JP4490635B2 - 移動通信システム、移動予測装置及び切替制御方法 - Google Patents

移動通信システム、移動予測装置及び切替制御方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、移動通信端末に関し、特にハンドオーバを効率的に行うことができる移動通信システム、それに用いる移動通信端末及びハンドオーバ制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
移動通信システムは、セル(基地局から通信可能なサービスエリア)が隣接するように基地局が設置されており、移動通信端末はいずれかの基地局との間に無線通信回線を設定して、通信を行う。そして、移動通信端末が移動すると、通信相手となる基地局が選択されて、移動通信端末が属するセルを構成する基地局との間に無線通信回線を再設定して、移動通信端末が移動しても途切れることなく通信を行うことができるようになっている。この基地局を選択して無線通信回線を切り替える処理をハンドオーバという。
【0003】
このハンドオーバに適した基地局を選定するために、移動体通信装置の現在位置を検出する位置検出手段と、基地局の識別情報及び位置情報を含む地図情報を記憶した機械読取り可能な記録媒体と、前記記録媒体より周辺の基地局の識別情報及び位置情報を検索する検索手段とを備え、周辺の各基地局の電波の強さに加え現在位置及び周辺の基地局の位置情報を考慮して位置登録を行う移動体通信装置や、進行方向検出手段を備え、通信の途中に周辺基地局の電波の強さに加え、現在位置情報及び進行方向を基地局に報告し、基地局側で当該報告に基づき決定したハンドオーバー先の基地局にハンドオーバーして、最良の基地局を決定できるようにする移動体通信装置が提案されている。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−69548号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前述した従来の通信装置では、GPSによって取得した移動体の現在位置から進行方向を求め、移動体が直線的に等速で移動するという仮定に基づいて移動体の移動経路を予測しているため、移動体が進む経路が曲がっているとき等は、移動体の移動経路を正確に予測することができない。よって、通信に最適な基地局を選定することができず、頻繁にハンドオーバーが行われたり、通信状態の悪化によって通話品質が劣化したり、通信が切断するなどの問題があった。
【0006】
本発明は、地図情報を参照することによって、移動通信端末の移動経路を正確に予測して、的確なハンドオーバをする移動通信システムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、移動通信端末と、前記移動通信端末と無線通信回線を介して接続される無線基地局と、前記移動通信端末の移動経路を予測する移動予測装置と、によって構成され、前記移動通信端末が接続相手となる無線基地局を切り替えて通信を行う移動通信システムにおいて、前記移動通信端末は、移動通信端末の位置を検出する位置情報検出手段を備え、前記移動予測装置は、地図情報を記憶した地図情報記憶部と接続されており、前記位置情報検出手段によって検出された位置情報と、前記地図情報記憶部から取得した地図情報とに基づいて、前記移動通信端末の移動経路を予測し、前記移動経路予測結果に基づいて、前記移動通信端末が通信している無線基地局のセルと隣接するセルをもつ接続相手となる無線基地局を予測して、前記移動通信端末が予測された移動経路を移動しているか否かを判定し、前記移動通信端末が予測された経路から外れていれば、さらに前記移動通信端末の移動経路を予測し、前記移動通信端末が、前記移動通信端末が通信している無線基地局のセルと前記接続相手になる無線基地局のセルとが重なる部分内の前記移動経路上の切替予定地点に到達していれば、前記接続相手となる無線基地局のうち、前記予測された移動経路を最も長く含むセルをもつ無線基地局に対して切り替えを制御する。
【0008】
第2の発明は、第1の発明において、前記移動予測装置は、前記移動通信端末の移動速度によって、前記移動通信端末の移動経路を予測し、前記移動速度と移動経路とを比較した結果に基づいて、前記予測された移動通信端末の移動経路が正しいかを検証することを特徴とする。
【0009】
第3の発明は、第1又は第2の発明において、前記移動予測装置は、次に移動通信端末の接続相手となる無線基地局に対して、前記移動通信端末の識別情報を通知することを特徴とする。
【0010】
