JP2002145835A - アリールアミンの製造方法、及び該アリールアミンを用いた電子写真感光体 - Google Patents
アリールアミンの製造方法、及び該アリールアミンを用いた電子写真感光体Info
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Abstract
溶液に対する溶解性及びバインダーとの相溶性に優れ、
安定して感光体を製造することのできるアリールアミン
の製造方法、及び該アリールアミンを用いた、残留電位
が低く、表面電位および感度の変動が小さく耐久性に優
れ多電子写真感光体を提供する。 【解決手段】 粗アリールアミンを有機溶剤中に溶解さ
せ、該溶液を35℃以上の温度で吸着材と接触させるこ
とにより精製を行う。
Description
ンの製造方法に関するものである。詳しくは、有機系の
光導電性物質を含有する感光層を有する電子写真感光体
に電荷輸送物質として用いた際に、極めて高感度で高性
能な電気特性を発現させることのできるアリールアミン
の製造方法、及び該アリールアミンを用いた電子写真感
光体に関するものである。
ン、硫化カドミウム、酸化亜鉛等の無機系の光導電性物
質が広く用いられていた。しかしながら、セレン、硫化
カドミウムは毒物として回収が必要であり、セレンは熱
により結晶化するための耐熱性に劣り、硫化カドミウ
ム、酸化亜鉛は耐湿性に劣り、また酸化亜鉛は耐刷性が
ないなどの欠点を有しており、新規な感光体の開発の努
力が続けられている。最近は、有機系の光導電性物質を
電子写真用感光体の感光層に用いる研究が進み、そのい
くつかが実用化された。有機系の光導電性物質は無機系
のものに比し、軽量である、成膜が容易である、感光体
の製造が容易である、種類によっては透明な感光体を製
造できる材料が無公害である等の利点を有する。
能を別々の化合物に分担させる、いわゆる機能分離型の
感光体が高感度化に有効であることから、開発の主流と
なっており、このタイプによる有機系感光体の実用化も
行われている。電荷キャリヤー輸送媒体としては、ポリ
ビニルカルバゾールなどの高分子光導電性化合物を用い
る場合と低分子光導電性化合物をバインダーポリマー中
に分散溶解する場合とがある。
光導電性化合物(電荷輸送物質)は、バインダーとして
皮膜性、可とう性、接着性などのすぐれたポリマーを選
択することができるので容易に機械的特性の優れた感光
体を得ることができる。しかしながら、高感度な感光体
を作るのに適した化合物を見出すことは困難であり、未
だ改良検討が行われ続けている。
電気特性的には残留電位が不十分、光応答性が悪い、繰
り返し使用した場合帯電性が低下し、残留電位が蓄積す
る等種々の問題を抱えている。この電気特性が悪化する
原因としては、光導電性化合物自体の持つポテンシャル
も大きいが、化合物中の不純物も大きな原因である事が
知られている。しかしながら今まで、電荷輸送物質ある
いはその他の添加物質自体に関する検討は数多くなされ
てきたが、電荷輸送物質の精製法に関する検討は、ほと
んどなされていないのが現状である。
報等では、電荷輸送材料の溶液を活性白土と接触させる
方法が知られているが、安定に且つ安価に製造する技術
としては、必ずしも十分では無く、電気特性のよい電荷
輸送物質を安定に作製する技術が求められていた。本発
明は上述の問題点を解決するためになされたものであ
り、その第1の目的は、製造ロットによる電気特性のふ
れを最大限に小さくすることのできる電荷輸送物質の製
造法を提供することにある。
ることにより、高感度であり、膜厚を厚くした場合にお
いても残留電位が充分低く、繰り返し使用しても特性の
変動が少なく、かつ耐久性に非常に優れた電子写真用感
光体を提供することにある。
に鑑みて、有機系の低分子光導電性化合物の精製法につ
いて鋭意検討を行った結果、粗アリールアミンを特定の
条件下にて精製処理を行うことにより、上記の課題を解
決可能なことに知見し、本発明を完成するに至った。
を有機溶媒中に溶解させ、該溶液を35℃以上の温度で
吸着材と接触させることにより精製を行うことを特徴と
する高純度アリールアミンの製造方法、及び該方法によ
り得られる高純度アリールアミン系化合物を用いた電子
写真用感光体、に存する。
体の電荷輸送物質として用いる際に、電気特性を悪化さ
せる原因となる電荷輸送物質中に含まれる不純物として
は、該電荷輸送物質に比べイオン化ポテンシャルの小さ
い不純物、または、一級アミン、二級アミン等があげら
れる。これらの不純物は、主に製造過程における副生物
が残存することによる。
においては、アリールアミンを有機溶媒中に溶解させ、
該溶液を35℃以上の温度で吸着材と接触させることに
