JPH11326511A - Ais制御装置 - Google Patents

Ais制御装置

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JPH11326511A
JPH11326511A JP10137158A JP13715898A JPH11326511A JP H11326511 A JPH11326511 A JP H11326511A JP 10137158 A JP10137158 A JP 10137158A JP 13715898 A JP13715898 A JP 13715898A JP H11326511 A JPH11326511 A JP H11326511A
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JP
Japan
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ais
ship
control device
frequency
determining means
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JP10137158A
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Yukihiko Miyake
幸彦 三宅
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Japan Radio Co Ltd
Original Assignee
Japan Radio Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 放送方式AISを利用する船舶において、公
海から特定の国の領海への移動等に伴う使用周波数の切
替を、自動的に、かつできるだけ低コストで、行えるよ
うにする。 【解決手段】 AIS制御装置10において、測位結果
利用型の周波数決定手段を設けることとしている。測位
結果利用型の周波数決定手段は、測位装置から得られる
自船位置に基づき、自船が現在存する海域を判別し、放
送方式AISにおける使用周波数を決定する。AIS制
御装置は、このようにして決定した使用周波数にて送受
信が行われるよう、放送方式AIS用の送信機12及び
受信機14,16を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、船舶に搭載される
AIS制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】船舶自動識別システム
(AIS:Automatic Identification System)は、海上
移動業務用に割り当てられているVHF帯の周波数を用
いて船舶と沿岸局との間で又は船舶同士で通信を交わ
し、各船舶の安全な運行に資するシステムである。AI
Sには、DSC(Digital Selective Calling)方式のA
ISと放送方式のAISとがあり、そのうちDSC方式
のAISでは、FSK(Frequency Shift Keying)変調さ
れた信号にてディジタル選択呼出を行い、放送方式のA
ISでは、GMSK(Gaussian-filtered Minimum Shift
Keying)変調された信号にてTDMA(Time Division M
ultiple Access)接続する。DSC方式のAISと放送
方式のAISとを比べると、前者におけるデータ伝送速
度が比較的低速(1200bps)であるのに対し、後
者におけるそれがより高速(9600bps)である点
で、放送方式のAISのほうが優れている。また、前者
においては、使用周波数が全世界海上遭難安全システム
(GMDSS:Global Maritime Distress and Safety S
ystem)における遭難安全呼出チャネルと共用されてい
るため、1個の沿岸局で管理できる船舶が10隻程度で
ある。これに対し、後者における使用周波数は専用であ
るため、1個の沿岸局で管理できる船舶が600隻程度
になる。この面でも、放送方式のAISのほうが優れて
いる。
【0003】しかしながら、放送方式のAISにもいく
つかの問題点がある。まず、放送方式AISにおける使
用周波数には、全世界共通の周波数であるAIS1(1
61.975MHz)及びAIS2(162.025M
Hz)がある。公海を航行している船舶は、この世界共
通波を使用できる。しかし、いずれかの国の領海に属す
る海域では、国によっては、世界共通波の使用を許さな
い場合がある。従って、世界共通波を使用できる海域か
ら使用できない海域へと移動するときに、各船舶は、放
