JP6833453B2 - 線路保守作業支援システム - Google Patents
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Description
一方、停止現示てこを追加することも考えられるが、停止現示てこを追加した場合、CTC中央装置のみならず、各駅に設置してあるCTC駅装置や連動装置を改修する必要性が生じるため、停止現示てこを追加することは困難であるという課題がある。
本発明の他の目的は、停止現示てこを追加することなく、保守作業時における作業員の携帯端末からの信号現示の変更要求に対して、排他制御による安全性を担保しつつ信号現示を変化させることができ、これにより作業効率を向上させることができる線路保守作業支援システムを提供することにある。
複数の駅制御装置および中央制御装置を有し連動装置に対する制御信号を生成する列車集中制御装置と、保守作業の計画・管理を行う機能を有する作業計画系サーバと、該作業計画系サーバからの作業計画情報に基づいて線路閉鎖区間の設定や進路制御を行う機能を有する制御系サーバと、無線通信機能を有し現場作業員が携帯可能な携帯端末とを備え、前記携帯端末を用いた進路の設定を支援する線路保守作業支援システムであって、
前記列車集中制御装置は、
列車が走行可能な線区のうち所定区間に列車が進入しないように鉄道設備機器の状態を設定するための線路閉鎖てこ機能と、
車両の進路を設定するための進路てこ機能と、を備え、
前記制御系サーバは、
前記携帯端末からの進路設定要求を受信した場合に前記進路てこ機能を起動する手段と、前記携帯端末からの入力に応じて保守作業中であることを前記中央制御装置に対して設定するための作業設定手段と、を備え、
前記列車集中制御装置は、前記線路閉鎖てこ機能が操作されると、前記所定区間に対応する鉄道設備機器を閉鎖状態に制御し、前記作業設定手段からの設定に応じて閉鎖状態を維持するとともに、該閉鎖状態の維持と前記作業設定手段による作業中であることの設定とを条件として、前記中央制御装置における前記進路てこ機能の操作を無効にするように構成したものである。
前記制御系サーバは、前記携帯端末からの要求に応じて前記停止現示てこ機能を起動する手段を備え、
前記携帯端末からの要求に応じて前記停止現示てこ機能が起動されると、対応する信号機の現示を変化させる制御信号を生成する一方、前記閉鎖状態の維持と前記作業設定手段による作業中であることの設定とを条件として、前記中央制御装置における前記停止現示てこ機能の操作を無効にするように構成する。
かかる構成によれば、中央制御装置(CTC中央装置)で停止現示てこ機能を操作することによって、所望の信号機の停止現示を変化させることができるため、システムの利便性を向上させることができる。
これにより、停止現示てこ機能では制御できない信号機が配設されている区間を作業区間として設定する場合にも、当該信号機が進行現示を出さないように制御することができるため、安全性を担保しつつ線路閉鎖の設定を行う際の輸送指令員の負担を減らすことができる。
かかる構成によれば、停止現示てこを追加することなく、保守作業時における作業員の携帯端末からの信号現示の変更要求に対して、排他制御による安全性を担保しつつ信号現示を変化させることができ、これにより作業効率を向上させることができる。
図1は、本実施形態の線路保守作業支援システム100(以下、単に支援システム100と称する)の概略構成を示す機能ブロック図である。
CTC中央装置10にはCTC駅装置50が接続され、該CTC駅装置50に予め設定された連動図表情報に基づいて信号機や転てつ器等の鉄道設備機器を制御する連動装置60が接続されている。CTC駅装置50を設けず、CTC中央装置10が直接連動装置60を制御することもある。
本実施形態の支援システム100が備える「てこ」機能には、保守作業の実施を予定している区間に列車が進入するのを防止するために線路を閉鎖する設定を行う線路閉鎖てこと、信号機を停止現示に切り替える(信号機を「赤」とする)設定を行う停止現示てこと、保守用車の進路を形成すべく信号機の設定を行う進路てこがある。
また、上記停止現示スイッチ(停現てこ)SW6と進路スイッチ(進路てこ)SW7は、現示試験スイッチ(現示試験てこ)SW4と直列をなし、停止現示スイッチ(停現てこ)SW6は結線L6によって上記停現リレーRLY2に接続され、進路スイッチ(進路てこ)SW7は結線L7によって上記進路リレーRLY3に接続されている。
さらに、CTC中央装置10の停止現示スイッチ(停現てこ)SW2と停現リレーRLY2とを接続する結線L2の途中および進路スイッチ(進路てこ)SW3と進路リレーRLY3とを接続する結線L3の途中に接点C6とC7がそれぞれ設けられている。これらの接点C6,C7は、線路閉鎖スイッチ(線閉てこ)SW1と作業中スイッチ(作業中てこ)SW5が共にオンされたこと(AND:論理積)を条件にオンからオフに切り替わる。
先ず、輸送指令員が、CTC中央装置10において線路閉鎖スイッチ(線閉てこ)SW1をオンにすると、線閉リレーRLY1が励磁されて制御系サーバ30内の接点(線閉)C1がオンされる。その後、保守作業者が作業を開始すべく携帯端末40から作業中を入力すると、制御系サーバ30内の作業中スイッチ(作業中てこ)SW5がオンされ、作業中リレーRLY5に電流が流れて励磁され、CTC中央装置10内の接点(作業中)C5がオンされる。これにより、作業中(作業中SW5がオン中)は、線閉リレーRLY1がオフ、つまり接点C6とC7がオンになるのが防止される。
