JP2000343257A - 戻り光除去方法と装置 - Google Patents

戻り光除去方法と装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マスクからの戻り光を確実に防止できるレー
ザアニーリング装置その他のレーザ加工装置。 【解決手段】 レーザ光源10からのレーザ光ALを縮
小された矩形のビームとしてワークW上の所定領域に入
射させる。ワークW上には、アモルファスSi等の非晶
質半導体の薄膜が形成されており、矩形のビームの照射
及び走査によって半導体の所定領域がアニール、再結晶
化され、電気的特性の優れた半導体薄膜を提供すること
ができる。この際、マスク組立体22に、スリットを形
成したマスク22aと、このマスク22aの入射面側に
マスク22aに対して所定角だけ傾斜した反射部材22
bとを組み込んでいるので、反射部材22bに形成した
反射面である反射パターン86によって、レーザ光AL
がマスク22aから逆進することを阻止し、マスク22
aからの意図しない反射光が光源側のホモジナイザ21
等にダメージを与えることを防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、マスク像をワー
ク上に投射するタイプのレーザアニーリング装置その他
のレーザ加工装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】レーザアニーリング装置では、アモルフ
ァスSi膜を形成した基板上にホモジナイザと呼ばれる
ビーム整形光学系を用いて線状のアニール光である長尺
ビームを照射するとともに、この長尺ビームを基板上で
短軸方向に1軸スキャン照射することにより、基板上の
アモルファスSi膜を一様に多結晶化している。
【0003】
【解決しようとする課題】しかし、上記のようなレーザ
アニーリング装置では、精度の低い長尺ビームを用いて
いるので、目標とする領域を高精度でレーザアニールす
るという目的には適さない。
【0004】ここで、細長い矩形の開口を有するマスク
をアニール光で照明し、マスクの開口像を基板上に縮小
投影すれば、高精度のレーザアニールも可能になると考
えられるが、マスクからの戻り光を防止する必要があ
る。すなわち、マスクからの意図しない反射光(加工に
利用されない光)が光源側の光学要素に集光してこれら
にダメージを与えることを防止する必要が生じる。
【0005】そこで、本発明は、上記のようなマスクか
らの戻り光を確実に防止できるレーザアニーリング装置
その他のレーザ加工装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明のレーザ加工装置は、レーザ光によって照明
されたマスクの像をワーク上に投影することによってワ
ークの加工を行うレーザ加工装置であって、マスクの入
射面側に配置されるとともにこのマスクに対して所定角
度を成す反射面を有する反射部材によって、レーザ光が
マスクから逆進することを阻止する。
【0007】この場合、マスクの入射面側にこのマスク
に対して所定角度を成す反射面を有する反射部材によっ
て、レーザ光がマスクから逆進することを阻止するの
で、マスクからの意図しない反射光が光源側の他の光学
要素にダメージを与えることを防止できる。
【0008】また、上記装置の好ましい態様では、反射
部材が、マスクの光透過部の形状に対応する形状の反射
面を有し、光透過部を除いた光透過部の周辺に入射する
レーザ光を遮る。
【0009】この場合、反射面の形状を利用して、光透
過部を除いた光透過部の周辺に入射するレーザ光を遮る
ので、マスクの光透過部の完全な照明が可能になるとも
に、光透過部周辺で反射光による戻り光を効果的に防止
できる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係るレーザ加工
装置の一実施形態であるレーザアニーリング装置の構造
を概念的に説明する図である。
【0011】このレーザアニーリング装置は、ガラス基
