JP2000127971A - 鉄道信号システムの連動装置検証方法、その装置、および記録媒体 - Google Patents

鉄道信号システムの連動装置検証方法、その装置、および記録媒体

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JP2000127971A
JP2000127971A JP10307412A JP30741298A JP2000127971A JP 2000127971 A JP2000127971 A JP 2000127971A JP 10307412 A JP10307412 A JP 10307412A JP 30741298 A JP30741298 A JP 30741298A JP 2000127971 A JP2000127971 A JP 2000127971A
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signal
interlocking device
deterministic
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Sunao Kanamori
直 金森
Tadashi Kawamura
正 川村
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 標準の連動検証では、全ての操作を網羅する
ことができず、信頼性に乏しい。 【解決手段】 てこ取り扱い者による現場機器の非決定
的な操作の記述1と、連動装置および現場機器の予め設
計された動作の記述2とに基づいて、連動装置および現
場機器の非決定的な動作の形式的言語の記述に変換する
変換工程33と、変換された形式的言語の記述に従った
連動装置および現場機器の非決定的な動作のそれぞれに
ついて、予め設定された論理的性質32が成立すること
を証明する検証工程34とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、鉄道信号システ
ムの連動装置が制御設計通りに動作するかを検証する鉄
道信号システムの連動装置検証方法、その装置、および
記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】連動装置は列車保安制御機能を実現する
装置であり、鉄道駅構内において列車の到着、出発、通
過や車両の入れ換えのための構内運転などの運転業務
を、安全に、かつ、効率的に遂行するために、信号機、
転てつ器などを一定の関係を持って動作するように制御
したり(連鎖したり)、状態変更をできないように制御
する(鎖錠する)。連動装置には、継電装置を用いた方
式とマイクロコンピュータを用いた方式がある。前者は
「継電連動装置」と呼ばれ、リレー回路によって制御さ
れ、後者は「電子連動装置」と呼ばれ、計算機プログラ
ムによって制御される。近年、新たに設置される連動装
置は、殆ど電子連動装置であるが、連動装置の制御設計
の基本は、継電連動装置以来のものを引き継いでいる。
以下では、継電連動装置を想定して説明を行い、電子連
動装置については必要に応じて説明を補う。
【0003】連動装置は制御盤からの入力と駅構内の現
場機器からの入力を受け取り、連動図表に示される制御
に従って、現場機器への出力を送り出す。制御盤は、駅
構内のてこ取り扱い所に設置されている。制御盤には、
信号てこ、転てつてこを主に、方向てこ、閉そくてこ、
鎖錠てこ、鎖錠スイッチなどが取り付けられている。て
こ取り扱い者は、制御盤のてこやスイッチを操作する。
尚、電子連動装置では、てこやスイッチの操作に相当す
る電気信号の発生も計算機によって行われ、てこ取り扱
い者は、専用キーボードからこれらの操作に対応するキ
ー入力を行う。また、現場機器は、信号機・入換標識、
転てつ器、軌道回路などから成る。
【0004】この連動装置の制御設計は連動図表と呼ば
れる図表によって示されるが、作成した連動装置がこの
制御設計に従っているかどうかは、列車保安制御におい
て極めて重要であるため、入念な検証が必要である。こ
のため、日本工業規格 JIS E 3004「継電連
動機検査方法」において、その検証方法が規定されてい
る。この規定では、てこ操作を前提にしているが、電子
連動装置でもこれに準じて検証が行われる。
【0005】次に、図4の連動図について説明する。図
4の連動図は、駅構内の現場機器と制御盤上のてこ、ボ
タンの構成と配置を示している。信号機は列車・車両の
進行/停止を表示する。これを「現示する」と言う。図
において、1は信号機、1RCは信号機1の名称を表
し、2は入換標識、11Rは入換標識2の名称を表す。
転てつ器は線路の分岐器の転換を行う。3は線路の分岐
であり、この線路の分岐3には転てつ器が設置されてお
り、22は転てつ器の名称を表す。転てつ器が普通に向
いている方向を定位、その反対方向を反位と呼ぶ。4は
毛羽3本であり、転てつ器の定位方向は、連動図の分岐
点においてこの毛羽3本4のある方向で示され、反位方
向は、毛羽のない方向で示される。転てつ器21は、分
岐器21イと21ロを、両方とも定位方向か、両方とも
反位方向に向ける。このような転てつ器は2動であると
言われる。太線は線路を表す。線路は軌道回路に区切ら
れており、その線路区間内に列車・車両がいるときは短
絡され、いないときは開放される。XT,AT,2L
T,21T,22T,23T,1RCT,1RDT,E
Tは軌道回路の名称を表す。5は線路と直交する短い直
線であり、これは軌道回路境界を表す。与えられた進路
上の位置と列車の進行方向に対して、手前の方向は「外
方」、先の方向は「内方」と呼ばれる。
【0006】制御盤上には信号機・入換標識に対応して
信号てこが取り付けられている。このてこは、定位、ま
たは、反位の方向に操作される。反位に操作されて、関
係する機器がこの進路に割り当てられたように確保され
ると、進路が設定され、信号機・入換標識が進行を現示
する。また、転てつ器に対応して転てつてこが取り付け
られている。このてこは、定位、または、反位、また
は、中立の方向に操作される。定位、あるいは、反位に
操作されて、この転てつ器が反対方向に確保されていな
いなら、転てつ器が定位、または、反位の方向になり、
鎖錠される。さらに、列車・車両の到着点を選択するた
めの進路選択ボタンが取り付けられている。A,B,
C,D,Eは進路選択ボタンを表す。
【0007】次に、図5の連動表について説明する。図
5の連動表は、連動装置の制御設計を示している。い
ま、進路1RCについて考える。進路1RCは、連動表
の最も上の行に示されている。「名称」欄が示すよう
に、「場内信号機」という種類の信号機が列車・車両の
進行/停止を示し、軌道回路XTから軌道回路1RCT
までの線路区間に対応する。この線路区間を列車・車両
が進行できるように進路を設定するには、信号機1Rに
対応した信号てこを反位の方向に向け、進路選択ボタン
Cを押す。以後、この操作を「信号てこ1RCを反位に
する」と呼ぶ。進路1RCが設定されるには、「鎖錠」
欄が示すように、転てつ器21は反位に向けられ、転て
つ器23は定位に向けられている必要がある。「鎖錠」
欄の○で囲まれていないものは定位を、囲まれたものは
反位を示す。逆に、進路1RCが設定されると、転てつ
器21は反位に、転てつ器23は定位に鎖錠される。ま
た、進路11RC,15LAは設定されていてはならな
い。また、「信号制御またはてっ査鎖錠」欄が示すよう
に、軌道回路AT,21T,1RCTに列車・車両がい
てはならない。さらに、「進路鎖錠」欄が示すように、
