルアレイに形成された第3ワードデコーダ202へ供給する。
【0073】
そして、第3ワードデコーダにおいて、上記の信号/MW、信号S、及び信号/Sに基づきブースト電圧Vbtによって昇圧された信号を形成し、第3ワード線SWLへ印加する。ブースト電圧Vbtは、第1ワードデコーダおよび第2ワードデコーダには供給せず、第3ワードデコーダのみに供給することで更なる消費電力の低減を図る。
図12は、上記第3ワードデコーダ202の構成例を示す回路図である。第3ワードデコーダ202は、NチャンネルFET204〜206、とPチャンネルFET207,208とで構成し得る。ブースト電圧Vbtは、PチャンネルFET207,208のソースに供給される。PチャンネルFET207とNチャンネルFET204のドレインは共通接続されると共に、PチャンネルFET208のゲートに接続される。NチャンネルFET204のゲートには信号Sが供給される。PチャンネルFET207のゲートおよびPチャンネルFET208のドレインは共に出力ノードQに接続される。NチャンネルFET205、206は、ソースを共通接続すると共に接地する。NチャンネルFET205、206のドレインは共通接続すると共に出力ノードQに接続される。NチャンネルFET205のゲートには信号/MWが供給され、一方NチャンネルFET206のゲートには信号/Sが供給される。
【0074】
上記第3ワードデコーダ202の動作を説明する。いま、信号/MWが”1”の時はFET205がオンとなり、したがって、図に示すFET205、206、208の出力ノードQの電位が接地電位となり、信号S、/Sの値にかかわらず、この接地電位が第3ワード線SWLへ供給される。これにより、第3ワード線SWLが非活性化される。
一方、信号/MWが”0”の時は、FET205がオフとなり、信号S,/Sの値によって出力ノードQのレベルが決定される。すなわち、信号Sが”1”、信号/Sが”0”の場合は、FET204がオン、FET208がオンとなる一方、FET206、FET207オフとなり、出力ノードQの電位がブースト電圧Vbtとなり、このブースト電圧Vbtが第3ワード線SWLへ供給される。これにより、第3ワード線SWLが活性化される。
【0075】
一方、信号Sが”0”、信号/Sが”1”の場合は、FET204がオフ、FET206がオンとなる。これにより、FET207がオン、FET208がオフとなり、出力ノードQが接地電位となり、この接地電位が第3ワード線SWLへ出力される。
このように、上記第2の実施形態によれば、第3ワードデコーダにのみレベル変換機能を持たせ、第1、第2ワードデコーダをブースト電圧Vbtを使用しないVDD系回路で構成したので、第1、第2ワードデコーダの消費電力を減することができる。
【0076】
(第3実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。なお、この実施形態は上記第1の実施形態の変形であり、以下、変形部分のみ説明する。図13はこの発明の第3の実施形態の構成を示す回路図である。この図に示す実施形態は、第2ワードデコーダの2本の出力信号S、/Sに代えて、信号Sのみによって第3ワードデコーダを駆動するようにしたものである。
【0077】
第3ワードデコーダは、NチャンネルFET211〜213と、PチャンネルFET214、215とから構成し得る。PチャンネルFET215は、そのゲートが接地されると共に、ブースト電圧VbtがPチャンネルFET215を介してノードPへ供給されるため、PチャンネルFET215は負荷抵抗として働く。NチャンネルFET211及び212は、ノードPとグランドとの間に直列に接続される。また、第1ワード線MWLの信号がFET212のゲートへ印加され、第2ワードデコーダの出力信号SがFET211のゲートへ印加される。ブースト電圧Vbtは、さらにPチャンネルFET214のソースにも供給される。PチャンネルFET214およびNチャンネルFET213のドレインは共通接続されると共に、出力ノードQに接続される。PチャンネルFET214およびNチャンネルFET213のゲートは共通接続されると共に、ノードPに接続され、ノードPの電位が、PチャンネルFET214およびNチャンネルFET213のゲート電位となる。NチャンネルFET213のソースは接地される。
【0078】
