JP3260505B2 - ガス燃料エンジンの混合気形成装置 - Google Patents

ガス燃料エンジンの混合気形成装置

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  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガス燃料エンジンの混
合気形成装置に関し、詳細には製造時のばらつき,経年
変化があってもブリードエア制御弁の開度を基準開度に
保持できるようにした空燃比調整方法の改善に関する。
【0002】
【従来の技術】ガス燃料エンジンの混合気形成装置とし
て、吸気通路のガス燃料通路接続部に可変ベンチュリ型
ミキサを配設し、上記ガス燃料通路にブリードエア通路
を接続するとともに該ブリードエア通路の通路面積を可
変制御するブリードエア制御弁を設けたものがある。こ
の種の装置では、排気ガス中の酸素濃度を用いたフィー
ドバック制御によってλ=1になるようにブリードエア
制御弁の開度が制御される。なお上記λは、実際の空燃
比F/理論空燃比Fcで定義され、ストイキ状態の混合
気では、ガス燃料の種類,及び組成の如何にかかわらず
常にλ=1である。
【0003】上記ブリードエア制御弁の開度はステップ
モータによって制御されるのが一般的である。この場
合、λ=1の時点でのブリードエア制御弁の開度が予め
設定された基準開度になるように、換言すればステップ
モータのステップ数が予め設定された基準ステップ数に
なるようにミキサの主ジェット,メータリングロッド
(ニードル弁)の形状,寸法等が設計されており、上記
ステップ数を上記基準ステップ数より大側(大開度
側),小側(小開度側)に変化させると空燃比がリーン
側,リッチ側に変化することとなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記混合気
形成装置では、主ジェット,ニードル弁等の製造時のば
らつきにより、あるいは経年変化によって、λ=1の場
合の実際のステップ数が予め設定された基準ステップ数
からずれる場合がある。このようなずれが生じると、ブ
リードエア制御弁の開度制御可能範囲、ひいては空燃比
の制御可能範囲が狭くなる問題がある。例えばλ=1の
場合のステップ数が基準ステップ数より大きくなると、
空燃比をリーン側に変化できる範囲が狭くなり、結果的
に空燃比制御可能範囲が狭くなる。
【0005】本発明は上記従来の問題点に鑑みてなされ
たもので、主ジェット,ニードル弁等に製造時のばらつ
き,経年変化等があっても、λ=1の場合のブリードエ
ア制御弁の開度(ステップ数)を基準開度(基準ステッ
プ数)に保持でき、その結果空燃比制御可能範囲を初期
の設計通りに確保できるガス燃料エンジンの混合気形成
装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、吸気弁開口に
連なり、ガス燃料ミキサを備えた吸気通路の途中にガス
燃料通路を接続し、該ガス燃料通路の途中にブリードエ
ア通路を接続し、該ブリードエア通路の通路面積を可変
制御しもってガス燃料量を制御するブリードエア制御弁
を設け、混合気が所定の空燃比となるように排気ガス中
の酸素濃度に基づいて上記ブリードエア制御弁をフィー
ドバック制御するようにしたガス燃料エンジンの混合気
形成装置において、上記吸気通路の上記ミキサより上流
側部分と上記ガス燃料通路の途中であってブリードエア
通路接続部より下流側部分とを連通する補助エア通路を
設け、該補助エア通路に該通路の面積を調整する手動弁
を配設し、該手動弁により補助エア通路の通路面積を調
整することにより上記ブリードエア制御弁のλ(実際の
空燃比/理論空燃比)=1における開度を予め設定され
た基準開度に一致させることを特徴としている。
【0007】
【作用】本発明に係るガス燃料エンジンの混合気形成装
置によれば、吸気通路のミキサ上流側部分とガス燃料通
路のブリードエア通路接続部下流側部分とを連通する補
助エア通路を設け、該補助エア通路に該通路の面積を調
