JPH05195876A - ダイヤフラム気化器 - Google Patents

ダイヤフラム気化器

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JPH05195876A
JPH05195876A JP4240671A JP24067192A JPH05195876A JP H05195876 A JPH05195876 A JP H05195876A JP 4240671 A JP4240671 A JP 4240671A JP 24067192 A JP24067192 A JP 24067192A JP H05195876 A JPH05195876 A JP H05195876A
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JP
Japan
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valve
diaphragm
valve member
sealing surface
duct
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JP4240671A
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Reinhard Gerhardy
ゲルハルディ ラインハルト
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Andreas Stihl AG and Co KG
Original Assignee
Andreas Stihl AG and Co KG
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Publication date
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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B63/00Adaptations of engines for driving pumps, hand-held tools or electric generators; Portable combinations of engines with engine-driven devices
    • F02B63/02Adaptations of engines for driving pumps, hand-held tools or electric generators; Portable combinations of engines with engine-driven devices for hand-held tools
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M17/00Carburettors having pertinent characteristics not provided for in, or of interest apart from, the apparatus of preceding main groups F02M1/00 - F02M15/00
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    • F02M17/04Floatless carburettors having fuel inlet valve controlled by diaphragm
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
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    • F02M3/02Preventing flow of idling fuel
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    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
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    • F02B75/02Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke
    • F02B2075/022Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle
    • F02B2075/025Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle two
