JP3275193B2 - ダウンドラフト型ダイヤフラム式気化器 - Google Patents

ダウンドラフト型ダイヤフラム式気化器

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  • Control Of The Air-Fuel Ratio Of Carburetors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は機関へ供給する混合気量
及び濃度を制御する気化器に関し、ダイヤフラムによっ
て燃料レギュレター室と大気室とに区分され、燃料レギ
ュレター室に作用する吸気道内の負圧に応じてダイヤフ
ラムを動作させ、燃料流路の端部に設けたバルブシート
を燃料制御弁をして開閉制御し、もって機関へ混合気を
供給するダイヤフラム式気化器に関するもので、特に気
化器本体を貫通する吸気道が垂直方向に貫通し、吸気道
を流れる空気が上方より下方に向かって流れるダウンド
ラフト型ダイヤフラム式気化器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一般的に使用されるダウンドラフ
ト型ダイヤフラム式気化器について、図4,図5により
説明する。1は内部を垂直方向X−Xに吸気道2が貫通
した気化器本体であり、吸気道2の垂直方向X−Xにお
ける下方位置には、吸気道2の開口面積を制御する絞り
弁3が気化器本体1に回動自在に支持された軸4に取着
される。又、吸気道2の上方位置にはベンチュリー部V
が形成される。
【0003】気化器本体1の一側方には凹部1Aが形成
されるとともに凹部1Aの開口はダイヤフラム5とカバ
ー6とにより閉塞される。そして、凹部1Aとダイヤフ
ラム5の一側面5Aとによって燃料レギュレター室7が
形成され、ダイヤフラム5の他側面5Bとカバー6とに
より大気室8が形成される。9はカバー6に穿設された
大気孔である。
【0004】そして、図示せぬ燃料源に連なる燃料流路
10は燃料レギュレター室7に開口するもので、燃料流
路10から燃料レギュレター室7に供給される燃料は図
5に示される燃料制御機構Fによって制御される。この
燃料制御機構Fは、燃料流路10の燃料レギュレター室
7への開口端に配置されたバルブシート11、バルブシ
ート11内に配置され、バルブシート11を開閉制御す
る燃料制御弁12、中間部分が軸13にて回動自在に軸
支されるとともにスプリング14によって図5において
反時計方向へ付勢され、一端が燃料制御弁12に係止さ
れるとともに他端がダイヤフラム5に係止された制御杆
15、とよりなる。すなわち、機関の停止状態の如く、
燃料レギュレター室7内へ吸気道2の負圧が導入されな
い状態にあっては、制御杆15はスプリング14のバネ
力によって反時計方向に回動し、制御杆15の一端が燃
料制御弁12をバルブシート11に向けて押圧して燃料
流路10を閉じ、もって燃料流路10から燃料レギュレ
ター室7への燃料の流入を制限する。
【0005】一方、機関の運転時において、吸気道2内
の負圧が燃料レギュレター室7内に導入されると、ダイ
ヤフラム5は燃料レギュレター室7を圧縮する側、すな
わち図5において左方へ移動するものである。これによ
ると、制御杆15はスプリング14のバネ力に抗して時
計方向へ回動し、もって燃料制御弁12がバルブシート
11を開放し、燃料流路10から燃料レギュレター室7
内へ燃料を供給するものである。
【0006】燃料レギュレター室7内へは低速燃料供給
路16と主燃料供給路17とが開口する。低速燃料供給
路16は、一端が絞り弁3に対応して開口する低速噴孔
18を介して吸気道2に開口し、他端は低速燃料ジェッ
ト19を介して燃料レギュレター室7の垂直方向X−X
における所定の位置に開口する。一方、主燃料供給路1
7は、一端が逆止弁20を介してベンチュリー部Vへ開
口し、他端は主燃料ジェット21を介して低速燃料ジェ
ット19より上方位置の燃料レギュレター室7へ開口す
る。逆止弁20は主燃料ジェット21からベンチュリー
部Vへ向かう主燃料供給路17内の燃料流れを許容し、
ベンチュリー部Vから主燃料ジェット21側へ向かう燃
