JP2006339925A - 無線lanシステム、管理サーバ、アクセスポイント及びそれらに用いるハンドオーバ制御方法 - Google Patents

無線lanシステム、管理サーバ、アクセスポイント及びそれらに用いるハンドオーバ制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 決まった経路が存在しない場合でも、ハンドオーバ時間を短縮可能な無線LANシステムを提供する。
【解決手段】 アクセスポイント107は移動端末001の位置・移動情報を検出し、管理サーバ302に移動端末001の位置・移動情報を通知する(S01)。管理サーバ302はアクセスポイントの配置情報と前記移動端末001の位置・移動情報から移動端末001の移動先にアクセスポイント108が存在することを予測し、予測情報を移動端末001に通知する(S02)。移動端末001はアクセスポイント107を経由して予めアクセスポイント108と帰属処理を行う(S03)。アクセスポイント107の電界強度が弱くなり、移動端末001はハンドオーバ処理を行う際、ハンドオーバ処理(S04)を簡略化してすぐさまアクセスポイント108に帰属を完了する。
【選択図】 図6

Description

本発明は無線LANシステム、管理サーバ、アクセスポイント及びそれらに用いるハンドオーバ制御方法に関し、特に無線LAN(Local Area Network)環境において高速でハンドオーバを実現するハンドオーバ制御方法に関する。
複数のアクセスポイントを含む無線LAN環境において、無線によって通信を行っている移動端末では、移動に伴って帰属するアクセスポイントの切替え処理であるハンドオーバが発生する。ハンドオーバ処理には、プローブ要求・応答、オーセンティケーション、アソシエーション要求・応答、認証、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)等の処理が必要となる。そのため、ハンドオーバ処理が発生してからアクセスポイントに帰属が完了するまで、ある程度の時間を要する。
このハンドオーバにかかる時間を短縮するために、例えば、予め移動端末が帰属するネットワーク内の認証装置に認証情報を通知することで認証時間の短縮を図る技術がある(例えば、特許文献1参照)。
また、ハンドオーバにかかる時間を短縮する技術としては、移動端末の移動情報からハンドオーバの候補先に予め通信を行うために必要な情報を通知することで、ハンドオーバにかかる時間を短縮するという方法がある(例えば、特許文献2参照)。
特開2004−266331号公報 特開2004−282249号公報
上述した従来のハンドオーバにかかる時間を短縮する技術では、上記の特許文献1に記載の技術の場合、ハンドオーバ時間が認証装置との通信時間よりもアクセスポイントのサーチや認証そのものの時間に大きく左右されるので、移動端末と認証装置とが同一建物内や同一フロア内等の近傍に位置するネットワーク環境において、ハンドオーバ時間をほとんど短縮することができないという問題がある。
また、従来のハンドオーバにかかる時間を短縮する技術では、上記の特許文献2に記載の技術の場合、建物内やフロア、広場等において道路や路線等とは異なり、決まった経路が存在しないため、建物内やフロア、広場等で使用する無線通信システムの場合、移動端末の移動予測を行うことができないという問題がある。
そこで、本発明の目的は上記の問題点を解消し、決まった経路が存在しない場合でも、ハンドオーバ時間を短縮することができる無線LANシステム、管理サーバ、アクセスポイント及びそれらに用いるハンドオーバ制御方法を提供することにある。
本発明による無線LANシステムは、複数のアクセスポイントと、前記複数のアクセスポイント間をハンドオーバしながら移動する移動端末と、前記複数のアクセスポイント各々の配置情報を保持する管理サーバとからなる無線LAN(LocalArea Network)システムであって、
前記複数のアクセスポイント各々が、前記アクセスポイントにおける少なくとも受信信号レベルとベースバンド信号品質と誤り率とのいずれかから帰属している移動端末の位置・移動情報を検出する検出手段と、前記位置・移動情報を前記管理サーバに通知する手段とを備え、
前記管理サーバが、前記位置・移動情報と前記アクセスポイントの配置情報とから前記移動端末がハンドオーバによって次に帰属するアクセスポイントを予測する予測手段と、前記予測手段から得られた前記次に帰属するアクセスポイントの情報を前記移動端末に通知する手段とを備えている。
本発明による他の無線LANシステムは、複数のアクセスポイントと、前記複数のアクセスポイント間をハンドオーバしながら移動する移動端末とからなる無線LAN(LocalArea Network)システムであって、
前記複数のアクセスポイント各々が、前記複数のアクセスポイント各々の配置情報を保持する保持手段と、前記アクセスポイントにおける少なくとも受信信号レベルとベースバンド信号品質と誤り率とのいずれかから帰属している移動端末の位置・移動情報を検出する検出手段と、前記位置・移動情報と前記アクセスポイントの配置情報とから前記移動端末がハンドオーバによって次に帰属するアクセスポイントを予測する予測手段と、前記予測手段から得られた前記次に帰属するアクセスポイントの情報を前記移動端末に通知する手段とを備えている。
本発明による別の無線LANシステムは、複数のアクセスポイントと、前記複数のアクセスポイント間をハンドオーバしながら移動する移動端末とからなる無線LAN(LocalArea Network)システムであって、
前記複数のアクセスポイント各々が、前記アクセスポイントにおける少なくとも受信信号レベルとベースバンド信号品質と誤り率とのいずれかから帰属している移動端末の位置・移動情報を検出する検出手段と、前記移動端末が帰属しているアクセスポイント周辺に位置するアクセスポイントの情報を移動端末に通知する手段とを備え、