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y10S261/68Diaphragm-controlled inlet valve

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Control Of The Air-Fuel Ratio Of Carburetors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 エンジンに適合した制御バネを取り付けた
ときに、変化する振幅をもつさまざまな振動に対しても
注入弁が本質的に開かず、従ってアイドリング時のメイ
ンジェットの漏れを妨げるような構成のダイヤフラム気
化器を構成する。 【構成】 弁体(42)が開く方向にほぼ直角に位置
する平らな密封面(49)を有し、それと平行に弁座
(44)にリング状密封面(48)が配置されている。 【効果】 弁座が平らなことによって、生じる横方向
の力が単に弁部材の半径方向への移動を導くだけであ
り、それによって、弁部材に開く力が及ぼされることは
ない。密封面が重なり合って配置されるのは、流入ダク
ト内に強制的に設けられる半径方向の遊隙による弁部材
の可能な半径方向の移動を考慮するためである。その結
果、弁部材の半径方向の移動は、注入弁の開放に関与し
ない。メインジェットの漏れが有効に妨げられ、調整さ
れたアイドリング回転数が一定に保たれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特にパワーチェーンソ
ー、研削切断装置、フリーカット装置等のような携帯用
作業機の2サイクルエンジンのための混合ガス吸入器を
有する内燃機関用のダイヤフラム気化器にして、メイン
ジェット口が流れ方向にスロットルバルブの手前に、そ
してアイドリングジェット口が流れ方向にスロットルバ
ルブの後方に開口している混合ガスを作るベンチュリ部
を備え、その場合ジェット口がそれぞれダクトを介して
流入ダクトを通って流入する燃料で満たされた制御室と
連結され、さらに弁座に対向する弁体を具備する弁部材
よりなり流入ダクトを遮断する注入弁を備え、その場合
弁部材が制御室を形成する制御ダイヤフラムにより制御
レバーを介して開く方向に作動可能となっているダイヤ
フラム気化器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のダイヤフラム気化器は、ドイツ
特許公開第3817404号明細書によって公知であ
る。弁部材は、一方の端に弁体を支持していて、もう一
方の端を制御レバーのフォーク状の受容部に保持されて
いる案内部からなる。制御レバーはダイヤフラム気化器
のケーシングに旋回可能に取り付けられていて、別の端
は、一方では制御バネによって注入弁を閉じる方向に力
を加えられ、もう一方では制御ダイヤフラムによってバ
ネの力に抗して注入弁を開く方向に作動可能となってい
る。弁部材は、案内部によって流入ダクト内を往復方向
に案内される。案内部は、周囲に分割して配置されてい
て流入ダクトの縦方向にのびるガイドリブによって半径
方向に遊隙をもって流入ダクト内に支持される。
【0003】内燃機関がベンチュリ部を通して燃焼空気
を吸入すると、スロットルバルブが閉じている場合には
アイドリングジェットを通って燃料が流出し、それによ
って、制御室内に負圧が生ずる。制御ダイヤフラムが、
制御室内で位置をかえ、注入弁を開く方向に制御レバー
に作用する。弁体は弁座から離れ、圧力の平衡のために
燃料が制御室内に流れ込む。圧力平衡が行われると、制
御ダイヤフラムが基準位置に戻る。その際、注入弁は、
制御バネの作用によって閉じられる。この変遷が、燃料
で満たされた制御室が大気圧近くの圧力水準にあるのを
保証する。
【0004】たとえ気化器がエンジンから離れて結合さ
れていても、アイドリング時に生じる内燃機関の振動が
気化器にも影響する。この振動が弁部材に相応の加速力
を与え、不意に注入弁が開くことがあり得る。それによ
って、余計な燃料が制御室に流入し、それからその燃料
がコントロールされることなく、ジット口を通ってベン
チュリ部に流れ、したがって混合ガスの燃料の割合が多
くなる。特に、アイドリング時にメインジェットの漏れ
として言い表されるコントロールされない燃料の流入が
混合ガスの燃料分を増し、従って回転数の低下から極端
な場合エンジン停止のような燃料過剰によって併発する
アイドリング回転数変動を生じる。エンジンは新たに始
動されなければならない。
【0005】理論的に考えると、振動によって、弁部材
には開く方向に対して横向きに及び開く方向に加速力が
作用する。開く方向に作用する加速力は、適当な大きさ
の制御バネによって相殺することができる。案内部が半
径方向に遊隙をもって流入ダクトに案内されているの
で、開く方向に対して横向きに生じる加速力は案内部か
ら直接には流入ダクトの内壁に伝えられない。それゆえ
に、開く方向に対して横向きに作用する加速力は、流入