料の逆流を阻止する。
【0007】更に又、逆止弁20の上流側と主燃料ジェ
ット21の下流側との間に形成される逆止弁上流側燃料
流路22と、(上流、下流とは燃料の流れ方向において
言う)低速燃料ジェット19より下方位置の燃料レギュ
レター室7とは可変燃料制御通路23にて連絡され、該
可変燃料制御通路23内を流れる燃料量は可変流量制御
部材24にて調整、制御される。すなわち、ベンチュリ
ー部Vを介して、吸気道2内へ供給される主燃料は、主
燃料ジェット21と可変流量制御部材24とによって制
御された合計の燃料量となるもので、燃料レギュレター
室7の上方位置に主燃料ジェット21が開口し、低位置
に可変燃料制御通路23が開口する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来のダウンド
ラフト型ダイヤフラム式気化器によると、絞り弁3が大
きく開放された機関の中、高速運転時において、燃料レ
ギュレター室7内には、主燃料供給路17及び可変燃料
制御通路23より大なる吸気道負圧が導入されるもの
で、これによるとダイヤフラム5は大なる吸引力をもっ
て大きく燃料レギュレター室7側(図6において左側)
へ移動するものであり、制御杆15はスプリング14の
バネ力に抗して時計方向へ回動し、燃料制御弁12をし
てバルブシート11を大きく開放する。以上によると、
図示せぬ燃料源内の燃料は、バルブシート11を介して
燃料レギュレター室7内へ大流量をもって導入されて燃
料レギュレター室7内を満たす。そして燃料レギュレタ
ー室7内にある燃料は、主燃料ジェット21を介して逆
止弁上流側燃料流路22内へ吸出されるとともに可変燃
料制御通路23内の燃料もまた可変流量制御部材24に
て調量されて逆止弁上流側燃料流路22内へ吸出され、
これらの合計燃料が逆止弁20を介してベンチュリー部
V内へ吸出され、もって機関の中、高速運転に適した燃
料を機関に向けて供給できたものである。かかる機関の
中、高速運転状態は図6に示されるもので、図6から明
らかな如く、主燃料供給路17、可変燃料制御通路2
3、逆止弁上流側燃料流路22内は燃料で満たされ、こ
れらの燃料が逆止弁20を介してベンチュリー部Vに継
続して吸出される。
【0009】そして、かかる機関の中、高速運転状態か
ら機関の運転が停止されると、吸気道2内に生起せる負
圧が消滅することから燃料レギュレター室7内に加わる
負圧も消滅するもので、これによると制御杆15はスプ
リング14のバネ力によって反時計方向へ回動して燃料
制御弁12がバルブシート11を閉塞し、もって燃料流
路10から燃料レギュレター室7内への燃料の流入を停
止する。一方ダイヤフラム5は制御杆15の反時計方向
の回動力を受け、図4に示した原位置に復帰する。
【0010】そして、上述した中、高速運転時からの機
関停止時において、燃料レギュレター室7内における燃
料は次の如く形成される。すなわち、機関の停止時にお
いて、燃料流路10から燃料レギュレター室7への燃料
の供給が停止されるとともにダイヤフラム5が燃料レギ
ュレター室7の左方位置から右方の原位置に復帰したこ
とによると、機関の停止時において、ダイヤフラム5が
原位置に復帰した際に形成される燃料レギュレター室7
の室容積Aが、機関の中、高速運転時において形成され
る燃料レギュレター室7の室容積Bに比較して大容量で
あること。及び燃料レギュレター室7に開口する低速燃
料ジェット19が、低速燃料供給路16、低速噴孔1
8、吸気道2を介して大気に連通されていること。から
燃料レギュレター室7内の燃料液面は、低速燃料ジェッ
ト19の開口位置の近傍X−X迄低下する。(尚、この
際、ダイヤフラム5の下側部分は、ダイヤフラム5がゴ
ム等の弾性材料にて形成されるので燃料重量によって大
気室8側へ撓む)
【0011】そして、この際、主燃料供給路17は逆止
弁20によって大気と遮断されるものの、主燃料ジェッ
ト21にあっては、低速燃料ジェット19より上方位置
にあり、且つ大気圧状態にある燃料レギュレター室7内
に開口するので、主燃料供給路17、逆止弁上流側燃料
流路22、可変燃料制御通路23、内に貯溜していた燃