よって、極めて効率よく精製を行うことができる。この
原因としては、室温より高い温度で精製することによ
り、吸着材の吸脱着能、処理能、酸化能等が上がり、特
異的な電気特性の悪化させる不純物を取り除く事ができ
るようになり、結果として精製効果が高まった為と思わ
れる。
としては、様々な方法が考えられるが、以下の方法が操
作性、吸着結果から望ましい。まず、製造した粗アリー
ルアミンを有機溶媒に溶解させる。ここに後述する吸着
材を添加して、通常数秒以上、好ましくは10分以上撹
拌した後、吸着材を濾別する。この操作を、電荷輸送物
質が、感光体として使用に耐える程度を上限として繰り
返すことがより好ましい。
装置等に吸着材を敷き詰めて、これに電荷輸送材を溶か
した溶液を流し込むという方法もある。吸着処理をする
際、使用する有機溶剤としては、溶解性の高く、極性の
低い溶媒は好ましく、具体的には、PM−3パラメータ
ーを使った半経験的分子軌道計算を用いた、構造最適化
計算による(以下半経験的分子軌道計算とする)双極子
モーメントの計算値が、1.5(D)以下の分子を使用
することが好ましい。より好ましくは、飽和炭化水素系
の溶媒である。この場合の溶媒の炭素数としては、通常
5〜14程度が好ましく、発火危険性を考えた場合は炭
素数7〜14程度が好ましく、精製時の乾燥を考えた場
合は炭素数7〜9程度の飽和炭化水素系溶媒が好まし
い。また、この溶媒は、直鎖、分岐いずれの構造を有し
ていてもよいが、分岐構造を有するものは、溶媒の入手
のしやすさから見て好適である。同様に2成分以上の混
合物も、工業薬品として入手が容易である。
芳香族炭化水素系溶媒と併用した場合、溶解性のコント
ロールの点から好ましく、この(飽和炭化水素系の溶媒
量)/(芳香族炭化水素系溶媒量)の重量比率は、通常
0.01〜1であり、好ましくは、0.1〜0.7であ
る。また、(精製する粗アリールアミン)/(有機溶
剤)の重量比は、通常0.01〜0.3程度であり、生
産性、吸着効果を考えた場合、0.1〜0.3であるこ
とが好ましい。
℃以上、さらに好ましくは45℃以上であり、特に好ま
しくは、50℃以上である。上限は溶媒の沸点以下であ
ればよいが、通常90℃以下である。添加される吸着材
の量は、粗アリールアミンに対し、重量で通常1〜15
0%程度である。精製効果を考えた場合、多い方が好ま
しいが、収率が減るため、5〜70%程度が好ましく、
さらに好ましくは、5〜50%である。粒径、表面積が
大きく、吸着孔の小さい吸着材を使用する場合、量は、
1%〜30%程度が好ましい。
いて対象とする粗アリールアミンは、主に下記一般式
(1)で表される化合物を主体とするものである。
れぞれ置換基を有していてもよいアルキル基、アリール
基及び縮合多環基のうちのいずれかを表し、これらは互
いに結合して環を形成してもよい。) またより具体的には、下記一般式(2)で表される化合
物が好ましい。
れぞれ置換基を有していてもよいアルキル基又はアリー
ル基を表し、これらは互いに結合して環を形成しても良
く、Yは直結又は有機残基を表す。) この中でも特にアリールアミンが、エチレン性二重結合
を有するものであることが好ましく、一般的には下記構
造式(3)で表される化合物で好適な対象である。
残基、Ra及びRbは水素原子又は有機残基を表す。) また、アリールアミンが、ヒドラゾン構造、ブタジエン
構造、ジアルキルアミン構造のうち少なくとも1種以上
の構造を有するものが特に好適に用いられる。これらの
アリールアミンは、構造式が非対称であるもの、より好
ましくはC2以上の対称性を有し得ないものであるのが
さらに好ましい。
て、イオン化ポテンシャルの小さい不純物、1級アミ
ン、2級アミンを有する事が多いため、本発明の精製法
は、電子写真感光体に使用した場合の電気特性及び安定
生産の点において、より効果的である。特に、構造上、
C2以上の対称性を有し得ない化合物の場合、物質の対
称性が低くなり、一般的に、溶媒に対する溶解性が高く
なる。従って、再沈、晶析の効果が低くなる傾向があ
り、製造、精製が一般的に難しい。このような化合物の
精製には、本発明の精製法は非常に優れた効果を示す。
アリールアミン系化合物についてその代表例を挙げる
が、これらに限定されるものではない。
られる吸着材としては、電子写真感光体に使用した場合
の電気特性の観点から、シリカゲル、アルミナ、モンモ
リナイト、活性白土又は、活性炭等が代表的に挙げられ
る。特に、一級アミン、二級アミンの吸着、酸化による
無毒化等を考慮する場合に好ましい吸着材は活性白土で
あり、脱色作用等を考慮する場合には活性炭が好まし
い。
