JP2002145717A - 抗菌性化粧料 - Google Patents

抗菌性化粧料

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JP2002145717A
JP2002145717A JP2000372123A JP2000372123A JP2002145717A JP 2002145717 A JP2002145717 A JP 2002145717A JP 2000372123 A JP2000372123 A JP 2000372123A JP 2000372123 A JP2000372123 A JP 2000372123A JP 2002145717 A JP2002145717 A JP 2002145717A
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JP
Japan
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antibacterial
weight
inorganic oxide
colloid solution
cosmetic
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Application number
JP2000372123A
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English (en)
Inventor
Atsushi Tanaka
田中  敦
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JGC Catalysts and Chemicals Ltd
Original Assignee
Catalysts and Chemicals Industries Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 抗菌効果に優れ、さらに、ふけ、かゆみ防止
効果、防臭、消臭効果にも優れ、色調の変色がなく、皮
膚を刺激するなどの副作用がなく使用時の感触に優れた
抗菌性化粧料の提供。 【解決手段】 抗菌性金属成分と該抗菌性金属成分以外
の無機酸化物とから構成される微粒子を配合して成る抗
菌性化粧料。前記微粒子は、抗菌性金属成分と該抗菌性
金属成分以外の無機酸化物とから構成される微粒子が分
散してなる抗菌性無機酸化物コロイド溶液から得られた
ものが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、抗菌性化粧料に関
し、さらに詳しくは、抗菌効果、ふけ・かゆみ防止効
果、防臭・消臭効果に優れ、色調の変色がない抗菌性化
粧料に関する。
【0002】
【従来技術】抗菌効果を必要とする化粧品には数々の製
品があり、それぞれ、様々な薬剤が使用されている。例
えば、不快な体臭の発散や分泌を防止するために使用さ
れる防臭化粧品には、一般に、塩化ベンザルコニウムな
どの第4級アンモニウム塩が使用されている。また、ニ
キビ用化粧品には、硫黄や硫黄化合物などの角質軟化剤
が配合され、薬用石鹸や液体ボディ洗浄料などを代表と
する皮膚洗浄剤には、トリクロロカルバニリド、トリク
ロサンなどが含まれている。シャンプー、リンス、トリ
ートメントなどの頭髪用化粧品には、ふけ、かゆみを防
止する薬効効果が求められ、コロイド状硫黄、硫黄セレ
ンなどの薬剤が使用されている。更に、頭髪用化粧料と
して、抗菌性金属イオンを担持したゼオライトを含有す
るものが公知である(例えば、特開昭60−17470
7号)。
【0003】しかしながら、前記薬剤の有する効果はそ
の持続性または安全性において、必ずしも充分なもので
あるとはいえず、未だ改良の余地が残されている。ま
た、上記公報に開示された頭髪用化粧料も、メーキャッ
プ用品に使用すると、光作用により変色するという問題
点があった。
【0004】前述の問題点を解決するために本発明者ら