前記移動端末が、前記複数のアクセスポイント各々の配置情報を保持する保持手段と、前記位置・移動情報と前記アクセスポイントの配置情報とから前記移動端末がハンドオーバによって次に帰属するアクセスポイントを予測する予測手段とを備えている。
本発明による管理サーバは、複数のアクセスポイントと、前記複数のアクセスポイント間をハンドオーバしながら移動する移動端末とを含む無線LAN(LocalArea Network)システムにおいて前記複数のアクセスポイント各々の配置情報を保持する管理サーバであって、
前記複数のアクセスポイント各々が検出しかつ前記アクセスポイントにおける少なくとも受信信号レベルとベースバンド信号品質と誤り率とのいずれかから帰属している移動端末の位置・移動情報と前記アクセスポイントの配置情報とから前記移動端末がハンドオーバによって次に帰属するアクセスポイントを予測する予測手段と、前記予測手段から得られた前記次に帰属するアクセスポイントの情報を前記移動端末に通知する手段とを備えている。
本発明によるアクセスポイントは、複数のアクセスポイントと、前記複数のアクセスポイント間をハンドオーバしながら移動する移動端末と、前記複数のアクセスポイント各々の配置情報を保持する管理サーバとからなる無線LAN(LocalArea Network)システムに用いられるアクセスポイントであって、
自機における少なくとも受信信号レベルとベースバンド信号品質と誤り率とのいずれかから帰属している移動端末の位置・移動情報を検出する検出手段と、前記位置・移動情報を前記管理サーバに通知する手段とを備え、
前記管理サーバが、前記位置・移動情報と前記複数のアクセスポイントの配置情報とから前記移動端末がハンドオーバによって次に帰属するアクセスポイントを予測し、前記次に帰属するアクセスポイントの情報を前記移動端末に通知している。
本発明による他のアクセスポイントは、複数のアクセスポイントと、前記複数のアクセスポイント間をハンドオーバしながら移動する移動端末とからなる無線LAN(LocalArea Network)システムに用いられるアクセスポイントであって、
前記複数のアクセスポイント各々の配置情報を保持する保持手段と、前記アクセスポイントにおける少なくとも受信信号レベルとベースバンド信号品質と誤り率とのいずれかから帰属している移動端末の位置・移動情報を検出する検出手段と、前記位置・移動情報と前記アクセスポイントの配置情報とから前記移動端末がハンドオーバによって次に帰属するアクセスポイントを予測する予測手段と、前記予測手段から得られた前記次に帰属するアクセスポイントの情報を前記移動端末に通知する手段とを備えている。
本発明による別のアクセスポイントは、複数のアクセスポイントと、前記複数のアクセスポイント間をハンドオーバしながら移動する移動端末とからなる無線LAN(LocalArea Network)システムに用いられるアクセスポイントであって、
自機における少なくとも受信信号レベルとベースバンド信号品質と誤り率とのいずれかから帰属している移動端末の位置・移動情報を検出する検出手段と、前記移動端末が帰属しているアクセスポイント周辺に位置するアクセスポイントの情報を移動端末に通知する手段とを備え、
前記移動端末が、前記複数のアクセスポイント各々の配置情報と前記位置・移動情報とから前記移動端末がハンドオーバによって次に帰属するアクセスポイントを予測している。
本発明によるハンドオーバ制御方法は、複数のアクセスポイントと、前記複数のアクセスポイント間をハンドオーバしながら移動する移動端末と、前記複数のアクセスポイント各々の配置情報を保持する管理サーバとからなる無線LAN(LocalArea Network)システムに用いられるハンドオーバ制御方法であって、
前記複数のアクセスポイント各々が、前記アクセスポイントにおける少なくとも受信信号レベルとベースバンド信号品質と誤り率とのいずれかから帰属している移動端末の位置・移動情報を検出する第1の処理と、前記位置・移動情報を前記管理サーバに通知する第2の処理とを実行し、
前記管理サーバが、前記位置・移動情報と前記アクセスポイントの配置情報とから前記移動端末がハンドオーバによって次に帰属するアクセスポイントを予測する第3の処理と、前記予測手段から得られた前記次に帰属するアクセスポイントの情報を前記移動端末に通知する第4の処理とを実行している。
本発明による他のハンドオーバ制御方法は、複数のアクセスポイントと、前記複数のアクセスポイント間をハンドオーバしながら移動する移動端末とからなる無線LAN(LocalArea Network)システムに用いられるハンドオーバ制御方法であって、
前記複数のアクセスポイント各々が、前記アクセスポイントにおける少なくとも受信信号レベルとベースバンド信号品質と誤り率とのいずれかから帰属している移動端末の位置・移動情報を検出する第1の処理と、前記位置・移動情報と前記複数のアクセスポイント各々の配置情報を保持する保持手段に保持された前記アクセスポイントの配置情報とから前記移動端末がハンドオーバによって次に帰属するアクセスポイントを予測する第2の処理と、前記第2の処理から得られた前記次に帰属するアクセスポイントの情報を前記移動端末に通知する第3の処理とを実行している。
本発明による別のハンドオーバ制御方法は、複数のアクセスポイントと、前記複数のアクセスポイント間をハンドオーバしながら移動する移動端末とからなる無線LAN(LocalArea Network)システムに用いられるハンドオーバ制御方法であって、
前記複数のアクセスポイント各々が、前記アクセスポイントにおける少なくとも受信信号レベルとベースバンド信号品質と誤り率とのいずれかから帰属している移動端末の位置・移動情報を検出する第1の処理と、前記移動端末が帰属しているアクセスポイント周辺に位置するアクセスポイントの情報を移動端末に通知する第2の処理とを実行し、