性アルミナ、活性シリカゲル、活性白土、活性炭等が好
適である。活性炭としては、パーム殻、木炭、褐炭、泥
炭、これらを薬品払活法により処理したもの等が挙げら
れる、特に、塩化亜鉛、水蒸気等の活性化材で処理した
ものが好ましい。
ために、乾燥させて吸着水を取り除くことにより活性点
を増加させて精製を行うことが好ましい。吸着材の水分
含有量としては、通常、10重量%以下が好ましく、さ
らに、5重量%以下とするのが好ましい。吸着効果を高
めるためには、吸着材の表面積は大きいものが好まし
く、通常、50m2 /g以上、好ましくは、100m2
/g以上であり、さらに好ましくは、150〜400m
2 /gである。
が、操作性を考えた場合には粒状であることが好まし
く、粒径は3〜60メッシュであることが好ましい。ま
た、精製効果を考えた場合には、100〜500メッシ
ュであることが好ましい。吸着孔の平均直径は、吸着/
除去の対象となる分子によって変化すべきであるが、通
常10〜100Åであり、好ましくは、10〜80Åで
ある。
るものが好ましく、置換性水素を有するものは特に好ま
しい。通常この量は、1〜100(m.e./100
g)であることが好適である。また、吸着材は、不純物
アミンの分解を考えた場合、酸化力を有するものが好ま
しい。
真感光体に採用されているものがいずれも使用できる。
具体的には例えばアルミニウム、アルミニウム合金、ス
テンレス鋼、銅、ニッケル等の金属材料からなるドラ
ム、シートあるいはこれらの金属箔のラミネート物、蒸
着物、あるいは表面にアルミニウム、銅、パラジウム、
酸化すず、酸化インジウム等の導電性層を設けたポリエ
ステルフィルム、紙等の絶縁性支持体が挙げられる。更
に、金属粉末、カーボンブラック、ヨウ化銅、高分子電
解質等の導電性物質を適当なバインダーとともに塗布し
て導電処理したプラスチックフィルム、プラスチックド
ラム、紙、紙管等が挙げられる。また、金属粉末、カー
ボンブラック、炭素繊維等の導電性物質を含有し、導電
性となったプラスチックのシートやドラムが挙げられ
る。又、酸化スズ、酸化インジウム等の導電性金属酸化
物で導電処理したプラスチックフィルムやベルトが挙げ
られる。
スパイプが好ましい支持体である。 (B)バリアー層 本発明においては、導電性支持体と感光層との間には通
常使用されるような公知のバリアー層が設けられていて
もよい。バリアー層としては、例えばアルミニウム陽極
酸化被膜、酸化アルミニウム、水酸化アルミニウム等の
無機層、ポリビニルアルコール、カゼイン、ポリビニル
ピロリドン、ポリアクリル酸、セルロース類、ゼラチ
ン、デンプン、ポリウレタン、ポリイミド、ポリアミド
などの樹脂を用いる有機層が使用される。有機層をバリ
アー層として用いる場合には単独あるいはチタニア、ア
ルミナ、シリカ、酸化ジルコニウム等の金属酸化物ある
いは銅、銀、アルミニウム等の金属微粉末を分散させて
用いてもよい。
前述金属酸化物・金属微粉末とともに溶媒に溶解あるい
は分散し、前述の導電性支持体の上にワイヤーバー、ド
クターブレード、フィルムアプリケータ、浸漬、スプレ
ーなどの塗布方法により塗工し乾燥させることにより形
成することができる。これらのバリアー層の膜厚は適宜
設定できるが、0.05〜20μm、好ましくは0.1
〜10μmの範囲で用いることが好ましい。
セレン−ヒ素合金、硫化カドミウム、アモルファスシリ
コン等の無機光伝導性粒子、無金属フタロシアニン、金
属含有フタロシアニン、ペリノン系顔料、チオインジ
ゴ、キクリドン、ペリレン系顔料、アントラキノン系顔
料、アゾ系顔料、ビスアゾ系顔料、トリスアゾ系顔料、
テトラキス系アゾ顔料、シアニン系顔料等の有機光伝導
性粒子が挙げられる。更に、多環キノン、ピリリウム
塩、チオピリリウム塩、インジゴ、アントアントロン、
ピラントロン等の各種有機顔料、染料が使用できる。中
でも無金属フタロシアニン、銅、塩化インジウム、塩化
ガリウム、錫、オキシチタニウム、亜鉛、バナジウム等
の金属又は、その酸化物、塩化物の配位したフタロシア
ニン類、モノアゾ、ビスアゾ、トリスアゾ、ポリアゾ類
等のアゾ顔料及びペリレン系顔料が好ましい。中でも、
金属含有または無金属フタロシアニンと前記一般式
(1)、(2)、(3)で示されるアリールアミン誘導
体とを組合せるとレーザー光に対する感度が向上した感
光体が得られる。
質を含有する感光層が形成される。本発明における感光
層は、電荷輸送物質と電荷発生物質を同一の層に含有す
る単層型であっても、電荷輸送物質を含有する電荷輸送
層と、電荷発生物質を含有する電荷発生層に分離した積
層型でもよいが、いずれの場合にも上述した吸着材との
接触処理後の高純度アリールアミンを用いる。
