JP4884341B2 - 列車無線システムおよびこれに用いられる移動局装置ならびに列車無線方法 - Google Patents

列車無線システムおよびこれに用いられる移動局装置ならびに列車無線方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4884341B2
JP4884341B2 JP2007237045A JP2007237045A JP4884341B2 JP 4884341 B2 JP4884341 B2 JP 4884341B2 JP 2007237045 A JP2007237045 A JP 2007237045A JP 2007237045 A JP2007237045 A JP 2007237045A JP 4884341 B2 JP4884341 B2 JP 4884341B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mobile station
radio frequency
train
frequency
station apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007237045A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009071528A (ja
Inventor
健太郎 星野
智也 白樫
信介 野村
圭祐 山本
智幸 大塩
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2007237045A priority Critical patent/JP4884341B2/ja
Publication of JP2009071528A publication Critical patent/JP2009071528A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4884341B2 publication Critical patent/JP4884341B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

この発明は、列車乗務員と運転司令所員等が音声通話する際に用いられる列車無線システムおよびこれに用いられる移動局装置、ならびに列車無線方法に関するものである。
列車乗務員と運転司令所員との間で列車の運行状況に関する報告や指令を行うために、また鉄道事故等の緊急時の連絡をとるために、鉄道の多くの路線には列車無線システムが導入されている。この列車無線システムは、例えば、総合司令室に設置された中央装置、拠点駅に設置された統制局装置、多くの駅に設置された基地局、および列車に搭載された移動局装置等により構成され、基地局と移動局装置との間での通信は無線伝送により行われる。
電波の干渉による通信不良を防止するために、互いに隣り合う基地局は互いに異なる無線周波数を使用している。また、特定の移動局への情報であっても、一つの基地局から複数の移動局へ一斉に送信されるため、個々の基地局は送信周波数と受信周波数とを互いに異ならせて移動局装置と通信する。このため、列車の走行に伴って移動局装置の通信先の基地局が変更されるたびに、移動局装置は使用する無線周波数を所定の周波数に自動的に変更する。以下、移動局装置が無線周波数を変更する動作を「ハンドオーバー」という。
例えば特許文献1に記載されているように、移動局装置がハンドオーバーを行うべき軌道上の地点近傍には所定の地上子が予め設置され、この地上子からの信号を移動局装置が受信すると、上記のハンドオーバーが自動的に行われる。列車無線システムでは、上述のようにして移動局装置が自動的に無線周波数を変更することで、列車乗務員と運転司令所員との間での連絡の確実性を期している。
特開2000−229571号公報
例えば複数の鉄道会社の列車が乗り入れている駅では、乗客が列車を乗り換える際の利便性を高めるために、自社の列車の運行状況を予め乗客に伝えるのみならず他社の列車の運行状況も予め乗客に伝えることが望まれる場合が多々ある。しかしながら、従来の列車無線システムでは、移動局装置の無線周波数が当該移動局装置により自動的に設定されるために他社の列車無線システムとの間で情報のやりとりができず、他社の列車の運行状況を予め乗客に伝えることができない。
この発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、列車乗務員が無線周波数を選定することができる列車無線システムおよびこの列車無線システムに用いられる移動局装置、ならびに列車無線方法を得ることを目的とする。
この発明の列車無線システムは、地上に設置されて無線通信を行う複数の基地局と、列車に搭載されて無線通信を行う移動局装置とを備え、複数の基地局の各々が移動局装置と無線通信を行う際の無線周波数は互いに異なる値に設定され、移動局装置は、軌道上での列車の走行位置に応じて無線周波数を自動的に選定して、複数の基地局のうちで上記走行位置が含まれる区間を管轄する基地局と無線通信を行う列車無線システムであって、移動局装置は、該移動局装置で使用する無線周波数を上記自動的に選定した無線周波数とは異なる周波数に設定することができる周波数切替部を有することを特徴とするものである。
この発明の移動局装置は、列車に搭載され、軌道上での列車の走行位置に応じて無線周波数を自動的に選定して所定の基地局と無線通信を行う移動局装置であって、該移動局装置で使用する無線周波数を上記自動的に選定した無線周波数とは異なる周波数に設定することができる周波数切替部を有することを特徴とするものである。
この発明の列車無線方法は、地上に設置された複数の基地局と列車に搭載された移動局装置との間で無線通信を行うにあたって、複数の基地局の各々が移動局装置と無線通信を行う際の無線周波数を互いに異なる値とし、移動局装置は、軌道上での列車の走行位置に応じて無線周波数を自動的に選定して、複数の基地局のうちで上記走行位置が含まれる区間を管轄する基地局と無線通信を行う列車無線方法であって、移動局装置と上記列車の走行位置が含まれる区間を管轄する基地局とで無線通信を行う他に、移動局装置で使用する無線周波数を上記自動的に選定した無線周波数とは異なる周波数に設定して、上記複数の基地局のいずれとも異なる他の局とも無線通信を行うことを特徴とするものである。
