JPH0666205A - 気化器の燃料調整装置 - Google Patents

気化器の燃料調整装置

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JPH0666205A
JPH0666205A JP24122692A JP24122692A JPH0666205A JP H0666205 A JPH0666205 A JP H0666205A JP 24122692 A JP24122692 A JP 24122692A JP 24122692 A JP24122692 A JP 24122692A JP H0666205 A JPH0666205 A JP H0666205A
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JP
Japan
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fuel
needle valve
passage
main
flow rate
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP24122692A
Other languages
English (en)
Inventor
Eru Deiteezu Pooru
エル ディテーズ ポール
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SHINAGAWA DIECAST KOGYO KK
Original Assignee
SHINAGAWA DIECAST KOGYO KK
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Filing date
Publication date
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  • Control Of The Air-Fuel Ratio Of Carburetors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 定燃料室から吸気路へ送る燃料流量調整用針
弁を使用者がどのように操作しても排気規制に抵触しな
いようにする。 【構成】 燃料通路10を絞る主針弁21の入口側導入
路17で規定の希薄混合気とする燃料流量に規制する。
主針弁21の内部の調整通路28に別の導入路18から
入る燃料流量を副針弁31で調整する。副針弁31の全
開で規定の高濃混合気とするように主針弁21を調整し
てプラグ35で操作不可能とする。使用者は副針弁31
のみ操作可能であり、混合気は排気規制に適合する範囲
内でしか濃度変化しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は農業用または園芸用の機
械、小形車両などの動力源である汎用エンジンに燃料を
供給する気化器における燃料流量の手動調整装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】汎用エンジンに燃料を供給する気化器
は、ダイヤフラム式または浮子式の定燃料室から主ノズ
ルに至る主燃料通路およびアイドルポート、スローポー
トに至る低速燃料通路に気化器本体にねじ込んだ針弁を
それぞれ挿入し、手動で燃料流量を調整できるようにな
っている(米国特許第3,404,872号明細書、特
公昭47−21848号参照)。
【0003】これらの針弁は基本的には気化器やエンジ
ンの製造者または機械、小形車両などの製造者が調整す
るが、使用の場所や條件に応じて使用者が自由に操作し
て調整することができる構造となっている。
【0004】ところが、使用者はこのような調整に不慣
れな人が多く、エンジンの始動およびアイドリングのた
めの燃料を供給する低速燃料通路の針弁は慎重に取扱う
かまたは手を触れないように周知徹底されているためト
ラブルを生じることは殆んどないが、エンジンの通常運
転から高負荷運転のための燃料を供給する主燃料通路の
針弁は出力向上を欲するためやエンジンの僅かな不調を
修正するためにかなり大まかに動かす人が多く、そのた
めに混合気を過濃として燃料の浪費、排気状態の悪化、
出力の低下を招いたり、反対に混合気を過薄として排気
状態の悪化、出力の低下更にはエンジンの停止を招くと
いうトラブルを多発している。
【0005】殊に、近年は汎用エンジンにおいても排気
規制が行なわれるようになっており、製造者が許容され
る排気組成となるように調整しても、使用者がエンジン
