JP2002149099A - 掲示装置 - Google Patents

掲示装置

Info

Publication number
JP2002149099A
JP2002149099A JP2000344992A JP2000344992A JP2002149099A JP 2002149099 A JP2002149099 A JP 2002149099A JP 2000344992 A JP2000344992 A JP 2000344992A JP 2000344992 A JP2000344992 A JP 2000344992A JP 2002149099 A JP2002149099 A JP 2002149099A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vertical connecting
connecting member
members
substrate
intermediate reinforcing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000344992A
Other languages
English (en)
Inventor
Shiro Tanaka
司郎 田中
Kaoru Kimura
薫 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tanaka Ltd
Original Assignee
Tanaka Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tanaka Ltd filed Critical Tanaka Ltd
Priority to JP2000344992A priority Critical patent/JP2002149099A/ja
Publication of JP2002149099A publication Critical patent/JP2002149099A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fencing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】選挙用看板等で木材の消費量を大幅に削減し、
部材をリサイクル使用して環境保護に資する。ボルト・
ナットで容易に組立分解でき、部材の保管スペースを省
く。 【解決手段】ポスターを貼る基板1は古紙再生した積層
ボードとする。上下支持材7、14は略溝形鋼で、ナッ
ト部材(ブラインドナット)76を有する。中間補強材
21は溝形鋼で、ナット部材76付の取付用プレート7
7を有する。縦連結材42は溝形鋼で、透孔29、4
6、78を有する。基板1を係止した上下支持材7、1
4、中間補強材21と縦連結材26とを、透孔29とナ
ット部材76とにボルト33を螺合して固定する
(b)。中間補強材21内に木製角材を嵌挿して、基板
1からビスを打ち、掲示装置40とする(a)。縦連結
材26の透孔78で支柱80をボルト締めし掲示装置4
0を立てる。縦連結材26の透孔46にL字状の屈曲係
止材を固定すれば塀に掛けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、主に公職選挙に
使用する立候補者ポスターなどのポスターやその他の掲
示物を掲示する掲示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】公職選挙において、立候補者のポスター
は、所定の公設の掲示板に貼ることが定められている。
この場合、掲示板は、ポスターを貼る基板(通常、ベニ
ヤなどの合板からなる)及び柱用角材からなり、地面に
打ち込んだ杭に柱用角材の下部を固定し、柱用角材の上
部に基板を釘打ちして固定していた。また、基板を針金
などでブロック塀などに固定する場合もあった。また、
基板が横方向に長い場合には、基板裏面に横方向の補強
角材(たるき)を釘打ち固定し、補強角材に柱用角材を
釘打ち固定していた。
【0003】しかし、上記基板や角材は選挙の度に使い
捨てされていたため、昨今の木材資源の大量消費をや
め、再使用する掲示板が種々提案されている。
【0004】例えば、横方向に配置したレール体の凹部
に、ポスターを貼る板材の上下縁を挟み、レール体に固
定されたクランプ部材で、パイプ状の支柱に固定してい
た(特開平8−16107)。
【0005】また、他の提案では、ポスター一枚に対応
したポスター掲示パネルを、上下レール枠に挟み、上下
レール枠の左右を左右側枠で固定して一体化し、支柱に
パイプクランプ状の金具を介して、固定していた(特開
平9−288464)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】選挙用の掲示板では、
公示(告示日)から投票日までの間(設置から撤去まで
3週間程度)、雨風雪などに耐えて、所定のポスターを
保持すれば、目的を達するものであり、少なくともポス
ターは、その後破棄される。従って、ポスター掲示板に
は、必要以上の強固な構造は必要なく、かつ選挙日程が
決まった段階で、速やかに、同一大きさの掲示板が同一
選挙区内の全掲示位置に配置される必要があるので、容
易に組み立てられ、かつ安価でなければならなかった。
【0007】前記提案された従来の技術では、堅牢では
あるが、特殊な断面形状の部材を使用し、あるいは多数
の部品を必要としているので、組立解体が容易でない問
題点があり、また製造にもコストを要する問題点があっ
た。
【0008】
【課題を解決するための手段】然るにこの発明では、基
板の上下縁を支持し挟む上下支持材と中間補強材、これ
らを固定する縦補強材から構成するので、簡易な構造
で、前記従来の問題点を解決した。
【0009】即ち、この発明は、ポスター貼着用の基板
の上縁を支持できる上支持杆と、前記基板の下縁を支持
できる下支持杆とを上下に並列して配置し、前記上支持
杆と下支持杆との間に、基板を固定するための中間補強
材を少なくとも1本の並列配置し、前記上下支持杆及び
中間補強材の裏面側に縦連結材に着脱可能に取り付け、
該縦連結材に取付手段を形成したこと特徴とする掲示装
置である。
【0010】また、前記において、取付手段は、縦連結
材の下端部を下方に延ばして、又は別部材を連結して野
立て用の支柱を形成して構成し、あるいは、縦連結材の
裏面側に、掲示予定の塀に係止するための係止材を取り
付けて構成する掲示装置である。
【0011】また、前記において、上下支持杆及び中間
補強材は、基体の両側に、ウエブ材の上下にフランジ材
が連設された溝形鋼状の形状とし、前記上支持杆は上側
のフランジ材に下方に向けた係止片を形成してなり、前
記下支持杆は下側のフランジ材に上方に向けた係止片を
形成してなり、前記中間補強材はフランジ材間に木製角
材を嵌挿してなり、前記上下支持杆及び中間補強材は、
