JP2002143984A - 砂ダマ砕き装置 - Google Patents
砂ダマ砕き装置Info
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- JP2002143984A JP2002143984A JP2000344872A JP2000344872A JP2002143984A JP 2002143984 A JP2002143984 A JP 2002143984A JP 2000344872 A JP2000344872 A JP 2000344872A JP 2000344872 A JP2000344872 A JP 2000344872A JP 2002143984 A JP2002143984 A JP 2002143984A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 鋳物砂の砂ダマを効率よく破砕する砂ダマ砕
き装置を提供する。 【解決手段】 ベ−スプレ−トの周縁上部に多数の棒体
を隙間をあけて立設して竪格子状の円筒体に形成すると
共に該多数の棒体の上部に円筒状の砂案内筒を連通し、
前記ベ−スプレ−トの中心部にモ−タにより回転される
回転軸を貫通立設し、該回転軸には、回転方向前方を前
記ベ−スプレ−トのほぼ上面に位置させると共に回転方
向後方に向かって上昇傾斜させた掬い上げスクレ−パ
を、その外側面と前記棒体内側面との間に隙間をあけた
状態で連結し、さらに回転軸には、前記棒体内側面との
間に隙間をあけた状態で配置され、かつ、隙間が大きく
なる方向に回動可能にされたへら体を連結すると共に下
端がベ−スプレ−トのほぼ上面に位置する押出しスクレ
−パを連結させた。
き装置を提供する。 【解決手段】 ベ−スプレ−トの周縁上部に多数の棒体
を隙間をあけて立設して竪格子状の円筒体に形成すると
共に該多数の棒体の上部に円筒状の砂案内筒を連通し、
前記ベ−スプレ−トの中心部にモ−タにより回転される
回転軸を貫通立設し、該回転軸には、回転方向前方を前
記ベ−スプレ−トのほぼ上面に位置させると共に回転方
向後方に向かって上昇傾斜させた掬い上げスクレ−パ
を、その外側面と前記棒体内側面との間に隙間をあけた
状態で連結し、さらに回転軸には、前記棒体内側面との
間に隙間をあけた状態で配置され、かつ、隙間が大きく
なる方向に回動可能にされたへら体を連結すると共に下
端がベ−スプレ−トのほぼ上面に位置する押出しスクレ
−パを連結させた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は鋳物砂の砂ダマを破
砕する装置に関する。
砕する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、砂ダマ砕きは鋳物砂の混練に使用
されるミキサ−により混練と砂ダマ砕きを同時に行うよ
うにしているが、砂ダマが十分に破砕されず混練砂の中
に砂ダマが混じって排出されることがある。このように
砂ダマが混じった混練砂をそのまま鋳型造型に使用する
と鋳型不良による鋳造欠陥の原因になるため、鋳型造型
機に混練砂を投入する手前に振動ふるい装置等を設けて
砂ダマを除去するようにしており、除去した砂ダマは再
度砂ダマ砕きをしている。このため砂ダマ処理に時間が
かかると共に振動篩い装置等の設備費が嵩むという問題
があった。
されるミキサ−により混練と砂ダマ砕きを同時に行うよ
うにしているが、砂ダマが十分に破砕されず混練砂の中
に砂ダマが混じって排出されることがある。このように
砂ダマが混じった混練砂をそのまま鋳型造型に使用する
と鋳型不良による鋳造欠陥の原因になるため、鋳型造型
機に混練砂を投入する手前に振動ふるい装置等を設けて
砂ダマを除去するようにしており、除去した砂ダマは再
度砂ダマ砕きをしている。このため砂ダマ処理に時間が
かかると共に振動篩い装置等の設備費が嵩むという問題
があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題に
鑑みて成されたもので、鋳物砂の砂ダマを効率よく破砕
する砂ダマ砕き装置を提供することを目的とする。
鑑みて成されたもので、鋳物砂の砂ダマを効率よく破砕
する砂ダマ砕き装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明における砂ダマ砕き装置は、ベ−スプレ−ト
の周縁上部に多数の棒体を隙間をあけて立設して竪格子
状の円筒体に形成すると共に該多数の棒体の上部に円筒
状の砂案内筒を連通し、前記ベ−スプレ−トの中心部に
モ−タにより回転される回転軸を貫通立設し、該回転軸
には、回転方向前方を前記ベ−スプレ−トのほぼ上面に
位置させると共に回転方向後方に向かって上昇傾斜させ
た掬い上げスクレ−パを、その外側面と前記棒体内側面
との間に隙間をあけた状態で連結し、さらに回転軸に
は、前記棒体内側面との間に隙間をあけた状態で配置さ
れ、かつ、隙間が大きくなる方向に回動可能にされたへ
ら体を連結すると共に下端がベ−スプレ−トのほぼ上面
に位置する押出しスクレ−パを連結させたことを特徴と
する。本発明によれば、砂ダマ砕きを効率よく行い、砂
ダマ砕きにかかる時間を大幅に短縮することができる。
また振動篩い装置等を必要としないため、設備費を大幅
に削減することができる。さらに掬い上げスクレ−パで
鋳物砂を掻き上げる時に鋳物砂がエアレ−トされるた
め、鋳物砂の砂温を下げ、表面水分を蒸発させて鋳物砂
の流動性をよくするので、後工程の装置での砂詰まりや
砂付着を防ぐことができる。
めに本発明における砂ダマ砕き装置は、ベ−スプレ−ト
の周縁上部に多数の棒体を隙間をあけて立設して竪格子
状の円筒体に形成すると共に該多数の棒体の上部に円筒
状の砂案内筒を連通し、前記ベ−スプレ−トの中心部に
モ−タにより回転される回転軸を貫通立設し、該回転軸
には、回転方向前方を前記ベ−スプレ−トのほぼ上面に
位置させると共に回転方向後方に向かって上昇傾斜させ
た掬い上げスクレ−パを、その外側面と前記棒体内側面
との間に隙間をあけた状態で連結し、さらに回転軸に
は、前記棒体内側面との間に隙間をあけた状態で配置さ
れ、かつ、隙間が大きくなる方向に回動可能にされたへ
ら体を連結すると共に下端がベ−スプレ−トのほぼ上面
に位置する押出しスクレ−パを連結させたことを特徴と
する。本発明によれば、砂ダマ砕きを効率よく行い、砂
ダマ砕きにかかる時間を大幅に短縮することができる。
また振動篩い装置等を必要としないため、設備費を大幅
に削減することができる。さらに掬い上げスクレ−パで
鋳物砂を掻き上げる時に鋳物砂がエアレ−トされるた
め、鋳物砂の砂温を下げ、表面水分を蒸発させて鋳物砂
の流動性をよくするので、後工程の装置での砂詰まりや
砂付着を防ぐことができる。
【0005】また本発明における砂ダマ砕き装置は、前
記棒体の一部をベ−スプレ−トの上面から所望の位置ま
で削除し、該棒体を削除した開口部にシリンダにより水
平移動されて該開口部を開閉する開閉蓋を設け、該開閉
蓋をシュ−トにより覆ったことを特徴とする。本発明に
よれば、投入される鋳物砂に混入されている中子片及び
鉄片、棒体間の隙間から放出されなかった大きな砂ダマ
等を鋳物砂と分離させて砂ダマ砕き装置内から別途回収
することができる。
記棒体の一部をベ−スプレ−トの上面から所望の位置ま
で削除し、該棒体を削除した開口部にシリンダにより水
平移動されて該開口部を開閉する開閉蓋を設け、該開閉
蓋をシュ−トにより覆ったことを特徴とする。本発明に
よれば、投入される鋳物砂に混入されている中子片及び
鉄片、棒体間の隙間から放出されなかった大きな砂ダマ
等を鋳物砂と分離させて砂ダマ砕き装置内から別途回収
することができる。
【0006】さらに本発明における砂ダマ砕き装置は、
前記多数の棒体間の隙間が、ほぼ5mmにされているこ
とを特徴とする。本発明によれば、大きな砂ダマ、中子
片及び鉄片等の棒体外側への放出を防止しながら鋳物砂
