JPH1037808A - ダイヤフラム式気化器 - Google Patents
ダイヤフラム式気化器Info
- Publication number
- JPH1037808A JPH1037808A JP21303796A JP21303796A JPH1037808A JP H1037808 A JPH1037808 A JP H1037808A JP 21303796 A JP21303796 A JP 21303796A JP 21303796 A JP21303796 A JP 21303796A JP H1037808 A JPH1037808 A JP H1037808A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- diaphragm
- chamber
- needle valve
- adjusting screw
- lever
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Control Of The Air-Fuel Ratio Of Carburetors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ニードル弁の閉弁力を一定に調整することに
より、ダイヤフラム式気化器個々の空燃比を均一にす
る。 【解決手段】 ダイヤフラム9に前記ニードル弁32の
閉弁力を調整する調整ネジ16を設ける。そして、ダイ
ヤフラム9の組付位置のばらつき及び該ダイヤフラム9
自体の硬さのばらつきを補正し、気化器個々のニードル
弁32の閉弁力を均一に調整することにより、ダイヤフ
ラム室8内の燃料圧力を均一になし、空燃比を均一にす
ることができる。
より、ダイヤフラム式気化器個々の空燃比を均一にす
る。 【解決手段】 ダイヤフラム9に前記ニードル弁32の
閉弁力を調整する調整ネジ16を設ける。そして、ダイ
ヤフラム9の組付位置のばらつき及び該ダイヤフラム9
自体の硬さのばらつきを補正し、気化器個々のニードル
弁32の閉弁力を均一に調整することにより、ダイヤフ
ラム室8内の燃料圧力を均一になし、空燃比を均一にす
ることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関のための
気化器に関し、特にチェンソーや刈払機の駆動源として
用いられる2サイクルエンジンに組み付けるのに好適な
ダイヤフラム式気化器に関する。
気化器に関し、特にチェンソーや刈払機の駆動源として
用いられる2サイクルエンジンに組み付けるのに好適な
ダイヤフラム式気化器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にチェンソーや刈払機の駆動源とし
て用いられる2サイクルエンジンは様々な姿勢に傾斜さ
れて使用されるため、このようなエンジンには傾斜に強
いダイヤフラム式気化器が採用されている。このダイヤ
フラム式気化器は、図3に示すように、ダイヤフラム5
1によって区画されるダイヤフラム室52と大気室53
を有し、ダイヤフラム室52には、気化器本体54に立
設した軸55に回動自在に軸支されるレバー56を配置
するとともに、該レバー56の一端を、燃料ポンプに連
なるダイヤフラム室52の入口57を開閉するニードル
弁58に係合し、他端を前記ダイヤフラム51に係合さ
せ、このレバー56に前記ニードル弁58の閉じ方向へ
の回転力を付与するようになしている。そして、燃料ノ
ズル59を経てダイヤフラム室52内に吸気負圧が作用
すると、ダイヤフラム51が該ダイヤフラム室52の容
積を減少する方向に吸引され、これに伴いニードル弁5
8が開弁され燃料ポンプから送られる燃料がダイヤフラ
ム室52内に流入される。前記ニードル弁58はダイヤ
フラム51の変位量に応じてその開弁面積が調節され、
前記ダイヤフラム室52内の燃料圧力は常に一定に調節
される。
て用いられる2サイクルエンジンは様々な姿勢に傾斜さ