第4の発明は、第1から第3の発明において、前記無線基地局は、接続相手を該無線基地局に切り替える移動通信端末の識別情報の通知を受信すると、該移動通信端末が使用するチャンネルを予約することを特徴とする。
【0011】
第5の発明に係る移動通信端末は、第1から第4の発明に係る移動通信システムに用いられることを特徴とする。
【0012】
第6の発明は、移動通信端末の位置を検出する位置情報検出手段を有する移動通信端末と、前記移動通信端末と無線通信回線を介して接続される無線基地局と、前記移動通信端末の移動経路を予測する移動予測装置と、前記移動予測装置と接続され、地図情報を記憶した地図情報記憶部と、によって構成され、前記移動通信端末が接続相手となる無線基地局を切り替えて通信を行う移動通信システムに用いられる移動予測装置において、前記位置情報検出手段によって検出された位置情報と、前記地図情報記憶部から取得した地図情報とに基づいて、前記移動通信端末の移動経路を予測し、前記移動経路の予測結果に基づいて、前記移動通信端末が通信している無線基地局のセルと隣接するセルをもつ接続相手となる無線基地局を予測して、前記移動通信端末が予測された移動経路を移動しているか否かを判定し、前記移動通信端末が予測された経路から外れていれば、さらに前記移動通信端末の移動経路を予測し、前記移動通信端末が、前記移動通信端末が通信している無線基地局のセルと前記接続相手になる無線基地局のセルとが重なる部分内の前記移動経路上の切替予定地点に到達していれば、前記接続相手となる無線基地局のうち、前記予測された移動経路を最も長く含むセルをもつ無線基地局に対して切り替えを制御する。
【0013】
第7の発明は、第6の発明において、次に移動通信端末の接続相手となる無線基地局に対して、該移動通信端末が使用するチャンネルの予約のために、該移動通信端末の識別情報を通知することを特徴とする。
【0014】
第8の発明は、第6又は第7の発明において、前記位置情報検出手段によって検出された第1の位置と、前記第1の位置を検出した所定時間後に検出された第2の位置との比較結果に基づいて、前記移動通信端末の移動速度を算出する速度算出手段を有し、前記移動速度の情報及び前記移動経路の予測結果に基づいて、次に移動通信端末の接続相手となる無線基地局を予測して、前記移動通信端末の接続相手となる無線基地局の切り替えを制御することを特徴とする。
【0015】
第9の発明は、移動通信端末の位置を検出する位置情報検出手段を有する移動通信端末と、前記移動通信端末と無線通信回線を介して接続される無線基地局と、前記移動通信端末の移動経路を予測する移動予測装置と、前記移動予測装置と接続され、地図情報を記憶した地図情報記憶部と、によって構成され、前記移動通信端末が接続相手となる無線基地局を切り替えて通信を行う移動通信システムに用いられる無線基地局の切替制御方法であって、前記移動通信端末の位置を検出し、前記移動通信端末の位置情報と、前記地図情報記憶部から取得した地図情報とに基づいて、前記移動通信端末の移動経路を予測し、前記移動経路の予測結果に基づいて、前記移動通信端末が通信している無線基地局のセルと隣接するセルをもつ接続相手となる無線基地局を予測して、前記移動通信端末が予測された移動経路を移動しているか否かを判定し、前記移動通信端末が予測された経路から外れていれば、さらに前記移動通信端末の移動経路を予測し、前記移動通信端末が、前記移動通信端末が通信している無線基地局のセルと前記接続相手になる無線基地局のセルとが重なる部分内の前記移動経路上の切替予定地点に到達していれば、前記接続相手となる無線基地局のうち、前記予測された移動経路を最も長く含むセルをもつ無線基地局に対して切り替えを制御する。
【0016】
第10の発明は、第9の発明において、次に移動通信端末の接続相手となる無線基地局に対して、前記移動通信端末の識別情報を通知し、該無線基地局は、該移動通信端末が使用するチャンネルのを予約することを特徴とする。
【0017】
第11の発明は、第9又は第10の発明において、前記位置情報検出手段によって検出された第1の位置と、前記第1の位置を検出した所定時間後に検出された第2の位置との比較結果に基づいて、前記移動通信端末の移動速度を算出し、前記算出された移動速度の情報及び前記移動経路の予測結果に基づいて、次に移動通信端末の接続相手となる無線基地局を予測して、前記移動通信端末の接続相手となる無線基地局の切り替えを制御することを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0019】
図1は、本実施の形態の移動通信端末10として代表的な携帯電話機の構成を示すブロック図である。
【0020】
