JP3698908B2 - 列車無線システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、列車の移動に伴って、移動局の通信対象である無線基地局を逐次切り替える列車無線システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図8は従来の列車無線システムを示す構成図であり、図において、1は列車2が走行する軌道(レール)、2は軌道1の上を走行する列車、3は無線基地局と無線通信を実行する移動局無線機、4は移動局無線機3と接続された電話機等の移動局端末、5は地上子6a,6bからハンドオーバ地点の通過を示す地上子信号を受信する車上子、6a,6bは軌道1に沿って設置され、地上子信号を送信する地上子、7a〜7cは列車2が自己の無線通信領域に入ると、移動局無線機3と無線通信を実行する無線基地局、8は無線基地局7a〜7cを統括する中央装置、9は中央装置8と接続された電話機等の中央装置端末である。
【0003】
図9は移動局無線機の詳細構成を示す構成図であり、図において、11は車上子5が例えば地上子6aからハンドオーバ地点の通過を示す地上子信号を受信すると、移動局送受信機12の無線周波数(送信周波数及び受信周波数)の切替を指示する周波数切替信号を出力する移動局CPU、12は移動局無線機3の移動局送受信機、13は移動局CPU11が出力する周波数切替信号にしたがって送信周波数と受信周波数を切り替えるシンセサイザである。
【0004】
次に動作について説明する。
列車無線システムでは、電波の干渉を避けるため、隣接する無線基地局が使用する無線周波数は異なっており、また、同一の無線基地局における送信機の周波数と受信機の周波数は異なっている。
【0005】
したがって、列車2に搭載する移動局無線機3が無線基地局と無線通信を実行するためには、移動局無線機3における移動局送受信機12の無線周波数を列車2の走行位置に応じて変更する必要がある。即ち、移動局送受信機12の無線周波数を、列車2の現在位置を無線通信領域とする無線基地局の無線周波数に合わせる必要がある。以下、移動局送受信機12の無線周波数を次の無線対象の無線周波数に変更することを「ハンドオーバ」と呼ぶことにする。
【0006】
具体的には、列車2の走行位置が無線基地局7aの無線通信領域内にある場合には、移動局送受信機12の送信周波数を無線基地局7aの受信周波数であるfA2に設定し、移動局送受信機12の受信周波数を無線基地局7aの送信周波数であるfA1に設定する。
また、列車2の走行位置が無線基地局7bの無線通信領域内にある場合には、移動局送受信機12の送信周波数を無線基地局7bの受信周波数であるfB2に設定し、移動局送受信機12の受信周波数を無線基地局7bの送信周波数であるfB1に設定する。
また、列車2の走行位置が無線基地局7cの無線通信領域内にある場合には、移動局送受信機12の送信周波数を無線基地局7cの受信周波数であるfC2に設定し、移動局送受信機12の受信周波数を無線基地局7cの送信周波数であるfC1に設定する。
【0007】
ここで、列車無線システムのハンドオーバを具体的に説明する。
まず、ハンドオーバを実行する地点(無線周波数を切り替える地点)には、地上子6a,6bが設置されているので、列車2が地上子6a,6bの近傍を通過すると、車上子5が地上子6a,6bからハンドオーバ地点の通過を示す地上子信号を受信する。
【0008】
そして、移動局無線機3の移動局CPU11は、車上子5が地上子信号を受信すると、ハンドオーバ地点の通過を認識し、周波数切替信号を移動局送受信機12のシンセサイザ13に送信する。
例えば、車上子5が地上子6aから地上子信号を受信した場合、移動局CPU11は、移動局送受信機12の無線周波数を無線基地局7aの無線周波数から無線基地局7bの無線周波数に変更する必要があるので、移動局送受信機12の送信周波数を無線基地局7bの受信周波数fB2に変更し、移動局送受信機12の受信周波数を無線基地局7bの送信周波数fB1に変更する旨を示す周波数切替信号をシンセサイザ13に送信する。
【0009】
シンセサイザ13は、移動局CPU11から周波数切替信号を受信すると、その周波数切替信号にしたがって移動局送受信機12の送信周波数と受信周波数を変更して、ハンドオーバを実行する。
これにより、移動局端末4と中央装置端末9は、移動局無線機3と無線基地局を介して、継続して無線通信を実行することができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
