JP4666321B2 - 運行案内表示装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、交通機関の運行状態を外部に案内表示する運行案内表示装置に関し、特に、各種の情報をアナログ的に案内表示することで運行状態を容易に認識できるようにした運行案内表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、鉄道、バス、航空機などの交通機関では、利用者にダイヤ等の運行情報を報知するための1つの手段として運行案内表示装置が用いられている。従来の運行案内表示装置としては、例えば鉄道では、駅構内の改札口近くに設けられ、これから発車する複数本分の列車(例えば5列車分)が発車時刻順に発車番線と行先とを明示して表示されるように構成されている。また、例えばバスでは、停留所の表示板の一部として運行案内表示装置が設けられ、これから到着する予定のバスがどこの停留所まで近づいているかを各路線ごとに明示して表示されるように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の運行案内表示装置は、乗車しようとする列車、バス等の出発までに現時刻からどの程度の余裕があるかを容易に知ることができないという欠点があった。
例えば、鉄道においては、運行案内表示装置に「○番線・9:18・○○線○○行」と表示されていて、現在、利用者(旅客)の所持している時計が「8:52」を示している場合、または、運行案内表示装置に時計が設けられていて、その時計の表示が「8:52」を示しているとき、乗車しようとする列車の出発までにどの程度の余裕があるかを計算して求めなければならないという不便があった。このような利用者の不便は他の交通機関においても同様である。また、列車、バス等の運行状態に遅れや進みが生じた場合には、さらに面倒な計算を行わなければならず不便であった。
【0004】
加えて、従来の運行案内表示装置については、特に、大型の駅で複数のプラットホームと複数の路線がある場合や、主要地点の停留所で行先の異なる複数の路線のバスが停車するような場合、路線ごとに運行案内が行われないので、自分の利用しようとする路線を捜さなければならないという面倒もあった。
本発明は上記の点に着目してなされたもので、乗車しようとする列車、バス、航空機等の交通機関の出発までにどの程度の余裕があるかを、即、認識することができ、また、発車する交通機関を路線別に容易に認識することのできる運行案内表示装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明に係る運行案内表示装置は、交通機関の運行状態を外部に案内表示する運行案内表示装置であって、所定の配列に従って時刻目盛りを表示する目盛り表示手段と、前記時刻目盛りに対応する位置に現在時刻を示す指標を表示する現在時刻表示手段と、前記時刻目盛りの配列範囲内における一定の時間帯に対応した長さを有する帯状の指標を前記時刻目盛りに沿って表示する帯状指標表示手段と、前記帯状の指標の一方の端部と前記現在時刻を示す指標との相対的な位置関係に応じて交通機関の現在の運行状態が案内されるように、前記帯状の指標の表示位置を移動させる移動手段と、前記帯状の指標で示される時間帯に出発する交通機関の運行情報を、前記時刻目盛りおよび前記帯状の指標に関連付けて表示する出発運行情報表示手段と、を備え、さらに、前記出発運行情報表示手段は、交通機関の運行状態に進みが生じたとき、当該交通機関に対応する運行情報を、進みが生じていない時とは異なる形式で表示すると共に、現在時刻が当該交通機関の定刻を過ぎることにより前記運行情報の表示を消すようにしたものである。
【0006】
かかる構成では、目盛り表示手段および現在時刻表示手段によりアナログ式の時計が表示されるとともに、帯状指標表示手段および移動手段により上記アナログ式時計に対応させて帯状の指標が移動表示され、さらに出発運行情報表示手段により帯状の指標に関連付けて出発運行情報が表示されると共に、出発運行情報の表示形式に応じて交通機関の運行状態の進みが表され、当該進みの表示は現在時刻が定刻を過ぎることで消されるようになる。これにより、運行状態に進みの生じている場合も含めて交通機関の出発予定時刻の直感的な表示が可能になる。