各ウエブ材を介して縦連結材に取付けたことを特徴とす
る掲示装置である。
【0012】また、前記において、上下支持材及び中間
補強材と縦連結材との固定は、前記上下支持材及び中間
補強材に形成した透孔と、前記縦連結材に形成した透孔
とにボルト、ナット使用して、固定すると共に、前記縦
連結材は、複数位置に配置される下連結材の当該複数位
置に対応した透孔を形成したことを特徴とする掲示装置
である。
【0013】また、前記において、縦連結材は、地面に
立てることができる支柱と接合する為の透孔を穿設する
と共に、掲示装置を塀等に取付ける際に使用する屈曲係
止材を固定する為の透孔を穿設したことを特徴とする掲
示装置である。
【0014】また、前記において、上下支持材及び中間
補強材と縦連結材との固定は、前記上下支持材及び中間
補強材に形成した透孔に連通するようにナット部材をか
しめて取付けし、前記縦連結材に形成した透孔から挿入
するボルトを使用して、固定することを特徴とする掲示
装置である。
【0015】更に、他の発明は、ポスター貼着用の基板
及び該基板の裏面側に添設した板状の縦連結材の上縁を
支持できる上支持杆と、前記基板及び縦連結材の下縁を
支持できる下支持杆とを上下に並列して配置し、前記縦
連結材と上下支持杆とを着脱可能に取り付けし、前記基
板と前記縦連結材とを着脱可能に取り付けし、前記上下
支持杆に透孔を穿設して取付手段とし、野立て用の支柱
又は塀に取り付ける為の係止材を着脱可能に取り付けた
こと特徴とする掲示装置である。
【0016】
【発明の実施の形態】(1) この発明の掲示装置は、
(a)表面4にポスター貼着できかつ所定の面積を有する
基板1、(b)基板1の上縁2を挟むことができる上支持
杆7、(c)基板1の下縁3を挟むことができる下支持杆
14、(d)上支持杆7と下支持杆14との間に配置して
基板1を固定するための中間補強材21、(e)上下支持
杆7、14及び中間補強材21を所定間隔で固定する縦
連結材26、(f)縦連結材26に取付手段を形成して、
構成される(図1)。
【0017】前記取付手段は、例えば野立て(地面に直
接立てる)用には、縦連結材の下方を地面まで延ばし
て、あるいは縦連結材の下端部に脚部を連結して地面ま
で延ばして構成し、この場合には、縦連結材は支柱を構
成する。
【0018】また、他の取付手段は、ブロック塀等の各
種塀、壁などに固定する際には、縦連結材の裏面側(基
板の反対側)に、塀の上端部に係止できる屈曲係止材を
固定して構成する。
【0019】(2) 上下支持杆7、14及び中間補強
材21と縦連結材26とは、上下支持杆7、14及び中
間補強材21の透孔と、これに連通する縦連結材26の
透孔にボルトを挿通してナットを緊結して着脱自在に取
り付ける。また、一方の部材に透孔と連通するようにナ
ットを予め溶接で固定し、あるいは、一方の透孔をボル
ト孔として、ナットを省略することもできる。
【0020】(3) また、一般に、選挙用掲示板(即
ち、基板1)の高さは、ポスターを2段で多数列(高さ
910mmタイプ)、3段で多数列(高さ1360mm
タイプ)で貼る場合が大半を占める(図3(a)
(b))。従って、2段タイプ用の基板1Aを使用する
場合には、縦連結材26には、上支持材7を固定する透
孔29A、中間補強材21を固定する透孔29B、下連
結材14を固定する透孔29Cを穿設する。
【0021】また、3段タイプ用の基板1Bを使用する
場合には、縦連結材26には、上支持材7を固定する透
孔29A、中間補強材21を固定する透孔29B、下連
結材14を固定する透孔29Dを穿設する。また、更に
透孔29Cを穿設して、中間補強材21を固定すること
もできる。
【0022】また、縦連結材26に透孔29A〜29D
を穿設しておけば、2段タイプ及び3段タイプのいずれ
にも対応できる掲示装置を構成することもできる。
【0023】更に、まれに使用する4段タイプ以上で
も、縦連結材26の下方に透孔29を穿設すれば対応で
きる。
【0024】(4) また、一般に、選挙用掲示板(即
ち、基板1)の巾は、立候補予定者の数で種々用いられ
るが、数種類を用意し適宜組み合わせることができる。
例えば、3列巾〜8列巾の各種巾を用意する(図3
(a)(b)では、2段3段各5列巾タイプを図示して
ある)。この場合、横方向の長さに対応するためには、
基板1の巾を所望の巾に設定し、上下支持材7、14、
中間補強材21の長さWを調節することにより(図4
(a))、あるいは、掲示装置を複数台並列することに
より容易に対応できる。この際、基板1の巾は、上下支
持材7、14の巾と一致させることが望ましいが、基板
1よりも短く、あるいは長く設定することもでき、この
場合でも掲示装置としての機能上支障はない。
【0025】(5) また、掲示装置を構成する各部材
を現場に搬送して、掲示する現場で組み立てることもで
き、あるいは予め保管場所や工場などで組み立てた状態
で、現場に搬送することもできる。また、上下支持杆
7、14及び中間補強材21と縦連結材26との組立を
保管場所や工場で組立てて現場に搬送し、それ以降を現
場で組み立てることもできる。
【0026】
【実施例1】図10乃至図12に基づきこの発明の実施
例を説明する。
【0027】[1]各部材の構成 上下支持材7、14、中間補強材21、縦連結材は2
6、鋼材からなり、溶融亜鉛メッキを施してある。
【0028】(a) 基板1 選挙ポスターを貼るための基板1は、ダンボール古紙を
特殊加工して圧縮し、耐水性フィルム(ポリエチレン系
樹脂)を被覆した処理を施した積層ボードを使用する
(例えば、「STボード」株式会社タナカ製。特開平7
−334104の選挙用掲示板 等)。この基板1は、
表面4に選挙ポスター等を貼ることができ、降雨などに
よる伸縮変形や汚れなど外観不良を生じることなく、釘
・ビス打ちも可能である。また、基板1は厚さtで形成
される。
【0029】(b) 上支持材7 上支持材7は、ウエブ材8の上下にフランジ材9、10
が連設された溝形鋼と同様の断面形状で、上フランジ材
9は、下フランジ材10より長さLだけ長く形成され、
上フランジ材9の端縁に下方に向けた係止片11が連設
されている。前記長さLは、ポスターを貼付する基板1
の厚さtに相当する長さである。また、前記下フランジ
材10の端縁も上方に向けて屈曲してある。また、ウエ
ブ材8には、取付用の透孔12、12が穿設され、該透
孔12と連通するようにナット部材76がかしめられて
いる(いわゆる「ブラインドナット」)。前記係止片1
1と下フランジ材10の端縁とで、基板挿入係止部を構
成する。
【0030】(c) 下支持材14 また、下支持材14は、前記上支持材7と共通であり、
上下逆に配置した形状となっている。即ち、ウエブ材1
5の上下にフランジ材16、17が連設された溝形鋼と
同様の断面形状で、下フランジ材17は、上フランジ材
16より長さLだけ長く形成され、下フランジ材17の
端縁に上方に向けた係止片18が連設されている。前記
長さLは、同様に基板1の厚さtに相当する。また、前