送方式AIS用の船載送信機及び受信機における使用周
波数を、世界共通波から他の特定の周波数へと切り替え
る必要がある。また、世界共通波を使用できない海域か
ら使用できる海域へと移動するときには、この逆の切替
が必要になる。このような切替を手動操作で行うのは、
船上の使用者にとって煩わしい。
【0004】この煩わしさをなくすためには、沿岸局か
ら船舶へと使用周波数を遠隔指令し、この遠隔指令に応
じて自動的に、船上のAIS制御装置が放送方式AIS
用の船載送信機及び受信機における使用周波数を切り替
えるようにすればよい。しかしながら、これは、船載設
備の増加或いは沿岸局の負担増加、ひいては実施コスト
の増加を招く。
【0005】例えば、公海からある特定の国の領海に属
する海域に進入しつつある船舶に対し、放送方式AIS
を利用して沿岸局から使用周波数を指令するものとす
る。船上の放送方式AIS用受信機がこの指令を受信で
きるのであれば、この指令に応じて船上の放送方式AI
S用送信機及び受信機の使用周波数を自動切替すること
も可能である。しかしながら、船舶側が使用周波数に関
する指令を受信できるようにするには、沿岸局は(少な
くとも)世界共通波にて使用周波数を指令しなければな
らない。即ち、カバーしている海域で使用できる周波数
が世界共通波でない沿岸局も、世界共通波での送信を行
わねばならない。これは、その沿岸局にとって負担にな
る。また、世界共通波を使用する海域でも、放送方式A
ISで提供すべき情報例えば各船舶の挙動に関する情報
の送信が、使用周波数に関する指令の送信によって、妨
げられる可能性がある。
【0006】あるいは、公海からある特定の国の領海に
属する海域に進入しつつある船舶に対し、DSC方式の
AISを利用して沿岸局から使用周波数を指令するもの
とする。船舶側でこの指令を受信できるのであれば、こ
の指令に応じて船上の放送方式AIS用送信機及び受信
機の使用周波数を自動切替することも可能である。しか
しながら、船舶側が使用周波数に関する指令を受信でき
るようにするには、船舶側にDSC方式AIS用受信機
を搭載しておかねばならない。また、このDSC方式A
IS用受信機について、放送方式AISにおける使用周
波数に関する指令を、その受信信号から取り出すことが
できるよう、回路上或いはソフトウエア上の改変を施さ
ねばならない。
【0007】
【発明の概要】本発明の目的の一つは、放送方式AIS
を利用する船舶において、公海から特定の国の領海への
移動等に伴う使用周波数の切替を、自動的に、かつでき
るだけ低コストで、行えるようにすることにある。
【0008】このような目的を達成すべく、本発明に係
るAIS制御装置においては、測位結果利用型の周波数
決定手段を設けることとしている。測位結果利用型の周
波数決定手段は、測位装置から得られる自船位置に基づ
き、自船が現在存する海域を判別し、放送方式AISに
おける使用周波数を決定する。AIS制御装置は、この
ようにして決定した使用周波数にて送受信が行われるよ
う、放送方式AIS用の送信機及び受信機を制御する。
従って、本発明においては、海域から海域への移動に応
じて自動的に使用周波数が切り替わるため、船上の使用
者が手動操作により使用周波数を切り替える必要がな
く、使用性の高い装置が得られる。また、沿岸局から使
用周波数に関する指令を行う必要がなく、船上にDSC
方式AIS用受信機を搭載する必要もない。
【0009】更に、本発明のAIS制御装置と共に自船
に搭載する測位装置としては、例えば、地球周回軌道上
の測位衛星から受信した信号に基づき自船位置を求める
GPS(Global Positioning System)受信機、GLON
ASS受信機(Global Orbiting Navigation Satellite
System)等一般に低価格の装置を用いることができるた
め、上述の自動化の効果を低コストで実現できる。特
に、DGPS(Differential GPS)受信機を用いること
で、自船位置の精度が向上する。なお、DGPS受信機
とは、測位衛星から受信した信号に基づき求めた各測位
衛星までの擬似距離又は自船位置に、地球上の固定局か
ら受信した信号に基づき誤差補償を施し、誤差補償後の
擬似距離に基づき比較的高精度で自船位置を求め又は誤
差補償後の自船位置を出力する装置である。
【0010】また、周波数決定手段を複数個設けること
としてもよい。但し、そのうち1個は、上述の測位結果
利用型の周波数決定手段とする。また、残りの周波数決
定手段としては、沿岸局から(DSC方式又は放送方式
のAIS用の周波数にて)受信した遠隔指令に基づき使
用周波数を決定する遠隔指令応答型の周波数決定手段、
使用者からの手動指定に応じて使用周波数を決定する手
