JP2002144457A - 模様付金属製パイプ及びその加工方法 - Google Patents

模様付金属製パイプ及びその加工方法

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Abstract

(57)【要約】 [課題] 軽量で防錆性、耐水性、防火性、耐久性を有
する外観的にも優美な模様付金属製パイプ及びその加工
方法を提供する。 [解決手段] 熱硬化性樹脂3、4、5を積層した金属
製パイプ1に、凹凸を表面に形成したローラー8を回転
させて凹凸模様若しくは木目等の模様を表現後、熱硬化
性樹脂6を塗布し、焼付け乾燥冷却したことを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は模様付金属製パイプ及び
その加工方法、更に詳しくは熱硬化性樹脂を金属性パイ
プに積層塗布し、凹凸を表面に形成したローラーを回転
させることで、耐久性及び防火性に富んだ特に木材代用
の構築用材等に適した模様付金属製パイプ及びその加工
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、公園等の防護柵、橋等の欄干、道
路分離柵等は殆ど木材或いはコンクリート製品を使用し
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べたよ
うに、公園等の防護柵、橋等の欄干、道路分離柵等は殆
ど木材或いはコンクリート製品を使用しているので、木
材の場合は耐久性及び強度に欠けるので劣化し景観を損
なうという問題点があった。また、コンクリート製品の
場合は重量が重いので施工の際に労力を要し、ひび割れ
等が生じてやはり景観を損なうという問題点があった。
そこで本発明は、従来の技術で述べたような問題点に鑑
みてなされたものであり、その目的とするところは、軽
量で防錆性、耐水性、防火性、耐久性を有する外観的に
も優美な模様付金属製パイプ及びその加工方法を提供す
ることを目的としたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のうち請求項1記載の発明は、熱硬化性樹脂
を積層した金属製パイプに、ローラーを回転させて凹凸
模様若しくは木目等の模様を表現後、更に熱硬化性樹脂
を塗布し、焼付け乾燥冷却したことを特徴とする。本発
明のうち請求項2記載の発明は、熱硬化性樹脂層からな
る模様付金属製パイプは構築用材として使用するもので
ある。本発明のうち請求項3記載の発明は、ローラーの
表面に凹凸を形成したことを特徴とする。本発明のうち
請求項4記載の発明は、金属製パイプの表面を洗浄処理
後、該金属製パイプの表面に熱硬化性樹脂により下塗り
その上面に中塗りを施し、次に焼付乾燥と冷却処理を行
い、次に熱硬化性樹脂により金属製パイプの表面全面若
しくは部分的に塗布し、この塗布された熱硬化性樹脂が
未乾燥のうちに圧力を調整しながら凹凸を表面に形成し
たローラーを回転させて模様を表現し、更に熱硬化性樹
脂を塗布し焼付け乾燥と冷却とを行うことを特徴とす
る。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
を、図面に基づいて説明する。各図面において、図1は
図2のA−A線断面図、図2は金属製パイプに模様を形
成する状態を示す側面図、図3は金属製パイプに模様を
表現した状態を示す斜視図、図4は模様付金属製パイプ
の横断面図である。金属製パイプ1は、例えば鉄、アル
ミニウム、ステンレス等の材質よりなり、大きさは使用
目的により異なるものである。洗浄された金属製パイプ
1は、熱硬化性樹脂例えばエポキシ系プライマー2、ア
クリル系樹脂塗料3、4、5、6が順次塗布され、金属
製パイプ1の外周面には、図1及び図2に示されるよう
に金属製パイプ1の軸心線を中心として周方向に120
度の範囲の曲面に対応する、表面に弾力性部材例えばウ
レタンゴム7を取付けて凹凸を形成した鼓形状のローラ
ー8の加圧回転によって、図3に示されるような例えば
木目模様を形成する。
【0006】次に模様付金属製パイプの加工方法を説明
する。脱脂剤を用いて洗浄を行った金属性パイプ1の全
表面に熱硬化性樹脂を用いて下塗りと中塗りを施した
後、焼付け及び乾燥を行って冷却し、次にアクリル系樹
脂塗料を全表面に塗布し、続けて異なった色彩のアクリ
ル系樹脂塗料を部分的に塗布し、金属製パイプ1の軸心
線を中心として周方向に120度の範囲を、凹凸を表面
に形成したローラー8によって加圧回転させながら軸方
向に沿って模様を順次形成し、焼付け、乾燥及び冷却を
施して積層された熱硬化性樹脂を安定的に固着してい
る。このように形成された模様付金属性パイプの加工工
程は、全体で9工程からなり、各工程は、 第1工程 金属性パイプ1表面の油分及び汚れを除去す
る。化学薬品を用いて油分及び汚れを除去した場合は、
アルカリ性脱脂剤にて洗浄する工程、 第2工程 洗浄された金属性パイプ1を乾燥させた後、
下塗りとして熱硬化性樹脂例えばエポキシ系プライマー
2をスプレーガンにて全面塗装する。この塗料の膜厚は
5〜10μとする工程、 第3工程 中塗として熱硬化性樹脂例えばアクリル系樹
脂塗料3をスプレーガンにて全面塗装する。この塗料の
膜厚は20〜25μとする工程、 第4工程 中塗後、約10〜15分間かけて金属製パイ
プ1を160°迄昇温させ、温度160°で約20分間
保持させて自然放冷若しくは強制放冷させる工程、 第5工程 模様塗りとして熱硬化性樹脂例えばアクリル
系樹脂塗料4をスプレーガン若しくは刷毛により全面塗
装する。この塗料の膜厚は30〜50μとする工程、 第6工程 第5工程のアクリル系樹脂塗料4による塗装
が未乾燥のうちに、アクリル系樹脂塗料4とは別の色彩
