JP2002145066A - 列車案内表示装置および列車案内表示システム - Google Patents
列車案内表示装置および列車案内表示システムInfo
- Publication number
- JP2002145066A JP2002145066A JP2000341996A JP2000341996A JP2002145066A JP 2002145066 A JP2002145066 A JP 2002145066A JP 2000341996 A JP2000341996 A JP 2000341996A JP 2000341996 A JP2000341996 A JP 2000341996A JP 2002145066 A JP2002145066 A JP 2002145066A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- train
- band
- index
- time
- station
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Train Traffic Observation, Control, And Security (AREA)
Abstract
の列車案内を利用者に分かり易く表示できる列車案内表
示装置および列車案内表示システムを提供する。 【解決手段】本列車案内表示装置100は、アナログ式
の時計2に対応して移動する帯状の指標3a,3bを基
に、複数の路線についての列車の運行状態を外部に案内
表示するものであって、帯状の指標3aは、乗車駅にお
ける第1路線に対応し、帯状の指標3bは、第1路線か
ら第2路線に列車の乗り換えを行う途中駅における第2
路線に対応していて、帯状の指標3aに対する帯状の指
標3bの表示位置が、乗車駅における待ち時間、駅間所
要時間T1および途中駅における乗り換え時間T2の合
計時間に応じてオフセットされる。
Description
外部に案内表示する列車案内表示装置および列車案内表
示システムに関し、特に、途中駅での乗り換えに関する
情報を含んだ各種の列車案内をアナログ式の時計に対応
させて表示することで運行状態を容易に認識できるよう
にした列車案内表示装置および列車案内表示システムに
関する。
運行情報を報知するための1つの手段として列車案内表
示装置が用いられている。一般的な列車案内表示装置と
しては、例えば、駅構内の改札口近くに設けられ、これ
から発車する複数本分の列車(例えば5列車分)が発車
時刻順に発車番線と行先とを明示して表示されるように
したものが知られている。
表示装置は、乗車しようとする列車の出発までに現時刻
からどの程度の余裕があるかを容易に知ることができな
いという欠点があった。例えば、列車案内表示装置に
「○番線・9:18・○○線○○行」と表示されてい
て、現在、利用者(旅客)の所持している時計が「8:
52」を示している場合、または、列車案内表示装置に
時計が設けられていて、その時計の表示が「8:52」
を示しているとき、乗車しようとする列車の出発までに
どの程度の余裕があるかを計算して求めなければならな
いという不便があった。また、列車の運行状態に遅れが
生じた場合には、さらに面倒な計算を行わなければなら
ず不便であった。
車等の出発までにどの程度の余裕があるかを容易に認識
することのできる運行案内表示装置を提案している(特
願2000−285122号参照)。この先願による運
行案内表示装置は、アナログ式の時計に対応させて帯状
の指標を移動表示するとともに、帯状の指標に関連付け
て出発運行情報を表示するようにしたことで、列車等の
出発予定時刻の直感的な表示を可能にしたものである。
な列車案内表示装置は、基本的に、設置された駅におけ
る列車案内(例えば、発車時刻や発車番線など)が表示
されるため、途中駅で列車の乗り換えを行う必要がある
場合、乗車駅に設置された列車案内表示装置の表示を確
認だけでは、途中駅での乗り換え等に関する情報を得る
ことが難しかった。具体的には、乗車駅から途中駅まで
の移動に要する時間と途中駅での列車の乗り換え等に要
する時間とを調べ、それらの所要時間を合計した時間と
乗車駅における発車時刻とを基に、途中駅の時刻表を確
認して乗り換え等が可能な列車に関する情報を得ること
になるため、利用者にとっては不便であった。
で、途中駅での乗り換えに関する情報を含んだ各種の列
車案内を利用者に分かり易く表示できる列車案内表示装
置および列車案内表示システムを提供することを目的と
する。
め、本発明による列車案内表示装置は、アナログ式の時
計に対応して移動する複数の帯状の指標を基に、複数の