整する手動弁を配設したので、該手動弁により補助エア
通路面積を調整することにより、ブリードエア制御弁の
λ=1における開度を基準開度に一致させることが可能
である。例えば、フィードバック制御が作動している状
態でブリードエア制御弁の開度が基準開度になるように
手動弁により補助エア通路の面積を調整し、基準開度に
なった時点で手動弁を固定する。又は、ブリードエア制
御弁の開度を基準開度に固定し、この状態でλ=1とな
るように手動弁を調整し、λ=1になった時点で手動弁
を固定する。
【0008】
【実施例】以下本発明の実施例を添付図面に基づいて説
明する。図1ないし図3は本発明の一実施例によるLP
Gエンジンの混合気形成装置を説明するための図であ
り、図1は全体構成図、図2は要部の拡大断面図、図3
は動作を説明するための吸入空気流量−燃料流量特性図
である。
【0009】図において、1は本発明の一実施例装置を
備えた水冷式4気筒4バルブ型LPGエンジンであり、
該エンジン1のシリンダブロック2上にはシリンダヘッ
ド3がヘッドボルトで締結されており、該シリンダヘッ
ド3上にはヘッドカバー4が装着されている。また上記
シリンダブロック2のシリンダボア2a内に挿入配置さ
れたピストン5はコンロッドでクランク軸に連結されて
いる。
【0010】また上記シリンダヘッド3の燃焼凹部3a
に開口する吸気弁開口3b,排気弁開口3cには、それ
ぞれ吸気弁6,排気弁7が配設されている。該各弁6,
7は弁ばね8により上記各開口3b,3cを閉じる方向
に付勢されており、かつリフタ9を介して吸気,排気カ
ム10,11により開側に押圧駆動される。
【0011】上記排気弁開口3cは排気ポート12によ
りシリンダヘッド前壁に導出されている。該排気ポート
12の壁面開口部には排気マニホールド13が接続され
ており、該排気マニホールド13の合流部には上流側,
下流側触媒14,15が介設されている。また上記排気
マニホールド13の上流側触媒14より少し上流側には
排気ガス中の酸素濃度を検出するO2 センサ16が配設
されている。このO2センサ16は、混合気の空燃比
(A/F)がリッチ側にあるときに検出信号を出力する
タイプのものが採用されている。なお、上記O2 センサ
として、勿論リーン側にあるとき検出信号を出力するタ
イプのものを採用しても良い。
【0012】上記吸気弁開口3bは吸気ポート17によ
りシリンダヘッド後壁側に導出されている。この吸気ポ
ート17の壁面開口にはプリナムチャンバ18aを有す
る吸気マニホールド18が接続されている。上記プリナ
ムチャンバ18aはEGRバルブ37を有するEGR通
路38によって上記排気マニホールド13に連通接続さ
れており、該EGRバルブ37はEGRレギュレータ3
9からの吸気負圧で開閉駆動され、上記プリナムチャン
バ18aにEGRガスを導入する。
【0013】また上記プリナムチャンバ18aの上流側
開口には本実施例の混合気形成装置19を介してエアク
リーナ20が接続されている。この混合気形成装置19
は、上記エアクリーナ20と上記プリナムチャンバ18
aとを連通する吸気通路21と、該吸気通路21に一体
的に形成された燃料供給チャンバ22とガス燃料源とを
連通接続するガス燃料通路23と、上記燃料供給チャン
バ22のガス燃料通路接続部より上流側部分と上記エア
クリーナ20内とを連通接続するブリードエア通路24
と、上記吸気通路21のベンチュリ部21aの通路面積
を可変制御する可変ベンチュリ型ミキサ(混合器)25
と、上記燃料供給チャンバ22に供給される燃料圧力を
調整するレギュレータ26と、ブリードエア量を制御す
ることにより燃料供給チャンバ22に供給される燃料量
を制御するブリードエア制御弁27とを備えている。
【0014】上記ミキサ25は、吸気通路21の上記ベ
ンチュリ部21a部分に配設されており、密閉ボックス
状のチャンバ28と、該チャンバ28内に摺動自在に配
設され、上記ベンチュリ部21a内に出没するピストン
29とを備えている。該ピストン29は上記チャンバ2
8内に配置されたばね30により閉方向に付勢されてい