料は、燃料レギュレター室7内の燃料液面S−Sと同一
高さ迄低下する。すなわち上述した各路17,22,2
3にあっては燃料液面S−Sより上方位置に燃料が存在
しないことになる。この状態は図7に示される。
【0012】次いで、前記機関の停止状態から再び機関
を始動すると、燃料レギュレター室7内に吸気道2内の
負圧が導入され、ダイヤフラム5が作動することにより
制御杆15が再び回動し、燃料制御弁12がバルブシー
ト11を開放して燃料流路10より燃料レギュレター室
7内へ燃料が供給される。
【0013】そして機関の再始動後において、始動直後
に絞り弁3を急開して加速運転を行なった際、主燃料供
給路17よりベンチュリー部Vに向けて充分なる燃料の
供給を行なうことが困難なもので良好な加速運転を得る
ことができないものであった。
【0014】かかる不具合は、機関の再始動直後におい
て、燃料レギュレター室7内に形成される燃料液面S−
Sより上方位置にある主燃料供給路17、逆止弁上流側
燃料流路22、可変燃料制御通路23内に未だ燃料が貯
溜されていない状況にあり、絞り弁3の急加速運転時に
おいて、ベンチュリー部Vに吸出される燃料に一時的な
吸出遅れが生ずる為である。
【0015】本発明はかかる不具合に鑑み成されたもの
で、機関の再始動直後において、即座に急加速運転を行
なった際においても、円滑な加速運転を行なうことので
きるダウンドラフト型ダイヤフラム式気化器を提供する
ことにある。
【0016】
【課題を解決する為の手段】前記課題は、内部を垂直方
向X−Xに吸気道が貫通し、該吸気道の垂直方向X−X
における上方位置にベンチュリー部が形成され、下方位
置には、吸気道の開口面積を制御する絞り弁を備えた気
化器本体と、気化器本体の一側方に設けた凹部と、その
凹部をおおうカバーとの間に配置されたダイヤフラムに
よって、気化器本体の凹部とダイヤフラムの一側面にて
燃料レギュレター室を形成するとともにカバーとダイヤ
フラムの他側面にて大気室を形成し、燃料レギュレター
室には、吸気道のベンチュリー部に逆止弁を介して開口
する主燃料供給路と、絞り弁に対応して吸気道に開口す
る低速噴孔に連なる低速燃料供給路と、を開口し、更
に、燃料レギュレター室内には、ダイヤフラムの移動に
応じ、燃料レギュレター室内に開口する燃料流路を開閉
制御する燃料制御機構を備えたダウンドラフト型ダイヤ
フラム式気化器において、主燃料供給路は、一端が主燃
料ジェットを介して燃料レギュレター室内の低速燃料ジ
ェットの開口より下方位置に開口するとともに他端が逆
止弁を介してベンチュリー部に開口し、逆止弁と主燃料
ジェットとの間の逆止弁上流側燃料流路と、主燃料ジェ
ットより上流側の主燃料ジェット上流側流路とを可変流
量制御部材を備えた可変燃料制御通路にて連絡すること
によって達成される。
【0017】
【作用】主燃料供給路は、その一端が低速燃料ジェット
の開口より下方位置の燃料レギュレター室に開口し、他
端が逆止弁を介してベンチュリー部に開口する。従っ
て、機関運転後の停止時において、可変燃料制御通路を
含む主燃料供給路内には燃料が貯溜されて保持される。
従って、機関を再始動した直後に、急加速運転を行った
際においても燃料の供給遅れが生ずることはなく円滑な
加速運転を行なうことができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明になるダウンドラフト型ダイヤ
フラム式気化器の一実施例について図1により説明す
る。尚、従来と同一構造については同一符号を使用して
説明を省略する。30は、一端が主燃料ジェット21を
介して燃料レギュレター室7内に開口するとともに他端
が逆止弁20を介してベンチュリー部Vに開口した主燃
料供給路であり、この主燃料供給路30の燃料レギュレ
ター室7への開口位置は、燃料レギュレター室7へ開口
する低速燃料ジェット19の開口位置より低位置とす
る。燃料レギュレター室7内の燃料は主燃料供給路30
内へ流入し、主燃料ジェット21によりその量を制御さ
れ、逆止弁20を通過した後にベンチュリー部Vへ吸出
される。ベンチュリー部Vから主燃料ジェット21を介
