JP2002146914A - 建物ユニットの連結構造 - Google Patents

建物ユニットの連結構造

Info

Publication number
JP2002146914A
JP2002146914A JP2000346899A JP2000346899A JP2002146914A JP 2002146914 A JP2002146914 A JP 2002146914A JP 2000346899 A JP2000346899 A JP 2000346899A JP 2000346899 A JP2000346899 A JP 2000346899A JP 2002146914 A JP2002146914 A JP 2002146914A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
floor
reinforcing plate
ceiling
plate
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000346899A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3644889B2 (ja
Inventor
Yukimitsu Cho
幸光 長
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP2000346899A priority Critical patent/JP3644889B2/ja
Publication of JP2002146914A publication Critical patent/JP2002146914A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3644889B2 publication Critical patent/JP3644889B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 断面コ字形の天井梁と床梁の補強板で補強し
ていても、上階の床梁の下側フランジと下階の天井梁の
上側フランジを連結金具で強固に連結できる建物ユニッ
トの連結構造を提供する。 【解決手段】 補強板4に開口41を設けておく。そし
て、天井梁13に取り付けた補強板4の開口41と、床
梁12に取り付けた補強板4の開口41から中に一部を
挿入した連結金具5で、天井梁13の上側フランジ13
1と床梁12の下側フランジ122とを連結した構造で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はユニット建物を構成
する建物ユニットの連結構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ユニット建物は、特公昭62−6
2224号公報に記載あるように、運搬可能な一定の大
きさの箱形の、且つ、内部、外部の仕上げられた建物ユ
ニットを、予め、工場で製造し、この建物ユニットの複
数個を施工現場に運搬し、施工現場で組み立てて建物と
なすもので、現場施工期間が短く、且つ、寸法精度のよ
い標準化された建物となる特徴があるから広く採用され
ている。
【0003】このユニット建物を構成する建物ユニット
の構造は種々あるが、上記公報に記載あるように、矩形
状の四隅に立設した柱と、この柱の下端部を矩形状の辺
に沿って連結した断面コ字形長尺体の床梁と、柱の上端
部を矩形状の辺に沿って連結した断面コ字形長尺体の天
井梁とからなる骨格を有する建物ユニットが多く使用さ
れている。そして、この建物ユニットを水平方向と垂直
方向に据え付けた後に、相互に連結してユニット建物と
するのである。
【0004】この下階の天井梁と上階の床梁とを連結す
る方法としては種々あるが、特公昭3−7055号公報
に記載されて知られている方法が多く採用されている。
この公報に記載されている連結方法は、上階の断面コ字
形の床梁の下側フランジと、下階の断面コ字形の天井梁
の上側フランジに、それぞれ通孔を設け、この両方の通
孔にボルトを通し、このボルトに螺入されたナットで巻
き締めて、上階の床梁と下階の天井梁とを連結する。こ
の方法では、ボルトを通すために、予め設けられている
上階の床梁の下側フランジの通孔と、下階の天井梁の上
側フランジの通孔とを合わせる必要があるが、この両方
の通孔の位置を合わせることが困難で作業し難い。
【0005】この連結方法を改良し、通孔を合わせる必
要のない方法で、床梁の下側フランジと天井梁の上側フ
ランジを連結する方法が実公平6−22725号公報に
記載されている。この実公平6−22725号公報に記
載されている方法は連結金具を使用するものである。
【0006】即ち、連結金具は、略コ字形に折曲された
本体とこの本体の両端を内側に折り返した押さえ片とか
らなる挟着部材と、この挟着部材のコ字形本体の両側の
フランジに設けられている通孔に貫通させて締め付ける
ボルト・ナットの締付部材とからなるものであり、上階
の床梁の下側フランジと下階の天井梁の上側フランジの
コ字形の開口から中に挟着部材の押さえ片を入れ、本体
のコ字形の両側のフランジに設けられている通孔にボル
トを貫通させ、この先端からナットを螺入することによ
って、挟着部材の本体の両側のフランジをボルト・ナッ
