JP2865380B2 - 抗菌性化粧料 - Google Patents
抗菌性化粧料Info
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Description
関し、詳しくは、抗菌効果、フケ・かゆみ防止効果およ
び防臭・消臭効果に優れた抗菌性化粧料に関する。
それぞれ、様々な薬剤が使用されている。
用される防臭化粧品には、一般に、塩化ベンザルコニウ
ムなどの第四級アンモニウム塩が使用されている。
化剤が配合され、薬用石鹸や液体ボディ洗浄料などを代
表とする皮膚洗浄剤には、トリクロロカルバニリド、ト
リクロサンなどが含まれている。
粧品には、フケ・かゆみを防止する薬効効果が求めら
れ、コロイド状硫黄、硫化セレンなどの薬剤が使用され
ている。
したゼオライトを含有するものが公知である(特開昭60
−174707号)。
たは安全性において、必ずしも十分なものであるとはい
えず、未だ改良の余地が残されている。
ャップ用品に使用すると、光作用により変色するという
問題点があった。
の目的は、抗菌効果、フケ・かゆみ防止効果、防臭・消
臭効果に優れ、しかも、良好な耐候性を有する(変色を
起こさない)抗菌性化粧料を提供することにある。
シウムの金属イオンを、抗菌性を有する金属イオンでイ
オン交換した抗菌性組成物を配合したことによって上記
目的を達成するものであり、以下詳細に説明する。
成物について説明する。
ルミン酸マグネシウムを用いる。メタ珪酸アルミン酸マ
グネシウムは、塩基性アルミン酸マグネシウムに珪酸ソ
ーダを反応させて得ることができ、化学式、Al2O3・xMg
O・ySiO2・zH2O〔ここでxは1又は2、yおよびzは1
以上の整数〕で表される。メタ珪酸アルミン酸マグネシ
ウムは水に不溶性であり、皮膚や髪の毛に散布した際、
汗、雨等に抗菌性組成物が溶出して、抗菌力が低下する
虞がなく、また、安全性の点からも好ましい。
は、Ag、Cu、Znの金属イオンを少なくとも1種以上用い
る。
アルミン酸マグネシウムの金属イオンとイオン交換さ
れ、水酸化物を生成するpH値より低く、しかも、メタ珪
酸アルミン酸マグネシウムが溶解しない領域で行われ
る。即ち、Agの場合はpH9〜4、Cuの場合はpH6〜4、Zn
の場合はpH9〜4の範囲であって、60℃以上の温度領域
が望ましい。
ともできるが、陰イオンが残りにくい硝酸塩を利用する
のが好ましい。
の一部が抗菌性を有する金属イオンによってイオン交換
されるが、イオン交換される抗菌性の金属イオンの割合
は、メタ珪酸アルミン酸マグネシウムが保有するイオン
交換容量の0.1〜90モル%であることが適当である。さ
らに、抗菌性組成物中のイオン交換された金属イオンは
抗菌性組成物の0.01〜40重量%であることが好ましい。
金属イオンの割合が、上記最小値に満たない場合には、
抗菌性が十分に発揮されず、他方、最大値を越える場合
には、金属イオンが不安定となり、抗菌効果の安定性と
持続性を欠くことになる。
望の抗菌性組成物を得る。なお、乾燥しただけでは抗菌
性の金属イオンが強固に固定されず、溶出し易いので、
乾燥後、300℃以上の温度で焼成することが望ましい。
本発明の抗菌性組成物は、このようにして調製するの
で、自由状態の金属イオンが少なく、加熱や光による酸
化作用を受けにくい。従って、変色を起こさない。
高めて肌触りを良好にし、以て、抗菌性等を均一に発現
させるために、微粒子状であることが望ましく、微粒子
状抗菌性組成物の平均粒子径は0.5〜30μm、特に、3
〜15μmが好ましい。平均粒子径がこの範囲内にあれ
ば、皮膚特に、毛穴等に浸透することがないので皮膚に
対する刺激が殆どない。
マグネシウムは人体に安全で皮膚刺激性がないことが皮
膚一次刺激性テスト(米国法)にて確認されている。ま
た、この微粒子状メタ珪酸アルミン酸マグネシウムは配
合成分の変質を起こさない。
ー、リンス、コンディショナー、クリーム、ローショ
ン、日焼用オイル、ボディパウダー、ファンデーション
など、一般化粧品に使用されている化粧料が使用可能で
あり、該抗菌性組成物への配合は通常の方法で行うこと
ができる。
配合割合は処方成分の全重量に対して0.01〜80重量%の
範囲にあることが望ましく、1〜50重量%の範囲である
ことが特に好ましい。抗菌性組成物の配合割合が0.01重
量%未満の場合は抗菌効果が充分に得られず、一方、80
重量%を越える場合は、抗菌効果以外のその他の効果が
減少するので望ましくない。
スティック状、軟膏状、液状等の状態として使用するこ
とができ、化粧水、ファンデーション、クリーム、乳
液、化粧下地、口紅、パック、あるいはシャンプー、リ
ンス、頭髪化粧料等として使用される。
3)2・6H2O)46.3gを溶解し、pHを5.0に調整した。この
水溶液にメタ珪酸アルミン酸マグネシウム(富士化学工
業(株)製、商品名ノイシリン;Al2O3・MgO・2SiO2・7
H2O、凝集粒子の平均粒径50μm、水分量20重量%)125
gを添加し、再度、pHを5.0に調整し、60℃で1時間攪拌
した。その後、スラリー重量の5倍量の温水で洗浄し、
乾燥(110℃、4時間)および焼成(600℃、2時間)し
て、抗菌性組成物(A)を得た。
ン酸マグネシウムを(C)として抗菌性を有する金属を
イオン交換することなく用いた。
3)2・6H2O)46.3gを溶解し、pHを5.0に調整した。この
水溶液にA型ゼオライト(平均粒径2.0μm、水分量23
重量%)130gを添加し、再度、pHを5.0に調整し、60℃