れて使用されるため、このようなエンジンには傾斜に強
いダイヤフラム式気化器が採用されている。このダイヤ
フラム式気化器は、図3に示すように、ダイヤフラム5
1によって区画されるダイヤフラム室52と大気室53
を有し、ダイヤフラム室52には、気化器本体54に立
設した軸55に回動自在に軸支されるレバー56を配置
するとともに、該レバー56の一端を、燃料ポンプに連
なるダイヤフラム室52の入口57を開閉するニードル
弁58に係合し、他端を前記ダイヤフラム51に係合さ
せ、このレバー56に前記ニードル弁58の閉じ方向へ
の回転力を付与するようになしている。そして、燃料ノ
ズル59を経てダイヤフラム室52内に吸気負圧が作用
すると、ダイヤフラム51が該ダイヤフラム室52の容
積を減少する方向に吸引され、これに伴いニードル弁5
8が開弁され燃料ポンプから送られる燃料がダイヤフラ
ム室52内に流入される。前記ニードル弁58はダイヤ
フラム51の変位量に応じてその開弁面積が調節され、
前記ダイヤフラム室52内の燃料圧力は常に一定に調節
される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記ダイヤ
フラム式気化器においては、ダイヤフラム51位置のば
らつき及び該ダイヤフラム51自体の硬さのばらつきに
より、ダイヤフラム51とレバー56の係合状態が気化
器個々でばらつき、ニードル弁58の閉弁力が均一にな
らない欠点がある。そしてこの閉弁力のばらつきによ
り、ダイヤフラム室52内へ作用する吸気負圧に対する
ニードル弁58の開弁量が気化器個々でばらつき、ダイ
ヤフラム室52内の燃料圧力の均一化が困難であった。
その結果、気化器個々で空燃比にばらつきが生じてい
た。
フラム式気化器においては、ダイヤフラム51位置のば
らつき及び該ダイヤフラム51自体の硬さのばらつきに
より、ダイヤフラム51とレバー56の係合状態が気化
器個々でばらつき、ニードル弁58の閉弁力が均一にな
らない欠点がある。そしてこの閉弁力のばらつきによ
り、ダイヤフラム室52内へ作用する吸気負圧に対する
ニードル弁58の開弁量が気化器個々でばらつき、ダイ
ヤフラム室52内の燃料圧力の均一化が困難であった。
その結果、気化器個々で空燃比にばらつきが生じてい
た。
【0004】
【課題を解決するための技術手段】上記の問題点を解決
するために、本発明は、ダイヤフラムに前記ニードル弁
の閉弁力を調整する調整ネジを設けることにより、ダイ
ヤフラムの組付位置のばらつき及び該ダイヤフラム自体
の硬さのばらつきを補正し、ニードル弁の閉弁力を均一
にする。そして、ニードル弁の閉弁力を均一にすること
により、ダイヤフラム室内へ作用する吸気負圧に対する
ニードル弁の開弁量を一定になし、ダイヤフラム室内の
燃料圧力を均一にでき、気化器個々の空燃比を均一にす
ることができる。
するために、本発明は、ダイヤフラムに前記ニードル弁
の閉弁力を調整する調整ネジを設けることにより、ダイ
ヤフラムの組付位置のばらつき及び該ダイヤフラム自体
の硬さのばらつきを補正し、ニードル弁の閉弁力を均一
にする。そして、ニードル弁の閉弁力を均一にすること
により、ダイヤフラム室内へ作用する吸気負圧に対する
ニードル弁の開弁量を一定になし、ダイヤフラム室内の
燃料圧力を均一にでき、気化器個々の空燃比を均一にす
ることができる。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明は、ダイヤフラムに前記ニ
ードル弁の閉弁力を調整する調整ネジを設けるものであ
る。
ードル弁の閉弁力を調整する調整ネジを設けるものであ
る。
【0006】この調整ネジは、先端が前記レバーに当接
されると共に頭部が大気室に面するようにダイヤフラム
を貫通して螺着される。
されると共に頭部が大気室に面するようにダイヤフラム
を貫通して螺着される。
【0007】また、前記調整ネジにはダイヤフラム室と
大気室を遮断するシール機構が設けられる。このシール
機構の抵抗により調整ネジの位置ずれを防止することが
