JP2845849B2 - バス接近予告表示解除回路 - Google Patents
バス接近予告表示解除回路Info
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- JP2845849B2 JP2845849B2 JP32567396A JP32567396A JP2845849B2 JP 2845849 B2 JP2845849 B2 JP 2845849B2 JP 32567396 A JP32567396 A JP 32567396A JP 32567396 A JP32567396 A JP 32567396A JP 2845849 B2 JP2845849 B2 JP 2845849B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、停留所に備えら
れた表示盤にバスの接近予告の表示をする等、バスの運
行全般に関する表示案内サービスを行うバスロケーショ
ンシステムに係り、特に接近予告表示を行ったバスが停
留所に到着した際にその表示を解除するバス接近予告表
示解除回路に関する。
れた表示盤にバスの接近予告の表示をする等、バスの運
行全般に関する表示案内サービスを行うバスロケーショ
ンシステムに係り、特に接近予告表示を行ったバスが停
留所に到着した際にその表示を解除するバス接近予告表
示解除回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、バス接近予告表示の解除を行うた
めの技術としては、図2に例示するシステムがあった。
このシステムにおいては、バス1ならびにバス停3に近
距離通信用の特定小電力無線機14および34と制御装
置12および表示制御装置33が設けられている。この
システムでは、バス1がバス停3に到着したとき、特定
小電力無線機14および34による交信によってバス停
3の表示制御装置33がバスの到着を判断し接近予告表
示を解除する。なお、この従来技術については、例えば
特開平7−334796号公報に詳述されている。ま
た、前記特定小電力無線機の代りに電磁誘導形送受信
部、制御部を用いた方法が特開昭62−269299号
公報に詳述されている。
めの技術としては、図2に例示するシステムがあった。
このシステムにおいては、バス1ならびにバス停3に近
距離通信用の特定小電力無線機14および34と制御装
置12および表示制御装置33が設けられている。この
システムでは、バス1がバス停3に到着したとき、特定
小電力無線機14および34による交信によってバス停
3の表示制御装置33がバスの到着を判断し接近予告表
示を解除する。なお、この従来技術については、例えば
特開平7−334796号公報に詳述されている。ま
た、前記特定小電力無線機の代りに電磁誘導形送受信
部、制御部を用いた方法が特開昭62−269299号
公報に詳述されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の技術では、バスが停留所と無線交信するに充分な接
近距離が得られない場合またはバスが高速で停留所を通
過する場合には、無線交信において完全なデータの交換
が構成されないため、バスが停留所に到着したにもかか
わらず、バス接近予告表示が解除されない事態が生じる
おそれがある。かかる事態が生じたのでは、利用客はバ
スが通過してしまったのを知らずにバスの到着を待つこ
ととなる等、バス利用客に無用な混乱を与える結果とな
る。
来の技術では、バスが停留所と無線交信するに充分な接
近距離が得られない場合またはバスが高速で停留所を通
過する場合には、無線交信において完全なデータの交換
が構成されないため、バスが停留所に到着したにもかか
わらず、バス接近予告表示が解除されない事態が生じる
おそれがある。かかる事態が生じたのでは、利用客はバ
スが通過してしまったのを知らずにバスの到着を待つこ
ととなる等、バス利用客に無用な混乱を与える結果とな
る。
【0004】この発明は以上説明した事情に鑑みてなさ
れたものであり、バスが停留所に到着あるいは停留所を
通過した場合に確実にバス接近予告表示の解除をするこ
とができ、バス利用者に対し無用の混乱を与えないバス
接近予告表示解除回路を提供することを目的としてい
る。
れたものであり、バスが停留所に到着あるいは停留所を
通過した場合に確実にバス接近予告表示の解除をするこ
とができ、バス利用者に対し無用の混乱を与えないバス
接近予告表示解除回路を提供することを目的としてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係るバス接近予