前記移動端末が、前記複数のアクセスポイント各々の配置情報を保持する保持手段に保持した前記位置・移動情報と前記アクセスポイントの配置情報とから前記移動端末がハンドオーバによって次に帰属するアクセスポイントを予測する第3の処理を実行している。
すなわち、本発明の無線LAN(Local Area Network)システムは、複数のアクセスポイントと、複数のアクセスポイント間をハンドオーバしながら移動する移動端末と、アクセスポイントの配置情報を保持する管理サーバとを有するシステムにおいて、アクセスポイントの受信信号レベルやベースバンド信号品質、誤り率等から帰属している移動端末の位置・移動情報を検出する検出手段と、位置・移動情報を管理サーバに通知する手段と、位置・移動情報とアクセスポイントの配置情報とから移動端末がハンドオーバによって次に帰属するアクセスポイントを予測する予測手段と、予測手段から得られたアクセスポイントの情報を移動端末に通知する手段とを設けることで、ハンドオーバ時間を短縮可能としている。
また、本発明の無線LANシステムでは、アクセスポイントがある程度指向性のある複数のアンテナを持ち、複数のアンテナがそれぞれ異なる方向に向けて配備され、受信信号レベルやベースバンド信号品質、誤り率等を記憶する記憶部と、記憶した受信信号レベルやベースバンド信号品質、誤り率等を比較する比較部とを持ち、記憶部及び比較部の情報から移動端末の位置・移動情報を検出している。
さらに、本発明の無線LANシステムでは、移動端末の位置・移動情報と、管理サーバが保持しているアクセスポイントの配置情報とから、移動端末の移動先に最も近いアクセスポイントを見つけ出し、移動端末がハンドオーバによって次に帰属するアクセスポイントを予測している。
さらにまた、本発明の無線LANシステムでは、複数のアクセスポイントと、アクセスポイント間をハンドオーバ処理しながら移動する移動端末と、アクセスポイントの配置情報を保持する管理サーバを有するシステムにおいて、アクセスポイントに帰属している移動端末の位置・移動情報を管理サーバに通知する手段と、移動端末が帰属しているアクセスポイント周辺に位置するアクセスポイントの情報を移動端末に通知する手段とを含んでいるので、ハンドオーバ時間を短縮することが可能となる。
上記の無線LANシステムのアクセスポイントが、管理サーバの機能を有し、アクセスポイントの配置情報を保持し、移動端末のハンドオーバ先アクセスポイントを予測してもよい。
また、上記の無線LANシステムの移動端末とアクセスポイントが、管理サーバの機能を有し、アクセスポイントがアクセスポイントの配置情報を保持し、移動端末が移動端末のハンドオーバ先アクセスポイントを予測してもよい。
上記のように、本発明の無線LANシステムでは、決まった経路が存在しない場合でも、次に帰属するアクセスポイントを予測することによって、移動端末がハンドオーバ先のアクセスポイントとハンドオーバに必要な処理とを予め行っておくことで、ハンドオーバ時間を短縮することが可能となる。よって、本発明の無線LANシステムでは、ハンドオーバによる通信できない時間を短く抑えることが可能となるので、通信が途切れることの少ない高品質の無線通信が可能となる。
本発明は、以下に述べるような構成及び動作とすることで、決まった経路が存在しない場合でも、ハンドオーバ時間を短縮することができるという効果が得られる。
次に、本発明の実施例について図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施例による無線LAN(Local Area Network)システムの構成を示すブロック図であり、図2は本発明の一実施例におけるフロアに設置されたアクセスポイントの配置の一例を示すフロア平面図であり、図3は本発明の一実施例における管理サーバが保持するアクセスポイントの配置情報の一例を示す図である。
図1において、本発明の一実施例による無線LANシステムは管理サーバ301と、複数のアクセスポイント1−1〜1−nと、複数の移動端末0−1〜0−nとから構成されている。これら管理サーバ301と複数のアクセスポイント1−1〜1−nとが設置されているネットワーク内においては移動端末0−1〜0−nが存在し、移動端末0−1はアクセスポイント1−1に、移動端末0−2はアクセスポイント1−2に、移動端末0−nはアクセスポイント1−nにそれぞれ帰属しているものとする。
アクセスポイント1−1〜1−nは受信信号レベル記憶する記憶部401−1〜401−nと、記憶した受信信号レベル比較する比較部402−1〜402−nとを備えている。また、アクセスポイント1−1〜1−n各々は自ポイントに帰属している移動端末0−1〜0−nの位置・移動情報を管理サーバ301に通知する手段(図示せず)を備えている。
管理サーバ301は移動端末0−1〜0−nが次に帰属するアクセスポイントを予測する予測部403と、予測部403から得られたアクセスポイントの情報を移動端末0−1〜0−nに通知する手段(図示せず)とを備えている。また、管理サーバ301にはアクセスポイントの配置情報501が保持されている。配置情報501とは、例えばアクセスポイントが図2のフロア平面図のような配置になっている場合、図3の配置情報一覧のような基準となるアクセスポイント105に対し、アクセスポイント102は東方向を0°として反時計回りの角度が90°の方向、距離20mに位置する等の情報である。
図4は図1に示すアクセスポイント1−1〜1−nの構成を示すブロック図であり、図5は図1に示すアクセスポイント1−1〜1−nを上方から見た場合のアンテナの指向性を示す図である。図4において、アクセスポイント106は3つのアンテナ201〜203を備えており、これらのアンテナ201〜203はダイバーシティアンテナになっている。