アンテナ1は送受信部2に接続されており、無線基地局からの電波を受信し、無線基地局に対し電波を送信する。送受信部2は送信部及び受信部によって構成され、送信部はアンテナ1から送信する高周波信号を生成し、受信部はアンテナ1で受信した高周波信号を増幅、周波数変換等をして、ベースバンド信号としてRF制御部3に出力する。
【0021】
RF制御部3はベースバンド部及び無線制御部によって構成されており、ベースバンド部は、ベースバンド部内のコーデック部にて、ベースバンド信号を音声信号に復調する。また、コーデック部では音声信号を変調し、ベースバンド信号を生成する。さらに、無線制御部では、送受信部2が送受信する周波数や、送受信タイミング、送信する電波の出力を制御する。
【0022】
また、制御部4は、主にCPUによって構成されており、メモリ(RAM及びROM)5に記憶されたデータに基づいて、送受信部2、GPSユニット6、操作部7、表示部8等の携帯電話機の各部を制御する。GPSユニット6は、GPS衛星からの電波を受信して、自装置の位置(緯度、経度)を計測して位置情報を取得する。操作部7は、文字、数字の入力、携帯電話機への動作の指示を受け付ける。表示部8は、制御部4によって制御され、文字情報、画像情報、携帯電話機の動作状態(電波強度、電池残量、時刻)等を表示する液晶表示パネルと、液晶表示パネルを照明するバックライトとによって構成される。
【0023】
さらに、携帯電話機には、音響信号を電気信号に変換する送話部(図示省略)、電気信号を音響信号に変換する受話部(図示省略)を有している。
【0024】
図2は、本発明の実施の形態の移動通信システムの構成図である。
【0025】
移動通信端末10は、複数の基地局20A〜20Cからのパイロット信号を受信し、受信状況(C/I値)を基地局に送信する。基地局側では、移動通信端末から送信された基地局からの信号の受信状況に基づいて、移動通信端末10との接続に最も最適な基地局を選択して、該基地局と移動通信端末との間で無線通信回線を設定して、基地局と移動通信端末との間で無線通信を行う。
【0026】
移動予測装置30は、基地局20A〜20Cに接続されており、移動通信端末10の位置データを取得し、その位置の変化から移動通信端末10の移動速度及び移動方向を算出する。また、地図情報データベース40を参照して、移動通信端末10の移動経路を予測する。
【0027】
地図情報データベース40は移動予測装置30に接続されており、地図情報(移動通信端末10の移動経路となりうる幹線道路、鉄道路線)及び該地図情報に関連付けされた基地局のセルの情報(該基地局から通信可能なサービスエリアの情報、移動経路上のハンドオーバ点)が格納されている。なお、地図情報データベース40は、移動予測装置30の外部に設けても、移動予測装置30の内部に設けて一体とした制御装置を構成してもよい。
【0028】
次に、図2及び図3を参照して、本発明の実施の形態の移動通信システムの動作について説明する。
【0029】
移動通信端末10は、基地局20Aと通信をしている。また、移動通信端末10は、GPS衛星からの電波を受信して求めた移動通信端末10の位置情報を、該位置の測定時刻情報と共に、現在通信中の基地局20Aを介して移動予測装置30に送信する。移動予測装置30は、受信した時間情報から位置測定の時間間隔を特定し、位置情報から当該時間の移動距離を特定し、移動速度を算出する。また、移動通信端末10の位置情報の差に基づいて移動方向を算出する。なお、移動通信端末10が自端末の位置情報から、自端末の移動速度及び移動方向を算出して、移動予測装置30に移動速度及び移動方向を送信するように構成してもよい。
【0030】
そして、移動予測装置30は、地図情報データベース40に記憶されている地図情報のうち道路、線路等の端末がその場所を移動する経路となりうるものを参照して、移動通信端末10の移動予測をする。例えば、図3に示すように、移動通信端末10の現在位置が道路A上のG点にあり、移動通信端末10の移動方向が道路Aに沿った方向(北東方向)であれば、移動通信端末10は道路A上を移動しているものと判断する。
【0031】
このとき、移動通信端末10の移動速度によって、移動通信端末10の移動手段(一般道路、高速道路、在来鉄道、新幹線等の経路の種類)を特定してもよい。すなわち、移動速度と経路の種類(一般道路、高速道路、在来鉄道、新幹線等)とを比較した結果に基づいて、予測された移動経路が正しいかを検証する。特に、一般道路と高速道路が並行している場合に、移動通信端末10がいずれの経路を移動しているかを特定することができる。
【0032】
また、経路の種類(一般道路、高速道路、在来鉄道、新幹線等)によって、移動手段を特定して、移動通信端末10の移動速度を推測してもよい。
【0033】