従来の列車無線システムは以上のように構成されているので、車上子5が地上子6a,6bから地上子信号を受信すると、ハンドオーバを実行するが、ハンドオーバを実行する全ての地点に地上子を設置する必要があるため、設備費用や保守費用等が莫大なものとなり、また、ハンドオーバ地点を変更する場合には、地上子の設置位置を変更しなければならず、多くの手間を必要とする等の課題があった。
【0011】
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、設備費用や保守費用等を削減することができるとともに、ハンドオーバ地点を簡単に変更することができる列車無線システムを得ることを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る列車無線システムは、列車がハンドオーバを実行する走行位置に到達する前に、移動局が現在通信中の無線基地局からハンドオーバを実行する走行位置を受信して、その走行位置を格納手段に格納するようにしたものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の一形態を説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による列車無線システムを示す構成図であり、図において、21は列車22が走行する軌道(レール)、22は軌道21の上を走行する列車、23は無線基地局と無線通信を実行する移動局無線機(移動局)、24は移動局無線機23と接続された電話機等の移動局端末、25は地上子26から絶対位置を示す地上子信号を受信する車上子(位置計測手段)、26は軌道21に沿って設置され、地上子信号を送信する地上子(位置計測手段)、27a〜27cは列車22が自己の無線通信領域に入ると、移動局無線機23と無線通信を実行する無線基地局、28は無線基地局27a〜27cを統括する中央装置、29は中央装置28と接続された電話機等の中央装置端末である。
【0018】
図2は移動局無線機の詳細構成を示す構成図であり、図において、31は車上子25が地上子26から絶対位置を示す地上子信号を受信すると、その地上子信号を受信した地点を基準にして、列車22の走行位置を計測する位置計測器(位置計測手段)、32はハンドオーバ情報(ハンドオーバを実行する走行位置)を格納する移動局内部メモリ(格納手段)、33は位置計測器31により計測された列車22の走行位置がハンドオーバを実行する走行位置を超えると、移動局送受信機34の無線周波数(送信周波数及び受信周波数)の切替を指示する周波数切替信号を出力する移動局CPU(周波数変更手段)、34は移動局無線機23の移動局送受信機、35は移動局CPU33が出力する周波数切替信号にしたがって送信周波数と受信周波数を切り替えるシンセサイザ(周波数変更手段)である。
なお、図3はこの発明の実施の形態1によるハンドオーバ実行方法を示すフローチャートである。
【0019】
次に動作について説明する。
列車無線システムでは、電波の干渉を避けるため、隣接する無線基地局が使用する無線周波数は異なっており、また、同一の無線基地局における送信機の周波数と受信機の周波数は異なっている。
【0020】
したがって、列車22に搭載する移動局無線機23が無線基地局と無線通信を実行するためには、移動局無線機23における移動局送受信機34の無線周波数を列車22の走行位置に応じて変更する必要がある。即ち、移動局送受信機34の無線周波数を、列車22の現在位置を無線通信領域とする無線基地局の無線周波数に合わせる必要がある。以下、移動局送受信機34の無線周波数を次の無線対象の無線周波数に変更することを「ハンドオーバ」と呼ぶことにする。
【0021】
具体的には、列車22の走行位置が無線基地局27aの無線通信領域内にある場合には、移動局送受信機34の送信周波数を無線基地局27aの受信周波数であるfA2に設定し、移動局送受信機34の受信周波数を無線基地局27aの送信周波数であるfA1に設定する。
また、列車22の走行位置が無線基地局27bの無線通信領域内にある場合には、移動局送受信機34の送信周波数を無線基地局27bの受信周波数であるfB2に設定し、移動局送受信機34の受信周波数を無線基地局27bの送信周波数であるfB1に設定する。