路線についての列車の運行状態を外部に案内表示する列
車案内表示装置であって、前記複数の帯状の指標が、乗
車駅における第1路線に対応した第1の帯状の指標と、
前記第1路線から第2路線に列車の乗り換えを行う途中
駅における前記第2路線に対応した第2の帯状の指標と
を含み、前記第1の帯状の指標に対する前記第2の帯状
の指標の表示位置が、前記乗車駅から前記途中駅までの
間で列車の乗り換えに必要な時間に基づいてオフセット
されるものである。
して移動する複数の帯状の指標のうち、列車の乗り換え
を行う途中駅における第2路線に対応した第2の帯状の
指標が、乗車駅における第1路線に対応した第1の帯状
の指標に対して、乗車駅から途中駅までの間で列車の乗
り換えに必要な時間に基づいてオフセットされた位置に
表示され、該第2の帯状の指標とアナログ式の時計との
相対的な関係を基に、途中駅での乗り換えに関する情報
が案内表示される。これにより、利用者は、乗車駅に設
置された本装置によって、途中駅で乗り換え可能な列車
に関する情報を容易に得ることができるようになる。
成としては、所定の配列に従って時刻目盛りを表示する
目盛り表示手段と、前記時刻目盛りに対応する位置に現
在時刻を示す指標を表示する現在時刻表示手段と、前記
時刻目盛りの配列範囲内における一定の時間帯に対応し
た長さを有する前記第1および第2の帯状の指標を前記
時刻目盛りに沿ってそれぞれ表示する帯状指標表示手段
と、前記第1の帯状の指標の一方の端部に対する前記第
2の帯状の指標の一方の端部の表示位置を、前記乗車駅
における第1路線の列車の発車時刻までの待ち時間と、
前記乗車駅から前記途中駅までの移動にかかる駅間所要
時間と、前記途中駅における第1路線から第2路線への
乗り換えにかかる乗り換え時間との合計時間に応じてオ
フセットするオフセット手段と、前記第1の帯状の指標
の一方の端部と前記現在時刻を示す指標との相対的な位
置関係に応じて前記第1路線の列車の現在の運行状態が
案内されるように、前記第1の帯状の指標の表示位置を
移動させる移動手段と、前記第1の帯状の指標で示され
る時間帯に前記乗車駅を出発する第1路線の列車の運行
情報と、前記第2の帯状の指標で示される時間帯に前記
途中駅を出発する第2路線の列車の運行情報とを、前記
時刻目盛りおよび前記各帯状の指標に関連付けて表示す
る出発運行情報表示手段と、を備えるようにしてもよ
い。
在時刻表示手段によりアナログ式の時計が表示されると
ともに、帯状指標表示手段により上記アナログ式時計に
対応させて第1、2の帯状の指標がそれぞれ表示され
る。また、第1の帯状の指標は、移動手段により現在時
刻を示す指標とともに移動表示され、第2の帯状の指標
は、オフセット手段により第1の帯状の指標に対して乗
車駅における待ち時間、駅間所要時間および前記途中駅
における乗り換え時間の合計時間に応じてオフセット表
示される。さらに、第1、2路線に対応した各出発運行
情報が、出発運行情報表示手段により、時刻目盛りおよ
び帯状の指標に関連付けて表示されるようになる。
は、前記現在時刻を示す指標の移動に追従させて前記第
1の帯状の指標の表示位置を移動させ、前記第1路線の
列車の運行状態に遅れが生じたときには、前記現在時刻
を示す指標の移動に対する前記第1の帯状の指標の一方
の端部側の移動を、当該運行状態の遅延時間に応じて遅
らせるようにしてもよい。これにより、第1の帯状の指
標の一方の端部と現在時刻を示す指標との相対的な位置
関係により、第1路線の列車についての運行状態の遅れ
が表されるようになる。
表示手段は、列車の乗り換えを行う途中駅が複数あると
き、該各途中駅における各々の路線に対応させて、前記
第2の帯状の指標に相当する複数の帯状の指標を表示す
るようにしてもよい。これにより、複数の途中駅におけ
る列車の乗り継ぎに関する情報が効率よく案内表示され
るようになる。
成として、列車の運行に関連する付帯情報を表示するコ
ンテンツ表示手段を有するようにしてもよい。かかる構
成により、列車の運行に関連する付帯情報が利用者に案
内されるようになる。本発明による列車案内表示システ
ムは、上述した列車案内表示装置を複数有し、該各列車
案内表示装置に接続する通信手段を介して、各々の列車
案内表示装置の動作設定を一括して制御する中央制御装
置を備えるものである。かかる構成では、複数の列車案
内表示装置の各動作設定が中央制御装置によって一括制
御されるようになる。
基づいて説明する。図1は、本発明による列車案内表示
装置の実施形態の構成を示す図である。また、図2は、
図1の列車案内表示装置によって案内表示される路線モ
デルの一例を示す図である。
は、列車案内を表示する表示器1と、それを制御する制