ールアミン化合物、ヒドラゾン化合物、スチルベン化合
物を併用してもよい。本発明においてはアリールアミン
系化合物を、後述する電荷発生層と電荷輸送層(電荷移
動層)の2層からなる積層型感光層の電荷輸送層中に用
いる場合に、特に感度が高く、残留電位が小さく、か
つ、繰り返し使用した場合に、表面電位の変動や感度の
低下、残留電位の蓄積等が少なく、耐久性に優れた感光
体を得ることができる。
成膜性、可撓性、機械的強度を向上させるために周知の
可塑剤を含有していてもよい。そのために後述する塗布
液中に添加する可塑剤としては、フタル酸エステル、り
ん酸エステル、エポキシ化合物、塩素化パラフィン、塩
素化脂肪酸エステル、メチルナフタレンなどの芳香族化
合物などが挙げられる。本願のアリールアミン系化合物
を電荷輸送層中の電荷輸送物質として用いる場合の塗布
液は、前記組成のものでもよいが、光導電性粒子、染料
色素、電子吸引性化合物等は用いないか、または少量の
添加とすることができる。
ものでも、電荷輸送層の上に電荷発生層を積層したもの
でもよい。はじめに電荷発生層について説明する。前記
バリアー層の上には、好ましくは電荷発生層が形成され
る。電荷発生層は、電荷発生物質を蒸着することによっ
ても形成することができるが、電荷発生物質および必要
に応じ他の有機光導電性化合物、色素、電子吸引性化合
物等をバインダー樹脂と共に溶剤に溶解あるいは分散
し、得られた塗布液をワイヤーバー、ドクターブレー
ド、フィルムアプリケータ、浸漬、スプレーなどの公知
の塗布方法により塗工し乾燥させることにより形成する
ことができる。
れる。特に、感光層が電荷発生物質と電荷輸送物質とを
含有する積層型においては、電荷発生材料として、X線
回折スペクトルのブラック角(2θ±0.2°)27.
3°に回折ピークを示すY型オキシチタニウムフタロシ
アニン、または、(2θ±0.2°)9.3°、13.
2°、26.2°、および27.1°に回折ピークを示
すオキシチタニウムフタロシアニン、ブラッグ角2θ
(±0.3°)9.2、14.1、15.3、19.
7、27.1°に回折ピークを有するジヒドロキシシリ
コンフタロシアニン化合物、X線回折スペクトルのブラ
ック角(2θ±0.2°)8.5°、12.2°、1
3.8°、16.9°、22.4°、28.4°および
30.1°に主たる回折ピークを示すジクロロスズフタ
ロシアニンを用いることが好ましい。
ポリビニルアセテート、ポリカーボネート、ポリビニル
アセトアセタール、ポリビニルプロピオナール、ポリビ
ニルブチラール、フェノキシ、エポキシ、ウレタン、セ
ルロースエステル、セルロースエーテル等が挙げられ
る。また、スチレン、酢酸ビニル、塩化ビニル、アクリ
ル酸エステル、メタクリル酸エステル、ビニルアルコー
ル、エチルビニルエーテル等のビニル化合物の重合体お
よび共重合体、ポリアミド、けい素樹脂等を用いてもよ
い。これらバインダー樹脂は、単独で又はブレンドして
使用される。電荷発生層は、前記電荷発生物質その他添
加物を前記バインダー樹脂に結着した形の分散層として
成膜することができる。
ンダー樹脂100重量部に対して通常20〜2000重
量部、好ましくは30〜500重量部、より好ましくは
33〜500重量部の範囲より使用され、電荷発生層の
膜厚は通常0.05〜5μm、好ましくは0.1〜2μ
m、より好ましくは0.15〜0.8μmが好適であ
る。また電荷発生層は塗布性を改善するためのレベリン
グ剤や酸化防止剤、増感剤等の各種添加剤を含んでいて
もよい。また、電荷発生層は上述した電荷発生物質の蒸
着膜であってもよい。
ー及び必要に応じ他の有機光導電性化合物、色素、電子
吸引性化合物等と共に溶剤に溶解あるいは分散し、こう
して得られる塗布液を塗布乾燥して電荷発生層を得る。 電荷輸送層 積層型の場合、電荷発生層の上に、主として上述した電
荷輸送物質及びバインダー樹脂からなる電荷輸送層が形
成される。
テル、ポリメチルメタクリレート、ポリスチレン、ポリ
塩化ビニルなどのビニル重合体、及びその共重合体、ポ
リカーボネート、ポリエステル、ポリエステルカーボネ
ート、ポリスルホン、ポリイミド、フェノキシ、エポキ
シ、シリコーン樹脂など重合体、及びその共重合体でも
よく、又これらの部分的架橋硬化物も使用できる。さら
に、前記バインダー樹脂の2種以上をブレンドして用い
てもよい。バインダー樹脂と電荷輸送物質との割合は、
バインダー樹脂100重量部に対して30〜90重量
部、好ましくは40〜70重量部の範囲で使用される。
また電荷輸送層には、必要に応じて酸化防止剤、増感剤
等の各種添加剤を含んでいてもよい。電荷輸送層の膜厚
は10〜60μm、好ましくは10〜45μm、さらに