さらに、移動速度と所定の速度との比較結果に基づいて、移動速度が速いと判定された場合に、経路を特定する移動経路予測をすると、移動速度が遅いときは経路を特定することが困難であると共に、特定された経路から外れる可能性が高いことから(すなわち、移動通信端末が高速移動する場合には、その経路は幹線道路や鉄道など限られた経路に限定されているので)、確度の高い経路予測をすることができる。
【0034】
そして、所定時間前の移動通信端末10の位置を用いて算出した移動通信端末10の速度から、移動通信端末10の所定時間後の位置を予測する。
【0035】
さらに、移動予測装置30は、移動通信端末10の移動速度を用いて、移動通信端末10が基地局20Aのセルを離脱し、他の基地局との方が良好に通信をすることができるH点(ハンドオーバポイント)に到達する時刻を予測する。このH点は、基地局20A〜20Cからの距離や、基地局設置時の信号受信品質(電界強度、CIR等)によって、主要な移動経路上の位置として予め定められており、地図情報として地図情報データベース40に記憶されている。
【0036】
なお、移動通信端末10の移動速度を更に加味して、H点への到達予想時刻を変更してもよい。すなわち、移動通信端末10の移動速度が速い場合には、H点までに要する移動距離と移動速度の除算によって算出された到達予想時刻から、更に早い時間をH点到達予想時刻とする。このように、移動速度が速い場合にH点到達予想時刻を早めるようにすると、早めにハンドオーバ処理が起動されるので、ハンドオーバの処理に時間がかかったとしても、ハンドオーバ中の通話の途切れを抑制することができる。
【0037】
そして、移動予測装置30は、地図情報データベース40から、基地局20Aのセルに隣接するセルを有する基地局のセルの情報を取得する。そして、地図情報から取得した道路Aの位置と、隣接するセルを有する基地局のセルの情報とを用いて、どの基地局のセルに移動通信端末10の経路(道路A)が長距離含まれるかを判定する。そして、道路Aが基地局20Cのセルに長距離含まれることから、基地局20Cのセルにハンドオーバーする方が、移動通信端末10が道路A上を移動したときに基地局20Cのセル内に滞在する時間が長くなり、ハンドオーバ回数を減少することができ有利であると判断する。
【0038】
そして、移動予測装置30は、移動通信端末10がH点に到達するよりも前に、移動通信端末10の識別情報及び基地局20Cのセルに到達する予測時刻を、基地局20Cに通知する。
【0039】
基地局20Cは、移動予測装置30からの通知を受けると、移動通信端末10と通信を行うためのチャネルを予約し、予約したチャネルを移動予測装置30に通知する。移動予測装置30は、ハンドオーバーを行うH点の座標、ハンドオーバの予定時刻、ハンドオーバー先となる基地局Cの識別情報及び使用チャネルを、移動通信端末10に通知する。
【0040】
移動予測装置30は、移動通信端末10の位置を監視して、移動通信端末10がH点に到達すると、移動予測装置30から移動通信端末10にハンドオーバが指示され、定められたチャネルを用いて基地局20Cと通信をすべくハンドオーバを行う。
【0041】
なお、移動通信端末10は、移動予測装置30から通知された時刻又は座標に基づいて、H点に到達したものと判断し、定められたチャネルを用いて基地局20Cと通信をすべくハンドオーバを行うように構成してもよい。
【0042】
また、移動通信端末10の移動速度を勘案してハンドオーバ先の基地局を定めてもよい。すなわち、移動通信端末10の移動速度が遅いときは、基地局20Aのセルを脱してから基地局20Bのセル中に長時間存在するので、基地局20A−基地局20B−基地局20Cの順にハンドオーバするように、ハンドオーバ先の基地局を定める。一方、移動通信端末10の移動速度が早いときは、基地局20Aのセルを脱してから基地局20Bのセル中に存在する時間が短いので、基地局20Bにハンドオーバすることなく、基地局20Aから基地局20Cにハンドオーバするように、ハンドオーバ先の基地局を定める。
【0043】
図4は、本発明の実施の形態の移動予測装置30の動作を示すフローチャートである。
【0044】
移動予測装置30は、移動通信端末10の位置情報を取得し、移動速度及び移動方向を算出する(S101)。なお、このとき、移動通信端末10から、その移動速度及び移動方向を取得してもよい。
【0045】
そして、移動予測装置30は、地図情報データベース40に記憶されている地図情報を参照して、該地図情報と取得した位置情報とを比較して(S102)、移動通信端末10の移動経路(道路又は鉄道路線)を特定して、移動経路を予測する(S103)。そして、移動通信端末10がハンドオーバ先の基地局のセルに到達する予測時刻を該基地局に通知して、ハンドオーバの準備をする(S104)。