記上フランジ材16の端縁も下方に向けて屈曲してあ
る。また、ウエブ材15には、取付用の透孔19、19
が穿設され、上支持材7と同様に、該透孔19と連通す
るようにナット部材76がかしめられている(いわゆる
「ブラインドナット」)。前記係止片18と上フランジ
材16の端縁とで、基板挿入係止部を構成する。
【0031】ている。
【0032】(d) 中間補強材21 また、中間補強材21は、溝形鋼と同じ断面形状であ
る。即ち、ウエブ材22の上下にフランジ材23、23
が連設され、上下フランジ材23、23の端縁は内側に
向けて、屈曲形成されている。また、ウエブ材22の外
側には、取付用プレート77の下部がリベット止めさ
れ、該取付用プレート77の上部には、透孔24、24
が穿設され、上支持材7と同様に、該透孔24と連通す
るようにナット部材76がかしめられている(いわゆる
「ブラインドナット」)。
【0033】(e) 縦連結材42 また、縦連結材42は、溝形鋼と同じ断面形状で、ウエ
ブ43の両縁にフランジ44とフランジ45とが夫々形
成され、ウエブ43には、上下支持杆7、14及び中間
補強材21の透孔12、19、24と連通する取付用の
透孔29、29が穿設されている。
【0034】また、前記フランジ45の上下両端部に、
支柱80固定用の透孔78、78が穿設されている。ま
た、ウエブ43には、屈曲係止材47を固定する為の透
孔46が穿設されている。前記透孔78、46は、前記
透孔12、19、24と干渉しない位置に、穿設され
る。
【0035】また、一般に、選挙用掲示板(即ち、基板
1)の高さは、ポスターを2段で多数列(高さ910m
mタイプ)、3段で多数列(高さ1360mmタイプ)
で貼る場合が大半を占める。従って、前記透孔29、2
9は、上支持材7、中間補強材21及び下支持材14用
の3箇所に設定すれば良いが、4段以上に対応させて透
孔を穿設することもできる(図示していない)。
【0036】(f) 支柱80(脚部) 下端部を地面に埋める支柱80は、山形鋼と同じ断面形
状で、一片81と他片82とからなり、一片82の上部
に前記縦連結材42の透孔78、78に対応し、これに
連通するように透孔83、83が穿設されている。
【0037】(g) 屈曲係止材47 また、ブロック塀などの壁に取り付けるための屈曲係止
材47は、短い横部材48と長い縦部材49とからなる
略L字状で、横部材47の先端側に螺糸部50が形成さ
れている。前記横部材47は、取付ける壁の厚さに対応
させて形成されている。
【0038】[2]掲示装置40の構成 所定本(通常2本)の縦連結材26、26を並列し、こ
れらに交差して対応する上下支持材7、14及び中間補
強材21を並列する。縦連結材26、26の透孔29、
29と上下支持材7等の透孔12、19、24とを連通
させ、縦連結材26の透孔29側から挿入したボルト3
3を、上下支持材7、14及び中間補強材21側のナッ
ト部材76に螺合緊結して(図10(b))、縦連結材
26と、上下支持材7、14又は中間補強材21とを固
定する(図10(a))。
【0039】また、中間補強材21のフランジ23、2
3間に木製角材36を嵌挿する。
【0040】続いて、基板1の下縁3を、下支持材14
の係止片18と上フランジ16との間に挟み、基板1を
屈曲させて、基板1の上縁2を、上支持材7の係止片1
1と下フランジ10との間に挟む。
【0041】続いて、基板1の表面4から木製角材36
に向けてビス38、38を打ち込む。基板1は、上下縁
2、3を夫々上下支持材7、14に係止され、かつ木製
角材36にビス止めされるので、移動が規制され固定さ
れる。前記におけるビス38止めは、基板1の横方向の
移動を規制する程度に打てば良いので、少なくとも1本
で済み、ビス打ち作業が大幅に軽減される。安全を見込
みこの実施例では、450mm毎に1本の割でビス打ち
をしてある。
【0042】以上のようにして、掲示装置40を構成す
る(図11(a))。
【0043】野立ての場合(地面に立てる場合)には、
縦連結材42、42のフランジ44に支柱80の一片8
1を沿わせて並列し、透孔83、83と透孔78、78
とを連通させ、ボルト33を挿通してナット34で緊結
して(図12(b))、縦連結材42と支柱80とを固
定する。地面41に杭39を打ちしてその杭39に、掲
示装置40の支柱80の下端部を固定する(図12
(a))。必要ならば、支柱80(又は縦連結材42)
と地面との間に斜めに補助支えを施して補強する(図示
していない)。
【0044】また、ブロック塀などに掛止して使用する
場合には、屈曲係止材47の横部材48の螺糸部50の
基端側にナット51を螺合し、先端側を縦連結材42の
透孔46に挿通し、ナット52を螺合し、ナット51、
52で縦連結材42のウエブ43を挟み、縦連結材42
に屈曲係止材47を固定する。ブロック塀54の上端部
裏面側に、屈曲係止材47の縦部材49を引っかけて、
基板1を掲示する(図11(b))。
【0045】また、ボルト33、ナット34、52、ビ
ス38を取り外せば、容易に掲示装置を分解して、小さ
く保管でき、また破損し易い基板1のみを取り替えて他
の部材を長期に使用できる。
【0046】[3]他の実施例 前記実施例において、上下支持材7、14及び中間補強
材21にナット部材76をかしめにより予め取り付けた
ので、溶接作業を不要とし該部の防錆処理を省略できる
が、他の方法で、例えばナットを溶接などで予め固定す
ることもできる(図示していない)。また、上下支持材
7、14及び中間補強材21にナット部材76を予め取
り付けたので、縦連結材42と上下支持材7、14及び
中間補強材21とをボルトのみで固定できるので、組立
作業を簡略化できるが、通常のように透孔のみを穿設し
ておき、組立時にナットを使用することもできる(図示
していない)。
【0047】
【実施例2】図1〜図4、図9に基づきこの発明の他の
実施例を説明する。
【0048】[1]各部材の構成 上下支持材7、14、中間補強材21、縦連結材は2
6、鋼材からなり、溶融亜鉛メッキを施してある。
【0049】(a) 基板1 選挙ポスターを貼るための基板1は、実施例1と同様
に、ダンボール古紙を特殊加工して圧縮し、耐水性フィ
ルム(ポリエチレン系樹脂)を被覆した処理を施した積
層ボードを使用する(例えば、「STボード」株式会社
タナカ製。特開平7−334104の選挙用掲示板
等)。この基板1は、表面4に選挙ポスター等を貼るこ
とができ、降雨などによる伸縮変形や汚れなど外観不良
を生じることなく、釘・ビス打ちも可能である。また、
基板1は厚さtで形成される。
【0050】(b) 上支持材7 上支持材7は、ウエブ材8の上下にフランジ材9、10
が連設された溝形鋼と同様の断面形状で、上フランジ材
9は、下フランジ材10より長さLだけ長く形成され、
上フランジ材9の端縁に下方に向けた係止片11が連設
されている。前記長さLは、ポスターを貼付する基板1
の厚さtに相当する長さである。また、前記下フランジ