を棒体外側へ放出することができる。
前記多数の棒体間の隙間が、ほぼ5mmにされているこ
とを特徴とする。本発明によれば、大きな砂ダマ、中子
片及び鉄片等の棒体外側への放出を防止しながら鋳物砂
を棒体外側へ放出することができる。
【0007】加えて本発明における砂ダマ砕き装置は、
前記掬い上げスクレ−パの外側面と棒体内側面との隙間
が、ほぼ5mmにされていることを特徴とする。本発明
によれば、掬い上げスクレ−パの外側面と棒体内側面と
の隙間に大きな砂ダマが噛み込みにくいという効果があ
る。
前記掬い上げスクレ−パの外側面と棒体内側面との隙間
が、ほぼ5mmにされていることを特徴とする。本発明
によれば、掬い上げスクレ−パの外側面と棒体内側面と
の隙間に大きな砂ダマが噛み込みにくいという効果があ
る。
【0008】加えて本発明における砂ダマ砕き装置は、
前記へら体と棒体内側面との隙間が、へら体が棒体内側
面に最も近づいた状態の時にほぼ5mmにされているこ
とを特徴とする。本発明によれば、砂ダマを細かく、砂
粒状に砕くことができる。
前記へら体と棒体内側面との隙間が、へら体が棒体内側
面に最も近づいた状態の時にほぼ5mmにされているこ
とを特徴とする。本発明によれば、砂ダマを細かく、砂
粒状に砕くことができる。
【0009】なお本発明において、鋳物砂とは、生砂の
みならず、シェルマシンやコ−ルドボックスに使用され
る中子砂等をいう。
みならず、シェルマシンやコ−ルドボックスに使用され
る中子砂等をいう。
【0010】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基づいて詳しく説明する。図2〜3において図示されな
い砂ホッパの内部上位に設置される円盤状のベ−スプレ
−ト1の周縁上面には多数の凹みが間隔をおいて穿って
あり、各凹みには棒体としての丸棒2が嵌合立設され、
丸棒2、2間の隙間を5mm(処理砂の性状、砂粒の大
きさ等により適宜変更してもよい)にして竪格子状の円
筒体に構成され、下端部を止め環3により固定されてい
る。なお棒体は丸棒に限定されるものではなく、六角形
や八角形などの多角形の棒体等であってもよい。また所
望の形状の棒体を一部切欠いたものを棒体として使用し
てもよい。
基づいて詳しく説明する。図2〜3において図示されな
い砂ホッパの内部上位に設置される円盤状のベ−スプレ
−ト1の周縁上面には多数の凹みが間隔をおいて穿って
あり、各凹みには棒体としての丸棒2が嵌合立設され、
丸棒2、2間の隙間を5mm(処理砂の性状、砂粒の大
きさ等により適宜変更してもよい)にして竪格子状の円
筒体に構成され、下端部を止め環3により固定されてい
る。なお棒体は丸棒に限定されるものではなく、六角形
や八角形などの多角形の棒体等であってもよい。また所
望の形状の棒体を一部切欠いたものを棒体として使用し
てもよい。
【0011】該多数の丸棒2、2の上端部は、その下面
に多数の凹みを構成した円環4と止め環5により固定さ
れており、該円環4は円筒状の砂案内筒6の下位外周に
固定され、前記多数の丸棒2、2で構成する竪格子状の
円筒体と砂案内筒6が連通連結された状態にされてい
る。なお前記ベ−スプレ−ト1と砂案内筒6とは4本の
支柱7、7(図1参照)により強固に連結されて図示さ
れない砂ホッパに取り付け設置されている。
に多数の凹みを構成した円環4と止め環5により固定さ
れており、該円環4は円筒状の砂案内筒6の下位外周に
固定され、前記多数の丸棒2、2で構成する竪格子状の
円筒体と砂案内筒6が連通連結された状態にされてい
る。なお前記ベ−スプレ−ト1と砂案内筒6とは4本の
支柱7、7(図1参照)により強固に連結されて図示さ
れない砂ホッパに取り付け設置されている。
【0012】前記ベ−スプレ−ト1の中心部にはモ−タ
8により回転される回転軸9が貫通立設(図3参照)さ
れている。該回転軸9には、回転方向前方を前記ベ−ス
プレ−ト1のほぼ上面に位置させると共に回転方向後方
に向かって上昇傾斜させた一対の掬い上げスクレ−パ1