ダクト内で弁部材を半径方向に動かし、その結果、弁コ
ーンが開く方向に対して横向きに弁座に向かって押しつ
けられる。その際、加速力はベクトルダイアグラムに従
って分割され、開く方向に作用する別の力が生じる。こ
の力を相殺するためには、制御バネが適当に強力でなけ
ればならない。しかし、強力すぎる制御バネは混合ガス
形成に影響を与え、したがって内燃機関の運転性能に影
響する。その理由は、制御室に対し注入弁を開放するた
めには、内燃機関によってもたらされる比較的高い負圧
がベンチュリ部に発生しなければならないからである。
【0006】他方において、流入ダクトの内壁で横方向
の力をよりよく支えるためには、流入ダクト内の案内部
の半径方向の遊隙もより小さくすることができる。この
理論的な考えは実験でも実証されている。しかし、実際
には、燃料とともに常に汚れ粒子が運ばれるので、小さ
い遊隙のために、案内部が流入ダクト内で早期に固着し
てしまうことが確認された。よって、例えば、タンクの
排気によって極く微細なちりが侵入可能で、このちりが
長い間に案内部に付着し、ダイヤフラム気化器が機能し
なくなる。それによって、弁部材へ固着を避けるために
は半径方向の遊隙が一定の大きさを下回ってはならな
い。
【0007】現在のパワーチェーンソーの場合、気化器
は熱的理由のためにエンジンから離れてパワーチェーン
ソーのケーシング内、例えばグリップ部に配置される。
その時、気化器は、柔軟なダクトを介してエンジンとつ
ながれる。この種の離れてつながれた気化器は、つねに
境界条件に従って強いいろいろな振動にさらされる。そ
こで、パワーチェーンソーの気化器は製造後にテストフ
レーム内で調整される。アイドリング回転数は、チェー
ンソーを駆動する遠心クラッチのクラッチ回転数以下で
安定する。実際に、パワーチェーンソーが使用時に手に
保持されるときには、この調整の効力が判明している。
しかし、使用者がパワーチェーンソーを下に、例えばコ
ンクリート面に置くと、より大きな振幅をもつ振動が気
化器に生じて、それに対応する加速力が弁部材に作用
し、それによって、注入弁がコントロールされずに開
く。それはメインジェットの漏れをもたらし、アイドリ
ング回転数が激しく変わり、あるいはエンジンが停止す
る。パワーチェーンソーが森の地面に置かれると、また
別の振動状態と力関係が生じる。発生した振動の影響を
少ししか受けない一定のアイドリング回転数にダイヤフ
ラム気化器を調整することは、ほとんど満足できない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、エンジンに
適合した制御バネを取り付けたときに、変化する振幅を
もつさまざまな振動に対しても注入弁が本質的に開か
ず、従ってアイドリング時のメインジェットの漏れをほ
とんど妨げるようにこの種のダイヤフラム気化器を構成
することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題は、本発明によ
り、弁体が開く方向にほぼ直角に位置する平らな密封面
を有し、それと平行に弁座にリング状密封面が配置され
ている構成によって解決される。
【0010】
【作用及び効果】弁座が平らなことによって、生じる横
方向の力が単に弁部材の半径方向への移動を導くだけで
あり、それによって、弁部材に開く力が及ぼされること
はない。密封面が重なり合って配置されるのは、流入ダ
クト内に強制的に設けられる半径方向の遊隙による弁部
材の可能な半径方向の移動を考慮したもので、その結
果、弁部材の半径方向の移動は、注入弁の開放に関与し
ない。メインジェットの漏れが有効に妨げられ、調整さ
れたアイドリング回転数が一定に保たれる。
【0011】弁座にリング面を適当に配置することと、
弁体と弁座との間のわずかに重なり合う密封面を調整す
ることとが、従来技術による弁コーンの場合に一致した
移動量と貫流量との比を可能にする。それゆえに、弁コ
ーンの場合と等しい制御操作となる。
【0012】重なり合う密封面は大きさ的に非常に小さ
く、その直径は0.6から1.2mmの範囲でつくられ
る。そのとき、弁体の外径は、最小限必要なリング状密
封面の外径に一致して形成される。この大きさが小さい
ことによって、弁座のリング状密封面と弁体の平らな密
封面との間の小さな角度誤差が漏れの原因とならないこ
とが保証される。そのうえに、弁体が柔軟な材料、特に
ゴム製であることが好都合であり、それにより同様に弾
力性によって角度誤差が補償可能である。
【0013】弁体は、特に円筒状のピンであり、その円
筒状のピンは、弾力性を高めるために密封面と弁部材と
の間に位置する刻み目を有し、その刻み目は、特に周囲
をかこむリング状溝として形成されている。
【0014】弁座に可能な限り小さなリング状座面を形
成するために、弁座を電気的に特にクロムあるいはニッ
ケルでコーティングすることが考慮される。電気コーテ
ィングは、リング状座面として有益な軸方向の隆起を弁
座の内縁に形成するという結果を生む。弁体の密封面が