材10の端縁も上方に向けて屈曲してある。また、ウエ
ブ材8には、取付用の透孔12、12が穿設されてい
る。前記係止片11と下フランジ材10の端縁とで、基
板挿入係止部を構成する。
【0051】(c) 下支持材14 また、下支持材14は、前記上支持材7と共通であり、
上下逆に配置した形状となっている。即ち、ウエブ材1
5の上下にフランジ材16、17が連設された溝形鋼と
同様の断面形状で、下フランジ材17は、上フランジ材
16より長さLだけ長く形成され、下フランジ材17の
端縁に上方に向けた係止片18が連設されている。前記
長さLは、同様に基板1の厚さtに相当する。また、前
記上フランジ材16の端縁も下方に向けて屈曲してあ
る。また、ウエブ材15には、取付用の透孔19、19
が穿設されている。
【0052】(d) 中間補強材21 また、中間補強材21は、溝形鋼と同じ断面形状であ
る。即ち、ウエブ材22の上下にフランジ材23、23
が連設され、上下フランジ材23、23の端縁は内側に
向けて、屈曲形成されている。また、同様に、ウエブ材
22には、取付用の透孔24、24が穿設されている。
【0053】(e) 縦連結材26 縦連結材26は、山形鋼と同じ断面形状で、一片27
に、上下支持杆7、14及び中間補強材21の透孔1
2、19、24と連通する取付用の透孔29、29、2
9が穿設されている。一般に、選挙用掲示板(即ち、基
板1)の高さは、ポスターを2段で多数列(高さ910
mmタイプ)、3段で多数列(高さ1360mmタイ
プ)で貼る場合が大半を占める。従って、前記透孔2
9、29は、上支下支持材7、14用及び中間補強材2
1用の3箇所に設定すれば良いが、4段以上に対応させ
て透孔を穿設することもできる(図示していない)。
【0054】前記縦連結材26は、下端部を延長して支
柱30としてあり、地面に埋設した杭と固定できるよう
にしてある。
【0055】[2]掲示装置40の構成 所定本(通常2本)の支柱30、30を並列し、これら
に交差して対応する上下支持材7、14及び中間補強材
21を並列する(図2(a))。支柱30、30の透孔
29、29と上下支持材7等の透孔12、19、24と
を連通させ、支柱30の透孔29側から挿入したボルト
33に、上下支持材側のナット34を螺合緊結して、支
柱30と、上下支持材7、14又は中間補強材21とを
固定する。
【0056】また、縦連結材26の透孔29から中間補
強材21の透孔24にボルト33を挿入してナット(図
示していない)を螺合して固定する。続いて、中間補強
材21のフランジ23、23間に木製角材36を嵌挿す
る(図2(b))。
【0057】続いて、基板1の下縁3を、下支持材14
の係止片18と上フランジ16との間に挟み、基板1を
屈曲させて(図2(b)鎖線図示1)、基板1の上縁2
を、上支持材7の係止片11と下フランジ10との間に
挟む。
【0058】続いて、基板1の表面4から木製角材36
に向けてビス38、38を打ち込む。基板1は、上下縁
2、3を夫々上下支持材7、14に係止され、かつ木製
角材36にビス止めされるので、移動が規制され固定さ
れる。前記におけるビス38止めは、基板1の横方向の
移動を規制する程度に打てば良いので、少なくとも1本
で済み、ビス打ち作業が大幅に軽減される。安全を見込
みこの実施例では、450mm毎に1本の割でビス打ち
をしてある。
【0059】以上のようにして、掲示装置40を構成す
る(図2(c)、図1(a)(b))。尚、基板1の表
面4で、数字記載部分は候補者ポスターの掲示スペース
である。
【0060】野立ての場合(地面に立てる場合)には、
地面41に杭39を打ち、その杭39に、掲示装置40
の支柱30の下端部を固定する(図1(a)(b))。
【0061】また、ボルト33、ナット34、52、ビ
ス38を取り外せば、容易に掲示装置を分解して、小さ
く保管でき、また破損し易い基板1のみを取り替えて他
の部材を長期に使用できる。
【0062】[3]他の実施例 前記実施例において、木製角材を使用したが、木製角材
に代えて、ビス、釘などが打ち込める材料であれば他の
材料を使用することもできる。例えば、同様な外観形状
で、各種集成材、各種パーティクルボード、樹脂材料な
どを使用することもできる(図示していない)。
【0063】また、前記実施例において、中間補強材2
1の内側に木製角材を挿入することにより、ビスを使用
して基板1を容易に固定できるので有効であるが、木製
角材を省略することもできる(図示していない)。この
場合には、予め基板1にボルト孔を空けておき、中間補
強材21とボルトナットで固定するなどの手段をとるこ
とができる。
【0064】また、前記実施例において、上支持材7は
係止片11と下フランジ材10の端縁とで、下支持材1
4は係止片18と上フランジ材16の端縁とで基板挿入
係止部を構成したが、基板1の上下縁を挿入して、上下
方向の移動を規制できれば、他の構造の基板挿入部を有
する上下支持材7、14とすることもできる。例えば、
汎用の溝型鋼等を使用してフランジ間をそのまま基板挿
入係止部として、透孔12、19等を穿設して、上下支
持材7、14を構成する(図示していない)。
【0065】また、前記実施例において、縦連結材26
の透孔29、29の内、上支持材7と連結する透孔29
を所定位置の上方に長い長孔29aとして、形成するこ
ともできる(図9(a))。この場合には、ボルト33
とナット34とを緩く螺合した状態で、上支持材7を上
方に移動して、基板1の上縁2を入れ(図9(a))、
続いて、上支持材7を下げて、基板1の上縁2を係止す
ることができる(図9(b))。従って、柔軟性を有し
ない硬い材質の基板1を使用した場合であっても、掲示
装置40の組立作業を簡略化できる。また、縦連結材2
6の透孔29を丸孔として、上支持材7の透孔12を上
下に長い長孔とすることもできる(図示していない)。
【0066】また、前記実施例において、中間補強材2
1と縦連結材26との接合はボルト33によったが、中
間補強材21のフランジ23、23間に木製角材36を
嵌挿して、縦連結材26の透孔29からビスを打ち込
み、中間補強材21の透孔24を貫通して、木製角材3
6にねじ込むこともできる(図示していない)。
【0067】また、前記実施例において、実施例1と同
様のナット部材76をかしめたブラインドナットを使用
することももできる(図示していない)。
【0068】
【実施例3】図5、6に基づき、ブロック塀などの壁に
引っ掛ける場合(壁取り付け用)について説明する。
【0069】[1]各部材の構成 実施例2と同様の基板1、上下支持材7、14、中間補
強材21からなる。
【0070】即ち、 基板1は、選挙ポスターを貼るこ
とができ、厚さtで形成されている。上支持材7は、透
孔12、12を穿設したウエブ材8の上下にフランジ材
9、10が連設された溝形鋼と同様の断面形状で、上フ
ランジ材9の端縁に係止片11が連設されている。ま
た、下支持材14は、前記上支持材7と共通であり、上