は特開平4−36220号公報にて、無機のオキソ酸の
塩の金属イオンを抗菌性を有する金属イオンでイオン交
換した抗菌性組成物を配合して成る抗菌性化粧料を提案
した。該抗菌性化粧料は前記薬剤の有する効果の持続性
等において優れた効果を有するものの、透明性等の点
で、なお改良の余地が残されていた。
【0005】一方、本出願人に係わる特開平9−309
33号公報には、紫外線遮蔽効果に優れ、しかも皮膚を
刺激するなどの副作用がなく、長期間安定した紫外線遮
蔽効果を示し、使用時の感触に優れた化粧料として、T
i、FeおよびSiの複合酸化物であって、FeがFe
換算で0.05〜10重量%であり、SiがSi
換算で1〜20重量%である複合酸化物からなる微
粒子および/または該複合酸化物で被覆された微粒子を
含有することを特徴とする化粧料が記載されている。し
かしながら、該公報には抗菌作用を有する化粧料に関す
る記載はない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、抗菌
効果に優れ、さらに、ふけ、かゆみ防止効果、防臭、消
臭効果にも優れ、皮膚を刺激するなどの副作用がなく使
用時の感触に優れた、しかも、色調の変色がなく良好な
耐候性を有する抗菌性化粧料を提供することにある。ま
た、本発明の他の目的は、抗菌性化粧料に配合される微
粒子が抗菌性作用および紫外線遮蔽作用の両作用を有
し、日焼け止め化粧料用としても優れた紫外線遮蔽効果
を示す抗菌性化粧料を提供することにある。さらに、本
発明の他の目的は、抗菌性化粧料に配合される微粒子が
抗菌性作用を有するが紫外線遮蔽作用がなく、日焼け用
化粧料として好適な抗菌性化粧料を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる抗菌性化
粧料は、抗菌性金属成分と該抗菌性金属成分以外の無機
酸化物とから構成される微粒子を配合して成る。
【0008】前記微粒子は、抗菌性金属成分と該抗菌性
金属成分以外の無機酸化物とから構成される微粒子が分
散してなる抗菌性無機酸化物コロイド溶液から得られた
ものであることが好ましい。
【0009】また、前記微粒子の平均粒子径は、3〜5
00nmの範囲にあり、かつ、その粒子径分布が平均粒
子径±30%の粒子径の範囲に占める割合が50%以上
であることが好ましい。
【0010】さらに、前記抗菌性無機酸化物コロイド溶
液は、固形分濃度が0.1重量%の該コロイド溶液の波
長500nmにおける光透過率が50%以上であること
が好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態に
ついて詳細に説明する。
【0012】本発明での化粧料に配合される微粒子は、
抗菌性金属成分と該抗菌性金属成分以外の無機酸化物と
から構成される。化粧料に配合される該微粒子の量は、
化粧品の種類に応じて適宜用いることができ、また、任
意の方法で配合される。
【0013】抗菌性金属成分としては、通常知られてい
る抗菌性金属成分を用いることができ、例えば、銀、
銅、亜鉛、鉛、錫、ビスマス、カドミウム、クロム、ニ
ッケル、コバルトなどが例示される。特に、銀、銅、亜
鉛から選択される1種以上の抗菌性金属成分は、抗菌作
用、変色および人体に対する安全性などの観点から好ま
しい。
【0014】抗菌性金属成分以外の無機酸化物として
は、一般に知られている単一または複合酸化物、あるい
はこれらの混合物の無機酸化物微粒子を用いることが可
能である。単一の無機酸化物としては、SiO、Al
、TiO、ZrO、Fe、Sb
、WO、CeOなど例示され、複合酸化物と
しては、前記各酸化物と他の無機酸化物の複合酸化物微
粒子、例えばSiO・Al、SiO・TiO
、SiO・ZrO、Al・TiO、Al
・CeO、TiO・CeO、TiO・Z
rO、SiO・TiO・ZrO、SiO・T
iO・CeOなどを挙げることができる。特に、T
iO、TiO・Fe、SiO・TiO
Al・TiO、TiO・CeO、TiO
・ZrO、SiO・TiO・ZrO、SiO
・TiO・CeOなどのチタニアを含有する無機酸