して燃料レギュレター室7へ向かう燃料の流れ(空気の
流れも含む)は逆止弁20によって阻止される。そし
て、前記主燃料供給路30は、逆止弁20の上流と主燃
料ジェット21の下流との間に逆止弁上流側燃料流路3
1が形成され、主燃料ジェット21の上流側に主燃料ジ
ェット上流側流路32が形成される。主燃料供給路30
は、主燃料ジェット上流側流路32を介して燃料レギュ
レター室7に開口し、この開口位置が低速燃料ジェット
19より下方位置にある。
【0019】逆止弁上流側燃料流路31と主燃料ジェッ
ト上流側流路32とは可変燃料制御通路33によって連
絡される。いいかえると、主燃料ジェット21を迂回し
て可変燃料制御通路33が形成される。そして、この可
変燃料制御通路33に可変流量制御部材24が配置され
る。
【0020】機関の中、高速運転は図2に示される。す
なわち、絞り弁3が大きく開放されたことによって、ベ
ンチュリー部Vに生起する大なる負圧が主燃料供給路3
0を介して燃料レギュレター室7に作用し、ダイヤフラ
ム5を大きく燃料レギュレター室7側(図において左
側)へ移動させる。これによると、燃料制御機構Fとし
ての燃料制御弁12がバルブシート11を大きく開放し
燃料流路10から燃料レギュレター室7内に大流量の燃
料を供給し、この燃料が主燃料供給路30としての主燃
料ジェット上流側流路32内に吸入される。
【0021】そして主燃料ジェット上流側流路32内の
燃料は、第1に主燃料ジェット21によって制御されて
逆止弁上流側燃料流路31内に供給され、第2に可変燃
料制御通路33内にあって可変流量制御部材24によっ
て制御されて逆止弁上流側燃料流路31内に供給され
る。而して、逆止弁上流側燃料流路31内において、前
記第1の燃料と、第2の燃料との合計の燃料が逆止弁2
0を介してベンチュリー部Vへ吸出され、この燃料が吸
気道2を介して機関へ供給される。そして、かかる機関
の中、高速運転時において、逆止弁上流側燃料流路3
1、可変燃料制御通路33、主燃料ジェット上流側流路
32を含む主燃料供給路30内は燃料によって満たされ
る。
【0022】そして、かかる状態において、機関の運転
が停止されると、ベンチュリー部Vに生起する負圧が消
滅することにより燃料レギュレター室7内の負圧も消滅
し、これによると、制御杆15はスプリング14のバネ
力によって反時計方向に回動し、燃料制御弁12がバル
ブシート11を閉じて燃料流路10から燃料レギュレタ
ー室7へ向かう燃料の供給を停止する。一方、ダイヤフ
ラム5は制御杆15の前記反時計方向の回動を受けて右
方へ変位し、原位置(図1の状態に相当)に復帰する。
【0023】そして、燃料レギュレター室7内の燃料に
あっては、図2に示される機関の中、高速運転時におけ
る燃料レギュレター室7の室容積Bが、機関の停止時に
おける燃料レギュレター室7の室容積Aより小であるこ
と。及び燃料レギュレター室7に開口する低速燃料ジェ
ット19が、低速燃料供給路16、低速噴孔18、を介
して大気に連なる吸気道2に開口して、燃料レギュレタ
ー室7内に大気を供給しうること。から燃料レギュレタ
ー室7内の燃料液面S−Sは低速燃料ジェット19の燃
料レギュレター室7への開口位置の近傍迄低下する。
【0024】一方、主燃料供給路30にあっては、その
一端が逆止弁20を介してベンチュリー部Vに開口し、
他端が低速燃料ジェット19より下方であって燃料レギ
ュレター室7内の燃料液面S−Sより下方位置の燃料中
に開口していることから、逆止弁上流側燃料流路31、
主燃料ジェット上流側流路32、可変燃料制御通路33
を含む主燃料供給路30内には、依然として燃料が貯溜
保持される。すなわち逆止弁20は、ベンチュリー部V
から主燃料供給路30内への大気の流入を阻止する。か
かる機関の停止時における状態は図3によく示される。
【0025】次いで、前記機関の停止状態から再び機関
が始動されると、低速噴孔18から低速燃料供給路16
を介して燃料レギュレター室7内に吸気道2内に生起す
る負圧が作用してダイヤフラム5を作動させ、燃料制御
機構Fによって燃料が燃料レギュレター室7内に供給さ
れ、機関が始動させる。
