JP2002147284A - ロータリ絞り弁式気化器 - Google Patents

ロータリ絞り弁式気化器

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JP2002147284A
JP2002147284A JP2000349663A JP2000349663A JP2002147284A JP 2002147284 A JP2002147284 A JP 2002147284A JP 2000349663 A JP2000349663 A JP 2000349663A JP 2000349663 A JP2000349663 A JP 2000349663A JP 2002147284 A JP2002147284 A JP 2002147284A
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JP
Japan
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throttle valve
fuel
hole
rotary
rotary throttle
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JP2000349663A
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Katsuaki Hamataka
克明 浜高
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Walbro Japan Inc
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Walbro Japan Inc
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  • Control Of The Air-Fuel Ratio Of Carburetors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃料ジエツトの孔径にバラツキがあつても、
気化器のロータリ絞り弁の全開位置での燃料流量にあま
り変化が生じないようにする。 【解決手段】 気化器本体2を横貫する吸気路3と直交
する円筒形の弁室4に、絞り孔6を有するロータリ絞り
弁5を嵌装する。気化器本体2の底部の定圧燃料室29
から絞り孔6へ突出する燃料供給管7に、ロータリ絞り
弁5に支持したニードル16を嵌装する。ロータリ絞り
弁5の回動により絞り孔7aの吸気路3に対する開度が
増加し、ロータリ絞り弁5の上昇により燃料噴孔7aの
開度が増加するように構成する。燃料噴孔7aに対向し
て邪魔板8を配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は燃料供給管の燃料噴
孔の前面に障害物を配設することにより、燃料ジエツト
の吸気負圧に対する感度を鈍くし、ロータリ絞り弁の全
開位置での燃料流量のバラツキを抑制する、ロータリ絞
り弁式気化器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】気化器のロータリ絞り弁の全開位置での
燃料流量は、燃料ジエツトにより規制されているが、排
ガス規制や低燃費化に伴い燃料ジエツトの孔径が小さく
なつてきたので、燃料ジエツトの加工精度の向上が一層
要求されるようになつた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は上述の
問題に鑑み、燃料ジエツトの孔径にバラツキがあつて
も、気化器のロータリ絞り弁の全開位置付近での燃料流
量にあまり変化が生じないようにした、ロータリ絞り弁
式気化器を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の構成は気化器本体を横貫する吸気路と直交
する円筒形の弁室に、絞り孔を有するロータリ絞り弁を
嵌装し、気化器本体の底部の定圧燃料室から前記絞り孔
へ突出する燃料供給管に、前記ロータリ絞り弁に支持し
たニードルを嵌装し、前記ロータリ絞り弁の回動により
前記絞り孔の吸気路に対する開度が増加し、前記ロータ