化物微粒子は、紫外線遮蔽効果にも優れているので、日
やけ止用化粧料などに好適である。また、SiO、A
、およびSiO・Al複合酸化物から
なる無機酸化物微粒子は、紫外線遮蔽効果がほとんどな
く使用時の感触に優れており、日やけ用化粧料などに好
適である。
【0015】前述の抗菌性金属成分の量は、酸化物換算
で0.1〜25重量%の範囲内であることが望ましい。
抗菌性金属成分の含有量が0.1重量%に満たない場合
は抗菌作用が十分に発現しないことがあり、また、25
重量%よりも多くしても25重量%の場合と比較して抗
菌作用に大差がなく、また、銀成分は、含有量が多くな
ると変色し易い。より好ましい抗菌性金属成分の含有量
は0.1〜15重量%の範囲である。
【0016】前述の微粒子は、抗菌性金属成分と該抗菌
性金属成分以外の無機酸化物とから構成される微粒子
(コロイド粒子ということがある)が分散してなる抗菌
性無機酸化物コロイド溶液(抗菌性コロイド溶液という
ことがある)から得られたものであることが好ましい。
抗菌性コロイド溶液では、抗菌性金属成分は無機酸化物
と混合物または化合物の形でコロイド粒子を形成する
か、あるいは、無機酸化物コロイド粒子の表面に結合し
ている。前述の抗菌性コロイド溶液としては、例えば、
特開平6−80527号公報、特開平7−33616号
公報などに記載されている抗菌剤を使用することが可能
である。
【0017】本発明では、化粧料が液状やゲル状である
場合には、前述の抗菌性コロイド溶液を水性のまま使用
するか、あるいは、エチルアルコール、イソプロピルア
ルコールなどの有機溶媒と置換して、有機溶媒を分散媒
とする抗菌性無機酸化物コロイド溶液として使用するこ
とができる。
【0018】また、化粧料がゲル状や粉末状である場合
には、前述の抗菌性無機酸化物コロイド溶液を加温ある
いは冷凍乾燥して、必要に応じて焼成して得られた微粒
子を使用することができる。
【0019】本発明で使用される上記微粒子の平均粒子
径は、3〜500nmの範囲にあり、かつ、その粒子径
分布が平均粒子径±30%の粒子径の範囲に占める割合
が50%以上であることが好ましい。該微粒子の平均粒
子径が500nmより大きくなると、抗菌性無機酸化物
コロイド溶液の透明性は悪くなり、液状化粧料に該コロ
イド溶液を配合した場合に色調の変色を生じることがあ
る。また、粉末状等の化粧料に平均粒子径が500nm
より大きい微粒子を配合した場合にも、粒子の透明性が
悪く、色調の変化をきたすことがある。該微粒子の好ま
しい平均粒子径の範囲は5〜250nmの範囲が望まし
い。
【0020】また、前述の抗菌性無機酸化物コロイド溶
液のコロイド粒子の粒子径分布は、平均粒子径±30%
の粒子径の範囲に占める割合が50%以上であることが
好ましい。該割合が50%よりも小さい場合には、粒子
径分布がブロードになるので該コロイド粒子が皮膚など
と接触した場合に、皮膚表面での均一性に欠け、外観が
悪くなることがある。その粒子径分布は、好ましくは平
均粒子径±30%の粒子径の範囲に占める割合が60%
以上であり、更に好ましくは、70〜100%であるこ
とが望ましい。
【0021】また、前述の抗菌性無機酸化物コロイド溶
液は、固形分濃度が0.1重量%の該コロイド溶液の波
長500nmにおける光透過率が50%以上であること
が好ましい。ここで、光透過率とは、厚さ1cmの水に
於ける波長500nmの光の透過率を100%とした場
合に於いて、厚さ1cmの固形分濃度が0.1重量%の
抗菌性無機酸化物コロイド溶液に於ける同波長光の透過
率の相対値をいう。
【0022】該抗菌性無機酸化物コロイド溶液の前記光
透過率が50%よりも小さい場合には、該コロイド溶液
を配合した化粧料を皮膚などの表面に塗布した際に、形
成される塗膜の透明性が悪くなるので好ましくない、ま
た、特に色のついた化粧料に使用する場合には、色彩な
どが損なわれることがある。本発明で使用される抗菌性
無機酸化物コロイド溶液の該光透過率は好ましくは60
%以上、更に好ましくは70〜100%であることが望
ましい。