下逆に配置した形状で、透孔19、19を穿設したウエ
ブ材15の上下にフランジ材16、17が連設された溝
形鋼と同様の断面形状で、下フランジ材17の端縁に係
止片18が連設されている。また、中間補強材21は、
溝形鋼と同様で、透孔24、24を穿設したウエブ材2
2の上下にフランジ材23、23が連設されている。
【0071】この実施例で、使用する縦連結材42は、
溝形鋼と同じ断面形状で、ウエブ43の両縁に内フラン
ジ44と外フランジ45とが夫々形成され、内フランジ
44には、前記縦連結材26の一片27の透孔29と同
じ位置に透孔29、29が穿設されている。また、前記
外フランジ45に、前記透孔29と重ならないように、
壁取り付け用の屈曲係止材47を固定するための透孔4
6を穿設する。
【0072】また、ブロック塀などの壁に取り付けるた
めの屈曲係止材47は、短い横部材48と長い縦部材4
9とからなる略L字状で、横部材47の先端側に螺糸部
50が形成されている。前記横部材47は、取付ける壁
の厚さに対応させて形成されている。
【0073】[2]掲示装置53の構成 実施例2と同様に、縦連結材42、42を並列し、交差
して上下支持材7、14及び中間補強材21を並列する
(図4(a))。縦連結材42、42の透孔29、29
と上下支持材7等の透孔12、19、24とを連通さ
せ、上下支持材7、14側の透孔12、19側から挿入
したボルト33に、縦連結材42、42の透孔29を挿
通して、ボルト33にナット34を螺合緊結して、縦支
持材42と、上下支持材7、14とを固定する。
【0074】また、実施例2と同様に、中間補強材21
をボルト33ナットで縦支持材42に固定し、中間補強
材21のフランジ23、23間に木製角材36を嵌挿す
る。続いて、基板1の下縁3を、下支持材14の係止片
18と上フランジ16との間に挟み、基板1を屈曲させ
て(図2(b)鎖線図示1)、基板1の上縁2を、上支
持材7の係止片11と下フランジ10との間に挟む。続
いて、基板1の表面4から木製角材36に向けてビス3
8、38を打ち込む。基板1は、上下縁2、3を夫々上
下支持材7、14に係止され、かつ木製角材36にビス
止めされるので、移動が規制され固定される。前記にお
けるビス38止めは、基板1の横方向の移動を規制する
程度に打てば良いので、少なくとも1本で済み、ビス打
ち作業が大幅に軽減される。安全を見込みこの実施例で
は、450mm毎に1本の割でビス打ちをしてある。
【0075】続いて、屈曲係止材47の横部材48の螺
糸部50の基端側にナット51を螺合し、先端側を縦連
結材42の透孔46に挿通し、ナット52を螺合し、ナ
ット51、52で縦連結材42の内フランジ44を挟
み、縦連結材42に屈曲係止材47を固定する。
【0076】以上のようにして、掲示装置53を構成す
る(図4(b)、図3(a)(b)、図6(b))。
尚、基板1の表面4で、数字記載部分は候補者ポスター
の掲示スペース、左側の空間は、選挙タイトルの表示ス
ペースである。
【0077】掲示装置53は、ブロック塀54の上端部
裏面側に、屈曲係止材47の縦部材49を引っかけて、
基板1を掲示する(図5(a)(b))。
【0078】また、縦連結材42に屈曲係止材47を固
定せずに、実施例1と同様に支柱80を添えて、あるい
は実施例2と同様に縦連結材42の下方に脚部55を継
ぎ足しし、あるいは下方に長い縦連結材42を使用し
て、支柱を形成して、地面に掲示装置53を固定するこ
ともできる(図5(a)鎖線図示55)。
【0079】また、ボルト33、ナット34、52、ビ
ス38を取り外せば、容易に掲示装置を分解して、小さ
く保管でき、また破損し易い基板1のみを取り替えて他
の部材を長期に使用できる。
【0080】[3]他の実施例 前記実施例において、縦連結材42は、溝形鋼とした
が、上下支持材7、14、中間補強材21、屈曲係止材
47を固定できれば、他の断面形状、例えばH形鋼とす
ることもできる(図示していない)。
【0081】また、縦連結材42に代わり、実施例2の
山形鋼からなる縦連結材26を使用して、一片27に透
孔46a、あるいは他辺28に透孔46bを穿設して
(図2(a)鎖線図示46a、46b)、透孔46a又
は透孔46bを使用して屈曲係止材47を固定する構成
することもできる(図示していない)。透孔46a又は
透孔46bを穿設した縦連結材26を使用した場合に
は、野立て、壁設置のいずれにも対応できる構成とする
ことができる。
【0082】
【実施例4】図7、8に基づきこの発明の他の実施例を
説明する。この実施例もブロック塀などの壁に引っ掛け
る場合(壁取り付け用)の実施例である。
【0083】[1]各部材の構成 実施例2と同様の基板1、上下支持材57、63、縦連
結材69、及び木製角材74からなる。
【0084】基板1は、選挙ポスターを貼ることがで
き、厚さtで形成されている。
【0085】上支持材57は、溝型鋼を加工してなり、
ウエブ58の両側に内フランジ59、外フランジ60を
有し、外フランジ60の先端部を内側に折り曲げて、係
止片61が形成されている。また、内外フランジ59、
60にはビスを打ち込むための透孔62、62が連通す
るように穿設されている。
【0086】また、下支持材63は、前記上支持材57
と共通し、即ち、ウエブ64の両側に内外フランジ6
5、66を連設した溝型鋼状で、外フランジ66の先端
を内側に折り曲げて係止片67が形成され、内外フラン
ジ65、66にはビスを打ち込むための透孔68、68
が連通するように穿設されている。
【0087】また、縦連結材69は、溝型鋼からなり、
ウエブ70の両側にフランジ71、71が連設された形
状で、ウエブ70には、屈曲係止片47を固定するため
の透孔72、及びビスを挿通する透孔73が穿設されて
いる。
【0088】また、ブロック塀などの壁に取り付けるた
めの屈曲係止材47は、実施例3と同様で、短い横部材
48と長い縦部材49とからなる略L字状で、横部材4
7の先端側に螺糸部50が形成されている。前記横部材
47は、取付ける壁の厚さに対応させて形成されてい
る。
【0089】[2]掲示装置75の構成 実施例3と同様に、屈曲係止材47の横部材48の螺糸
部50の基端側にナット51を螺合し、先端側を縦連結
材69の透孔72に挿通し、ナット52を螺合し、ナッ
ト51、52で縦連結材69のウエブ70を挟み、縦連
結材69に屈曲係止材47を固定する。
【0090】続いて、縦連結材69の屈曲係止材47の
他側に、木製角材74を配置し(図8(a))、縦連結
材69の透孔73、73側からビス38を打ち込み、縦
連結材69と木製角材74とを固定する(図8
(b))。
【0091】続いて、基板1の上下縁2、3に夫々上下
支持材57、63を嵌装する(図8(b))。
【0092】内フランジ59、65を木製角材74に当
接し、上下支持材57、63の外フランジ60、66の
透孔62、68からビス38を打ち込み、上下支持材5
7及び基板1を木製角材74に固定する(図8
(c))。また、基板の表面4側中間部からビス38を
