JPH0666204A - 気化器 - Google Patents

気化器

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Publication number
JPH0666204A
JPH0666204A JP24122592A JP24122592A JPH0666204A JP H0666204 A JPH0666204 A JP H0666204A JP 24122592 A JP24122592 A JP 24122592A JP 24122592 A JP24122592 A JP 24122592A JP H0666204 A JPH0666204 A JP H0666204A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel
main
throttle
nozzle
chamber
Prior art date
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Pending
Application number
JP24122592A
Other languages
English (en)
Inventor
Kimio Koizumi
喜美男 小泉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SHINAGAWA DIECAST KOGYO KK
Original Assignee
SHINAGAWA DIECAST KOGYO KK
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Filing date
Publication date
Application filed by SHINAGAWA DIECAST KOGYO KK filed Critical SHINAGAWA DIECAST KOGYO KK
Priority to JP24122592A priority Critical patent/JPH0666204A/ja
Publication of JPH0666204A publication Critical patent/JPH0666204A/ja
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  • Control Of The Air-Fuel Ratio Of Carburetors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 主燃料通路の手動の針弁を過度に動かしても
混合気を過濃、過薄とせず、出力、排気状態などを許容
できる範囲内の運転状態にエンジンを維持する。 【構成】 気化器本体1と別体のノズル体32に吸気路
2へ送出される主燃料の最大流量を規制するためノズル
室34から主ノズル口35に流れる燃料を制限する第一
の絞り54と、主燃料の最小流量を保証するため定燃料
室9からノズル室34に燃料を導入する第二の絞り55
とを具えさせた。第一の絞り54が混合気過濃を防止し
第二の絞り55が混合気過薄を防止するのである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は農業用または園芸用の機
械、小形車両などの動力源である汎用エンジンに燃料を
供給する気化器、殊に主燃料の流量をエンジンの許容さ
れる運転状態内の範囲に自己調整する機能をもった膜式
気化器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ダイヤフラムの受圧力に応じて燃料弁を
開閉することにより定燃料室の燃料圧力をほぼ一定に維
持し、この燃料を吸気路に送出する形式の気化器は、定
燃料室から主ノズルに至る主燃料通路とアイドルポー
ト、スローポートに至る低速燃料通路とに気化器本体に
ねじ込まれたねじの先端に形成した針弁をそれぞれ挿入
し、手動で燃料流量を調整できるようになっている(米
国特許第3,404,872号明細書、特公昭47−2
1848号公報参照)。
【0003】これらの針弁は基本的には気化器やエンジ
ンの製造者または機械、小形車両などの製造者が調整す
るが、使用の場所や條件に応じて使用者が自由に調整で
きる構造となっている。
【0004】ところが、使用者はこのような調整に不慣
れな人が多く、エンジンの始動およびアイドリングのた
めの燃料を供給する低速燃料通路の針弁は慎重に取扱う
かまたは手を触れないように周知徹底されているためト
ラブルを生じることは殆んどないが、エンジンの通常運
転から高負荷運転のための燃料を供給する主燃料通路の
針弁は出力向上を欲するためやエンジンの僅かな不調を
修正するためにかなり大まかに動かす人が多く、そのた
めに混合気を過濃として燃料の浪費、排気状態の悪化、
出力低下を招いたり、反対に混合気を過薄として排気状
態の悪化、出力の低下更にはエンジンの停止を招くとい
うトラブルを多発している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、主燃料通路に設置された手動の針弁が全開