トからなる締付部材で締め付けて、この本体の先端に設
けられている押さえ片で、上階の床梁の下側フランジと
下階の天井梁の上側フランジとを押圧して連結するよう
に使用するものである。
【0007】この方法では、床梁の下側フランジと天井
梁の上側フランジとに通孔を設ける必要がなく、適宜場
所を連結することができ極めて便利である。一方、上記
建物ユニットの断面コ字形長尺体の天井梁や床梁床は開
口の先端部分が曲がり易く座屈し易い形状をしている。
従って、この断面コ字形長尺体の上側フランジと下側フ
ランジを補強板で連結して補強することが望ましい。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、断面コ字形長
尺体の上側フランジと下側フランジとを補強板で連結し
て補強すると、断面コ字形の開口が塞がれる。従って、
この断面コ字形の開口の中に手を入れて、特公昭53−
7055号公報に記載されている上階の床梁の下側フラ
ンジと下階の天井梁の上側フランジとをボルト・ナット
で連結することができなくなるし、実公平6−2272
5号公報に記載されている挟着部材の押さえ片を断面コ
字形の開口の中に入れることができず、その結果、この
連結金具で下階の天井梁の上側フランジと上階の床梁の
下側フランジを連結することができなくなる。
【0009】又、断面コ字形の上階の床梁の下側フラン
ジと下階の天井梁の上側フランジとを連結金具で連結し
た構造では、この連結金具の押さえ片が床梁の下側フラ
ンジや天井梁の上側フランジの表面を滑って、連結金具
が床梁や天井梁から外れることがある。そこで、本発明
の目的は、断面コ字形長尺形の天井梁と床梁の下側フラ
ンジと上側フランジとを補強板で連結して補強していて
も、上階の床梁の下側フランジと下階の天井梁の上側フ
ランジを連結金具で、押さえ片が滑らないように、強固
に連結できる建物ユニットの連結構造を提供することで
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになしたものであって、請求項1記載の発明
は、断面コ字形長尺体の天井梁を備えた下階の建物ユニ
ットの上に断面コ字形長尺体の床梁を備えた上階の建物
ユニットが据え付けられたユニット建物の天井梁と床梁
とを連結する建物ユニットの連結構造であって、前記天
井梁と床梁には、それぞれ断面コ字形長尺体の上側フラ
ンジと下側フランジとを連結する補強板が取り付けら
れ、この補強板に開口が設けられ、この天井梁に取り付
けられている補強板の開口と床梁に取り付けられている
補強板の開口から中に一部が挿入された連結金具で天井
梁の上側フランジと床梁の下側フランジが連結されてい
るものである。
【0011】請求項1記載の発明における連結金具と
は、床梁の下側フランジと天井梁の上側フランジとを連
結する金具のことがあって、例えば、万力等でもよい
が、請求2に記載されている連結金具が好ましい。
【0012】即ち、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明に係り、前記連結金具が梁挿入側の先端を内側
に折り返した形状の押さえ片を有する2枚の板状体と、
この2枚の板状体を接近する方向に前進させる締付機構
とからなるものである。
【0013】この請求項2記載の発明における締付機構
とは、2枚の板状体の先端の押さえ片を接近する方向に
前進させるものであって、押さえ片を床梁に取り付けら
れた補強板の開口と、天井梁に取り付けられた補強板の
開口から、床梁や天井梁の断面コ字形の中に挿入した
後、この締付機構で押さえ片を接近する方向に前進させ
て、この間にある下階の天井梁の上側フランジと上階の
床梁の下側フランジとを押圧して、床梁と天井梁とを連
結するように使用するものである。
【0014】かかる締付機構としては種々ある。例え
ば、実公平6−22725号公報に記載されているよう
に、通孔を有する2枚の板状体を略コ字形に連結するウ
ェブと、ボルトと、ナットとからなり、この2枚の板状
体の先端の押さえ片をそれぞれ床梁に取り付けられた補
強板の開口と、天井梁に取り付けられた補強梁の開口か
ら中に挿入し、両方の板状体に設けられている通孔にボ
ルトを通し、このボルトにナットを螺入して、ウェブを
中心にして2枚の板状体を回動させて、2枚の板状体の
先端に設けられている押さえ片を接近する方向に前進さ
せ、この押さえ片の間にある床梁の下側フランジと天井
梁の上側フランジを押圧するようにした締付機構でもよ
い。
【0015】又、このウェブがバネ片であり、2枚の板
状体の先端をジャッキ等で開らいて、両方の押さえ片を
それぞれ床梁に取り付けられている補強板の開口と天井
梁に取り付けられている補強板の開口から中に挿入し、
先端を開いている力を取り除くと、バネ片の弾性により
この両方の押さえ片が接近する方向に前進して、この間
にある床梁の下側フランジと天井梁の上側フランジを押
圧するようにした締付機構でもよい。
【0016】又、2枚の通孔を有する板状体の押さえ片
の反対側の縁部の先端を、押さえ片と同様に、内側に折
り返した当接片と、ボルトと、このボルトに螺入するナ
ットとからなり、この2枚の板状体の先端の押さえ片を
それぞれ床梁に取り付けられた補強板の開口と、天井梁
に取り付けられた補強板の開口から中に挿入して、この
