JP3558490B2 - 携帯端末を用いた入換作業システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯端末を用いた駅等構内の車両の入換作業システムに係わり、特に、進路設定の要求に応じて、鉄道線路の分岐部に設けられる転てつ機を切り換えて所望の進路を開通すると共に、進路の開通状況を携帯端末に出力表示する入換作業システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来技術として、特開平4ー197876号公報には、発点軌道回路と着点軌道回路を含んでいる経路軌道回路を指定し、信号機等を設けることなく進路の設定を行う連動装置が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術によれば、あらかじめ決まっていない進路を軌道回路を指定することにより、任意に設定することができるが、入換作業は通常決まった進路の中で構内運転および車両の入換進路の設定を行うのが一般的であり、また入換作業を行う操車掛または構内運転手(以下作業者という)は、軌道回路よりもむしろ発点・着点、即ち進路の認識しかなく、軌道回路を指定するのは困難であった。
【0004】
また、携帯端末から進路の設定要求を行う例はこれまでにも実施されているが、現場に信号機または標識等、進路の開通を確認する設備があることを前提としており、現場にそのような設備を設置することは、それだけ経費がかかると共に、進路の変更に対しても現場設備の改修費用が必要となる。
【0005】
本発明は、上記の従来技術の問題点に鑑みて、以下の条件を満足する携帯端末を用いた入換作業システムの実現を目的とするものである。
【0006】
(1)入換を行う進路は、あらかじめ連動表の形で登録しておき、進路設定時はその中から選択することにより進路設定を可能とする。
【0007】
(2)連動表に登録した進路は、現場の作業者が携帯端末で設定および開通確認ができることとし、現場の信号機および標識の設置を省略することを可能とする。
【0008】
(3)進路は連動表を変更することにより、容易に変更することを可能とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の課題を解決するために、次の手段を採用した。
【0010】
進路の設定要求信号を送信する携帯端末と、前記進路設定要求信号を受信し、該設定要求された進路に係わる転てつ機の転換制御信号を出力する制御処理部と、少なくとも、前記転換制御信号によって転換される転てつ機を備える現場設備と、前記携帯端末、前記制御処理部および前記現場設備間の信号の送受信を行う信号伝送部と、から構成される携帯端末を用いた入換作業システムにおいて、前記携帯端末は、予め駅毎に入れ換え作業計画作成時の進路設定の順番に従って進路名が登録されており、該登録された進路名から所定の進路名を選択して前記順番に従って進路の設定要求を行うと共に、前記制御処理部から前記設定された進路の開通状況を受信し信号機による表示に代えて表示する。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の一実施形態を図1〜図4を用いて説明する。
【0015】
図1は、本実施形態に係わる携帯端末を用いた入換作業システムの機能構成図である。
【0016】
図1において、110は作業者が作業現場に携帯する携帯端末であり、作業計画データ111、進路名ファイル112、進路設定入力部113、進路名表示部114、進路開通表示部115から構成される。作業計画データ111は、あらかじめ入換作業の計画を作成した場合に作成されるもので、進路設定の順番に進路名が記憶されている。進路名ファイル112は、駅毎の進路名が記憶されている。進路設定入力部113および進路名表示部14では、作業計画データ111または進路名ファイル112から進路名を取り出し進路名を表示し、作業者によって進路設定入力部113から進路名を選択入力して信号伝送部121を介して送信する。進路開通表示部115は信号伝送部121から送信されてくる進路設定の結果を受信し表示する。信号伝送部121は、携帯端末110と制御処理部130間でデータの送受信を行うもので、例えば無線伝送が考えられる。
【0017】
130は制御処理部であり、進路展開部132では、信号伝送部121を介して携帯端末110から進路設定要求を受信し、設定要求された進路を連動表ファイル131を用いて設定要求進路に対応する転てつ機を展開する。ここで展開された転てつ機は、転てつ機制御部133から現場設備140の転てつ機141に制御信号として出力され、転てつ機141を転換する。その際、該当する軌道回路142に列車がいるかいないか(軌道回路が落下していないか)のチェックも行う。即ち、転てつ機141の転換制御は軌道回路142が落下していないときのみ行う。進路照査部134は、転てつ機141からの転てつ機状態情報を用いて転換したかどうかを判定する。この判定は、進路に関連する全ての転てつ機141が所定の方向に転換されたことをもって、または必要ある場合は進路上の軌道回路142が落下していないこととのAND条件でもって進路開通と判断する。進路照査部134からは、進路開通の結果を、信号機による表示に代えて、信号伝送部121を介して携帯端末110へ送信する。携帯端末110では進路開通表示部115に進路開通結果を表示する。その結果、携帯端末110を従来用いられていた信号機あるいは標識等の代わりとして用いることができる。
【0018】
図2は、図1に示す携帯端末110の進路設定入力部113および進路名表示部114の入力要求画面の一例を示す図である。
【0019】
図において、201は表示画面のタイトルを示し、202〜207は当該駅の進路名を示す。ここで、網掛けされた進路名204は、現在選択されている進路名であることを示す。208は進路の設定要求を行うためのボタン、209は復位要求を行うためのボタンでありいずれも進路を選択した後で入力する。
【0020】