また、アクセスポイント106は選択スイッチ404と、RF(Radio Frequency)回路405と、検波器406と、ベースバンド407と、誤り訂正回路408と、受信信号レベルを記憶する記憶部409と、記憶した受信信号レベルを比較する比較部410とを備えている。
アンテナ201〜203はそれぞれ側面の外側に向けて配備され、アンテナ201は、図5(a)に示すように、ある程度の指向性を持っており、アンテナ202は、図5(b)に示すように、ある程度の指向性を持っており、アンテナ203は図5(c)に示すようにある程度の指向性を持っている。また、アクセスポイント106は有線ネットワークから無線ネットワークへの帰属処理を行う機能(図示せず)を有するものとする。
図6は本発明の一実施例において1つの移動端末に着目した場合のシステム構成を示す図である。図6において、アクセスポイント107に帰属している移動端末001が地点P01に移動すると、アクセスポイント107は移動端末001がA方向に移動して地点P01に位置するという位置・移動情報を検出する。この位置・移動情報の検出方法については後述する。
アクセスポイント107は移動端末001がA方向に移動して地点P01に位置するという位置・移動情報を検出すると、管理サーバ302に移動端末001の位置・移動情報を通知する(S01)。管理サーバ302はアクセスポイント107の配置情報と移動端末001の位置・移動情報とから、移動端末001の移動先にアクセスポイント108が存在することを予測する。アクセスポイント108の予測方法については後述する。
管理サーバ302は予測から得られたアクセスポイント108の情報[IP(Internet Protocol)アドレス、無線チャネル番号等]を移動端末001に通知する(S02)。移動端末001は管理サーバ302から情報が通知されると、通知されたIPアドレスを使用し、現在帰属しているアクセスポイント107を経由してアクセスポイント108とオーセンティケーション、アソシエーション要求・応答、認証、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)等の帰属処理を行う(S03)。
移動端末001が地点P02まで移動すると、アクセスポイント107の電界強度が弱くなり、移動端末001はハンドオーバ処理に入る。移動端末001はプローブ要求を行い、その応答に予め帰属処理を行っておいたアクセスポイント108が存在すれば、アクセスポイント108とは帰属処理が完了しているので、リアソシエーション要求・応答または特別なシーケンスを用いてハンドオーバ処理(S04)を簡略化してすぐさま帰属を完了する。
図7は本発明の一実施例においてアクセスポイントを上方から見た場合の移動端末の位置情報の検出方法の一例を示す図である。図7においては、ある地点に位置する移動端末から発信された電波をアクセスポイントのアンテナで受信することによる位置情報の検出方法を示している。
例えば、図7(a)に示すように、移動端末から発信した電波をアンテナ204で受信信号レベル−50dBmで受信したとする。移動端末はアンテナ204が−50dBmで受信する場所、つまり一番内側の楕円の線上に位置することがわかる。
同様に、図7(b)に示すように、移動端末から発信した電波をアンテナ205が受信信号レベル−60dBmで受信したとすると、一番外側の楕円の線上に位置することがわかる。
また、図7(c)に示すように、移動端末から発信した電波をアンテナ206が受信信号レベル−60dBmで受信したとすると、一番外側の楕円の線上に位置することがわかる。これら3つの情報から、図7(d)に示すように、3つの楕円が重なる地点P03に移動端末が存在することがわかる。
図8は本発明の一実施例においてアクセスポイントを上方から見た場合の移動端末の移動情報の検出方法の一例を示す図であり、図9は本発明の一実施例においてアンテナの受信信号レベルの変化を示す図である。図8においては、移動端末の移動情報の検出方法が示されている。
例えば、移動端末002が地点P04から地点P05に移動したとする。この時、アクセスポイント109は記憶部で記憶しておいた受信信号レベルを比較部で比較することによって、受信信号レベルが図9に示すように変化する。アンテナ207の向いている方向に存在していた移動端末002がアンテナ208の向いている方向、つまりB方向に移動しているということがわかる。
上述した位置情報の検出と移動情報の検出とから、移動端末002は地点P04からB方向に移動し地点P05に位置するという位置・移動情報を検出することができる。
図10は本発明の一実施例による移動先のアクセスポイントの予測方法の一例を示す図であり、図11は本発明の一実施例による移動先アクセスポイントの詳細な予測方法の一例を示す図である。これら図10及び図11においては、移動先アクセスポイントの予測方法を示している。上述した検出方法によって、例えば、アクセスポイント114に帰属している移動端末003が、アクセスポイント114の南西の位置する地点P06から北に位置する地点P07に移動するという位置・移動情報を検出したとする。
管理サーバはアクセスポイント114から移動端末003の位置・移動情報が通知されると、まず、図11に示すように、地点P07′から移動端末がB′方向に移動した時、アクセスポイント114′から一定の距離D01だけ離れて電界強度が弱くなる地点P09を特定する。
次に、管理サーバは、保持しているアクセスポイントの配置情報から、地点P09と各アクセスポイントとの間の距離D02,D03,D04,D05を算出する。さらに、管理サーバは、距離D02,D03,D04,D05を比較して地点P09から最も距離の近いアクセスポイント111′が移動先アクセスポイントであることを予測する。
図9の説明に戻り、もし移動端末003が、地点P07から移動方向を変えて地点P08に移動した場合、上記と同様に、管理サーバは、保持しているアクセスポイントの配置情報と移動端末の位置・移動情報とから、移動端末003が地点P08からさらにC方向に進むと、移動先に最も近いアクセスポイント112を予測する。