打ち込み、基板1と木製角材74とを補強的に固定す
る。以上のようにして、掲示装置75を構成する(図
3、図8(c))。
【0093】掲示装置75は、ブロック塀54の上端部
裏面側に、屈曲係止材47の縦部材49を引っかけて、
基板1を掲示する(図7(a)(c)、図8(c))。
【0094】また、ナット52、ビス38を取り外せ
ば、容易に掲示装置を分解して、小さく保管でき、また
破損し易い基板1のみを取り替えて他の部材を長期に使
用できる。
【0095】
【実施例5】図13、図14に基づきこの発明の他の実
施例を説明する。この実施例では板状の縦連結材85を
使用し、中間補強材を省略した実施例である。
【0096】[1]各部材の構成 (a) 基板1 選挙ポスターを貼るための基板1は、実施例1と同様の
ボードで、ダンボール古紙を特殊加工して圧縮し、耐水
性フィルム(ポリエチレン系樹脂)を被覆した処理を施
した積層ボードを使用する。基板1は厚さtで形成され
る。
【0097】(b) 縦連結材85 縦連結材は、基板1の裏面に添設可能なほぼ同一正面形
状に形成され、厚さTの耐水合板(いわゆる「コンパ
ネ」)から構成する。
【0098】(c) 上支持材7 上支持材は、ウエブ材8にフランジ材9、10が連設さ
れた溝形鋼と同様の断面形状で、裏面側のフランジ材1
0に所定間隔毎に、縦連結材と固定する為の透孔12が
穿設されている。前記フランジ材9、10間は、巾「t
+T」以上に(基板及び縦連結材が嵌挿できる大きさ)
に形成されている。
【0099】また、フランジ材10の外面に、屈曲係止
材又は支柱を固定する為の透孔84が穿設された取付プ
レート77が、溶接、リベット又はボルトナット等で固
定されている。前記取付プレート77は、透孔84がウ
エブ材8より上方に突出した位置に配置される。また、
取付プレート77は、適宜間隔で少なくとも2箇所に取
付ける。
【0100】(d) 下支持材14 上支持材14は、前記上支持材7と共通であり、上下逆
に配置した形状となっている。即ち、ウエブ材15にフ
ランジ材16、17が連設された溝形鋼と同様の断面形
状で、裏面側のフランジ材17に所定間隔毎に、縦連結
材と固定する為の透孔19が穿設されている。前記フラ
ンジ材16、17間は、巾「t+T」以上に(基板及び
縦連結材が嵌挿できる大きさ)に形成されている。
【0101】また、フランジ材17の外面に、屈曲係止
材又は支柱を固定する為の透孔84が穿設された取付プ
レート77が、溶接、リベット又はボルトナット等で固
定されている。前記取付プレート77は、透孔84がウ
エブ材15より下方に突出した位置に配置される。ま
た、取付プレート77は、適宜間隔で少なくとも2箇所
に取付ける。
【0102】(e) 支柱80(脚部)・屈曲係止材47 支柱80及び屈曲係止材47は、実施例1と同様であ
る。即ち、下端部を地面に埋める支柱80は、山形鋼と
同じ断面形状で、一片81と他片82とからなり、一片
82の上部に前記上下連結材7、14の透孔84、84
に対応し、これに連通するように透孔83、83が穿設
されている。また、ブロック塀などの壁に取り付けるた
めの屈曲係止材47は、短い横部材48と長い縦部材4
9とからなる略L字状で、横部材47の先端側に螺糸部
50が形成されている。前記横部材47は、取付ける壁
の厚さに対応させて形成されている。
【0103】[2]掲示装置の構成 基板1の裏面側に縦連結材85を添設して、基板1及び
縦連結材85の上縁部に上連結材7を嵌装し、透孔1
2、12側から縦連結材85に向けてビス37、37を
打ち込む。同様に、基板1及び縦連結材85の下縁部に
下連結材14を嵌装し、透孔19、19側から縦連結材
85に向けてビス37、37を打ち込み、縦連結材85
と上下連結材7、14とを固定する。
【0104】続いて、基板1の表面からビス38、38
を打ち込み、縦連結材85と基板1とを固定し、連結装
置86を構成する(図13(a)(b)(c))。
【0105】野立ての場合(地面に立てる場合)には、
取付用プレート77、77に支柱80の一片81を沿わ
せて並列し、透孔84、83と透孔83、83とを連通
させ、ボルト33を挿通してナット34で緊結して、上
下支持材7、14と支柱80とを固定する(図14
(b)、図13(a))。
【0106】また、ブロック塀などに掛止して使用する
場合には、屈曲係止材47の横部材48の螺糸部50の
基端側にナット51を螺合し、先端側を上支持材7取付
プレート77の透孔84(野立て用より大径に形成され
ている)に挿通し、ナット52を螺合し、ナット51、
52で取付プレート77を挟み、屈曲係止材47を固定
する(図14(a))。ブロック塀54の上端部裏面側
に、屈曲係止材47の縦部材49を引っかけて、基板1
を掲示する。
【0107】また、ボルト33、ナット34、52、ビ
ス37、38を取り外せば、容易に掲示装置を分解し
て、小さく保管でき、また破損し易い基板1のみを取り
替えて他の部材を長期に使用できる。
【0108】[3]他の実施例 前記実施例において、取付プレート77の透孔84は、
ボルト33(支柱80取付用)用又は屈曲係止材47の
螺糸部50用に、異なる大きさとしたが、対応してボル
ト33及び螺糸部50とを同一の大きさとし、共通する
透孔84を穿設することもできる(図示していない)。
【0109】また、前記実施例において、取付プレート
77の透孔84は、実施例1の取付プレート77と同様
に(図11)、ナット部材76(ブラインドナット)と
することもできる(図示していない)。
【0110】また、前記実施例において、縦連結材85
は、合板製としたが、ビス38等で基板1を固定でき、
またビス37等で上下連結材7、14に固定できれば、
各種合成樹脂等、他の材料とすることもできる。また、
縦連結材85は、基板1の裏面全体を覆える形状とした
が、上下連結材7、14及び基板1と固定して基板を安
全に保持できれば、一部を欠いた形状とすることもでき
る(図示していない)。
【0111】
【発明の効果】この発明は、上下支持材で、基板の上下
を支持して挟み、中間補強材で、基板の移動を規制でき
るので、ポスター貼着用の基板を安定して保持し、縦連
結材の取付手段で、基板を所定位置に取り付けできる効
果がある。
【0112】また、上下支持材は、基板の上下縁を支持
して、上下から基板を挟むだけの機能で充分であるの
で、特殊な形状の部材を必要とせず、簡易な断面形状の
鋼材等を使用でき、木材の消費量を大幅に削減し、部材
をリサイクルして使用でき、木材資源の大量消費を軽減
し、地球環境保全に貢献できる。
【0113】また、上下支持材及び中間補強材を、縦連
結材に何らかの方法で固定されれば良いので、ボルトナ
ット等を使用して、容易に組立分解ができる効果があ
る。従って、分解すれば、棒状の部材となり保管スペー
スが少なくて済む。
【0114】総じて、この掲示装置を公職選挙などの選
挙ポスターの掲示に使用すれば、投票日決定から選挙運
動開始日までが短い準備期間であっても選挙ポスターの