告表示解除回路は、停留所の接近案内表示盤に表示され
ているバス接近予告をバスの到着時に解除する回路であ
って、前記バスと前記停留所との間の無線交信により解
除する第1の解除手段と、前記バスの位置を把握してい
る運行管理センターからの無線による指令により解除す
る第2の解除手段と、前記停留所内に設備されている表
示制御装置に具備されたタイマー回路が解除する第3の
解除手段を併有しており、これらが重複してバス接近予
告表示の解除のための動作を行うものである。
告表示解除回路は、停留所の接近案内表示盤に表示され
ているバス接近予告をバスの到着時に解除する回路であ
って、前記バスと前記停留所との間の無線交信により解
除する第1の解除手段と、前記バスの位置を把握してい
る運行管理センターからの無線による指令により解除す
る第2の解除手段と、前記停留所内に設備されている表
示制御装置に具備されたタイマー回路が解除する第3の
解除手段を併有しており、これらが重複してバス接近予
告表示の解除のための動作を行うものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照し、本発明の実
施の形態について説明する。
施の形態について説明する。
【0007】図1はこの発明の一実施形態であるバスロ
ケーションシステムのバス接近予告表示解除回路の構成
を示す図である。図1において、1はバス、2は路線バ
スの運行の管理および監視を行う運行管理センター、3
はバス停である。
ケーションシステムのバス接近予告表示解除回路の構成
を示す図である。図1において、1はバス、2は路線バ
スの運行の管理および監視を行う運行管理センター、3
はバス停である。
【0008】ここで、運行管理センター2とバス1との
間ではf1信号により情報の送受が行われ、運行管理セ
ンター2からバス1に対してポーリング信号が送信さ
れ、バス1から運行管理センター2に対してはバス1の
位置情報等が送信される。
間ではf1信号により情報の送受が行われ、運行管理セ
ンター2からバス1に対してポーリング信号が送信さ
れ、バス1から運行管理センター2に対してはバス1の
位置情報等が送信される。
【0009】一方、運行管理センター2からバス停3に
対してはf2信号により、バス1の接近予告情報を送信
する。
対してはf2信号により、バス1の接近予告情報を送信
する。
【0010】図2はバス1がバス停3に到着したときの
両者間の信号の送受方法を示すもので、バス停3は接近
してくるバス1に対しf3信号によりバス呼出しを行
い、バス1がf3を受信したら、バス1はバス停3に対
し接近予告解除指令をf4信号により送信する。
両者間の信号の送受方法を示すもので、バス停3は接近
してくるバス1に対しf3信号によりバス呼出しを行
い、バス1がf3を受信したら、バス1はバス停3に対
し接近予告解除指令をf4信号により送信する。
【0011】図3はバス1がバス停3を通過し、次バス
停4に向った後、接近予告の解除を確実にする解除手段
を示すものである。この解除手段は、バス停3に設備さ
れたタイマーを用いた強制解除手段である。すなわち、
バス停3は接近案内表示後、あらかじめ設定された時間
が経過したら、制御装置に内蔵されたタイマー35の働
きにより、接近予告を解除する。
停4に向った後、接近予告の解除を確実にする解除手段
を示すものである。この解除手段は、バス停3に設備さ
れたタイマーを用いた強制解除手段である。すなわち、
バス停3は接近案内表示後、あらかじめ設定された時間
が経過したら、制御装置に内蔵されたタイマー35の働
きにより、接近予告を解除する。
【0012】図1において、バス1に設けられた音声案
内装置11には、乗客のためのバス停案内として音声案
内が録音されている他、この音声案内に対応してバス
停、路線、行き先、経由、上り/下りの各番号からなる
バス情報が音声とは別に記録されている。これらの情報
は、乗務員が音声案内装置11を操作することにより、
制御装置12に転送され、記憶される。
内装置11には、乗客のためのバス停案内として音声案
内が録音されている他、この音声案内に対応してバス
停、路線、行き先、経由、上り/下りの各番号からなる
バス情報が音声とは別に記録されている。これらの情報
は、乗務員が音声案内装置11を操作することにより、
制御装置12に転送され、記憶される。
【0013】上記バス情報のうちバス停番号はバス1の
所在を示す位置情報として使用される。このバス1の位
置情報は、無線通信により運行管理センター2へ報告さ
れ、運行管理センター2の各バスの位置の管理に使用さ
れる。この位置情報の報告は、複数台走行している各バ