から全閉まで任意に調整される構造であるため、使用者
が必要以上に動かして混合気をエンジンの許容される運
転状態外の過濃または過薄としてしまうことが多い、と
いう点である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は米国特許第3,
404,872号明細書、特開昭60−195365号
公報などに明示されているように、主ノズルが気化器本
体と別体であって主燃料通路を流れてきた燃料を吸気路
に送出する主ノズル口を有するノズル体によって構成さ
れている気化器において、吸気路に送出される主燃料の
最大流量を規制するため主ノズル口に流れる燃料を制限
する第一の絞りと、吸気路に送出される主燃料の最小流
量を保証するため定燃料室から主ノズル口に燃料を導入
する第二の絞りとをノズル体に具えさせることによって
前記課題を解決する手段とした。
【0007】即ち、二つの絞りは気化器本体と別体のノ
ズル体に精密加工によって形成することができ、このた
め主燃料通路の燃料流量を大幅に狂わせることがあって
もエンジンの許容される運転状態を維持できる混合気を
供給する、という目的が容易に達成される。
【0008】
【作用】主燃料通路の針弁が適正位置のときは主ノズル
口から送出される燃料は適正濃度の混合気を作っている
が、使用者が針弁を必要以上に動かして大きく開いたと
きは第一の絞りが主ノズル口に流れる燃料を制限して混
合気を過濃としない。反対に開度を小さくしたときは第
二の絞りが燃料不足を補って混合気を過薄としない。
【0009】
【実施例】図1は本発明の第一実施例を示すものであっ
て、チョーク弁3、ベンチュリ4、絞り弁5を具えた吸
気路2を有する気化器本体1の一側面に調圧機構7と燃
料ポンプ16とが重ねて配置されている。
【0010】調圧機構7は気化器本体1とポンプ本体1
7とに挟まれたダイヤフラム8と、このダイヤフラム8
によって仕切られた気化器本体1側の定燃料室9および
ポンプ本体7側の大気室10と、定燃料室9に送入され
る燃料を制御する燃料弁11およびダイヤフラム8の変
位を燃料弁11に伝えて開閉動作させるレバー12とを
具えており、周知のように定燃料室9に働く吸気路2の
負圧によってダイヤフラム8が定燃料室9の方へ変位す
るとレバー12が燃料弁11を開かせる方向へ回動し、
燃料圧力によって前記負圧の影響が小さくなるとダイヤ
フラム8が大気室10の方へ変位してレバー12が閉弁
ばね13のばね力で燃料弁11を閉じる方向へ回動す
る。
【0011】燃料ポンプ16はポンプ本体17とカバー
体18とに挟まれたダイヤフラム19と、このダイヤフ
ラム19によって仕切られたポンプ本体17側のポンプ
室20およびカバー体18側のパルス室21と、図示し
ない燃料タンクからポンプ室20に至る吸込通路22に
設けた入口逆止弁23およびポンプ室20から燃料弁1
1を経て定燃料室9に至る吐出通路24に設けた出口逆
止弁25とを具えており、周知のようにパルス室21に
働くエンジンのクランクケースの脈動圧力によってダイ
ヤフラム19が往復動し燃料を燃料タンクから定燃料室
9に送入するものである。
【0012】ベンチュリ4に開口した主ノズルは気化器
本体1と別体の円柱状のノズル体32によって構成され
ている。このノズル体32は気化器本体1の取付孔31
に定燃料室9の方から圧入されてベンチュリ4に突出し
ており、外側周面に環状溝33を有するとともに中心軸
線上にノズル室34、主ノズル口35、逆止弁36を具
え環状溝33とノズル室34とは放射方向の連通孔37
によって連通している。逆止弁36はエンジンのアイド
ル時に空気が定燃料室9へ逆流するのを防止するため主
ノズル口35を閉塞するものである。
【0013】主燃料通路41は定燃料室9から環状溝3
3に達しているとともに途中に主ジェット42を有し、
気化器本体1にねじ込んだ調整ねじ43の先端の針弁4
4が主ジェット42に差込まれて燃料流量を手動で調整
できるようになっている。また、低速燃料通路46は環
状溝33からポート室47に達しているとともに途中に
低速ジェット48を有し、気化器本体1にねじ込んだ調
整ねじ49の先端の針弁50が低速ジェット48に差込
まれて燃料流量を手動で調整できるようになっている。
ポート室47の燃料は絞り弁5の側方に開口したアイド
ルポート51、スローポート52から吸気路2に送出さ
れる。
【0014】先に述べたように、主燃料通路41の針弁
44は使用者が出力向上を欲したりエンジンの僅かな不
調を修正するためにかなり大まかに動かすことが多く、
主ジェット42を過大に開いて混合気を過濃としたり反
対に過小に絞り或いは閉じて混合気を過薄とし或いは燃
料を遮断してしまうことがある。
【0015】その解決策として本実施例では主ジェット
42を過大に開いても一定以上の燃料を主ノズル口35
に流れさせない第一の絞り54をもってノズル室34と
主ノズル口35とを連通する通路を形成した。また、主
ジェット42を過小に絞り或いは閉じてもエンジン運転
が可能な燃料を供給する第二の絞り55をもって定燃料
室9と環状溝33とを連通させた。
【0016】これら二つの絞り54、55はノズル体3
2に形成されており、精密加工によってエンジンの許容
される運転状態、即ち出力の大幅な低下やエンジン停