【0023】本発明の抗菌性化粧料が日焼け止用化粧品
に使用される場合には、前記抗菌性無機酸化物コロイド
溶液は、固形分濃度が500重量ppmの該コロイド溶
液の波長320nmにおける紫外線透過率が50%未満
であることが好ましい。該紫外線透過率が50%以上の
場合には、該抗菌性無機酸化物コロイド溶液から得られ
る微粒子を日焼け止め化粧料などに使用した場合に所望
の紫外線遮蔽効果が得られないことがある。本発明での
抗菌性無機酸化物コロイド溶液の該紫外線透過率は、好
ましくは20%以下、さらに好ましくは5%以下である
ことが望ましい。なお本発明での紫外線透過率は、厚さ
1cmの水に於ける波長320nmの紫外線透過率を1
00%とした場合に於いて、厚さ1cmの固形分濃度が
500重量ppmの抗菌性無機酸化物コロイド溶液に於
ける同波長紫外線の透過率の相対値をいう。
【0024】前述の抗菌性無機酸化物コロイド溶液の微
粒子を構成する抗菌性金属成分以外の無機酸化物は、チ
タニア、酸化鉄あるいはこれらの複合酸化物からなるこ
とが好ましい。
【0025】また、本発明の抗菌性化粧料が日焼け用化
粧品に使用される場合には、前記抗菌性無機酸化物コロ
イド溶液は、固形分濃度が500重量ppmの該コロイ
ド溶液の波長320nmにおける紫外線透過率が50%
以上であることが好ましい。該紫外線透過率が50%未
満の場合には、該抗菌性無機酸化物コロイド溶液から得
られる微粒子を日焼け用化粧料などに使用した場合に所
望の効果が得られないことがある。本発明での抗菌性無
機酸化物コロイド溶液の紫外線透過率は、好ましくは8
0%以上、さらに好ましくは90%以上であることが望
ましい。
【0026】前述の抗菌性無機酸化物コロイド溶液の微
粒子を構成する抗菌性金属成分以外の無機酸化物は、シ
リカ、アルミナあるいはこれらの複合酸化物からなるこ
とが好ましい。
【0027】前記抗菌性無機酸化物コロイド溶液は、例
えば、特開平5−132309号公報に記載された複合
酸化物コロイド溶液の製造方法に準じて調製することが
できる。即ち、アルカリ金属、アンモニウムまたは有機
塩基の珪酸塩と、アルカリ可溶の無機化合物と、抗菌性
金属成分の水溶液とを、pH10以上のアルカリ水溶液
中に同時に添加し、抗菌性金属成分と複合酸化物を形成
した無機酸化物コロイド粒子を生成させる方法である。
【0028】また、特開昭63−270620号公報に
記載された製造方法に準じて調製することもできる。即
ち,含水チタン酸のゲルまたはゾルに過酸化水素を加え
て得られるチタン酸水溶液と抗菌性金属成分の水溶液と
を、必要に応じて珪酸化合物及びジルコニウム化合物等
の存在下で加熱処理して、抗菌性金属成分と該抗菌属成
分以外の無機酸化物から構成される複合酸化物微粒子が
分散したコロイド溶液を調製する方法である。
【0029】本発明の抗菌性化粧料は、シャンプー、ヘ
アリンス、ヘアトニック、ヘアトリートメント、ポマー
ド、チック、ヘアクリーム、液状整髪料、セットローシ
ョン、ヘアスプレー、染毛料などの頭髪用化粧品、洗顔
クリーム、洗顔フォーム、クレンジングクリーム、マッ
サージクリーム、コールドクリーム、モイスチャークリ
ーム、乳液、化粧水、パック、アフターシェイビングロ
ーション、ベビーオイル、ボディーパウダーなどの皮膚
用化粧品、ファンデーション、おしろい、口紅、リップ
クリーム、ほほ紅、アイメークアップ、まゆ墨、ネイル
エナメルなどの仕上用化粧品、日やけ止めクリーム、日
やけ止めローションなどの日やけ止用化粧品、日やけ用
クリーム、日やけ用オイル、日やけ用ローションなどの
日やけ用化粧品、シェービングクリーム、シェービング
ローションなどのひげ剃り用化粧品、浴用化粧品、化粧
紙、脱毛剤などの化粧品に使用することが可能である。
また、本発明の抗菌性化粧料は、粉末状、ケーキ状、ペ
ンシル状、スティック状、軟膏状、液状等の状態で使用
することができる。
【0030】
【実施例】以下に実施例を示し具体的に本発明を説明す
るが、これらのものに本発明が限定されるものではな
い。
【0031】製造例1 SiO濃度20重量%のシリカコロイド溶液20gと
