JPH11247295A - 組立建物の補強構造 - Google Patents

組立建物の補強構造

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JPH11247295A
JPH11247295A JP10047642A JP4764298A JPH11247295A JP H11247295 A JPH11247295 A JP H11247295A JP 10047642 A JP10047642 A JP 10047642A JP 4764298 A JP4764298 A JP 4764298A JP H11247295 A JPH11247295 A JP H11247295A
Authority
JP
Japan
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brace
braces
bracket
columns
brackets
Prior art date
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Pending
Application number
JP10047642A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Morioka
吉男 森岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NITTAKU SANGYO KK
Original Assignee
NITTAKU SANGYO KK
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Publication date
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  • Building Environments (AREA)
  • Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
  • Panels For Use In Building Construction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 全体体裁を良好にしてブレース12の耐久性
を向上させる。 【解決手段】 上下のブラケット11、11を連結する
ブレース12を外パネル31、内パネル32の間に収納
する。ブレース12は、外パネル31、内パネル32を
介して隠蔽することができ、外部に露出するおそれがな
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、補強用のブレー
スを隠蔽し、全体の体裁を向上させることができる組立
建物の補強構造に関する。
【0002】
【従来の技術】プレハブ建物等の組立建物は、斜めのブ
レースを介して土台と梁とを連結し、所定の全体強度を
実現するのが普通である。
【0003】従来のブレースは、両端に連結金具が付属
されており、連結金具を土台、梁に固定して使用してい
る。なお、ブレースは、柱間に装着するパネルの外側ま
たは内側に配設されており、室外側または室内側に露出
している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来技術による
ときは、ブレースは、外部に露出しているため、全体の
体裁が悪い上、雨水等による腐食があり、耐久性を損う
という問題があった。
【0005】そこで、この発明の目的は、かかる従来技
術の問題に鑑み、外パネルと内パネルの間にブレースを
収納することによって、全体の体裁を良好にするととも
に、耐久性の向上を図ることができる組立建物の補強構
造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めのこの発明の構成は、上下のブラケットと、ブラケッ
トを連結する斜めのブレースとを備えてなり、ブレース
は、外パネル、内パネルの間に収納することをその要旨
とする。
【0007】なお、ブラケットは、補強部を有すること
ができる。
【0008】また、ブレースは、一端をブラケットに固
定し、連結部材を介して他端をブラケットの他方に連結
することができ、ブラケットに対し、連結部材を長孔の
先端に係合させて連結することができる。
【0009】なお、ブレースは、平鉄材から形成しても
よい。
【0010】また、外パネル、内パネルは、柱のガイド
溝を介して装着することができる。
【0011】
【作用】かかる発明の構成によるときは、斜めのブレー
スは、上下のブラケットを土台や梁などの上下の横材に
固定することによって、上下の横材が相対移動すること
を阻止することができる上、外パネル、内パネルの間に
収納されているため、外部に露出することがない。な
お、上下のブラケットは、外パネル、内パネルの間に収
納可能なサイズに形成する。
【0012】補強部を有するブラケットは、補強部を介
して柱に連結することができ、柱と横材とを直角に保つ
コーナガセットとして作用することができる。
【0013】ブレースの一端をブラケットに固定し、連
結部材を介して他端をブラケットに連結すれば、このと
きのブレースは、連結部材側の一端のみを連結すればよ
く、作業能率を向上させることができる。なお、ここで
いう連結部材とは、ボルトナットの他、適当なフック部
材であってもよい。
【0014】連結部材を長孔の先端に係合させてブレー
スをブラケットに連結すれば、ブレースは、長孔を介
し、上下の横材間の距離のばらつきを吸収することがで
き、連結部材は、長孔の先端に係合することにより、ブ
レースに所定の張力を与えることができる。
【0015】平鉄材から形成するブレースは、互いに交
差する交差部分の厚さが小さくて済み、外パネルと内パ
ネル間の所要距離を最小に設定することができる。