この発明の列車無線システムでは、上述した周波数切替部を移動局装置に設けているので、当該移動局装置で使用する無線周波数を列車乗務員が独自に設定することができる。列車乗務員は、上記複数の基地局のいずれとも異なる他の局とも無線通信を行うことができる。例えば、他社の列車無線システムを介して他社の司令員から列車の運行状況を聞き、その内容を予め乗客に伝えるようにすれば、乗客が他社の列車に乗り換える際の利便性を高めることができる。乗客にとって利便性の高いサービスを提供することができる。
以下、この発明の列車無線システムおよびこれに用いられる移動局装置、ならびに列車無線方法それぞれの実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、本発明は以下に説明する実施の形態に限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、列車無線システムの一例を示す概略図である。同図に示す列車無線システム80は、総合司令室10に設置された中央装置5と、統制局装置15と、基地局20a〜20cと、列車65に搭載された移動局装置50と、軌道70に沿って設置された複数の地上子75a〜75eとを有しており、総合司令室10の司令員または統制局(図示せず)の司令員と列車65の乗務員との通話に用いられる。
なお、統制局装置は例えば複数の拠点駅に設置されて各々が複数の基地局と接続されるものであるが、同図には1つの統制局装置15のみが示されている。同様に、基地局は例えば各駅に設置され、地上子も殆どが各駅の構内に設置されるものであるが、同図には3つの基地局20a〜20cと5つの地上子75a〜75eとが示されている。
また、列車65には、該列車65の現在位置や機器状態情報を表示したり機器制御を行ったりするモニタ装置60が搭載されており、このモニタ装置60は表示部53と制御盤55とを有している。列車65の乗務員は、例えば当該列車65の行路や列番(列車番号)等をモニタ装置60により設定する。所定の記憶装置、例えば仕業カード(ICカード)やROM(読出し専用メモリ)に予め格納された列車の実キロ程情報、営業キロ程情報、運行時刻表情報等もモニタ装置60に読み込まれて表示部53に表示される。
上述の中央装置5と統制局装置15とは有線接続されており、統制局装置15と該統制局装置15に対応する基地局(図示の例では基地局20b,20c)も有線接続されている。一方、各基地局20a〜20cと移動局装置50とは無線接続されている。互いに隣り合う基地局20a,20bは互いに異なる無線周波数を使用して移動局装置50と無線通信を行い、互いに隣り合う基地局20b,20cも互いに異なる無線周波数を使用して移動局装置50と無線通信を行う。
上記の移動局装置50は、アンテナ部21を有する移動局無線機30と、移動局端末40と、車上子45とを備えており、軌道70上での列車65の走行位置に応じて無線周波数を自動的に選定して、各基地局のうちで上記の走行位置が含まれる区間を管轄する基地局と無線通信を行う。そのため、軌道70上を列車65が走行するのに伴って当該移動局装置50の通信先の基地局が変更されるたびに、ハンドオーバーを行う。
移動局装置50がハンドオーバーを行うべき軌道70上の地点近傍には所定の地上子、例えば地上子75b,75dが予め設置されている。移動局装置50は、該地上子75b,75dから発信される軌道70上での絶対位置についての情報、列車70に搭載されているタコジェネレータ等の測距装置(図示せず)による計測結果、および当該移動局装置50が有しているハンドオーバー地点についての情報等を基に、所定の走行位置でハンドオーバーを行う。なお、各地上子75a〜75bは、例えば列車65の速度制限値についての情報等も発信する。
上述の構成を有する列車無線システム80は移動局装置50の構成に特徴を有しているので、以下、図2を参照して移動局装置50の構成を詳述する。
図2は、図1に示した移動局装置50を概略的に示すブロック図である。同図に示すように、移動局装置50を構成する移動局無線機30はアンテナ部21、記憶部23、走行位置算出部24、演算・制御部25および送受信部29を有しており、移動局端末40は周波数切替部35を有している。
移動局無線機30を構成する上記の記憶部23には、ハンドオーバーを行うべき走行位置についての情報やハンドオーバー後の無線周波数(送信周波数および受信周波数)についての情報等が格納されている。また、走行位置算出部24は、タコジェネレータ等の測距装置(図示せず)による走行距離の計測結果、およびモニタ装置60が読み出した列車65の実キロ程情報ないし営業キロ程情報等の情報を基に列車65(図1参照)の走行位置を算出する。
演算・制御部25は、記憶部23に格納されている情報、走行位置算出部24が算出した走行位置、および地上子から発信される軌道70上での絶対位置についての情報等を基にハンドオーバーを行うか否かを判断すると共に、ハンドオーバーを行う際には変更後の無線周波数を自動的に選定する。また、当該演算・制御部25は、送受信部29が基地局から受信した無線信号に所定の処理を施して移動局端末40に出力し、移動局端末40から入力された送信情報に所定の処理を施して送受信部29に出力する。
送受信部29は、アンテナ部21で受信した基地局からの無線信号に所定の処理を施して演算・制御部25に出力し、また演算・制御部25から入力された送信情報に所定の処理を施して所定の無線周波数で送信する。この送受信部29はシンセサイザ(周波数シンセサイザ)29aを有している。移動局装置50で使用する無線周波数は、演算・制御部25がシンセサイザ29aの動作を制御することによって決定される。
移動局端末40は、受話器としての機能と送話器としての機能を有する他に、移動局装置50で使用する無線周波数(受信周波数および送信周波数)を周波数切替部35により指定する入力装置としての機能も有している。周波数切替部35は例えば手動式のものであり、列車65(図1参照)の乗務員により操作される。この周波数切替部35によって無線周波数が指定されると、演算・制御部25は送受信部29の動作を制御して、移動局装置50で使用する無線周波数を上記指定された無線周波数に設定する。
演算・制御部25が自動的に選定した無線周波数と、周波数切替部35によって指定された無線周波数とが互いに異なる値であった場合、演算・制御部25は、周波数切替部35によって指定された無線周波数を優先させて、送受信部29の動作を制御する。