動操作応答型の周波数決定手段等を、設けることができ
る。
【0011】更に、周波数決定手段を複数個設けるとき
には、複数の周波数決定手段のなかから1個を選択する
切替モード決定手段も設ける。切替モード決定手段は、
例えば、測位結果利用型の周波数決定手段及び少なくと
も1個の遠隔指令応答型の周波数決定手段のなかから、
使用者による指定に応じて、1個を選択する。切替モー
ド決定手段は、或いは、測位結果利用型の周波数決定手
段及び少なくとも1個の遠隔指令応答型の周波数決定手
段のなかから、無線信号受信状況に応じて、1個を選択
する。また、手動操作応答型の周波数決定手段を設けて
いる場合には、切替モード決定手段は、例えば、使用者
により手動指定が選択されたときには上記手動操作応答
型の周波数決定手段を選択し、それ以外の場合には、測
位結果利用型の周波数決定手段及び少なくとも1個の遠
隔指令応答型の周波数決定手段のなかから使用者による
指定に応じて又は無線信号受信状況に応じて1個を選択
する。このように、複数の周波数決定手段を設けること
が実施コスト等の面で許される場合には、本発明の特徴
である測位結果利用型の周波数決定手段を、複数の周波
数決定手段のうち一つとして用い、放送方式AISにお
ける使用周波数決定手法のバリエーションの豊富化、ひ
いては装置機能の冗長性の増大による信頼性の向上に役
立てることができる。
【0012】更に、DGPS受信機等の測位装置から得
られる自船位置を利用して、他船接近警報を発生させる
こともできる。例えば、測位装置から得られる自船位
置、自船に搭載されている航法センサから得られる自船
挙動及び放送方式AIS用の受信機から得られる他船挙
動に基づき、自船への他船の接近を検出し、この検出に
応じて音響、光、映像等による警報を発生させる。この
ようにすれば、レーダ装置乃至ARPA(Automatic Rad
ar Plotting Aid)を用いずとも、従って安価に、他船接
近警報を発生させることができる。更に、DGPS受信
機等から得られる自船位置は緯度・経度の形式を有して
おりまた放送方式AISにて提供される他船挙動もこの
形式又はこれに変換できる形式を有しているから、従来
からレーダ装置にて採用されている扇形又は円形のアラ
ームエリアではなく矩形のアラームエリアを容易に発生
させることができる。即ち、自船位置を包含する所定形
状及び所定寸法の領域を表示画面上で自動設定及び表示
し、この領域内に他船が進入したときに警報を発するよ
うにすることができる。更に、この警報と連動して、自
船を自動操舵状態に切り替え、他船回避動作を自動的に
行うようにすることもできる。具体的には、警報を発す
るのに伴い自動的に、又は警報を発したにもかかわらず
繰船者が他船回避のための操舵を直ちに行わなかった場
合に、自船を自動操舵状態に切り替え、他船回避動作を
実行させるようにする。これによって、船舶運航上の安
全性が高まる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態に
関し図面に基づき説明する。なお、以下の説明では複数
の実施形態を示すが、説明の簡略化のため、実施形態間
で共通する構成乃至処理については説明を省略する。
【0014】(1)第1実施形態 図1に、本発明の第1実施形態に係る装置の構成を示
す。図中、AIS制御装置10にはTDMA送信機1
2、TDMA受信機14及び16、GPS受信機18、
航法センサ20、警報音発生器22、警報映像発生器2
4、表示部26並びに操作部28が接続されており、A
IS制御装置10内にはROM30が設けられている。
GPS受信機18は、地球周回軌道上にある測位衛星か
らの信号をアンテナ32を用いて受信し、受信した信号
に基づき搭載に係る船舶(以下「自船」)の位置、速度
等を求め、これをRS−232C、RS−424A等の
インタフェースを介してAIS制御装置10に供給す
る。GPSに代え、GLONASS等他種のGNSS(G
lobal Navigation Satellite System)を利用してもよ
い。航法センサ20は、ジャイロコンパス、電子磁気コ
ンパス等であり、自船の船首方位、回頭率等を示す信号
を出力する。AIS制御装置10は、これらの信号に基
づき発生させたデータ即ち自船の位置や挙動を示すデー
タをTDMA送信機12に供給する。
【0015】TDMA送信機12は、放送方式AISに
係るTDMA接続のための送信機であり、沿岸局からの
インテロゲーション(呼びかけ)や指定に応じて又は自
律的に、AIS制御装置10から供給されるデータをア
ンテナ34から無線送信する。また、TDMA受信機1
4及び16は、沿岸局から或いは他の船舶から無線送信
されるデータをアンテナ36により受信し、AIS制御