好ましくは25〜40μmの厚みで使用されるのがよ
い。
剤、増感剤や、周知の可塑剤、種々の安定剤、流動性付
与剤、架橋剤塗膜の機械的強度、耐久性向上のための各
種添加剤並びに他の電荷輸送物質を含んでいてもよい。
また最表面層として従来公知の例えば熱可塑性或いは熱
硬化性ポリマーを主体とするオーバーコート層を設けて
もよい。
させる物質を溶剤に溶解又は分散させて得られた塗布液
をワイヤーバー、ドクターブレード、フィルムアプリケ
ータ、浸漬、スプレーなどの公知の塗布方法により塗工
し乾燥させることにより形成することができる。具体的
な作製方法としては、電荷発生物質を直接蒸着あるいは
バインダー樹脂との分散液として塗布して電荷発生層を
形成した後、その上に前記アリールアミンを含む有機溶
剤用液をキャストするか、あるいは前記アリールアミン
をバインダー樹脂とともに溶解し、その分散液を塗布す
ることにより、アリールアミン化合物を含む電荷輸送物
質を含有する電荷輸送層を形成する。またこれらの層構
成の順序は逆の場合もある。
ィング法で単層感光層を設ける場合、多くは電荷発生物
質と電荷輸送物質よりなる機能分離型のものが挙げられ
る。即ち、電荷発生物質と電荷輸送物質には、前出の材
料を用いることができる。
び電荷輸送物質及びバインダー樹脂を適当な溶剤に溶解
ないし分散し、これを塗布、乾燥することにより形成で
きる。また、必要により可塑剤やレベリング剤、酸化防
止剤、電子輸送剤等を添加することもできる。バインダ
ー樹脂としては、先に積層型の電荷輸送層で挙げたバイ
ンダー樹脂をそのまま用いる他に、前出の積層型の電荷
発生層で挙げたバインダー樹脂を混合して用いてもよ
い。
物質及びバインダー樹脂をテトラヒドロフラン、シクロ
ヘキサノン、ジオキサン、ジクロロエタン、ブタノン等
の溶媒を用いてボールミル、アトライター、サンドミル
等により分散し、分散液を適度に希釈して塗布すること
により形成できる。塗布は、ワイヤバー、ドクターブレ
ード、フィルムアプリケータ、浸漬やスプレーなどの公
知の塗布方法を用いて行うことができる。ピリリウム系
染料、ビスフェノールA系ポリカーボネートから形成さ
れる非晶錯体に、電荷輸送物質を添加した感光体も、適
当な溶媒から同様な塗工法で形成できる。単層感光体の
膜厚は、5〜10um程度が適当である。
径は充分小さいことが必要であり、好ましくは1μm以
下、より好ましくは0.5μm以下で使用される。感光
層内に分散させる電荷発生物質の量は例えば0.5〜5
0重量%の範囲であるが、少なすぎると充分な感度が得
られず、多すぎると帯電性の低下、感度の低下などの弊
害があり、通常1〜20重量%の範囲で使用されること
が好ましい。
より好ましくは10〜45μmで使用される。またこの
場合にも成膜性、可とう性、機械的強度等を改良するた
めの公知の可塑剤、残留電位を抑制するための添加剤分
散安定性向上のための分散補助剤、塗布性を改善するた
めのレベリング剤、界面活性剤、例えばシリコーンオイ
ル、フッ素系オイルその他の添加剤が添加されていても
よい。
ては、例えばメチルバイオレット、ブリリアントグリー
ン、クリスタルバイオレット等のトリフェニルメタン染
料、メチレンブルーなどのチアジン染料、キニザリン等
のキノン染料及びシアニン染料やピリリウム塩、チアピ
リリウム塩、ベンゾピリリウム塩等が挙げられる。ま
た、アリールアミン系化合物と電荷移動錯体を形成する
電子吸引性化合物としては、例えばクロラニル、2,3
−ジクロロ−1,4−ナフトキノン、1−ニトロアント
ラキノン、1−クロロ−5−ニトロアントラキノン、2
−クロロアントラキノン、フェナントレンキノン等のキ
ノン類;4−ニトロベンズアルデヒド類;9−ベンゾイ
ルアントラセン、インダンジオン、3,5−ジニトロベ
ンゾフェノン、2,4,7−トリニトロフルオレノン、
2,4,5,7−テトラニトロフルオレノン、3,
3′,5,5′−テトラニトロベンゾフェノン等のケト
ン類;無水フタル酸、4−クロロナフタル酸無水物等の
酸無水物;テトラシアノエチレン、テレフタラルマロノ
ニトリル、9−アントリルメチリデンマロノニトリル、
4−ニトロベンザルマロノニトリル、4−(p−ニトロ
ベンゾイルオキシ)ベンザルマロノニトリル等のシアノ
化合物;3−ベンザルフタリド、3−(α−シアノ−p
−ニトロベンザル)フタリド、3−(α−シアノ−p−
ニトロベンザル)−4,5,6,7−テトラクロロフタ
リド等のフタリド類等の電子吸引性化合物が挙げられ
る。
発明の精製法によるアリールアミン誘導体をバインダー
と共に適当な溶剤中に溶解し、必要に応じ、適当な電荷
発生材料、増感染料、電子吸引性化合物、他の電荷輸送