上記第3ワードデコーダの動作を説明する。いま、第1ワード線MWLの信号が”0”の場合は、FET212がオフとなり、FET212とFET215のノードPの電位がブースト電圧Vbtとなる。この結果、FET213がオン、FET214がオフとなり、FET213とFET214の出力ノードQの電位が接地電位となり、この接地電位が第3ワード線SWLへ出力される。
一方、第1ワード線MWLの信号が”1”の場合は、FET212がオンとなり、この場合、信号Sによって第3ワード線SWLへの出力が決定される。すなわち、信号Sが”1”の場合は、FET211がオンとなり、ノードPの電位が接地電位となる。これにより、FET214がオン、FET213がオフとなり、出力ノードQの電位がブースト電圧Vbtとなり、このブースト電圧Vbtが第3ワード線SWLへ出力される。これにより、第3ワード線SWLが活性化される。これに対し、信号Sが”0”の場合は、FET211がオフとなり、ノードPの電位がブースト電圧Vbtとなる。これにより、FET213がオン、FET214がオフとなり、出力ノードQの電位が接地電位となり、この接地電位が第3ワード線SWLへ出力される。
【0079】
このように、上記実施形態によれば、第1ワードデコーダ、第2ワードデコーダの出力として共に、正負2本の信号を使用するのではなく、各1本の信号で済むので、ACパワーを減らすことができる。なお、図13の回路の場合、第3ワード線の選択時にFET211,212,215を貫通する貫通電流が発生するが、選択時間だけであり、この貫通電流は、ほとんど無視することができる。
また、変更例として、第1ワード線MWLの信号MWLをFET211のゲートに、信号SをFET212のゲートに入力してもよい。また、接地側のFET211は、隣接する回路のものと同一信号を入力する場合、まとめて接地側のFET211を隣接する回路のものと共通に使用してもよい。
【0080】
(第4実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。なお、この実施形態は上記第1の実施形態の変形であり、以下、変形部分のみ説明する。図14、図15は、この発明の第4の実施形態の構成を示す回路図である。これらの図に示す実施形態は、第3ワードデコーダを、ソースをドライブして動作させ、これにより、第2ワードデコーダまたは第1ワードデコーダの出力信号の振幅をより小さくし、これらのデコーダの消費電力をより小さくしたものである。図14においては、第3ワードデコーダを第2ワードデコーダの出力信号/Sをトランジスタのソースに供給して、ソースドライブで動作させるようになっている。また、図15はその場合の第2ワードデコーダの構成の要部を示している。
【0081】
図14を参照し、第3ワードデコーダの回路構成と動作を説明する。第3ワードデコーダは、NチャンネルFET221、222と、PチャンネルFET223、224とから構成し得る。PチャンネルFET223は、そのゲートが接地されると共に、ブースト電圧VbtがPチャンネルFET223を介してノードPへ供給されるため、PチャンネルFET223は負荷抵抗として働く。PチャンネルFET223とNチャンネルFET221は、そのドレインが共通にノードPに接続される。NチャンネルFET221のソースには、第2ワードデコーダの出力信号/Sが供給され、ゲートには第1ワード線MWLの信号が印加される。
【0082】
ブースト電圧Vbtは、さらにPチャンネルFET224のソースにも供給される。PチャンネルFET224およびNチャンネルFET222のドレインは共通接続されると共に、出力ノードQに接続される。PチャンネルFET224およびNチャンネルFET222のゲートは共通接続されると共に、ノードPに接続され、ノードPの電位が、PチャンネルFET224およびNチャンネルFET222のゲート電位となる。NチャンネルFET222のソースは接地される。
【0083】
上記第3ワードデコーダの動作を説明する。いま、第1ワード線MWLの信号が”0”の場合は、FET221がオフとなり、FET221とFET223の接続点Pの電位がブースト電圧Vbtとなる。この結果、FET222がオン、FET224がオフとなり、FET222とFET224の接続点Qの電位が接地電位となり、この接地電位が第3ワード線SWLへ供給される。
【0084】