【0007】
また、前記移動手段は、前記現在時刻を示す指標の移動に追従させて前記帯状の指標の表示位置を移動させるようにしてもよい。さらに、前記移動手段は、交通機関の運行状態に遅れが生じたとき、前記現在時刻を示す指標の移動に対する前記帯状の指標の一方の端部側の移動を、当該運行状態の遅延時間に応じて遅らせるようにしてもよい。
【0008】
かかる構成では、帯状の指標の一方の端部と現在時刻を示す指標との相対的な位置関係により運行状態の遅れが表されるようになる。
また、上記運行案内表示装置の具体的な構成として、前記目盛り表示手段は、円周に沿って時刻目盛りを表示し、前記現在時刻表示手段は、前記円周の中心を軸に現在時刻に従って回転する少なくとも1つの指針を表示し、前記帯状指標表示手段は、前記時刻目盛りの周りに360°より小さい角度を保って設けられた帯状の指標を表示するようにしてもよい。
【0009】
さらに、前述した運行案内表示装置について、帯状指標表示手段は、前記帯状の指標を交通機関の路線ごとに複数表示するようにしてもよい。加えて、帯状指標表示手段は、色彩が互いに異なる前記複数の帯状の指標を表示するようにしても構わない。これにより、複数の路線の案内が効率よく行われるようになる。
また、上述した運行案内表示装置は、交通機関の運行に関連する付帯情報を表示するコンテンツ表示手段を設けるようにしてもよい。かかる構成により、交通機関の運行に関連する付帯情報が利用者に案内されるようになる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に係る運行案内表示装置の基本構成を示す図である。
図1において、本運行案内表示装置の基本構成は、交通機関の運行案内を行う表示器1と、それを制御する制御器10とからなる。
【0011】
表示器1は、所定の広さの表示面1aを備えていて、該表示面1a上には、ここでは、時計2、帯状の指標3a,3b,3c、出発運行情報4a,4b,4cおよびコンテンツ部8が表示される。
時計2は、現在時刻を示す指標としての短針2aおよび長針2bを備えるとともに、時刻目盛りとしての文字盤2cを周囲に備えたアナログ式の時計からなり、短針2aおよび長針2bの表示位置の移動は、ここでは制御器10によって制御されるものとする。なお、2針式のアナログ時計(長針2bの1回転で1時間を計時し、短針2aの1回転で12時間を計時する)を示したが、本発明はこれに限られるものではなく、例えば、1針式のアナログ時計(指針の1回転で12時間または24時間を計時する)とすることも可能である。また、ここでは時刻目盛りを円周に沿って配列するようにしたが、これ以外にも例えば、時刻目盛りを一直線上に配列してもよい。この場合、現在時刻を示す指標は上記時刻目盛り沿って直線的に移動するものとする。
【0012】
各帯状の指標3a〜3cは、それぞれ、時計2の文字盤2cの外方を囲むように表示され、時刻目盛りの配列範囲内における一定の時間帯に対応した長さを有する。ここでは例えば、交通機関の運行状態に遅れが生じていないとした場合に、40分間に対応した長さ(中心角で表すと240°に相当する)を保つように表示される。これら各帯状の指標3a〜3cは、交通機関の各路線にそれぞれ対応していて、各々の指標3a〜3cごとに異なる色彩で表示される。これら各帯状の指標3a〜3cの表示位置は、基本的に長針2bの移動に追従してそれぞれ移動(回転)し、各々の指標3a〜3cの一方の端部と長針2bとの相対的な位置関係に応じて、交通機関の現在の運行状態が表される。図1に示した一例では、帯状の指標3a,3bに対応する路線で遅れが生じ、帯状の指標3cに対応する路線で進みが生じている。なお、交通機関に遅れや進みが生じたときの表示位置の移動方法については後述する。
【0013】