スの位置情報を1つの周波数を用いて効率良く収集する
ため、ポーリング方式により行われるのが一般的であ
り、本実施形態でもポーリング方式を採用している。す
なわち、次の通りである。
所在を示す位置情報として使用される。このバス1の位
置情報は、無線通信により運行管理センター2へ報告さ
れ、運行管理センター2の各バスの位置の管理に使用さ
れる。この位置情報の報告は、複数台走行している各バ
スの位置情報を1つの周波数を用いて効率良く収集する
ため、ポーリング方式により行われるのが一般的であ
り、本実施形態でもポーリング方式を採用している。す
なわち、次の通りである。
【0014】まず、運行管理センター2は、運行中の全
てのバスのバス番号を周期を決めて逐次自動的に発信す
る。
てのバスのバス番号を周期を決めて逐次自動的に発信す
る。
【0015】バス1は、このようにして運用管理センタ
ー2から発信されるポーリング信号を無線送受信機13
によって受信し、これを制御装置12に転送する。制御
装置12は、ポーリング信号に含まれるバス番号がバス
1のバス番号と一致したら制御装置12に記憶されてい
るバス情報とバス1のバス番号を無線送受信機13にて
運行管理センター2に送信する。なお、このバス1が送
信するバス番号は、制御装置12に固定して記憶されて
いる情報である。
ー2から発信されるポーリング信号を無線送受信機13
によって受信し、これを制御装置12に転送する。制御
装置12は、ポーリング信号に含まれるバス番号がバス
1のバス番号と一致したら制御装置12に記憶されてい
るバス情報とバス1のバス番号を無線送受信機13にて
運行管理センター2に送信する。なお、このバス1が送
信するバス番号は、制御装置12に固定して記憶されて
いる情報である。
【0016】運行管理センター2では、バス1からの情
報が無線送受信機21によって受信され、コンピュータ
22へ転送される。コンピュータ22は、情報を解析
し、バスの路線上の走行位置、バス停通過時間、道路渋
滞状況等の運行状況をモニタ画面等に表示して運行管理
者に対しリアルタイムに情報を提供するとともに事業者
にとって必要な様々な運行管理データを提供することが
できる。
報が無線送受信機21によって受信され、コンピュータ
22へ転送される。コンピュータ22は、情報を解析
し、バスの路線上の走行位置、バス停通過時間、道路渋
滞状況等の運行状況をモニタ画面等に表示して運行管理
者に対しリアルタイムに情報を提供するとともに事業者
にとって必要な様々な運行管理データを提供することが
できる。
【0017】一方、運行管理センター2のコンピュータ
22では、バス1より受信した情報に基づいて演算処理
を行い、どのバス停の表示器に接近予告をすべきかを決
定し、無線送受信機23からバス停3に対して接近予告
情報を送信する。この接近予告情報には、バス停番号の
他、バス1から受信したバス番号、路線番号、行き先番
号、経由番号、上り/下り番号が含まれている。
22では、バス1より受信した情報に基づいて演算処理
を行い、どのバス停の表示器に接近予告をすべきかを決
定し、無線送受信機23からバス停3に対して接近予告
情報を送信する。この接近予告情報には、バス停番号の
他、バス1から受信したバス番号、路線番号、行き先番
号、経由番号、上り/下り番号が含まれている。
【0018】バス停3では、この接近予告情報が無線送
受信機31によって受信され、表示制御装置33へ転送
される。表示制御装置33は、バス停番号を解析し、そ
のバス停番号が当該バス停3のバス停番号であることを
認識した場合には、受信した接近予告情報に基づいて接
近予告表示盤32にバス接近予告の表示を行う。表示内
容は、一例として、行き先、経由、バス到着までの時間
等が考えられる。さらにこれらを音声で案内してもよ
い。
受信機31によって受信され、表示制御装置33へ転送
される。表示制御装置33は、バス停番号を解析し、そ
のバス停番号が当該バス停3のバス停番号であることを
認識した場合には、受信した接近予告情報に基づいて接
近予告表示盤32にバス接近予告の表示を行う。表示内
容は、一例として、行き先、経由、バス到着までの時間
等が考えられる。さらにこれらを音声で案内してもよ
い。
【0019】以上がバス接近予告表示までの動作である
が、本発明の主題事項は、本実施形態に係るバスロケー
ションシステムの諸機能のうち、バス1がバス停3に到
着した際に上記接近予告表示盤32に表示された接近予
告表示を解除する手段に関するものである。本実施形態
に係るバスロケーションシステムは、この解除の手段と
して、第1〜第3の解除手段を併有しており、これらは