2枚の板状体の押さえ片を天井梁の上側フランジと床梁
の下側フランジを挟んで対峙させると同時に2枚の板状
体の当接片を合わせた後、両方の板状体の通孔にボルト
を通し、このボルトにナット螺入して両方の板状体の押
さえ片と当接片とを接近する方向に更に前進させて、床
梁の下側フランジと天井梁の上側フランジを押圧するよ
うにした締付機構でもよい。
【0017】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明に係り、前記補助板の開口が補強板の上下の側縁を若
干残した位置に設けられ、前記連結金具の押さえ片の折
り返した部分の長さが挿入される天井梁又は床梁のウェ
ブと補強板の残した縁部との間の距離に略等しいか若干
短くなされているものである。
【0018】(作用)請求項1記載の発明では、天井梁
と床梁には、それぞれ断面コ字形長尺体の上側フランジ
と下側フランジとを連結する補強板が取り付けられてい
るので、この天井梁と床梁は補強板で補強され、座屈し
ない。しかも、この補強板に開口が設けられ、この天井
梁に取り付けられている補強板の開口と床梁に取り付け
られている補強板の開口から中に一部が挿入された連結
金具で天井梁の上側フランジと床梁の下側フランジが連
結されている。かかる構造にするには、下階の建物ユニ
ットの天井梁の上側フランジと、上階の建物ユニットの
床梁の下側フランジとを連結している補強板の開口から
中に連結金具の一部を挿入し、挿入した先端を接近する
方向に前進させて、天井梁の上側フランジと床梁の下側
フランジを挟んで連結すればよい。このように、請求項
1記載の発明は、このように天井梁と床梁を簡単に、且
つ、強固に連結できる構造をしている。
【0019】請求項2記載の発明では、連結金具が梁挿
入側の先端を内側に折り返した形状の押さえ片を有する
2枚の板状体と、この2枚の板状体を接近する方向に前
進させる締付機構とからなる。かかる構造にするには、
2枚の板状体の先端の押さえ片をそれぞれ床梁に取り付
けられた補強板の開口と、天井梁に取り付けられた補強
板の開口から中に挿入し、締付機構で、2枚の板状体を
接近する方向に前進させて、下階の建物ユニットの天井
梁の上側フランジと、上階の建物ユニットの床梁の下側
フランジを押圧して強固に締結すればよい。このよう
に、請求項2記載の発明は、このように天井梁と床梁を
簡単に、且つ、強固に連結できる構造をしている。
【0020】請求項3記載の発明では、開口が補強板の
上下の縁部を若干残した位置に設けられている。かかる
構造にするには、次に示すようにすればよい。即ち、連
結金具の押さえ片を開口から中に挿入し、締付機構で2
枚の板状体を接近する方向に前進させると、この板状体
の先端の押さえ片が天井梁又は床梁のウェブと補強板の
残した縁部の間に入ってゆく。このように押さえ片が入
ってゆくと、この連結金具の押さえ片の折り返した部分
の長さが挿入される天井梁又は床梁のウェブと補強板の
残した縁部との間の距離に略等しいか若干短くなされて
いるので、この天井梁又は床梁のウェブと補強板の残し
た縁部の間に入った板状体の押さえ片は、ウェブと残し
た縁部とに邪魔されて、前後に移動できない状態にな
る。
【0021】その後、締付機構で2枚の板状体を接近す
る方向に更に前進させると、上階の床梁の下側フランジ
と下階の天井梁の上側フランジとを押さえ片で押圧する
と、連結金具が、天井梁又は床梁から外れない状態にな
って、下側フランジと上側フランジが強固に締結され
る。このように、請求項3記載の発明は、このように天
井梁と床梁を簡単に、且つ、強固に連結できるし、締付
機構が外れない構造をしている。
【0022】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を実施
例で説明する。 (実施例1)図1〜図5は本発明の一の実施例を示すも
ので、図1はユニット建物を示す斜視図、図2は1階の
建物ユニットを示す一部切欠斜視図、図3は図1のA部
分の斜視図、図4は連結金具を示す斜視図、図5(イ)
は1階の床梁(又は2階の天井梁)の主要部を示す斜視
図、(ロ)は(イ)の正面図、(ハ)は(イ)の側面図
である。
【0023】図1〜図5において、Uはユニット建物で
あり、このユニット建物Uは、図1に示すように、基礎
9の上に9個の建物ユニット1を据え付けて1階を形成
し、この1階の建物ユニット1の上に9個の建物ユニッ
ト1がをえ付けて2階を形成し、この2階の建物ユニッ
ト1の上に屋根パネル3を取り付けたものである。
【0024】このユニット建物Uに使用される建物ユニ
ット1は、図2に示すように、矩形の四隅に立設した4
本の鋼製の四角筒体の柱11と、この4本の柱11の下
端部を矩形の辺に沿って連結した4本の鋼製の断面コ字
形長尺体の床梁12と、この4本の柱11の上端部を矩
形の辺に沿って連結した4本の鋼製の断面コ字形長尺体
の天井梁13とからなる骨格を備えている。
【0025】そして、この建物ユニット1は、この骨格
の相対する長辺の床梁12、12に複数本の鋼製の四角
筒体の床小梁15を略平行に差し渡して取り付け、この
床小梁15の上に複数本の木製の床根太16を取り付
け、この上にパーチクルボードの床材14を取り付けて
床を形成し、相対する長辺の天井梁13、13に複数本
の木製の天井野縁17を略平行に差し渡して取り付け、