【0046】
その後、移動予測装置30は、さらに移動通信端末10の位置情報を取得して(S105)、移動通信端末10が予測された移動経路を移動しているか否かを判定する(S106)。移動通信端末10が予測された経路から外れていれば、ステップS101に戻り、移動通信端末10の移動経路を再度予測する(S101〜S103)。
【0047】
一方、移動通信端末10が予測された経路を移動していれば、ハンドオーバ予定位置に到達しているか否かを判定する(S107)。移動通信端末10がハンドオーバ予定位置に到達していれば、ハンドオーバ先の基地局にその旨を通知して、ハンドオーバが行われる(S108)。一方、移動通信端末10がハンドオーバ予定位置に到達していなければ、ステップS105に戻り、移動通信端末10が予測された経路を移動しているか否かの監視を継続する(S106)。
【0048】
【発明の効果】
通常の移動予測では、移動通信端末の移動方向に近い基地局20Bがハンドオーバー先として適していると判定されるが、本発明によれば、移動通信端末が高速移動する経路は幹線道路、鉄道など特定の施設に限られていることから、地図情報を用いて移動通信端末の移動経路を正確に予測してハンドオーバすべき基地局を選択するので、移動通信端末の経路(道路A)は基地局20Cのセルに向かっているため、基地局20Cへハンドオーバするほうが有利であることを判定することができ、ハンドオーバ回数を減少させることができる。
【0049】
また、基地局20Cにおいて予めハンドオーバーの準備をすることによって、円滑にハンドオーバをすることができる。特に、移動通信端末が高速で移動するときには短時間でセル間の移動が行われ、ハンドオーバーが頻繁に生じることによって生じるハンドオーバー処理の遅延による音声の途切れや、回線の切断を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の携帯電話機の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態の移動通信システムの構成図である。
【図3】本発明の実施の形態の移動通信システムにおけるハンドオーバの説明図である。
【図4】本発明の実施の形態の移動予測装置の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 アンテナ
2 送受信部
3 RF制御部
4 制御部
5 メモリ(RAM、ROM)
6 GPSユニット
7 操作部(キーボード)
8 表示部
10 移動通信端末
20A〜20C 基地局
30 移動予測装置
40 地図情報データベース

Claims (11)

  1. 移動通信端末と、前記移動通信端末と無線通信回線を介して接続される無線基地局と、前記移動通信端末の移動経路を予測する移動予測装置と、によって構成され、前記移動通信端末が接続相手となる無線基地局を切り替えて通信を行う移動通信システムにおいて、
    前記移動通信端末は、移動通信端末の位置を検出する位置情報検出手段を備え、
    前記移動予測装置は、
    地図情報を記憶した地図情報記憶部と接続されており、
    前記位置情報検出手段によって検出された位置情報と、前記地図情報記憶部から取得した地図情報とに基づいて、前記移動通信端末の移動経路を予測し、
    前記移動経路の予測結果に基づいて、前記移動通信端末が通信している無線基地局のセルと隣接するセルをもつ接続相手となる無線基地局を予測して、
    前記移動通信端末が予測された移動経路を移動しているか否かを判定し、
    前記移動通信端末が予測された経路から外れていれば、さらに前記移動通信端末の移動経路を予測し、
    前記移動通信端末が、前記移動通信端末が通信している無線基地局のセルと前記接続相手になる無線基地局のセルとが重なる部分内の前記移動経路上の切替予定地点に到達していれば、前記接続相手となる無線基地局のうち、前記予測された移動経路を最も長く含むセルをもつ無線基地局に対して切り替えを制御することを特徴とする移動通信システム。
  2. 前記移動予測装置は、前記移動通信端末の移動速度によって、前記移動通信端末の移動経路を予測し、前記移動速度と移動経路とを比較した結果に基づいて、前記予測された移動通信端末の移動経路が正しいかを検証することを特徴とする請求項1に記載の移動通信システム。
  3. 前記移動予測装置は、次に移動通信端末の接続相手となる無線基地局に対して、前記移動通信端末の識別情報を通知することを特徴とする請求項1又は2に記載の移動通信システム。