また、列車22の走行位置が無線基地局27cの無線通信領域内にある場合には、移動局送受信機34の送信周波数を無線基地局27cの受信周波数であるfC2に設定し、移動局送受信機34の受信周波数を無線基地局27cの送信周波数であるfC1に設定する。
【0022】
ここで、列車無線システムのハンドオーバを具体的に説明する。
まず、位置計測器31は、列車22が地上子26の近傍を通過すると、車上子25が地上子26から絶対位置を示す地上子信号を受信するので(ステップST1)、その地上子信号を受信した地点を基準にして、列車22の走行位置を計測する(ステップST2)。
即ち、位置計測器31は、地上子信号を受信した地点からの移動距離を、列車22の速度計等から換算して、列車22の走行位置を計測する。
【0023】
そして、移動局CPU33は、位置計測器31が列車22の走行位置を計測すると、列車22の走行位置と移動局内部メモリ32に格納されているハンドオーバ情報(ハンドオーバを実行する走行位置)を比較し(ステップST3)、列車22の走行位置がハンドオーバを実行する走行位置を越えると(ステップST4)、移動局送受信機34の無線周波数(送信周波数及び受信周波数)の切替を指示する周波数切替信号をシンセサイザ35に送信する(ステップST5)。
【0024】
即ち、移動局内部メモリ32には、複数のハンドオーバ地点に対応する走行位置と、複数のハンドオーバ地点に対応する無線基地局の無線周波数が格納されているので、列車22の走行位置からいずれのハンドオーバ地点に到達したかを特定して、ハンドオーバ地点に対応する無線基地局の無線周波数を認識し、その無線周波数への切替を指示する周波数切替信号をシンセサイザ35に送信する。
例えば、無線基地局27aから無線基地局27bにハンドオーバする場合には、移動局送受信機34の送信周波数を無線基地局27bの受信周波数fB2に変更し、移動局送受信機34の受信周波数を無線基地局27bの送信周波数fB1に変更する旨を示す周波数切替信号をシンセサイザ35に送信する。
【0025】
シンセサイザ35は、移動局CPU33から周波数切替信号を受信すると、その周波数切替信号にしたがって移動局送受信機34の送信周波数と受信周波数を変更して、ハンドオーバを実行する(ステップST6)。
これにより、移動局端末24と中央装置端末29は、移動局無線機23と無線基地局を介して、継続して無線通信を実行することができる。
【0026】
以上で明らかなように、この実施の形態1によれば、位置計測器31により計測された列車22の走行位置が移動局内部メモリ32に格納されている走行位置と一致すると、通信対象の無線基地局を切り替えるため、移動局無線機23の無線周波数を次の通信対象の無線周波数に変更するように構成したので、ハンドオーバを実行する全ての地点に地上子を設置することなく、ハンドオーバを実行することができるようになり、その結果、設備費用や保守費用等を大幅に削減することができるとともに、ハンドオーバ地点を簡単に変更することができる効果を奏する。
【0027】
実施の形態2.
図4はこの発明の実施の形態2による列車無線システムにおける移動局無線機の詳細構成を示す構成図であり、図において、図2と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
36はGPS衛星からGPSデータを受信して、列車の走行位置を検出するGPS無線機(位置計測手段)である。
【0028】
次に動作について説明する。
上記実施の形態1では、位置計測器31が地上子信号を受信した地点を基準にして、列車22の走行位置を計測するものについて示したが、GPS無線機36がGPS衛星からGPSデータを受信して、列車22の走行位置を検出するようにしてもよい。
【0029】
これにより、列車22の走行位置をリアルタイムに検知できるので、列車22に設置された車上子25と、軌道21に沿って設置された地上子26が不要になり、さらに、設備費用や保守費用等を削減することができる効果を奏する。
【0030】
実施の形態3.
上記実施の形態1及び実施の形態2では、ハンドオーバ情報を移動局内部メモリ32に格納するものについて示したが、図5に示すように、実際に走行する線区のハンドオーバ情報をICカード等の外部記憶装置(格納手段)37に格納し、走行する線区毎に外部記憶装置37を入れ替えるようにしてもよい。
これにより、移動局内部メモリ32の容量を軽減できるため、設備費用等を一層削減することができる効果を奏する。
【0031】
実施の形態4.