装置10に供給する。AIS制御装置10は、TDMA
受信機14及び16にて得られるデータ即ち周辺の船舶
の挙動を示すデータと、GPS受信機18や航法センサ
20にて得られるデータ即ち自船の挙動を示すデータと
に基づき、表示部26の画面上に自船や他船の挙動を示
す映像を表示させる。
【0016】なお、TDMA受信機を2個(14及び1
6)設けているのは、公海と領海の境界近辺での使用周
波数切替時の安全性の維持、世界共通波であるAIS1
及びAIS2の同時利用等のためである。即ち、デフォ
ルトでは、TDMA受信機14における受信周波数はA
IS1にTDMA受信機16における受信周波数はAI
S2に設定・制御されている。公海と領海の境界では、
切替前後で間断なく受信を続けられるよう、AIS制御
装置10により、TDMA受信機14及び16の受信周
波数の切替タイミングが制御される。分配器38は、ア
ンテナ36にて受信された信号をTDMA受信機14及
び16に分配する手段である。更に、TDMA送信機1
2における送信周波数も、AIS制御装置10により設
定・制御される。
【0017】また、放送方式AISにて用いられる信号
形式は、図2に示されるように、1分=60秒の間を2
250個のタイムスロットにわけた構成を有している。
各スロットにはその長さが256ビットであるフレーム
が1個割り当てられており(従って伝送速度は256×
2250/60=9600bpsであり)、このフレー
ムには168ビットのデータDATA及び巡回冗長チェック
コードCRCが含まれている。データDATAは船舶と沿岸局
との間で又は船舶同士の間で伝送すべきデータであり、
巡回冗長チェックコード(Cyclic Redundancy Check cod
e)CRCは伝送誤り等の検出のためのコードである。本実
施形態では、GPS受信機18にて得られUTC(Unive
rsal Time Coordinated)に同期している基準時刻に同期
して、この形式の信号の送信・受信を行っている。な
お、図2に示したフレームの構成は公知であるため、DA
TA及びCRC以外の部分については説明を省略する。
【0018】この実施形態の特徴の一つは、世界共通波
を使用できる海域から使用できない海域へと移動すると
き等に、TDMA送信機12並びにTDMA受信機14
及び16の使用周波数の切替を自動的に行えるようにし
たことにある。図3の例でいえば、世界共通波AIS1
及びAIS2を使用できる領域4から使用できない(場
合がある)領域1乃至3に移動したとき等に、船上の使
用者が手動での切替操作を行うことなく使用周波数を切
り替えられるようにしたことにある。この周波数切替の
際にAIS制御装置10が実行する動作の概略を、図4
に示す。この図に示す手順は、所定の頻度で繰返し実行
される。
【0019】この図に示すように、AIS制御装置10
は、まず切替モードを決定し(100)、決定した切替
モードが自動モードであった場合に(102)、GPS
受信機18を用いた測位の結果に基づく周波数の決定を
実行する(104)。この実施形態では、切替モードと
して、船上の使用者が手動操作により周波数を切り替え
る手動モードと、手動操作によらず切り替える自動モー
ドとが準備されており、ステップ100では、例えば、
操作部28を構成する切替モード設定スイッチ等の状態
を参照することによって、切替モードが手動か自動かを
判別・決定している。
【0020】自動モードでの切替の際には、AIS制御
装置10はまずGPS受信機18から測位結果を示すデ
ータを入力し(106)、入力したデータ例えば自船位
置を示すデータに基づき自船の現在海域を判別する(1
08)。海域の判別は、GPS受信機18から得られる
緯度・経度と、海域の境界を示す緯度・経度との比較で
行えばよい。海域の境界を示す緯度・経度は、ROM3
0に記憶させておいてもよいし、可能であれば数式を用
いて算出するようにしてもよい。ROM30上には、海
域を特定する情報と、その海域において使用できる周波
数とが、対応付けて記憶されており、AIS制御装置1
0は、ステップ108における判別の結果に基づきRO
M30を参照することにより使用周波数を決定する(1
10)。
【0021】また、GPS受信機18が電波遮蔽、故障
その他の理由で測位を行えない場合がある。AIS制御
装置10は、自動モードでの切替を行う際に、測位が可
能か否かを判別する(112)。その結果測位不可能乃
至困難であると判別されたときや、手動モードでの切替
を行うときには、AIS制御装置10は、使用者が操作
部28から入力する情報例えば海域や使用周波数を特定
する情報に基づき使用周波数を決定する(114)。
【0022】AIS制御装置10は、ステップ110又
は114にて決定された使用周波数に応じて、TDMA