したがって、列車65の乗務員は、移動局装置50で使用する無線周波数を独自に設定することができる。例えば、周波数切替部35によって他社の列車無線システムでの無線周波数を指定すれば、移動局装置50により他社の司令員と通話して当該他社での列車の運行状況を聞くことができる。そして、他社の列車の運行状況を列車65(図1参照)の乗客に伝えるようにすれば、他社の列車に乗り換える乗客にとって利便性の高いサービスを提供することができる。
なお、移動局装置50で使用する無線周波数を列車65の乗務員が周波数切替部35によって指定して所望の通話を行った後は、列車65の安全運行を図るために、周波数切替部35を再び操作して移動局装置50の無線周波数を本来の無線周波数、すなわち演算・制御部25が自動的に選定した無線周波数に戻すことが望ましい。上記本来の無線周波数は、例えば列車65の走行位置と関連付けられた一覧表にされて紙等に予め印刷される。あるいは、列車65の走行位置と関連付けられた電子データにされて、モニタ制御装置60に読み込まれる仕業カード(ICカード)やROM等の記憶装置に予め格納され、表示部53に表示される。
実施の形態2.
図3は、列車無線システムで用いられる移動局装置の他の例を概略的に示すブロック図である。同図に示す移動局装置50Aは、図2に示した演算・制御部25に新たな機能が付加された演算・制御部25Aを有する移動局無線機30Aを備えているという点、および報知部47を備えているという点をそれぞれ除き、図2に示した移動局装置50と同様の構成を有している。図3に示した構成要素のうちで図2に示した構成要素と共通するものについては、図2で用いた参照符号と同じ参照符号を付してその説明を省略する。
上記の移動局無線機30Aにおける演算・制御部25Aは、当該演算・制御部25Aが自動的に選定した無線周波数と移動局装置50Aで使用する無線周波数とを比較して両者が一致するか否かを周期的に判断し、一致しないときには報知部47を動作させる。例えば周波数切替部35により無線周波数が指定されたときには、移動局装置50Aで使用する無線周波数と上記自動的に選定した無線周波数とが互いに異なることになる。
なお、演算・制御部25Aが自動的に選定した無線周波数は、例えば記憶部23に格納され、上記判断を行うのに先だってその都度読み込まれる。上記の判断を行うのに先だって当該無線周波数を演算・制御部25Aがその都度選定してもよい。
報知部47は、例えば音、光、文字情報、または画像等により、演算・制御部25Aが自動的に選定した無線周波数と移動局装置50Aで設定されている無線周波数とが一致していないことを列車65(図1参照)の乗務員に報知する。
このように構成された移動局装置50Aを用いれば、移動局装置50で使用する無線周波数を列車65(図1参照)の乗務員が周波数切替部35によって指定して所望の通話を行った後に本来の無線周波数、すなわち演算・制御部25Aが自動的に選定した無線周波数に戻し忘れてしまうことが抑制されるので、列車65の安全運行を図り易くなる。移動局装置50で使用する無線周波数を本来の無線周波数に戻す際にヒューマンエラーが起きてしまうのを防止するうえからは、移動局装置50Aで設定されている無線周波数と上記本来の無線周波数とを報知部47により表示することが好ましい。
実施の形態3.
図4は、列車無線システムで用いられる移動局装置の更に他の例を概略的に示すブロック図である。同図に示す移動局装置50Bは、図3に示した演算・制御部25Aに新たな機能が付加された演算・制御部25Bと周波数自動復帰部26とを有する移動局無線機30Bを備えているという点を除き、図3に示した移動局装置50Aと同様の構成を有している。図4に示した構成要素のうちで図3に示した構成要素と共通するものについては、図3で用いた参照符号と同じ参照符号を付してその説明を省略する。
上記の演算・制御部25Bは、移動局装置50Bで使用する無線周波数を本来の無線周波数に設定し直すことを指示する周波数復帰信号が周波数自動復帰部26から出されたときに送受信部29の動作を制御して、移動局装置50Bで使用する無線周波数を上記本来の無線周波数にする。周波数自動復帰部26は、移動局装置50Bが所定のトリガー信号を受けたときに動作して上記の周波数復帰信号を発する。図示の例では、モニタ装置60(図1参照)から周波数自動復帰部26に所定のトリガー信号Trが発せられる。モニタ装置60と移動局装置50Bとは、有線または無線により互いに接続されている。
例えば、移動局装置50Bの走行位置算出部24により算出された走行位置と、実キロ程情報もしくは営業キロ程情報と、運行時刻表情報とから、列車65(図1参照)が予め定められた駅に到着したとモニタ装置60が判断したとき、あるいは予め定められた駅(架空駅である場合を含む)を通過したとモニタ装置60が判断したときに、当該モニタ装置60が上記のトリガー信号Trを発するように構成される。トリガー信号Trを発する契機となる上記の駅をどこにするかは適宜選定され、当該駅についての情報はモニタ装置60が有するROM等の記憶装置、またはモニタ装置60に読み込まれる仕業カード(ICカード)等の記憶装置に予め格納される。
このように構成された移動局装置50Bを用いれば、移動局装置50で使用する無線周波数を列車65(図1参照)の乗務員が周波数切替部35によって指定して所望の通話を行った後に本来の無線周波数、すなわち演算・制御部25Bが自動的に選定した無線周波数に戻し忘れたままとなることが防止されるので、列車65の安全運行を更に図り易くなる。
なお、上述したトリガー信号Trは、モニタ装置60を発信源とするものに限定されるものではない。以下、図5〜図9を参照して、モニタ装置60以外の装置ないし機器をトリガー信号Trの発信源とするときの移動局装置の構成例を説明する。
図5は、モニタ装置以外の装置ないし機器をトリガー信号の発信源とするときの移動局装置の一例を概略的に示すブロックである。同図に示す移動局装置50Bは、列車65(図1参照)のドアを開閉するドア開閉装置をトリガー信号Trの発信源として利用するものである。図5と図4との対比から明らかなように、ドア開閉装置をトリガー信号Trの発信源として利用するときには、モニタ装置60をトリガー信号Trの発信源とするときと同様にして移動局装置50Bを構成することができる。
ただし、ドア開閉装置については、列車65のドアを開けたとき、または列車65のドアを閉めたときにトリガー信号Trを発するように構成される。図5に示した各構成要素は全て図4を参照して既に説明したものであるので、これらの構成要素については図4で用いた参照符号と同じ参照符号を付してその説明を省略する。なお、モニタ装置60によりドアの開閉を制御することができるように列車65を構成することも可能である。