の調子を調えるために針弁を操作すると排気状態を著し
く悪化して規制に抵触する危険が大きい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、定燃料室から主ノズルなどの燃料出口に至
る燃料通路に設置された針弁が全開から全閉まで任意に
手動操作できる構造であるため、使用者が必要以上に動
かしてしまい排気状態を著しく悪化させやすい、という
点である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は針弁を燃料通路
の有効面積を変化させる主針弁と、主針弁の内部に形成
され燃料通路の燃料の一部を通過させる調整通路の有効
面積を変化させる副針弁とによって構成し、主針弁を気
化器本体にねじ込んでプラグにより操作不可能に基端を
塞ぐとともに、副針弁を主針弁にねじ込んで操作可能に
基端を開放し、且つ燃料通路の主針弁入口側および副針
弁入口側に各別の導入路を設け、主針弁入口側の導入路
を規定の希薄混合気を作る燃料流量に規制する大きさに
作ったことをもって前記課題を解決する手段とした。
【0008】
【作用】副針弁を全開とし、二つの導入路を通った燃料
によって許容される高濃度混合気を作るように主針弁の
開度を調整してプラグにより主針弁を操作不可能に塞
ぐ。使用者が副針弁を操作すると、全開状態で使用者の
手に渡った調整通路を全閉とするまで調整可能であり、
混合気を次第に希薄とするように調整することとなる
が、全閉にしても主針弁入口側の導入路からの燃料が規
定の希薄混合気を保証しているので、副針弁をどのよう
に操作しても排気状態を著しく悪化させるように混合気
を過濃或いは過薄とすることがない。
【0009】
【実施例】図面を参照して本発明の実施例を説明する
と、図1においてチョーク弁3、ベンチュリ4、絞り弁
5を具えた吸気路2を有する気化器胴体1の一側面に調
圧機構6と燃料ポンプ8とが重ねて配置されている。調
圧機構6はダイヤフラムによって定燃料室7の燃料圧力
をほぼ一定に維持して吸気路2に送出し、また燃料ポン
プ8はエンジンのクランクケースの脈動圧力によって燃
料を燃料タンクから定燃料室7に送るものであり、これ
らはいずれも周知であるので詳細な図示説明は省略し
た。
【0010】定燃料室7からベンチュリ4に開口した主
ノズル9に至る主燃料通路10は本発明による針弁を有
しており、また定燃料室7から絞り弁5の側方に開口し
たアイドルポート11、スローポート12に至る低速燃
料通路13は従来と同じ手動ねじ式の針弁14を有して
いる。
【0011】主燃料通路10の針弁は図2を参照して同
心に配置された主針弁21と副針弁31とから構成され
る。主針弁21は基端側のねじ部22とそれより先端へ
向かって順に形成された大径部23、小径部24、円錐
状の主弁体25とからなり、大径部23の外側周面に環
状溝26とO・リング27とを有するとともに、環状溝
36と小径部24の外側周面とに両端を開口した調整通
路28が内部に設けられている。
【0012】副針弁31は基端側のねじ部32と先端側
の円錐状の副弁体33とからなり、主針弁21の基端面
に開放しためねじ孔30にねじ込まれて副弁体33が調
整通路28のシート部29と協働して調整通路28を全
閉から全開まで開度調整する。
【0013】主針弁21は気化器胴体1の表面に開放し
ためねじ孔15にねじ込まれて主弁体25が主燃料通路
10のシート部16と協働して主燃料通路10の開度を
調整する。
【0014】主燃料通路10の主針弁21、副針弁31
の入口側は二つの導入路17、18に分岐しており、主
針弁21によって開度調整されるシート部16に燃料を
直接導くように小径部24へ向かって開口する導入路1
7は本来の主燃料通路10の一部を構成しているととも
に、エンジンの高負荷時において排気規制に適合可能な
希薄混合気を作ることができる量の燃料を通過させる大
きさに作られている。
【0015】もう一方の導入路18は環状溝26に開口
し調整通路28に空燃比補正用の燃料を供給するもので
あって、その大きさは特に限定されない。また、大径部
23と主燃料通路10との隙間はO・リング27によっ
て塞がれ、二つの導入路17、18を通った燃料が副針
弁31で調整される前に互いに混合することがないよう
にされている。
【0016】更に、めねじ孔15の開口端周囲にくぼみ
19が形成されており、中心に副針弁31と同径の開口
36を有する円板状のプラグ35がくぼみ19に圧入固
定されて主針弁21の基端面を操作不可能に覆ってい
る。
【0017】そして、副針弁31を後退させて調整通路
28のシート部29を全開とした状態で主針弁21を気