板上にアモルファス状Si等の半導体薄膜を形成したワ
ークWを熱処理するためのもので、かかる半導体薄膜を
加熱するためのエキシマレーザその他のレーザ光ALを
発生するレーザ光源10と、このレーザ光ALをライン
状(微細な矩形)にして所定の照度でワークW上に入射
させる照射光学系20と、ワークWを載置してワークW
をX−Y面内で滑らかに並進移動させることができると
ともにZ軸の回りに回転移動させることができるプロセ
スステージ装置30とを備える。
【0012】照射光学系20は、入射したレーザ光AL
を均一な分布とするとともに所望の断面形状とするビー
ム整形手段であるホモジナイザ21と、ホモジナイザ2
1を経たレーザ光ALを細い矩形ビームに絞るためのス
リットを形成しているマスクを組み込んだマスク組立体
22と、マスクのスリット像をワークW上に縮小投影す
るイメージングレンズすなわち投影レンズ23とからな
る。このうち、マスク組立体22は、マスクステージ装
置40に交換可能に支持されており、マスクステージ装
置40に駆動されてX−Y面内で滑らかに並進移動可能
であるとともにZ軸の回りに回転移動可能となってい
る。
【0013】プロセスステージ装置30は、プロセスチ
ャンバ50内に収容されており、ワークWをプロセスチ
ャンバ50内に支持するとともに照射光学系20に対し
て適宜移動させることができる。照射光学系20からの
レーザ光ALは、ウィンドウ50aを介してプロセスチ
ャンバ50内の適所に支持されたワークW上の所望の領
域に照射される。
【0014】なお、投影レンズ23の両側には、ウィン
ドウ50aを介して検査光をワークW表面に入射させる
投光装置61と、ワークW表面からの反射光を検出する
受光装置62とからなる位置検出装置等が設置されてお
り、プロセスステージ装置30上のワークWを照射光学
系20に対して精密に位置合わせすることができるよう
になっている。
【0015】ここで、マスクステージ装置40や投影レ
ンズ23は、プロセスチャンバ50から延びる架台65
に吊り下げられて固定されている。なお、図示を省略し
ているが、レーザ光源10やホモジナイザ21も架台6
5に対して間接的に固定されている。
【0016】図2は、照射光学系20の構成を説明する
図である。レーザ光源10からのレーザ光ALが入射す
るホモジナイザ21は、縦横のビームサイズを独立にコ
ントロールするための第1〜第4シリンドリカルレンズ
アレイCA1〜CA4と、集光のためのコンデンサレンズ
21aとからなる。ここで、第1及び第3シリンドリカ
ルレンズアレイCA1、CA3は、紙面に平行な断面に曲
率を有し、第2及び第4シリンドリカルレンズアレイC
A2、CA4は、紙面に垂直な断面に曲率を有する。
【0017】ホモジナイザ21からのレーザ光ALは、
ターンミラー25を経て、マスク組立体22に入射す
る。このマスク組立体22は、レーザ光ALによって照
明されるとともにワークWに照射すべきパターンを下面
80に形成したマスク22aと、マスク22aのパター
ンの光透過部(すなわち開口)の周囲にレーザ光ALが
入射して戻り光の原因となることを防止する反射部材2
2bと、瞳位置を調節するフィールドレンズ22cとか
らなる。ここで、反射部材22bは、マスク22aに対
して傾いて配置されており、反射部材22bの上面81
からの反射光RLは、光軸OAから外れた方向に出射
し、フィールドレンズ22cを経てビームダンパ26に
入射する。なお、フィールドレンズ22cは、ホモジナ
イザ21の一部と考えることもできる。
【0018】マスク22aを通過したレーザ光ALは、
投影レンズ23に入射する。この投影レンズ23は、レ
ーザ光ALによって照明されたマスク22aに形成され
た光透過パターンであるスリット像をワークWの加工面
上に縮小投影、すなわち結像・転写する。
【0019】図3は、マスクステージ装置40の構造と
マスク組立体22の支持とを説明する側方断面図であ
る。マスクステージ装置40は、マスク組立体22をX
軸方向に並進移動させるX軸ステージ部41と、X軸ス
テージ41とともにマスク組立体22をY軸方向に並進