図3は、図1に示す携帯端末110の進路開通表示部115における進路開通結果の表示画面の一例を示す図である。
【0021】
301は表示画面のタイトルを示し、302は開通した進路名を、303は開通結果を表示する。作業者は、この進路名302と開通結果303を確認して列車を走行させることとなる。従って、この進路名302と開通結果303が信号機の代わりとなるものである。
【0022】
次に、本実施形態に係わる入換作業システムの処理手順を図4に示すフローチャートを用いて説明する。
【0023】
この例は、作業計画の無い場合の例であるが、あらかじめ作業計画を登録しておいて行う作業の場合も入換作業開始からの処理手順は同様である。
【0024】
まず、ステップ401において、作業者は携帯端末110の電源を入れて、入換作業を開始する。次に、ステップ402において、携帯端末110の進路設定入力部113に、図2に示すように、当該駅の進路名を一覧表の形で表示する。なお、一画面で表示できない場合は、スクロールにより表示する。作業計画のある場合は、ここに表示される進路名一覧が作業計画で設定された進路の順番に表示される。ステップ403において、進路名一覧の中から作業者が設定したい進路を選択し、ステップ404で、設定した進路が正しいか否かを確認して設定入力を実行する。
【0025】
ステップ405において、携帯端末110から出力されたは進路設定要求は信号伝送部121を介して制御処理部130に送信される。ステップ406では、制御処理部130において要求された進路を現場設備140の転てつ機141および軌道回路142に展開する。ステップ407で、進路に関連する軌道回路142の落下チェックを行い、落下していないときは、即ちチェックOKの場合は、ステップ408において、転てつ機制御部133から転てつ機制御信号を転てつ機141に出力し、転てつ機141を所定の方向に転換する。ステップ407において、軌道回路142が落下している、即ちチェックNGの場合は、ステップ415において、進路開通NGを携帯端末を110に送信し、その進路開通NGを進路開通表示部115に表示する。ステップ409において、転てつ機141の状態を確認し、転てつ機141が転換する方向に全て転換されたか否かをチェックする。チェックOKの場合はステップ410において、進路開通状態を携帯端末110に送信する。チェックNGの場合はステップ415〜ステップ416の処理を行う。ステップ411では、送信された進路開通状態を進路開通表示部115に表示する。ステップ412において、設定された進路に従って列車等の走行が行われる。ステップ413において、入換作業が終了したか否かが判断され、未だ終了していない場合は、ステップ403からの処理を繰り返す。終了した場合は、ステップ414において入換作業を終了する。
【0026】
【発明の効果】
上記のごとく、本発明によれば、予め設定予定の進路を携帯端末に登録しておき、作業者は、自分で設定したい進路を携帯端末から容易に選択して設定することができ、またその進路の開通を携帯端末の表示部から容易に確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係わる携帯端末を用いた入換作業システムの機能構成図である。
【図2】図1に示す携帯端末110の進路設定入力部113および進路名表示部114入力要求画面の一例を示す図である。
【図3】図1に示す携帯端末110の進路開通表示部115における進路開通結果の表示画面の一例を示す図である。
【図4】本実施形態に係わる入換作業システムの処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
110 携帯端末
111 作業計画データ
112 進路名ファイル
113 進路設定入力部
114 進路名表示部
115 進路開通表示部
121 信号伝送部
130 制御処理部
132 進路展開部
133 転てつ機制御部
134 進路照査部
140 現場設備
141 転てつ機
142 軌道回路
Claims (1)
- 進路の設定要求信号を送信する携帯端末と、
前記進路設定要求信号を受信し、該設定要求された進路に係わる転てつ機の転換制御信号を出力する制御処理部と、
少なくとも、前記転換制御信号によって転換される転てつ機を備える現場設備と、
前記携帯端末、前記制御処理部および前記現場設備間の信号の送受信を行う信号伝送部と、から構成される携帯端末を用いた入換作業システムにおいて、
前記携帯端末は、予め駅毎に入れ換え作業計画作成時の進路設定の順番に従って進路名が登録されており、該登録された進路名から所定の進路名を選択して前記順番に従って進路の設定要求を行うと共に、前記制御処理部から前記設定された進路の開通状況を受信し信号機による表示に代えて表示する、ことを特徴とする携帯端末を用いた入換作業システム。
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JP14031497A JP3558490B2 (ja) | 1997-05-29 | 1997-05-29 | 携帯端末を用いた入換作業システム |
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Family
ID=15265930
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JP14031497A Expired - Lifetime JP3558490B2 (ja) | 1997-05-29 | 1997-05-29 | 携帯端末を用いた入換作業システム |
Country Status (1)
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- 1997-05-29 JP JP14031497A patent/JP3558490B2/ja not_active Expired - Lifetime
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