この隆起に位置することによって、だいたいにおいて線
接触、したがって、高い密封性を保証する最小の面接触
が生じる。
【0015】
【実施例】本発明の有利な実施例を、以下に図面により
詳細に説明する。
【0016】図1に示されたダイヤフラム気化器1は、
特に、パワーチェーンソー、研削切断装置、フリーカッ
ト装置等のような持ち運び可能で手で操作する作業機の
内燃機関のためのものである。ダイヤフラム気化器1
は、本質的にはベンチュリダクト2からなり、ベンチュ
リダクト2は、詳細には示されていない方法で内燃機関
28、特に2サイクルエンジンの吸入パイプにフランジ
でとりつけられている。ベンチュリダクト2の内部に
は、燃焼空気の流れ方向3に、相前後して始動バルブ4
とスロットルバルブ6が配置されていて、それぞれ始動
バルブ軸5またはスロットルバルブ軸7によって旋回可
能にベンチュリダクト内に収容されている。図示された
実施例では、スロットルバルブ6はアイドリング状態
で、始動バルブ4は開放状態で図示されている。
【0017】流れ方向3に対して始動バルブ4の後方、
スロットルバルブ6の前方のベンチュリの領域で、メイ
ンジェット口10がダクト2に通じ、流れ方向3に対し
てスロットルバルブ6の後方で、ベンチュリダクト2に
アイドリングジェット口9が通ずる。
【0018】ジェット口9と10は、ダクト11と12
を介して燃料で満たされた制御室13と結合されてい
る。制御室13はダイヤフラム気化器1のケーシング内
に形成され、制御ダイヤフラム14によって境界を形成
されている。制御ダイヤフラム14は、制御室13と反
対側を向いた面に大気圧を受けている。
【0019】アイドリング調整ネジ17によって、アイ
ドリングジェットダクト11のアイドリングジェット口
9への通過流量が調節できる。アイドリング調整ネジ1
7の下流にて、アイドリングジェットダクト11にバイ
パス孔8が通ずる。アイドリングの場合には、ダクト2
よりスロットルバルブ6の前方領域からバイパス孔8を
通って空気が流れ、その結果、アイドリングジェット口
9を介して矢印方向37に燃料乳剤が流れ出る。
【0020】対応して、メインジェットダクト12を通
る最大通過流量を調節する全負荷調整ネジ16がメイン
ジェットダクト12に配置されている。さらに、メイン
ジェット口10はバルブリード18によって閉じられて
おり、該バルブリードはベンチュリダクト2内に逆止め
弁の方法に従って開き、アイドリング時には作用する圧
力状態によりメインジェット口10を密封して閉じる目
的を有する。
【0021】ダイヤフラム燃料ポンプ20によって、吸
入パイプ21を介し詳しく図示されていない燃料タンク
から搬入される燃料が、流入ダクト19を通って制御室
13に供給される。燃料はまず第一に吸入パイプ21か
ら平衡室22に流れ、そこからフラップ弁として形成さ
れた逆止め弁23を介して、燃料ポンプ20のポンプ室
24に流れる。ポンプ室24は、ダイヤフラム25によ
って燃料ポンプ20の駆動室26から分離されている。
駆動室26はダイヤフラム気化器によって燃料を供給さ
れる2サイクルエンジン28のクランクケース27とつ
ながっていて、変動するクランクケース内圧の作用をう
けている。クランクケース27内が負圧になると、ダイ
ヤフラム25が黒太線で示されたようにアーチ形にもり
あがり、それによって駆動室26の容積が減少し、ポン
プ室24内に負圧が生ずる。そのために、開いた逆止め
弁23(吸入弁)を介して、燃料がポンプ室24に吸い
込まれる。
【0022】クランクケース内圧が正圧方向に変化する
と、ダイヤフラム25はポンプ室24の容積を減じる方
向に転じ、ポンプ室内の燃料が圧力を受ける。逆止め弁
23が閉じ、燃料ポンプ20の送出側に配され、同様に
フラップ弁として形成された逆止め弁29が開く。燃料
は微細フィルター30を通って流入ダクト19内を制御
室13へ運ばれる。
【0023】制御室13に接合する手前の流入ダクト1
9内には、平座弁として形成された注入弁40が配置さ
れていて、注入弁40は弁体42を有する弁部材41か
らなり、弁体42にケーシングに固定された弁座44が
付設されている。弁部材41は弁体42と反対側の端4
5が制御室13内に突出し、制御レバー31のフォーク
状の端32に保持されている。この保持は、弁部材41
がその縦方向にほぼ遊隙なくフォーク状の端32に保持
され、一方、縦方向に対して横向きには、弁部材41と
フォーク状の端部32との間に相対運動が可能であるよ
うに行われている。
【0024】制御レバー31は、ケーシングに固定され
たベアリング33に旋回可能に保持されていて、別の端
34が制御ダイヤフラム14の中心35に対向する。ケ
ーシングに固定支持された制御バネ36は、弁部材41
を閉じる方向に制御レバー31の端34に作用する。
【0025】ダイヤフラム気化器の図示されたアイドリ
ング状態(スロットルバルブ6が閉じている)におい
て、燃料は流れ方向3に対してスロットルバルブ6の後