上記実施の形態1及び実施の形態2では、予め、ハンドオーバ情報を移動局内部メモリ32に格納するものについて示したが、移動局が特定の時間(例えば、列車22が車両基地から出発する時間)になると、特定の無線基地局からハンドオーバ情報を受信して、そのハンドオーバ情報を移動局内部メモリ32に格納するようにしてもよい。
【0032】
これにより、移動局内部メモリ32に格納されているハンドオーバ情報が電源停電時(例えば、列車22が車庫に納車されているときは、通常電源が切られる)に消失しても、特定の時間になると特定の無線基地局からハンドオーバ情報を受信することができるため、RAM等を移動局内部メモリ32として使用することができる効果を奏する。
【0033】
実施の形態5.
図6はこの発明の実施の形態5による列車無線システムにおける移動局無線機と無線基地局の詳細構成を示す構成図であり、図において、図2と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
38は図2の移動局CPU33と同様の機能を実現する他に、位置計測器31により計測された列車22の走行位置を示す位置情報を、移動局送受信機34を介して現在通信中の無線基地局に送信する一方、現在通信中の無線基地局からハンドオーバ情報を受信すると、そのハンドオーバ情報を移動局内部メモリ32に格納する移動局CPU(周波数変更手段)である。
【0034】
39はハンドオーバ情報(ハンドオーバを実行する走行位置)を格納する基地局内部メモリ(格納手段)、40は無線基地局27a,27b,27cの基地局送受信機、41は基地局送受信機40が移動局送受信機34から位置情報を受信すると、列車22の走行位置を把握して、列車22がハンドオーバ地点に到達する前に、基地局内部メモリ39に格納されているハンドオーバ情報を、基地局送受信機40を介して移動局無線機23に送信する基地局CPUである。
【0035】
次に動作について説明する。
上記実施の形態1及び実施の形態2では、予め、ハンドオーバ情報を移動局内部メモリ32に格納するものについて示したが、列車22がハンドオーバ地点に到達する前に、現在通信中の無線基地局からハンドオーバ情報を受信するようにしてもよい。
【0036】
即ち、移動局CPU38は、位置計測器31またはGPS無線機36が列車22の走行位置を計測すると、上記実施の形態1及び実施の形態2と同様に、列車22の走行位置をハンドオーバ情報と比較し、列車22の走行位置がハンドオーバ地点に到達すると、周波数切替信号をシンセサイザ35に送信してハンドオーバを実行するが、下記に示す点で相違している。
【0037】
移動局内部メモリ32には、予め、ハンドオーバ情報が格納されていないので、移動局CPU38は、位置計測器31またはGPS無線機36が列車22の走行位置を計測すると、ハンドオーバ情報を取得するため、列車22の走行位置を示す位置情報を移動局送受信機34を介して現在通信中の無線基地局に送信する。
ここでは、説明の便宜上、無線基地局27aが現在通信中の無線基地局であるとする。
【0038】
そして、無線基地局27aの基地局CPU41は、基地局送受信機40が移動局送受信機34から列車22の走行位置を示す位置情報を受信すると、列車22の走行位置を把握して、列車22がハンドオーバ地点に到達する前に、基地局内部メモリ39に格納されているハンドオーバ情報を、基地局送受信機40を介して移動局無線機23に送信する。
例えば、列車22の走行位置からハンドオーバ地点までの距離が1Kmを下回ると、基地局送受信機40からハンドオーバ情報を移動局無線機23に送信させる。
【0039】
そして、移動局CPU38は、移動局送受信機34が現在通信中の無線基地局である無線基地局27aからハンドオーバ情報を受信すると、そのハンドオーバ情報を移動局内部メモリ32に格納し、以後、上記実施の形態1及び実施の形態2と同様の処理を実行する。
ただし、ハンドオーバを実行して、通信対象が無線基地局27bになると、今度は、列車22の走行位置を示す位置情報を無線基地局27bに送信して、同様に、ハンドオーバ情報を取得する。
【0040】
これにより、上記実施の形態1及び実施の形態2と同様の効果を奏することができるとともに、次のハンドオーバ地点に係るハンドオーバ情報のみを格納すれば足りるので、移動局内部メモリ32の容量を軽減することができる効果を奏する。
【0041】
実施の形態6.