この天井野縁17の下面に石膏ボードの天井材18を取
り付けて天井を形成したものである。
【0026】この床梁12と天井梁13には、開口41
を設けた補強板4が取り付けられている。この補強板4
の取付構造は、図5に示すように、断面コ字形の上側フ
ランジ121(131)と下側フランジ122(13
2)に開口41を設けた補強板4を差し渡し、上側フラ
ンジ121(131)と補強板4の一端を、又、下側フ
ランジ122(132)と補強板4の他端を、それぞれ
溶接して取り付けた構造をしている。尚、外壁を設ける
場所には、床梁12と天井梁13との間に間柱19を取
り付け、この間柱19の屋外側と屋内側にそれぞれ外壁
材と内壁材を取り付け、この外壁材と内壁材との間にガ
ラスウールの断熱材を設けて壁を形成する。
【0027】5は連結金具であり、この連結金具5は、
図4に示すように、2枚の板状体6と締結機構7とから
なる。板状体6には、梁挿入側の先端を折り返した押さ
え片61が設けられている。又、この板状体6には、通
孔62が設けられている。
【0028】締結機構7は、ウェブ71と、ボルト72
と、ナット73とからなる。ウェブ71は、上記2枚の
板状体6の他端を連結する鋼板である。ボルト72は板
状体6の通孔62に通すことができる径を有し、ナット
73はボルト72に螺合するものである。そして、図3
に示すように、2枚の板状体6の押さえ片61を1階の
天井梁13に取り付けられている補強板4の開口41と
床梁12に取り付けられている補強梁4の開口41から
中に挿入し、2枚の板状体6の通孔62にボルト72を
貫通させ、このボルト72にナット73を螺入して巻き
締めると、板状体6がウェブ71を中心にして回動し
て、2枚の板状体6の先端に設けられている押さえ片6
1が接近する方向に前進して、この押さえ片61の間に
ある2階の床梁12の下側フランジ122と1階の天井
梁13の上側フランジ131とを押圧して連結できるよ
うになっている。屋根パネル3は従来の屋根パネルとほ
ぼ同じであるので説明を省略する。
【0029】次に、このユニット建物Uの施工方法およ
び作用について説明する。工場で、建物ユニット1、屋
根パネル3等を製造する。この際、床梁12には、床梁
12の断面コ字形の上側フランジ121と下側フランジ
122に開口41を設けた補強板4を差し渡して取り付
けておくし、又、天井梁13には、天井梁13の断面コ
字形の上側フランジ131と下側フランジ132に開口
41を設けた補強板4を差し渡して取り付けておく。こ
のように、天井梁13と床梁12に補強板4を取り付け
ておくと、この天井梁13と床梁12が補強板4で補強
され、座屈しないようになる。
【0030】このようにして製造した建物ユニット1、
屋根パネル3を施工現場に運搬する。施工現場では、予
め設けられている基礎9の上に、9個の建物ユニット1
を据え付け、この建物ユニット1の隣接する天井梁13
同士や隣接する床梁12同士を連結して1階を形成し、
この1階の建物ユニット1の上に9個の建物ユニット1
を据え付け、この建物ユニット1の隣接する天井梁13
同士や床梁12同士を連結したり、1階の建物ユニット
1の天井梁13と2階の建物ユニット1の床梁12とを
連結して2階を形成し、この2階の建物ユニット1の上
に屋根パネル3を取り付けたり、種々な仕上げを行う
と、ユニット建物Uが完成する。
【0031】この際の1階の建物ユニット1の天井梁1
3と2階の建物ユニット1の床梁12を連結する連結方
法について、詳細に説明する。1階の建物ユニット1の
4本の柱11の上に2階の建物ユニット1の4本の柱が
載るようにして、1階の建物ユニット1の上に2階の建
物ユニット1を据え付ける。
【0032】すると、図5に示すように、1階の建物ユ
ニット1の天井梁13の上に、2階の建物ユニット1の
床梁12が相対するようになる。次に、1階の建物ユニ
ット1の天井梁13に取り付けられている補強板4の開
口41と、2階の建物ユニット1の床梁12に取り付け
られている補強板4の開口41に、連結金具5の押さえ
片61を先頭にして板状体6の一部を中に挿入し、2枚
の板状体6の通孔62にボルト72を貫通させ、このボ
ルト72にナット73を螺入して巻き締める。
【0033】すると、2枚の板状体6の先端に設けられ
ている押さえ片61が接近する方向に前進して、この押
さえ片61の間にある2階の建物ユニット1の床梁12
の下側フランジ122と1階の建物ユニット1の天井梁
13の上側フランジ131が押圧されて強固に連結され
る。尚、この2階の建物ユニット1の床梁12の下側フ
ランジ122と1階の建物ユニット1の天井梁13の上
側フランジ131との間に隙間があってボルト72・ナ
ット73で巻き締め難いようであれば、この間にスペー
サーを挟むとよい。
【0034】このように、天井梁13や床梁12に補強
板4を設けて補強していても、連結金具5で天井梁13
の上側フランジ131と床梁12の下側フランジ122
とを簡単に、且つ、強固に連結できるので、極めて便利
である。
【0035】(実施例2)図6は本発明の他の実施例を
示すもので、床梁(天井梁)に補強板を取り付けた状態
を示す斜視図である。
【0036】この図6に示す実施例2を、図1〜図5に
示す実施例1と比較すると、補強板4aが上側フランジ
42aと下側フランジ43aとウェブ44aとからなる