できる。
大気室を遮断するシール機構が設けられる。このシール
機構の抵抗により調整ネジの位置ずれを防止することが
できる。
【0008】前記調整ネジを、ダイヤフラムカバーに設
けられる大気孔の投影面内に配置させれば、前記大気孔
から工具を差し込むことにより調整可能となり、気化器
外部から容易に調整できる。
けられる大気孔の投影面内に配置させれば、前記大気孔
から工具を差し込むことにより調整可能となり、気化器
外部から容易に調整できる。
【0009】
【実施例】以下図面により本発明の実施例を説明する。
従来例と同じ箇所には同一の番号を付す。図1は本発明
のダイヤフラム式気化器を示す縦断面図、図2は本発明
の要部拡大図である。
従来例と同じ箇所には同一の番号を付す。図1は本発明
のダイヤフラム式気化器を示す縦断面図、図2は本発明
の要部拡大図である。
【0010】1はダイヤフラム式気化器で、このボデー
2には吸気路3が貫通して設けられ、この吸気路3の上
流側は図示しないエアクリーナに接続され、下流側は図
示しないエンジンの吸気ポートに接続されている。ま
た、この吸気路3には該吸気路3の実効口径を可変とす
るための絞弁4が配設されている。前記絞弁4下側の吸
気路壁には燃料ノズル5が開口しており、この燃料ノズ
ル5の他端はメインジェット6及び逆止弁7を介してダ
イヤフラム室8に接続されている。該ダイヤフラム室8
を形成するダイヤフラム9の背面にはダイヤフラムカバ
ー10との間に大気室11が形成される。
2には吸気路3が貫通して設けられ、この吸気路3の上
流側は図示しないエアクリーナに接続され、下流側は図
示しないエンジンの吸気ポートに接続されている。ま
た、この吸気路3には該吸気路3の実効口径を可変とす
るための絞弁4が配設されている。前記絞弁4下側の吸
気路壁には燃料ノズル5が開口しており、この燃料ノズ
ル5の他端はメインジェット6及び逆止弁7を介してダ
イヤフラム室8に接続されている。該ダイヤフラム室8
を形成するダイヤフラム9の背面にはダイヤフラムカバ
ー10との間に大気室11が形成される。
【0011】前記ダイヤフラム9には、ダイヤフラム室
8側に受圧プレート13がホルダー14により固定され
ている。このホルダー14には前記大気室11からダイ
ヤフラム室8へ貫通するネジ孔15が設けられ、このネ
ジ孔15に調整ネジ16が螺着されている。該調整ネジ
16とネジ孔15の間にはこの間隙の洩れを防止するた
め、Oリング17等のシール機構が設けられている。ま
た、このOリング17によって前記調整ネジ16の回転
に抵抗を付与し、調整ネジ16の位置ずれを防止させて
いる。また、前記調整ネジ16はダイヤフラムカバー1
0に設けられる大気孔18の投影面内に位置され、この
大気孔18からドライバー等の工具を差し込むことによ
り調整可能となっている。
8側に受圧プレート13がホルダー14により固定され
ている。このホルダー14には前記大気室11からダイ
ヤフラム室8へ貫通するネジ孔15が設けられ、このネ
ジ孔15に調整ネジ16が螺着されている。該調整ネジ
16とネジ孔15の間にはこの間隙の洩れを防止するた
め、Oリング17等のシール機構が設けられている。ま
た、このOリング17によって前記調整ネジ16の回転
に抵抗を付与し、調整ネジ16の位置ずれを防止させて
いる。また、前記調整ネジ16はダイヤフラムカバー1
0に設けられる大気孔18の投影面内に位置され、この
大気孔18からドライバー等の工具を差し込むことによ
り調整可能となっている。
【0012】前記ダイヤフラム室8の燃料入口20には
燃料送給通路21を介してエンジンの作動圧力により駆
動される燃料ポンプ23が接続されている。この燃料ポ
ンプ23はポンプダイヤフラム25と一対のチェック弁
26、27で構成される従来よく知られたダイヤフラム
ポンプであり、ポンプダイヤフラム25の一側に形成さ
れた圧力室28にエンジンの作動圧力、例えば2サイク
ルエンジンではクランク室圧力を作用させることによ