止、排気状態の著しい悪化を招くことなく運転を継続さ
せることができる混合気を供給するように適正寸法に作
ることができる。
【0017】図2は本発明の第二実施例を示すものであ
って、第二の絞り55をプラグ部片56に形成してこの
プラグ部片56をノズル体32にねじ込み固定してノズ
ル室34を塞ぐとともに、第二の絞り55によって定燃
料室9とノズル室34とを直接連通させたものである。
尚、図示しない低速燃料通路は主燃料通路41から分岐
し環状溝33から延びる共通形でなく、定燃料室9から
延びる独立形である。
【0018】図3は本発明の第三実施例を示すものであ
ってノズル体32はノズル室を有しておらず主ノズル口
35と同径のノズル孔38を具えていて、環状溝33と
ノズル孔37とを放射方向の連通孔に代えて第一の絞り
54によって連通させるとともに、定燃料室9と環状溝
33とを第二の絞り55によって連通させたものであ
る。尚、図示しない低速燃料通路は第二実施例と同様に
独立形となっている。
【0019】
【発明の効果】本発明によると、主ノズル口から吸気路
に送出される主燃料の最大流量を規制する第一の絞りと
最小流量を保証する第二の絞りとを設け、増大する燃料
を第一の絞りで制限し不足する燃料を定燃料室から第二
の絞りで補うようにしたものであるから、主燃料通路の
針弁を過度に動かして燃料流量を大幅に狂わせても出力
の大幅な低下やエンジン停止、排気状態の著しい悪化、
燃料の浪費を招くことなく、エンジンをこれらが許容さ
れる範囲内の運転状態に維持するものである。
【0020】また、二つの絞りは気化器本体と別体のノ
ズル体に設けたので、容易に精密加工により適正寸法に
形成できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例を示す縦断面図。
【図2】本発明の第二実施例を示す縦断面部分図。
【図3】本発明の第三実施例を示す縦断面部分図。
【符号の説明】
1 気化器本体、2 吸気路、9 定燃料室、32 ノ
ズル体、34 ノズル室、35 主ノズル口、41 主
燃料通路、42 主ジェット、43 調整ねじ、44
針弁、54 第一の絞り、55 第二の絞り、
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年4月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸気路に開口した主ノズル口が気化器本
    体と別体に形成されたノズル体に設けられており、定燃
    料室から前記ノズル体に燃料を送る主燃料通路に燃料流
    量調整用の手動の針弁が設置されている気化器におい
    て;前記ノズル体は前記吸気路に送出される主燃料の最
    大流量を規制するため前記主ノズル口に流れる燃料を制
    限する第一の絞りと、前記吸気路に送出される主燃料の
    最小流量を保証するため前記定燃料室から前記主ノズル
    口に燃料を導入する第二の絞りとを具えている;ことを
    特徴とする気化器。
JP24122592A 1992-08-18 1992-08-18 気化器 Pending JPH0666204A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24122592A JPH0666204A (ja) 1992-08-18 1992-08-18 気化器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24122592A JPH0666204A (ja) 1992-08-18 1992-08-18 気化器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0666204A true JPH0666204A (ja) 1994-03-08

Family

ID=17071067

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24122592A Pending JPH0666204A (ja) 1992-08-18 1992-08-18 気化器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0666204A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4859039A (en) * 1984-11-16 1989-08-22 Sumitomo Chemical Company, Limited Light-polarizing film
US7199537B2 (en) 2002-01-16 2007-04-03 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Voltage converter control apparatus, and method
JP2015012751A (ja) * 2013-07-01 2015-01-19 星和電機株式会社 蓄電装置

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20021008