このように、本実施例では、決まった経路が存在しない場合でも、次に帰属するアクセスポイントを予測することによって、移動端末がハンドオーバ先のアクセスポイントとハンドオーバに必要な処理とを予め行っておくことで、ハンドオーバ時間を短縮することが可能となる。よって、本実施例では、ハンドオーバによる通信できない時間を短く抑えることができるので、通信が途切れることの少ない高品質の無線通信を実現することができる。
図12は本発明の他の実施例によるアクセスポイントの構成を示すブロック図である。図12において、アクセスポイント115は3つのアンテナ210〜212と、選択スイッチ420と、RF回路411〜413と、検波器414〜416と、ベースバンド417〜419と、誤り訂正回路421と、受信信号レベルを記憶する記憶部422と、記憶した受信信号レベルを比較する比較部423とを備えている。
図13は本発明の別の実施例によるアクセスポイントの構成を示すブロック図である。図13において、アクセスポイント116は3つのアンテナ213〜215と、選択スイッチ436と、RF回路424〜426と、検波器427〜429と、ベースバンド430〜432と、誤り訂正回路433〜435と、受信信号レベルを記憶する記憶部437と、記憶した受信信号レベルを比較する比較部438とを備えている。
本発明の各実施例は、管理サーバによる移動先アクセスポイントの予測で、一度に複数のアクセスポイントを予測して移動端末に通知し、移動端末がハンドオーバ前に予め複数のアクセスポイントと帰属処理を行ってもよい。
また、本発明の各実施例は、アクセスポイントによる移動端末の位置・移動情報の検出と、管理サーバによる移動先アクセスポイントの予測を行わずに、管理サーバは移動端末が帰属しているアクセスポイント周辺に位置する全てのアクセスポイントの情報を移動端末に通知し、移動端末がハンドオーバ前に予め周辺に位置する全てのアクセスポイントと帰属処理を行ってもよい。
さらに、本発明の各実施例は、管理サーバによる移動先アクセスポイントの予測で、一度に複数のアクセスポイントを予測して移動端末に通知し、移動端末がハンドオーバ前に予め複数のアクセスポイントと帰属処理を行ってもよい。
さらにまた、本発明の各実施例では、アクセスポイントによる移動端末の位置・移動情報の検出と、管理サーバによる移動先アクセスポイントの予測とを行わずに、管理サーバは移動端末が帰属しているアクセスポイント周辺に位置する全てのアクセスポイントの情報を移動端末に通知し、移動端末がハンドオーバ前に予め周辺に位置する全てのアクセスポイントと帰属処理を行ってもよい。
以上説明したように、本発明では、管理サーバがアクセスポイントの配置情報を保持しているが、アクセスポイントが管理サーバの機能を有し、アクセスポイントの配置情報を保持することで、アクセスポイントが移動先のアクセスポイントの予測、移動端末への予測情報の通知を行ってもよい。
また、本発明では、移動端末とアクセスポイントが、管理サーバの機能を有し、アクセスポイントがアクセスポイントの配置情報を保持し、移動端末への配置情報の通知を行うことで、移動端末が移動端末のハンドオーバ先アクセスポイントを予測してもよい。
さらに、本発明の各実施例は、図4に示すように、アクセスポイントが3つのアンテナを有しているが、あらゆる数のアンテナを有していてもよい。アンテナの数を増やすことで、移動端末の位置・移動情報の検出精度を上げることができる。例えば、指向性のある1つのアンテナと、アンテナを所定の速度で回転させる機能とを有することで、指向性を持った複数のアンテナをそれぞれ異なる方向に向けて配備しているアクセスポイントと同等の機能を持たせてもよい。これによって、アンテナの数を減らすことができる。
本発明の各実施例は、図4に示すように、受信信号レベルを記憶部で記憶し、記憶した受信信号レベルを比較部で比較しているが、図12に示すように、ベースバンド信号品質を記憶部で記憶し、記憶したベースバンド信号品質を比較部で比較してもよい。また、本発明の各実施例は、図13に示すように、誤り率を記憶部で記憶し、記憶した誤り率を比較部で比較してもよい。
したがって、上述した本発明による移動先のアクセスポイントの予測方法はあくまで例示であり、移動端末の位置・移動情報とアクセスポイントの配置情報とから、他の手法を用いて移動先アクセスポイントを予測してもよい。
本発明の一実施例による無線LANシステムの構成を示すブロック図である。 本発明の一実施例におけるフロアに設置されたアクセスポイントの配置の一例を示すフロア平面図である。 本発明の一実施例における管理サーバが保持するアクセスポイントの配置情報の一例を示す図である。 図1に示すアクセスポイントの構成を示すブロック図である。 図1に示すアクセスポイントを上方から見た場合のアンテナの指向性を示す図である。 本発明の一実施例において1つの移動端末に着目した場合のシステム構成を示す図である。 本発明の一実施例においてアクセスポイントを上方から見た場合の移動端末の位置情報の検出方法の一例を示す図である。 本発明の一実施例においてアクセスポイントを上方から見た場合の移動端末の移動情報の検出方法の一例を示す図である。 本発明の一実施例においてアンテナの受信信号レベルの変化を示す図である。 本発明の一実施例による移動先のアクセスポイントの予測方法の一例を示す図である。 本発明の一実施例による移動先アクセスポイントの詳細な予測方法の一例を示す図である。 本発明の他の実施例によるアクセスポイントの構成を示すブロック図である。 本発明の別の実施例によるアクセスポイントの構成を示すブロック図である。
符号の説明
0−1〜0−n,001〜003 移動端末
1−1〜1−n,101〜116,
110′〜114′ アクセスポイント
201〜215 アンテナ
301,302 管理サーバ