材料、あるいは、可塑剤、顔料等との周知の添加剤を添
加して得られる塗布液を導電性支持体上に塗布、乾燥
し、通常、数μ〜数十μ、好ましくは10〜45μm、
特に好ましくは20μm以上の膜厚の感光層を形成させ
ることにより製造することができる。電荷発生層と電荷
輸送層の二層からなる感光層の場合は、電荷発生層の上
に上記塗布液を塗布するか、上記塗布液を塗布して得ら
れる電荷輸送層の上に電荷発生層を形成させることによ
り、製造することができる。
フラン、1,4−ジオキサン等のエーテル類、メチルエ
チルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類;トルエ
ン、キシレン等の芳香族炭化水素;N,N−ジメチルホ
ルムアミド、アセトニトリル、N−メチルピロリドン、
ジメチルスルホキシド等の非プロトン性極性溶媒;酢酸
エチル、蟻酸メチル、メチルセロソルブアセテート等の
エステル類;ジクロロエタン、クロロホルム等の塩素化
炭化水素などのアリールアミン系化合物を溶解させる溶
剤が挙げられる。勿論これらの中からバインダーを溶解
するものを選択する必要がある。
れるバインダー樹脂、あるいは分散型感光層の場合のマ
トリックスとして使用されるバインダー樹脂としては、
電荷輸送材料との相溶性がよく、塗膜形成後に電荷輸送
材料が結晶化したり、相分離することのないポリマーが
好ましく、例えば、スチレン、酢酸ビニル、塩化ビニ
ル、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル、ブタ
ジエン等のビニル化合物の重合体及び共重合体、ポリビ
ニルアセタール、ポリカーボネート、ポリエステル、ポ
リエステルカーボネート、ポリスルホン、ポリイミド、
ポリフェニレンオキサイド、ポリウレタン、セルロース
エステル、セルロースエーテル、フェノキシ樹脂、けい
素樹脂、エポキシ樹脂等の各種ポリマーが挙げられ、ま
たこれらの部分的架橋硬化物も使用できる。バインダー
の使用量は通常アリールアミン系化合物に対し、0.5
〜30重量倍、好ましくは0.7〜10重量倍の範囲で
ある。
法、スパイラル塗布法、リング塗布法、浸漬塗布法等が
ある。スプレー塗布法としては、エアスプレー、エアレ
ススプレー、静電エアスプレー、静電エアレススプレ
ー、回転霧化式静電スプレー、ホットスプレー、ホット
エアレススプレー等があるが、均一な膜厚を得るための
微粒化度、付着効率等を考えると回転霧化式静電スプレ
ーにおいて、再公表平1−805198号公報に開示さ
れている搬送方法、すなわち円筒状ワークを回転させな
がらその軸方向に間隔を開けることなく連続して搬送す
ることにより、総合的に高い付着効率で膜厚の均一性に
優れた電子写真感光体を得ることができる。
119651号公報に開示されている注液塗布機または
カーテン塗布機を用いた方法、特開平1−231966
号公報に開示されている微小開口部から塗料を筋状に連
続して飛翔させる方法、特開平3−193161号公報
に開示されているマルチノズル体を用いた方法等があ
る。
したアリールアミン誘導体、バインダー、溶剤等を用い
て、好適な全固形分濃度が25%以上であってより好ま
しくは40%以下の、かつ粘度が通常50センチポアー
ズ以下の電荷輸送層形成用の塗布液を調整する。ここで
実質的に塗布液の粘度はバインダーポリマーの種類及び
その分子量により決まるが、あまり分子量が低い場合に
はポリマー自身の機械的強度が低下するためこれを損わ
ない程度の分子量を持つバインダーポリマーを使用する
ことが好ましい。この様にして調整された塗布液を用い
て浸漬塗布法により電荷輸送層が形成される。
燥が行われる様に乾燥温度時間を調整するとよい。乾燥
温度は通常100〜250℃好ましくは、110〜17
0℃さらに好ましくは、120〜140℃の範囲であ
る。乾燥方法としては、熱風乾燥機、蒸気乾燥機、赤外
線乾燥機及び遠赤外線乾燥機等を用いることができる。 (E)電子写真感光体 本発明の電子写真感光体は、上述のように導電性支持体
上に少なくとも感光層を設けてなるものであるが、必要
に応じて、バリアー層、接着層、ブロッキング層等の中
間層、透明絶縁層、あるいは保護層など、電気特性、機
械特性の改良のための層を有していてもよいことはいう
までもない。例えば、最表面層として従来公知の例えば
熱可塑性あるいは熱硬化性ポリマーを主体とするオーバ
ーコート層を用いてもよい。
高感度で、残留電位が低く、また帯電性が高く、かつ、
繰返しによる変動が小さく、特に、画像濃度に影響する
帯電安定性が良好であることから高耐久性感光体として
用いることができる。又、750〜850nmの領域の