出発運行情報4a〜4cは、帯状の指標3a〜3cで示される時間帯に出発する交通機関の運行情報をそれぞれ表すものであり、円形マークが重ねて表示された帯状の指標に対応して路線が示され、円形マークの表示位置に対応する時刻目盛りによって出発時刻が示され、円形マーク内に示された記号に対応して行先や発車位置などの情報が示される。なお、出発運行情報4a〜4cの具体例および表示方法については後述する。
【0014】
コンテンツ部8には、交通機関の運行に関する付帯情報が表示される。具体的には、例えば、各帯状の指標3a〜3cに対応した路線の種類、各々の路線の運行状況、各出発運行情報4a〜4cに対応した行先や発車位置などの情報が表示される。
制御器10は、上記表示器1の表示内容を駆動制御するもので、全体を統括的に制御する図示しないCPUを中心に形成されている。
【0015】
ここで、制御器10の制御動作について具体的に説明する。
制御器10では、基本的に、上述の図1に示したような表示器1の表示面1aの表示配列が決定されるとともに、現在時刻が計時されて時計2の短針2aおよび長針2bが駆動表示される。また、交通機関の運行予定表(ダイヤ)が記憶されていて、外部から与えられる交通機関の運行状態に関する情報に応じて、記憶されたダイヤを参照しながら、帯状の指標3a〜3cの表示位置の移動制御および出発運行情報4a〜4cの表示制御が行われる。
【0016】
各帯状の指標の移動制御は、具体的には、外部からの情報と記憶したダイヤとを比較することで各路線の運行状態がダイヤ通りであると判断された場合、各々の路線に対応する帯状の指標の表示位置を、長針2bの移動に追従して回転移動させる。ここでは、各帯状の指標の一方の端部の位置を長針2bの指す位置に合わせるようにして、各帯状の指標全体を右回りに回転移動させるようにしている。なお、本発明は、帯状の指標の一方の端部の位置を長針2bの指す位置に合わせる場合に限定されるものではなく、帯状の指標の一方の端部の位置が、長針2bの指す位置に対し所要のオフセット量をもつように設定することも可能である。
【0017】
一方、ある路線の運行状態に遅れが生じていると判断された場合には、長針2bの移動に対する帯状の指標の一方の端部側の表示位置の移動を、当該運行状態の遅延時間に応じて遅らせる制御が行われる。上述の図1に示した帯状の指標3a,3bは、上記のような遅れの生じた場合に該当する一例を示していて、帯状の指標3aに対応する路線では約5分の遅れが生じ、帯状の指標3bに対応する路線では約9分の遅れが生じていることを表している。すなわち、長針2bの指す2時50分に対して、帯状の指標3aの一方の端部は2時45分の位置にあることで、その相対的な位置の差Δaにより約5分の遅れが表現されている。また、帯状の指標3bの一方の端部は2時41分の位置にあり、相対的な位置の差Δbにより約9分の遅れが発生していることが案内される。なお、遅れていた列車やバス等の交通機関が駅や停留所等に到着し出発すると、該当する出発運行情報4a,4bの表示が消され、帯状の指標3a,3bの一方の端部が長針2bの指す位置に合わせられる。
【0018】
また、バス(乗合)等の交通機関においては、道路状況や乗客の乗降時間などの影響により定刻通りの運行が難しく、バス等が停留所に予定の時刻よりも早く到着し、状況によっては定刻よりも早く出発してしまうような場合も発生する。上記の一例のように、ある路線の運行状態に進みが生じた場合には、その路線に対応する帯状の指標に重ねて表示していた複数の出発運行情報のうち、進みが生じた該当する出発運行情報を、他とは異なる形式で表示する制御が行われる。なお、進みが生じた場合における帯状の指標の移動制御は、定刻通りの運行が行われている場合と同様に、長針2bの移動に追従した制御が行われる。上述の図1に示した帯状の指標3cは、上記のような進みの生じた場合に該当する一例を示していて、帯状の指標3cに対応する路線では約2分の進みが生じていることを表している。すなわち、長針2bの指す現在時刻(2時50分)に対して、2時52分に出発予定のバス等が既に到着し、定刻まで待機しているか或いは定刻より早く出発してしまった場合、それに該当する出発運行情報4cが、例えば、通常時の点灯表示から点滅表示(図には点線で示す)などに切り替えられ、この点滅表示された出発運行情報4cと長針2bの相対的な位置の差Δcにより約2分の進みが生じていることが案内される。なお、進みの生じた出発運行情報4cは、現在時刻が定刻を過ぎると消されるものとする。