掲示場所を整えることができる効果がある。また、選挙
期間終了後に速やかに撤去して、分解保管できる効果が
ある。
【0115】また、立候補者予定者の多少に対応して適
宜大きさの基板が使用されるが、複数長さの上下支持材
及び中間補強材のみを用意すれば、これに容易に対応で
きる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例2で、(a)は正面図、
(b)は左側面図である。
【図2】同じく組立を表す図で、(a)は部材の配置を
表す拡大縦断面図、(b)は基板を固定する前の拡大左
側面図、(c)は基板を固定後の拡大左側面図である。
【図3】(a)(b)は基板の表面を表す正面図であ
る。
【図4】部材の配置を表す図で(a)は基板を省略した
裏面図、(b)は同じく左側面図である。
【図5】この発明の実施例3で、(a)は正面図、
(b)は左側面図である。
【図6】同じく組立を表す図で、(a)は部材の配置を
表す拡大縦断面図、(b)は基板を固定後の拡大左側面
図である。
【図7】この発明の実施例4で、(a)は正面図、
(b)は平面図、(c)は左側面図である。
【図8】同じく組立を表す図で、(a)は部材の配置を
表す拡大縦断面図、(b)は組立途中の拡大左側面図、
(c)は組立完了した状態の拡大左側面図である。
【図9】実施例2の他の縦連結材の構成で、組立を表す
図で、(a)は基板を固定する前の拡大縦断面図、
(b)は基板を固定後の拡大左側面図である。
【図10】実施例1の掲示装置で、(a)は背面図、
(b)は組立を表す一部を省略した拡大縦断面図であ
る。
【図11】同じく実施例1で、(a)は拡大側面図で縦
連結材のみを破切した図、(b)は拡大側面図で縦連結
材のみを破切した使用状態の図である。
【図12】同じく実施例1で、(a)は他の使用状態の
拡大縦断面図、(b)は(a)のA−A線における拡大
断面図である。
【図13】この発明の実施例5で、(a)は掲示装置の
背面図、(b)は(a)のB−B線における拡大断面図
で、(c)は(a)のC−C線における拡大断面図であ
る。
【図14】同じく実施例5で、(a)は塀に掛けて掲示
する使用状態の拡大側面図、(b)は野立てで掲示する
使用状態の拡大側面図である。
【符号の説明】
1 基板 2 基板の上縁 3 基板の下縁 4 基板の表面 5 基板の裏面 7 上支持材 11 上支持材の係止片 12 上支持材の透孔 14 下支持材 18 下支持材の係止片 19 下支持材の透孔 21 中間補強材 24 中間補強材の透孔 26 縦連結材 29、29A〜29D 縦連結材の透孔 30 支柱 36 木製角材 40 掲示装置 41 地面 42 縦連結材 46 縦連結材の透孔 47 屈曲係止材 48 屈曲係止材の横部材 49 屈曲係止材の縦部材 50 屈曲係止材の螺糸部 53 掲示装置 54 ブロック塀 57 上支持材 62 上支持材の透孔 63 下支持材 68 下支持材の透孔 69 縦連結材 72、73 縦連結材の透孔 75 掲示装置 76 ナット部材 80 支柱 84 透孔 85 縦連結材 86 連結装置

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポスター貼着用の基板の上縁を支持でき
    る上支持杆と、前記基板の下縁を支持できる下支持杆と
    を上下に並列して配置し、前記上支持杆と下支持杆との
    間に、基板を固定するための中間補強材を少なくとも1
    本の並列配置し、前記上下支持杆及び中間補強材の裏面
    側に縦連結材に着脱可能に取り付け、該縦連結材に取付
    手段を形成したこと特徴とする掲示装置。
  2. 【請求項2】 取付手段は、縦連結材の下端部を下方に
    延ばして、又は別部材を連結して野立て用の支柱を形成
    して構成し、あるいは、縦連結材の裏面側に、掲示予定
    の塀に係止するための係止材を取り付けて構成する請求
    項1記載の掲示装置。
  3. 【請求項3】 上下支持杆及び中間補強材は、基体の両
    側に、ウエブ材の上下にフランジ材が連設された溝形鋼
    状の形状とし、前記上支持杆は上側のフランジ材に下方
    に向けた係止片を形成してなり、前記下支持杆は下側の
    フランジ材に上方に向けた係止片を形成してなり、前記
    中間補強材はフランジ材間に木製角材を嵌挿してなり、
    前記上下支持杆及び中間補強材は、各ウエブ材を介して
    縦連結材に取付けたことを特徴とする請求項1記載の掲
    示装置。
  4. 【請求項4】 上下支持材及び中間補強材と縦連結材と
    の固定は、前記上下支持材及び中間補強材に形成した透
    孔と、前記縦連結材に形成した透孔とにボルト、ナット
    使用して、固定すると共に、前記縦連結材は、複数位置
    に配置される下連結材の当該複数位置に対応した透孔を
    形成したことを特徴とする請求項1記載の掲示装置。
  5. 【請求項5】 縦連結材は、地面に立てることができる
    支柱と接合する為の透孔を穿設すると共に、掲示装置を
    塀等に取付ける際に使用する屈曲係止材を固定する為の
    透孔を穿設したことを特徴とする請求項1記載の掲示装
    置。
  6. 【請求項6】 上下支持材及び中間補強材と縦連結材と
    の固定は、前記上下支持材及び中間補強材に形成した透
    孔に連通するようにナット部材をかしめて取付けし、前
    記縦連結材に形成した透孔から挿入するボルトを使用し
    て、固定することを特徴とする請求項1記載の掲示装
    置。
  7. 【請求項7】 ポスター貼着用の基板及び該基板の裏面
    側に添設した板状の縦連結材の上縁を支持できる上支持
    杆と、前記基板及び縦連結材の下縁を支持できる下支持
    杆とを上下に並列して配置し、前記縦連結材と上下支持
    杆とを着脱可能に取り付けし、前記基板と前記縦連結材
    とを着脱可能に取り付けし、前記上下支持杆に透孔を穿
    設して取付手段とし、野立て用の支柱又は塀に取り付け
    る為の係止材を着脱可能に取り付けたこと特徴とする掲
    示装置。
JP2000344992A 2000-11-13 2000-11-13 掲示装置 Pending JP2002149099A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000344992A JP2002149099A (ja) 2000-11-13 2000-11-13 掲示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000344992A JP2002149099A (ja) 2000-11-13 2000-11-13 掲示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002149099A true JP2002149099A (ja) 2002-05-22