一方、第1ワード線MWLの信号が”1”の場合は、FET221がオンとなり、この場合、信号/Sによって第3ワード線SWLへの供給が決定される。すなわち、信号/Sが”1”の場合は、点Pの電位がブースト電圧Vbtとなる。これにより、FET222がオン、FET224がオフとなり、点Qの電位が接地電位となり、第3ワード線SWLが非活性化される。これに対し、信号/Sが”0”の場合は、点Pの電位が接地電位となり、これにより、FET224がオン、FET222がオフとなり、点Qの電位がブースト電圧Vbtとなり、このブースト電圧Vbtが第3ワード線SWLへ供給される。これにより、第3ワード線SWLが活性化される。
【0085】
次に、図15を参照し、第2ワードデコーダの回路構成と動作を説明する。第2ワードデコーダは、ナンドゲートNN0と、インバータ226と、NチャンネルFET227,228とで構成し得る。NチャンネルFET227,228は、電源電圧VDDとグランドとの間に直列に接続される。NチャンネルFET227,228のドレインは出力端に共通接続される。ナンドゲートNN0の出力は、インバータ226を介しNチャンネルFET228のゲートに接続されると共に、NチャンネルFET227のゲートには直接接続されることで、NチャンネルFET227のゲートには、ナンドゲートNN0の出力信号が印加され、NチャンネルFET228のゲートには、ナンドゲートNN0の出力信号の反転信号が印加される。
【0086】
これらの構成要素226〜228によって図10のドライバDR0に代わるドライバが構成されている。また、図15の回路においては、ドライバの電源として、ブースト電圧Vbtではなく、電源電圧VDDが用いられている。このような構成において、ナンドゲートNN0の出力が”0”の場合は、インバータ226の出力が”1”となり、FET227がオフ、FET228がオンとなる。これにより、信号/Sとして接地電位が出力される。一方、ナンドゲートNN0の出力が”1”の場合は、インバータ226の出力が”0”となり、FET227がオン、FET228がオフとなる。これにより、信号/Sとして(VDD−Vth)が出力される。なお、VthはFET227のゲートしきい値である。
なお、上述した第2〜第4の実施形態による第3ワードデコーダ回路は、必ずしも複数のワード線を一括してリフレッシュする第1の実施形態に適用されなくても、すなわち、ワード線を1本ずつ順次リフレッシュする構成においても消費電流を削減する効果を有する。
【0087】
(第5実施形態)
次に、本発明の第5の実施形態について説明する。なお、この実施形態は上記第1の実施形態の変形であり、以下、変形部分のみ説明する。図16はこの発明の第5の実施形態の構成を示す回路図であり、この図に示す実施形態は上述した第4の実施形態(図14)の変形である。すなわち、図14に示す回路においては、第1ワード線MWLの信号が”1”となると、FET223,FET221を貫通する電流が流れる。そして、第1ワード線の本数が多くなると、この電流が無視できなくなる。
【0088】
図16の実施形態においては、図14のFET221に入る第1ワード線MWLの信号を、同時にFET223のゲートへも印加している。この場合、FET223はノーマルオンでないと論理としてはまずいが、ブーストされているので信号MWLが“1”でもFET223はオフすることはない。すなわち、第1ワード線MWLの信号が“1”のときにはFET223のゲート電圧がVccまで上がるので、Vccとブーストレベルの差=2Vth(1.数ボルト)しか印加されず、わずかにオンしている状態となって電流削減が可能である。ちなみに、第1ワード線MWLからみるとFET223の分だけ負荷が重くなる。貫通電流の影響と第1ワード線MWLの負荷が重くなる影響を考慮に、図14または図16の何れの回路構成にするのかを選べば良い。
【0089】
以上が本発明の実施の形態についての詳細である。上述した実施の形態は、バンク構成ではなく、セルアレイ構成をとっている点が1つの特徴である。すなわち、本実施の形態は、図1において、プリデコーダ30、メインデコーダ60が各々1回路づつ設けられており、したがって、2つのセルアレイS0、S1の読出/書込を各々独立に行うことができない。言い換えれば、図1の回路は、バンク構成における1バンクに相当する。そして、本実施の形態は、このようなセルアレイ構成の半導体記憶装置において、リフレッシュ時の電力消費の削減を図ったものである。
【0090】