移動させるY軸ステージ部42と、X軸ステージ41及
びY軸ステージ部42をZ軸の回りに回転移動させるθ
軸ステージ43とからなる。X軸ステージ41とY軸ス
テージ部42とは、スライドガイド45を介して摺動可
能に連結されている。一方、Y軸ステージ部42とθ軸
ステージ43とは、軸受46を介して回転可能に連結さ
れている。
【0020】マスク組立体22は、マスク22a、反射
部材22b及びフィールドレンズ22cを保持する筒状
のマスクホルダ本体22dの外周に、下方に向けて細く
なるテーパ外面TP1を有する。一方、X軸ステージ4
1も、底部41aに設けた円形開口に、テーパ外面TP
1に嵌合するテーパ内面TP2を有する。この結果、X軸
ステージ41の挿入口40aから底部41aに設けた円
形開口にマスク組立体22を挿入するだけで、テーパ外
面TP1とテーパ内面TP2とが嵌合して、X軸ステージ
41に対してマスク組立体22を精密に位置合わせする
ことができる。さらに、マスク組立体22は、X軸ステ
ージ41の底部41aにねじ込まれる環状の固定ナット
25によって下方に一定の力で付勢される。
【0021】マスク組立体22や固定ナット25は、取
付け治具70を利用して、X軸ステージ41の底部41
aに取り付けられる。マスク組立体22は、取付け治具
70の下面に設けた鈎状の引掛け部材71と係合可能な
陥凹部22gを有し、取付け治具70の操作にともなっ
て昇降する。これにより、X軸ステージ41の底部41
aに設けた円形開口にマスク組立体22を簡易・確実に
挿入することができる。また、固定ナット25も、取付
け治具70の引掛け部材71と係合可能な陥凹部25g
を有し、取付け治具70の操作にともなって昇降する。
これにより、X軸ステージ41の底部41aに挿入され
たマスク組立体22の上方から固定ナット25をねじ込
んで、マスク組立体22を簡易・確実に固定することが
できる。
【0022】図4は、マスク22aと反射部材22bの
形状を説明する図である。ここで、図4(a)は、マス
ク22aの平面図であり、図4(b)は、反射部材22
bの平面図である。マスク22aには、対向する一対の
位置決め用の切欠91が形成されており、反射部材22
bにも、対向する一対の位置決め用の切欠92が形成さ
れており、両者間で大体の位置決めが可能になってい
る。マスク22aと反射部材22bは、レーザ光を照射
する照射領域IA1、IA2をそれぞれ中央に有してい
る。これらの両照射領域IA1、IA2には、後述する
が、光透過部として複数の矩形スリットが形成されてい
る。なお、マスク22aと反射部材22bは、マスクホ
ルダ本体22dに設けた調整ねじ(不図示)によって相
対的位置合わせが可能になっており、両照射領域IA
1、IA2をぴったり一致させることができる。
【0023】図5は、マスク22aと反射部材22bに
設定された照射領域IA1、IA2に形成されている矩形
スリットの形状を模式的に説明する図である。ここで、
図5(a)は、マスク22aの場合を示し、図5(b)
は、反射部材22bの場合を示す。マスク22a上の照
射領域IA1には、ワークW上に縮小投影すべき複数の
矩形スリットSSが形成されている。これにより、ワー
クW上には、明暗のコントラストからなるパターンが形
成されるが、矩形スリットSSに対応する部分は明の部
分となっている。一方、反射部材22b上の照射領域I
A2には、マスク22a側の矩形スリットSSに入射す
るレーザ光を遮らないように、これら矩形スリットSS
よりもわずかにサイズが大きくピッチが等しい複数の矩
形スリットLSが形成されている。
【0024】図6は、図4及び図5に示すマスク22a
の照射領域IA1と、反射部材22bの照射領域IA2と
を位置合わせした状態を示す側方断面図である。マスク
22aは、ほぼ平行平板の石英ガラス基板83からな
り、その下面80側に誘電体層若しくは金属層からなる
遮光パターン84が形成されている。この遮光パターン
84は、光透過部として図5(a)の矩形スリットSS
を有し、これらの矩形スリットSSに入射したレーザ光