1、11が取付ア−ム12、12を介して連結されてお
り、該掬い上げスクレ−パ11、11の外側面と前記丸
棒2、2内側面とは5mmの隙間をあけた状態にされて
いる。
8により回転される回転軸9が貫通立設(図3参照)さ
れている。該回転軸9には、回転方向前方を前記ベ−ス
プレ−ト1のほぼ上面に位置させると共に回転方向後方
に向かって上昇傾斜させた一対の掬い上げスクレ−パ1
1、11が取付ア−ム12、12を介して連結されてお
り、該掬い上げスクレ−パ11、11の外側面と前記丸
棒2、2内側面とは5mmの隙間をあけた状態にされて
いる。
【0013】また前記回転軸9には、前記取付ア−ム1
2、12と交差する位置から掬い上げスクレ−パ11、
11の傾斜上端の後方上位まで傾斜して伸びる取付フレ
−ム13、13が連結され、該取付フレ−ム13、13
の先端には回転方向後方に伸びるへら体14、14が連
結されている。該へら体14、14には、ストッパ1
5、15が取り付けられており、このストッパ15、1
5により、へら体14、14が丸棒2、2内側面に最も
近づいた状態の時でも、へら体14、14と丸棒2、2
内側面との間には5mm(処理砂の性状、砂粒の大きさ
等により適宜変更してもよい)の隙間があくようにされ
ている。また、へら体14、14は、前記丸棒2、2内
側面との間の隙間が大きくなる方向に対しては回動可能
にされている。
2、12と交差する位置から掬い上げスクレ−パ11、
11の傾斜上端の後方上位まで傾斜して伸びる取付フレ
−ム13、13が連結され、該取付フレ−ム13、13
の先端には回転方向後方に伸びるへら体14、14が連
結されている。該へら体14、14には、ストッパ1
5、15が取り付けられており、このストッパ15、1
5により、へら体14、14が丸棒2、2内側面に最も
近づいた状態の時でも、へら体14、14と丸棒2、2
内側面との間には5mm(処理砂の性状、砂粒の大きさ
等により適宜変更してもよい)の隙間があくようにされ
ている。また、へら体14、14は、前記丸棒2、2内
側面との間の隙間が大きくなる方向に対しては回動可能
にされている。
【0014】さらに前記取付フレ−ム13、13の下部
には、下端が前記ベ−スプレ−ト1のほぼ上面に位置す
る押出しスクレ−パ16、16が吊棒17、17を介し
て吊設連結されている。また前記多数の丸棒2、2の一
部がベ−スプレ−ト1の上面からほぼ中間位置まで削除
され、その削除した開口部にはシリンダ18により水平
移動される開閉蓋19が開閉可能にして設けられてい
る。該開閉蓋19はシュ−ト20により覆われており、
閉じた状態の時は鋳物砂がシュ−ト20内に混入しない
ようにされている。なお図中符号10は開閉蓋19の水
平移動を案内するガイド機構である。
には、下端が前記ベ−スプレ−ト1のほぼ上面に位置す
る押出しスクレ−パ16、16が吊棒17、17を介し
て吊設連結されている。また前記多数の丸棒2、2の一
部がベ−スプレ−ト1の上面からほぼ中間位置まで削除
され、その削除した開口部にはシリンダ18により水平
移動される開閉蓋19が開閉可能にして設けられてい
る。該開閉蓋19はシュ−ト20により覆われており、
閉じた状態の時は鋳物砂がシュ−ト20内に混入しない
ようにされている。なお図中符号10は開閉蓋19の水
平移動を案内するガイド機構である。
【0015】このように構成されたものは、前記開閉蓋
19を閉じた状態で、モ−タ8が駆動されて回転軸9と
共に掬い上げスクレ−パ11、11、へら体14、14
及び押出しスクレ−パ16、16を図1の矢印方向に高
速回転させながら、図示されない砂投入手段により砂ダ
マを含む鋳物砂を砂案内筒6に投入する。投入された鋳
物砂内の砂ダマは、掬い上げスクレ−パ11、11に衝
突すると共に掬い上げスクレ−パ11、11に沿って掻
き上げられながら破砕される。掻き上げられた鋳物砂
は、丸棒2、2内側面に沿って上昇し、リング状にな
り、多数の丸棒2、2間の隙間を通って丸棒2、2の外