重複して解除のための動作を行うものである。以下、こ
れらの各解除手段の詳細について説明する。
が、本発明の主題事項は、本実施形態に係るバスロケー
ションシステムの諸機能のうち、バス1がバス停3に到
着した際に上記接近予告表示盤32に表示された接近予
告表示を解除する手段に関するものである。本実施形態
に係るバスロケーションシステムは、この解除の手段と
して、第1〜第3の解除手段を併有しており、これらは
重複して解除のための動作を行うものである。以下、こ
れらの各解除手段の詳細について説明する。
【0020】A.第1の解除手段 まず、図2を参照し、第1の解除手段、すなわち、バス
1とバス停3との間で無線交信を行うことにより互いに
相手の番号を確認し、接近予告表示を解除する手段につ
いて説明する。
1とバス停3との間で無線交信を行うことにより互いに
相手の番号を確認し、接近予告表示を解除する手段につ
いて説明する。
【0021】バス停3は、バス1の到来に先立ち、運行
管理センター2からバス1の接近予告表示の指令情報を
受けるが、この指令情報には接近中のバス番号が含まれ
ている。このバス番号は、表示制御装置33に記憶され
る。
管理センター2からバス1の接近予告表示の指令情報を
受けるが、この指令情報には接近中のバス番号が含まれ
ている。このバス番号は、表示制御装置33に記憶され
る。
【0022】そして、表示制御装置33は、このバス番
号の記憶を行うと同時に、微弱電波であるバス呼出信号
f3を特定小電力無線機34から例えば2秒毎にバス1
に向って発信する。このバス呼出信号f3は、上記接近
予告表示の指令情報に含まれていたバス番号とバス停3
のバス停番号とを含んでいる。
号の記憶を行うと同時に、微弱電波であるバス呼出信号
f3を特定小電力無線機34から例えば2秒毎にバス1
に向って発信する。このバス呼出信号f3は、上記接近
予告表示の指令情報に含まれていたバス番号とバス停3
のバス停番号とを含んでいる。
【0023】バス1がバス停3に接近し、さらにバス停
3が発する上記微弱電波をバス1の特定小電力無線機1
4が受信可能な圏内までバス1が進むと、特定小電力無
線機14によりバス呼出信号f3が受信される。
3が発する上記微弱電波をバス1の特定小電力無線機1
4が受信可能な圏内までバス1が進むと、特定小電力無
線機14によりバス呼出信号f3が受信される。
【0024】バス1の制御装置12は、特定小電力無線
機14によって受信されたバス呼出信号f3を解析す
る。このバス呼出信号f3が当該バス1のバス番号を含
む場合、バス1の制御装置12は、当該バスの接近予告
表示を行っているバス停へ到着したものと判断し、特定
小電力無線機14から微弱電波である接近予告解除信号
f4を送信する。この接近予告解除信号f4は、バス1
のバス番号、バス1が受信したバス停番号からなる。接
近予告解除信号f4は、バス停3の特定小電力無線機3
4によって受信される。バス停3の表示制御装置33
は、接近予告解除信号f4にバス停3のバス停番号が含
まれているのを確認すると、接近予告表示の解除を行
う。
機14によって受信されたバス呼出信号f3を解析す
る。このバス呼出信号f3が当該バス1のバス番号を含
む場合、バス1の制御装置12は、当該バスの接近予告
表示を行っているバス停へ到着したものと判断し、特定
小電力無線機14から微弱電波である接近予告解除信号
f4を送信する。この接近予告解除信号f4は、バス1
のバス番号、バス1が受信したバス停番号からなる。接
近予告解除信号f4は、バス停3の特定小電力無線機3
4によって受信される。バス停3の表示制御装置33
は、接近予告解除信号f4にバス停3のバス停番号が含
まれているのを確認すると、接近予告表示の解除を行
う。
【0025】なお、バス停3の特定小電力無線機34か
ら発信される微弱電波は、バス1がバス停3に5m〜3
0m位まで接近したらバス1の特定小電力無線機14に
より受信できるよう周波数f3の出力を調整する。
ら発信される微弱電波は、バス1がバス停3に5m〜3
0m位まで接近したらバス1の特定小電力無線機14に
より受信できるよう周波数f3の出力を調整する。
【0026】B.第2の解除手段 上述した第1の解除手段による接近予告の解除において
は、バス1がバス停3から5m〜30mの距離まで接近
したら解除動作に入るが、理想的にはバス1がバス停3
に到着したとき、すなわち、距離が0mのときに解除さ
れるのが望ましい。従って、上記周波数f3の信号の出
力も、可能な限り0mに近づくよう調整されるのが望ま
しい。
は、バス1がバス停3から5m〜30mの距離まで接近
したら解除動作に入るが、理想的にはバス1がバス停3