【0016】柱のガイド溝を介して外パネル、内パネル
を装着するときは、外パネル、内パネルは、ガイド溝に
縁部を挿入して柱間に装着することができ、必要な装着
作業を極めて簡単にすることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を以って発明の実施の
形態を説明する。
【0018】組立建物の補強構造は、上下のブラケット
11、11と、斜めのブレース12とを備えてなる(図
1)。ただし、図1において、隣接する柱22、22間
には、土台21、梁23に対して2組のブレース12、
12が互いに交差して配設されている。
【0019】土台21は、アンカボルトM1 、M1 …を
介して布基礎25上に固定されている(図1、図2)。
各土台21の先端部は、すみ相欠き状に形成され、柱2
2のほぞ22dを介して隅角を形成している。隅角の柱
22には、土台21、21に対応する側面にそれぞれガ
イド溝22a、22aが形成されており、土台21の直
線部分に立設する柱22には、土台21の長手方向に対
応する側面にそれぞれガイド溝22a、22aが形成さ
れている。また、各柱22の上部には、室内側に向けて
横溝22eが形成されており、各柱22は、下端のほぞ
22dを介して土台21上に立設されている。
【0020】各梁23の先端部は、すみ相欠き状に形成
されており(図1、図3)、一方の梁23に形成するだ
ぼ23d、柱22の上端のほぞ22dを介して隅角を形
成している。各梁23には、段付きのボルト孔23b、
23b…が形成され、柱22の室外側のガイド溝22a
に連続するガイド溝23aが形成されている。なお、各
梁23の中間部は、ほぞ22d付きの柱22によって支
持されている。
【0021】各柱22、22間には、外パネル31、内
パネル32が装着されている(図1)。
【0022】外パネル31は、枠状に組み合わせる上下
のフレーム材31b、31b、左右のフレーム材31
c、31cに対して表面材31aを付設して形成されて
おり(図4)、フレーム材31b、31bの中間部は、
別のフレーム材31dを介して連結されている。上部の
フレーム材31bの上半部は、梁23のガイド溝23a
に適合する厚さに形成されており、下半部は、中間の補
強部31b1 を除く両端部分が十分薄肉に切り欠かれて
いる。下部のフレーム材31bは、上部のフレーム材3
1bとほぼ対称形に形成されており、中間の補強部31
b1 を除く両端部分は、十分薄肉に形成されている。
【0023】左右のフレーム材31c、31cは、それ
ぞれ上下両端部分が十分薄肉に切り欠かれ、中間には、
補強部31c1 が形成されている。なお、各フレーム材
31cの中間部の外側半部は、柱22のガイド溝22a
に適合する厚さに形成されている。フレーム材31d
は、上下のフレーム材31b、31bの補強部31b
1、31b1 に対応する角材であり、中間部には、切欠
き31d1 が形成されている。外パネル31は、柱2
2、22の室外側のガイド溝22a、22aに左右の縁
部を差し込み、上縁部を梁23のガイド溝23aに収納
することにより、柱22、22間に装着することができ
る。
【0024】内パネル32は、表面材32aの裏面にウ
レタンフォーム等の断熱材32bを付設して形成されて
いる(図5)。断熱材32bの左右の両縁部は、柱22
のガイド溝22aに適合する厚さに形成されており、下
部の両側には、L字状の切欠き32b1 、32b1 が左
右対称に形成されている。なお、内パネル32は、外パ
ネル31より高さが小さく(図1)、柱22の横溝22
eまでの高さに形成されている。内パネル32は、柱2
2、22の室内側のガイド溝22a、22aに左右の縁
部を差し込むことによって柱22、22間に装着するこ
とができる。
【0025】上下のブラケット11、11は、それぞれ
ブレース12を連結する垂直部11aに対し、土台21
または梁23に対応する水平部11b、柱22に対応す
る補強部11cを一体に形成し、2辺開放の変形箱形に
形成されている(図2、図3)。
【0026】下部のブラケット11は、アンカボルトM
1 を介して土台21上に固定されており、図示しない木
ねじを介して補強部11cが柱22の下部に連結されて
いる。上部のブラケット11は、梁材23に対し、ボル
トM2 を介して固定され、図示しない木ねじを介して補
強部11cが柱22の上部に連結されている。なお、ボ
ルトM2 は、梁23のボルト孔23bに収納されてい
る。
【0027】各ブレース12は、平鉄材から形成されて
いる。ブレース12の下端は、下部のブラケット11の
垂直部11aに対し、斜めに溶接して固定されている。
また、ブレース12の上端には、長孔12bを有する板
材12aが溶接されており、上部のブラケット11は、
垂直部11aにナット13aが溶接されている。そこ
で、ブレース12の上端は、長孔12bを介してボルト
13をナット13aにねじ込むことにより、上部のブラ
ケット11に連結されている。
【0028】かかる組立建物は、次のようにして組み立
てることができる(図6、図7)。ただし、図6
(A)、(B)は、それぞれ図1のX1 −X1 線、X2
−X2 線矢視相当拡大断面図であり、図7(A)、
(B)、(C)は、それぞれ図1のY1−Y1 線、Y2
−Y2 線、Y3 −Y3 線矢視相当拡大断面図である。
【0029】まず、アンカボルトM1 、M1 …を介して
布基礎25上に土台21、21を設置し、土台21、2
1上に柱22、22…を立設する。つづいて、各外パネ
ル31を柱22、22間に装着する。
【0030】その後、アンカボルトM1 、M1 …を介し
て下部のブラケット11、11…を土台21上に固定
し、柱21の下部にねじ止めする(図1)。このとき、
各柱22、22間のブレース12、12は、下部のブラ
ケット11、11を介して斜めに立ち上がり、交差部分
が外パネル31の切欠き31d1 に収納される。また、