具体的には、例えば図2に示すような路線において、破線Aで囲まれた区間において保守作業を実施したい場合、輸送指令員が、区間A内に列車がいないことを確認して、CTC中央装置10において区間Aに対応する線路閉鎖スイッチ(通常は複数個ある)を順次操作する。その後、保守作業員が携帯端末40から「作業中」を入力すると、CTC中央装置10で進路てこ(SW3)を操作しても、図2に示されている保守作業区間Aの入り口の信号機1Aや、保守作業区間A内の信号機2C、分岐部の信号機1Bが、赤色の停止現示から青色の進行現示に切り替えられなくなる。
なお、線路閉鎖が設定されている作業中に、信号現示が正しく実行されるか試験を行うために、現示条件をオン/オフ(進行/停止)に切り替えるには、保守作業者が携帯端末40を操作して制御系サーバ30により停現条件(停現SW6)と進路条件(進路SW7)とをOFF/ON制御すればよい。
そこで、次に、停止現示てこ機能のない線区を対象とする保守作業支援時における「てこ」機能の実現の仕方について、図4および図5の結線図を用いて説明する。
そこで、本実施形態においては、停止現示てこ機能のない線区を対象とする保守作業を支援するため、図5に示すような仮想てこ機能を設けることとした。
また、作業中は線閉条件が排他処理を行い、輸送指令員がCTC中央装置10において進路てこ(進路SW3)をオン(反位設定)しても、進路を設定できず、誤った取扱いが行われるのを防止することができる。
また、図5においても、制御系サーバ30を介さない作業においては、作業中の条件がONとならない、つまり仮想線閉と作業中のAND条件が成立しないので、輸送指令員が進路SW3をオン/オフして進路を設定することができる。また、輸送指令員の取扱いで現示変化させるときも、停止現示てこ(図3のSW2)が追加されているわけではない(現示変化は線閉SW1で行う)ので、指令員の負担が増えることはない。
図6は、駅構内線路の一構成例を示す。図6において、実線で示されているのは線路閉鎖されている区間の線路であり、破線で示されているのは線路閉鎖されている区間の外側の線路である。また、各線路と直交する短い線は軌道回路の境界を表わしており、各軌道回路の信号は連動装置60(図1参照)に入力され、連動装置によって信号機や転てつ機の連動制御が行われる。
また、図1のシステム構成図において、作業計画系サーバ20には、営業列車のダイヤ(時刻表)を作成する運行管理システムや、保守作業を担当する保守区の端末や関連会社の端末装置が接続されていても良い。
20 作業計画系サーバ
30 制御系サーバ
40 携帯端末(作業員端末)
50 CTC駅装置
60 連動装置
1A〜2B 信号機
3A,3B 転てつ機
Claims (3)
- 複数の駅制御装置および中央制御装置を有し連動装置に対する制御信号を生成する列車集中制御装置と、保守作業の計画・管理を行う機能を有する作業計画系サーバと、該作業計画系サーバからの作業計画情報に基づいて線路閉鎖区間の設定や進路制御を行う機能を有する制御系サーバと、無線通信機能を有し現場作業員が携帯可能な携帯端末とを備え、前記携帯端末を用いた進路の設定を支援する線路保守作業支援システムであって、
前記列車集中制御装置は、
列車が走行可能な線区のうち所定区間に列車が進入しないように鉄道設備機器の状態を設定するための線路閉鎖てこ機能と、
車両の進路を設定するための進路てこ機能と、を備え、
前記制御系サーバは、
前記携帯端末からの進路設定要求を受信した場合に前記進路てこ機能を起動する手段と、前記携帯端末からの入力に応じて保守作業中であることを前記中央制御装置に対して設定するための作業設定手段と、を備え、
前記列車集中制御装置は、前記所定区間に対応する信号機の停止現示を変化させるための停止現示てこ機能を備え、
前記制御系サーバは、前記携帯端末からの要求に応じて前記停止現示てこ機能を起動する手段を備え、
前記列車集中制御装置は、
前記線路閉鎖てこ機能が操作されると、前記所定区間に対応する鉄道設備機器を閉鎖状態に制御し、前記作業設定手段からの設定に応じて閉鎖状態を維持するとともに、該閉鎖状態の維持と前記作業設定手段による保守作業中であることの設定とを条件として、前記中央制御装置における前記進路てこ機能の操作を無効にし、
前記携帯端末からの要求に応じて前記停止現示てこ機能が起動されると、対応する信号機の現示を変化させる制御信号を生成する一方、前記閉鎖状態の維持と前記作業設定手段による保守作業中であることの設定とを条件として、前記中央制御装置における前記停止現示てこ機能の操作を無効にするように構成されていることを特徴とする線路保守作業支援システム。 - 前記列車集中制御装置は、前記停止現示てこ機能では制御できない信号機が配設されている区間を作業区間として設定する場合には、前記進路てこ機能により当該信号機が進行現示を出さないよう制御可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の線路保守作業支援システム。
- 前記列車集中制御装置は前記中央制御装置では操作することができず前記線路閉鎖てこ機能の操作で有効となる仮想てこ機能を備え、前記制御系サーバは前記仮想てこ機能を起動する起動手段を備え、前記仮想てこ機能が有効にされた状態で前記起動手段が作動されると、対応した信号機の現示を変化させる制御信号を生成するように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の線路保守作業支援システム。
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