401−1〜401−n,409,
422,437 記憶部
402−1〜402−n,410,
423,438 比較部
403 予測部
404,420,436 選択スイッチ
405,411〜413,
424〜426 RF回路
406,414〜416,
427〜429 検波器
407,417〜419,
430〜432 ベースバンド
408,421,433〜435 誤り訂正回路
501 配置情報

Claims (27)

  1. 複数のアクセスポイントと、前記複数のアクセスポイント間をハンドオーバしながら移動する移動端末と、前記複数のアクセスポイント各々の配置情報を保持する管理サーバとからなる無線LAN(LocalArea Network)システムであって、
    前記複数のアクセスポイント各々が、前記アクセスポイントにおける少なくとも受信信号レベルとベースバンド信号品質と誤り率とのいずれかから帰属している移動端末の位置・移動情報を検出する検出手段と、前記位置・移動情報を前記管理サーバに通知する手段とを有し、
    前記管理サーバが、前記位置・移動情報と前記アクセスポイントの配置情報とから前記移動端末がハンドオーバによって次に帰属するアクセスポイントを予測する予測手段と、前記予測手段から得られた前記次に帰属するアクセスポイントの情報を前記移動端末に通知する手段とを有することを特徴とする無線LANシステム。
  2. 前記複数のアクセスポイント各々が、少なくとも指向性を持ちかつそれぞれ異なる方向に向けて配備された複数のアンテナと、少なくとも前記受信信号レベルと前記ベースバンド信号品質と前記誤り率とのいずれかを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶した少なくとも前記受信信号レベルと前記ベースバンド信号品質と前記誤り率とのいずれかを比較する比較手段とを含み、
    前記検出手段は、前記記憶手段及び前記比較手段の情報から前記移動端末の位置・移動情報を検出することを特徴とする請求項1記載の無線LANシステム。
  3. 前記予測手段は、前記移動端末の位置・移動情報と前記アクセスポイントの配置情報とから前記移動端末の移動先に最も近いアクセスポイントを見つけ出し、前記移動端末がハンドオーバによって次に帰属するアクセスポイントを予測することを特徴とする請求項1または請求項2記載の無線LANシステム。
  4. 複数のアクセスポイントと、前記複数のアクセスポイント間をハンドオーバしながら移動する移動端末とからなる無線LAN(LocalArea Network)システムであって、
    前記複数のアクセスポイント各々が、前記複数のアクセスポイント各々の配置情報を保持する保持手段と、前記アクセスポイントにおける少なくとも受信信号レベルとベースバンド信号品質と誤り率とのいずれかから帰属している移動端末の位置・移動情報を検出する検出手段と、前記位置・移動情報と前記アクセスポイントの配置情報とから前記移動端末がハンドオーバによって次に帰属するアクセスポイントを予測する予測手段と、前記予測手段から得られた前記次に帰属するアクセスポイントの情報を前記移動端末に通知する手段とを有することを特徴とする無線LANシステム。
  5. 前記複数のアクセスポイント各々が、少なくとも指向性を持ちかつそれぞれ異なる方向に向けて配備された複数のアンテナと、少なくとも前記受信信号レベルと前記ベースバンド信号品質と前記誤り率とのいずれかを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶した少なくとも前記受信信号レベルと前記ベースバンド信号品質と前記誤り率とのいずれかを比較する比較手段とを含み、
    前記検出手段は、前記記憶手段及び前記比較手段の情報から前記移動端末の位置・移動情報を検出することを特徴とする請求項4記載の無線LANシステム。
  6. 前記予測手段は、前記移動端末の位置・移動情報と前記アクセスポイントの配置情報とから前記移動端末の移動先に最も近いアクセスポイントを見つけ出し、前記移動端末がハンドオーバによって次に帰属するアクセスポイントを予測することを特徴とする請求項4または請求項5記載の無線LANシステム。
  7. 複数のアクセスポイントと、前記複数のアクセスポイント間をハンドオーバしながら移動する移動端末とからなる無線LAN(LocalArea Network)システムであって、
    前記複数のアクセスポイント各々が、前記アクセスポイントにおける少なくとも受信信号レベルとベースバンド信号品質と誤り率とのいずれかから帰属している移動端末の位置・移動情報を検出する検出手段と、前記移動端末が帰属しているアクセスポイント周辺に位置するアクセスポイントの情報を移動端末に通知する手段とを有し、
    前記移動端末が、前記複数のアクセスポイント各々の配置情報を保持する保持手段と、前記位置・移動情報と前記アクセスポイントの配置情報とから前記移動端末がハンドオーバによって次に帰属するアクセスポイントを予測する予測手段とを有することを特徴とする無線LANシステム。
  8. 前記複数のアクセスポイント各々が、少なくとも指向性を持ちかつそれぞれ異なる方向に向けて配備された複数のアンテナと、少なくとも前記受信信号レベルと前記ベースバンド信号品質と前記誤り率とのいずれかを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶した少なくとも前記受信信号レベルと前記ベースバンド信号品質と前記誤り率とのいずれかを比較する比較手段とを含み、
    前記検出手段は、前記記憶手段及び前記比較手段の情報から前記移動端末の位置・移動情報を検出することを特徴とする請求項7記載の無線LANシステム。
  9. 前記予測手段は、前記移動端末の位置・移動情報と前記アクセスポイントの配置情報とから前記移動端末の移動先に最も近いアクセスポイントを見つけ出し、前記移動端末がハンドオーバによって次に帰属するアクセスポイントを予測することを特徴とする請求項7または請求項8記載の無線LANシステム。