外パネル31は、下部のフレーム材31b、左右のフレ
ーム材31c、31cの形状を適切に定めることによ
り、下部のブラケット11、11と干渉するおそれがな
い(図6(A)、図7(A))。
【0031】つづいて、各内パネル32を柱22、22
間に装着する。このときの内パネル32は、ブレース1
2、12の上端部のみを室内側に露出させ(図1)、下
部のブラケット11、11、ブレース12、12を外パ
ネル31、内パネル32の間に収納して隠蔽することが
できる。なお、内パネル32は、断熱材32bの下部を
適切に切り欠くことにより、下部のブラケット11、1
1と干渉することがない。
【0032】その後、各ブレース12の上端に上部のブ
ラケット11を連結するとともに、上部のブラケット1
1を柱22に固定する。さらに、梁23、23を柱2
2、22…上に架設し、ボルトM2 を介して上部のブラ
ケット11を梁23の下面に固定する。このとき、上部
のブラケット11は、ボルトM2 を締め上げることによ
り、ボルト13を長孔12bの先端に係合させてブレー
ス12を緊張させることができ、ボルト13を締め付け
ることにより、必要な連結作業を完了することができ
る。なお、外パネル31は、上部のフレーム材31b、
左右のフレーム材31c、31cを適切に形成すること
により、上部のブラケット11、11に干渉することが
ない(図7(C))。
【0033】その後、柱22、22…の横溝22e、2
2e…を介して天井パネル33を装着すればよい(図6
(B))。
【0034】以上の説明において、ボルト13は、ナッ
ト13a、板材12aとともに、ブレース12を上部の
ブラケット11に連結する連結部材を形成している。そ
こで、このものは、ブレース12の上端に付設するフッ
ク部材に代えることができ、上部のブラケット11に形
成する長孔の先端に係合させることができる。
【0035】また、ブレース12は、平鉄材から形成す
るに代えて、棒鋼材から形成してもよく、中間に長さ調
節用のターンバックルを介装してもよい。なお、ターン
バックルを使用するとき、板材12aの長孔12bは、
単なる丸孔にしてもよい。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、上下のブラケットを連結するブレースを外パネル、
内パネルの間に収納することによって、ブレースは、外
パネル、内パネルを介して隠蔽することができるから、
室内側、室外側の全体体裁を向上させるとともに、耐久
性の向上を図ることができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 全体構成斜視説明図
【図2】 要部拡大分解斜視図(1)
【図3】 要部拡大分解斜視図(2)
【図4】 外パネルの斜視図
【図5】 内パネルの斜視図
【図6】 図1の要部拡大断面説明図(1)
【図7】 図1の要部拡大断面説明図(2)
【符号の説明】
11…ブラケット 11c…補強部 12…ブレース 12b…長孔 22…柱 22a…ガイド溝 31…外パネル 32…内パネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI E04B 2/56 601 E04B 2/56 601D 604 604F 605 605E 622 622B 622L 632 632B 632D 632L 645 645B 645C 651 651A 651D 651K 651L 651S 651V 652 652J 652K E04C 2/38 E04C 2/38 J E04B 2/00 2/46 J

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下のブラケットと、該ブラケットを連
    結する斜めのブレースとを備えてなり、該ブレースは、
    外パネル、内パネルの間に収納することを特徴とする組
    立建物の補強構造。
  2. 【請求項2】 前記ブラケットは、補強部を有すること
    を特徴とする請求項1記載の組立建物の補強構造。
  3. 【請求項3】 前記ブレースは、一端を前記ブラケット
    に固定し、連結部材を介して他端を前記ブラケットに連
    結することを特徴とする請求項1または請求項2記載の
    組立建物の補強構造。
  4. 【請求項4】 前記ブレースは、前記ブラケットに対
    し、前記連結部材を長孔の先端に係合させて連結するこ
    とを特徴とする請求項3記載の組立建物の補強構造。
  5. 【請求項5】 前記ブレースは、平鉄材から形成するこ
    と特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか記載の
    組立建物の補強構造。
  6. 【請求項6】 前記外パネル、内パネルは、柱のガイド
    溝を介して装着することを特徴とする請求項1ないし請
    求項5のいずれか記載の組立建物の補強構造。
JP10047642A 1998-02-27 1998-02-27 組立建物の補強構造 Pending JPH11247295A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020176447A (ja) * 2019-04-18 2020-10-29 株式会社Dit 木造建物の構造
CN112343201A (zh) * 2020-10-21 2021-02-09 精工工业建筑系统有限公司 可调节防下挠钢结构墙面集成体系及施工方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020176447A (ja) * 2019-04-18 2020-10-29 株式会社Dit 木造建物の構造
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