ことが異なる。その他の構造は実施例1とほぼ同じであ
るので、説明を省略する。
【0037】このように、上側フランジ42aと下側フ
ランジ43aとが設けられていると、補強板4aの強度
がフランジの殆どない実施例1の補強板より大きい。し
かも、この上側フランジ42aと下側フランジ43aが
長い程、機械的強度が大きくなる。従って、この上側フ
ランジ42aと下側フランジ43aの長さを調節するこ
とにより、場所によって異なる天井梁13aと床梁12
aを、その場所に最適な機械的強度にすることができ、
極めて便利である。その他の施工方法および作用は実施
例1と略同じであるので、説明を省略する。
【0038】(実施例3)図7は本発明の別の実施例を
示すもので、床梁(天井梁)に補強板を取り付けた状態
を示す断面図である。
【0039】この図7に示す実施例3を、図1〜図5に
示す実施例1と比較すると、補強板4bに開口41b
が、補強板4bの下側の縁部45bと上側の縁部46a
を若干残した位置に設けられていること、連結金具5b
の下側の押さえ片61bの折り返した部分の長さが、挿
入される天井梁13bのウェブ133bと、補強板4b
の下側の縁部45bとの間の距離にほぼ等しくなってい
るし、上側の押さえ片61bの折り返した部分の長さ
が、挿入される床梁13bのウェブ133bと、補強板
4bの上側の縁部46bとの間の距離にほぼ等しくなっ
ていることが異なる。
【0040】その他の構造は実施例1とほぼ同じである
ので説明を省略する。このように、補強板4bの開口4
1bが、補強板4bの下側の縁部45bと上側の縁部4
6bを若干残した位置に設けられていると、連結金具5
bの押さえ片61bを補強板4bの開口41bから中に
挿入した後に、締付機構7bで2枚の板状体6bを接近
する方向に前進させたときに、上側の押さえ片61bが
床梁12bのウェブ123bと補強板4bの間に、又、
下側の押さえ片61bが天井梁13bのウェブ133b
と補強板4bの間にそれぞれ入ってゆく。
【0041】このように押さえ片61bが入ってゆく
と、連結金具5bの押さえ片61bの下側の折り返した
部分の長さが挿入される天井梁13bのウェブ133b
と補強板4bの補強板4bの残した下側の縁部45bの
間の距離に略等しいし、連結金具5bの押さえ片61b
の上側の折り返した部分の長さが挿入される床梁12b
のウェブ123bと補強板4bの残した上側の縁部46
bの間の距離に略等しいので、連結金具5bの下側の押
さえ片61bの折り返した部分は、この天井梁13bの
ウエブ133bと補強板4bの下側の残された縁部45
bに挟まれて前後に移動できない状態になるし、連結金
具5bの上側の押さえ片61bの折り返した部分は、こ
の床梁12bのウエブ123bと補強板4bの残した上
側の縁部45bに挟まれて前後に移動できない状態にな
る。
【0042】その後、締付機構7bで2枚の板状体6b
を接近する方向に更に前進させると、連結金具5bの押
さえ片61bが天井梁13bの上側フランジ131bや
床梁12bの下側フランジ122bから外れない状態に
なって、天井梁13bと床梁12bを連結金具5bで簡
単に、且つ、強固に締結することができる。その他の施
工方法および作用は実施例1とほぼ同じであるので、説
明を省略する。
【0043】(実施例4)図8は本発明の更に別の実施
例を示すもので、床梁と天井梁を連結金具で連結した状
態を示す断面図である。
【0044】この図8に示す実施例4を、図1〜図5に
示す実施例1と比較すると、連結金具5cの構造が異な
る。即ち、実施例4に示す連結金具5cは、2枚の板状
体6cと締結機構7cとからなることは略同じである
が、この締結機構7cが、2枚の板状体6cを略コ字形
に連結したウェブ71cだけであり、ボルトやナットが
ないこと、ウェブ71cがバネ片であることが異なる。
その他の構造は略同じであるので、説明を省略する。
【0045】この連結金具5cで床梁12cと天井梁1
3cとを連結する連結方法は、この連結金具5cのウェ
ブ71cの間にジャッキを挿入して、このジャッキで、
2枚の板状体6cの先端を開らいて、板状体6cの先端
に設けられている両方の押さえ片61cをそれぞれ床梁
12cに取り付けられている補強板4cの開口41cと
天井梁13cに取り付けられている補強板4cの開口4
1cから中に挿入した後、先端を開いているジャッキを
取り除くと、ウェブ71cであるバネ片の弾性によりこ
の両方の押さえ片61cが元の形状に戻ろうとして、接
近する方向に前進して、この間にある床梁12cの下側
フランジ122cと天井梁13cの上側フランジ131
cを押圧し、その結果、床梁12cと天井梁13cとが
簡単に、且つ、強固に連結される。その他の施工方法お
よび作用は実施例1とほぼ同じであるので、説明を省略
する。
【0046】(実施例5)図9及び図10は本発明の更
に別の実施例を示すもので、図9(イ)は連結金具を分
解して示す斜視図、(ロ)は(イ)の連結金具を組み立
てた正面図、図10は床梁と天井梁を連結金具で連結し
た状態を示す一部切欠斜視図である。
【0047】この図9及び図10に示す実施例5を図1
〜図5に示す実施例1と比較すると、連結金具5dの構
造が異なる。即ち、連結金具5dは、通孔62dを有す
る2枚の板状体6dと締結機構7dとからなることは略
同じであるが、締結機構7cが、2枚の通孔を有する板