る。また上記チャンバ28の上記ピストン29で画成さ
れた一方の空気室Aは連通孔29aを介して上記ベンチ
ュリ部21a部分に、他方の空気室Bは連通パイプ28
aを介して上記ベンチュリ部21aより上流側に連通し
ている。
【0015】また上記吸気通路21のミキサ下流側に
は、スロットルバルブ32が配設されており、該スロッ
トルバルブ32を開くことにより吸気流量が増大して上
記ベンチュリ部21a部分が負圧になると、この負圧が
上記空気室A内に導入されることからピストン29は上
記ばね30の付勢力に抗して上記ベンチュリ部21aの
通路面積を拡大するよう移動する。
【0016】さらにまた上記吸気通路21にはスロット
ルバルブ32を迂回するようにアイドルバイパス通路4
0が形成されており、該通路40には通路面積を可変制
御するアイドル制御弁41が配設されている。アイドル
回転数が所定値以下になるとアイドル制御弁41が上記
アイドルバイパス通路40を開き、アイドル回転数を上
昇させる。
【0017】上記レギュレータ26は、燃料源からのガ
ス燃料圧力を所定圧力に減圧する第1圧力調整弁と、該
調整弁により減圧されたガス燃料の圧力をさらに大気圧
よりもわずかに低い圧力に減圧する第2圧力調整弁を備
えた2段階減圧式のものである。
【0018】また上記ガス燃料通路23のレギュレータ
26より下流側には、燃料遮断弁33が介設されてい
る。この燃料遮断弁33は、エンジンの急減速時におい
て燃焼室内への燃料供給を遮断することにより、燃料が
不完全燃焼のまま触媒14に流入して触媒がオーバーヒ
ートするのを回避するためのものである。急減速時、即
ちエンジン高速回転中にスロットルバルブ32を急激に
絞った場合には、プリナムチャンバ18a内の負圧が切
換弁34を介して燃料遮断弁33に導入され、これによ
り該遮断弁33がガス燃料通路23を遮断する。
【0019】上記ブリードエア制御弁27は、弁体27
aをステップモータ27bによって進退させることによ
り、ブリードエア通路24の燃料供給チャンバ22への
開口22bの面積を制御するように構成されている。該
ブリードエア制御弁27は、ステップモータ27aのス
テップ数が0の場合に上記開口22bを全閉(開度0
%)とし、ステップ数100の場合に全開(開度100
%)とする。
【0020】また上記ピストン29の先端には、上記燃
料供給チャンバ22と上記ベンチュリ部21aとの境界
壁に形成された主ジェット22aと協働するニードル弁
(メータリングロッド)31が設けられている。この主
ジェット22a及びニードル弁31は、通常の運転状態
において吸入空気量が変化しても上記ブリードエア制御
弁27のステップ数が略基準ステップ数のままA/Fを
略一定(λ=1)に保持できるようにその形状,寸法が
設定されている。
【0021】この点を図3を参照しながら詳細に説明す
ると、図3(a)において、横軸は吸入空気流量、縦軸
は燃料流量であり、破線は燃料がプロパンの場合のλ=
1における流量特性(計算値)を示している。曲線A〜
Cはブリードエア制御弁27による上記開口22bの開
度(以下ブリードエア制御弁開度と記す)を0%(ステ
ップ数0),50%(ステップ数50),100%(ス
テップ数100)に変化させた場合の実験結果を示す。
この実験結果から、ブリードエア制御弁開度を50%
(ステップ数50)に設定しておけば、吸入空気流量Q
の変化に対して燃料流量qは略上記λ=1に沿って変化
し、換言すればスロットルバルブ32の開閉に関わらず
ブリードエア制御弁27のステップ数は略50に保持さ
れることが判る。
【0022】そして上記吸気通路21のベンチュリ部2
1aより上流側部分と上記燃料供給チャンバ22内とは
補助エア通路35によって連通している。またこの補助
エア通路35には手動式ニードル弁36が配設されてい
る。このニードル弁36は、ねじ込み量を調整すること
によってその弁体36aが補助エア導入口35aの開口
面積を調整するように構成されている。例えばこのニー
ドル弁36を開けると燃料供給チャンバ22内に導入さ