化器胴体1にねじ込み、導入路17を通ってシート部1
6に直接達する燃料と導入路18から全開の調整通路2
8を経てシート部16に達する燃料とが合流して高負荷
時において排気規制に適合可能な高濃混合気を与えるよ
うに主弁体25の位置を決定する。これにより、エンジ
ン全運転域に亘って高濃混合気が作られるようにシート
部16と主弁体25との隙間が設定される。次に、プラ
グ35によって主針弁21の基端面を覆って外部から工
具類を差込んで操作することが不可能な状態とするもの
である。
【0018】以上の作業は製造者が行なうものであり、
そのままの状態では使用者は高濃混合気でエンジンを運
転することとなる。
【0019】使用者が出力向上を欲したり或いはエンジ
ンの僅かな不調を修正するため燃料流量を調整する場合
は、開口36からねじ回しのような工具を差込んで副針
弁31を操作することしかできない。副針弁31を更に
後退させても既に全開状態で主針弁21が調整されてい
るので吸気路2に送られる燃料流量は増加せず、従って
混合気を過濃としない。副針弁31を前進させると調整
通路28が次第に絞られるため燃料流量が減少し混合気
を次第に希薄とするが、調整通路28を全閉とするまで
前進させても主針弁入口側の導入路17が規定の希薄混
合気を作る燃料流量を保証しているので混合気を過薄と
しない。
【0020】即ち、使用者が必要以上に或いはどのよう
に副針弁31を操作しても混合気は排気規制に適合する
範囲内の濃度変化をするにとどまり、排気状態を著しく
悪化させることがない。
【0021】尚、本発明に係る二重の針弁は主燃料通路
に限らず低速燃料通路に設置することもできるが、燃料
流量が多く比較的大幅な調整を行なう主燃料に使用する
のが有利である。
【0022】
【発明の効果】本発明は針弁を主針弁と副針弁とによっ
て構成し、主針弁によって副針弁全開時の高濃混合気を
規定させるとともに副針弁を全閉としても規定の希薄混
合気が得られるようにし、且つ使用者が副針弁のみを操
作できるようにしたものであるから、副針弁は混合気の
濃度を狭い範囲で変化させるだけとなり、排気状態を著
しく悪化させて排気規制に抵触するという心配なく燃料
流量を調整することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の燃料調整装置を具えた気化器の一部切
截した正面図。
【図2】本発明の燃料調整装置の実施例を示す縦断面
図。
【符号の説明】
1 気化器胴体、2 吸気路、7 定燃料室、10 主
燃料通路、17、18導入路、21 主針弁、28 調
整通路、31 副針弁、35 プラグ、

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 定燃料室から吸気路に開口した燃料出口
    に至る燃料通路に設置された手動の針弁を具えている気
    化器の燃料調整装置において;前記針弁が前記燃料通路
    の有効面積を変化させる主針弁と、前記主針弁の内部に
    形成され前記燃料通路の燃料の一部を通過させる調整通
    路の有効面積を変化させる副針弁とからなり、前記主針
    弁は気化器胴体にねじ込まれプラグによって操作不可能
    に基端が塞がれているとともに、前記副針弁は前記主針
    弁にねじ込まれ操作可能に基端が開放されており、且つ
    前記燃料通路は前記主針弁の入口側および前記副針弁の
    入口側に各別の導入路を有し、前記主針弁入口側の導入
    路は規定の希薄混合気を作る燃料流量に規制する大きさ
    とされている;ことを特徴とする燃料調整装置。
JP24122692A 1992-08-18 1992-08-18 気化器の燃料調整装置 Withdrawn JPH0666205A (ja)

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JPH0666205A true JPH0666205A (ja) 1994-03-08

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JP24122692A Withdrawn JPH0666205A (ja) 1992-08-18 1992-08-18 気化器の燃料調整装置

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Date Code Title Description
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19991102