列車がそれぞれの軌道回路を通過するまで、軌道回路A
T,21T内の転てつ器は鎖錠される。「接近鎖錠また
は保留鎖錠」欄も、進路1RCに関連した装置・機器の
動作の制御を示しているが、その詳細な説明は省略す
る。
【0008】日本工業規格 JIS E 3004「継
電連動機検査方法」では、例えば、「5.4.1 てこ
鎖錠検査(1)てこ相互間の鎖錠の検査(a)」は、信
号てこと転てつてことの相互間の検証を規定している。
進路12RCを考えよう。この進路に関係する転てつて
こは21と23であり、連動表が示すように、21には
反位、23には定位の方向が割り当てられている。この
進路について、この検証は図6のように行われる。図6
は、日本工業規格 JIS E 3004「継電連動機
検査方法」に元々記載されている表を、「信号てこに総
括制御される場合A」に対応する(b),(c),
(d),(e),(f)の検証方法の行を抜き出し、進
路12RCについて考えたものである。「個々の、転て
つてこにより制御する場合B」は比較的古い連動装置の
制御方法であり、現在の連動装置は「信号てこに総括制
御される場合A」が殆どである。図6が示すように、こ
の検査では、信号てこ12RCを定位にする操作、進路
に関係する転てつてこ21,23を進路12RCで割り
当てられているのと反対方向にする操作、信号てこ12
RCを反位にする操作、進路に関係する転てつてこ2
1,23を中立にする操作を、指定された特定の順序で
行い、連動図表に忠実に作られていれば期待される状態
に連動装置や現場機器が変化をするかどうかで判定す
る。例えば、(b)の状態で転てつてこが進路12RC
で割り当てられた方向に既に鎖錠されているため、
(c)において転てつてこが進路12RCで割り当てら
れているのと反対方向に操作しても、転てつ器は転換し
ないはずである。(d),(e),(f)も同様であ
る。
【0009】日本工業規格 JIS E 3004「継
電連動機検査方法」では、この検証を含めて、次のよう
な検証を行うよう規定している。 5.4.1 てこ鎖錠検査 (1)てこ相互間の鎖錠の検査 (a)信号てこと転てつてことの相互間の検査 (b)信号てこ相互間の検査 (c)方向てこ相互間、閉そくてこ相互間の検査 (d)鎖錠てこと鎖錠スイッチ相互間の検査 (2)閉路鎖錠の検査 5.4.2 信号制御検査 5.4.3 てっ査鎖錠検査 5.4.4 進路鎖錠検査 (1)信号てこと転てつてことの相互間の検査 (2)信号てこ相互間の検査 (3)早期鎖錠、時間鎖錠の検査 5.4.5 接近鎖錠検査 5.4.6 保留鎖錠検査 このような検証は、実際に駅に連動装置が設置された状
態で、人間がてこやスイッチを操作をして行われるか、
あるいは、実際に駅に連動装置が設置される前に、現場
機器の模擬回路装置を用いて行われる。特に、電子連動
装置では、制御盤や現場機器の模擬プログラムを用いて
行われる。このような検証を行うことによって、連動装
置の動作が連動図表に示される制御に従っていることの
基本的な保証を与えるものと考えられている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来の鉄道信号システ
ムの連動装置検証方法は以上のように構成されているの
で、日本工業規格 JIS E 3004「継電連動機
検査方法」に従った検証では、信号てこや転てつてこを
指定された特定の順序で操作して、その順序で操作した
ときに連動装置や現場機器が期待される状態変化をする
かどうかで判定する。しかしながら、指定された特定の
順序で操作するため、状態変化の特定の1本の経路だけ
を調べていることになる。従って、期待された状態変化
をしたのは、検査を開始するときの連動装置の内部状態
や現場機器の初期状態がたまたま都合が良かったためで
ある可能性を否定できない。また、指定された順序以外
の順序で操作した場合も連動装置や現場機器の期待され
る状態変化は決まっているが、そのような順序で操作し
た場合に期待される状態変化をしない可能性を否定でき
ない。従って、連動検証に合格しても、実際の運用段階
において、連動装置や現場機器が期待される状態変化を
するかどうかは必ずしも保証されないなどの課題があっ
た。
【0011】また、信号てこや転てつてこを任意の順序
で任意の回数操作して、その順序で操作したときに連動
装置や一現場機器が期待される状態変化をするかどうか
を判定するために、全ての場合について、そのようなて
こ操作を行って、連動装置や現場機器が期待される状態
変化をするかどうかを判定すればよいと考えられる。し
かし、そのようなてこ操作列は無限個、あるいは、非常
に多くあるので、全ての場合について検証することは、
不可能であるか、あるいは、膨大な労力と時間を必要と
する。仮に、電子連動装置で、制御盤や現場機器の模擬
プログラムを用いて検証を行う場合でも、場合の数が無
限個、あるいは、非常に多くあるので、不可能である
か、あるいは、膨大な計算時間を必要とするなどの課題
があった。
【0012】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、標準の連動検証では検証されない
順序で任意の回数操作した場合でも、連動装置や現場機
器が期待される状態変化をし、現実的な時間内で信頼性
のある検証を行うことができる鉄道信号システムの連動
装置検証方法、その装置、および記憶媒体を得ることを
目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明に係る鉄道信号
システムの連動装置検証方法は、てこ取り扱い者による
現場機器の非決定的な操作の記述と、連動装置および現
場機器の予め設計された動作の記述とに基づいて、連動
装置および現場機器の非決定的な動作の形式的言語の記
述に変換する変換工程と、変換された形式的言語の記述
に従った連動装置および現場機器の非決定的な動作につ
いて、論理的性質が成立することを証明する検証工程と
を備えたものである。
【0014】この発明に係る鉄道信号システムの連動装
置検証方法は、てこ取り扱い者による現場機器の非決定
的な操作の記述を、指定された進路の信号てこと関係す
る転てつてこについて、てこ取り扱い者が、信号てこを
定位にする操作、反位にする操作、進路に関係する転て
つてこを中立にする操作、進路で割り当てられているの
と同じ方向にする操作、進路で割り当てられているのと
反対方向にする操作を非決定的に行う記述としたもので
ある。
【0015】この発明に係る鉄道信号システムの連動装
置検証方法は、てこ取り扱い者による現場機器の非決定
的な操作の記述を、指定された信号てこ「甲」、「乙」
について、てこ取り扱い者が、信号てこ「甲」を定位に
する操作、反位にする操作、信号てこ「乙」を定位にす
る操作、反位にする操作を非決定的に行う記述としたも
のである。
【0016】この発明に係る鉄道信号システムの連動装
置検証方法は、てこ取り扱い者による現場機器の非決定
的な操作の記述を、指定された一対の方向てこ、また
は、閉そくてこについて、てこ取り扱い者が、てこを列
車を出発させる位置にする操作、受ける位置にする操
作、駅中間の軌道回路を短絡する操作、開放する操作を
非決定的に行う記述としたものである。
【0017】この発明に係る鉄道信号システムの連動装
置検証方法は、てこ取り扱い者による現場機器の非決定
的な操作の記述を、指定された鎖錠てこと鎖錠スイッチ
について、てこ取り扱い者が、鎖錠てこを定位にする操
作、反位にする操作、鎖錠スイッチを入の状態にする操
作、切の状態にする操作を非決定的に行う記述としたも