  10. 複数のアクセスポイントと、前記複数のアクセスポイント間をハンドオーバしながら移動する移動端末とを含む無線LAN(LocalArea Network)システムにおいて前記複数のアクセスポイント各々の配置情報を保持する管理サーバであって、
    前記複数のアクセスポイント各々が検出しかつ前記アクセスポイントにおける少なくとも受信信号レベルとベースバンド信号品質と誤り率とのいずれかから帰属している移動端末の位置・移動情報と前記アクセスポイントの配置情報とから前記移動端末がハンドオーバによって次に帰属するアクセスポイントを予測する予測手段と、前記予測手段から得られた前記次に帰属するアクセスポイントの情報を前記移動端末に通知する手段とを有することを特徴とする管理サーバ。
  11. 前記予測手段は、前記移動端末の位置・移動情報と前記アクセスポイントの配置情報とから前記移動端末の移動先に最も近いアクセスポイントを見つけ出し、前記移動端末がハンドオーバによって次に帰属するアクセスポイントを予測することを特徴とする請求項10記載の管理サーバ。
  12. 複数のアクセスポイントと、前記複数のアクセスポイント間をハンドオーバしながら移動する移動端末と、前記複数のアクセスポイント各々の配置情報を保持する管理サーバとからなる無線LAN(LocalArea Network)システムに用いられるアクセスポイントであって、
    自機における少なくとも受信信号レベルとベースバンド信号品質と誤り率とのいずれかから帰属している移動端末の位置・移動情報を検出する検出手段と、前記位置・移動情報を前記管理サーバに通知する手段とを有し、
    前記管理サーバが、前記位置・移動情報と前記複数のアクセスポイントの配置情報とから前記移動端末がハンドオーバによって次に帰属するアクセスポイントを予測し、前記次に帰属するアクセスポイントの情報を前記移動端末に通知することを特徴とするアクセスポイント。
  13. 少なくとも指向性を持ちかつそれぞれ異なる方向に向けて配備された複数のアンテナと、少なくとも前記受信信号レベルと前記ベースバンド信号品質と前記誤り率とのいずれかを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶した少なくとも前記受信信号レベルと前記ベースバンド信号品質と前記誤り率とのいずれかを比較する比較手段とを含み、
    前記検出手段が、前記記憶手段及び前記比較手段の情報から前記移動端末の位置・移動情報を検出することを特徴とする請求項12記載のアクセスポイント。
  14. 複数のアクセスポイントと、前記複数のアクセスポイント間をハンドオーバしながら移動する移動端末とからなる無線LAN(LocalArea Network)システムに用いられるアクセスポイントであって、
    前記複数のアクセスポイント各々の配置情報を保持する保持手段と、前記アクセスポイントにおける少なくとも受信信号レベルとベースバンド信号品質と誤り率とのいずれかから帰属している移動端末の位置・移動情報を検出する検出手段と、前記位置・移動情報と前記アクセスポイントの配置情報とから前記移動端末がハンドオーバによって次に帰属するアクセスポイントを予測する予測手段と、前記予測手段から得られた前記次に帰属するアクセスポイントの情報を前記移動端末に通知する手段とを有することを特徴とするアクセスポイント。
  15. 前記複数のアクセスポイント各々が、少なくとも指向性を持ちかつそれぞれ異なる方向に向けて配備された複数のアンテナと、少なくとも前記受信信号レベルと前記ベースバンド信号品質と前記誤り率とのいずれかを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶した少なくとも前記受信信号レベルと前記ベースバンド信号品質と前記誤り率とのいずれかを比較する比較手段とを含み、
    前記検出手段は、前記記憶手段及び前記比較手段の情報から前記移動端末の位置・移動情報を検出することを特徴とする請求項14記載のアクセスポイント。
  16. 前記予測手段は、前記移動端末の位置・移動情報と前記アクセスポイントの配置情報とから前記移動端末の移動先に最も近いアクセスポイントを見つけ出し、前記移動端末がハンドオーバによって次に帰属するアクセスポイントを予測することを特徴とする請求項14または請求項15記載のアクセスポイント。
  17. 複数のアクセスポイントと、前記複数のアクセスポイント間をハンドオーバしながら移動する移動端末とからなる無線LAN(LocalArea Network)システムに用いられるアクセスポイントであって、
    自機における少なくとも受信信号レベルとベースバンド信号品質と誤り率とのいずれかから帰属している移動端末の位置・移動情報を検出する検出手段と、前記移動端末が帰属しているアクセスポイント周辺に位置するアクセスポイントの情報を移動端末に通知する手段とを有し、
    前記移動端末が、前記複数のアクセスポイント各々の配置情報と前記位置・移動情報とから前記移動端末がハンドオーバによって次に帰属するアクセスポイントを予測することを特徴とするアクセスポイント。
  18. 少なくとも指向性を持ちかつそれぞれ異なる方向に向けて配備された複数のアンテナと、少なくとも前記受信信号レベルと前記ベースバンド信号品質と前記誤り率とのいずれかを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶した少なくとも前記受信信号レベルと前記ベースバンド信号品質と前記誤り率とのいずれかを比較する比較手段とを含み、
    前記検出手段が、前記記憶手段及び前記比較手段の情報から前記移動端末の位置・移動情報を検出することを特徴とする請求項17記載のアクセスポイント。