上記実施の形態5では、ハンドオーバ情報を基地局内部メモリ39に格納するものについて示したが、図7に示すように、実際に走行する線区のハンドオーバ情報を外部記憶装置(格納手段)42に格納し、走行する線区毎に外部記憶装置42を入れ替えるようにしてもよい。
これにより、基地局内部メモリ39の容量を軽減できるため、設備費用等を一層削減することができる効果を奏する。
【0042】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、ハンドオーバを実行する走行位置より手前の位置に設置されている地上子から地上子信号を受信すると、その地上子信号を受信した地点を基準にし、その地点からの移動距離から列車の走行位置を計測する位置計測手段を設け、その位置計測手段により計測された列車の走行位置が格納手段に格納されている走行位置を超えると、通信対象の無線基地局を切り替えるため、移動局の無線周波数を次の通信対象の無線周波数に変更するように構成したので、ハンドオーバを実行する全ての地点に地上子を設置することなく、任意の地点に1個の地上子を設置するだけで、列車の走行位置を計測して、ハンドオーバを実行することができるようになり、その結果、設備費用や保守費用等を大幅に削減することができるとともに、ハンドオーバ地点を簡単に変更することができる効果がある。
また、この発明によれば、列車がハンドオーバを実行する走行位置に到達する前に、移動局が現在通信中の無線基地局からハンドオーバを実行する走行位置を受信して、その走行位置を格納手段に格納するように構成したので、予め、ハンドオーバを実行する走行位置を格納手段に格納することなく、ハンドオーバを実行する走行位置を取得することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による列車無線システムを示す構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による列車無線システムにおける移動局無線機の詳細構成を示す構成図である。
【図3】 この発明の実施の形態1によるハンドオーバ実行方法を示すフローチャートである。
【図4】 この発明の実施の形態2による列車無線システムにおける移動局無線機の詳細構成を示す構成図である。
【図5】 この発明の実施の形態3による列車無線システムにおける移動局無線機の詳細構成を示す構成図である。
【図6】 この発明の実施の形態5による列車無線システムにおける移動局無線機と無線基地局の詳細構成を示す構成図である。
【図7】 この発明の実施の形態6による列車無線システムにおける移動局無線機と無線基地局の詳細構成を示す構成図である。
【図8】 従来の列車無線システムを示す構成図である。
【図9】 移動局無線機の詳細構成を示す構成図である。
【符号の説明】
22 列車、23 移動局無線機(移動局)、25 車上子(位置計測手段)、26 地上子(位置計測手段)、27a〜27c 無線基地局、31 位置計測器(位置計測手段)、32 移動局内部メモリ(格納手段)、33,38 移動局CPU(周波数変更手段)、35 シンセサイザ(周波数変更手段)、36 GPS無線機(位置計測手段)、37,42 外部記憶装置(格納手段)、39 基地局内部メモリ(格納手段)。
Claims (1)
- ハンドオーバを実行する走行位置より手前の位置に設置されている地上子から地上子信号を受信すると、その地上子信号を受信した地点を基準にし、その地点からの移動距離から列車の走行位置を計測する位置計測手段と、ハンドオーバを実行する走行位置を格納する格納手段と、上記位置計測手段により計測された列車の走行位置が上記格納手段に格納されている走行位置を超えると、通信対象の無線基地局を切り替えるため、移動局の無線周波数を次の通信対象の無線周波数に変更する周波数変更手段とを備えた列車無線システムにおいて、上記移動局は列車がハンドオーバを実行する走行位置に到達する前に、現在通信中の無線基地局からハンドオーバを実行する走行位置を受信して、その走行位置を上記格納手段に格納することを特徴とする列車無線システム。
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