に到着したとき、すなわち、距離が0mのときに解除さ
れるのが望ましい。従って、上記周波数f3の信号の出
力も、可能な限り0mに近づくよう調整されるのが望ま
しい。
【0027】しかしながら、このように出力調整をした
場合には非常に微弱な電波となり、環境によっては受信
状態が悪くなり、バス側での受信をすることができなく
なる可能性がでてくる。また、バスが向っているバス停
に既に先行のバスが停車しており、バスがその停車中の
バスの外側を通過する場合もあり、かかる場合には、外
側を通過するバスにバス停からの電波が届かず、接近予
告表示を解除できない可能性がある。
場合には非常に微弱な電波となり、環境によっては受信
状態が悪くなり、バス側での受信をすることができなく
なる可能性がでてくる。また、バスが向っているバス停
に既に先行のバスが停車しており、バスがその停車中の
バスの外側を通過する場合もあり、かかる場合には、外
側を通過するバスにバス停からの電波が届かず、接近予
告表示を解除できない可能性がある。
【0028】そこで、本実施形態に係るバスロケーショ
ンシステムでは、上記第1の解除手段に加え、運用管理
センター2からの無線指令により接近予告表示の解除を
行う第2の解除手段を併用する。以下、図3を参照し、
この第2の解除手段について説明する。
ンシステムでは、上記第1の解除手段に加え、運用管理
センター2からの無線指令により接近予告表示の解除を
行う第2の解除手段を併用する。以下、図3を参照し、
この第2の解除手段について説明する。
【0029】バス1がバス停3を出発し、次のバス停4
へ向っているとき、バス1の音声案内装置11は乗務員
の操作によりバス停4の案内を行い、バス停4のデータ
が運行管理センター2にポーリング報告される。運行管
理センター2では、コンピュータ22が、バス停4から
のデータの受信により、バス1がバス停3を出発したも
のと認識し、バス停3のバス1に関する接近予告表示の
解除信号を無線送受信機23から周波数f2にて送信す
る。ここで、解除信号は、バス停番号、バス番号、解除
指令から構成されている。
へ向っているとき、バス1の音声案内装置11は乗務員
の操作によりバス停4の案内を行い、バス停4のデータ
が運行管理センター2にポーリング報告される。運行管
理センター2では、コンピュータ22が、バス停4から
のデータの受信により、バス1がバス停3を出発したも
のと認識し、バス停3のバス1に関する接近予告表示の
解除信号を無線送受信機23から周波数f2にて送信す
る。ここで、解除信号は、バス停番号、バス番号、解除
指令から構成されている。
【0030】バス停3では、解除信号が無線送受信機3
1によって受信され、表示制御装置33に転送される。
表示制御装置33は、解除信号に含まれるバス停番号が
当該バス停3のバス停番号であることを確認すると、バ
ス1のために作動した接近予告表示を解除する。
1によって受信され、表示制御装置33に転送される。
表示制御装置33は、解除信号に含まれるバス停番号が
当該バス停3のバス停番号であることを確認すると、バ
ス1のために作動した接近予告表示を解除する。
【0031】この第2の解除手段は、上記第1の解除手
段により接近予告表示が既に解除された場合でも機能す
る。ここで、第1の解除手段による解除が既に行われて
いれば、第2の解除手段による解除を重ねて行う必要は
ない。従って、第1の解除手段による解除が行われた場
合には、その事実を運行管理センター2が確認し、第2
の解除手段による解除を行わないという方法も一応考え
られる。しかしながら、そのような第1の解除手段によ
る解除を運行管理センター2が確認するための手段を設
けることはシステムの構成を複雑にし、かつ、不経済な
ものとするので、かかる手段は設けないこととした。従
って、本実施形態においては、第1の解除手段による解
除と第2の解除手段による解除が重複して実施される。
段により接近予告表示が既に解除された場合でも機能す
る。ここで、第1の解除手段による解除が既に行われて
いれば、第2の解除手段による解除を重ねて行う必要は
ない。従って、第1の解除手段による解除が行われた場
合には、その事実を運行管理センター2が確認し、第2
の解除手段による解除を行わないという方法も一応考え
られる。しかしながら、そのような第1の解除手段によ
る解除を運行管理センター2が確認するための手段を設
けることはシステムの構成を複雑にし、かつ、不経済な
ものとするので、かかる手段は設けないこととした。従
って、本実施形態においては、第1の解除手段による解
除と第2の解除手段による解除が重複して実施される。