状体6cの押さえ片71cの反対側縁部の先端を、押さ
え片61cと同様に、内側に折り返した当接片79d
と、ボルト72dと、このボルト72dに螺入するナッ
ト73dとからなり、ウェブがないことが異なる。その
他の構造は実施例1と略同じであるので説明を省略す
る。
【0048】この連結金具5dで床梁12dと天井梁1
3dとを連結する連結方法は、この2枚の板状体6dの
先端の押さえ片61dをそれぞれ床梁12dに取り付け
られた補強板4dの開口41dと、天井梁13dに取り
付けられた補強板4dの開口41dから中に挿入して、
この2枚の板状体6dの押さえ片61dを天井梁13d
の上側フランジ131dと床梁12dの下側フランジ1
22dを挟んで対峙させると同時に2枚の板状体6dの
反対側縁部の当接片79dを合わせる。
【0049】その後、2枚の板状体6dの通孔62dに
ボルト72dを通し、このボルト72dにナット73d
螺入して2枚の板状体6dの押さえ片61dと当接片7
9dとを接近する方向に前進させる。すると、この押さ
え片61dが床梁12dの下側フランジ122dと天井
梁13dの上側フランジ131dを押圧して、床梁12
dと天井梁13dとを簡単に、且つ、強固に連結するこ
とができる。その他の施工方法および作用は実施例1と
ほぼ同じであるので、説明を省略する。
【0050】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、天井梁と床梁に
は、それぞれ断面コ字形長尺体の上側フランジと下側フ
ランジとを連結する補強板が取り付けられ、この補強板
に開口が設けられ、この天井梁に取り付けられている補
強板の開口と床梁に取り付けられている補強板の開口か
ら中に一部が挿入された連結金具で天井梁の上側フラン
ジと床梁の下側フランジが連結されているから、この天
井梁と床梁は補強板で補強され、座屈しないし、下階の
建物ユニットの天井梁の上側フランジと、上階の建物ユ
ニットの床梁の下側フランジとを連結金具で簡単に、且
つ、強固に取り付けることができる構造をしている。
【0051】請求項2記載の発明は、連結金具が梁挿入
側の先端を内側に折り返した形状の押さえ片を有する2
枚の板状体と、この2枚の板状体を接近する方向に前進
させる締結機構とからなるから、2枚の板状体の先端の
押さえ片をそれぞれ床梁に取り付けられた補強板の開口
と、天井梁に取り付けられた補強板の開口から中に挿入
し、締付機構で、2枚の板状体を接近する方向に前進さ
せて、下階の建物ユニットの天井梁の上側フランジと、
上階の建物ユニットの床梁の下側フランジを押圧して天
井梁と床梁を簡単に、且つ、強固に締結することができ
る構造をしている。
【0052】請求項3記載の発明は、補強板の開口が補
強板の上下の縁部を若干残した位置に設けられ、連結金
具の押さえ片の折り返した部分の長さが挿入される天井
梁又は床梁のウェブと補強板の残した縁部との間の距離
に略等しいか若干短くなされているから、連結金具の押
さえ片を開口から中に挿入し、締結機構で2枚の板状体
を接近する方向に前進させると、この板状体の両方の押
さえ片がそれぞれ天井梁のウェブと補強梁の残した上側
縁との間と板状体の上側の押さえ片が床梁のウェブと補
強板の残した下側縁との間に前後に移動できない状態
に、入ってゆき、連結金具で天井梁と床梁を、連結金具
の押さえ片が天井梁又は床梁から外れないように、簡単
に、且つ、強固に締結することができる構造をしてい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一の実施例を示すもので、ユニット建
物を示す斜視図である。
【図2】1階の建物ユニットを示す一部切欠斜視図であ
る。
【図3】図1のA部分の斜視図である。
【図4】連結金具を示す斜視図である。
【図5】(イ)は1階の床梁(2階の天井梁)の主要部
を示す斜視図、(ロ)は(イ)の正面図、(ハ)は
(イ)の側面図である。
【図6】本発明の他の実施例を示すもので、床梁(天井
梁)に補強板を取り付けた状態を示す斜視図である。
【図7】本発明の別の実施例を示すもので、床梁(天井
梁)に補強板を取り付けた状態を示す断面図である。
【図8】本発明の更に別の実施例を示すもので、床梁と
天井梁を連結金具で連結した状態を示す断面図である。
【図9】本発明の更に別の実施例を示すもので、(イ)
は連結金具を分解して示す斜視図、(ロ)は(イ)の連
結金具を組み立てた正面図である。
【図10】床梁と天井梁を連結金具で連結した状態を示
す一部切欠斜視図である。
【符号の説明】
U ユニット建物 1 建物ユニット 12、12a、12b、12c、12d 床梁 121 上側フランジ 122、122c、122d 下側フランジ 123b ウェブ 13、13a、13b、13c、13d 天井梁 131、131c、131d 上側フランジ 132 下側フランジ 133b ウェブ 3 屋根パネル 4、4a、4b、4c、4d 補強板 41、41b、41c、41d 開口 42a 上側フランジ 43a 下側フランジ 44a ウェブ 45b 下側の縁部 46b 上側の縁部 5、5b、5c、5d 連結金具 6、6c、6d 板状体 61、61b、61d 押さえ片 62、62d 通孔 7、7b、7c、7d 締付機構 71、71c ウェブ 72、72d ボルト 73、73d ナット 79d 当接片