  19. 複数のアクセスポイントと、前記複数のアクセスポイント間をハンドオーバしながら移動する移動端末と、前記複数のアクセスポイント各々の配置情報を保持する管理サーバとからなる無線LAN(LocalArea Network)システムに用いられるハンドオーバ制御方法であって、
    前記複数のアクセスポイント各々が、前記アクセスポイントにおける少なくとも受信信号レベルとベースバンド信号品質と誤り率とのいずれかから帰属している移動端末の位置・移動情報を検出する第1の処理と、前記位置・移動情報を前記管理サーバに通知する第2の処理とを実行し、
    前記管理サーバが、前記位置・移動情報と前記アクセスポイントの配置情報とから前記移動端末がハンドオーバによって次に帰属するアクセスポイントを予測する第3の処理と、前記予測手段から得られた前記次に帰属するアクセスポイントの情報を前記移動端末に通知する第4の処理とを実行することを特徴とするハンドオーバ制御方法。
  20. 前記複数のアクセスポイント各々に、少なくとも指向性を持ちかつそれぞれ異なる方向に向けて配備された複数のアンテナを設け、
    前記複数のアクセスポイント各々が、少なくとも前記受信信号レベルと前記ベースバンド信号品質と前記誤り率とのいずれかを記憶する記憶手段に記憶した少なくとも前記受信信号レベルと前記ベースバンド信号品質と前記誤り率とのいずれかを比較する第5の処理を実行し、
    前記第1の処理は、前記記憶手段の情報及び前記第5の処理の情報から前記移動端末の位置・移動情報を検出することを特徴とする請求項19記載のハンドオーバ制御方法。
  21. 前記第3の処理は、前記移動端末の位置・移動情報と前記アクセスポイントの配置情報とから前記移動端末の移動先に最も近いアクセスポイントを見つけ出し、前記移動端末がハンドオーバによって次に帰属するアクセスポイントを予測することを特徴とする請求項19または請求項20記載のハンドオーバ制御方法。
  22. 複数のアクセスポイントと、前記複数のアクセスポイント間をハンドオーバしながら移動する移動端末とからなる無線LAN(LocalArea Network)システムに用いられるハンドオーバ制御方法であって、
    前記複数のアクセスポイント各々が、前記アクセスポイントにおける少なくとも受信信号レベルとベースバンド信号品質と誤り率とのいずれかから帰属している移動端末の位置・移動情報を検出する第1の処理と、前記位置・移動情報と前記複数のアクセスポイント各々の配置情報を保持する保持手段に保持された前記アクセスポイントの配置情報とから前記移動端末がハンドオーバによって次に帰属するアクセスポイントを予測する第2の処理と、前記第2の処理から得られた前記次に帰属するアクセスポイントの情報を前記移動端末に通知する第3の処理とを実行することを特徴とするハンドオーバ制御方法。
  23. 前記複数のアクセスポイント各々に、少なくとも指向性を持ちかつそれぞれ異なる方向に向けて配備された複数のアンテナと、少なくとも前記受信信号レベルと前記ベースバンド信号品質と前記誤り率とのいずれかを記憶する記憶手段とを設け、
    前記複数のアクセスポイント各々が、前記記憶手段に記憶した少なくとも前記受信信号レベルと前記ベースバンド信号品質と前記誤り率とのいずれかを比較する第4の処理を実行し、
    前記第1の処理は、前記記憶手段の情報及び前記第4の処理の情報から前記移動端末の位置・移動情報を検出することを特徴とする請求項22記載のハンドオーバ制御方法。
  24. 前記第2の処理は、前記移動端末の位置・移動情報と前記アクセスポイントの配置情報とから前記移動端末の移動先に最も近いアクセスポイントを見つけ出し、前記移動端末がハンドオーバによって次に帰属するアクセスポイントを予測することを特徴とする請求項22または請求項23記載のハンドオーバ制御方法。
  25. 複数のアクセスポイントと、前記複数のアクセスポイント間をハンドオーバしながら移動する移動端末とからなる無線LAN(LocalArea Network)システムに用いられるハンドオーバ制御方法であって、
    前記複数のアクセスポイント各々が、前記アクセスポイントにおける少なくとも受信信号レベルとベースバンド信号品質と誤り率とのいずれかから帰属している移動端末の位置・移動情報を検出する第1の処理と、前記移動端末が帰属しているアクセスポイント周辺に位置するアクセスポイントの情報を移動端末に通知する第2の処理とを実行し、
    前記移動端末が、前記複数のアクセスポイント各々の配置情報を保持する保持手段に保持した前記位置・移動情報と前記アクセスポイントの配置情報とから前記移動端末がハンドオーバによって次に帰属するアクセスポイントを予測する第3の処理を実行することを特徴とするハンドオーバ制御方法。
  26. 前記複数のアクセスポイント各々に、少なくとも指向性を持ちかつそれぞれ異なる方向に向けて配備された複数のアンテナを設け
    前記複数のアクセスポイント各々が、少なくとも前記受信信号レベルと前記ベースバンド信号品質と前記誤り率とのいずれかを記憶する記憶手段に記憶した少なくとも前記受信信号レベルと前記ベースバンド信号品質と前記誤り率とのいずれかを比較する第4の処理を実行し、
    前記第1の処理は、前記記憶手段及び前記比較手段の情報から前記移動端末の位置・移動情報を検出することを特徴とする請求項25記載のハンドオーバ制御方法。
  27. 前記第3の処理は、前記移動端末の位置・移動情報と前記アクセスポイントの配置情報とから前記移動端末の移動先に最も近いアクセスポイントを見つけ出し、前記移動端末がハンドオーバによって次に帰属するアクセスポイントを予測することを特徴とする請求項25または請求項26記載のハンドオーバ制御方法。
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