は透過させるが、矩形スリットSS周辺に入射したレー
ザ光は反射する。
【0025】反射部材22bも、ほぼ平行平板の石英ガ
ラス基板85からなり、その上面81側に誘電体層若し
くは金属層からなる反射パターン86が形成されてい
る。この反射パターン86は、図5(b)の矩形スリッ
トLSを開口として有し、これらの矩形スリットLSに
入射した光は透過させるが、矩形スリットSS周辺に入
射した光は反射する。つまり、反射パターン86の矩形
スリットSSを通過した光PLのみが、マスク22aに
入射することになる。ここで、反射パターン86からの
反射光は、前述のように光軸から外れて図2に示すビー
ムダンパ26に入射し、ここで吸収される。
【0026】なお、マスク22aに設ける遮光パターン
84は、入射した光を吸収するタイプにすることも考え
られるが、吸収による発熱で遮光パターン84が歪んだ
り、遮光パターン84やマスク22a自体にダメージが
与えられることを防止するため、入射した光を反射する
タイプとしてある。このように遮光パターン84を反射
タイプとした場合、仮に上記のような反射部材22bを
設けなければ、遮光パターン84で反射された光が戻り
光として逆流し、レーザ光源10側の光学素子、例えば
ホモジナイザ21のコンデンサレンズ21a等にダメー
ジを与えるおそれがある。特に遮光パターン84の開口
比が小さい場合、透過する光に対して反射される光の割
合が大きくなるので、上記のような戻り光の悪影響が発
生しやすい。このため、この装置では、マスク22aの
上方にマスク22aに対して傾けて配置された反射部材
22bを配置することにより、マスク22aの不要部分
にレーザ光が入射する前にこれらのレーザ光を光学系外
に逸らしてビームダンパ26に吸収させている。
【0027】この際、マスク22a自体を傾斜させるこ
とも考えられるが、マスク22aの投影像が傾斜位置に
応じてぼけたり変化するおそれがあり、特に投影レンズ
23の物体深度が浅い場合、ワークW上に形成されるス
リット像の精度を低下させることになる。このため、こ
の装置では、マスク22aとは別に反射部材22bを設
けているのである。
【0028】図7は、図5及び図6に示すマスク22a
側の矩形スリットLSと、反射部材22b側の矩形スリ
ットSSとの配置関係を説明する平面図である。このよ
うに、矩形スリットLS内部に矩形スリットSSが配置
された場合、反射部材22bは、マスク22aの矩形ス
リットSSに入射するレーザ光を遮ることはないが、矩
形スリットSSの周辺に入射するレーザ光をほぼ遮るこ
とになるので、マスク22aからレーザ光源10側への
戻り光の発生を抑制できる。
【0029】以下、図1及び図2に示すレーザアニーリ
ング装置の動作について説明する。まず、レーザアニー
リング装置のプロセスステージ装置30上にワークWを
搬送して載置する。次に、照射光学系20の投影レンズ
23に対してプロセスステージ装置30上のワークWを
アライメントする。次に、マスクステージ装置40を駆
動してマスク組立体22を投影レンズ23に対してアラ
イメントする。次に、マスク22組立体を移動させなが
ら、レーザ光源10からのレーザ光ALを縮小された矩
形のビームとしてワークW上の所定領域に入射させる。
ワークW上には、非晶質半導体薄膜であるアモルファス
Si等の薄膜が形成されており、矩形のビームの照射及
び走査によって半導体の所定領域がアニール、再結晶化
され、電気的特性の優れた半導体薄膜を提供することが
できる。以上のようなレーザアニールは、ワークWに設
けた複数の所定領域で繰返され、かかる複数の所定領域
で半導体薄膜がアニールされる。
【0030】この際、マスク組立体22に、スリットを
形成したマスク22aの入射面側にマスク22aと、こ
のマスク22aに対して所定角だけ傾斜した反射部材2
2bとを組み込んでいるので、反射部材22bに形成し
た反射面である反射パターン86によって、レーザ光A
Lがマスク22aから逆進することを阻止することがで
き、マスク22aからの意図しない反射光が光源側のホ