送信機12並びにTDMA受信機14及び16の使用周
波数を制御する(116)。
【0023】このように、本実施形態によれば、GPS
受信機18の出力を利用して放送形式AISで使用でき
る周波数を判別・決定し、その結果に応じてTDMA送
信機12並びにTDMA受信機14及び16を制御する
ようにしているため、周波数を手動操作で切り替える必
要がない自動化された装置を、低コストで実現できる。
また、DSC受信機を用いて使用周波数の指令を受ける
必要もないし、TDMA受信機14及び16を用いて使
用周波数の指令を受ける必要もない。従って、船上設備
の低コスト化・簡素化、沿岸局を含めた実施コストの低
減等の効果を得ることができる。なお、海域と海域の境
界(例えば公海と領海の境界)における周波数の切替
は、実際には、境界の少し手前(例えば5海里手前)で
行うようにするのが好ましい。
【0024】本実施形態の他の特徴としては、TDMA
送信機12並びにTDMA受信機14及び16にて使用
するタイムスロットをAIS制御装置10にて決定する
手順がある。図5に、この手順の概略を示す。この図に
示す手順は、AIS制御装置により所定頻度で繰返し実
行される。
【0025】この図に示すように、AIS制御装置10
は、まずサンプル数を管理するための変数nとタイマ変
数Tとをいずれも0に初期設定した上で(200)、T
DMA受信機14及び16からRSSI(Receiving Sig
nal Strength Indicator)信号即ち受信信号強度を示す
信号を入力する動作を繰返し実行する(202)。即
ち、瞬時的な雑音等の影響を避けるべく、タイマ変数T
のインクリメント処理(204)及びT>T0成否判定
(206)を行うことによって所定時間T0おきに繰返
しRSSI信号を入力する。RSSI信号入力の間隔
(T0によって表される時間)を例えば5msとした場
合、1フレーム長は図2に示したように26.7msで
あるから、1フレーム=1タイムスロット当たり5乃至
6回RSSI信号を入力できる。そこで、AIS制御装
置10は、1タイムスロット当たりのRSSI信号入力
回数が所定回数n0例えば4回を上回るまで、RSSI
信号の入力を繰り返す(208)。繰返しのたびに、変
数nは1インクリメントされ、変数Tは0にリセットさ
れる(210)。
【0026】この処理を2250個のスロット全てにつ
いて実行した後(212)、AIS制御装置10は、1
タイムスロット当たりn0個収集されたRSSI信号の
値を例えば平均することによって、瞬時的な雑音の影響
が排除乃至低減されたRSSI信号値を求め(21
4)、更に、このRSSI信号値が最小になるタイムス
ロット即ち他の船舶等が用いていないとみられるタイム
スロットを選ぶ(216)。AIS制御装置10は、選
んだタイムスロットにてTDMA受信機14及び16に
より受信された信号、特にそのCRCを用いて、誤り検出
を行う(218)。このステップにて誤りを検出できな
かったときにはそのタイムスロットは他船等により使用
されていると見なせるが、逆に誤りを検出できたときに
は使用されていないと見なすことができる。そこで、A
IS制御装置10は、ステップ218にて検出される誤
りに関し誤りがあったか否かの判定を行い(220)、
誤りがあったと判定したときには、そのタイムスロット
が空きスロットであると判断し、TDMA送信機12並
びにTDMA受信機14及び16に対し、送信タイミン
グ乃至同期タイミングを指令する(222)。逆に、誤
りがないと判定したときには、平均化されたRSSI信
号値が次に小さいタイムスロットを選んで(224)、
ステップ218を実行する。
【0027】このように、本実施形態によれば、RSS
I信号値の順にタイムスロットをソートし、RSSI信
号値が小さい順にCRCによる誤り検出・判定を行うこと
により、空きスロットを検出しているため、全てのタイ
ムスロットについて誤り検出を行うことなく空きスロッ
トを探し出すことができ、使用するタイムスロットを効
率的に即ち迅速に決定できる。また、RSSI信号値に
関し平均化を行っているため、瞬時的な(例えば持続時
間が5ms以下の)雑音の影響を、抑制できる。なお、
平均化に代え、他の統計的手法を用いても構わない。
【0028】本実施形態の第3の特徴事項は、他船の接
近を警報する機能にある。図6に、他船接近警報に関す
るAIS制御装置10の動作の概要を示す。この図に示
す手順は、所定頻度で繰返し実行される。
【0029】AIS制御装置10は、まず、GPS受信
機18から自船の位置等を示すデータを入力し(30
0)、これに基づき、アラームエリアを自動決定・更新
する(302)。アラームエリアは例えば矩形であり、
図7に示すように南北方向及び東西方向各々例えば0.