のである。
【0018】この発明に係る鉄道信号システムの連動装
置検証方法は、てこ取り扱い者による現場機器の非決定
的な操作の記述を、指定された信号機と閉路鎖錠に関係
する軌道回路について、てこ取り扱い者が、信号てこを
定位にする操作、反位にする操作、軌道回路を短絡する
操作、開放する操作を非決定的に行う記述としたもので
ある。
【0019】この発明に係る鉄道信号システムの連動装
置検証方法は、てこ取り扱い者による現場機器の非決定
的な操作の記述を、指定された信号機と信号制御に関係
する軌道回路について、てこ取り扱い者が、信号てこを
定位にする操作、反位にする操作、軌道回路を短絡する
操作、開放する操作を非決定的に行う記述としたもので
ある。
【0020】この発明に係る鉄道信号システムの連動装
置検証方法は、てこ取り扱い者による現場機器の非決定
的な操作の記述を、指定された軌道回路と関係する転て
つ器について、てこ取り扱い者が、軌道回路を短絡する
操作、開放する操作、転てつてこを定位にする操作、反
位にする操作を非決定的に行う記述としたものである。
【0021】この発明に係る鉄道信号システムの連動装
置検証方法は、てこ取り扱い者による現場機器の非決定
的な操作の記述を、指定された進路の信号てこと関係す
る転てつてことその進路の進路鎖錠に関係する軌道回路
について、てこ取り扱い者が、進路に関係する転てつて
こを中立にする操作、信号てこを反位にする操作、進路
に関係する転てつてこを進路で割り当てられているのと
反対方向にする操作を行った後、軌道回路を信号機の内
方より順に短絡する操作、開放する操作の途中で、信号
てこを定位にする操作を非決定的に行う記述としたもの
である。
【0022】この発明に係る鉄道信号システムの連動装
置検証方法は、てこ取り扱い者による現場機器の非決定
的な操作の記述を、指定された信号てこ「甲」、「乙」
とその進路の進路鎖錠に関係する軌道回路について、て
こ取り扱い者が、信号てこ「甲」を反位にする操作、信
号てこ「乙」を反位にする操作を行った後、軌道回路を
信号機の内方より順に短絡する操作、開放する操作の途
中で、信号てこ「甲」を定位にする操作を非決定的に行
う記述としたものである。
【0023】この発明に係る鉄道信号システムの連動装
置検証方法は、連動装置の動作の記述を、継電リレー回
路図としたものである。
【0024】この発明に係る鉄道信号システムの連動装
置検証方法は、連動装置の動作の記述を、電子連動プロ
グラムとしたものである。
【0025】この発明に係る鉄道信号システムの連動装
置検証装置は、てこ取り扱い者による現場機器の非決定
的な操作の記述と、連動装置および現場機器の予め設計
された動作の記述とに基づいて、連動装置および現場機
器の非決定的な動作の形式的言語の記述に変換する変換
手段と、変換された形式的言語の記述に従った連動装置
および現場機器の非決定的な動作について、論理的性質
が成立することを証明する検証手段とを備えたものであ
る。
【0026】この発明に係る鉄道信号システムの連動装
置検証装置は、検証手段を、形式的言語の記述に従った
連動装置および現場機器の非決定的な動作の論理的性質
が成立しない場合は、論理的性質が成立しないことを示
す反例となる動作を出力するようにしたものである。
【0027】この発明に係る記録媒体は、てこ取り扱い
者による現場機器の非決定的な操作の記述と、連動装置
および現場機器の予め設計された動作の記述とに基づい
て、連動装置および現場機器の非決定的な動作の形式的
言語の記述に変換する変換工程と、変換された形式的言
語の記述に従った連動装置および現場機器の非決定的な
動作について、論理的性質が成立することを証明する検
証工程とを備えたものである。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1は、この発明の実施の形態1による
鉄道信号システムの連動装置検証方法および装置を示す
構成図であり、図において、31はてこ取り扱い者によ
る信号てこ、転てつてこ、方向てこ、閉そくてこ、鎖錠
てこ、鎖錠スイッチ、信号機・入換標識、転てつ器、軌
道回路等の現場機器の非決定的な操作の記述1と、連動
装置およびその現場機器の予め設計された動作の記述2
とが、使い慣れた言語によって表現された入力記述(記
述)である。記述1は、操作の直接的な記述ではなく、
例えば、リレー回路図のように、操作の記述に関する情
報を与える間接的な表現である場合も含む。32は時相
論理式による形式的言語により予め設定された論理的性
質である。これら入力記述31および論理的性質32
は、一般的には、図面、表、文章などの電子データがパ
ーソナルコンピュータ(以下、パソコンと呼ぶ)のハー
ドディスク、またはフロッピーディスクに格納され、そ
の後、RAMに保持されてから用いられるものである。
33はてこ取り扱い者による現場機器の非決定的な操作
の記述1と、連動装置および現場機器の予め設計された
動作の記述2とに基づいて、連動装置および現場機器の
非決定的な動作の形式的言語の記述に変換する変換工程
(変換手段)、34は変換工程33によって変換された
形式的言語の記述に従った連動装置および現場機器の非
決定的な動作のそれぞれについて、予め設定された論理
的性質32が成立することを証明する検証工程(検証手
段)、35はその検証工程34で検証された検証結果で
ある。
【0029】また、図2は、この発明の実施の形態1に
よる鉄道信号システムの連動装置検証装置を示す構成図
であり、図は一般的なパソコンの構成を示すものであ
る。図において、41はパソコン全体を制御するCP
U、42は基本ソフトウェアが記憶されたROM、43
はこの鉄道信号システムの連動装置検証データ、鉄道信
号システムの連動装置検証ソフトウェア、演算途中のデ
ータおよび検証結果35が記憶されるRAM、ここで、
鉄道信号システムの連動装置検証データとは、図1にお
いて、入力記述31および論理的性質32に相当するも
のであり、鉄道信号システムの連動装置検証ソフトウェ
アとは、図1において、変換工程33、および検証工程
34に相当するものである。44はRAM43に記憶さ
れる各種情報を記憶するハードディスク、45は鉄道信
号システムの連動装置検証ソフトウェアを記憶するフロ
ッピ−ディスク(記録媒体)、46はディスプレイ、4
7はキーボードまたはマウス、48はプリンタ、49は
それら構成を接続するバスである。
【0030】このような形式的言語としては有限状態マ
シン(有限個の状態の間を非決定的に遷移する計算機モ
デル)の記述言語などが考えられる。また、このような
論理的性質の記述言語としては時相論理(状態の時間的
変化を扱える論理)の論理式などが考えられる。その場
合、検証工程34は、有限状態マシン記述言語の記述に
従った動作において、時相論理式で記述された論理的性
質32が成り立つことを証明する。これらについては、
文献 McMillan,K.,“Symbo1ic
Model Checking”,Kluwer Ac
ademicPublishersなどに研究結果が示
されている。特に、この形式的言語は非決定的な動作の
記述を許すこと、検証工程34は、その形式的言語の記
述に従った非決定的な動作について証明できることが、
この発明にとって重要である。例えば、有限状態マシン
記述言語では、一つの状態から遷移可能な次状態が複数
個指定される。この実施の形態1では、入力記述31の
うちの記述1が、てこ取り扱い者が、指定された進路の
信号てこと関係する転てつてこについて、信号てこを定
位にする操作、反位にする操作、進路に関係する転てつ