れる空気流量が増加し、上記ブリードエア制御弁開度が
一定であればそれだけガス燃料量が減少してA/Fはリ
ーン側に変化する。但し、フィードバック制御が作動し
ている場合は、λ=1になるようにブリードエア制御弁
27のステップ数が変化する。
【0023】42はECUであり、このECU42は、
上記O2 センサ16からの酸素濃度,水温センサ43か
らのエンジン温度,負圧センサ44からの吸気負圧,エ
ンジン回転数,スロットル開度,吸気流量等のエンジン
運転状態を表す各種信号が入力され、上記ブリードエア
制御弁27,燃料遮断弁33用切換弁34,及びアイド
ル制御弁41等の動作を以下詳述するように制御する。
【0024】次に本実施例の作用効果について説明す
る。スロットルバルブ32が略全閉(アイドル位置)の
場合はベンチュリ部21aを流れる吸入空気流量が最少
であることから該ベンチュリ部21aは略大気圧に近い
アイドル時の負圧状態であり、従ってミキサ25のピス
トン29がばね30の付勢力により突出して上記ベンチ
ュリ部21aが略全閉となり、主ジェット22bとニー
ドル弁31との隙間が最少となり、燃料流量も最少とな
る。この状態からスロットルバルブ32を開いていくに
つれてベンチュリ部21aを流れる吸入空気流量が増大
し、該部分の流速が増加して該ベンチュリ部21a部分
の負圧が大きくなり、ピストン29がばね30の付勢力
に抗して該ベンチュリ部21aを開き、燃料流量も増加
する。
【0025】上記スロットルバルブ32の開度変化によ
って吸入空気流量が変化すると、上記ECU42は、O
2 センサ16の出力を受けて、ブリードエア制御弁27
用ステップモータ27bのステップ数を、λ=1となる
ようにフィードバック制御する。この場合、上述のよう
に、ブリードエア制御弁開度が50%の場合に略λ=1
となるように装置全体が設計されているので、上記ステ
ップモータ27bのステップ数は略50となる。
【0026】また急減速時、例えばエンジン高速回転中
にスロットルバルブ32が急激に絞られたとき等には、
この急減速状態が負圧センサ44によって検出され、こ
の検出信号により上記ECU42が切換弁34に開信号
を出力し、これにより上記負圧が燃料遮断弁33に導入
され、該遮断弁33がガス燃料通路23を遮断し、燃料
が不完全燃焼のまま触媒14に流入するのが回避され
る。
【0027】一方、上記主ジェット22a,ニードル弁
31等の製造時のばらつき、エアクリーナの目詰まり、
あるいは経年変化によって上記λ=1の場合のブリード
エア制御弁27のステップ数が例えば図3(b)に示す
ように50から70程度にずれる場合がある。なおこの
場合に、ステップ数が50のままであれば、吸入空気流
量Q時の燃料流量は設計値qに対してq′と増加し、空
燃比はリッチ側にずれてしまう。このような場合にはフ
ィードバック制御により、λ=1を実現するためにステ
ップ数は50から上記70程度に調整される訳である
が、その結果、ブリードエア制御弁開度の開側への余裕
が設計値50%から30%に制約され、従ってリーン側
への制御可能範囲が狭くなる。
【0028】一方、主ジェット22aの開口面積がカー
ボン付着等によって狭くなった場合は、そのままでは空
燃比はリーン側にずれてしまうので、ステップ数は50
から30程度に調整され、その結果リッチ側への制御可
能範囲が狭くなる。
【0029】このような場合、本実施例では、補助エア
通路35の開口面積を手動弁36によって調整すること
により、上記λ=1におけるステップ数を当初の基準ス
テップ数50に調整できる。上述のステップ数70にず
れた場合の調整方法を具体的に説明すれば、まずエンジ
ンをホットアイドル状態とし、かつフィードバック制御
が作動した状態とする。この状態で、上記手動弁36を
上記開口36の面積が大きくなるように調整して燃料供
給チャンバ22内に供給される空気流量を増加させる。
するとこの空気流量増加の分だけガス燃料流量が減少し
て空燃比がリーン側に変化するので、ECU42がフィ
ードバック制御によりブリードエア制御弁開度が狭くな