図6は、モニタ装置以外の装置ないし機器をトリガー信号の発信源とするときの移動局装置の他の例を概略的に示すブロックである。同図に示す移動局装置50Cは、当該移動局装置50Cを用いた無線通信による通話が終了したことを検知する通話終了検知部27を有する移動局無線機30Cを備え、通話終了検知部27がトリガー信号Trを発するように構成されたものである。
上記の通話終了検知部27は、例えば移動局端末40に設けられている通話終了スイッチ(図示せず)が操作されたことを演算・制御部25Cを介して検知し、トリガー信号Trを発する。すなわち、移動局装置50Cを用いた通話が終了したときにトリガー信号Trを発する。移動局装置50Cにおける他の構成は図4に示した移動局装置50Bにおける構成と同様であるので、図6に示した構成要素のうちで図4に示した構成要素と共通するものについては図4で用いた参照符号と同じ参照符号を付してその説明を省略する。
図7は、モニタ装置以外の装置ないし機器をトリガー信号の発信源とするときの移動局装置の更に他の例を概略的に示すブロックである。同図に示す移動局装置50Dは、周波数切替部35により無線周波数が指定されたときから計時を開始する計時部28を有する移動局無線機30Dを備え、この計時部28が周波数切替部35による無線周波数の指定を検知してから所定時間が経過したときに当該計時部28がトリガー信号Trを発するように構成されたものである。
上記の計時部28は、周波数切替部35により無線周波数が指定されたことを演算・制御部25Dを介して検知する。当該検知から計時部28がトリガー信号Trを発するまでの時間(待機時間)についての情報は、例えば計時部28に記憶部を設けて該記憶部に予め格納されるか、または記憶部23に予め格納される。移動局装置50Dにおける他の構成は図4に示した移動局装置50Bにおける構成と同様であるので、図7に示した構成要素のうちで図4に示した構成要素と共通するものについては図4で用いた参照符号と同じ参照符号を付してその説明を省略する。
図8は、モニタ装置以外の装置ないし機器をトリガー信号の発信源とするときの移動局装置の更に他の例を概略的に示すブロックである。同図に示す移動局装置50Eは、地上子をトリガー信号Trの発信源として利用するものである。列車65の軌道70(図1参照)に沿って設置されている全ての地上子がトリガー信号Trを発してもよいし、所定の地上子のみがトリガー信号Trを発してもよい。どの地上子にトリガー信号を発信させるかは適宜選定可能である。
地上子から発せられたトリガー信号Trは車上子45により受信され、該車上子45から周波数自動復帰部26に伝えられる。移動局装置50Eにおける他の構成は図4に示した移動局装置50Bにおける構成と同様であるので、図8に示した構成要素のうちで図4に示した構成要素と共通するものについては図4で用いた参照符号と同じ参照符号を付してその説明を省略する。
図9は、モニタ装置以外の装置ないし機器をトリガー信号の発信源とするときの移動局装置の更に他の例を概略的に示すブロックである。同図に示す移動局装置50Fは、基地局をトリガー信号Trの発信源として利用するものである。図9には1つの基地局BSのみが示されているが、列車無線システムを構成する全ての基地局がトリガー信号Trを発するように各基地局にトリガー信号発信部TMが設けられ、当該トリガー信号発信部TMが例えば周期的にトリガー信号Trを発信する。
基地局BSから発せられたトリガー信号Trは送受信部29により受信され、該送受信部29から周波数自動復帰部26に伝えられる。移動局装置50Fにおける他の構成は図4に示した移動局装置50Bにおける構成と同様であるので、図9に示した構成要素のうちで図4に示した構成要素と共通するものについては図4で用いた参照符号と同じ参照符号を付してその説明を省略する。
上述したいずれの移動局装置50B〜50Fにおいても、前述した実施の形態3の移動局装置50B(図4参照)におけるのと同様の理由から、当該移動局装置50B〜50Fで使用する無線周波数を列車65(図1参照)の乗務員が周波数切替部35によって指定して所望の通話を行った後に本来の無線周波数、すなわち演算・制御部が自動的に選定した無線周波数に戻し忘れたままとなることが防止される。その結果として、列車65の安全運行を更に図り易くなる。
以上、本発明の列車無線システム、移動局装置、および列車無線方法について実施の形態を挙げて説明したが、前述のように、本発明は上述の形態に限定されるものではない。特に、本発明の列車無線システムあるいは移動局装置において移動局装置に設ける周波数切替部以外の構成については、上述したもの以外にも種々の変形、修飾、組み合わせ等が可能である。
本発明の列車無線システムの一例を示す概略図である。 図1に示した列車無線システムで用いられている移動局装置を概略的に示すブロック図である。 本発明の列車無線システムで用いられる移動局装置の他の例を概略的に示すブロック図である。 本発明の列車無線システムで用いられる移動局装置の更に他の例を概略的に示すブロック図である。 本発明の列車無線システムで用いられる移動局装置のうち、モニタ装置以外の装置ないし機器をトリガー信号の発信源とするときの移動局装置の一例を概略的に示すブロックである。 本発明の列車無線システムで用いられる移動局装置のうち、モニタ装置以外の装置ないし機器をトリガー信号の発信源とするときの移動局装置の他の例を概略的に示すブロックである。 本発明の列車無線システムで用いられる移動局装置のうち、モニタ装置以外の装置ないし機器をトリガー信号の発信源とするときの移動局装置の更に他の例を概略的に示すブロックである。 本発明の列車無線システムで用いられる移動局装置のうち、モニタ装置以外の装置ないし機器をトリガー信号の発信源とするときの移動局装置の更に他の例を概略的に示すブロックである。 本発明の列車無線システムで用いられる移動局装置のうち、モニタ装置以外の装置ないし機器をトリガー信号の発信源とするときの移動局装置の更に他の例を概略的に示すブロックである。
符号の説明
20a〜20c,BS 基地局
26 周波数自動復帰部
27 通話終了検知部
28 計時部
30 移動局無線機
35 周波数切替部
40 移動局端末
45 車上子
47 報知部
50,50A〜50F 移動局装置
60 モニタ装置
65 列車
70 軌道
75a〜75e 地上子
80 列車無線システム
TM トリガー信号発信部