純水380gの混合物を80℃に加温した。この反応母
液のpHは10.7であり、同母液にSiOとして
1.5重量%も珪酸ソーダ水溶液1500gとAl
として0.5重量%のアルミン酸ソーダ水溶液150
0gとを同時に添加して、pH12.3のシリカ・アル
ミナ複合酸化物コロイド溶液とした後、限外濾過膜で濃
縮して固形分22.2重量%のコロイド溶液を調製し
た。一方、酸化銀0.08gを約20gの水に懸濁し、
次いで15重量%のアンモニア水を酸化銀が溶けるまで
加え、銀の酸化物としての濃度が0.5重量%となるよ
うに水を加えて調製した。この銀アンミン錯塩水溶液を
前記コロイド溶液に添加して充分に攪拌し、95℃で4
時間熟成し、銀成分とシリカアルミナ複合酸化物コロイ
ド粒子とからなる微粒子が分散したコロイド溶液を調製
した。このコロイド溶液を限外膜で濃縮して、3重量%
の抗菌性無機酸化物コロイド溶液(抗菌剤A)を調製し
た。性状を表1に示す。
【0032】製造例2 硫酸チタニルを純水に溶解して、TiOとして1.0
重量%を含む水溶液を得た。この水溶液を攪拌しなが
ら、15重量%アンモニア水を徐徐に添加し、白色のス
ラリー液を得、このスラリー液を濾過、洗浄し、含水チ
タン酸のケーキを得た。このケーキ31.4gに純水と
33重量%過酸化水素水219.8gを加えた後、80
℃で14時間加熱し、TiOとして1.0重量%の溶
液3136gを得た。このチタン酸溶液は黄褐色透明で
pHは8.2であった。次いで、15重量%アンモニア
水21.3gを純水618.1gで希釈したアンモニア
水中で酸化銀0.64gを溶解して、銀のアンミン錯塩
水溶液とし、さらにこの水溶液に炭酸ジルコニウムアン
モニウム15.4gを純水169.9gに溶解添加し
た。この混合水溶液を前記チタン酸水溶液に加え、次
に、20重量%シリカゾル38.7gを加えた後、15
0℃で36時間加熱した。この溶液は初期黄褐色液であ
ったが、36時間後に淡乳白色で透明なコロイド溶液と
なった。この銀成分を含む複合酸化物コロイド粒子が分
散したコロイド溶液のpHは7.5であった。該コロイ
ド溶液に純水を添加して、固形分濃度3.0重量%の抗
菌性無機酸化物コロイド溶液(抗菌剤B)を調製した。
性状を表1に示す。
【0033】製造例3 硝酸銀3.2gを5Lの純水に溶解し、pHを5.0に
調整した。この水溶液にA型ゼオライト(平均粒径2.
0μm、水分量23重量%)130gを添加し、再度p
Hを5.0に調整し、60℃で1時間攪拌した。その
後,5当量の温水で洗浄した後、110℃で4時間乾燥
し、600℃で2時間焼成して、抗菌性組成物(抗菌剤
C)を調製した。性状を表1に示す。
【0034】
【表1】
【0035】実施例1 製造例1,2及び3で調製した抗菌剤(A)、(B)及
び(C)を配合したヘアーシャンプーを調製した。ヘア
ーシャンプーはそれぞれ下記原料を攪拌下で混合して調
製した。 抗菌剤 3重量% 水 73重量% ポリオキシエチレンラウリルエーテル 15重量% ドデシル硫酸ナトリウム 2重量% ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 7重量% 抗菌剤A、BおよびCを添加したヘアーシャンプーは、
各々、Ahs、Bhs、Chsと命名した。
【0036】実施例2 製造例1,2及び3で調製した抗菌剤(A)、(B)及
び(C)を配合したスキンパウダーを調製した。スキン
パウダーは下記原料を粉砕、混合後、さらに流動パラフ
ィンを5重量%添加して、粉砕、混合して調製した。 菌性剤 10.0重量% 黄色酸化鉄 2.2重量% タルク 71.3重量% カオリン 5.0重量% 二酸化チタン 2.0重量% ステアリン酸アルミニウム 4.0重量% 黒色酸化鉄 0.5重量% 抗菌剤A、B及びCを添加したスキンパウダーは、各
々、Asp、Bsp、Cspと命名した。
【0037】実施例3 製造例1,2及び3で調製した抗菌剤(A)、(B)及
び(C)を配合したヘアーローションを調製した。ヘア