り、該ポンプダイヤフラム25を振動させ、燃料を図示
しない燃料タンクから一方のチェック弁26を経て該ポ
ンプダイヤフラム25の他側に形成されたポンプ室29
に吸引し、他方のチェック弁27から燃料送給通路21
を経てダイヤフラム室8に圧送している。
燃料送給通路21を介してエンジンの作動圧力により駆
動される燃料ポンプ23が接続されている。この燃料ポ
ンプ23はポンプダイヤフラム25と一対のチェック弁
26、27で構成される従来よく知られたダイヤフラム
ポンプであり、ポンプダイヤフラム25の一側に形成さ
れた圧力室28にエンジンの作動圧力、例えば2サイク
ルエンジンではクランク室圧力を作用させることによ
り、該ポンプダイヤフラム25を振動させ、燃料を図示
しない燃料タンクから一方のチェック弁26を経て該ポ
ンプダイヤフラム25の他側に形成されたポンプ室29
に吸引し、他方のチェック弁27から燃料送給通路21
を経てダイヤフラム室8に圧送している。
【0013】前記ダイヤフラム室8の入口20にはシー
ト31が設けられるとともに、ダイヤフラム9に関連し
て該シート31を断続すべく、すなわち前記燃料ポンプ
23と前記ダイヤフラム室8との連通を断続すべく作動
するニードル弁32が備えられている。前記ニードル弁
32と前記ダイヤフラム9との間には、軸34を中心に
一側が前記ニードル弁32に連結され、他側が前記ダイ
ヤフラム9の調整ネジ16の先端に係合するレバー35
が配置されている。該レバー35はバネ36によりニー
ドル弁32を常時閉弁する方向に付勢され、さらに、こ
のニードル弁32の閉弁力は前記調整ネジ16により調
整可能となっている。従って前記燃料ノズル5を経て前
記ダイヤフラム室8内に吸気負圧が作用すると、前記ダ
イヤフラム9は前記ダイヤフラム室8内に燃料を導入す
べく前記レバー35を介して前記ニードル弁32をシー
ト31の開放位置に保持させる。前記ニードル弁32は
ダイヤフラム9の変位量、すなわち吸気負圧の大きさに
応じてシート31の開口面積を変化させるため、ダイヤ
フラム室6内は常に一定圧力に調節される。
ト31が設けられるとともに、ダイヤフラム9に関連し
て該シート31を断続すべく、すなわち前記燃料ポンプ
23と前記ダイヤフラム室8との連通を断続すべく作動
するニードル弁32が備えられている。前記ニードル弁
32と前記ダイヤフラム9との間には、軸34を中心に
一側が前記ニードル弁32に連結され、他側が前記ダイ
ヤフラム9の調整ネジ16の先端に係合するレバー35
が配置されている。該レバー35はバネ36によりニー
ドル弁32を常時閉弁する方向に付勢され、さらに、こ
のニードル弁32の閉弁力は前記調整ネジ16により調
整可能となっている。従って前記燃料ノズル5を経て前
記ダイヤフラム室8内に吸気負圧が作用すると、前記ダ
イヤフラム9は前記ダイヤフラム室8内に燃料を導入す
べく前記レバー35を介して前記ニードル弁32をシー
ト31の開放位置に保持させる。前記ニードル弁32は
ダイヤフラム9の変位量、すなわち吸気負圧の大きさに
応じてシート31の開口面積を変化させるため、ダイヤ
フラム室6内は常に一定圧力に調節される。
【0014】また、前記ダイヤフラム室8には始動ポン
プ38の吸入通路39が接続され、いわゆる吸引型の始
動ポンプが設けられている。このポンプ38を繰り返し
操作することにより、ダイヤフラム室8内に負圧を作用
させ該室8内へ燃料ポンプ23、燃料吸気口40を介し
て図示しない燃料タンクの燃料が吸引される。そしてダ
イヤフラム室8に流入した燃料は引き続く始動ポンプ3
8の操作に伴い該ポンプ38を経て排出通路41から燃
料タンクへ流出される。
プ38の吸入通路39が接続され、いわゆる吸引型の始
動ポンプが設けられている。このポンプ38を繰り返し
操作することにより、ダイヤフラム室8内に負圧を作用
させ該室8内へ燃料ポンプ23、燃料吸気口40を介し
て図示しない燃料タンクの燃料が吸引される。そしてダ
イヤフラム室8に流入した燃料は引き続く始動ポンプ3
