JP2002144070A - レーザ加工用被加工物支持装置 - Google Patents

レーザ加工用被加工物支持装置

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JP2002144070A
JP2002144070A JP2000335362A JP2000335362A JP2002144070A JP 2002144070 A JP2002144070 A JP 2002144070A JP 2000335362 A JP2000335362 A JP 2000335362A JP 2000335362 A JP2000335362 A JP 2000335362A JP 2002144070 A JP2002144070 A JP 2002144070A
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Japan
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laser processing
receiving plate
processing stage
light receiving
laser
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JP2000335362A
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Kenichiro Osawa
健一郎 大澤
Toshifumi Ito
敏文 伊藤
Hideaki Ninomiya
英昭 二宮
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TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レーザ加工によりレーザ加工ステージ表面が
荒れることがなく、保守性が良好なレーザ加工用被加工
物支持装置を提供する。 【解決手段】 テーブル1の上面に受光板を配置する面
として受光板載置面2を形成し、ここに受光板10を載
置固定する。また、テーブル1の上面に前記受光板上面
よりも高い位置にレーザ加工ステージ20をスペーサ部
3で支える。レーザ加工ステージ20は、レーザ光の透
過率が90%以上の剛性を有する無機材料で構成されて
おり、好ましくは軟化点温度が800℃以上である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザ加工装置に
おけ被加工物支持装置に係り、とくにレーザ加工ステー
ジの材質、構造を工夫したレーザ加工用被加工物支持装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、レーザ加工を施す被加工物を載置
する被加工物支持装置の加工ステージとしては、ステン
レス製のステージが知られている(特開平6−2856
66号公報)。
【0003】既存のステンレス製ステージでは、ステー
ジ表面にてレーザ光を100%受光し焼かれ、その結
果、加工頻度に応じてステージ表面に焼け跡が残り、荒
れることとに繋がった。
【0004】また、ステージ表面が荒れて、製品加工時
に表面の荒れが製品特性に影響を与える問題がある。
【0005】さらに、既存のステンレス製加工ステージ
では加工頻度に応じてステージ表面が荒れてくるため、
ある周期を持ってメンテナンス(研磨等)を行いステー
ジの平面度を確保する為ランニングコストがかかる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の点に
鑑み、レーザ加工によりレーザ加工ステージ表面が荒れ
ることがなく、保守性が良好なレーザ加工用被加工物支
持装置を提供することを目的とする。
【0007】本発明のその他の目的や新規な特徴は後述
の実施の形態において明らかにする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るレーザ加工用被加工物支持装置は、被
加工物支持面をなすレーザ加工ステージを、レーザ光の
透過率が90%以上の剛性を有する無機材料で構成した
ことを特徴としている。
【0009】前記レーザ加工用被加工物支持装置におい
て、前記無機材料の軟化点温度を800℃以上にすると
よい。
【0010】前記レーザ加工ステージの下側に前記レー
ザ光を吸収する受光板を設置するとよい。
【0011】前記レーザ加工ステージ及び前記受光板を
支持するテーブルを備え、前記テーブルは前記受光板の
配置面を有するとともに、前記受光板上面よりも高い位
置に前記レーザ加工ステージを支えるスペーサ部を前記
テーブルと一体又は別体に有する構成にするとよい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るレーザ加工用
被加工物支持装置の実施の形態を図面に従って説明す
る。
【0013】図1乃至図3において、1は鉄製等のテー
ブル、10は黒色の焼付け塗装を施したアルミ板等のレ
ーザ光を吸収する受光板、20はレーザ光の透過率が9
0%以上でかつ剛性を有する、軟化点温度が800℃以
上の無機材料からなる平板状のレーザ加工ステージであ
る。
【0014】テーブル1の上面には受光板を配置する面
として受光板載置面2が形成されており、ここに受光板
10が載置され、図2の受光板固定ボルト15で固定さ
れる。また、テーブル1の上面には前記受光板上面より
も高い位置にレーザ加工ステージ20を支えるスペーサ
部(支柱部)3が所定間隔で一体に形成されている。ス
ペーサ部3はテーブル1と一体でなくともよく、別体、
つまり別部品であってもよい。なお、図3のように受光
板10には前記スペーサ部3を避ける抜き穴11が形成
されている。
【0015】前記テーブル1には位置決めピン挿入穴4
が形成されており、ここにレーザ加工ステージ20の位
置を規制する位置決めピン40が差し込まれるようにな
っている。