Claims (21)

  1. 地上に設置されて無線通信を行う複数の基地局と、列車に搭載されて無線通信を行う移動局装置とを備え、前記複数の基地局の各々が前記移動局装置と無線通信を行う際の無線周波数は互いに異なる値に設定され、前記移動局装置は、軌道上での前記列車の走行位置に応じて無線周波数を自動的に選定して、前記複数の基地局のうちで前記走行位置が含まれる区間を管轄する基地局と無線通信を行う列車無線システムであって、
    前記移動局装置は、該移動局装置で使用する無線周波数を前記自動的に選定した無線周波数とは異なる周波数に設定することができる周波数切替部を有し、
    前記移動局装置は、該移動局装置で使用する無線周波数が前記自動的に選定した無線周波数とは異なる周波数に設定されているときに、該移動局装置で使用する無線周波数を前記自動的に選定した無線周波数に設定し直す周波数自動復帰部を有し、
    前記列車に搭載されて該列車の現在位置や機器状態情報の表示、および機器制御を行うモニタ装置を更に含み、
    該モニタ装置は、前記列車が予め定められた駅に到着したと判断したとき、または予め定められた駅を通過したと判断したときに、所定のトリガー信号を発し、
    該周波数自動復帰部は、前記移動局装置が前記トリガー信号を受けたときに動作する
    ことを特徴とす列車無線システム。
  2. 地上に設置されて無線通信を行う複数の基地局と、列車に搭載されて無線通信を行う移動局装置とを備え、前記複数の基地局の各々が前記移動局装置と無線通信を行う際の無線周波数は互いに異なる値に設定され、前記移動局装置は、軌道上での前記列車の走行位置に応じて無線周波数を自動的に選定して、前記複数の基地局のうちで前記走行位置が含まれる区間を管轄する基地局と無線通信を行う列車無線システムであって、
    前記移動局装置は、該移動局装置で使用する無線周波数を前記自動的に選定した無線周波数とは異なる周波数に設定することができる周波数切替部を有し、
    前記移動局装置は、該移動局装置で使用する無線周波数が前記自動的に選定した無線周波数とは異なる周波数に設定されているときに、該移動局装置で使用する無線周波数を前記自動的に選定した無線周波数に設定し直す周波数自動復帰部を有し、
    前記列車のドアを開閉するドア開閉装置を更に含み、
    該ドア開閉装置は、前記列車のドアを開けたとき、または前記列車のドアを閉めたときに所定のトリガー信号を発し、
    該周波数自動復帰部は、前記移動局装置が前記トリガー信号を受けたときに動作する
    ことを特徴とす列車無線システム。
  3. 地上に設置されて無線通信を行う複数の基地局と、列車に搭載されて無線通信を行う移動局装置とを備え、前記複数の基地局の各々が前記移動局装置と無線通信を行う際の無線周波数は互いに異なる値に設定され、前記移動局装置は、軌道上での前記列車の走行位置に応じて無線周波数を自動的に選定して、前記複数の基地局のうちで前記走行位置が含まれる区間を管轄する基地局と無線通信を行う列車無線システムであって、
    前記移動局装置は、該移動局装置で使用する無線周波数を前記自動的に選定した無線周波数とは異なる周波数に設定することができる周波数切替部を有し、
    前記移動局装置は、該移動局装置で使用する無線周波数が前記自動的に選定した無線周波数とは異なる周波数に設定されているときに、該移動局装置で使用する無線周波数を前記自動的に選定した無線周波数に設定し直す周波数自動復帰部を有し、
    前記移動局装置は、該移動局装置を用いた通話が終了したときに所定のトリガー信号を発する通話終了検知部を更に有し、
    該周波数自動復帰部は、前記移動局装置が前記トリガー信号を受けたときに動作する
    ことを特徴とす列車無線システム。
  4. 地上に設置されて無線通信を行う複数の基地局と、列車に搭載されて無線通信を行う移動局装置とを備え、前記複数の基地局の各々が前記移動局装置と無線通信を行う際の無線周波数は互いに異なる値に設定され、前記移動局装置は、軌道上での前記列車の走行位置に応じて無線周波数を自動的に選定して、前記複数の基地局のうちで前記走行位置が含まれる区間を管轄する基地局と無線通信を行う列車無線システムであって、
    前記移動局装置は、該移動局装置で使用する無線周波数を前記自動的に選定した無線周波数とは異なる周波数に設定することができる周波数切替部を有し、
    前記移動局装置は、該移動局装置で使用する無線周波数が前記自動的に選定した無線周波数とは異なる周波数に設定されているときに、該移動局装置で使用する無線周波数を前記自動的に選定した無線周波数に設定し直す周波数自動復帰部を有し、
    前記移動局装置は、前記周波数切替部により無線周波数が切り替えられてから所定時間が経過したときに所定のトリガー信号を発する計時部を更に有し、
    該周波数自動復帰部は、前記移動局装置が前記トリガー信号を受けたときに動作する
    ことを特徴とす列車無線システム。
  5. 地上に設置されて無線通信を行う複数の基地局と、列車に搭載されて無線通信を行う移動局装置とを備え、前記複数の基地局の各々が前記移動局装置と無線通信を行う際の無線周波数は互いに異なる値に設定され、前記移動局装置は、軌道上での前記列車の走行位置に応じて無線周波数を自動的に選定して、前記複数の基地局のうちで前記走行位置が含まれる区間を管轄する基地局と無線通信を行う列車無線システムであって、
    前記移動局装置は、該移動局装置で使用する無線周波数を前記自動的に選定した無線周波数とは異なる周波数に設定することができる周波数切替部を有し、
    前記移動局装置は、該移動局装置で使用する無線周波数が前記自動的に選定した無線周波数とは異なる周波数に設定されているときに、該移動局装置で使用する無線周波数を前記自動的に選定した無線周波数に設定し直す周波数自動復帰部を有し、
    前記軌道に沿って設置されて所定のトリガー信号を発する複数の地上子を更に含み、
    該周波数自動復帰部は、前記移動局装置が前記トリガー信号を受けたときに動作する
    ことを特徴とす列車無線システム。
  6. 地上に設置されて無線通信を行う複数の基地局と、列車に搭載されて無線通信を行う移動局装置とを備え、前記複数の基地局の各々が前記移動局装置と無線通信を行う際の無線周波数は互いに異なる値に設定され、前記移動局装置は、軌道上での前記列車の走行位置に応じて無線周波数を自動的に選定して、前記複数の基地局のうちで前記走行位置が含まれる区間を管轄する基地局と無線通信を行う列車無線システムであって、
    前記移動局装置は、該移動局装置で使用する無線周波数を前記自動的に選定した無線周波数とは異なる周波数に設定することができる周波数切替部を有し、
    前記移動局装置は、該移動局装置で使用する無線周波数が前記自動的に選定した無線周波数とは異なる周波数に設定されているときに、該移動局装置で使用する無線周波数を前記自動的に選定した無線周波数に設定し直す周波数自動復帰部を有し、
