JP2002145303A - ヒンジキャップ - Google Patents
ヒンジキャップInfo
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Abstract
せる弱化線を、容易に破断できる状態とすると共に、こ
の弱化線の破断がヒンジキャップの分別動作をも兼ねる
ようにすることにより、大きな操作力を要することな
く、かつ行い易い状態で、ヒンジキャップの分別処理を
達成する。 【解決手段】 キャップ本体1の組付き筒2のヒンジ1
6に近接した箇所に、組付き筒2の全高さ範囲にわたっ
て縦弱化線5を設け、頂板3に、縦弱化線5の上端に接
続して、組付き筒5の周方向に延びた横弱化線4を設け
て構成し、ヒンジ16を介してキャップ本体1に結合さ
れた蓋体12を掴んで引き上げることにより、縦弱化線
5と横弱化線4とを分断状態として、組付き筒2を拡径
変形させてヒンジキャップの分別を達成する。
Description
れ、廃棄時において、この壜体と容易に分別可能とした
合成樹脂製のヒンジキャップに関するものである。
て、特開平11−321913号公報に記載されたもの
が知られている。
に、縦方向に二条の弱化線を形成して裂き取り部を構成
し、この裂き取り部の上端部を、組付き筒の上端に頂板
を介して起立連設した注出筒片の外側に同心状に設けた
把持部に一体に接続して形成し、さらに注出筒片および
把持部の両方を覆う外蓋を設けて構成され、キャップの
取扱いの邪魔となることがなく、かつ分別のための破断
操作が行い易く、さらに最初の開放の際に誤操作される
ことがない把持部を構成している。
た従来技術にあっては、把持部は、注出筒片の外側に、
外蓋で覆われる構成で設けられているので、その大きさ
に限界があり、このため指先で摘んだ把持部に、必ずし
も充分な引っ張り力を作用させることができるとは限ら
ず、このため裂き取り部の破断除去、すなわち分別処理
が困難となることがある、と云う問題があった。
欠部を形成するだけであるので、キャップを壜体口筒か
ら取り外すには、裂き取り部を破断除去した組付き筒
を、指先で拡径変形させながら、上方に引き抜かなけれ
ばならず、キャップの分別操作が面倒で力を要するもの
となる、と云う問題があった。
ける問題点を解消すべく創案されたもので、弱化線を容
易に破断できる状態とすると共に、この弱化線の破断動
作がキャップの分別動作をも兼ねるようにすることを技
術的課題とし、もって大きな操作力を要することなく、
かつ行い易い状態で、キャップの分別処理を達成できる
ようにすることを目的とする。
る本発明のうち、請求項1記載の発明の手段は、組付き
筒により壜体口筒に外嵌組付きするキャップ本体と、こ
のキャップ本体の後端にヒンジを介して連結する蓋体と
から構成される合成樹脂製のヒンジキャップであるこ
と、キャップ本体の組付き筒のヒンジに近接した箇所
に、この組付き筒の全高さ範囲にわたって延びた縦弱化
線を設けること、また、キャップ本体の組付き筒の上端
に連設された頂板に、縦弱化線の上端に接続して、組付
き筒の周方向に延びた横弱化線を設けること、にある。
の開姿勢の蓋体を握って上方に引き上げることにより、
縦弱化線に続いて横弱化線を破断し、そのままヒンジキ
ャップの壜体口筒からの分別を達成する。
プ本体の組付き筒の下端部に拡径方向への引っ張り力が
作用し、これにより縦弱化線が破断するが、さらに蓋体
を引き上げ続けると、縦弱化線の上端に連続した横弱化
線が破断する。
するアンダーカット結合機能部分が形成されている組付
き筒の上部部分が拡径変形し易くなり、キャップ本体の
壜体口筒に対する組付き力が急激に弱化し、ヒンジキャ
ップの壜体からの分別が達成されることになる。
明の構成に、壜体口筒に密嵌入する密嵌筒の上端に、内
容液の注出をガイドする注出筒を立設すると共に、壜体