てこを中立にする操作、進路で割り当てられているのと
同じ方向にする操作、進路で割り当てられているのと反
対方向にする操作を非決定的に行うものである場合を例
に、この発明をさらに詳しく説明する。
【0031】次に動作について説明する。図4の連動
図、図5の連動表で制御設計が規定された連動装置の進
路12RCを考える。入力記述のうちの記述1は、てこ
取り扱い者は、信号てこ12RCを定位にする操作、反
位にする操作、転てつてこ21,23を中立にする操
作、転てつてこ21を定位、23を反位にする操作を任
意の順序で任意の回数行った後に、てこ操作を停止する
ものとする。ここで、標準の連動検査で規定された操作
と違って、次にどのような操作を行うかは非決定的であ
り、このような操作列は無限と言えるほど多数ある。変
換工程33は、てこ取り扱い者のこのような非決定的な
操作の記述1と、連動図および連動表に応じた、連動装
置、信号てこ、転てつてこ、信号機・入換標識、転てつ
器、軌道回路の動作の記述2を形式的言語の記述に変換
する。ここで、形式的言語が非決定的な動作の記述を許
しているため、複数ある操作列がこの記述に含まれてい
る。
【0032】検証工程34は、その形式的言語の記述に
従った非決定的な動作において次の論理的性質32が成
立することを証明する。 (bf)現在、信号てこ12RCが反位であり、信号て
こが最後にそのように操作されて以来(されたときを含
む)、転てつてこが中立になったことがあるならば、進
路12RCが設定される。 (c)現在、転てつてこ21は定位、23は反位であ
り、信号てこ12RCは反位であり、転てつてこが最後
にそのように操作されたとき以来(されたときを含
む)、信号てこがその方向のままであるならば、対応す
る転てつ器は転てつてこの方向に転換しない。 (d)現在、転てつてこ21は定位、23は反位であ
り、転てつてこが最後にそのように操作されたとき以来
(されたときを含む)、信号てこ12RCは定位になっ
たことがあるならば、対応する転てつ器は転てつてこの
方向に転換する。 (e)現在、信号てこ12RCは反位であり、転てつて
こ21は定位、23は反位であり、信号てこが最後にそ
のように操作されて以来(されたときを含む)、転てつ
てこがその方向のままであるならば、対応する転てつ器
は転てつてこの方向に転換する。 検証結果35として、基準「論理的性質(bf),
(c),(d),(e)が成立する」を満たすかどうか
の判定が得られる。これは、図3のような拡張した連動
検証を行ったことに相当する。尚、この実施の形態1で
は、論理的性質32を形式的言語によって記述したが、
使い慣れた言語によって記述しても良く、この場合は、
その使い慣れた言語によって記述された論理的性質を変
換工程33により形式的言語に変換して検証工程34に
出力すれば良い。
【0033】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、てこ取り扱い者による現場機器の非決定的な操作の
記述1に基づいて、連動装置および現場機器の非決定的
な動作の形式的言語の記述に変換し、その形式的言語の
記述に従った連動装置および現場機器の非決定的な動作
のそれぞれについて、論理的性質32が成立することを
証明するようにしたので、標準の連動検証では検証され
ない順序で任意の回数操作した場合でも、連動装置や現
場機器が期待される状態変化をし、現実的な時間内で信
頼性のある検証を行うことができる効果がある。また、
日本工業規格 JIS E 3004「継電連動機検査
方法」 5.4.1 てこ鎖錠検査 (1)てこ相互間の鎖錠の検査 (a)信号てこと転てつてことの相互間の検査 に対応して、信号てこを定位にする操作、反位にする操
作、進路に関係する転てつてこを中立にする操作、進路
で割り当てられているのと反対方向にする操作を任意の
順序で任意の回数行った後、てこ操作を停止する動作
を、変換工程33により形式的言語の記述に変換し、検
証工程34により論理的性質(bf)を証明することに
よって、任意の順序で任意の回数操作した場合も図6の
標準の連動検査の(b),(f)が一般に保証されるこ
とになる。同様に、検証工程34により論理的性質
(c),(d),(e)をそれぞれ証明することによっ
て、任意の順序で任意の回数操作した場合も図6の標準
の連動検査の(c),(d),(e)がそれぞれ一般に
保証されることになる。てこ操作を停止した状態では、
それまでのてこ操作の順序に依存して、論理的性質(b
f),(c),(d),(e)の前提条件のいずれかが
成り立つので、JIS E 3004 5.4.1
(1)(a)が一般に保証される効果がある。
【0034】実施の形態2.この実施の形態2では、入
力記述31のうちの記述1が、てこ取り扱い者が、指定
された信号てこ「甲」、「乙」について、信号てこ
「甲」を定位にする操作、反位にする操作、信号てこ
「乙」を定位にする操作、反位にする操作を非決定的に
行うものである場合を例に、この発明をさらに詳しく説
明する。
【0035】次に動作について説明する。図4の連動
図、図5の連動表で制御設計が規定された連動装置の進
路12RCと15LBを考える。入力記述1のうちの記
述1は、てこ取り扱い者は、信号てこ12RCを定位に
する操作、反位にする操作、信号てこ15LBを定位に
する操作、反位にする操作を任意の順序で任意の回数行
った後に、てこ操作を停止するものとする。変換工程3
3は、てこ取り扱い者のこのような非決定的な操作の記
述1と、連動図および連動表に応じた、連動装置、信号
てこ、転てつてこ、信号機・入換標識、転てつ器、軌道
回路の動作の記述2を形式的言語の記述に変換する。こ
こで、形式的言語が非決定的な動作の記述を許している
ため、複数ある操作列がこの記述に含まれている。
【0036】検証工程34は、その形式的言語の記述に
従った非決定的な動作において次の論理的性質が成立す
ることを証明する。尚、論理的性質32に付けた番号は
JIS E 3004の検査項目番号に対応する。 5.4.1(1)(b)−(ab) 現在、信号てこ1
2RCが反位であり、信号てこが最後にそのように操作
されて以来(されたときを含む)、信号てこ15LBが
定位になったことがあるならば、進路12RCは進行を
指示する信号を現示し、進路15LBは停止信号を現示
する。 5.4.1(1)(b)−(c) 現在、信号てこ15
LBが反位であり、信号てこが最後にそのように操作さ
れて以来(されたときを含む)、信号てこ12RCが定
位になったことがあるならば、進路15LBは進行を指
示する信号を現示し、進路12RCは停止信号を現示す
る。検証結果35として、「論理的性質5.4.1
(1)(b)−(ab),5.4.1(1)(b)−
(c)が成立する」を満たすかどうかの判定が得られ
る。尚、この実施の形態2では、JIS E 3004
5.4.1(1)(b)について検証したが、入力記
述31のうちの記述1が、てこ取り扱い者が、指定され
た一対の方向てこ、または、閉そくてこについて、てこ
取り扱い者が、てこを列車を出発させる位置にする操
作、受ける位置にする操作、駅中間の軌道回路を短絡す
る操作、開放する操作を非決定的に行うものである場合
には、JISE 3004 5.4.1(1)(c)に
ついて検証することができる。さらに、入力記述31の
うちの記述1が、てこ取り扱い者が、指定された鎖錠て
こと鎖錠スイッチについて、てこ取り扱い者が、鎖錠て
こを定位にする操作、反位にする操作、鎖錠スイッチを
入の状態にする操作、切の状態にする操作を非決定的に
行うものである場合には、JIS E 3004 5.