【0016】前記レーザ加工ステージ20は、上面が被
加工物支持面となっており、レーザ光をステージ表面で
受光、吸収しないようにすることで、レーザ加工に伴っ
てその表面が荒れないようにするために、レーザ光の透
過率が高い無機材料を用いている。具体的には、無機材
料として耐熱性ガラスを用いる。その理由は、レーザ光
に対する耐熱性と透過率の2点を考慮したことによる。
使用する耐熱性ガラスは、軟化点温度が800℃以上で
あり、レーザ加工に使用するレーザ光に対する透過率が
90%以上であるからである。前記軟化点温度が800
℃未満であるとレーザ加工中にレーザ加工ステージ20
が軟化する恐れがあるので好ましくない。また、使用す
るレーザ光の透過率はできるだけ高いほうがよく、透過
率90%未満では部分的な発熱によりレーザ加工ステー
ジ20の変形等が発生する恐れがあり好ましくない。
【0017】前記レーザ加工ステージ20にはその上に
設置する被加工物を負圧で吸着できるように微小径の吸
着穴21が厚み方向に複数形成されている。また、テー
ブル1の下側には真空吸引用継手50が取り付けられて
おり、この継手50に連通する図示しない真空吸引路が
テーブル1内に形成されていて、受光板載置面2に図2
の真空吸引穴51として開口している。テーブル1上に
レーザ加工ステージ20を載せたときに、レーザ加工ス
テージ20の周縁部とこれに対応するテーブル1の方形
枠をなす凸条部5とは密接するようになっており、この
結果、受光板載置面2の上方空間はテーブル1とレーザ
加工ステージ20とで囲まれ、吸着穴21及び真空吸引
路以外は閉じた空間となるから、継手50側を真空排気
することでレーザ加工ステージ20上に載せられた被加
工物を負圧で吸着保持できる。
【0018】前記レーザ加工ステージ20のテーブル1
に対する位置決め固定は、前記テーブル1の位置決めピ
ン挿入穴4に位置決めピン40を差し込み、各ピン40
にレーザ加工ステージ20の縁を当接させて位置決めし
ながら、固定具30にてレーザ加工ステージ20の四隅
を固定することで行う。そして、レーザ加工ステージ2
0上に載置された被加工物は、テーブル1側の真空吸引
用継手50から真空排気することで、レーザ加工ステー
ジ20の各吸着穴21によって負圧で吸着保持され、こ
の状態にて所要のレーザ加工を被加工物に施すことがで
きる。
【0019】この実施の形態によれば、次の通りの効果
を得ることができる。
【0020】(1) レーザ加工ステージ20として、レ
ーザ光に対する透過率が90%以上の耐熱ガラス等の無
機材料を使用しており、これによりレーザ光は無機材料
を透過する為、レーザ加工ステージ20の被加工物を載
置する面(加工面)が荒れることがない。従って、長期
間レーザ加工ステージの平面度を確保することができ
る。
【0021】(2) レーザ加工ステージ20を透過して
きたレーザ光によりステージ下側の損傷を防ぐ為に、レ
ーザ光を受け止め、吸収する受光板10をレーザ加工ス
テージ20の下に置いている。受光板10としては黒色
の焼付け塗装を施したアルミ板等を用いることができ、
これによりレーザ加工ステージ20を透過したレーザ光
を受けて吸収する(反射を防ぐ)構造として、テーブル
1等の損傷を防止できる。
【0022】(3) 耐熱性ガラス等でステージ20を構
成することで、ステージ表面が荒れることがなくなり、
ある周期を持ってメンテナンス(研磨等)を行う必要が
なくなった。但し、透過してステージ20下側へ入るレ
ーザ光を受光、吸収する受光板10を交換する必要はあ
るが、従来のステンレス製ステージの研磨等を行うより
もランニングコストが低く抑えられた。
【0023】(4) レーザ加工ステージ20の大きさに
よってはステージ20が撓む恐れがあるが、レーザ加工
ステージ20を固定するテーブル1とステージ20の間
にスペーサ部3を設けることよりステージ20を数カ所
で支持してステージ平面度を確保することができる。
【0024】(5) 前記スペーサ部3にて受光板10上
面よりも高い位置にレーザ加工ステージ20を支えるこ
とで、受光板10とレーザ加工ステージ20の下面との
間に微小隙間ができ、受光板10がレーザ光を受けて変
形したとしてもレーザ加工ステージ20には影響が及ぶ
ことがない。
【0025】(6) レーザ加工ステージ20の吸着穴2
1、テーブル1の受光板載置面2とレーザ加工ステージ
20で挟まれた空間、テーブル1内の吸引経路、真空吸
引用継手50の経路で真空吸引することで、被加工物を
吸着、保持できる。
【0026】なお、レーザ加工ステージ20の面積が小
さければ、テーブル1に形成された方形枠状の凸条部5
でレーザ加工ステージ20の周縁部を支えるだけでよ
く、スペーサ部3は省略できる。
【0027】以上本発明の実施の形態について説明して
きたが、本発明はこれに限定されることなく請求項の記
載の範囲内において各種の変形、変更が可能なことは当
業者には自明であろう。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るレー
ザ加工用被加工物支持装置によれば、レーザ加工ステー
ジの材質、支持構造等を工夫することで、レーザ加工に
よりレーザ加工ステージ表面が荒れることを解消し、保
守性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るレーザ加工用被加工物支持装置の
実施の形態を示す一部を断面とした正面図である。
【図2】同平面図である。
【図3】実施の形態の要部拡大断面図である。
【符号の説明】
1 テーブル 2 受光板載置面 3 スペーサ部 4 ピン挿入穴 5 凸条部 10 受光板 11 抜き穴 15 受光板固定ボルト 20 レーザ加工ステージ 21 吸着穴 30 固定具 40 位置決めピン 50 真空吸引用継手
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 二宮 英昭 東京都中央区日本橋一丁目13番1号ティー ディーケイ株式会社内 Fターム(参考) 4E068 CE09 CF04