御器10とを有し、図2の路線モデルにおいてA駅に設
置されるものとする。表示器1は、所定の広さの表示面
1aを有する例えばプラズマディスプレイ等を備えてい
て、その表示面1a上には、ここでは、時計2、帯状の
指標3a,3b、出発運行情報4a,4bおよびコンテ
ンツ部8が表示される。
針2aおよび長針2bを備えるとともに、時刻目盛りと
しての文字盤2cを周囲に備えたアナログ式の時計から
なり、短針2aおよび長針2bの表示位置の移動は、こ
こでは制御器10によって制御されるものとする。な
お、2針式のアナログ時計(長針2bの1回転で1時間
を計時し、短針2aの1回転で12時間を計時する)を
示したが、本発明はこれに限られるものではなく、例え
ば、1針式のアナログ時計(指針の1回転で12時間ま
たは24時間を計時する)とすることも可能である。ま
た、ここでは時刻目盛りを円周に沿って配列するように
したが、これ以外にも例えば、時刻目盛りを一直線上に
配列してもよい。この場合、現在時刻を示す指標は上記
時刻目盛り沿って直線的に移動するものとする。さら
に、この時計2は、制御器10によって駆動されること
なく単独で時刻を表示することのできる機械式または電
気式の周知の時計とすることも可能である。加えて、本
発明における現在時刻を示す指標は、時刻目盛りを指し
示す針に限らず、例えば、現在時刻をデジタル表示した
指標が時刻目盛りに沿って移動してもよく、あるいは、
現在時刻に該当する時刻目盛りが、他の目盛りとは異な
る形式で表示されるようにしても構わない。
計2の文字盤2cの外方を囲むように表示され、時刻目
盛りの配列範囲内における一定の時間帯に対応した長さ
を有する。ここでは例えば、列車の運行状態に遅れが生
じていないとした場合に、後述するオフセットを0とし
たとき、40分間に対応した長さ(中心角で表すと24
0°に相当する)を保つように表示される。内側に位置
する帯状の指標3aは、図2の路線モデルのA駅におけ
る路線Aの下り方面に対応し、外側に位置する帯状の指
標3bは、図2の路線モデルのB駅における路線Bの下
り方面に対応する。また、ここでは各々の指標3a,3
bがそれぞれ異なる色彩で表示されているものとする。
針2bの移動に追従して移動(回転)し、この帯状の指
標3aに対してオフセットされた位置に帯状の指標3b
が表示される。この帯状の指標3bのオフセット量は、
A駅を次に発車する列車に乗車した場合にB駅で乗り換
え可能となる列車に対応して設定される。なお、具体的
な設定方法については後述することにする。
端部と長針2bとの相対的な位置関係に応じて、路線A
を下り方面に運行する列車の現在の運行状態が表される
ものとし、図1の表示例では、列車がダイヤ通りに運行
されている場合を示している。なお、列車の運行に遅れ
が生じたときの表示位置の移動方法については後述す
る。
a,3bで示される時間帯に出発する列車の運行情報を
それぞれ表すものであり、円形マークが重ねて表示され
た帯状の指標に対応してA駅の路線AまたはB駅の路線
Bが示され、円形マークの表示位置に対応する時刻目盛
りによって各駅A,Bにおける発車時刻が示される。ま
た、円形マーク内に示された数字に対応して各駅A,B
での発車番線(列車の出発するプラットホームの番号)
が示される。例えば、帯状の指標3a上の左上端部付近
に位置する出発運行情報4aは、「A駅を2時53分に
2番線から下り列車が出発する」ことを表示している。
このように、帯状の指標3a,3b上に示されている各
出発運行情報4a,4bは、時計2の長針2bからの時
間がアナログ式に認識されるようになる。したがって、
利用者は、A駅で乗車しようとする列車が出発するまで
の時間を直感的に認識できるとともに、B駅で乗り換え
可能な列車に関する情報を容易に得ることができるよう
になる。なお、出発運行情報4a,4bの表示方法およ
びそれによって示される情報の種類は、上記の一例に限
定されるものではない。
帯情報を表示する。具体的には、例えば、各帯状の指標
3a,3bに対応した路線の種類、各路線の運行状況な
どの情報が表示される。なお、このコンテンツ部8に
は、列車の運行情報に関する案内のみならず、所定の広
告等を案内表示することも可能である。図3は、制御器
10の具体的な構成例を示したブロック図である。
1の表示内容を駆動制御するもので、全体を統括的に制
御するCPUを中心に形成された制御部11を有してい
る。制御部11には、表示部1の時計2の時刻を計数す
る時計部12と、電波時計、あるいはラジオの時報を受
信して時刻を正規の時刻に修正する周知の時刻修正部1
3が接続されている。したがって、表示器1の時計2
は、常時、正確な時刻を表示することができる。制御部