4.1(1)(d)について検証することができる。
【0037】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、日本工業規格 JIS E 3004「継電連動機
検査方法」 5.4.1 てこ鎖錠検査 (1)てこ相互間の鎖錠の検査 (b)信号てこ相互間の検査 (c)方向てこ相互間、閉そくてこ相互間の検査 (d)鎖錠てこと鎖錠スイッチ相互間の検査 が一般に保証される効果がある。
【0038】実施の形態3.この実施の形態3では、入
力記述31のうちの記述1が、てこ取り扱い者が、指定
された信号機と信号制御に関係する軌道回路について、
信号てこを定位にする操作、反位にする操作、軌道回路
を短絡する操作、開放する操作を非決定的に行うもので
ある場合を例に、この発明をさらに詳しく説明する。
【0039】次に動作について説明する。図4の連動
図、図5の連動表で制御設計が規定された連動装置の進
路1RCと軌道回路AT,21T,1RCTを考える。
入力記述31のうちの記述1は、てこ取り扱い者は、信
号てこ1RCを定位にする操作、反位にする操作、軌道
回路ATを短絡する操作、開放する操作、軌道回路21
Tを短絡する操作、開放する操作、軌道回路1RCTを
短絡する操作、開放する操作を任意の順序で任意の回数
行った後に、てこ操作、軌道回路操作を停止するものと
する。変換工程33は、てこ取り扱い者のこのような非
決定的な操作の記述1と、連動装置、信号てこ、転てつ
てこ、信号機・入換標識、転てつ器、軌道回路の動作の
記述2を形式的言語の記述に変換する。検証工程34
は、その形式的言語の記述に従った非決定的な動作にお
いて次の論理的性質が成立することを証明する。 5.4.2−(a) 現在、信号てこ1RCが反位であ
り、軌道回路AT,21T,1RCTのいずれもが開放
されているならば、進路12RCは進行を指示する信号
を現示し、現在、信号てこ1RCが定位であるか、軌道
回路AT,21T,1RCTのいずれかが短絡されてい
るならば、進路12RCは停止信号を現示する。検証結
果35として、「論理的性質5.4.2−(a)が成立
する」を満たすかどうかの判定が得られる。
【0040】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、日本工業規格 JIS E 3004「継電連動機
検査方法」 5.4.2 信号制御検査 が一般に保証される効果がある。
【0041】実施の形態4.この実施の形態4では、入
力記述31のうちの記述1が、てこ取り扱い者が、指定
された軌道回路と関係する転てつ器について、軌道回路
を短絡する操作、開放する操作、転てつてこを定位にす
る操作、反位にする操作を非決定的に行うものである場
合を例に、この発明をさらに詳しく説明する。
【0042】次に動作について説明する。図4の連動
図、図5の連動表で制御設計が規定された連動装置の軌
道回路21Tと転てつてこ21,23を考える。入力記
述31のうちの記述1は、てこ取り扱い者は、軌道回路
21Tを短絡する操作、開放する操作、転てつてこ21
を定位にする操作、反位にする操作、転てつてこ23を
定位にする操作、反位にする操作を任意の順序で任意の
回数行った後に、軌道回路の操作、てこ操作を停止する
ものとする。変換工程33は、てこ取り扱い者のこのよ
うな非決定的な操作の記述1と、連動装置、信号てこ、
転てつてこ、信号機・入換標識、転てつ器、軌道回路の
動作の記述2を形式的言語の記述に変換する。検証工程
34は、その形式的言語の記述に従った非決定的な動作
において次の論理的性質が成立することを証明する。 5.4.3−(a) 現在の転てつてこと対応する転て
つ器の方向が違うとき、転てつてこが最後に現在の方向
に操作されたとき以来(されたときを含む)、軌道回路
が短絡されたままであるならば、対応する転てつ器は転
てつてこの方向に転換しない。 5.4.3−(b) 現在の転てつてこと対応する転て
つ器の方向が違うとき、転てつてこが最後に現在の方向
に操作されたとき以来(されたときを含む)、軌道回路
が開放されたことがあるならば、対応する転てつ器は転
てつてこの方向に転換する。検証結果35として、「論
理的性質5.4.3−(a),5.4.3−(b)が成
立する」を満たすかどうかの判定が得られる。
【0043】以上のように、この実施の形態4によれ
ば、日本工業規格 JIS E 3004「継電連動機
検査方法」 5.4.3 てっ査鎖錠検査が一般に保証される効果が
ある。
【0044】実施の形態5.この実施の形態5では、入
力記述31のうちの記述1が、てこ取り扱い者が、指定
された進路の信号てこと関係する転てつてことその進路
の進路鎖錠に関係する軌道回路について、進路に関係す
る転てつてこを中立にする操作、信号てこを反位にする
操作、進路に関係する転てつてこを進路で割り当てられ
ているのと反対方向にする操作を行った後、軌道回路を
信号機の内方より順に短絡する操作、開放する操作の途
中で、信号てこを定位にする操作を非決定的に行うもの
である場合を例に、この発明をさらに詳しく説明する。
【0045】次に動作について説明する。図4の連動
図、図5の連動表で制御設計が規定された連動装置の進
路1RDを考える。入力記述31のうちの記述1は、て
こ取り扱い者は、転てつてこ21,23を中立にする操
作、信号てこ1RDを反位にする操作、転てつてこ21
を反位、23を定位にする操作を行った後、軌道回路A
T,21T,23T,1RDTを順に短絡する操作、開
放する操作の途中で、信号てこ1RDを定位にする操作
を任意の時点で行い、てこ操作、軌道回路操作を停止す
るものとする。変換工程33は、てこ取り扱い者のこの
ような非決定的な操作の記述1と、連動装置、信号て
こ、転てつてこ、信号機・入換標識、転てつ器、軌道回
路の動作の記述を形式的言語の記述に変換する。検証工
程34は、その形式的言語の記述に従った非決定的な動
作において次の論理的性質が成立することを証明する。 5.4.4(1)−(abc) 信号てこ1RDが反位
であるか、転てつ器のある軌道回路、あるいは、その外
方の軌道回路が短絡されているならば、その転てつ器は
転てつてこの方向に転換しない。 5.4.4(1)−(c) 信号てこ1RDが定位であ
り、転てつ器のある軌道回路、および、その外方の軌道
回路がすべて開放されているならば、その転てつ器は転
てつてこの方向に転換する。検証結果35として、「論
理的性質5.4.4(1)−(abc),5.4.4
(1)−(c)が成立する」を満たすかどうかの判定が
得られる。
【0046】以上のように、この実施の形態5によれ
ば、日本工業規格 JIS E 3004「継電連動機
検査方法」 5.4.4 進路鎖錠検査 (1)信号てこと転てつてことの相互間の検査 が一般に保証される効果がある。
【0047】実施の形態6.この実施の形態6では、入
力記述31のうちの記述1が、てこ取り扱い者が、指定
された信号てこ「甲」、「乙」とその進路の進路鎖錠に
関係する軌道回路について、信号てこ「甲」を反位にす