【0019】
このように本発明に係る運行案内表示装置の基本構成によれば、表示器1の表示面1a上にアナログ式のダイヤ時計を表示させるようにしたことで、交通機関の出発予定時刻の直感的な表示が可能になるため、利用者は、乗車しようとする交通機関の出発までにどの程度の余裕があるかを容易に認識することができる。また、帯状の指標を路線ごとに設けたことで、発車する交通機関を路線別に容易に認識することができる。さらに、帯状の指標の一方の端部と長針2bとの相対的な位置関係や出発運行情報の表示形式に応じて、交通機関の運行状態の遅れや進みを表すようにしたことで、直感的な把握が可能な運行状態表示を実現できる。
【0020】
次に、上記のような基本構成を有する運行案内表示装置の具体的な実施の形態について説明する。ここでは、例えば鉄道システムに用いられる列車案内装置に本発明を適用した一例を考えることにする。
図2は、本発明を適用した列車案内装置(運行案内表示装置)の一実施形態を示す概略構成図である。ただし、上述の図1に示した基本構成に対応する部分には同一の符号が付してある。
【0021】
図2において、本列車案内装置は、列車案内を行う表示器1とそれを制御する制御器10とから構成される。表示器1は、所定の広さの番面の表面にプラズマディスプレイを備えていて、駅構内の改札口近く等の所定の場所に設置される。
時計2は、短針2a、長針2bおよび文字盤2cを備えたアナログ式の時計を表示したものであり、現在時刻を示す短針2aおよび長針2bは、制御器10の後述する時計部12によって駆動表示されるように構成されている。なお、この時計2は、制御器10によって駆動されることなく単独で時刻を表示することのできる機械式または電機式の周知の時計とすることもできる。
【0022】
帯状の指標3a,3bは、時計2の文字盤2cの周りに2重に、かつ、360°よりも小さい所定の角度を保って、図示の例では、270°の角度で設けられている。そして、これら帯状の指標3a,3bは、表示器1に設けられている番線案内部4に表示された各番線(図示の例では、高崎線と宇都宮線)の表示色に対応させた色彩で表示されている。すなわち、図示の例では、高崎線に対応する帯状の指標3aは黄色に、また、宇都宮線に対応する帯状の指標3bは青色に表示されている。
【0023】
これら帯状の指標3a,3bの一端は、ここでは、説明を簡単にするために各路線の列車がダイヤ通りに運行されているものとして、時計2の長針2bの指す方向と一致し、かつ、帯状の指標3a,3bの表示部分がその長針2bの進む方向となるように表示されている。すなわち、これら帯状の指標3a,3bは、現時刻から45分間を示し、図2の例では、2時14分から45分後の2時59分までを示している。
【0024】
これら帯状の指標3a,3bは、時計2の長針2bの進行とともに文字盤2cの周りを移動できるように構成されている。図3は、図2の状態から長針2bが移動した状態で、現在時刻が2時50分のときを示している。このときの両帯状の指標3a,3bの終端(他端)は、45分後の3時35分を示している。
両帯状の指標3a,3b中に示される数字と漢字1字からなる列車表示5a〜5d,6a〜6dは、出発運行情報に相当する列車表示であって、数字は発車番線(列車の出発するプラットホームの番号)を示し、漢字は、表示器1の参照表示部7に表示されている行先を表示している。
【0025】
これら列車表示5a〜5d,6a〜6dにおいて、例えば、高崎線を示す帯状の指標3a中の列車表示5aは、「2時25分に5番線から籠原行きが出発すること」を表示している。また、宇都宮線を示す帯状の指標3b中の6aは、「2時20分に7番線から宇都宮行きが出発すること」を示している。
両帯状の指標3a,3b中に示されている各列車表示5a〜5d,6a〜6dは、時計2の長針2bからの時間がアナログ式に認識することができ、したがって、利用者が乗車しようとする列車が出発するまでの時間が、即、認識できる。