8の操作に伴い該ポンプ38を経て排出通路41から燃
料タンクへ流出される。
【0015】次いで、上記実施例の作用を説明する。エ
ンジンの運転時は、エンジンの作動圧力により燃料ポン
プ23が駆動される。そして吸気通路3に発生する吸気
負圧が燃料ノズル5からメインジェット6、逆止弁7を
経てダイヤフラム室8に作用し、燃料が吸気通路3へ吸
い出されると、ダイヤフラム9が上動しニードル弁32
が開かれ、燃料が前記ニードル弁32の開度に応じてダ
イヤフラム室8へ送り込まれる。この燃料の流入によっ
て前記ダイヤフラム9が下動し前記ニードル弁32が閉
じられる。このようにして前記ダイヤフラム室8は常に
一定圧力に保たれる。
ンジンの運転時は、エンジンの作動圧力により燃料ポン
プ23が駆動される。そして吸気通路3に発生する吸気
負圧が燃料ノズル5からメインジェット6、逆止弁7を
経てダイヤフラム室8に作用し、燃料が吸気通路3へ吸
い出されると、ダイヤフラム9が上動しニードル弁32
が開かれ、燃料が前記ニードル弁32の開度に応じてダ
イヤフラム室8へ送り込まれる。この燃料の流入によっ
て前記ダイヤフラム9が下動し前記ニードル弁32が閉
じられる。このようにして前記ダイヤフラム室8は常に
一定圧力に保たれる。
【0016】そして、調整ネジ16によってダイヤフラ
ム9位置のばらつき及び該ダイヤフラム自体の硬さによ
るレバー35との係合状態を補正することにより、気化
器個々の前記レバー35に作用するダイヤフラム9の押
圧力を均一に調整することができ、前記ニードル弁の閉
弁力を均一にできる。その結果、ダイヤフラム室8内へ
作用する吸気負圧に対するニードル弁32の開弁量のば
らつきが小さくなり、気化器個々の空燃比のばらつきが
小さくなる。
ム9位置のばらつき及び該ダイヤフラム自体の硬さによ
るレバー35との係合状態を補正することにより、気化
器個々の前記レバー35に作用するダイヤフラム9の押
圧力を均一に調整することができ、前記ニードル弁の閉
弁力を均一にできる。その結果、ダイヤフラム室8内へ
作用する吸気負圧に対するニードル弁32の開弁量のば
らつきが小さくなり、気化器個々の空燃比のばらつきが
小さくなる。
【0017】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、ダ
イヤフラムに、該ダイヤフラム位置のばらつきを補正
し、前記レバーに作用するダイヤフラムの押圧力を調整
する調整ネジを設けたので、ニードル弁の閉弁圧を均一
にすることができ、気化器個々の空燃比のばらつきを抑
えることができる。
イヤフラムに、該ダイヤフラム位置のばらつきを補正
し、前記レバーに作用するダイヤフラムの押圧力を調整
する調整ネジを設けたので、ニードル弁の閉弁圧を均一
にすることができ、気化器個々の空燃比のばらつきを抑
えることができる。
【0018】前記調整ネジは、先端が前記レバーに当接
されると共に頭部が大気室に面するようにダイヤフラム
を貫通して螺着されるとともに、ダイヤフラムカバーに
設けられる大気孔の投影面内に配置させたので、前記大
気孔から工具を差し込むことにより調整可能となり、気
化器外部から容易に調整できる。
されると共に頭部が大気室に面するようにダイヤフラム
を貫通して螺着されるとともに、ダイヤフラムカバーに
設けられる大気孔の投影面内に配置させたので、前記大
気孔から工具を差し込むことにより調整可能となり、気
化器外部から容易に調整できる。
【0019】また、シール機構により調整ネジの回転に
抵抗を付与したので、気化器の振動及びダイヤフラムの
移動等による調整ネジの位置ずれを防止することができ
る。
抵抗を付与したので、気化器の振動及びダイヤフラムの
移動等による調整ネジの位置ずれを防止することができ
る。
【図1】本発明のダイヤフラム式気化器を示す縦断面図
である。
である。
【図2】本発明の要部拡大図である。
【図3】従来のダイヤフラム式気化器のダイヤフラム室
を示す縦断面図である。
を示す縦断面図である。