る操作、信号てこ「乙」を反位にする操作を行った後、
軌道回路を信号機の内方より順に短絡する操作、開放す
る操作の途中で、信号てこ「甲」を定位にする操作を非
決定的に行うものである場合を例に、この発明をさらに
詳しく説明する。
【0048】次に動作について説明する。図4の連動
図、図5の連動表で制御設計が規定された連動装置の進
路1RDと11RDを考える。入力記述31のうちの記
述1は、てこ取り扱い者は、信号てこ1RDを反位にす
る操作、信号てこ11RDを反位にする操作を行った
後、軌道回路AT,21T,23T,1RDTを順に短
絡する操作、開放する操作の途中で、信号てこ1RDを
定位にする操作を任意の時点で行い、てこ操作、軌道回
路操作を停止するものとする。変換工程33は、てこ取
り扱い者のこのような非決定的な操作の記述1と、連動
装置、信号てこ、転てつてこ、信号機・入換標識、転て
つ器、軌道回路の動作の記述2を形式的言語の記述に変
換する。検証工程34は、その形式的言語の記述に従っ
た非決定的な動作において次の論理的性質が成立するこ
とを証明する。 5.4.4(2)−(abc) 信号てこ1RDが反位
であるか、信号機11RD外方の軌道回路が短絡されて
いるならば、進路11RDは設定されない。 5.4.4(2)−(c) 信号てこ1RDが定位であ
り、信号機11RD外方の軌道回路がすべて開放されて
いるならば、進路11RDは設定される。 検証結果35として、「論理的性質5.4.4(2)−
(abc),5.4.4(2)−(c)が成立する」を
満たすかどうかの判定が得られる。
【0049】以上のように、この実施の形態6によれ
ば、日本工業規格 JIS E 3004「継電連動機
検査方法」 5.4.4 進路鎖錠検査 (2)信号てこ相互間の検査 が一般に保証される効果がある。
【0050】実施の形態7.この実施の形態7では、入
力記述31のうちの連動装置の動作の記述2が、継電リ
レー回路図である場合について、この発明を説明する。
【0051】次に動作について説明する。鉄道技術者に
とっては、継電連動装置については、リレー回路図が、
その制御設計の基本文書である。このリレー回路図をそ
のまま連動装置の動作の記述2として用い、これを形式
的言語の記述に変換すれば、追加的な特別な記述なしに
検証を実施することができる。
【0052】以上のように、この実施の形態7によれ
ば、連動装置の動作の記述を、継電リレー回路図とする
ことにより、追加的な特別な記述なしに検証を実施する
ことができる効果がある。
【0053】実施の形態8.この実施の形態8では、入
力記述31のうちの連動装置の動作の記述2が、電子連
動ブログラムである場合について、この発明を説明す
る。
【0054】次に動作について説明する。鉄道技術者に
とっては、電子連動装置については、計算機プログラム
が、その制御設計の基本文書である。この計算機プログ
ラムをそのまま連動装置の動作の記述2として用い、こ
れを形式的言語の記述に変換すれば、追加的な特別な記
述なしに検証を実施することができる。
【0055】以上のように、この実施の形態8によれ
ば、連動装置の動作の記述を、電子連動プログラムとす
ることにより、追加的な特別な記述なしに検証を実施す
ることができる効果がある。
【0056】実施の形態9.この実施の形態9では、検
証工程34において、形式的言語の記述に従った連動装
置および現場機器の非決定的な動作の論理的性質32が
成立しない場合は、その論理的性質32が成立しないこ
とを示す反例となる動作を出力するようにしたものであ
る。
【0057】次に動作について説明する。連動装置検証
装置は、連動装置が連動図表に示される制御設計通りに
動作するかどうかを検証するものである。この検証の判
定基準を全て満たすことがわかっているなら、連動検証
を行う必要もない。従って、連動検証の判定基準を満た
さない場合に、どこが誤っていたかを発見し訂正するこ
とが、連動検証の最も大きな効用である。従って、検証
工程34において、この論理的性質32が成立しないこ
とを示す反例となる動作を出力することができれば、連
動装置が制御設計通りに動作しなかった場合の訂正が容
易になる。
【0058】以上のように、この実施の形態9によれ
ば、連動装置や現場機器が期待される状態変化をしない
場合に、検証工程34が論理的性質が成立しないことを
示す反例となる動作を出力することによって、その原因
をより容易に解明できる効果がある。
【0059】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、てこ
取り扱い者による現場機器の非決定的な操作の記述と、
連動装置および現場機器の動作の記述とに基づいて、連
動装置および現場機器の非決定的な動作の形式的言語の
記述に変換する変換工程と、その変換された形式的言語
の記述に従った連動装置および現場機器の非決定的な動
作について、論理的性質が成立することを証明する検証
工程とを備えるように構成したので、標準の連動検証で
は検証されない順序で任意の回数操作した場合でも、連
動装置や現場機器が期待される状態変化をし、現実的な
時間内で信頼性のある検証を行うことができる効果があ
る。
【0060】この発明によれば、てこ取り扱い者による
現場機器の非決定的な操作の記述は、指定された進路の
信号てこと関係する転てつてこについて、てこ取り扱い
者が、信号てこを定位にする操作、反位にする操作、進
路に関係する転てつてこを中立にする操作、進路で割り
当てられているのと同じ方向にする操作、進路で割り当
てられているのと反対方向にする操作を非決定的に行う
記述とするように構成したので、日本工業規格 JIS
E 3004「継電連動機検査方法」 5.4.1 てこ鎖錠検査 (1)てこ相互間の鎖錠の検査 (a)信号てこと転てつてことの相互間の検査 が一般に保証される効果がある。
【0061】この発明によれば、てこ取り扱い者による
現場機器の非決定的な操作の記述は、指定された信号て
こ「甲」、「乙」について、てこ取り扱い者が、信号て
こ「甲」を定位にする操作、反位にする操作、信号てこ
「乙」を定位にする操作、反位にする操作を非決定的に
行う記述とするように構成したので、日本工業規格JI
S E 3004「継電連動機検査方法」 5.4.1 てこ鎖錠検査 (1)てこ相互間の鎖錠の検査 (b)信号てこ相互間の検査 が一般に保証される効果がある。
【0062】この発明によれば、てこ取り扱い者による
現場機器の非決定的な操作の記述は、指定された一対の
方向てこ、または、閉そくてこについて、てこ取り扱い
者が、てこを列車を出発させる位置にする操作、受ける
位置にする操作、駅中間の軌道回路を短絡する操作、開
放する操作を非決定的に行う記述とするように構成した
ので、日本工業規格 JIS E 3004「継電連動
機検査方法」 5.4.1 てこ鎖錠検査 (1)てこ相互間の鎖錠の検査 (c)方向てこ相互間、閉そくてこ相互間の検査 が一般に保証される効果がある。
【0063】この発明によれば、てこ取り扱い者による