ーローションは下記原料を攪拌下で混合して調製した。 抗菌剤 1.0重量% 水 43.0重量% エチルアルコール 49.5重量% L−メントール 0.5重量% グリセリン 6.0重量% 抗菌剤A、BおよびCを添加したヘアーローションは、
各々、Ahl、Bhl、Chlと命名した。
【0038】実施例4 製造例1,2及び3で調製した抗菌剤(A)、(B)及
び(C)を配合したリップカラーを調製した。リップカ
ラーの調製は、下記原料を攪拌下で混合してペースト状
態とし、90℃に加温した。 試料抗菌性組成物 7.0重量% ヒマシ油 30.0重量% ミリスチン酸イソプロピル 4.0重量% 二酸化チタン 7.0重量% 次いで、下記混合物を上記の前もって90℃に加温して
おいたものに添加、混合後、90℃に溶解し、金型中へ
流し込んで成形し冷却した。 オクチルドデカノール 23.0重量% マイクロクリスタリンワックス 18.0重量% ラノリン 10.0重量% カンデリラワックス 3.0重量% 赤色染料 3.0重量% 抗菌剤A、B及びCを使用したリップカラーは、各々、
Alc、Blc、Clcと命名した。
【0039】実施例5 製造例1,2及び3で調製した抗菌剤(A)、(B)及
び(C)を配合したハンドクリームを調製した。下記原
料を85℃にて溶解混合し、釜に移す。 抗菌剤 3.0重量% セタノール 2.6重量% パチルアルコール 1.3重量% グリセリントリ脂肪酸エステル 4.2重量% ポリエチレングリコールモノステアレート 1.9重量% ブチルヒドロキシトルエン 0.05重量% スクワラン 4.2重量% 次いで、前もって下記混合物を85℃にて溶解したもの
を釜に加え、80℃で5分間混合し、乳化し、その後、
冷却してハンドクリームを調製した。 プロピレングリコール 5.2重量% パラオキシ安息香酸メチル 0.2重量% 1%カルボキシビニルポリマー水溶液 16.0重量% 水 59.75重量% 10%トリエタノールアミン水溶液 1.6重量% 抗菌剤A、B、及びCを添加したハンドクリームは、各
々,Ahc、Bhc、Chcと命名した。
【0040】実施例7[抗菌性化粧料の評価] 上記実施例1〜5で得られた化粧料を次の方法により評
価した。 (1)抗菌力テスト 無菌生理食塩水に抗菌性化粧料を懸濁させて、0.5重
量%濃度の懸濁液を調製し、この懸濁液9mlに被検菌
スタフィロコッカス・エピデミディ(Staphylo
coccus epidermidis)を108個/
ml懸濁した液、1mlと混合して、32℃で8時間接
触させ、生菌数を測定した。結果を表2に示す。
【0041】(2)官能テスト 下記各テストは、男性30人、女性30人の計60人の
パネラーにより実施した。 かゆみ防止効果 各試料化粧料(ヘアーシャンプー、スキンパウダー、ヘ
アーローション)は週3回使用することとして、3週間
にわたってテストをおこなった。テスト開始前と終了時
とを比較して、かゆみが減少したか、感じなくなった場
合にかゆみ防止効果が良好であると認めることとした。
数値はパネラー60人中の効果を認めた人数を表す。 ふけ防止効果 各試料化粧料(ヘアーシャンプー、ヘアーローション)
は1週3回使用することとして、3週間にわたってテス
トをおこなった。テスト開始前と終了時とを比較して、
ふけが減少したか、または生じなくなった場合にぶけ防
止効果が良好であると認めることとした。数値はパネラ
ー60人中の効果をみとめた人数を表す。 消臭効果 体臭として代表的なイソ吉草酸を少量皮膚に乗せ、それ
に試料化粧料(スキンパウダー)を添加して、悪臭を消
臭できるか否かをパネラーにより実施した。数値はパネ
ラー60人中の効果をみとめた人数を表す。 膚触り 試料化粧料(スキンパウダー、リップカラー、ハンドク
リーム)を手の甲に乗せ、すり込んでみて感触をみた。
数値はパネラー60人中膚触りが良好と認めた人数を表
す。以上のテスト結果を表2にまとめて示す。
【0042】
【表2】
【0043】(3)耐候性テスト 耐候性を評価するために、試料化粧料(ヘアーローショ
ン、ハンドクリーム)を石英セルに封入し、太陽光に
て、30日間放置後の変色度合いを観察した。同様にし