3分の広がりを有する海域をカバーする。アラームエリ
アの相対向する頂点である第1及び第2の基準点は、
0.01分の整数倍の緯度及び0.01分の整数倍の経
度を有する点のなかから、自船位置Sがアラームエリア
のほぼ中央になるよう、選んで設定する。
【0030】AIS制御装置10は、決定したアラーム
エリアやGPS受信機18から与えられる自船位置に加
え(304)、TDMA受信機14及び16にて得られ
他船挙動を示す情報を(306)、表示部26の画面上
にグラフィックシンボル等で表示させる。AIS制御装
置10は、アラームエリア内に他船が進入したことがT
DMA受信機14及び16の出力から判明したときには
(308)、警報音発生器22や警報映像発生器24に
て警報音や警報映像を出力させる(310)。なお、警
報映像は、LED等の点灯表示としてもよいし、表示部
26の画面上での表示としてもよい。
【0031】このように、本実施形態によれば、ARP
A機能を有する高価なレーダ装置を用いずとも、他船接
近警報を発生させることができ、船舶の安全な運行に寄
与できる。なお、上述の例では、アラームエリアは、ち
ょうど、メルカトル図法で描いた海図類似の映像となる
から、ECDIS、プロッタ等、海図や自船航跡を表示
させるシステムの表示器を表示部26として用いる際に
適している。本発明を実施するに際しては、他の図法を
用いてもよい。
【0032】(2)第2実施形態 図8に、本発明の第2実施形態に係る装置の構成を示
す。この実施形態では、第1実施形態に係る装置に加
え、DSC受信機40及びそのアンテナ42、ロングレ
ンジ送受信機44及びそのアンテナ46、並びに自動航
法装置48が設けられている。DSC受信機40は、D
SC方式AIS用の受信機であり、ベースバンドAFS
K信号、これを復調して得られるバイナリ信号、又は更
にこれを解析して得られるコマンド信号等の形で、沿岸
局から受信したデータをAIS制御装置10Aに供給す
る。ロングレンジ送受信機44は、具体的には30海里
以上の通信の際に用いられるインマルサットC、オーブ
コムシステム等のロングレンジ支援システム用の送受信
機であり、AIS制御装置10Aからの指令に従って、
衛星を利用した無線回線を通して陸側のシステム利用者
又は遠距離の僚船などからの情報を受信したり、要求に
応じて自船位置などのデータを送信したりする。自動航
法装置48は、トラックコントロールシステム、ヘディ
ングコントローラ、オートパイロット等の装置であり、
予め設定されているコースに沿って航行するよう舵角や
船側を自動制御する自動操舵モードを有している。自動
航法装置48は、AIS制御装置10Aからの指令によ
り強制的に自動操舵モードに切り替えることができる。
【0033】更に、GPS受信機18に代えて、アンテ
ナ32及び50を有するDGPS受信機18Aが設けら
れている。DGPS受信機18Aは、アンテナ32を用
いて測位衛星からの信号を、またアンテナ50を用いて
地上の基地局からの信号を受信する。DGPS受信機1
8Aは、測位衛星からの信号に基づき各測位衛星までの
擬似距離を求め、この擬似距離に基づき自船位置等を求
める。DGPS受信機18Aは、基地局からの信号に基
づき、擬似距離又は自船位置に関し誤差補償を行う。従
って、一般のGPS受信機18に比べ、正確な自船位置
等が得られる。なお、機能上の相違を示唆すべく、この
実施形態では、AIS制御装置を10Aで表している。
【0034】前述の第1実施形態では、TDMA送信機
12並びにTDMA受信機14及び16における使用周
波数の切替モードとして、手動モードと、測位結果を利
用する自動モードとを、準備していた。本実施形態で
は、図9に示すように、使用周波数の切替モードとし
て、手動モード、DSCモード、TDMAモード及びD
GPSモードの4種類を設けている。即ち、AIS制御
装置10Aは、使用者により設定されている切替モード
がいずれのモードかを判断し(100、102A)、手
動モードである場合には前述のステップ114を、DS
Cモードである場合にはステップ118を、TDMAモ
ードである場合にはステップ120を、そしてDGPS
モードである場合にはステップ104Aを、それぞれ実
行する。
【0035】ステップ118では、AIS制御装置10
Aは、DSC受信機40にて受信された信号から使用周
波数に関する指令を取り出し、取り出した指令に基づき
TDMA送信機12並びにTDMA受信機14及び16
における使用周波数を決定する。また、ステップ120
では、AIS制御装置10Aは、TDMA受信機14又
は16にて受信された信号から使用周波数に関する指令
を取り出し、取り出した指令に基づきTDMA送信機1
2並びにTDMA受信機14及び16における使用周波
数を決定する。ステップ104Aの内容は、GPS受信
機18ではなくDGPS受信機18Aからデータを入力
する点を除けば、前述のステップ104と同じである。
また、DSCモードが選択されているけれどもDSC受
信機40にて使用周波数に関する指令を受信できないと
きや(122)、TDMAモードが選択されているけれ
どもTDMA受信機14及び16にて使用周波数に関す
る指令を受信できないときには(124)、ステップ1
14が実行される。
【0036】従って、本実施形態では、沿岸局がDSC
方式AIS又は放送方式AISを介し放送方式AISで
使用すべき周波数を指令しているときに、この指令に応
じて使用周波数を自動切替することができる。即ち、第
1実施形態に比べ装置構成は大規模になるものの、より
冗長性が高く従って信頼性の高い装置が得られる。