方でもっぱらアイドリングジェット口9を介してベンチ
ュリダクト2に流入する(矢印37)。制御室13から
アイドリングジェット口9を介して燃料が流出すること
によって、制御室13内に負圧が生じ、そのために、ダ
イヤフラム14が制御室13内に盛り上がり、その中心
35によって制御レバー31の端34に作用して、バネ
36の力に抗して制御レバーを弁部材41を開く方向3
8に旋回させる(矢印50)。ダイヤフラム燃料ポンプ
20から搬出された燃料は、圧力によって、流入ダクト
19と注入弁40を通って制御室13に流れ、その結
果、制御ダイヤフラム14が基準位置に戻される。制御
バネ36の力によって、制御レバー31は矢印方向50
と反対方向に旋回し、それによって弁部材41がもとに
戻され、弁体42が弁座44に密封当接する。注入弁4
0は閉じられる。新たに制御室13内が負圧になると、
燃料を流すために注入弁40が再び開かれる。この一連
の動きによって、制御室13が常に燃料で満たされた状
態を保証する。その際、総ての調整は、制御室13内が
アイドリング時にほぼ大気圧ないし軽い負圧にあり、従
ってメインジェット口10のバルブリード18が燃料流
出を避けるために、密封当接しているように行われる。
注入弁40がコントロールされずに開けば、圧力下にあ
る燃料が制御室13に流れ込むことになり、制御室13
内が高圧状態になって、メインジェット口10でのコン
トロールされない燃料の流出を引き起こす。即ち、不都
合なメインジェットの漏れが生じる。
【0026】図2には、図1の注入弁40が拡大されて
図示されている。弁部材41は、図3に示された横断面
形をもつ案内部43からなる。案内部43は、周囲に互
いに等距離の間隔をおいて位置して縦方向に延びるガイ
ドリブ46をもつ円筒状の基体からなる。図示された実
施例においては、案内部43の全長にわたって延びる3
つのガイドリブ46が配置されていて、ガイドリブ46
の外側の接合面は周囲のほぼ35°に拡がっている。隣
接したガイドリブ46の間の空間47を通って、燃料が
案内部に沿って流れる。
【0027】案内部は、一方の端45で制御レバー31
のフォーク状の端32に保持されており、他方もう一方
の端15で弁体42を支持する。図示された実施例にお
いて、弁体42は柔軟な材料、特にゴム製の円筒状のピ
ンからなる。図2において、円筒状のピンの自由端は、
小さな直径をもって形成されているが、ピンが一定の直
径をもつことも可能である。弁体42の自由端面に配置
された密封面49は、開く方向38に対して直角に位置
する平面49a上に位置する。弁部材41の縦方向中心
軸線は、特に平面49aに垂直である。
【0028】弁座44に弁体42と向き合って形成され
たリング状密封面48は、同様に開く方向38に直角
に、従って、平面49aに平行に位置する平面48a上
に位置する。弁座の縦方向中心軸線は、平面48aに垂
直である。注入弁40の調整された基準位置において、
弁座44の縦方向中心軸線は弁部材41の縦方向中心軸
線と同軸線上に位置する。リング状密封面48は最小限
の可能な大きさに制限されていて、弁ピンの自由端の少
なくとも外径はリング状密封面の最小限必要な外径に等
しく形成されている。その際、弁ピン42の密封面49
と弁座44のリング状密封面48の重なりは、流入ダク
ト19内を半径方向の遊隙をもって案内される弁部材4
1の横への移動が注入弁の開放に関与しないように設け
られている。したがって、重なり合う密封面の幅は、流
入ダクト19内に案内部43のもつ半径方向の遊隙によ
って決まる。
【0029】リング状密封面48と弁体42の密封面4
9との間に生じうる角度誤差は、寸法上小さな構成であ
るので、機能を害するような影響を与えない。さらに、
弁体が柔軟な材料、特にゴム製であることによって、リ
ング状密封面全体に亘って密封して接することが保証さ
れる。
【0030】不都合な条件の下でも弁体42が弁座44
に密封して接することを保証されるために、密封面49
のすぐ後ろに刻み目を、特に周囲をとりかこむリング状
溝42aの形に設けることが考慮されている。それによ
って、案内部43に中央のウエブ42bによって保持さ
れている一種の密封板が生じる。柔軟な材料(ゴム)か
らなる構成によって、中央の軸方向のウエブ42bが高
い弾力性をもち、その結果、角度誤差は、密封面49を
有する密封板の相応の回避行動によって補償される。
【0031】有効な実施形態では、弁座44は電気的に
コーティングされている。すなわち、たとえば電気的に
ニッケルめっきあるいは電気的にクロームめっきされて
いる。電気コーティングによって、弁座44の内周縁5
1に、弁座44のリング状密封面48を形成するリング
状隆起52が形成される(図5)。それゆえに、平らな
リング状密封面を得るための弁座の特殊な加工が不要で
ある。リング状隆起52に当接する弁体42は、だいた
いにおいて、単に線で隆起に接触する。その結果、小さ
な角度誤差に影響されない最小限の面の重なりをもつ一