て、カーボンアーク光で300時間照射後、及びキセノ
ンランプで300時間照射後の変色度合いを観察した。
変色度合いの目視観察した結果を次の評価で表3に示し
た。 変色無し : ○ 少し変色有り : △ 著しき変色有り: ×
【0044】
【表3】
【0045】
【効果】本発明の化粧料は、抗菌作用に優れると共に、
ふけ、かゆみ防止効果に優れ、また、防臭、消臭効果に
も優れ、皮膚を刺激するなどの副作用がなく使用時の感
触に優れ、しかも、色調の変色がなく、耐候性にも優れ
ている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 7/06 A61K 7/06 7/075 7/075 7/32 7/32 7/42 7/42 33/38 33/38 A61P 17/00 A61P 17/00 17/04 17/04 31/04 31/04 Fターム(参考) 4C083 AA122 AB052 AB171 AB211 AB212 AB221 AB232 AB241 AB432 AB442 AC012 AC022 AC072 AC092 AC102 AC122 AC182 AC242 AC352 AC392 AC402 AC472 AC482 AC542 AC642 AC782 AC792 AD092 AD512 BB23 BB48 CC01 CC02 CC12 CC13 CC17 CC33 CC38 DD11 DD17 DD23 DD31 EE13 EE17 EE18 EE23 4C086 AA01 AA02 HA01 HA21 MA02 MA05 MA63 NA10 ZA90 ZA92 ZB35 4H011 AA02 BA01 BB18 BC18 DA02

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 抗菌性金属成分と該抗菌性金属成分以外
    の無機酸化物とから構成される微粒子を配合して成る抗
    菌性化粧料。
  2. 【請求項2】 前記微粒子が抗菌性金属成分と該抗菌性
    金属成分以外の無機酸化物とから構成される微粒子が分
    散してなる抗菌性無機酸化物コロイド溶液から得られた
    ものであることを特徴とする請求項1記載の抗菌性化粧
    料。
  3. 【請求項3】 前記微粒子の平均粒子径が3〜500n
    mの範囲にあり、かつ、その粒子径分布が平均粒子径±
    30%の粒子径の範囲に占める割合が50%以上である
    ことを特徴とする請求項1、または2記載の抗菌性化粧
    料。
  4. 【請求項4】 前記抗菌性無機酸化物コロイド溶液は、
    固形分濃度が0.1重量%の該コロイド溶液の波長50
    0nmにおける光透過率が50%以上であることを特徴
    とする請求項1、2、または3記載の抗菌性化粧料。
  5. 【請求項5】 前記抗菌性無機酸化物コロイド溶液は、
    固形分濃度が500重量ppmの該コロイド溶液の波長
    320nmにおける紫外線透過率が50%未満であるこ
    とを特徴とする日焼け止用の請求項1、2、3または4
    記載の抗菌性化粧料。
  6. 【請求項6】 前記微粒子を構成する抗菌性金属成分以
    外の無機酸化物が主としてチタニアからなることを特徴
    とする日焼け止用の請求項1、2、3、4または5記載
    の抗菌性化粧料。
  7. 【請求項7】 前記抗菌性無機酸化物コロイド溶液は、
    固形分濃度が500重量ppmの該コロイド溶液の波長
    320nmにおける紫外線透過率が50%以上であるこ
    とを特徴とする日焼け用の請求項1、2、3または4記
    載の抗菌性化粧料。
  8. 【請求項8】 前記微粒子を構成する抗菌性金属成分以
    外の無機酸化物が主としてシリカおよび/またはアルミ
    ナからなることを特徴とする日焼け用の請求項1、2、
    3、4または7記載の抗菌性化粧料。
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