感度が高いことから、特に半導体レーザープリンター用
感光体に適している。
明するが、本発明はその要旨を超えない限り、以下の実
施例によって限定されるものではない。なお、実施例中
「部」とあるは「重量部」を示す。 実施例1
子、いずれか一方がアルデヒド基を指す。R3、 R
4 は、いずれか一方が水素原子、いずれか一方がアルデ
ヒド基を指す。) 上記ビスホルミル化合物29gをTHF200mlに懸
濁させ、シンナミルトリフェニルホスホニウムクロライ
ド52gを添加した。系を10℃に保ち、ここにナトリ
ウムメトキシド(28%メタノール溶液)17.0gを
10℃〜0℃に滴下した。3.5時間、室温にて撹拌
後、メタノール−水(800ml−100ml)中に放
出した。析出した固体を濾取し、減圧下乾燥させた(5
0g)。生成した固体を(トルエン200ml/アイソ
パーE(炭素数8〜9の飽和炭化水素を主成分とする混
合物/エクソン化学製)50ml混合溶液)に溶解させ
た。70℃で、活性白土(15g)、を添加し、30分
撹拌した後、吸着材を保温下濾別した。この操作を2回
繰り返した後、同じように活性炭(5g)による吸着材
処理による精製を行い、さらに活性白土による吸着材精
製を行った。この後、溶液をメタノールにて再沈し、減
圧下乾燥させ、黄色固体45gを得た。
方法に従い電気特性の測定を行った。結果を表−1に記
す。 実施例2 吸着処理時の温度を、60℃にする以外は、実施例1と
同様に電荷輸送物質を作成した。次に、実施例1と同様
に、感光体を作成し、電気特性の測定を行った。結果を
表−1に記す。
同様に電荷輸送物質を作成した。次に、実施例1と同様
に、感光体を作成し、電気特性の測定を行った。結果を
表−1に記す。 実施例4 吸着処理時の溶媒を、トルエンのみにする以外は、実施
例1と同様に電荷輸送物質を作成した。次に、実施例1
と同様に、感光体を作成し、電気特性の測定を行った。
結果を表−1に記す。
様に電荷輸送物質を作成した。次に、実施例1と同様
に、感光体を作成し、電気特性の測定を行った。結果を
表−1に記す。
おいて、X線回折スペクトルのブラック角(2θ±0.
2°)27.3°に回折ピークを示すオキシチタニウム
フタロシアニン顔料1.0部をジメトキシエタン14部
に加え、サンドグラインダーで分散処理をした後、ジメ
トキシエタン14部と4−メトキシ−4−メチルペンタ
ノン−2(三菱化学(株)社製)14部を加え希釈し、
さらに、ポリビニルブチラール(電気化学工業(株)社
製、商品名デンカブチラール#6000−C)0.5部
と、フェノキシ樹脂(ユニオンカーバイド(株)社製、
商品名UCAR(商標登録)PKHH)0.5部をジメ
トキシエタン6部、4−メトキシ−4−メチルペンタノ
ン−26部の混合溶媒に溶解した液と混合し、分散液を
得た。この分散液を75μmに膜厚のポリエステルフィ
ルムに蒸着されたアミノ蒸着層の上に乾燥後の重量が
0.4g/m2 になる様にワイヤーバーで塗布した後、
乾燥して電荷発生層を形成させた。
と下記に示すポリカーボネート樹脂100部をテトラヒ
ドロフラン900部との混合溶媒に溶解した塗布液を塗
布、乾燥し、膜厚20μmの電荷輸送層を形成させ感光
体を作成した。
電子写真特性評価装置(続電子写真技術の基礎と応用、
電子写真学会編、コロナ社、404−405頁記載)
で、上記感光体とアルミニウム製ドラムに貼り付けて円
筒状にし、アルミニウム製ドラムと感光体のアルミニウ
ム基体との導通を取った上で、ドラムを毎分50回転の
一定回転数で回転させ、帯電、露光、電位測定、除電の
サイクルによる電気特性評価試験を行った。その再、初
期表面電位を−700Vとし、露光は780nm、除電
は660nmの単色光を用いた。評価項目としては、表
面電位が700Vから350Vに半減するのに要した露
光量(半減露光量、E1/2)、および780nmの光を
1.36μJ/cm2 照射した時点の表面電位(V
L)、および除電光照射後の残留電位(Vr)を測定し
た。測定環境は、温度25℃で行った。結果を表−1に
示す。
れ、電子写真感光体用として利用した場合、塗布溶液に
対する溶解性及びバインダーとの相溶性に優れ、安定し
て感光体を製造することができる。また、かぶりの原因
となる残留電位が小さく、とくに光疲労が少ないために
繰返し使用による残留電位の蓄積や、表面電位および感
度の変動が小さく耐久性に優れるという特徴を有する。
さらに現代の高速化の要求に見合った高感度、高移動度
といった特徴を有する。
Claims (13)
- 【請求項1】 粗アリールアミンを有機溶媒に溶解さ
せ、該溶液を35℃以上の温度で吸着材と接触させるこ
とにより精製を行うことを特徴とする高純度アリールア