現場機器の非決定的な操作の記述は、指定された鎖錠て
こと鎖錠スイッチについて、てこ取り扱い者が、鎖錠て
こを定位にする操作、反位にする操作、鎖錠スイッチを
入の状態にする操作、切の状態にする操作を非決定的に
行う記述とするように構成したので、日本工業規格JI
S E 3004「継電連動機検査方法」 5.4.1 てこ鎖錠検査 (1)てこ相互間の鎖錠の検査 (d)鎖錠てこと鎖錠スイッチ相互間の検査 が一般に保証される効果がある。
【0064】この発明によれば、てこ取り扱い者による
現場機器の非決定的な操作の記述は、指定された信号機
と閉路鎖錠に関係する軌道回路について、てこ取り扱い
者が、信号てこを定位にする操作、反位にする操作、軌
道回路を短絡する操作、開放する操作を非決定的に行う
記述とするように構成したので、日本工業規格 JIS
E 3004「継電連動機検査方法」 5.4.1 てこ鎖錠検査 (2)閉路鎖錠の検査 が一般に保証される効果がある。
【0065】この発明によれば、てこ取り扱い者による
現場機器の非決定的な操作の記述は、指定された信号機
と信号制御に関係する軌道回路について、てこ取り扱い
者が、信号てこを定位にする操作、反位にする操作、軌
道回路を短絡する操作、開放する操作を非決定的に行う
記述とするように構成したので、日本工業規格 JI S E 3004「継電連動機検査方法」 5.4.2 信号制御検査が一般に保証される効果があ
る。
【0066】この発明によれば、てこ取り扱い者による
現場機器の非決定的な操作の記述は、指定された軌道回
路と関係する転てつ器について、てこ取り扱い者が、軌
道回路を短絡する操作、開放する操作、転てつてこを定
位にする操作、反位にする操作を非決定的に行う記述と
するように構成したので、日本工業規格 JIS E3
004「継電連動機検査方法」 5.4.3 てっ査鎖錠検査 が一般に保証される効果がある。
【0067】この発明によれば、てこ取り扱い者による
現場機器の非決定的な操作の記述は、指定された進路の
信号てこと関係する転てつてことその進路の進路鎖錠に
関係する軌道回路について、てこ取り扱い者が、進路に
関係する転てつてこを中立にする操作、信号てこを反位
にする操作、進路に関係する転てつてこを進路で割り当
てられているのと反対方向にする操作を行った後、軌道
回路を信号機の内方より順に短絡する操作、開放する操
作の途中で、信号てこを定位にする操作を非決定的に行
う記述とするように構成したので、日本工業規格 JI
S E 3004「継電連動機検査方法」 5.4.4 進路鎖錠検査 (1)信号てこと転てつてことの相互間の検査 が一般に保証される効果がある。
【0068】この発明によれば、てこ取り扱い者による
現場機器の非決定的な操作の記述は、指定された信号て
こ「甲」、「乙」とその進路の進路鎖錠に関係する軌道
回路について、てこ取り扱い者が、信号てこ「甲」を反
位にする操作、信号てこ「乙」を反位にする操作を行っ
た後、軌道回路を信号機の内方より順に短絡する操作、
開放する操作の途中で、信号てこ「甲」を定位にする操
作を非決定的に行う記述とするように構成したので、日
本工業規格 JIS E 3004「継電連動機検査方
法」 5.4.4 進路鎖錠検査 (2)信号てこ相互間の検査 が一般に保証される効果がある。
【0069】この発明によれば、連動装置の動作の記述
は、継電リレー回路図とするように構成したので、追加
的な特別な記述なしに検証を実施することができる効果
がある。
【0070】この発明によれば、連動装置の動作の記述
は、電子連動プログラムとするように構成したので、追
加的な特別な記述なしに検証を実施することができる効
果がある。
【0071】この発明によれば、てこ取り扱い者による
現場機器の非決定的な操作の記述と、連動装置および現
場機器の動作の記述とに基づいて、連動装置および現場
機器の非決定的な動作の形式的言語の記述に変換する変
換手段と、その変換された形式的言語の記述に従った連
動装置および現場機器の非決定的な動作について、論理
的性質が成立することを証明する検証手段とを備えるよ
うに構成したので、標準の連動検証では検証されない順
序で任意の回数操作した場合でも、連動装置や現場機器
が期待される状態変化をし、現実的な時間内で信頼性の
ある検証を行うことができる効果がある。
【0072】この発明によれば、検証手段は、形式的言
語の記述に従った連動装置および現場機器の非決定的な
動作の論理的性質が成立しない場合は、論理的性質が成
立しないことを示す反例となる動作を出力するように構
成したので、成立しない原因をより容易に解明すること
ができる効果がある。
【0073】この発明によれば、てこ取り扱い者による
現場機器の非決定的な操作の記述と、連動装置および現
場機器の動作の記述とに基づいて、連動装置および現場
機器の非決定的な動作の形式的言語の記述に変換する変
換工程と、その変換された形式的言語の記述に従った連
動装置および現場機器の非決定的な動作について、論理
的性質が成立することを証明する検証工程とを備えるよ
うに構成したので、標準の連動検証では検証されない順
序で任意の回数操作した場合でも、連動装置や現場機器
が期待される状態変化をし、現実的な時間内で信頼性の
ある検証を行うことができる効果がある。また、記録媒
体であるので、他のコンピュータへの利用も容易となる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による鉄道信号シス
テムの連動装置検証方法および装置を示す構成図であ
る。
【図2】 この発明の実施の形態1による鉄道信号シス
テムの連動装置検証装置を示す構成図である。
【図3】 この発明の実施の形態1による連動検証を示
す説明図である。
【図4】 連動図を示す図である。
【図5】 連動表を示す図である。
【図6】 標準の連動検証を示す説明図である。
【符号の説明】 31 入力記述(記述)、32 論理的性質、33 変
換工程(変換手段)、34 検証工程(検証手段)、4
5 フロッピーディスク(記録媒体)。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 てこ取り扱い者による現場機器の非決定
    的な操作の記述と、連動装置およびその現場機器の予め
    設計された動作の記述とに基づいて、その連動装置およ
    びその現場機器の非決定的な動作の形式的言語の記述に
    変換する変換工程と、上記変換工程によって変換された
    形式的言語の記述に従った連動装置および現場機器の非
    決定的な動作のそれぞれについて、予め設定された論理
    的性質が成立することを証明する検証工程とを備えた鉄
    道信号システムの連動装置検証方法。
  2. 【請求項2】 てこ取り扱い者による現場機器の非決定
    的な操作の記述は、指定された進路の信号てこと関係す
    る転てつてこについて、てこ取り扱い者が、信号てこを
    定位にする操作、反位にする操作、進路に関係する転て
    つてこを中立にする操作、進路で割り当てられているの