    前記複数の基地局の各々は、所定のトリガー信号を発信し、
    該周波数自動復帰部は、前記移動局装置が前記トリガー信号を受けたときに動作する
    ことを特徴とす列車無線システム。
  7. 前記移動局装置は、該移動局装置で使用する無線周波数が前記自動的に選定した無線周波数とは異なる周波数に設定されているときに動作する報知部を更に有する
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の列車無線システム。
  8. 列車に搭載され、軌道上での前記列車の走行位置に応じて無線周波数を自動的に選定して所定の基地局と無線通信を行う移動局装置であって、
    該移動局装置で使用する無線周波数を前記自動的に選定した無線周波数とは異なる周波数に設定することができる周波数切替部を有し、
    使用する無線周波数が前記自動的に選定した無線周波数とは異なる周波数に設定されているときに、使用する無線周波数を前記自動的に選定した無線周波数に設定し直す周波数自動復帰部を有し、
    前記列車に搭載されて該列車の現在位置や機器状態情報の表示および機器制御を行うモニタ装置が該列車が予め定められた駅に到着したと判断したときまたは予め定められた駅を通過したと判断したときに発する所定のトリガー信号を、受けたときに前記周波数自動復帰部は動作する
    ことを特徴とする移動局装置。
  9. 列車に搭載され、軌道上での前記列車の走行位置に応じて無線周波数を自動的に選定して所定の基地局と無線通信を行う移動局装置であって、
    該移動局装置で使用する無線周波数を前記自動的に選定した無線周波数とは異なる周波数に設定することができる周波数切替部を有し、
    使用する無線周波数が前記自動的に選定した無線周波数とは異なる周波数に設定されているときに、使用する無線周波数を前記自動的に選定した無線周波数に設定し直す周波数自動復帰部を有し、
    前記列車のドアを開閉するドア開閉装置が前記列車のドアを開けたときまたは前記列車のドアを閉めたときに発する所定のトリガー信号を、受けたときに前記周波数自動復帰部は動作する
    ことを特徴とする移動局装置。
  10. 列車に搭載され、軌道上での前記列車の走行位置に応じて無線周波数を自動的に選定して所定の基地局と無線通信を行う移動局装置であって、
    該移動局装置で使用する無線周波数を前記自動的に選定した無線周波数とは異なる周波数に設定することができる周波数切替部を有し、
    使用する無線周波数が前記自動的に選定した無線周波数とは異なる周波数に設定されているときに、使用する無線周波数を前記自動的に選定した無線周波数に設定し直す周波数自動復帰部を有し、
    当該移動局装置を用いた通話が終了したときに所定のトリガー信号を発する通話終了検知部を有し、
    前記トリガー信号を受けたときに前記周波数自動復帰部は動作する
    ことを特徴とする移動局装置。
  11. 列車に搭載され、軌道上での前記列車の走行位置に応じて無線周波数を自動的に選定して所定の基地局と無線通信を行う移動局装置であって、
    該移動局装置で使用する無線周波数を前記自動的に選定した無線周波数とは異なる周波数に設定することができる周波数切替部を有し、
    使用する無線周波数が前記自動的に選定した無線周波数とは異なる周波数に設定されているときに、使用する無線周波数を前記自動的に選定した無線周波数に設定し直す周波数自動復帰部を有し、
    前記周波数切替部により無線周波数が切り替えられてから所定時間が経過したときに所定のトリガー信号を発する計時部を有し、
    前記トリガー信号を受けたときに前記周波数自動復帰部は動作する
    ことを特徴とする移動局装置。
  12. 列車に搭載され、軌道上での前記列車の走行位置に応じて無線周波数を自動的に選定して所定の基地局と無線通信を行う移動局装置であって、
    該移動局装置で使用する無線周波数を前記自動的に選定した無線周波数とは異なる周波数に設定することができる周波数切替部を有し、
    使用する無線周波数が前記自動的に選定した無線周波数とは異なる周波数に設定されているときに、使用する無線周波数を前記自動的に選定した無線周波数に設定し直す周波数自動復帰部を有し、
    前記列車の軌道に沿って設置された複数の地上子が発する所定のトリガー信号を、受けたときに前記周波数自動復帰部は動作する
    ことを特徴とする移動局装置。
  13. 列車に搭載され、軌道上での前記列車の走行位置に応じて無線周波数を自動的に選定して所定の基地局と無線通信を行う移動局装置であって、
    該移動局装置で使用する無線周波数を前記自動的に選定した無線周波数とは異なる周波数に設定することができる周波数切替部を有し、
    使用する無線周波数が前記自動的に選定した無線周波数とは異なる周波数に設定されているときに、使用する無線周波数を前記自動的に選定した無線周波数に設定し直す周波数自動復帰部を有し、
    前記基地局が発信する所定のトリガー信号を、受けたときに前記周波数自動復帰部は動作する
    ことを特徴とする移動局装置。
  14. 使用する無線周波数が前記自動的に選定した無線周波数とは異なる周波数に設定されているときに動作する報知部を更に有する
    ことを特徴とする請求項8〜13のいずれか1項に記載の移動局装置。
  15. 地上に設置された複数の基地局と列車に搭載された移動局装置との間で無線通信を行うにあたって、前記複数の基地局の各々が前記移動局装置と無線通信を行う際の無線周波数を互いに異なる値とし、前記移動局装置は、軌道上での前記列車の走行位置に応じて無線周波数を自動的に選定して、前記複数の基地局のうちで前記走行位置が含まれる区間を管轄する基地局と無線通信を行い、
    前記移動局装置と前記列車の走行位置が含まれる区間を管轄する基地局とで無線通信を行う他に、前記移動局装置で使用する無線周波数を前記自動的に選定した無線周波数とは異なる周波数に設定して、前記複数の基地局のいずれとも異なる他の局とも無線通信を行う列車無線方法であって、
    前記移動局装置で使用する無線周波数が前記自動的に選定した無線周波数とは異なる周波数に設定されているときに、
    前記列車に搭載されて該列車の現在位置や機器状態情報の表示および機器制御を行うモニタ装置が、該列車が予め定められた駅に到着したと判断したときまたは予め定められた駅を通過したと判断したときに発する所定のトリガー信号を、前記移動局装置が受けたときに、前記移動局装置で使用する無線周波数を前記自動的に選定した無線周波数に設定し直す
    ことを特徴とする列車無線方法。
  16. 地上に設置された複数の基地局と列車に搭載された移動局装置との間で無線通信を行うにあたって、前記複数の基地局の各々が前記移動局装置と無線通信を行う際の無線周波数を互いに異なる値とし、前記移動局装置は、軌道上での前記列車の走行位置に応じて無線周波数を自動的に選定して、前記複数の基地局のうちで前記走行位置が含まれる区間を管轄する基地局と無線通信を行い、