リ絞り弁の上昇により前記燃料噴孔の開度が増加するロ
ータリ絞り弁式気化器において、前記燃料噴孔に対向し
て邪魔板を配設したことを特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】近年は排ガス規制を守るために、
ロータリ絞り弁の全開位置で定圧燃料室から燃料供給管
の燃料噴孔へ供給される燃料流量は、燃料ジエツトの孔
径により規定されているので、燃料ジエツトの機械加工
のバラツキにより、気化器のロータリ絞り弁の全開位置
および全開付近での機関の性能にバラツキが生じる。
【0006】しかし、本発明では燃料供給管の燃料噴孔
に対向して邪魔板を配設することにより、ロータリ絞り
弁の絞り孔を流れる吸気の燃料噴孔に及ぼす吸気負圧の
変動が抑えられ、常にほぼ均等な吸気負圧が燃料噴孔に
作用するので、燃料ジエツトの孔径のバラツキによる機
関の性能のバラツキが緩和される。したがつて、ロータ
リ絞り弁を全開位置へ近付けても、燃料噴孔に及ぼす吸
気負圧が急に強くなり、燃料噴孔からの燃料流量が多く
なり、混合気が濃くなり、機関が吹上りを起こすという
ような不具合が抑制される。
【0007】
【実施例】図1は本発明に係るロータリ絞り弁式気化器
の要部を拡大して示す正面断面図、図2は同ロータリ絞
り弁式気化器の平面断面図である。図2に示すように、
気化器本体2を横通する吸気路3と直交する円筒形の弁
室4に、絞り孔6を有するロータリ絞り弁5が回動可能
かつ昇降可能に支持される。後述するように、気化器本
体2の底部に区画される定圧燃料室29から燃料供給管
7がロータリ絞り弁5の絞り孔6へ突出され、燃料噴孔
7aに対向して水平断面が半円弧状をなす邪魔板8が配
設される。
【0008】図1に示すように、ロータリ絞り弁5は下
端の円筒部18を、気化器本体27の底部から上方へ突
出する環状の突壁2aに外嵌される。弁室4の底部の定
圧燃料室29から突壁2aを経て円筒部18へ通じる円
筒部21が形成され、円筒部21に邪魔板8の筒部8b
を外嵌した燃料供給管7の金属製の基部20が嵌装支持
され、さらに基部20の燃料通路へ燃料ジエツト22が
嵌装される。円筒部21において燃料ジエツト22のフ
ランジ22aと基部20との間にOリング23が介装さ
る。好ましくは、合成樹脂製の燃料供給管7は、基端が
金属製の基部20に外嵌するように一体的に成形され
る。燃料供給管7の上端付近に燃料噴孔7aが備えられ
る。
【0009】ロータリ絞り弁5の弁軸5aは弁室4を閉
鎖する蓋板19を貫通し、上端に絞り弁レバー13を結
合される。弁軸5aの軸心に設けた円筒部10へ合成樹
脂製の筒体14が圧入され、筒体14に形成したねじ孔
15へニードル16のねじ部16aが螺合され、かつね
じ部16aと円筒部10との段部の間に、ねじ部16a
の回止めをなすばね17が介装される。筒体14の上端
は蓋12を嵌合し、接着剤などにより結合される。ねじ
部16aから下方へ延びるニードル16が、ロータリ絞
り弁5の絞り孔6を経て燃料供給管7へ嵌装され、ニー
ドル16の昇降により燃料噴孔7aの開度が加減され
る。
【0010】気化器本体2の下端にはガスケツト24を
介して定圧燃料室29を区画する中間壁体27が重ね合
せ結合される。定圧燃料室29の燃料が通路26、ゴム
製の円板からなる逆止弁25、燃料ジエツト22、燃料
供給管7、燃料噴孔7aを経て、ロータリ絞り弁5の絞
り孔6へ供給されるようになつている。ロータリ絞り弁
式気化器の他の構成については、特願平6−29164
号などに開示されるものと同様であるので、これ以上説
明しない。
【0011】図3に示すように、邪魔板8は水平断面が
半円弧状をなす板部8aと下端の筒部8bとが一体に樹
脂成形され、筒部8bが燃料供給管7の基部20と一緒
に円筒部21へ圧入支持される。板部8aがロータリ絞
り弁5の絞り孔6へ突出し、ロータリ絞り弁5の全開位
置で燃料供給管7の燃料噴孔7aに適当な隙間をおいて
対向される。しかし、図4に示すように、吸気路3の横
方向へ向く燃料噴孔7aに対して、邪魔板8の板部8a
を吸気路3の燃料供給管7よりも下流側に配設して燃料
噴孔7aを部分的に覆うものであつてもよく、図5に示
すように、吸気路3の燃料供給管7よりも上流側に配設
して燃料噴孔7aを部分的に覆うものであつてもよい。