【0026】そして、かかる機関の再始動直後におい
て、絞り弁3が急速に開放されて機関の急加速運転が行
われると、主燃料供給路30より時間遅れを生じること
なく急加速運転に適した燃料がベンチュリー部Vを介し
て吸気道2内へ吸出され、もって機関の急加速運転を良
好に行うことができる。
【0027】このように機関の急加速運転時において、
絞り弁3の急速開放に時間遅れなく燃料を供給できるこ
とは、機関の再始動直後の状態において、既に逆止弁上
流側燃料流路31、主燃料ジェット上流側流路32、可
変燃料制御通路33、内に燃料を貯溜保持することがで
きたからである。
【0028】
【発明の効果】以上の如く、本発明になるダウンドラフ
ト型ダイヤフラム式気化器によると、主燃料供給路は、
一端が主燃料ジェットを介して燃料レギュレター室内の
低速燃料ジェットの開口より下方位置に開口するととも
に他端が逆止弁を介してベンチュリー部に開口し、逆止
弁と主燃料ジェットとの間の逆止弁上流側燃料流路と、
主燃料ジェットより上流側の主燃料ジェット上流側流路
とを可変流量制御部材を備えた可変燃料制御通路にて連
絡したので、機関の停止後における機関の再始動時にお
いて、即座に機関の急加速運転を行なうことができたも
ので、機関性能の向上を達成できたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になるダウンドラフト型ダイヤフラム式
気化器の一実施例を示す縦断面図。
【図2】本発明になるダウンドラフト型ダイヤフラム式
気化器の絞り弁全開運転状態を示す縦断面図。
【図3】本発明になるダウンドラフト型ダイヤフラム式
気化器の運転停止後における縦断面図。
【図4】従来のダウンドラフト型ダイヤフラム式気化器
の縦断面図。
【図5】図4のY−Y線における横断面図。
【図6】従来のダウンドラフト型ダイヤフラム式気化器
の絞り弁全開運転状態を示す縦断面図。
【図7】従来のダウンドラフト型ダイヤフラム式気化器
の運転停止後における縦断面図。
【符号の説明】
V ベンチュリー部 2 吸気道 3 絞り弁 5 ダイヤフラム 7 燃料レギュレター室 16 低速燃料供給路 19 低速燃料ジェット 20 逆止弁 21 主燃料ジェット 30 主燃料供給路 31 逆止弁上流側燃料流路 32 主燃料ジェット上流側流路 33 可変燃料制御通路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部を垂直方向X−Xに吸気道が貫通
    し、該吸気道の垂直方向X−Xにおける上方位置にベン
    チュリー部が形成され、下方位置には、吸気道の開口面
    積を制御する絞り弁を備えた気化器本体と、気化器本体
    の一側方に設けた凹部と、その凹部をおおうカバーとの
    間に配置されたダイヤフラムによって、気化器本体の凹
    部とダイヤフラムの一側面にて燃料レギュレター室を形
    成するとともにカバーとダイヤフラムの他側面にて大気
    室を形成し、燃料レギュレター室には、吸気道のベンチ
    ュリー部に逆止弁を介して開口する主燃料供給路と、絞
    り弁に対応して吸気道に開口する低速噴孔に連なる低速
    燃料供給路と、を開口し、更に、燃料レギュレター室内
    には、ダイヤフラムの移動に応じ、燃料レギュレター室
    内に開口する燃料流路を開閉制御する燃料制御機構を備
    えたダウンドラフト型ダイヤフラム式気化器において、
    主燃料供給路30は、一端が主燃料ジェット21を介し
    て燃料レギュレター室7内の低速燃料ジェット19の開
    口より下方位置に開口するとともに他端が逆止弁20を
    介してベンチュリー部Vに開口し、逆止弁20と主燃料
    ジェット21との間の逆止弁上流側燃料流路31と、主
    燃料ジェット21より上流側の主燃料ジェット上流側流
    路32とを可変流量制御部材24を備えた可変燃料制御
    通路33にて連絡したことを特徴とするダウンドラフト
    型ダイヤフラム式気化器。
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