    前記移動局装置と前記列車の走行位置が含まれる区間を管轄する基地局とで無線通信を行う他に、前記移動局装置で使用する無線周波数を前記自動的に選定した無線周波数とは異なる周波数に設定して、前記複数の基地局のいずれとも異なる他の局とも無線通信を行う列車無線方法であって、
    前記移動局装置で使用する無線周波数が前記自動的に選定した無線周波数とは異なる周波数に設定されているときに、
    前記列車のドアを開閉するドア開閉装置が前記列車のドアを開けたときまたは前記列車のドアを閉めたときに発する所定のトリガー信号を、前記移動局装置が受けたときに、前記移動局装置で使用する無線周波数を前記自動的に選定した無線周波数に設定し直す
    ことを特徴とする列車無線方法。
  17. 地上に設置された複数の基地局と列車に搭載された移動局装置との間で無線通信を行うにあたって、前記複数の基地局の各々が前記移動局装置と無線通信を行う際の無線周波数を互いに異なる値とし、前記移動局装置は、軌道上での前記列車の走行位置に応じて無線周波数を自動的に選定して、前記複数の基地局のうちで前記走行位置が含まれる区間を管轄する基地局と無線通信を行い、
    前記移動局装置と前記列車の走行位置が含まれる区間を管轄する基地局とで無線通信を行う他に、前記移動局装置で使用する無線周波数を前記自動的に選定した無線周波数とは異なる周波数に設定して、前記複数の基地局のいずれとも異なる他の局とも無線通信を行う列車無線方法であって、
    前記移動局装置で使用する無線周波数が前記自動的に選定した無線周波数とは異なる周波数に設定されているときに、
    前記移動局装置を用いた通話が終了したときに、前記移動局装置が備える通話終了検知部が発する所定のトリガー信号を前記移動局装置が受けたときに、前記移動局装置で使用する無線周波数を前記自動的に選定した無線周波数に設定し直す
    ことを特徴とする列車無線方法。
  18. 地上に設置された複数の基地局と列車に搭載された移動局装置との間で無線通信を行うにあたって、前記複数の基地局の各々が前記移動局装置と無線通信を行う際の無線周波数を互いに異なる値とし、前記移動局装置は、軌道上での前記列車の走行位置に応じて無線周波数を自動的に選定して、前記複数の基地局のうちで前記走行位置が含まれる区間を管轄する基地局と無線通信を行い、
    前記移動局装置と前記列車の走行位置が含まれる区間を管轄する基地局とで無線通信を行う他に、前記移動局装置で使用する無線周波数を前記自動的に選定した無線周波数とは異なる周波数に設定して、前記複数の基地局のいずれとも異なる他の局とも無線通信を行う列車無線方法であって、
    前記移動局装置で使用する無線周波数が前記自動的に選定した無線周波数とは異なる周波数に設定されているときに、
    前記異なる周波数に設定されてから所定時間が経過したときに、前記移動局装置が備える計時部が発する所定のトリガー信号を前記移動局装置が受けたときに、前記移動局装置で使用する無線周波数を前記自動的に選定した無線周波数に設定し直す
    ことを特徴とする列車無線方法。
  19. 地上に設置された複数の基地局と列車に搭載された移動局装置との間で無線通信を行うにあたって、前記複数の基地局の各々が前記移動局装置と無線通信を行う際の無線周波数を互いに異なる値とし、前記移動局装置は、軌道上での前記列車の走行位置に応じて無線周波数を自動的に選定して、前記複数の基地局のうちで前記走行位置が含まれる区間を管轄する基地局と無線通信を行い、
    前記移動局装置と前記列車の走行位置が含まれる区間を管轄する基地局とで無線通信を行う他に、前記移動局装置で使用する無線周波数を前記自動的に選定した無線周波数とは異なる周波数に設定して、前記複数の基地局のいずれとも異なる他の局とも無線通信を行う列車無線方法であって、
    前記移動局装置で使用する無線周波数が前記自動的に選定した無線周波数とは異なる周波数に設定されているときに、
    前記列車の軌道に沿って設置された複数の地上子が発する所定のトリガー信号を前記移動局装置が受けたときに、前記移動局装置で使用する無線周波数を前記自動的に選定した無線周波数に設定し直す
    ことを特徴とする列車無線方法。
  20. 地上に設置された複数の基地局と列車に搭載された移動局装置との間で無線通信を行うにあたって、前記複数の基地局の各々が前記移動局装置と無線通信を行う際の無線周波数を互いに異なる値とし、前記移動局装置は、軌道上での前記列車の走行位置に応じて無線周波数を自動的に選定して、前記複数の基地局のうちで前記走行位置が含まれる区間を管轄する基地局と無線通信を行い、
    前記移動局装置と前記列車の走行位置が含まれる区間を管轄する基地局とで無線通信を行う他に、前記移動局装置で使用する無線周波数を前記自動的に選定した無線周波数とは異なる周波数に設定して、前記複数の基地局のいずれとも異なる他の局とも無線通信を行う列車無線方法であって、
    前記移動局装置で使用する無線周波数が前記自動的に選定した無線周波数とは異なる周波数に設定されているときに、
    前記複数の基地局の各々が発信する所定のトリガー信号を前記移動局装置が受けたときに、前記移動局装置で使用する無線周波数を前記自動的に選定した無線周波数に設定し直す
    ことを特徴とする列車無線方法。
  21. 前記移動局装置で使用する無線周波数が前記自動的に選定した無線周波数とは異なる周波数に設定されているときには、前記移動局装置に設けた報知部により報知する
    ことを特徴とする請求項15〜20のいずれか1項に記載の列車無線方法。
JP2007237045A 2007-09-12 2007-09-12 列車無線システムおよびこれに用いられる移動局装置ならびに列車無線方法 Active JP4884341B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007237045A JP4884341B2 (ja) 2007-09-12 2007-09-12 列車無線システムおよびこれに用いられる移動局装置ならびに列車無線方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007237045A JP4884341B2 (ja) 2007-09-12 2007-09-12 列車無線システムおよびこれに用いられる移動局装置ならびに列車無線方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009071528A JP2009071528A (ja) 2009-04-02
JP4884341B2 true JP4884341B2 (ja) 2012-02-29