    と同じ方向にする操作、進路で割り当てられているのと
    反対方向にする操作を非決定的に行う記述とすることを
    特徴とする請求項1記載の鉄道信号システムの連動装置
    検証方法。
  3. 【請求項3】 てこ取り扱い者による現場機器の非決定
    的な操作の記述は、指定された信号てこ「甲」、「乙」
    について、てこ取り扱い者が、信号てこ「甲」を定位に
    する操作、反位にする操作、信号てこ「乙」を定位にす
    る操作、反位にする操作を非決定的に行う記述とするこ
    とを特徴とする請求項1記載の鉄道信号システムの連動
    装置検証方法。
  4. 【請求項4】 てこ取り扱い者による現場機器の非決定
    的な操作の記述は、指定された一対の方向てこ、また
    は、閉そくてこについて、てこ取り扱い者が、てこを列
    車を出発させる位置にする操作、受ける位置にする操
    作、駅中間の軌道回路を短絡する操作、開放する操作を
    非決定的に行う記述とすることを特徴とする請求項1記
    載の鉄道信号システムの連動装置検証方法。
  5. 【請求項5】 てこ取り扱い者による現場機器の非決定
    的な操作の記述は、指定された鎖錠てこと鎖錠スイッチ
    について、てこ取り扱い者が、鎖錠てこを定位にする操
    作、反位にする操作、鎖錠スイッチを入の状態にする操
    作、切の状態にする操作を非決定的に行う記述とするこ
    とを特徴とする請求項1記載の鉄道信号システムの連動
    装置検証方法。
  6. 【請求項6】 てこ取り扱い者による現場機器の非決定
    的な操作の記述は、指定された信号機と閉路鎖錠に関係
    する軌道回路について、てこ取り扱い者が、信号てこを
    定位にする操作、反位にする操作、軌道回路を短絡する
    操作、開放する操作を非決定的に行う記述とすることを
    特徴とする請求項1記載の鉄道信号システムの連動装置
    検証方法。
  7. 【請求項7】 てこ取り扱い者による現場機器の非決定
    的な操作の記述は、指定された信号機と信号制御に関係
    する軌道回路について、てこ取り扱い者が、信号てこを
    定位にする操作、反位にする操作、軌道回路を短絡する
    操作、開放する操作を非決定的に行う記述とすることを
    特徴とする請求項1記載の鉄道信号システムの連動装置
    検証方法。
  8. 【請求項8】 てこ取り扱い者による現場機器の非決定
    的な操作の記述は、指定された軌道回路と関係する転て
    つ器について、てこ取り扱い者が、軌道回路を短絡する
    操作、開放する操作、転てつてこを定位にする操作、反
    位にする操作を非決定的に行う記述とすることを特徴と
    する請求項1記載の鉄道信号システムの連動装置検証方
    法。
  9. 【請求項9】 てこ取り扱い者による現場機器の非決定
    的な操作の記述は、指定された進路の信号てこと関係す
    る転てつてことその進路の進路鎖錠に関係する軌道回路
    について、てこ取り扱い者が、進路に関係する転てつて
    こを中立にする操作、信号てこを反位にする操作、進路
    に関係する転てつてこを進路で割り当てられているのと
    反対方向にする操作を行った後、軌道回路を信号機の内
    方より順に短絡する操作、開放する操作の途中で、信号
    てこを定位にする操作を非決定的に行う記述とすること
    を特徴とする請求項1記載の鉄道信号システムの連動装
    置検証方法。
  10. 【請求項10】 てこ取り扱い者による現場機器の非決
    定的な操作の記述は、指定された信号てこ「甲」、
    「乙」とその進路の進路鎖錠に関係する軌道回路につい
    て、てこ取り扱い者が、信号てこ「甲」を反位にする操
    作、信号てこ「乙」を反位にする操作を行った後、軌道
    回路を信号機の内方より順に短絡する操作、開放する操
    作の途中で、信号てこ「甲」を定位にする操作を非決定
    的に行う記述とすることを特徴とする請求項1記載の鉄
    道信号システムの連動装置検証方法。
  11. 【請求項11】 連動装置の動作の記述は、継電リレー
    回路図とすることを特徴とする請求項1から請求項10
    のうちのいずれか1項記載の鉄道信号システムの連動装
    置検証方法。
  12. 【請求項12】 連動装置の動作の記述は、電子連動プ
    ログラムとすることを特徴とする請求項1から請求項1
    0のうちのいずれか1項記載の鉄道信号システムの連動
    装置検証方法。
  13. 【請求項13】 てこ取り扱い者による現場機器の非決
    定的な操作の記述と、連動装置およびその現場機器の予
    め設計された動作の記述とに基づいて、その連動装置お
    よびその現場機器の非決定的な動作の形式的言語の記述
    に変換する変換手段と、上記変換手段によって変換され
    た形式的言語の記述に従った連動装置および現場機器の
    非決定的な動作のそれぞれについて、予め設定された論
    理的性質が成立することを証明する検証手段とを備えた
    鉄道信号システムの連動装置検証装置。
  14. 【請求項14】 検証手段は、形式的言語の記述に従っ
    た連動装置および現場機器の非決定的な動作の論理的性
    質が成立しない場合は、その論理的性質が成立しないこ
    とを示す反例となる動作を出力することを特徴とする請
    求項13記載の鉄道信号システムの連動装置検証装置。
  15. 【請求項15】 てこ取り扱い者による現場機器の非決
    定的な操作の記述と、連動装置およびその現場機器の予
    め設計された動作の記述とに基づいて、その連動装置お
    よびその現場機器の非決定的な動作の形式的言語の記述
    に変換する変換工程と、上記変換工程によって変換され
    た形式的言語の記述に従った連動装置および現場機器の
    非決定的な動作のそれぞれについて、予め設定された論
    理的性質が成立することを証明する検証工程とを、コン
    ピュータによって実行させるためのプログラムを記録し
    たコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008189116A (ja) * 2007-02-05 2008-08-21 East Japan Railway Co 中間信号制御装置の模擬装置および更新方法
JP2011131812A (ja) * 2009-12-25 2011-07-07 Hitachi Ltd 連動図表検証装置、及び連動図表検証方法
CN114194261A (zh) * 2021-11-23 2022-03-18 兰州安信铁路科技有限公司 一种车站计算机联锁试验过程数据分析方法

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