ミンの製造方法。 - 【請求項2】 吸着材が、活性白土又は活性炭である請
求項1に記載の高純度アリールアミンの製造方法。 - 【請求項3】 有機溶媒が、PM−3パラメーターを使
った半経験的分子軌道計算を用いた、構造最適化計算に
よる(以下半経験的分子軌道計算とする)双極子モーメ
ントの計算値が、1.5(D)以下のものである請求項
1又は2に記載の高純度アリールアミンの製造方法。 - 【請求項4】 有機溶媒が、飽和炭化水素系溶媒である
請求項1〜3のいずれかに記載の高純度アリールアミン
の製造方法。 - 【請求項5】 粗アリールアミンが、下記一般式(1)
で表される化合物を主体とするものである請求項1〜4
のいずれかに記載の高純度アリールアミンの製造方法。 【化1】 (一般式(1)中、Ar1 〜Ar3 は、それぞれ置換基
を有していてもよいアルキル基、アリール基及び縮合多
環基のうちのいずれかを表し、これらは互いに結合して
環を形成してもよい。) - 【請求項6】 粗アリールアミンが、下記一般式(2)
で表される化合物を主体とするものである請求項1〜5
のいずれかに記載の高純度アリールアミンの製造方法。 【化2】 (一般式(2)中、Ar4 〜Ar9 は、それぞれ置換基
を有していてもよいアルキル基又はアリール基を表し、
これらは互いに結合して環を形成しても良く、Yは直結
又は有機残基を表す。) - 【請求項7】 粗アリールアミンが、エチレン性二重結
合を有する化合物を主体とするものである請求項1〜6
のいずれかに記載の高純度アリールアミンの製造方法。 - 【請求項8】 粗アリールアミンが、下記一般式(3)
で表される化合物を主体とするものである請求項1〜7
のいずれかに記載の高純度アリールアミンの製造方法。 【化3】 (一般式(3)中、Gは、アリールアミン残基、Ra及
びRbは水素原子又は有機残基を表す。) - 【請求項9】 粗アリールアミンが、ヒドラゾン構造を
有する化合物を主体とするものである請求項1〜8のい
ずれかに記載の高純度アリールアミンの製造方法。 - 【請求項10】 粗アリールアミンが、ブタジエン構造
を有する化合物を主体とするものである請求項1〜9の
いずれかに記載の高純度アリールアミンの製造方法。 - 【請求項11】 粗アリールアミンが、ジアルキルアミ
ン構造を有する化合物を主体とするものである請求項1
〜10のいずれかに記載の高純度アリールアミンの製造
方法。 - 【請求項12】 粗アリールアミンの構造式が、C2以
上の対称性を有し得ない化合物を主体とするものである
請求項1〜11のいずれかに記載の高純度アリールアミ
ンの製造方法。 - 【請求項13】 導電性支持体上に少なくとも感光層を
有する電子写真感光体において、該感光層に、請求項1
〜12のいずれかに記載の製造方法により得られる高純
度アリールアミンを含有する電子写真感光体。
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JP2000344584A JP2002145835A (ja) | 2000-11-13 | 2000-11-13 | アリールアミンの製造方法、及び該アリールアミンを用いた電子写真感光体 |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002014478A (ja) * | 2000-06-30 | 2002-01-18 | Hodogaya Chem Co Ltd | 電子製品材料の精製方法 |
JP2005233999A (ja) * | 2004-02-17 | 2005-09-02 | Mitsubishi Chemicals Corp | 電子写真感光体用材料の製造方法及び電子写真感光体用材料、並びにそれを用いた電子写真感光体 |
JP2010122632A (ja) * | 2008-11-21 | 2010-06-03 | Mitsubishi Chemicals Corp | 電子写真感光体、電子写真感光体カートリッジ、および、画像形成装置 |
CN109734605A (zh) * | 2019-03-07 | 2019-05-10 | 黑龙江省科学院石油化学研究院 | 一种三芳胺类化合物的超声波辅助纯化方法 |
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2000
- 2000-11-13 JP JP2000344584A patent/JP2002145835A/ja active Pending
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