【0037】(3)第3実施形態 図10に、本発明の第3実施形態における周波数切替動
作の流れを示す。この実施形態では、第2実施形態と異
なり、切替モードとして手動モードと自動モードの2種
類が準備されているのみである。従って、ステップ10
0に続く判定はステップ102即ち手動モードか自動モ
ードかの判定とされている。更に、自動モードと判定さ
れた場合には、DSC受信機40、TDMA受信機14
及び16並びにDGPS受信機18Aにおける無線信号
受信状態に関する判定が行われ(122)、DSC、T
DMA及びDGPSのなかからその無線信号受信状態が
所定の条件を満たすものが選択され、その結果に応じス
テップ118、120及び104Bのうちいずれかが実
行される。なお、DSC、TDMA及びDGPSのいず
れにおいても十分な無線信号受信状態が得られないと判
断されたときにはステップ114が実行される。また、
ステップ104Bは、ステップ104A中のステップ1
12を省略した手順である。
【0038】従って、本実施形態によれば、DSCか、
TDMAかそれともDGPSかを使用者が選ぶ必要がな
くなり、第2実施形態に比べ使用性が向上する。更に、
無線信号受信状態に関する判定を、“最も早く使用周波
数を決められるのはどれか”という判定により行うこと
とすれば、使用周波数の決定及び制御を迅速化できる。
“DSCで受信できるならばDSC、DSCで受信でき
ずTDMAで受信できるならばTDMA、DSC及びT
DMAで受信できずDGPSで受信できるならばDGP
S”というように、優先順位を付することもできる。
【0039】(4)第4実施形態 図11に、本発明の第4実施形態における周波数切替動
作の流れを示す。この実施形態では、切替モードが自動
モードであると判定されたときに(102)ステップ1
18、120及び104Bが実行される。次に、ステッ
プ118、120及び104B各々の結果が比較され、
その結果が三者一致となった場合に(124)、それに
基づき周波数の制御が行われる(116)。そうならな
かった場合には、ステップ114に移行する。
【0040】このようにすることによって、第3実施形
態に比べ正確に、周波数の切替を行うことができる。ま
た、三者一致でなく多数決としてもよい。
【0041】(5)第5実施形態 図12に、本発明の第5実施形態における衝突回避手順
の流れを示す。この手順は、AIS制御装置10Aによ
り所定頻度で繰返し実行される手順であり、前述の他船
衝突警報に係る手順にステップ312〜316を追加し
たものである。そのうち、ステップ312では、繰船者
により他船回避のための操舵や船速変更が行われたか否
かが、DGPS受信機18A、航法センサ20、自動航
法装置48からの信号等に基づき判定される。この種の
回避措置が採られていない場合、AIS制御装置10A
は自動航法装置48に指令を与えて自動操舵モードに切
り替え(314)、更に回避措置を行わせる(31
6)。
【0042】このように、他船衝突警報に連動して衝突
回避を行わしめることにより、繰船者の介在が何らかの
理由で遅延した場合であっても、他船との接触を防止で
きる。更に、どのような措置を採れば衝突を回避できる
かをステップ316で決めるに際して、TDMA受信機
14及び16にて受信した情報即ち他船の挙動を示す情
報(例えば舵角)を利用できるため、他船の操縦者の意
志をも反映して回避措置を採ることができ、その面で、
従来のシステムに比べ正確かつ信頼性のおける装置が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係る装置の構成を示
すブロック図である。
【図2】 放送形式AISにおけるフレーム構成を示す
図である。
【図3】 放送形式AISにおける使用周波数の一例を
示す平面図である。
【図4】 第1実施形態における周波数切替手順を示す
フローチャートである。
【図5】 第1実施形態における空きスロット検出手順
を示すフローチャートである。
【図6】 第1実施形態における他船接近警報手順を示
すフローチャートである。
【図7】 アラームエリアの一例を示す図である。
【図8】 本発明の第2乃至第5実施形態に係る装置の
構成を示すブロック図である。
【図9】 第2実施形態における周波数切替手順を示す
フローチャートである。
【図10】 第3実施形態における周波数切替手順を示
すフローチャートである。
【図11】 第4実施形態における周波数切替手順を示
すフローチャートである。
【図12】 第5実施形態における衝突回避手順を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
10,10A AIS制御装置、12 TDMA送信
機、14,16 TDMA受信機、18 GPS受信
機、18A DGPS受信機、22 警報音発生器、2
4 警報映像発生器、26 表示部、28 操作部、3
0 ROM、40DSC受信機、48 自動航法装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G01S 13/91 G08G 3/02 A G08G 3/02 H04J 3/00 H H04B 7/26 G01S 13/91 S H04J 3/00 H04B 7/26 E

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測位装置から得られる自船位置に基づき
    自船が現在存する海域を判別し使用周波数を決定する測
    位結果利用型の周波数決定手段と、決定された使用周波