Family

ID=40607345

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007237045A Active JP4884341B2 (ja) 2007-09-12 2007-09-12 列車無線システムおよびこれに用いられる移動局装置ならびに列車無線方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4884341B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5758356B2 (ja) * 2012-07-17 2015-08-05 三菱電機株式会社 通信システム

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11326511A (ja) * 1998-05-19 1999-11-26 Japan Radio Co Ltd Ais制御装置
JP3698908B2 (ja) * 1999-02-09 2005-09-21 三菱電機株式会社 列車無線システム
JP2001054159A (ja) * 1999-08-11 2001-02-23 Mitsubishi Electric Corp 列車無線システムおよび線区切替方法
JP2003224506A (ja) * 2002-01-28 2003-08-08 Mitsubishi Electric Corp 列車無線通信システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009071528A (ja) 2009-04-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6174458B2 (ja) 輸送業務支援システム
WO2012154153A1 (en) Wireless network compass
CN108263399B (zh) 用于机车的操作员控制单元和中继语音消息的系统和方法
JP2007031153A (ja) 輸送手段、特にエレベータによりユーザを輸送する方法
US10457197B2 (en) Vehicle for conveying persons and orientation aid
JP2008273509A (ja) 案内システム及び案内方法
JP3432714B2 (ja) 列車運行管理装置
JP4884341B2 (ja) 列車無線システムおよびこれに用いられる移動局装置ならびに列車無線方法
KR20070066498A (ko) 열차무선데이터 통신시스템
JP2002312439A (ja) 案内システム、携帯端末、車両側装置、受信側携帯端末、送信元携帯端末、乗降所側装置および乗降センター装置
EP1759954A1 (en) Method and system for monitoring a public transport vehicle
KR101089819B1 (ko) 무선 통신데이터를 활용한 기관사 안내경보 시스템
KR20070052435A (ko) 버스도착 안내 시스템 및 그 방법
JP3561795B2 (ja) 列車運行管理システム及び列車運行管理方法
JP6883980B2 (ja) 表示装置、表示システム、表示方法及びプログラム
KR100644225B1 (ko) 씨비티씨를 이용한 열차 방호 무선 시스템 및 그제어방법
JP2001278050A (ja) 列車運行表示システム
JP3053806B1 (ja) 車両制御装置
JP2845849B2 (ja) バス接近予告表示解除回路
EP3190567A1 (en) Support device for locating a door of a vehicle, receiver therefor and operating method
JP4571739B2 (ja) 進路設定システム
KR101458553B1 (ko) 열차 도착 알림 시스템
KR20110021005A (ko) 하차지점 알림 서비스를 제공하는 방법, 서버, 단말기 및 시스템
JP2003044558A (ja) 列車座席状況表示システム
KR20230114387A (ko) 하차벨 연동 버스 하차 안내 시스템

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090824

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110627

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110705

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110830

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111108

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111206

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141216

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4884341

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250