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面コ字形長尺体の天井梁を備えた下階
    の建物ユニットの上に断面コ字形長尺体の床梁を備えた
    上階の建物ユニットが据え付けられたユニット建物の天
    井梁と床梁とを連結する建物ユニットの連結構造であっ
    て、前記天井梁と床梁には、それぞれ断面コ字形長尺体
    の上側フランジと下側フランジとを連結する補強板が取
    り付けられ、この補強板に開口が設けられ、この天井梁
    に取り付けられている補強板の開口と床梁に取り付けら
    れている補強板の開口から中に一部が挿入された連結金
    具で天井梁の上側フランジと床梁の下側フランジが連結
    されていることを特徴とする建物ユニットの連結構造。
  2. 【請求項2】 前記連結金具が梁挿入側の先端を内側に
    折り返した形状の押さえ片を有する2枚の板状体と、こ
    の2枚の板状体を接近する方向に前進させる締付機構と
    からなることを特徴とする請求項1記載の建物ユニット
    の連結構造。
  3. 【請求項3】 前記補強板の開口が補強板の上下の縁部
    を若干残した位置に設けられ、前記連結金具の押さえ片
    の折り返した部分の長さが挿入される天井梁又は床梁の
    ウェブと補強板の残した縁部との間の距離に略等しいか
    若干短くなされていることを特徴とする請求項2記載の
    建物ユニットの連結構造。
JP2000346899A 2000-11-14 2000-11-14 建物ユニットの連結構造 Expired - Lifetime JP3644889B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000346899A JP3644889B2 (ja) 2000-11-14 2000-11-14 建物ユニットの連結構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000346899A JP3644889B2 (ja) 2000-11-14 2000-11-14 建物ユニットの連結構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002146914A true JP2002146914A (ja) 2002-05-22
JP3644889B2 JP3644889B2 (ja) 2005-05-11