  4. 前記無線基地局は、接続相手を該無線基地局に切り替える移動通信端末の識別情報の通知を受信すると、該移動通信端末が使用するチャンネルを予約することを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載の移動通信システム。
  5. 請求項1から4のいずれか一つに記載の移動通信システムに用いられる移動通信端末。
  6. 移動通信端末の位置を検出する位置情報検出手段を有する移動通信端末と、前記移動通信端末と無線通信回線を介して接続される無線基地局と、前記移動通信端末の移動経路を予測する移動予測装置と、前記移動予測装置と接続され、地図情報を記憶した地図情報記憶部と、によって構成され、前記移動通信端末が接続相手となる無線基地局を切り替えて通信を行う移動通信システムに用いられる移動予測装置において、
    前記位置情報検出手段によって検出された位置情報と、前記地図情報記憶部から取得した地図情報とに基づいて、前記移動通信端末の移動経路を予測し、
    前記移動経路の予測結果に基づいて、前記移動通信端末が通信している無線基地局のセルと隣接するセルをもつ接続相手となる無線基地局を予測して、
    前記移動通信端末が予測された移動経路を移動しているか否かを判定し、
    前記移動通信端末が予測された経路から外れていれば、さらに前記移動通信端末の移動経路を予測し、
    前記移動通信端末が、前記移動通信端末が通信している無線基地局のセルと前記接続相手になる無線基地局のセルとが重なる部分内の前記移動経路上の切替予定地点に到達していれば、前記接続相手となる無線基地局のうち、前記予測された移動経路を最も長く含むセルをもつ無線基地局に対して切り替えを制御することを特徴とする移動予測装置。
  7. 次に移動通信端末の接続相手となる無線基地局に対して、該移動通信端末が使用するチャンネルの予約のために、該移動通信端末の識別情報を通知することを特徴とする請求項6に記載の移動予測装置。
  8. 前記位置情報検出手段によって検出された第1の位置と、前記第1の位置を検出した所定時間後に検出された第2の位置との比較結果に基づいて、前記移動通信端末の移動速度を算出する速度算出手段を有し、
    前記移動速度の情報及び前記移動経路の予測結果に基づいて、次に移動通信端末の接続相手となる無線基地局を予測して、前記移動通信端末の接続相手となる無線基地局の切り替えを制御することを特徴とする請求項6又は7に記載の移動予測装置。
  9. 移動通信端末の位置を検出する位置情報検出手段を有する移動通信端末と、前記移動通信端末と無線通信回線を介して接続される無線基地局と、前記移動通信端末の移動経路を予測する移動予測装置と、前記移動予測装置と接続され、地図情報を記憶した地図情報記憶部と、によって構成され、前記移動通信端末が接続相手となる無線基地局を切り替えて通信を行う移動通信システムに用いられる、無線基地局の切替制御方法であって、
    前記移動通信端末の位置を検出し、
    前記移動通信端末の位置情報と、前記地図情報記憶部から取得した地図情報とに基づいて、前記移動通信端末の移動経路を予測し、
    前記移動経路の予測結果に基づいて、前記移動通信端末が通信している無線基地局のセルと隣接するセルをもつ接続相手となる無線基地局を予測して、
    前記移動通信端末が予測された移動経路を移動しているか否かを判定し、
    前記移動通信端末が予測された経路から外れていれば、さらに前記移動通信端末の移動経路を予測し、
    前記移動通信端末が、前記移動通信端末が通信している無線基地局のセルと前記接続相手になる無線基地局のセルとが重なる部分内の前記移動経路上の切替予定地点に到達していれば、前記接続相手となる無線基地局のうち、前記予測された移動経路を最も長く含むセルをもつ無線基地局に対して切り替えを制御することを特徴とする無線基地局の切替制御方法。
  10. 次に移動通信端末の接続相手となる無線基地局に対して、前記移動通信端末の識別情報を通知し、
    該無線基地局は、該移動通信端末が使用するチャンネルのを予約することを特徴とする請求項9に記載の無線基地局の切替制御方法。
  11. 前記位置情報検出手段によって検出された第1の位置と、前記第1の位置を検出した所定時間後に検出された第2の位置との比較結果に基づいて、前記移動通信端末の移動速度を算出し、
    前記算出された移動速度の情報及び前記移動経路の予測結果に基づいて、次に移動通信端末の接続相手となる無線基地局を予測して、前記移動通信端末の接続相手となる無線基地局の切り替えを制御することを特徴とする請求項9又は10に記載の無線基地局の切替制御方法。
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