口筒の上端面に当接して嵌入組付き限を設定する外フラ
ンジを突周設して構成された中栓と組み合わさり、蓋体
で中栓の注出筒を開閉すると共に、頂板を、中栓の外フ
ランジを壜体口筒の上端面に押し付ける内鍔状に構成し
た、ことを加えたものである。
ップ体の、壜体口筒に密に組付く必要のある部分を中栓
で構成し、壜体口筒に対する強固で安定した組付きと、
壜体口筒の開閉を達成する部分を、中栓とは別体のヒン
ジキャップで構成することができるので、中栓をシール
性の良い合成樹脂材料で成形し、ヒンジキャップを優れ
た機械的強度を発揮する合成樹脂材料で成形することが
できる。
明に、横弱化線を、肉薄構造で構成した、ことを加えた
ものである。
化線の破断に続く横弱化線の破断にそれなりの力を要す
るので、この操作力の変化が適当な抵抗感となって、分
別操作が行い易いものとなるのであるが、蓋体を引き上
げての横弱化線の破断は、キャップ本体の組付き筒が変
形しない限り、かなりの力を要するので、この組付き筒
を比較的変形させ易い構成のヒンジキャップに適用する
のが有効である。
明に、横弱化線を、スリット構造で構成した、ことを加
えたものである。
化線が当初から分断状態となっているので、縦弱化線を
破断するだけで、縦弱化線と横弱化線との連続した分断
部分が形成され、キャップ本体の組付き筒の上部が変形
し易い状態となるので、組付き筒の上部を変形させ難い
構成のヒンジキャップに適用するのが有効である。
参照しながら説明する。図1ないし図4は、本発明のヒ
ンジキャップの第一の実施例を示すもので、壜体口筒1
7にアンダーカット結合により外嵌組付きするキャップ
本体1と、このキャップ本体1の後端にヒンジ16を介
して連結された蓋体12とから構成されている。
る組付き筒2の上端に頂板3を連設し、この頂板3の上
面周端部に、蓋体12の周壁13が係脱可能に外嵌する
嵌着筒片6を立設し、この嵌着筒片6の内側には、注出
口を形成する、ラッパ状に拡がった注出筒片7が立設さ
れている。
の内側部分を除去壁部10とした口壁8が閉鎖状に設け
られており、除去壁部10は、その上面に一体設された
プルリング11を使用時に引き上げることにより、切れ
目線溝9に沿って破断されて除去されて、注出口を形成
する。
設された蓋体12の頂壁14の内面には、蓋体12の閉
状態において、注出筒片7の開口部に密嵌入して、注出
口を密閉する栓筒片15が突設されている。
6の一方側に近接した箇所には、組付き筒2の全高さ範
囲にわたって、破断し易い肉薄な縦弱化線5が形成され
ており、頂板3の後端部には、この縦弱化線5の上端に
連続して、組付き筒2の沿って延びた横弱化線4が形成
されている。
き筒2と壜体口筒17とのアンダーカット結合を解除す
ることのできる程度に拡径変形せることのできる長さに
成形されているが、その構造は、縦弱化線5と同じ肉薄
構造であっても良いし、またはスリット構造であっても
良い。
は、図2に示した開状態のヒンジキャップの蓋体12を
握って斜め上方に引き上げて縦弱化線5を破断し、引き
続き蓋体12を斜め上方に引き上げて、図4に示すよう
に、横弱化線4が形成する分断部分の幅を拡大するよう
に、組付き筒2を拡径変形させ、これによりキャップ本
体1と壜体口筒17とのアンダーカット結合を解除して
達成する。
実施例を示すもので、シール性の良い合成樹脂材料、例
えば軟質ポリエチレンで成形された中栓18と組み合わ
さってキャップ体を構成し、中栓18は、壜体口筒17
に密嵌入する密嵌筒19に、ヒンジキャップの第一の実
施例における、注出筒片7と口壁8と切れ目線溝9と除
去壁部10そしてプルリング11との組合せと同じ構成
の組合せである、注出筒20と口壁部22と切れ目線溝
部23と除去壁片24そしてプルリング片25との組合
せを設け、かつ壜体口筒17の上端面に当接する外フラ
ンジ21を設けて構成されている。