モジナイザ21等にダメージを与えることを防止でき
る。
【0031】以上実施形態に即してこの発明を説明した
がこの発明は上記実施形態に限定されるものではない。
例えば上記レーザアニーリング装置において、ホモジナ
イザ21の構造は、図2に示すものに限らず、さらに用
途によってはホモジナイザ21自体が不要となる。
【0032】また、投影レンズ23は、縮小投影するも
のに限らず、拡大投影するものであってもよく、さらに
用途によっては投影レンズ23自体が不要となる。
【0033】また、反射部材22bを平行平板の石英ガ
ラス基板85で形成しているが、石英ガラス基板85を
楔状にして、石英ガラス基板85の上面と、マスク22
aの上面又は下面が一定の傾きを有するものとできる。
さらに、反射部材22bを金属板や石英ガラス等として
これ自体に実際の開口を形成することもできる。
【0034】また、反射部材22bのマスク22aに対
する傾き角については、レーザアニーリング装置を構成
する光学系の配置にもよるが、一般的には、数度〜数十
度とすることが、戻り光の確実な除去の観点や光学設計
等の観点から好ましい。
【0035】また、上記の装置は、レーザ光ALを用い
てワークW上の半導体層をアニーリングするものであっ
たが、レーザ光源10や照射光学系20等の構造を適宜
変更すれば、半導体材料のアニールのみならず各種材料
の改質、切断、溶着等を可能にするパルスレーザ加工装
置等とすることができる。
【0036】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のレーザ加工装置によれば、マスクの入射面側に配置さ
れるとともにこのマスクに対して所定角度を成す反射面
を有する反射部材によって、レーザ光がマスクから逆進
することを阻止するので、マスクからの意図しない反射
光が光源側の他の光学要素にダメージを与えることを防
止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるレーザアニーリング
装置の構造を示す図である。
【図2】図1の装置の光学的な構成を説明する図であ
る。
【図3】図1の装置を構成するマスクステージ装置の構
造を説明する図である。
【図4】(a)はマスクの構造を説明する図であり、
(b)は反射部材の構造を説明する図である。
【図5】(a)はマスクに形成されたスリットを説明す
る図であり、(b)は反射部材に形成されたスリットを
説明する図である。
【図6】マスクと反射部材のアライメントを説明する側
面図である。
【図7】マスクと反射部材のアライメントを説明する平
面図である。
【符号の説明】
10 レーザ光源 20 照射光学系 21 ホモジナイザ 22 マスク組立体 22a マスク 22b 反射部材 22c フィールドレンズ 22d マスクホルダ本体 23 投影レンズ 25 固定ナット 26 ビームダンパ 30 プロセスステージ装置 40 マスクステージ装置 50 プロセスチャンバ 50a ウィンドウ 65 架台 83 石英ガラス基板 84 遮光パターン 85 石英ガラス基板 86 反射パターン LS 矩形スリット OA 光軸 SS 矩形スリット W ワーク

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光によって照明されたマスクの像
    をワーク上に投影することによってワークの加工を行う
    レーザ加工装置であって、 前記マスクの入射面側に配置されるとともに当該マスク
    に対して所定角度を成す反射面を有する反射部材によっ
    て、前記レーザ光が前記マスクから逆進することを阻止
    するレーザ加工装置。
  2. 【請求項2】 前記反射部材は、前記マスクの光透過部
    の形状に対応する形状の反射面を有し、前記光透過部を
    除いた前記光透過部の周辺に入射するレーザ光を遮るこ
    とを特徴とする請求項1記載のレーザ加工装置。
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