で1時間攪拌した。その後、5当量の温水で洗浄し、乾
燥(110℃、4時間)および焼成(600℃、2時間)し
て、抗菌性組成物(E)を得た。
ら40℃に保持し、この溶液にアルミン酸ナトリウム溶液
および珪酸ソーダを同時にそれぞれ注入した後、40℃で
4時間攪拌下に熟成して固形物を析出させた。
し、0.93Na2O・Al2O3・2.55SiO2の化学式で表される無
定形のアルミノ珪酸塩(平均粒径2.0μm)を得た。
様に処理して、抗菌性組成物(F)を得た。
(F)の性状を下記第1表に示す。
E、Fの抗菌性組成物を配合したヘアーシャンプーを調
製した。
プーは各々、Ahs、Chs、Ehs、Fhsと命名する。
E、Fの抗菌性組成物を用いて、スキンパウダーを調製
した。
添加し、粉砕、混合してスキンパウダーを調製した。
々、Asp、Csp、Esp、Fspと命名した。
E、Fの抗菌性組成物を用いて、ヘアーローションを製
造した。
ョンは各々、Ahl、Chl、Ehl、Fhlと命名した。
E、Fの抗菌性組成物を用いて、リップカラーを調製し
た。
下記混合物を90℃に前もって加温しておいたものに添
加、混合した後、冷却する。
る。
は各々、Alc、Clc、Elc、Flcと命名した。
E、Fの抗菌性組成物を用いて、ハンドクリームを調製
した。
前もって85℃にて溶解した下記混合物を加え、80℃で5
分間混合し乳化する。その後、冷却する。
ムは各々、Ahc、Chc、Ehc、Fhcと命名した。
評価した。
量%濃度の懸濁液を調製し、この懸濁液9mlと被検菌ス
タフィロコッカス・エピデミディ(Stuphylococcus Epi
dermidis)を108個/ml懸濁した液1mlと混合して、32℃
で8時間接触させ、生菌数測定法に準じて生菌数を測定
した。
ラーにより実施した。
アーローション)は1週3回使用することとして、3週
間にわたってテストを行った。テスト開始前とテスト終
了時とを比較して、かゆみが減少したか、感じなくなっ
た場合に、かゆみ防止効果が良好であると認めることと
した。
た。
は一週3回使用することとして、3週間にわたってテス
トを行った。テスト開始時とテスト終了時とを比較して
フケが減少したか、または生じなくなった場合に、フケ
防止効果が良好であると認めることとした。
た。
れに試料化粧料(スキンパウダー)を添加して、悪臭を
消臭できるか否かをパネラーにより実施した。
た。
クリーム)を手の甲に乗せ、すりこんでみて感触をみ
る。
で表した。
ン、ハンドクリーム)を石英セルに封入し、太陽光にて
30日間放置後の変色度合いを観察した。同様にして、カ
ーボンアーク光で300時間照射後、および、キセノンラ
ンプで300時間照射後の変色度合いを調べた。
において、変色無しを○、少し変色有りを△、著しく変
色有りを×として表した。
らかなように、抗菌効果、フケ・かゆみ防止効果、防臭
・消臭効果に優れている。また、分散性に優れているた
めに肌触りがよく、しかも、良好な耐候性を有し、化粧
料の変色を起こさない。従って、抗菌効果を必要とする
化粧品の化粧料として広く応用することができる。
Claims (1)
- 【請求項1】メタ珪酸アルミン酸マグネシウムの金属イ
オンを、抗菌性を有する金属イオンでイオン交換した抗
菌性組成物を配合して成る抗菌性化粧料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13869490A JP2865380B2 (ja) | 1990-05-28 | 1990-05-28 | 抗菌性化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13869490A JP2865380B2 (ja) | 1990-05-28 | 1990-05-28 | 抗菌性化粧料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0436220A JPH0436220A (ja) | 1992-02-06 |
JP2865380B2 true JP2865380B2 (ja) | 1999-03-08 |
Family
ID=15227936
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13869490A Expired - Lifetime JP2865380B2 (ja) | 1990-05-28 | 1990-05-28 | 抗菌性化粧料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2865380B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3419080B2 (ja) * | 1993-07-26 | 2003-06-23 | 株式会社デンソー | 回転電機 |
JP2002145717A (ja) * | 2000-11-01 | 2002-05-22 | Catalysts & Chem Ind Co Ltd | 抗菌性化粧料 |
-
1990
- 1990-05-28 JP JP13869490A patent/JP2865380B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0436220A (ja) | 1992-02-06 |
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