【0026】
コンテンツ部8は、ここでは例えば時計2の右側に設けられていて、利用者に対して所定の案内を行えるように構成されている。このコンテンツ部8は、図2に示されるような列車の運行情報に関する案内のみならず、所定の広告等を案内表示することもできる。
制御器10は、上記表示器1の表示内容を駆動制御するもので、全体を統括的に制御するCPUを中心に形成された制御部11を有している。制御部11には、表示部1の時計2の時刻を計数する時計部12と、電波時計、あるいはラジオの時報を受信して時刻を正規の時刻に修正する周知の時刻修正部13が接続されている。したがって、表示器1の時計2は、常時、正確な時刻を表示することができる。
【0027】
制御部11に接続されている画面作成部14は、表示器1の表示面(図2の表示器参照)の表示配列を決定できるように構成され、また、その制御部11に接続されているニュース作成部15は、表示器1のコンテンツ部8に表示する内容を駆動制御できるように構成されている。
制御部11に接続されているダイヤ16には、表示器1に表示する列車表示(5a〜5d,6a〜6d)のダイヤ情報が記憶されている。図2の例では、表示器1に高崎線及び宇都宮線を表示するようになっているので、列車表示のダイヤ情報としては、図4(a)に示されるように、高崎線と宇都宮線の各ダイヤ情報16a〜16dが記憶されている。なお、このダイヤ16a〜16dは、この列車案内装置の設置されている駅に設けられている上位の列車運行管理装置から通信回線を介して得るようにしてもよい。
【0028】
制御部11に接続されているダイヤテーブル17は、ダイヤ16に記憶されている列車ダイヤ情報に基づいて、表示器1の帯状の指標3a,3bに表示する列車表示を抽出するもので、図4(b)には、その抽出例が示されている。すなわち、この図4(b)に示される5時15分から45分後の6時までの間、帯状の指標3a,3bに表示する内容を示す表示列車テーブルT1には、列車順序テーブルT2の5時36分の『普通,小金井,5』(普通列車、小金井行(宇都宮線)、5番線を意味している。)が抽出されることを表している。このような列車抽出は、時々刻々行われる。
【0029】
図5は、帯状の指標の3a,3b中に示される列車表示の他の表示例であって、ここでは、行先の名称が全部表示されるように構成されている。
なお、上述の実施形態では、帯状の指標は、2路線分の2本としたが、1路線用の1本とすることもでき、また、3路線以上の3本以上とすることもできる。
さらに、発車番線または行先の表示色を、特急列車、急行列車、快速列車、普通列車等の列車種別によって色彩を変えるようにしてもよい。また、ここでは各路線の列車の運行状態がダイヤ通りに行われるものとしたが、列車のダイヤに遅れや進みが生じた場合には、本発明の基本構成として先に説明した場合と同様して表示制御を行うようにすればよい。さらに、具体的な実施形態として鉄道用の列車案内装置に本発明を適用した一例を挙げたが、これ以外にも、バスや航空機等の交通機関で用いられる運行案内表示装置に本発明を適用することも勿論可能である。
【0030】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る運行案内表示装置は、目盛り表示手段および現在時刻表示手段によりアナログ式の時計を表示するとともに、帯状指標表示手段および移動手段により上記アナログ式時計に対応させて帯状の指標を移動表示し、さらに出発運行情報表示手段により帯状の指標に関連付けて出発運行情報を表示すると共に、出発運行情報の表示形式に応じて交通機関の運行状態の進みを表し、現在時刻が定刻を過ぎることで当該進みの表示を消すようにしたことで、運行状態に進みの生じている場合も含めて交通機関の出発予定時刻の直感的な表示が可能になるため、利用者は、乗車しようとする交通機関の出発までにどの程度の余裕があるかを容易に認識することができ、また、運行状態の進みによって定刻になる前に交通機関が出発してしまったことも把握することができる。
【0031】