1 ダイヤフラム式気化器 8 ダイヤフラム室 9 ダイヤフラム 13 受圧プレート 14 ホルダー 16 調整ネジ 17 シール機構 31 シート 32 ニードル弁 35 レバー 36 バネ
Claims (3)
- 【請求項1】 ダイヤフラムによってダイヤフラム室と
大気室に区分し、ダイヤフラム室には、気化器本体に立
設した軸に回動自在に軸支されるレバーを配置するとと
もに、該レバーの一端を、燃料ポンプに連なるダイヤフ
ラム室の入口を開閉するニードル弁に係合し、他端を前
記ダイヤフラムに係合させ、このレバーに前記ニードル
弁の閉じ方向への回転力を付与するようにしたダイヤフ
ラム式気化器において、前記ダイヤフラムに前記ニード
ル弁の閉弁力を調整する調整ネジを設けることを特徴と
するダイヤフラム式気化器。 - 【請求項2】 前記調整ネジは、先端が前記レバーに当
接されると共に頭部が大気室に面するようにダイヤフラ
ムを貫通して螺着されることを特徴とする請求項1に記
載のダイヤフラム式気化器。 - 【請求項3】 前記調整ネジは、ダイヤフラムカバーに
設けられる大気孔の投影面内に配置されることを特徴と
する請求項2に記載のダイヤフラム式気化器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21303796A JPH1037808A (ja) | 1996-07-23 | 1996-07-23 | ダイヤフラム式気化器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21303796A JPH1037808A (ja) | 1996-07-23 | 1996-07-23 | ダイヤフラム式気化器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1037808A true JPH1037808A (ja) | 1998-02-13 |
Family
ID=16632478
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21303796A Pending JPH1037808A (ja) | 1996-07-23 | 1996-07-23 | ダイヤフラム式気化器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1037808A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001020155A1 (fr) * | 1999-09-16 | 2001-03-22 | Liangqi Zhang | Membrane de reduction de pression pour carburateur |
CN111089194A (zh) * | 2020-01-14 | 2020-05-01 | 嘉兴市大宇机电有限公司 | 一种模块化多功能调节空燃比例电磁阀 |
-
1996
- 1996-07-23 JP JP21303796A patent/JPH1037808A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001020155A1 (fr) * | 1999-09-16 | 2001-03-22 | Liangqi Zhang | Membrane de reduction de pression pour carburateur |
CN111089194A (zh) * | 2020-01-14 | 2020-05-01 | 嘉兴市大宇机电有限公司 | 一种模块化多功能调节空燃比例电磁阀 |
CN111089194B (zh) * | 2020-01-14 | 2021-10-01 | 嘉兴市大宇机电有限公司 | 一种模块化多功能调节空燃比例电磁阀 |
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