プの第二の実施例は、第一の実施例における、注出筒片
7と口壁8と切れ目線溝9と除去壁部10とプルリング
11との組合せを除去し、頂板3を、中栓18の外フラ
ンジ21を壜体口筒17の上端面に押し付ける内鍔状に
成形して構成され、強固で安定した機械的強度を発揮す
るポリプロピレンで一体成形されている。
ップの壜体口筒17への組付きにより、中栓18の壜体
口筒17に対する組付きを、強固にかつ安定して保持す
るので、中栓18単体での壜体口筒17に対する組付き
は弱くて良く、このようにすることにより、ヒンジキャ
ップ分別後の中栓18の分別が容易となる。
で、以下に示す効果を奏する。請求項1記載の発明にお
いては、掴み易い蓋体を持ってキャップ本体の組付き筒
に引き上げ力を作用させるので、分別達成に充分に大き
い操作力を簡単にまた安定して作用させることができ、
これによりヒンジキャップの分別処理を容易にかつ確実
に達成することができる。
線部分での組付き筒と頂板との結合がなくなり、その
分、組付き筒の拡径変形がし易くなるので、ヒンジキャ
ップの分別を無理なく円滑に達成することができる。
に束縛されることなくヒンジキャップを成形することが
できるので、優れたヒンジ機能と強固で安定した組付き
機能とを発揮するものとすることができ、シール性の優
れた中栓と組み合わさることにより、きわめて優れた開
閉キャップ機能を発揮することになる。
の破断に続く横弱化線の破断に、適当な抵抗感が生じ
て、ヒンジキャップの分別動作に勢いがつき過ぎるのを
防止することができるので、比較的軟質な合成樹脂製の
ヒンジキャップに適用することにより、良好な分別処理
操作を得ることができる。
の破断に続く横弱化線の破断操作を要しないので、縦弱
化線の破断の後は、組付き筒の拡径変形だけに操作力を
作用させれば良く、それゆえ組付き筒を拡径変形させる
のに、それなりの力を必要とする、比較的硬質な合成樹
脂製のヒンジキャップに適用することにより、その分別
操作を行い易いものとすることができる。
面図。
勢の全体斜視図。
を示す全体斜視図。
面側面図。
Claims (4)
- 【請求項1】 組付き筒(2) により壜体口筒(17)に外嵌
組付きするキャップ本体(1) と、該キャップ本体(1) の
後端にヒンジ(16)を介して連結する蓋体(12)とから構成
される合成樹脂製のヒンジキャップであって、前記組付
き筒(2) のヒンジ(16)に近接した箇所に、該組付き筒
(2) の全高さ範囲にわたって延びた縦弱化線(5) を設け
ると共に、前記組付き筒(2) の上端に連設された頂板
(3) に、前記縦弱化線(5) の上端に接続して、前記組付
き筒(2) の周方向に延びた横弱化線(4) を設けて成るヒ
ンジキャップ。 - 【請求項2】 壜体口筒(17)に密嵌入する密嵌筒(19)の
上端に、内容液の注出をガイドする注出筒(20)を立設す
ると共に、前記壜体口筒(17)の上端面に当接して嵌入組
付き限を設定する外フランジ(21)を突周設して構成され
た中栓(18)と組み合わさり、蓋体(12)で前記注出筒(20)
を開閉すると共に、頂板(3) を、前記外フランジ(21)を
壜体口筒(17)の上端面に押し付ける内鍔状に構成した請
求項1記載のヒンジキャップ。 - 【請求項3】 横弱化線(4) を、肉薄構造で構成した請
求項1または2記載のヒンジキャップ。 - 【請求項4】 横弱化線(4) を、スリット構造で構成し
た請求項1または2記載のヒンジキャップ。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2015127228A (ja) * | 2013-12-27 | 2015-07-09 | 株式会社吉野工業所 | 分別キャップ |
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