を有する熱硬化性樹脂例えばアクリル系樹脂塗料5を部
分的に例えばローラー刷毛により塗装する。この塗料の
膜厚は10〜15μとする工程、 第7工程 模様塗りを第5工程及び第6工程で施した
後、ローラー8の下方に位置させ、金属性パイプ1の一
端を、凹凸を表面に形成したローラー8の表面に接触さ
せてローラー8の加圧回転と共に金属性パイプ1を一端
より軸方向に沿って他端の方向へ移動させ、金属製パイ
プ1の軸心線を中心として周方向に120度の範囲且つ
軸方向に沿った表面に模様付け後、金属製パイプ1を周
方向に120°回転させ同様な方法で模様付けし、更に
120°回転させて節目、征目を有する木目模様を金属
製パイプ1全表面に形成する工程。この場合、ローラー
8の加圧の強弱、正逆回転を予め所定の位置に設定して
おけば同一模様を有する模様付金属製パイプを加工する
ことができる、 第8工程 熱硬化性樹脂例えばアクリル系樹脂塗料6を
スプレーガンにより全面に塗装する工程。このように塗
装することで、木質感を高めると共にこのような工程に
より積層された熱硬化性樹脂3、4、5の塗膜を長期間
保護して錆の発生を防止する。この塗料の膜厚は20〜
25μとする。なお、塗料はフッ素含有塗料、シリコン
樹脂、ウレタン樹脂等各種塗料を使用することもでき
る。 第9工程 約10〜15分間かけて金属製パイプ1を1
60°迄昇温させ、温度160°で約20分間保持させ
て自然放冷させる工程、
【0007】このような工程によって加工された模様付
金属製パイプは、耐蝕性、耐久性を有する構築材料とし
て使用することができる。
【0008】
【発明の効果】金属製パイプの全周面に熱硬化性樹脂塗
料を積層して形成しているので、強度と耐久性を有する
という効果がある。金属製パイプの外周面に木目模様を
形成したので、木材代用として使用することができると
いう効果がある。ローラーは、金属製パイプの軸心線を
中心として周方向に120度の範囲の曲面に対応する、
表面に弾力性部材例えばウレタンゴムを取付けて凹凸を
形成したた鼓形状をしているので、金属製パイプの外周
面に節目、征目を有する木目模様を容易に表現すること
が可能となり、更に金属性パイプに対する加圧の強弱、
正逆回転の位置を予め設定することで、同一模様の模様
付金属製パイプを多量に生産することができる。更に、
模様付金属製パイプは防錆性と強度と耐久性を有するの
で、公園等の防護柵、橋等の高欄、道路分離柵等の構築
物に使用しても劣化する虞がなく、また軽量であるので
作業性の向上化を図り得ることができると共に色の選択
により景観に潤いと夢を与えるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2のA−A線断面図である。
【図2】金属製パイプに模様を形成する状態を示す側面
図である。
【図3】金属製パイプに模様を表現した状態を示す斜視
図である。
【図4】模様付金属製パイプの横断面図である。
【符号の説明】
1 金属性パイプ 2 エポキシ系プライマー 3、4、5、6 アクリル系樹脂塗料 8 ローラー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16L 58/02 F16L 58/02 // B29C 59/04 B29C 59/04 Z B29K 101:10 B29K 101:10 105:22 105:22 B29L 23:00 B29L 23:00 31:10 31:10 Fターム(参考) 2D101 CA06 CA11 CB05 DA04 FA13 FA23 FA27 3H024 EA02 EB01 EC01 ED01 EE01 4F100 AB01B AK01A AK01C BA03 BA10B BA10C DA11 DD01A EH46 EJ48 GB07 HB01A JB13A JB13C JK01 4F209 AA36 AD03 AD12 AD18 AG03 AG05 AG08 AH43 PA03 PB02 PC05 PH27 PQ01 4K044 AA01 AB03 BA21 BB03 BB14 BC02 BC09 BC11 CA53 CA62

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱硬化性樹脂を積層した金属製パイプ
    に、ローラーを回転させて凹凸模様若しくは木目等の模
    様を表現後、更に熱硬化性樹脂を塗布し、焼付け乾燥冷
    却したことを特徴とする模様付金属製パイプ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の熱硬化性樹脂層からなる
    構築用材。
  3. 【請求項3】 ローラーの表面に凹凸を形成したことを
    特徴とする請求項1記載の模様付金属製パイプ。
  4. 【請求項4】 金属製パイプの表面を洗浄処理後、該金
    属製パイプの表面に熱硬化性樹脂により下塗りその上面
    に中塗りを施し、次に焼付乾燥と冷却処理を行い、次に
    熱硬化性樹脂により金属製パイプの表面全面若しくは部
    分的に塗布し、この塗布された熱硬化性樹脂が未乾燥の
    うちに圧力を調整しながら凹凸を表面に形成したローラ
    ーを回転させて模様を表現し、更に熱硬化性樹脂を塗布
    し焼付け乾燥と冷却とを行うことを特徴とする金属製パ
    イプの加工方法。
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JP2018500167A (ja) * 2014-12-30 2018-01-11 セブ ソシエテ アノニム 機械的処理によって台所用品を装飾する方法

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