すなわち、本実施の形態は、前述したように、1つのセルアレイの複数のワード線を一括してリフレッシュするようになっている。これにより、セルアレイS0をリフレッシュしている時はセルアレイS1の第1ワードデコーダ80、第2ワードデコーダ50が活性化されることはなく、したがって、これらのデコーダ80,50におけるブースト電圧Vbtの電力消費もほとんどない。同様に、セルアレイS1をリフレッシュしている時はセルアレイS0の第1ワードデコーダ70、第2ワードデコーダ40が活性化されることはなく、したがって、これらのデコーダ70,40におけるブースト電圧Vbtの電力消費もほとんどない。これにより、2個のセルアレイS0,S1のワード線を同時にリフレッシュする従来のものに比較し、リフレッシュ時の電力消費を削減することができる。
【0091】
なお、上記実施形態においては、説明の簡略化のためセルアレイを2個、各セルアレイ内のブロックの数を4個としているが、実際の製品においてはセルアレイが3個以上あるものもあり、また、ブロック数も5個以上あるものが通常である。また、同時にリフレッシュするメインワードラインMWLの数も4ラインに限るものではないことは勿論である。
例えば、セルアレイが3個以上ある場合、リフレッシュ時にはセルアレイのいずれか1つを選択して他のセルアレイを選択しないようにする。これにより、ブーストされるブロックが少なくなって、ブースト電圧発生によるパワーも削減することができる。つまり、本実施形態は、ブースト電圧が供給されるデコーダをセルアレイ毎に有する構成であって、リフレッシュ時には何れかのセルアレイだけを活性化させ、なおかつ、選択されたセルアレイでは複数本のワード線が同時にリフレッシュ対象となる。
【0092】
また、セルアレイが3個以上ある場合、リフレッシュ時にセルアレイの内、たとえ複数個のセルアレイが選択された場合でも、少なくとも1つ以上のセルアレイを選択しないようにすれば、従来のように全てのセルアレイが選択される場合と比較すれば、消費電力低減の効果が得られる。
【0093】
また、本実施形態では、ある第3ワード線SWLを選択する場合、行方向に貫通する第1ワード線MWLと、列方向に貫通する第2ワード線SSLの交差部分において第3ワード線SWLを選択している。この考え方が本実施形態におけるセルアレイである。第2ワードデコーダ40または50がセルアレイS0またはS1につき1個だけある構成である。本実施形態では、ある特定のセルアレイ内で4本の第1ワード線MWLを選択したとしても、第1ワード線MWL毎に個別に第2ワードデコーダが必要となるわけではない。
【0094】
従来の半導体記憶装置においては、各ブロック毎に第2ワードデコーダを設けており、本実施形態におけるブロックB00〜B03、B10〜B13毎に第2ワード線を形成している。このような構成では、各ブロックごとに1本すなわち合計4本の第1ワード線を一括してリフレッシュするには、4個の第2ワードデコーダを全て動作させる必要があるため、非常に非効率的である。
しかしながら、本実施形態は、第2ワード線SSLをセルアレイに貫通させているため、従来のものに比して面積を小さくすることができて有利である。
【0095】
以上のように、本実施形態では、行方向・列方向に貫通しているものをセルアレイと定義し、その中で第1ワード線MWLを複数本活性化させるものである。本実施形態では、第2ワード線SSLがセルアレイを貫通しているため、それによって第1ワード線MWLを複数選択することができる。第2ワード線を貫通させて走らせることにより、1組の信号だけを動作させれば良いので、従来のもののように、第2ワード線を縦横に走らせる必要がなく、面積的にも有利であって消費電力も低減可能である。
【0096】
従来のものでは、第1ワード線が行方向には貫通しているが、第2ワード線が列方向には貫通していない。従来のものの第2ワード線毎の単位が本実施形態のセルアレイに相当しているのである。すなわち、本実施形態では1個のセルアレイ中で複数の第1ワード線MWLを活性化しているのに対し、従来のものでは、1つのセルアレイの中ではセンスアンプが1組であるため、複数の第1ワード線を選択することはできない。従来のものは、本実施形態のセルアレイS0、S1に相当するものを複数選択している。要するに、本実施形態では、リフレッシュ時に選択された複数の第1ワード線MWLに対して、共通に第2ワード線の信号が与えられるのに対し、従来のものでは、リフレッシュ時に選択された複数の第1ワード線の各々に第2ワード線の信号が与えられる。