11に接続されている画面作成部14は、表示器1の表
示面1aの表示配列を決定できるように構成され、ま
た、ニュース作成部15は、表示器1のコンテンツ部8
に表示する内容を駆動制御できるように構成されてい
る。
は、表示器1に表示する出発運行情報4a,4bに対応
したダイヤ情報が予め記憶されている。ここでは、A駅
における路線Aの下り方面のダイヤ情報およびB駅にお
ける路線Bの下り方面のダイヤ情報が記憶されることに
なる。また、ダイヤテーブル17は、ダイヤ16に記憶
されているダイヤ情報に基づいて、表示器1の帯状の指
標3a,3b上に表示する出発運行情報4a,4bを抽
出するものである。
憶部18aは、A駅で路線Aの下り列車に乗車した場合
にB駅で路線Bの下り列車に乗り換えるときの所要時間
が記憶される。具体的には、図1に示したように、A駅
からB駅までの移動にかかる時間T1(以下、駅間所要
時間T1とする)と、B駅において路線Aの降車場所か
ら路線Bの乗車場所への移動にかかる時間T2(以下、
乗り換え時間T2とする)とが記憶されることになる。
このオフセット記憶部18aに記憶されるデータは、こ
こでは、オフセット設定部18bを介して設定されるも
のとする。したがって、オフセット記憶部18aおよび
オフセット設定部18bがオフセット手段として機能す
ることになる。
制御された各部で生成される情報は、入出力処理部19
で表示器1を駆動制御する制御信号に変換された後に表
示器1へ出力される。ここで、本実施形態の動作につい
て具体的に説明する。列車案内表示装置100の制御器
10では、基本的に、上述の図1に示したような表示器
1の表示面1aの表示配列が画面作成部14により決定
されるとともに、時計部12で現在時刻が計時されて時
計2の短針2aおよび長針2bが駆動表示される。ま
た、外部から与えられる運行状態に関する情報およびオ
フセット記憶部18aの記憶データに応じて、ダイヤ1
6に記憶された情報が参照され、帯状の指標3a,3b
の表示位置の移動制御および出発運行情報4a,4bの
表示制御が行われる。
体的には、まず、時計2の長針2bに対する帯状の指標
3aの一方の端部の表示位置が路線Aの下り列車の運行
状態によって決定される。そして、A駅を次に発車する
列車に乗車した場合にB駅で乗り換え可能となる時刻に
対応させて、帯状の指標3bの一方の端部の表示位置が
オフセットされる。図1の表示例では、路線Aの下り列
車がダイヤ通りに運行されている状況が示されていて、
帯状の指標3aの一方の端部が、現在時刻2時50分を
示す時計2の長針2bに揃えて表示される。一方、帯状
の指標3bの一方の端部は、帯状の指標3a上に表示さ
れた出発運行情報4aのうちで次に発車する列車の発車
時刻(図1では2時53分)に対して、駅間所要時間T
1(図1では3分)に乗り換え時間T2(図1では2
分)を加えた時刻、すなわち、2時58分に対応する位
置に表示される。したがって、帯状の指標3aの一方の
端部に対する帯状の指標3bの一方の端部のオフセット
量は、A駅を次に発車する列車の待ち時間、駅間所要時
間T1および乗り換え時間T2を合計した8(=3+3
+2)分となる。
指標3b上に、路線Bの下り列車に関する出発運行情報
4bが案内表示されることで、利用者は、途中駅Bにお
いて乗り換え可能な列車のダイヤ情報を、乗車駅Aに設
置された列車案内表示装置100によって容易に認識す
ることができるようになる。ここで、列車案内表示装置
100についてより具体的な表示例を図4および図5を
用いて説明する。
に示した乗車駅Aとして拝島駅、路線Aとして青梅線の
立川方面、途中駅Bとして立川駅、路線Bとして中央本
線の東京方面、降車駅Cとして東京駅をそれぞれ想定し
た場合の表示例が示してある。この場合、拝島駅から立
川駅までの駅間所要時間T1と、立川駅での青梅線から
中央線への乗り換え時間T2とを合計した時間(T1+
T2)は、例えば13分に設定される。
案内表示装置100について、14時50分における表
示状態を示したものである。この場合、利用者は、帯状
の指標3a上に表示された青梅線の立川方面の出発運行
情報を確認することで、14時50分に2番線から発車
する東京行きの特別快速に乗車可能であることが分か
る。この14時50分発の東京行き特別快速は、立川駅
で中央本線に乗り入れて運行されるため、利用者は立川
駅で列車を乗り換えることなく東京駅まで行くことがで
きる。このような状況では、立川駅における中央本線の
東京方面のダイヤ情報を示す帯状の指標3bの一方の端
部が、13分(=T1+T2)後の15時03分の位置
までオフセットされ、その端部に重ねて15時03分、
立川駅5番線発、東京行き特別快速を示す出発運行情報