Family

ID=18820709

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000346899A Expired - Lifetime JP3644889B2 (ja) 2000-11-14 2000-11-14 建物ユニットの連結構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3644889B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008073226A (ja) * 2006-09-21 2008-04-03 Sophia Co Ltd 遊技機
JP2010090703A (ja) * 2010-01-25 2010-04-22 Fujisash Co 建物
KR101086059B1 (ko) * 2003-11-14 2011-11-22 재단법인 포항산업과학연구원 조립식 건축용 모듈의 체결구조
KR101086060B1 (ko) * 2003-11-20 2011-11-22 재단법인 포항산업과학연구원 조립식 건축모듈

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101086059B1 (ko) * 2003-11-14 2011-11-22 재단법인 포항산업과학연구원 조립식 건축용 모듈의 체결구조
KR101086060B1 (ko) * 2003-11-20 2011-11-22 재단법인 포항산업과학연구원 조립식 건축모듈
JP2008073226A (ja) * 2006-09-21 2008-04-03 Sophia Co Ltd 遊技機
JP2010090703A (ja) * 2010-01-25 2010-04-22 Fujisash Co 建物

Also Published As

Publication number Publication date
JP3644889B2 (ja) 2005-05-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08260618A (ja) 木造建築物の構造材と床構造及び屋根構造並びにそれらを用いた構築工法
JP5203101B2 (ja) 木製筋交の角部取付け構造
JP2002146914A (ja) 建物ユニットの連結構造
US5117602A (en) Structural panel for pre-fabricated buildings
JP2001303663A (ja) 狭幅壁パネル構造、門型ラーメン構造、木造建造物
JP2807524B2 (ja) 柱と梁の接合構造
JP3661586B2 (ja) 門型フレーム
JP6739175B2 (ja) 建物の構造材と面材の接合構造
JP4268816B2 (ja) ボルト回転止め治具、ボルトの締付方法及び建物の施工方法
JPH05209406A (ja) 中空板材の留付工法
JP2002194821A (ja) 筋かい固定金物と木造軸組住宅における柱と横架材が交叉する個所の固定構造
JPH11280203A (ja) スチ−ルハウスの組立構造及び組立ユニット
JP4488266B2 (ja) 柱どうしの連結方法及び柱どうしの連結構造
JP3987653B2 (ja) 木造建築物用壁パネル
JP4313498B2 (ja) 住宅用鋼製力板
JP2001234584A (ja) 単板積層材を用いた壁柱と床梁の結合構造
JP3032103B2 (ja) 木造構造物の軸組構造に用いられる補強金物の接合金物
JPH0546567Y2 (ja)
JP3029452U (ja) 垂木用止め金具
JP2002339483A (ja) プレハブ耐力壁パネルとこれを用いた建物の施工方法
JP3076373U (ja) 木造建築物用壁パネル
JP2003105863A (ja) 建物ユニット及びユニット建物
JP2002167891A (ja) コーナ部連結金物および上下階接続構造
JPH11247295A (ja) 組立建物の補強構造
JPH0251021B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041216

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050105

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050201

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 3644889

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080210

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090210

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100210

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100210

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110210

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120210

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130210

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140210

Year of fee payment: 9

EXPY Cancellation because of completion of term