尚、上記実施形態においては、疑似SRAMを例にとり説明したが、本発明は、DRAMあるいは疑似SRAM等に代表されるリフレッシュを必要とする半導体記憶装置一般に適用可能であり、特に、リフレッシュ動作時の消費電力の低減が要求される装置に好適に適用し得る。
また、本発明は、上記実施形態の構成に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。
【0097】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、セルアレイ構成の半導体記憶装置におけるリフレッシュ動作において、複数の選択信号を一括選択するようにしたので、リフレッシュ時の電力消費を削減することができる効果が得られる。
また、昇圧回路を有しているので、電力削減の効果をより上げることができる。
さらに、セルアレイが複数のブロックに分割されているので、1ブロックにつき1ワード線等、ブロック単位でリフレッシュすることにより、リフレッシュ回路の簡略化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態による半導体記憶装置の要部の構成を示すブロック図である。
【図2】図1におけるセルアレイS0の一部の構成を示す回路図である。
【図3】図1における第3ワードデコーダSDの構成を示す回路図である。
【図4】図1におけるセルアレイS0のデータ読み出し回路の構成を示すブロック図である。
【図5】図1におけるアドレスバッファ26の構成を示す回路図である。
【図6】同実施形態におけるプリデコーダ30、メインデコーダ60、第1ワードデコーダ70および80の構成を示すブロック図である。
【図7】図6における2−4デコーダ31〜35の構成を示す回路図である。
【図8】図6における12−64デコーダ61の構成を示す回路図である。
【図9】図6におけるサブデコーダ71〜74、81〜84の構成を示す回路図である。
【図10】図1における第2ワードデコーダ40,50の構成を示す回路図である。
【図11】この発明の第2の実施形態による半導体記憶装置の要部の構成を示すブロック図である。
【図12】図11における第3ワードデコーダの構成例を示す回路図である。
【図13】この発明の第3の実施形態による半導体記憶装置の要部の構成を示すブロック図である。
【図14】この発明の第4の実施形態による半導体記憶装置の要部の構成を示すブロック図である。
【図15】図14における信号/Sを出力する第2ワードデコーダの一部構成を示す回路図である。
【図16】図14に示す回路の改良例を示す回路図である。
【図17】従来の半導体記憶装置の構成例を示すブロック図である
【符号の説明】
30 プリデコーダ
40、50 第2ワードデコーダ
60 メインデコーダ
62〜65 オアゲート
66〜69 インバータ
70,80 第1ワードデコーダ
90 ブースト電圧発生回路
B00〜B03、B10〜B13 ブロック
S0、S1 セルアレイ
SA センスアンプ
SD 第3ワードデコーダ
MWL 第1ワード線
SSL 第2ワード線
SWL 第3ワード線

Claims (9)

  1. 複数のメモリセルと前記メモリセルのデータを読み出す読出し手段とからなるブロックをそれぞれ複数個含む複数のセルアレイと、
    前記複数のセルアレイそれぞれに対応して設けられ、且つ、第1の方向に配置された複数の第1のワード選択信号線と、
    前記複数の第1のワード選択信号線に供給される第1のワード選択信号をアドレス信号に応じて選択的に活性化する第1のワードデコーダと、
    前記複数のセルアレイそれぞれに対応して設けられ、前記セルアレイに含まれる前記複数のブロックを貫通するように前記第1の方向とは異なる第2の方向に延在された複数の第2のワード選択信号線と、
    前記複数の第2のワード選択信号線に供給される第2のワード選択信号であって前記複数のブロックに共通に供給される前記第2のワード選択信号をアドレス信号に応じて選択的に活性化する第2のワードデコーダと、
    前記複数の第1のワード選択信号線の各々に対し複数本設けられる第3のワード選択信号線と、
    前記複数本の第3のワード選択信号線に供給される第3のワード選択信号を、前記第1のワード選択信号と前記第2のワード選択信号とに基づき選択的に活性化する第3のワードデコーダとを備え、