Family

ID=18819105

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000344992A Pending JP2002149099A (ja) 2000-11-13 2000-11-13 掲示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002149099A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6032776B1 (ja) * 2016-07-25 2016-11-30 Sun Tech株式会社 掲示板組立体

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62190292A (ja) * 1986-02-17 1987-08-20 Hitachi Ltd Vtr用シリンダ−
JPS63177892A (ja) * 1987-01-19 1988-07-22 株式会社 バンダイ チツプの排出配置装置
JPH0239292A (ja) * 1988-07-28 1990-02-08 Oki Electric Ind Co Ltd 発券装置の券紙走行機構
JPH0363615A (ja) * 1989-07-31 1991-03-19 Tatsuta Electric Wire & Cable Co Ltd 光可変結合器及びその光結合度選択方法
JPH0553520A (ja) * 1991-08-26 1993-03-05 Shiro Numa 看板支持枠体の設置方法
JPH0816107A (ja) * 1994-06-30 1996-01-19 Shizuka Kaneko 板材設置具
JPH09288464A (ja) * 1996-04-19 1997-11-04 Hidetoshi Osa 掲示順序自在型選挙公営ポスター掲示場
JP2000178926A (ja) * 1998-12-15 2000-06-27 Yoshiaki Hagiwara 眩光防止用標識

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62190292A (ja) * 1986-02-17 1987-08-20 Hitachi Ltd Vtr用シリンダ−
JPS63177892A (ja) * 1987-01-19 1988-07-22 株式会社 バンダイ チツプの排出配置装置
JPH0239292A (ja) * 1988-07-28 1990-02-08 Oki Electric Ind Co Ltd 発券装置の券紙走行機構
JPH0363615A (ja) * 1989-07-31 1991-03-19 Tatsuta Electric Wire & Cable Co Ltd 光可変結合器及びその光結合度選択方法
JPH0553520A (ja) * 1991-08-26 1993-03-05 Shiro Numa 看板支持枠体の設置方法
JPH0816107A (ja) * 1994-06-30 1996-01-19 Shizuka Kaneko 板材設置具
JPH09288464A (ja) * 1996-04-19 1997-11-04 Hidetoshi Osa 掲示順序自在型選挙公営ポスター掲示場
JP2000178926A (ja) * 1998-12-15 2000-06-27 Yoshiaki Hagiwara 眩光防止用標識

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6032776B1 (ja) * 2016-07-25 2016-11-30 Sun Tech株式会社 掲示板組立体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4229915A (en) Corner bracket with saddle for hip rafters of buildings
US7444787B2 (en) Concrete post anchor
KR960034605A (ko) 목조건축물의 구조재, 바닥구조 및 지붕구조와 그들을 이용한 구축공법
EP2075391A1 (en) Forms structure, panel support material, panel support material for internal corner, panel support material for external corner and construction method of forms
US5331786A (en) Knockdown earthquake brace for residential garage front wall
JP3762689B2 (ja) 壁枠パネルと床スラブ基礎との結合構造
JP2003278300A (ja) 床構造、床パネル及びユニット建物
US9663938B2 (en) Hanger for bracing panel
JP2002149099A (ja) 掲示装置
JP5133801B2 (ja) 壁パネル
JP2001234584A (ja) 単板積層材を用いた壁柱と床梁の結合構造
JP3046731U (ja) 木造建物における木造軸組用壁フレーム
JP4756927B2 (ja) 屋根パネル連結金物および屋根パネルの連結方法
JPH09228521A (ja) Alc薄板の取付工法
JP4044676B2 (ja) ユニット建物
KR0152381B1 (ko) 건축용 슬라브폼의 모서리 부분 연결장치
JPH05195621A (ja) コンクリート型枠パネルにおける桟木用固定枠
JP3566534B2 (ja) 建物ユニット及びユニット建物
JP4456233B2 (ja) 建築用横架材及びこれを備えたパネル
JP3074657U (ja) 筋交い固定金物及び筋交いの取付構造
JP3571485B2 (ja) 窓開口部の断熱内壁下地施工方法
JP2000336818A (ja) 床下地材の固定構造
JP3049439U (ja) 筋かい固定金具
JPH102046A (ja) 建築用壁下地構成材および壁下地構造並びに壁の工法
JP2572301Y2 (ja) 外壁パネルユニット

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071030

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101019

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101109

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110308