【0012】本発明は上述のように、燃料供給管7の燃
料噴孔7aに対向して邪魔板8を配設することにより、
燃料噴孔7aの側方を流れる吸気の流れが邪魔板8によ
り妨げられて淀みを形成するので、機関の吸気行程での
み強い吸気の流れが生じるという吸気流量の変動が、燃
料噴孔7aの付近では緩和される。したがつて、吸気路
3を流れる吸気流の変動に対して、燃料供給管7の燃料
噴孔7aからロータリ絞り弁5の絞り孔6へ吸引される
燃料流量の変動が抑えられ、特に、ロータリ絞り弁5を
全開位置から部分的絞り位置へ戻した時、またはロータ
リ絞り弁5を部分的絞り位置から全開位置へ回動した時
に、一時的に混合気が濃くなり、機関が吹上りを起すと
いうような不具合は生じない。
【0013】図6に示すように、燃料供給管7のロータ
リ絞り弁5の絞り孔6へ望む部分に、邪魔板8を直接装
着するようにしてもよい。
【0014】
【発明の効果】本発明は上述のように、気化器本体を横
貫する吸気路と直交する円筒形の弁室に、絞り孔を有す
るロータリ絞り弁を嵌装し、気化器本体の底部の定圧燃
料室から前記絞り孔へ突出する燃料供給管に、前記ロー
タリ絞り弁に支持したニードルを嵌装し、前記ロータリ
絞り弁の回動により前記絞り孔の吸気路に対する開度が
増加し、前記ロータリ絞り弁の上昇により前記燃料噴孔
の開度が増加するロータリ絞り弁式気化器において、ロ
ータリ絞り弁の全開位置での吸気負圧に対する燃料供給
管の燃料噴孔の感度が鈍くなり、燃料ジエツトの口径を
大きくしても燃料流量の増加がなく口径を大きくするこ
とができ、燃料ジエツトの加工精度のバラツキによる燃
料流量のバラツキが抑制される。
【0015】燃料ジエツトの口径を大きくしてもよく、
燃料ジエツトの効き始めが早くなるので、ロータリ絞り
弁の全開位置手前で、混合気が濃くなりすぎ、機関が吹
上りを起すというような不具合が抑制される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る邪魔板を備えたロータリ絞り弁式
気化器の要部を示す拡大正面断面図である。
【図2】同邪魔板を備えたロータリ絞り弁式気化器の平
面断面図である。
【図3】同邪魔板の斜視図である。
【図4】同邪魔板の配置を変えたロータリ絞り弁式気化
器の平面断面図である。
【図5】同邪魔板の配置を変えたロータリ絞り弁式気化
器の平面断面図である。
【図6】本発明の変更実施例に係る邪魔板を備えたロー
タリ絞り弁式気化器の要部を示す拡大正面断面図であ
る。
【符号の説明】
2:気化器本体 2a:突壁 3:吸気路 4:弁室
5:ロータリ絞り弁 5a:弁軸 6:絞り孔 7:燃
料供給管 7a:燃料噴孔 8:邪魔板 8a:板部
8b:筒部 10:円筒部 12:蓋 13:絞り弁レ
バー 14:筒体 15:ねじ孔 16:ニードル 16a:ねじ部 1
7:ばね 18:円筒部 19:蓋板 20:基部 21:円筒部 22:燃料ジ
エツト 22a:フランジ 23:Oリング 24:ガ
スケツト 25:逆止弁 26:燃料通路 27:中間
壁体 29:定圧燃料室

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】気化器本体を横貫する吸気路と直交する円
    筒形の弁室に、絞り孔を有するロータリ絞り弁を嵌装
    し、気化器本体の底部の定圧燃料室から前記絞り孔へ突
    出する燃料供給管に、前記ロータリ絞り弁に支持したニ
    ードルを嵌装し、前記ロータリ絞り弁の回動により前記
    絞り孔の吸気路に対する開度が増加し、前記ロータリ絞
    り弁の上昇により前記燃料噴孔の開度が増加するロータ
    リ絞り弁式気化器において、前記燃料噴孔に対向して邪
    魔板を配設したことを特徴とする、ロータリ絞り弁式気
    化器。
  2. 【請求項2】前記邪魔板は前記燃料供給管の基部へ外嵌
    される筒部と、前記燃料噴孔に対向する水平断面が円弧
    状の板部とを有する、請求項1に記載のロータリ絞り弁
    式気化器。
JP2000349663A 2000-11-16 2000-11-16 ロータリ絞り弁式気化器 Withdrawn JP2002147284A (ja)

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