が表示される。
すなわち、14時51分における表示状態を示したもの
である。この場合、利用者は、帯状の指標3a上に表示
された青梅線の立川方面の出発運行情報を確認すること
で、6分後の14時57分に2番線から発車する立川行
きの列車に乗車可能であることが分かる(待ち時間は6
分)。このとき、帯状の指標3bの一方の端部は、14
時57分発の立川行き列車から13分(=T1+T2)
後の15時10分の位置までオフセットされていて、そ
の帯状の指標3b上に表示された中央本線の東京方面の
出発運行情報を確認することで、15時10分に立川駅
の6番線から発車する東京行きの快速に乗り換え可能で
あることが分かる。
される拝島駅におけるダイヤ情報と、乗り換えを行う立
川駅におけるダイヤ情報とを1つのアナログ式時計2に
対応させて表示し、立川駅のダイヤに対応した帯状の指
標3bについては、拝島駅で乗車可能な列車の発車時刻
を基準にして駅間所要時間T1および乗り換え時間T2
の合計時間だけオフセットした位置に表示するようにし
たことで、利用者は、拝島駅で乗車しようとする列車が
出発するまでの時間を直感的に認識できるとともに、立
川駅で乗り換え可能な列車に関する情報を容易に得るこ
とができるようになる。
標の移動制御についても具体的に説明しておく。列車案
内表示装置100の制御器10では、外部からの運行状
態に関する情報とダイヤ16に記憶したダイヤ情報とを
比較することで、路線Aの下り列車の運行状態がダイヤ
通りであると判断された場合に、その路線Aに対応する
帯状の指標3aの表示位置が、長針2bの移動に追従し
て右回りに回転移動される。一方、路線Aの下り列車の
運行状態に遅れが生じていると判断された場合には、長
針2bの移動に対する帯状の指標3aの一方の端部側の
表示位置の移動を、当該運行状態の遅延時間に応じて遅
らせる制御が行われる。
記のような遅れの生じた場合に該当する、列車案内表示
装置100の表示例を示していて、帯状の指標3aに対
応する路線では約2分の遅れが生じていることを表して
いる。すなわち、長針2bの指す2時50分の位置に対
して、帯状の指標3aの一方の端部は2時48分の位置
にあることで、その相対的な位置の差Δaにより約2分
の遅れが表現されている。なお、遅れていた列車が駅に
到着し出発すると、該当する出発運行情報4aの表示が
消され、帯状の指標3aの一方の端部がダイヤ通りの運
行が行われている状態に戻される。また、途中駅Bに対
応した帯状の指標3bは、帯状の指標3a上で次に発車
する出発運行情報4aの表示状態に応じ、上述したダイ
ヤ通りの運行状態の場合と同様にしてオフセット表示さ
れる。
00を確認することで、路線Aの下り列車の運行状態を
直感的に把握することが可能になるとともに、その運行
状態に対応した途中駅Bでの乗り換え情報を容易に得る
ことができるようになる。次に、本発明による列車案内
表示システムについて説明する。図7は、列車案内表示
システムの実施形態の全体構成を示す図である。
は、上述の図1に示したものと同様の構成を有する複数
の列車案内表示装置100と、該各列車案内表示装置1
00に通信手段としての通信部20を介して接続され
る、中央制御装置としての中央制御コンピュータ30
と、を備えて構成される。また、通信部20は、ハブ
(HUB)21に繋がれた各通信ケーブル22が各列車
案内表示装置100および中央制御コンピュータ30に
それぞれ接続されている。なお、ここでは、各運行案内
表示装置100および中央制御コンピュータ30の間を
ハブ21および通信ケーブル22を用いて接続するよう
にしたが、本発明の通信手段はこれに限らず、例えば無
線信号を用いて各々の間を接続するようにしてもよい。
構成の一例を示すブロック図である。図8において、中
央制御コンピュータ30は、例えば、入力操作部31、
制御情報作成部32、ダイヤ記憶部33、ダイヤ編集部
34、コンテンツ記憶部35、コンテンツ編集部36お
よび通信処理部37から構成される。入力操作部31で
は、遅延の発生などの運行状態に関する情報や、前述し
た駅間所要時間T1および乗り換え時間T2に関するオ
フセット情報などが入力され、該入力された情報に基づ
いて、制御情報作成部32では各列車案内表示装置10
0にそれぞれ対応した制御情報が作成される。ダイヤ記
憶部33には、各列車案内表示装置100に伝達して記
憶させる現行ダイヤが記憶される。このダイヤ記憶部3
3に記憶されたデータは、ダイヤ改正等が生じるとダイ
ヤ編集部34における編集作業によって新しいデータに
更新される。コンテンツ記憶部35には、各列車案内表
示装置100のコンテンツ部8に表示させる各種の情報