    数にて送受信が行われるよう放送方式AIS用の送信機
    及び受信機を制御する手段と、を備え、 上記測位装置と共に船舶に搭載され、任意の海域から他
    の海域への移動に応じて自動的に使用周波数を切り替え
    ることを特徴とするAIS制御装置。
  2. 【請求項2】 それぞれ使用周波数を決定する複数の周
    波数決定手段と、複数の周波数決定手段のなかから1個
    を選択する切替モード決定手段と、選択された周波数決
    定手段により決定された使用周波数にて送受信が行われ
    るよう放送方式AIS用の送信機及び受信機を制御する
    手段と、を備え、 上記複数の周波数決定手段のうち1個が、測位装置から
    得られる自船位置に基づき自船が現在存する海域を判別
    し使用周波数を決定する測位結果利用型の周波数決定手
    段であり、 上記測位装置と共に船舶に搭載され、任意の海域から他
    の海域への移動に応じて自動的に使用周波数を切り替え
    ることを特徴とするAIS制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のAIS制御装置におい
    て、 上記複数の周波数決定手段のうち少なくとも1個が、沿
    岸局から受信した遠隔指令に基づき使用周波数を決定す
    る遠隔指令応答型の周波数決定手段であることを特徴と
    するAIS制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のAIS制御装置におい
    て、 上記切替モード決定手段が、上記測位結果利用型の周波
    数決定手段及び上記少なくとも1個の遠隔指令応答型の
    周波数決定手段のなかから使用者による指定に応じて1
    個を選択することを特徴とするAIS制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項3記載のAIS制御装置におい
    て、 上記切替モード決定手段が、上記測位結果利用型の周波
    数決定手段及び上記少なくとも1個の遠隔指令応答型の
    周波数決定手段のなかから無線信号受信状況に応じて1
    個を選択することを特徴とするAIS制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項4記載のAIS制御装置におい
    て、 上記複数の周波数決定手段のうち少なくとも1個が、使
    用者からの手動指定に応じて使用周波数を決定する手動
    操作応答型の周波数決定手段であり、 上記切替モード決定手段が、使用者により手動指定が選
    択されたときには上記手動操作応答型の周波数決定手段
    を選択し、それ以外の場合には、上記測位結果利用型の
    周波数決定手段及び上記少なくとも1個の遠隔指令応答
    型の周波数決定手段のなかから使用者による指定に応じ
    て1個を選択することを特徴とするAIS制御装置。
  7. 【請求項7】 請求項5記載のAIS制御装置におい
    て、 上記複数の周波数決定手段のうち少なくとも1個が、使
    用者からの手動指定に応じて使用周波数を決定する手動
    操作応答型の周波数決定手段であり、 上記切替モード決定手段が、使用者により手動指定が選
    択されたときには上記手動操作応答型の周波数決定手段
    を選択し、それ以外の場合には、上記測位結果利用型の
    周波数決定手段及び上記少なくとも1個の遠隔指令応答
    型の周波数決定手段のなかから無線信号受信状況に応じ
    て1個を選択することを特徴とするAIS制御装置。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7記載のAIS制御装置に
    おいて、 上記測位装置が、地球周回軌道上の測位衛星から受信し
    た信号に基づきその測位衛星までの擬似距離又は自船位
    置を求め、更に地球上の固定局から受信した信号に基づ
    き擬似距離又は自船位置中の誤差を補償して、自船位置
    を求めるDGPS受信機であることを特徴とするAIS
    制御装置。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至8記載のAIS制御装置に
    おいて、 上記測位装置から得られる自船位置、自船に搭載されて
    いる航法センサから得られる自船挙動及び上記放送方式
    AIS用の受信機から得られる他船挙動に基づき、自船
    への他船の接近を検出し、この検出に応じて警報を発す
    る警報手段を備えることを特徴とするAIS制御装置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載のAIS制御装置におい
    て、 上記警報手段が、自船位置を包含する所定形状及び所定
    寸法の領域を表示画面上で自動設定及び表示し、この領
    域内に他船が進入したときに警報を発することを特徴と
    するAIS制御装置。
  11. 【請求項11】 請求項9又は10記載のAIS制御装
    置において、 上記警報手段が、警報を発するのに伴い自動的に、又は
    警報を発したにもかかわらず繰船者が他船回避のための
    操舵を直ちに行わなかった場合に、自船を自動操舵状態
    に切り替え、他船回避動作を実行させることを特徴とす
    るAIS制御装置。
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