また、帯状の指標の一方の端部と現在時刻を示す指標との相対的な位置関係により運行状態の遅れを表すようにしたことで、利用者は交通機関の運行状態を遅れが生じている場合にも直感的に把握することが可能である。
加えて、帯状の指標を交通機関の路線ごとに設けたことで、複数の路線の案内を効率よく行うことができるため、利用者は出発する交通機関を路線別に容易に認識することができる。さらに、路線毎に複数本設けられる帯状の指標を、帯状の指標毎に色彩を異ならせれば、路線を一層容易に認識することができる。
【0032】
また、列車の遅延等の所定の情報を表示するコンテンツ表示部を設けたときは、列車に関する情報等を報知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る運行案内表示装置の基本構成を示す図である。
【図2】本発明の実施形態に係る列車案内装置の概略構成図である。
【図3】図2について時計が進行したときの表示例を示す図である。
【図4】本発明の実施形態における制御器を説明する図であって、(a)は制御器に記憶されるダイヤ情報の一例であり、(b)はダイヤテーブルでの列車の抽出例である。
【図5】図3に示した列車表示に関連した他の表示例を示した図である。
【符号の説明】
1 表示器
1a 表示面
2 時計
2a 短針
2b 長針
3a,3b 帯状の指標
4a,4b,4c 出発運行情報
5a〜5d,6a〜6d 列車表示
8 コンテンツ部
10 制御器
Claims (7)
- 交通機関の運行状態を外部に案内表示する運行案内表示装置であって、
所定の配列に従って時刻目盛りを表示する目盛り表示手段と、
前記時刻目盛りに対応する位置に現在時刻を示す指標を表示する現在時刻表示手段と、
前記時刻目盛りの配列範囲内における一定の時間帯に対応した長さを有する帯状の指標を前記時刻目盛りに沿って表示する帯状指標表示手段と、
前記帯状の指標の一方の端部と前記現在時刻を示す指標との相対的な位置関係に応じて交通機関の現在の運行状態が案内されるように、前記帯状の指標の表示位置を移動させる移動手段と、
前記帯状の指標で示される時間帯に出発する交通機関の運行情報を、前記時刻目盛りおよび前記帯状の指標に関連付けて表示する出発運行情報表示手段と、を備え、さらに、
前記出発運行情報表示手段は、交通機関の運行状態に進みが生じたとき、当該交通機関に対応する運行情報を、進みが生じていない時とは異なる形式で表示すると共に、現在時刻が当該交通機関の定刻を過ぎることにより前記運行情報の表示を消すことを特徴とする運行案内表示装置。 - 前記移動手段は、前記現在時刻を示す指標の移動に追従させて前記帯状の指標の表示位置を移動させることを特徴とする請求項1に記載の運行案内表示装置。
- 前記移動手段は、交通機関の運行状態に遅れが生じたとき、前記現在時刻を示す指標の移動に対する前記帯状の指標の一方の端部側の移動を、当該運行状態の遅延時間に応じて遅らせることを特徴とする請求項1または2に記載の運行案内表示装置。
- 前記目盛り表示手段は、円周に沿って時刻目盛りを表示し、
前記現在時刻表示手段は、前記円周の中心を軸に現在時刻に従って回転する少なくとも1つの指針を表示し、
前記帯状指標表示手段は、前記時刻目盛りの周りに360°より小さい角度を保って設けられた帯状の指標を表示することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の運行案内表示装置。 - 前記帯状指標表示手段は、前記帯状の指標を交通機関の路線ごとに複数表示することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の運行案内表示装置。
- 前記帯状指標表示手段は、色彩が互いに異なる前記複数の帯状の指標を表示することを特徴とする請求項5に記載の運行案内表示装置。
- 交通機関の運行に関連する付帯情報を表示するコンテンツ表示手段を設けたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の運行案内表示装置。
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