が記憶され、その記憶情報は、コンテンツ編集部36に
おける編集作業によって新しい情報に更新される。各列
車案内表示装置100に対してダイヤデータやコンテン
ツ情報の更新を行わせるときには、制御情報作成部32
が、ダイヤ記憶部33やコンテンツ記憶部35の記憶デ
ータを読み込み、各列車案内表示装置100に対応した
制御情報を作成する。制御情報作成部32で作成された
各列車案内表示装置100に対する制御情報は、通信処
理部37で所要のプロトコルに変換されて通信部20に
出力され、通信部20を伝搬して各々の列車案内表示装
置100に伝達される。
中央制御コンピュータ30から通信部20を介して各列
車案内表示装置100に、運行状態に関する情報やオフ
セット情報、ダイヤの更新データなどがそれぞれ送られ
るようになる。これにより、各列車案内表示装置100
に対する設定作業を、中央制御コンピュータ30を用い
て一括して容易に行うことができる。
を2路線分に対応した2本としたが、本発明における帯
状の指標は、乗り換えを行う路線数に応じて3本以上と
することもできる。
表示装置によれば、列車の乗り換えを行う途中駅におけ
る第2路線に対応した第2の帯状の指標が、乗車駅にお
ける第1路線に対応した第1の帯状の指標に対して、乗
車駅から途中駅までの間で列車の乗り換えに必要な時間
に基づいてオフセット表示されるようにしたことで、利
用者は、乗車駅に設置された本装置によって途中駅で乗
り換え可能な列車に関する情報を容易に得ることができ
るとともに、乗車駅における列車の待ち時間を直感的に
認識することが可能になる。
指標との相対的な位置関係に応じて列車の遅れを表すよ
うにしたことで、運行状態の直感的な把握が可能にな
る。さらに、列車の乗り換えを行う途中駅が複数あると
きには、各途中駅における各々の路線に対応させて第2
の帯状の指標を複数表示するようにすれば、それぞれの
途中駅における列車の乗り継ぎに関する情報を効率よく
案内表示することが可能である。加えて、列車の遅延等
の所定の情報を表示するコンテンツ表示手段を設けれ
ば、列車に関する情報等を報知することができる。
れば、中央制御装置から通信手段を介して制御情報を伝
達して複数の列車案内表示装置の動作設定を一括して制
御するようにしたことで、各列車案内表示装置に対する
設定作業を中央制御装置により一括して容易に行うこと
ができる。
成を示す図である。
表示される路線モデルの一例を示す図である。
を示したブロック図である。
であって、14時50分における表示状態を表したもの
である。
であって、14時51分における表示状態を表したもの
である。
の表示例を示す図である。
の全体構成を示す図である。
機能構成の一例を示すブロック図である。
Claims (6)
- 【請求項1】アナログ式の時計に対応して移動する複数
の帯状の指標を基に、複数の路線についての列車の運行
状態を外部に案内表示する列車案内表示装置であって、 前記複数の帯状の指標が、乗車駅における第1路線に対
応した第1の帯状の指標と、前記第1路線から第2路線
に列車の乗り換えを行う途中駅における前記第2路線に
対応した第2の帯状の指標とを含み、前記第1の帯状の
指標に対する前記第2の帯状の指標の表示位置が、前記
乗車駅から前記途中駅までの間で列車の乗り換えに必要
な時間に基づいてオフセットされることを特徴とする列
車案内表示装置。 - 【請求項2】所定の配列に従って時刻目盛りを表示する
目盛り表示手段と、 前記時刻目盛りに対応する位置に現在時刻を示す指標を
表示する現在時刻表示手段と、 前記時刻目盛りの配列範囲内における一定の時間帯に対
応した長さを有する前記第1および第2の帯状の指標を
前記時刻目盛りに沿ってそれぞれ表示する帯状指標表示
手段と、 前記第1の帯状の指標の一方の端部に対する前記第2の
帯状の指標の一方の端部の表示位置を、前記乗車駅にお
ける第1路線の列車の発車時刻までの待ち時間と、前記
乗車駅から前記途中駅までの移動にかかる駅間所要時間
と、前記途中駅における第1路線から第2路線への乗り
換えにかかる乗り換え時間との合計時間に応じてオフセ
ットするオフセット手段と、 前記第1の帯状の指標の一方の端部と前記現在時刻を示
す指標との相対的な位置関係に応じて前記第1路線の列
車の現在の運行状態が案内されるように、前記第1の帯
状の指標の表示位置を移動させる移動手段と、 前記第1の帯状の指標で示される時間帯に前記乗車駅を
出発する第1路線の列車の運行情報と、前記第2の帯状
の指標で示される時間帯に前記途中駅を出発する第2路
線の列車の運行情報とを、前記時刻目盛りおよび前記各
帯状の指標に関連付けて表示する出発運行情報表示手段
と、 を備えたことを特徴とする請求項1に記載の列車案内表