【0032】C.第3の解除手段 上述した第1および第2の解除手段は、無線による交信
を通じて接近予告表示の解除を行うものであるが、混信
等の無線障害が発生した場合には接近予告表示が解除さ
れず、表示されたままとなるおそれがある。そこで、本
実施形態では、上記第1および第2の解除手段に加え
て、第3の解除手段を併用する。すなわち、次の通りで
ある。
を通じて接近予告表示の解除を行うものであるが、混信
等の無線障害が発生した場合には接近予告表示が解除さ
れず、表示されたままとなるおそれがある。そこで、本
実施形態では、上記第1および第2の解除手段に加え
て、第3の解除手段を併用する。すなわち、次の通りで
ある。
【0033】バス停3の表示制御装置33は、図4に示
すようにタイマー回路35を内蔵しており、このタイマ
ー回路35は運行管理センター2からの接近予告表示指
令を受けると、その指令に含まれるバス番号を記憶し、
作動を開始する。表示制御装置33は、バス到着の5分
から10分程度前にバス利用者へのバス接近予告の表示
を開始する。そして、バスがバス停3を通過したと考え
られる時点で接近予告表示を強制的に解除する。すなわ
ち、上記タイマー回路35を10分〜15分程度にセッ
トしておき、作動開始後、10分〜15分経過後、記憶
しているバス番号に関する接近予告表示を解除する。
すようにタイマー回路35を内蔵しており、このタイマ
ー回路35は運行管理センター2からの接近予告表示指
令を受けると、その指令に含まれるバス番号を記憶し、
作動を開始する。表示制御装置33は、バス到着の5分
から10分程度前にバス利用者へのバス接近予告の表示
を開始する。そして、バスがバス停3を通過したと考え
られる時点で接近予告表示を強制的に解除する。すなわ
ち、上記タイマー回路35を10分〜15分程度にセッ
トしておき、作動開始後、10分〜15分経過後、記憶
しているバス番号に関する接近予告表示を解除する。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、上述した3種類の解除手段の併用により、バスが停
留所に到着あるいは停留所を通過した場合に確実にバス
接近予告表示の解除をするので、バス利用者に対し無用
の混乱を与えないで済むという効果がある。
ば、上述した3種類の解除手段の併用により、バスが停
留所に到着あるいは停留所を通過した場合に確実にバス
接近予告表示の解除をするので、バス利用者に対し無用
の混乱を与えないで済むという効果がある。
【図1】この発明の一実施形態であるバスロケーション
システムの接近予告表示解除回路の構成を示す図であ
る。
システムの接近予告表示解除回路の構成を示す図であ
る。
【図2】同実施形態におけるバスとバス停間の信号の送
受を示す図である。
受を示す図である。
【図3】同実施形態における運行管理センターとバス停
間の信号の送受を示す図である。
間の信号の送受を示す図である。
【図4】同実施形態におけるバス停の制御装置を示す図
である。
である。
1 バス 2 運行管理センター 3 バス停
Claims (1)
- 【請求項1】 路線バスの停留所への接近を予告するバ
ス接近予告表示を当該路線バスの到着により解除するバ
ス接近予告表示解除回路において、前記路線バスの運行管理センターから前記停留所に送信
されたバス接近予告情報に基づいて、 前記路線バスと前
記停留所との間で無線により互いの識別番号を送受信す
ることにより前記バス接近予告表示の解除を行う第1の
解除手段と、 前記路線バスの運行管理センターは、前記路線バスから
無線により送信された前記路線バスの位置情報に基づい
て前記運行管理センターから前記停留所へ無線で解除を
指令することにより前記バス接近予告表示の解除を行う
第2の解除手段と、前記停留所が内蔵する計時回路による計時によって、 前
記停留所が前記バス接近予告表示を行ってから予め定め
られた時間が経過した後、前記バス接近予告表示の解除
を行う第3の解除手段とを具備し、前記第1〜第3の解
除手段が重複して前記バス接近予告表示の解除を行うこ
とを特徴とするバス接近予告表示解除回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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-
1996
- 1996-12-05 JP JP32567396A patent/JP2845849B2/ja not_active Expired - Lifetime
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