    リフレッシュ動作時には、前記複数のセルアレイのうち少なくとも一つのセルアレイを非選択とし、残りのセルアレイを選択とし、前記選択されたセルアレイが有する前記第1及び第2のワードデコーダが活性化され、且つ、前記選択されたセルアレイに含まれる前記複数の第1のワード選択信号が前記第1のワードデコーダによって一括選択される半導体記憶装置であって、
    前記第3のワードデコーダは、
    ソースを介し高電圧が供給され負荷抵抗として働く第1のトランジスタと、
    ドレインが前記第1のトランジスタのドレインと共通に接続され、ゲートに前記第1のワード選択信号が印加される第2のトランジスタと、
    ソースに高電圧が供給され、ゲートが前記第1及び第2のトランジスタのドレインと電気的に結合された第3のトランジスタと、
    ソースに接地電位が供給され、ゲートが前記第1及び第2のトランジスタのドレインと電気的に結合され、ドレインが前記第3のトランジスタのドレインと共通に接続されると共に前記第3のワード選択信号線に電気的に結合された第4のトランジスタとを含み、
    前記第2のトランジスタのソースには、前記第2のワードデコーダの出力信号が直接供給される半導体記憶装置において、
    前記第2のワードデコーダは、
    論理回路と、
    ソースに電源電圧が供給され、ゲートには論理回路の出力信号が印加される第5のトランジスタと、
    ソースには接地電圧が供給され、ゲートには論理回路の出力信号の反転信号が印加され、ドレインは前記第5のトランジスタのドレインと共通接続されると共に、前記第2のトランジスタのソースに接続される第6のトランジスタとを含み、
    前記第5のトランジスタ及び前記第6のトランジスタの導電型が共にN型であるとを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 前記高電圧は昇圧電圧であることを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
  3. 前記第1のトランジスタはゲートが接地されたPチャネルFETであり、前記第2のトランジスタはNチャネルFETであり、前記第3のトランジスタはPチャネルFETであり、前記第4のトランジスタはNチャネルFETであることを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体記憶装置。
  4. 前記第1のトランジスタはゲートに前記第1のワード選択信号が印可されるPチャネルFETであり、前記第2のトランジスタはNチャネルFETであり、前記第3のトランジスタはPチャネルFETであり、前記第4のトランジスタはNチャネルFETであることを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体記憶装置。
  5. 前記論理回路はNANDゲートからなり、前記第5及び第6のトランジスタはNチャネルFETであることを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
  6. 前記第1の方向と前記第2の方向は直交することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1つに記載の半導体記憶装置。
  7. リフレッシュ動作時に、前記選択されたセルアレイに含まれる前記複数の第1のワード選択信号は、前記第1のワードデコーダによって前記選択されたセルアレイに含まれるブロック毎に同じ本数だけ活性化されることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1つに記載の半導体記憶装置。
  8. 前記第1及び第2のワードデコーダは、リフレッシュ信号が活性化されている場合には、アドレス信号に応じて複数の前記第1及び第2のワード選択信号を活性化し、前記リフレッシュ信号が非活性化されている場合には、それぞれ前記アドレス信号に応じて1つの前記第1及び第2のワード選択信号を活性化することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1つに記載の半導体記憶装置。
  9. 1メモリサイクル中に読出/書込み動作とリフレッシュ動作とを行なうことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1つに記載の半導体記憶装置。
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