示装置。 - 【請求項3】前記移動手段は、前記現在時刻を示す指標
の移動に追従させて前記第1の帯状の指標の表示位置を
移動させ、前記第1路線の列車の運行状態に遅れが生じ
たときには、前記現在時刻を示す指標の移動に対する前
記第1の帯状の指標の一方の端部側の移動を、当該運行
状態の遅延時間に応じて遅らせることを特徴とする請求
項2に記載の列車案内表示装置。 - 【請求項4】前記帯状指標表示手段は、列車の乗り換え
を行う途中駅が複数あるとき、該各途中駅における各々
の路線に対応させて、前記第2の帯状の指標に相当する
複数の帯状の指標を表示することを特徴とする請求項2
または3に記載の列車案内表示装置。 - 【請求項5】列車の運行に関連する付帯情報を表示する
コンテンツ表示手段を備えたことを特徴とする請求項1
〜4のいずれか1つに記載の列車案内表示装置。 - 【請求項6】請求項1〜5のいずれか1つに記載の列車
案内表示装置を複数有し、該各列車案内表示装置に接続
する通信手段を介して、各々の列車案内表示装置の動作
設定を一括して制御する中央制御装置を備えたことを特
徴とする列車案内表示システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000341996A JP4521979B2 (ja) | 2000-11-09 | 2000-11-09 | 列車案内表示装置および列車案内表示システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000341996A JP4521979B2 (ja) | 2000-11-09 | 2000-11-09 | 列車案内表示装置および列車案内表示システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002145066A true JP2002145066A (ja) | 2002-05-22 |
JP4521979B2 JP4521979B2 (ja) | 2010-08-11 |
Family
ID=18816637
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000341996A Expired - Fee Related JP4521979B2 (ja) | 2000-11-09 | 2000-11-09 | 列車案内表示装置および列車案内表示システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4521979B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016540964A (ja) * | 2013-10-15 | 2016-12-28 | バイエルン エンジニアリング ゲーエムベーハー ウント コー カーゲー | センサ信号から測定結果を取得する方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0335943U (ja) * | 1989-08-18 | 1991-04-08 | ||
JPH068972U (ja) * | 1992-02-03 | 1994-02-04 | 株式会社日生工研 | 時刻表示装置 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0717404A (ja) * | 1993-07-05 | 1995-01-20 | Toshiba Corp | 電車内乗換え案内装置 |
JP2556263B2 (ja) * | 1993-07-16 | 1996-11-20 | 日本電気株式会社 | 交通機関運行情報伝達機能付移動無線電話システム及びその移動無線電話端末 |
JPH07251741A (ja) * | 1994-03-16 | 1995-10-03 | Toshiba Corp | 分散型列車運行管理システム |
JPH09145862A (ja) * | 1995-11-21 | 1997-06-06 | Fujita Corp | 列車通過告知システム |
JPH10319139A (ja) * | 1997-05-15 | 1998-12-04 | Naotaka Kato | 時刻表示装置及び方法 |
-
2000
- 2000-11-09 JP JP2000341996A patent/JP4521979B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0335943U (ja) * | 1989-08-18 | 1991-04-08 | ||