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加工物支持面をなすレーザ加工ステー
    ジを、レーザ光の透過率が90%以上の剛性を有する無
    機材料で構成したことを特徴とするレーザ加工用被加工
    物支持装置。
  2. 【請求項2】 前記無機材料の軟化点温度が800℃以
    上である請求項1記載のレーザ加工用被加工物支持装
    置。
  3. 【請求項3】 前記レーザ加工ステージの下側に前記レ
    ーザ光を吸収する受光板を設置した請求項1又は2記載
    のレーザ加工用被加工物支持装置。
  4. 【請求項4】 前記レーザ加工ステージ及び前記受光板
    を支持するテーブルを備え、前記テーブルは前記受光板
    の配置面を有するとともに、前記受光板上面よりも高い
    位置に前記レーザ加工ステージを支えるスペーサ部を前
    記テーブルと一体又は別体に有する請求項1,2又は3
    記載のレーザ加工用被加工物支持装置。
  5. 【請求項5】 前記レーザ加工ステージに被加工物の吸
    着手段を設けてなる請求項1,2,3又は4記載のレー
    ザ加工用被加工物支持装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006517730A (ja) * 2003-01-22 2006-07-27 フィーコ ビー.ブイ. キャリヤ、ホルダー、レーザー切断装置及びレーザー光を使用する半導体製品の分離方法
US7101797B2 (en) 2002-09-02 2006-09-05 Tokyo Electron Limited Substrate processing device and processing method
KR20150071369A (ko) * 2013-12-18 2015-06-26 삼성디스플레이 주식회사 기판 절단 장치

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20150071369A (ko) * 2013-12-18 2015-06-26 삼성디스플레이 주식회사 기판 절단 장치
KR102178163B1 (ko) * 2013-12-18 2020-11-13 삼성디스플레이 주식회사 기판 절단 장치

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