るようにステップ数を制御する。その結果、λ=1のと
きのステップ数が図3(c)に示すように基準ステップ
数50に戻ることとなる。
【0030】なお、ブリードエア制御弁開度(ステップ
数)を所望値に固定でき、かつA/Fの値を計測可能の
場合は、以下の手順によってステップ数を基準値に合わ
せるようにしてもよい。まずエンジンをホットアイドル
状態とし、かつフィードバック制御を遮断し、ステップ
数を基準値に固定し、この状態でλ=1となるように上
記手動弁36を調整する。
【0031】また、本実施例では、使用するガス燃料を
別のものに変える場合にもλ=1におけるステップ数を
上述の基準値50に合わせることができる。上記吸入空
気流量,燃料流量とブリードエア制御弁開度との関係が
上記図3(a)に示す関係となるように上記主ジェッ
ト,ニードル弁が設計されている場合に、燃料をブタン
に変更すると、λ=1のラインは同図に一点鎖線で示す
ようになる。従って燃料がブタンの場合は、上述の図3
(b)の場合と同様に手動弁36を開側に調整すること
によりステップ数を上記基準値50に設定できる。
【0032】
【発明の効果】本発明に係るガス燃料エンジンの混合気
形成装置によれば、吸気通路のミキサ上流側とガス燃料
通路のブリードエア通路接続部より下流側とを連通する
補助エア通路を設けるとともに、該補助エア通路の通路
面積を調整する手動弁を設けたので、製造ばらつき,経
年変化等によりλ=1におけるブリードエア制御弁開度
が基準開度からずれた場合は、上記補助エア通路面積を
調整することによりブリードエア制御弁開度を基準開度
に修正することができ、ブリードエア制御弁開度の制御
可能範囲,ひいては空燃比制御可能範囲を当初の設計値
通り確保できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるLPGエンジン用混合
気形成装置の全体構成図である。
【図2】上記実施例装置の要部拡大図である。
【図3】上記実施例装置の動作を説明するためのブリー
ドエア制御弁開度−吸入空気流量−燃料流量特性図であ
る。
【符号の説明】
1 LPGエンジン 3b 吸気弁開口 19 混合気形成装置 21 吸気通路 23 ガス燃料通路 24 ブリードエア通路 25 可変ベンチュリ型ミキサ 27 ブリードエア制御弁 35 補助エア通路 36 手動弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−240860(JP,A) 特開 昭62−48954(JP,A) 実開 昭52−128820(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02M 21/04 F02M 21/02 311

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸気弁開口に連なり、ガス燃料ミキサを
    備えた吸気通路の途中にガス燃料通路を接続し、該ガス
    燃料通路の途中にブリードエア通路を接続し、該ブリー
    ドエア通路の通路面積を可変制御しもってガス燃料量を
    制御するブリードエア制御弁を設け、混合気が所定の空
    燃比となるように排気ガス中の酸素濃度に基づいて上記
    ブリードエア制御弁をフィードバック制御するようにし
    ガス燃料エンジンの混合気形成装置において、上記吸
    気通路の上記ミキサより上流側部分と上記ガス燃料通路
    の途中であってブリードエア通路接続部より下流側部分
    とを連通する補助エア通路を設け、該補助エア通路に該
    通路の面積を調整する手動弁を配設し、該手動弁により
    補助エア通路の通路面積を調整することにより上記ブリ
    ードエア制御弁のλ(実際の空燃比/理論空燃比)=1
    における開度を予め設定された基準開度に一致させる
    とを特徴とするガス燃料エンジンの混合気形成装置。
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