JPH068972U (ja) * | 1992-02-03 | 1994-02-04 | 株式会社日生工研 | 時刻表示装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016540964A (ja) * | 2013-10-15 | 2016-12-28 | バイエルン エンジニアリング ゲーエムベーハー ウント コー カーゲー | センサ信号から測定結果を取得する方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4521979B2 (ja) | 2010-08-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10591310B2 (en) | Travel information providing method, travel information providing apparatus, and non-transitory recording medium | |
JPS63288400A (ja) | バス運行管理装置 | |
JP5016132B2 (ja) | 案内装置、案内方法、コンピュータプログラム | |
EP2842116B1 (en) | Method of installing a destination sign in a transit system | |
JP2002145066A (ja) | 列車案内表示装置および列車案内表示システム | |
JPH1178894A (ja) | 列車運行管理装置 | |
KR20200004747A (ko) | 엘리베이터 시스템 | |
JP2002137739A (ja) | 運行案内表示システム | |
JP4521975B2 (ja) | 列車案内表示システム | |
JP2009107583A (ja) | 案内装置、案内方法、コンピュータプログラム | |
JPH0877494A (ja) | 交通案内装置 | |
JP3208054B2 (ja) | 列車運転整理支援装置 | |
JP4666321B2 (ja) | 運行案内表示装置 | |
JP2002145068A (ja) | 列車案内表示装置および列車案内表示システム | |
JP3558490B2 (ja) | 携帯端末を用いた入換作業システム | |
US6182009B1 (en) | Method for determining route data | |
JPH04342660A (ja) | 時刻表示案内装置 | |
JP2002109688A (ja) | バス運行表示システム | |
JP4554986B2 (ja) | バス運行状況表示装置、バス運行状況表示装置の制御方法、制御プログラム及び記録媒体 | |
JP3012570B2 (ja) | 到着時間および現在位置表示装置 | |
JP2000132796A (ja) | バス運行時間管理システム | |
RU2160930C1 (ru) | Система оперативного сопровождения и управления наземными транспортными средствами аэропорта | |
JP5151459B2 (ja) | 測定装置およびそれを備えた多機能時計 | |
JP4884341B2 (ja) | 列車無線システムおよびこれに用いられる移動局装置ならびに列車無線方法 | |
JPS6056666B2 (ja) | 単線軌道の列車運行制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20071005 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100212 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100302 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100428 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100525 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100525 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130604 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |