JP5606283B2 - 無線装置 - Google Patents

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Description

本発明は、列車に搭載される無線装置であって、当該列車の走行経路沿いに設置された基地局装置と無線通信を行うものに関するものである。
近年、急速なパーソナルコンピュータ、インターネットの普及に伴い、高速データ無線通信を行う機会が急増しており、一般家庭では無線LAN、モバイル環境ではホットスポットを用いた無線LANのほか、3G携帯電話やWiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)を用いたモバイル通信が急速に普及し始めている。
特許文献1に記載されているように、列車環境においても近年IT化が進み、新幹線や在来線特急列車を中心に無線LAN等によるインターネット接続サービスが展開されつつある。また、列車向けトレインビジョンサービスにおいても、近年、無線LANや3G携帯電話、WiMAX等が使われるようになってきている。このような背景から、地上−列車間の大容量データ通信が必要となってきている。しかし、列車が走行している状態で安定した通信を行うためには、通信先を切り替えていくハンドオーバー技術の高速化が課題となっている。
特開2000−165312号公報
さて、3G携帯電話やWiMAXは公共回線による通信であり、通信エリアは通信事業者に依存することから、エリア構築に自由度がなく、鉄道沿線で十分なエリア構築ができないという問題があった。一方、無線LANやミリ波などのローカルエリア系の無線通信は、エリア構築において自由度があり、免許が不要であり、鉄道業者自ら基地局装置を敷設することで通信エリアを構築することが可能であることから、地上−列車間の通信に好適である。
しかし、ローカルエリア系の無線通信のハンドオーバーにおいては、周波数をスキャンし、適切なアンテナ切替を行い、それから電波状態の良い基地局装置に接続するという一連の処理を行うことから時間がかかるものとなっている。したがって、その処理時間以外の残余の時間は短いが、その残余の時間でしかデータ通信を行えないことから、移動環境下において安定した通信接続が難しいものとなっている。その結果、現状としては、駅でのスポット通信にしか使用できないという問題があった。
そこで、本発明は、上記のような問題点を鑑みてなされたものであり、ハンドオーバーの時間を短くすることが可能な技術を提供することを目的とする。
本発明に係る無線装置は、列車に搭載され、当該列車の走行経路沿いに設置された基地局装置と無線通信を行う無線装置であって、前記無線装置が前記走行経路上においてハンドオーバーすべきハンドオーバー地点と、前記無線装置が当該ハンドオーバー地点において通信先とすべき前記基地局装置の周波数情報とを対応させて記憶したメモリと、前記列車が走行している位置を特定する位置特定部と、複数のアンテナとを備える。前記メモリは、前記無線装置が前記走行経路上において前記アンテナに切り替えるべきアンテナ切替地点と、前記無線装置が当該アンテナ切替地点において切替先とすべき一つの前記アンテナとを対応させて記憶する。そして、前記無線装置は、前記位置特定部で特定した位置が前記ハンドオーバー地点と一致する場合に、当該ハンドオーバー地点に対応する前記周波数情報に基づいてハンドオーバーを行うとともに、前記位置特定部で特定した位置が前記アンテナ切替地点と一致する場合に、当該アンテナ切替地点に対応する前記一つのアンテナに切り替える。前記位置特定部は、GPS(Global Positioning System)装置、及び、TIMS(Train Information Management System)を含み、前記TIMSが使用できなくなったときに前記GPS装置をバックアップ手段として用いる。
本発明によれば、位置特定部で特定した位置がメモリに記憶されたハンドオーバー地点と一致する場合に、メモリにおいて当該ハンドオーバー地点と対応付けられた基地局装置の周波数情報に基づいてハンドオーバーを行う。したがって、周波数スキャンを行わなくて済むことから、ハンドオーバー時間を短くすることができる。よって、移動環境下においても、データ通信に長い時間を割り当てることができることから、高品質かつ安定した通信接続を実現することができる。
実施の形態1に係る無線装置及び無線システムの構成を示す図である。 実施の形態1においてメモリ回路に記憶される情報を示す図である。 実施の形態1に係る無線装置の動作を示すフローチャートである。 実施の形態2に係る関連無線システムの構成を示す図である。 実施の形態2に係る無線システムの構成を示す図である。 実施の形態3に係る無線装置及び無線システムの構成を示す図である。 実施の形態1に係る関連無線システムの構成を示す図である。 実施の形態1に係る関連無線装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係る関連無線装置の動作を示すフローチャートである。
<実施の形態1>
まず、本実施の形態に係る無線装置について説明する前に、それに関連する無線装置(以下「関連無線装置」と呼ぶこともある)と、それを備える無線システム(以下「関連無線システム」と呼ぶ)について説明する。
図7は、関連無線システムの構成を示す図である。この図7に示されるように、関連無線システムは、駅31に設けられた基地局装置アンテナ12を有する基地局装置11と、列車17に搭載された関連無線装置に相当する端末装置18とを備える。列車17は、図7において、その線路の延設方向と同じ方向を示す矢印方向に進んで駅31のホームに侵入する。そして、列車17の端末装置18が、駅31の基地局装置11の通信エリア内に入ると、端末装置18と、基地局装置11の基地局装置アンテナ12との間にて、無線LANやミリ波によるローカルエリア系の無線通信が行われる。
図8は、端末装置18(関連無線装置)の構成を示すブロック図である。この図8に示されるように、端末装置18は、第1端末装置アンテナ19aと、第2端末装置アンテナ19bと、アンテナスイッチ61と、受信増幅器及びフィルタなどから構成される受信回路62と、送信増幅器及びフィルタなどから構成される送信回路63と、変復調回路64と、メモリ回路65と、これらを統括的に制御する制御回路66とを備える。以下、第1端末装置アンテナ19a及び第2端末装置アンテナ19bを区別する必要が無い場合にはそれぞれを「端末装置アンテナ19」と呼ぶ。
メモリ回路65には、動作プログラム(図示せず)が記憶されている。制御回路66が、この動作プログラムに基づいて端末装置18の各構成要素を制御することにより、端末装置18と基地局装置11との間で無線信号が送受信可能となる。
具体的には、アンテナスイッチ61は、制御回路66の制御に応じて、二つの端末装置アンテナ19のいずれか一つと、受信回路62及び送信回路63とを接続する。無線信号の送信時には、変復調回路64が、制御回路66からの送信データに基づいて、搬送波を変調し、送信回路63に出力する。そして、送信回路63が、変復調回路64からの変調された搬送波を十分に増幅し、それによって得られた送信信号を、自身と接続された一つの端末装置アンテナ19から外部に送信する。無線信号の受信時には、受信回路62が、自身と接続された一つの端末装置アンテナ19における受信信号を、十分に増幅して変復調回路64に出力する。そして、変復調回路64が、受信回路62からの受信信号に復調を行うことにより、それに含まれる受信データを取得し、制御回路66に出力する。
図9は、上述の構成からなる端末装置18が、二つの端末装置アンテナ19のうち、受信回路62及び送信回路63に接続される一つの端末装置アンテナ19を選択する動作を示すフローチャートである。
まず、ステップs21において、端末装置18は、受信回路62と接続されている一つの端末装置アンテナ19を介して、ある周波数の受信信号を受信する状態となっている。そして、端末装置18は、その受信結果に基づいて、通信対象となる基地局装置11が周囲に存在するか否かを判断する。
ステップs22において、端末装置18は、通信対象となる基地局装置11が存在すると判断した場合には、受信回路62を当該周波数に固定してステップs23に進む。そうでない場合には、端末装置18は、ステップs21に戻り、受信回路62の周波数を別の周波数に変更し、当該別の周波数について、ステップs21と同様の動作を行う。このステップs21,s22の動作を繰り返し行うことにより、端末装置18は一定範囲の周波数について周波数スキャンを行うことになる。
ステップs23において、端末装置18は、上述の通信対象となる基地局装置11からの電波強度(RSSI:Received Signal Strength Indication)を、第1端末装置アンテナ19aについて測定する。同様に、ステップs24において、端末装置18は、上述の通信対象となる基地局装置11からの電波強度(RSSI)を、第2端末装置アンテナ19bについて測定する。
ステップs25において、第1端末装置アンテナ19aの電波強度と、第2端末装置アンテナ19bの電波強度とを比較する。そして、ステップs25にて第1端末装置アンテナ19aの電波強度が強かった場合には、端末装置18は、ステップs26にて第1端末装置アンテナ19aを用いて、上述の通信対象となる基地局装置11と通信を行う。一方、ステップs25にて第2端末装置アンテナ19bの電波強度が強かった場合には、端末装置18は、ステップs27にて第2端末装置アンテナ19bを用いて、上述の通信対象となる基地局装置11と通信を行う。
ここで、一般的な無線LANの場合、基地局装置11から送信されるビーコン信号の間隔は100msであり、端末装置18がステップs21,s22の動作を1周波数(1周波数チャネル)について行うには100ms以上必要となる。したがって、仮に端末装置18が、2.4GHz帯の13チャネルについて周波数スキャンを行うと、1.3秒以上の時間をハンドオーバーに要することになる。このスキャン時間の長さは、列車17が駅31に侵入した後に停車する走行パターンのように、電界強度が不安定な状態から安定な状態となる場合には問題ないが、列車17の走行が維持される走行パターンのように、目まぐるしく電界強度が変動する不安定な電波環境では対応できなくなる。よって、ハンドオーバーにかかる時間が長い関連無線システムにおいては、十分な通信パフォーマンスが得られない。
また、周波数スキャンの時間を短くする方法として、上述のビーコン間隔を短くする方法もあるが、この方法では、全体の無線リソースの中でビーコンの占める割合が増えてしまうことから、無線リソースを有効活用できなくなってしまう。
そこで、本実施の形態1に係る無線装置及び無線システムでは、列車の走行経路が画一であるという列車特有の性質に着目し、過去に行った周波数チャネルの結果を記憶・使用することにより、ハンドオーバーの時間を短くすることが可能となっている。次に、本実施の形態に係る無線装置及び無線システムについて説明する。なお、本実施の形態に係る無線装置及び無線システムにおいては、上述と同様の構成要素については同じ符号を付すものとし、これらと異なる部分を中心に説明する。
図1は、本実施の形態に係る無線装置26及び無線システムの構成を示す図である。図1に示されるように、本無線システムは、列車17の走行経路(運行路線)に沿って数百m間隔(例えば200m間隔)で設置された複数の基地局装置11と、列車17に搭載された無線装置26とを備える。なお、ここでは、複数の基地局装置11は、第1基地局装置11a、第2基地局装置11b及び第3基地局装置11cであるものとして説明するが、基地局装置11の数は三つに限ったものではない。また、これら基地局装置11は2.4GHz帯を用いた無線LAN装置であるものとして説明するが、周波数帯は5GHzでもミリ波でもよい。上述の図1には、列車17の進行方向(第1基地局装置11aから第3基地局装置11cに向かう方向)が矢印で示されている。以下、列車17は、例えば上り列車であるものとして説明する。
第1〜第3基地局装置11a〜11cには、第1〜第3基地局装置アンテナ12a〜12cがそれぞれ接続されており、列車17の運行路線上を隙間なくサービスエリアとしてカバーしている。なお、以下の説明において、第1〜第3基地局装置アンテナ12a〜12cを区別する必要が無い場合にはそれぞれを「基地局装置アンテナ12」と呼ぶ。
上述の関連無線装置と同様に、基地局装置11と、列車17の端末装置18との間では、基地局装置アンテナ12及び端末装置アンテナ19を介して、上述のローカルエリア系の無線通信が行われる。以下の説明においては、無線装置26は、1ch,6ch,11chの周波数チャネルを用いて第1基地局装置11a,第2基地局装置11b,第3基地局装置11cとそれぞれ無線通信を行うものとする。
なお、基地局装置11の基地局装置アンテナ12には、例えば、電波の送受信に指向性がない無指向性アンテナが使用されてもよいが、無線LANが通信に用いられる場合には、列車17の沿線からの電波干渉を低減させる目的で、電波の送受信に指向性を有する指向性アンテナを用いてもよい。これについては、後で説明する実施の形態2において再度説明する。また、同様に無線LANが通信に用いられる場合には、列車17の沿線からの電波干渉の低減を目的として、互いに異なる周波数を用いる基地局装置11を運用配置してもよい。具体的には、基地局装置11の周波数を、干渉の多い場所などには5GHz帯とし、それ以外の場所には2.4GHz帯としてもよい。
本実施の形態に係る無線装置26は、上述の関連無線装置の端末装置18と実質的に同じ端末装置18と、列車17が走行している位置を特定する位置特定部25とを備える。本実施の形態に係る端末装置18は、関連無線装置に係る端末装置18と同様に、複数の端末装置アンテナ19とメモリ回路65とを有している。つまり、本実施の形態に係る無線装置26は、複数の端末装置アンテナ19(複数のアンテナ)と、メモリ回路65(メモリ)とを備えている。
複数の端末装置アンテナ19は、列車17の屋根上に設置された無指向性アンテナである第1端末装置アンテナ19aと、列車17の運転席前面に設置されたパッチアンテナなどの指向性アンテナである第2端末装置アンテナ19bとを含んでいる。以下、説明の理解を容易にするため、第1端末装置アンテナ19aを「無指向性アンテナ19a」と呼び、第2端末装置アンテナ19bを「指向性アンテナ19b」と呼ぶこともある。なお、本実施の形態では、指向性アンテナ19bの指向性は、列車17の前方に向けられているものとする。
位置特定部25は、GPS(Global Positioning System)装置25a、及び、キロメートル単位で列車17が走行している位置を特定するTIMS(Train Information Management System)25bを含んでいる。このような無線装置26によれば、通常時はTIMS25bを使用し、何らかのトラブル等によりTIMS25bを使用してキロ程情報を取得できなくなったときには、GPS装置25aをバックアップ手段として活用することができる。
図2は、メモリ回路65に記憶される情報を示す図である。次に、この図2を用いて、メモリ回路65に記憶される情報について説明する。メモリ回路65に記憶される情報は、システム運用開始前に、列車17にシステム運用時と同じ走行経路を走行させ、その走行中に、無線装置26が二つの端末装置アンテナ19のそれぞれの電波強度を測定することによって取得される。
具体的には、無線装置26は、無指向性アンテナ19aを介して、列車17前方以外に位置する基地局装置11から受ける電波強度である無指向性電波強度と、指向性アンテナ19bを介して、列車17前方に位置する基地局装置11から受ける電波強度である指向性電波強度とを比較する。列車17が走行経路を走行している間に、無指向性電波強度よりも指向性電波強度のほうが高くなった場合には、無線装置26は、そのときの位置を位置特定部25により特定し、当該位置を、自身が走行経路上においてハンドオーバーすべきハンドオーバー地点としてメモリ回路65に記憶する。それとともに、無線装置26は、自身が当該ハンドオーバー地点において通信先とすべき、列車17前方の基地局装置11(以下「通信先基地局11」と呼ぶこともある)と、当該通信先基地局11の周波数情報と、指向性アンテナ19bとを、当該ハンドオーバー地点と対応させてメモリ回路65にマトリクス状に記憶する。
図2には、ハンドオーバー地点の一例として、無線装置26が、第2基地局装置11bにハンドオーバーをするとともに、無線通信に用いる端末装置アンテナ19を指向性アンテナ19bに切り替える第1ハンドオーバー地点と、無線装置26が、第3基地局装置11cにハンドオーバーをするとともに、無線通信に用いる端末装置アンテナ19を指向性アンテナ19bに切り替える第2ハンドオーバー地点とが示されている。なお、図1には、これらに対応する第1及び第2ハンドオーバー地点21,22が破線で示されている。
一方、列車17が走行経路を走行している間に、指向性電波強度よりも無指向性電波強度のほうが高くなった場合には、無線装置26は、そのときの位置を位置特定部25により特定し、当該位置を、自身が走行経路上において端末装置アンテナ19を切り替えるべきアンテナ切替地点としてメモリ回路65に記憶する。それとともに、無線装置26は、通信先基地局11と、当該通信先基地局11の周波数情報と、自身が当該アンテナ切替地点において切替先とすべき無指向性アンテナ19aとを、当該アンテナ切替地点と対応させてメモリ回路65に記憶する。
図2には、アンテナ切替地点の一例として、無線装置26が、無線通信に用いる端末装置アンテナ19を無指向性アンテナ19aに切り替える第1及び第2アンテナ切替地点が示されている。なお、図1には、これらに対応する第1及び第2アンテナ切替地点23,24が二点鎖線で示されている。
以上の事前動作により、メモリ回路65には、ハンドオーバー地点と、無線装置26が当該ハンドオーバー地点において通信先とすべき基地局装置11の周波数情報とが対応してテーブル状に記憶される。また、メモリ回路65には、アンテナ切替地点と、無線装置26が当該アンテナ切替地点において切替先とすべき一つの端末装置アンテナ19(無指向性アンテナ19a)とが対応してテーブル状に記憶される。特に本実施の形態では、無指向性電波強度及び指向性電波強度のうち、電波強度の強いものに関する通信先基地局等がメモリ回路65に記憶される。
以上のように構成された無線装置26は、位置特定部25で特定した位置が、メモリ回路65のハンドオーバー地点と一致する場合には、当該ハンドオーバー地点に対応する周波数情報をメモリ回路65から取得し、当該周波数情報に基づいてハンドオーバーを行う。本実施の形態に係る無線装置26は、この動作ともに、当該ハンドオーバー地点に対応する一つの端末装置アンテナ19(指向性アンテナ19b)をメモリ回路65から取得し、当該一つの端末装置アンテナ19(指向性アンテナ19b)に切り替える動作も行う。
また、無線装置26は、位置特定部25で特定した位置が、メモリ回路65のアンテナ切替地点と一致する場合には、当該アンテナ切替地点に対応する一つの端末装置アンテナ19(無指向性アンテナ19a)をメモリ回路65から取得し、当該一つの端末装置アンテナ19(無指向性アンテナ19a)に切り替える。
図3は、本実施の形態に係る無線装置26の動作を示すフローチャートである。次に、この図3等を用いて、図1に示される列車17が矢印の方向に走行するときの無線装置26の動作について説明する。
なお、前提として、列車17が第1ハンドオーバー地点21よりも第1基地局装置11a側を走行している場合には、無線装置26は、無指向性アンテナ19aを介して、第1基地局装置11aと無線通信を行っているものとする。
まず、ステップs1において、無線装置26は、位置特定部25を用いて、列車17が走行している位置を周期的に特定する。
ステップs2において、無線装置26は、位置特定部25で特定された位置が、メモリ回路65に記憶されたハンドオーバー地点(図2)と一致するか否かを判定する。同ステップs2において、無線装置26が、一致すると判定した場合にはステップs3に進み、そうでない場合にはステップs6に進む。例えば、列車17が第1ハンドオーバー地点21(図1)に達した場合には、無線装置26は、位置特定部25で特定した位置が第1ハンドオーバー地点と一致すると判定し、ステップs3に進むことになる。
ステップs3において、無線装置26は、メモリ回路65から、一致すると判定したハンドオーバー地点に対応する通信先基地局11の周波数情報及び端末装置アンテナ19を取得する。例えば、図1に示される第1ハンドオーバー地点21においては、無線装置26は、メモリ回路65(図2)から、第2基地局装置11bの周波数情報(6ch)と、指向性アンテナ19bとを取得する。
ステップs4において、無線装置26は、取得した周波数情報に基づいて自身の周波数チャネルを変更するとともに、取得した指向性アンテナ19bに切り替える。例えば、図1に示される第1ハンドオーバー地点21においては、無線装置26は、自身の周波数チャネルを1chから6chに切り替えるともに、無線通信に用いる端末装置アンテナ19を、無指向性アンテナ19aから指向性アンテナ19bに切り替える。
この結果、ステップs5において、無線装置26はハンドオーバーを行うことになる。例えば、図1に示される第1ハンドオーバー地点21においては、無線装置26は、第1基地局装置11aから第2基地局装置11bに通信先を変更するハンドオーバーを行うことになる。この動作により、無線装置26と複数の基地局装置11との間の電波強度が低下するのを抑制することができる。同ステップs5の後、ステップs1に戻る。
ステップs6において、無線装置26は、位置特定部25で特定された位置が、メモリ回路65に記憶されたアンテナ切替地点(図2)と一致するか否かを判定する。同ステップs6において、無線装置26が、一致すると判定した場合にはステップs7に進み、そうでない場合にはステップs1に戻る。例えば、列車17が第1アンテナ切替地点23(図1)に達した場合には、無線装置26は、位置特定部25で特定した位置が第1アンテナ切替地点と一致すると判定し、ステップs7に進むことになる。
ステップs7において、無線装置26は、メモリ回路65から、一致すると判定したアンテナ切替地点に対応する端末装置アンテナ19を取得する。例えば、図1に示される第1アンテナ切替地点23においては、無線装置26は、メモリ回路65(図2)から、無指向性アンテナ19aを取得する。
ステップs8において、無線装置26は取得した指向性アンテナ19bに切り替える。例えば、図1に示される第1アンテナ切替地点23においては、無線装置26は、通信先を第2基地局装置11bに維持したまま、無線通信に用いる端末装置アンテナ19を、指向性アンテナ19bから無指向性アンテナ19aに切り替える。この結果、列車17が走行することにより、第2基地局装置11bが指向性アンテナ19bの指向性に係る方向(列車進行方向)から外れても、無線装置26は、無指向性アンテナ19aを用いて第2基地局装置11bと十分な電波強度で無線通信を行うことができる。同ステップs8の後、ステップs1に戻る。
第2ハンドオーバー地点22及び第2アンテナ切替地点24においても、上述と同様の動作が行われる。これについて簡単に説明すると、列車17が第2ハンドオーバー地点22に達した場合には、無線装置26は、無線通信に用いる端末装置アンテナ19を無指向性アンテナ19aから指向性アンテナ19bに切り替えるとともに、第2基地局装置11bから第3基地局装置11cに通信先を切り替えるハンドオーバーを行う。列車17が第2アンテナ切替地点24に達した場合には、無線装置26は、通信先を第3基地局装置11cに維持したまま、無線通信に用いる端末装置アンテナ19を、指向性アンテナ19bから無指向性アンテナ19aに切り替える。
以上のような本実施の形態に係る無線装置26によれば、位置特定部25で特定した位置がメモリ回路65に記憶されたハンドオーバー地点と一致する場合に、メモリ回路65において当該ハンドオーバー地点と対応付けられた基地局装置11の周波数情報に基づいてハンドオーバーを行う。したがって、上述の関連無線装置に係るハンドオーバーのように周波数スキャンを行わなくて済むことから、ハンドオーバー時間を短くすることができる。よって、移動環境下においても、データ通信に長い時間を割り当てることができることから、高品質かつ安定した通信接続を実現することができる。
例えば、第1〜第3基地局装置11a〜11cがそれぞれ200m間隔にて配置されている場合に、時速100kmで走行中の列車はおよそ7.2秒間隔でハンドオーバー動作を行うことになる。上述した関連無線装置では、ハンドオーバー時間が1.4秒以上であったことから、データ通信時間は5.8秒以下となる。それに対し、本実施の形態に係る無線装置26によればハンドオーバー時間が実測で数100ms以下であったことから、データ通信時間は7秒程度となる。よって、データ通信時間を長くすることができることから、高品質かつ安定した通信接続を実現することができる。
また、本実施の形態に係る無線装置26によれば、位置特定部25で特定した位置がアンテナ切替地点と一致する場合に、メモリ回路65において当該アンテナ切替地点と対応付けられた一つの端末装置アンテナ19に切り替える。したがって、従来のアンテナ切替のように周波数スキャンを行わなくて済むことから、切替時間を短くすることができ、その結果、高品質かつ安定した通信接続を実現することができる。
なお、以上の説明においては、列車17を上り列車としたが、それと逆方向に走行する下り列車については、上述と逆の動作を行えばよい。そして、列車17が上り列車か下り列車かの識別は、TIMS25bから得るか、またはGPS装置25aで得られる位置の時間変化に基づいて判断すればよい。
<実施の形態2>
本実施の形態2に係る無線装置及び無線システムにおいては、実施の形態1と同様の構成要素については同じ符号を付すものとし、これらと異なる部分を中心に説明する。なお、本実施の形態に係る無線装置26の図示においては、位置特定部25を省略して簡略化している。
都心部などにおいては、列車運行用の線路71近傍において建物が建てかわることがあり、この場合には、電波の反射環境が変化することから、電波強度が変化する可能性がある。
図4は、本実施の形態に係る無線システムと対比される関連無線システムにおいて、基地局装置11が基地局装置アンテナ12から放射した信号の経路(通信路)を示す図である。ここで、関連無線システムの基地局装置アンテナ12には、無指向性アンテナが用いられている。一般に、無指向性アンテナから放射される信号は、無指向性アンテナを中心とする略円形のエリア(無指向性放射特性75)内において、無指向性アンテナから、無指向性アンテナの周方向に隙間無く、同エリアの端側に向かって直線的に進む。基地局装置11付近に建物72が建造された場合、基地局装置11の無指向性アンテナから無線装置26に向かう信号としては、無線装置26に直接受信される直接波73と、建物72にて反射されてから無線装置26に受信される反射波74とが存在する。この場合、直接波73と反射波74との位相関係に応じてそれらの電波強度が変化し、結果として反射波74はノイズとなる。それに対して、本実施の形態に係る無線システムでは、反射波74の影響が抑制可能となっている。
図5は、本実施の形態に係る無線システムにおいて、基地局装置11が基地局装置アンテナ12から放射した信号の経路(通信路)を示す図である。ここで、本実施の形態に係る無線システムの基地局装置アンテナ12には、線路71の延設方向と同じ方向に指向性を有する指向性アンテナが用いられている。一般に、指向性アンテナから放射される信号は、略楕円形のエリア(指向性放射特性76)の長軸の一端側から他端側に向かって直線的に進む。基地局装置11付近に建物72が建造された場合、基地局装置11の指向性アンテナから無線装置26に向かう信号としては、反射波74の発生が抑制されることから、実質的に直接波73のみが存在することになる。
したがって、本実施の形態に係る無線システムによれば、基地局装置11の基地局装置アンテナ12として指向性アンテナが用いられているため、後発的に建造された建物72の影響、つまり、ノイズとなる反射波74を抑制することができる。
<実施の形態3>
本実施の形態3に係る無線装置及び無線システムにおいては、実施の形態1と同様の構成要素については同じ符号を付すものとし、これらと異なる部分を中心に説明する。本実施の形態では、ローカルエリア系の無線システムの特徴を活かし、地域に特化した情報の伝送も可能となっている。
図6は、本実施の形態に係る無線装置26及び無線システムの構成を示す図である。図6に示すように本実施の形態に係る無線システムは、基地局装置11の上位サーバーたる、当該基地局装置11を管理する管理サーバー32と、管理サーバー32からの要求に応じて所望のコンテンツを基地局装置11に送信し、当該基地局装置11に当該所望のコンテンツを無線装置26に転送させるコンテンツサーバー33とを備える。また、無線装置26は、基地局装置11から転送される情報(コンテンツ)を外部(例えば列車17内の乗客)に提供する情報提供部34が追加されている。なお、この情報提供部34としては、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)表示装置などのトレインビジョンが用いられる。なお、第2基地局装置11bは、駅31前に設置されている。
図6に示すように、列車17が駅31に侵入すると、無線装置26は第2基地局装置11bと無線接続されることとなり、第2基地局装置11bは自身が無線装置26と接続された旨を管理サーバー32に出力する。管理サーバー32は、無線装置26が第2基地局装置11bと接続したことを把握すると、コンテンツサーバー33に対して、駅31周辺のコンテンツ(例えば、駅31周辺の店舗の特売情報、クーポン券の情報)を無線装置26に送信するように要求する。この場合に、コンテンツサーバー33が当該コンテンツを第2基地局装置11bに送信し、第2基地局装置11bが当該コンテンツを無線装置26に転送する。無線装置26は、情報提供部34において当該コンテンツを列車17の乗客に提供し、列車17内において展開する。
以上のような本実施の形態に係る無線装置26によれば、日々のタイムリーなコンテンツを外部、例えば、列車17の乗客に提供することができる。
なお、以上の実施の形態1〜3においては、列車向けローカルエリア無線装置について説明したが、これは単なる一例であり、基地局装置11の配置、アンテナ種別等の種々の変更にも適用可能である。
11 基地局装置、17 列車、19 端末装置アンテナ、19a 第1端末装置アンテナ(無指向性アンテナ)、19b 第2端末装置アンテナ(指向性アンテナ)、25 位置特定部、25a GPS装置、25b TIMS、26 無線装置、34 情報提供部、65 メモリ回路。

Claims (3)

  1. 列車に搭載され、当該列車の走行経路沿いに設置された基地局装置と無線通信を行う無線装置であって、
    前記無線装置が前記走行経路上においてハンドオーバーすべきハンドオーバー地点と、前記無線装置が当該ハンドオーバー地点において通信先とすべき前記基地局装置の周波数情報とを対応させて記憶したメモリと、
    前記列車が走行している位置を特定する位置特定部と、
    複数のアンテナと
    を備え、
    前記メモリは、前記無線装置が前記走行経路上において前記アンテナに切り替えるべきアンテナ切替地点と、前記無線装置が当該アンテナ切替地点において切替先とすべき一つの前記アンテナとを対応させて記憶し、
    前記位置特定部で特定した位置が前記ハンドオーバー地点と一致する場合に、当該ハンドオーバー地点に対応する前記周波数情報に基づいてハンドオーバーを行うとともに、前記位置特定部で特定した位置が前記アンテナ切替地点と一致する場合に、当該アンテナ切替地点に対応する前記一つのアンテナに切り替え
    前記位置特定部は、GPS(Global Positioning System)装置、及び、TIMS(Train Information Management System)を含み、前記TIMSが使用できなくなったときに前記GPS装置をバックアップ手段として用いる、無線装置。
  2. 請求項1に記載の無線装置であって、
    前記複数のアンテナは、指向性アンテナ及び無指向性アンテナを含む、無線装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の無線装置であって、
    前記基地局装置から転送される情報を外部に提供する情報提供部をさらに備える、無線装置。
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