種の線密封が得られている。従来不都合と見なされてい
る、電気コーティングの際に必然的に生じる隆起が、本
発明による平座弁40では、好都合に利用されている。
【0032】本発明の実施態様は以下の如くである。
【0033】(1) 弁体(42)の外径が、弁座(4
4)の最小の必要なリング状密封面(48)の外径と一
致する、請求項1に記載のダイヤフラム気化器。
【0034】(2) 弁体(42)が、柔軟な材料、特
にゴム製である、請求項1あるいは前記第1項に記載の
ダイヤフラム気化器。
【0035】(3) 弁体(42)が、円筒状のピンで
ある、請求項1あるいは前記第1項または第2項に記載
のダイヤフラム気化器。
【0036】(4) 円筒状のピンが、密封面(49)
と弁部材(41)との間に位置する刻み目(42a)を
持つ、請求項1あるいは前記第1項から第3項のいずれ
か一つに記載のダイヤフラム気化器。
【0037】(5) 刻み目が、周囲をとりかこむリン
グ状溝(42a)である、前記第4項に記載のダイヤフ
ラム気化器。
【0038】(6) 弁座(44)が、特にニッケルあ
るいはクロームで電気的にコーティングされている、請
求項1あるいは前記第1項から第5項のいずれか一つに
記載のダイヤフラム気化器。
【図面の簡単な説明】
【図1】ダイヤフラム燃料ポンプによって燃料を供給さ
れる制御室をもつダイヤフラム気化器の概略図である。
【図2】ダイヤフラム気化器の制御室に対する注入弁の
拡大図である。
【図3】注入弁の弁部材の端面図である。
【図4】図2に示す注入弁の別の実施形態の図である。
【図5】電気コーティングされた弁座の概略の拡大図で
ある。
【符号の説明】
2 ベンチュリ部 3 流れ方向 6 スロットルバルブ 9 アイドリングジェット口 10 メインジェット口 11 アイドリングジェットダクト 12 メインジェットダクト 13 制御室 14 制御ダイヤフラム 19 流入ダクト 31 制御レバー 40 注入弁 41 弁部材 42 弁体 44 弁座 48 リング状密封面 49 密封面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯用作業機の2サイクルエンジンのた
    めの混合ガス吸入器を有する内燃機関用のダイヤフラム
    気化器にして、メインジェット口(10)が流れ方向
    (3)にてスロットルバルブ(6)の手前に、そしてア
    イドリングジェット口(9)が流れ方向(3)にてスロ
    ットルバルブ(6)の後方に開口している混合ガスを作
    るベンチュリ部(2)を備え、その場合ジェット口
    (9、10)がダクト(11、12)を介して流入ダク
    ト(19)を通って流入する燃料で満たされた制御室
    (13)と連結され、さらに弁座(44)に対向する弁
    体(42)を具備する弁部材(41)よりなり、流入ダ
    クト(19)を遮断する注入弁(40)を備え、その場
    合弁部材(41)が制御室(13)を形成する制御ダイ
    ヤフラム(14)により制御レバー(31)を介して開
    く方向に作動可能となっているダイヤフラム気化器にお
    いて、弁体(42)が開く方向にほぼ直角に位置する平
    らな密封面(49)を有し、それと平行に弁座(44)
    にリング状密封面(48)が配置されていることを特徴
    とするダイヤフラム気化器。
JP4240671A 1991-09-13 1992-09-09 ダイヤフラム気化器 Pending JPH05195876A (ja)

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DE4130582A DE4130582A1 (de) 1991-09-13 1991-09-13 Membranvergaser
DE4130582.5 1991-09-13

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JPH05195876A true JPH05195876A (ja) 1993-08-03

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ID=6440588

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JP4240671A Pending JPH05195876A (ja) 1991-09-13 1992-09-09 ダイヤフラム気化器

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JP (1) JPH05195876A (ja)
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FR (1) FR2681379B1 (ja)

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