に放出され、図示されない砂ホッパ内に回収される。な
お投入された砂ダマを含む鋳物砂は、ベ−スプレ−ト1
の中央部に滞留しないように前記押出しスクレ−パ1
6、16でベ−スプレ−ト1の外周側に押し出すように
されている。
19を閉じた状態で、モ−タ8が駆動されて回転軸9と
共に掬い上げスクレ−パ11、11、へら体14、14
及び押出しスクレ−パ16、16を図1の矢印方向に高
速回転させながら、図示されない砂投入手段により砂ダ
マを含む鋳物砂を砂案内筒6に投入する。投入された鋳
物砂内の砂ダマは、掬い上げスクレ−パ11、11に衝
突すると共に掬い上げスクレ−パ11、11に沿って掻
き上げられながら破砕される。掻き上げられた鋳物砂
は、丸棒2、2内側面に沿って上昇し、リング状にな
り、多数の丸棒2、2間の隙間を通って丸棒2、2の外
に放出され、図示されない砂ホッパ内に回収される。な
お投入された砂ダマを含む鋳物砂は、ベ−スプレ−ト1
の中央部に滞留しないように前記押出しスクレ−パ1
6、16でベ−スプレ−ト1の外周側に押し出すように
されている。
【0016】また丸棒2、2間の隙間を通過できなかっ
た砂ダマは浮遊状態になり、遠心力が働くへら体14、
14により丸棒2、2内側面に押し付けられて破砕さ
れ、多数の丸棒2、2間の隙間を通って丸棒2、2の外
に放出され、図示されない砂ホッパ内に回収される。こ
の際、前述したようにへら体14、14が丸棒2、2内
側面との間の隙間が大きくなる方向に対しては回動可能
にされているため、砂ダマがへら体14、14と丸棒
2、2内側面との間の隙間に噛み込んでしまうことがな
く、噛み込みにより装置を停止させてしまうこともな
い。
た砂ダマは浮遊状態になり、遠心力が働くへら体14、
14により丸棒2、2内側面に押し付けられて破砕さ
れ、多数の丸棒2、2間の隙間を通って丸棒2、2の外
に放出され、図示されない砂ホッパ内に回収される。こ
の際、前述したようにへら体14、14が丸棒2、2内
側面との間の隙間が大きくなる方向に対しては回動可能
にされているため、砂ダマがへら体14、14と丸棒
2、2内側面との間の隙間に噛み込んでしまうことがな
く、噛み込みにより装置を停止させてしまうこともな
い。
【0017】そして、投入された砂ダマを含む鋳物砂を
全て処理すると、ベ−スプレ−ト1上には丸棒2、2間
の隙間から放出されなかった大きな砂ダマ、中子片及び
鉄片等が残る。この状態でシリンダ18が縮引作動して
開閉蓋19を開き、モ−タ8を駆動させ、押出しスクレ
−パ16、16及び掬い上げスクレ−パ11、11等で
残っている大きな砂ダマ、中子片及び鉄片等をシュ−ト
20に排出し、図示されない受け箱等に別途回収する。
全て処理すると、ベ−スプレ−ト1上には丸棒2、2間
の隙間から放出されなかった大きな砂ダマ、中子片及び
鉄片等が残る。この状態でシリンダ18が縮引作動して
開閉蓋19を開き、モ−タ8を駆動させ、押出しスクレ
−パ16、16及び掬い上げスクレ−パ11、11等で
残っている大きな砂ダマ、中子片及び鉄片等をシュ−ト
20に排出し、図示されない受け箱等に別途回収する。
【0018】なお、この大きな砂ダマ、中子片及び鉄片
等の別途回収は、砂ダマ砕き処理終了後であれば適宜の
タイミングで行えばよい。例えば、投入される砂ダマを
含む鋳物砂をバッチ処理する場合は1バッチ毎に行うよ
うにしてもよく、連続処理する場合は1日に数回もしく
は1日の作業終了時に1回行うようにしてもよい。
等の別途回収は、砂ダマ砕き処理終了後であれば適宜の
タイミングで行えばよい。例えば、投入される砂ダマを
含む鋳物砂をバッチ処理する場合は1バッチ毎に行うよ
うにしてもよく、連続処理する場合は1日に数回もしく
は1日の作業終了時に1回行うようにしてもよい。
【0019】また上記の実施例においては、開閉蓋19
を設けて大きな砂ダマ、中子片及び鉄片等を別途回収し
ているが、開閉蓋19を設けずに、砂ダマ砕き処理終了
後に手作業で大きな砂ダマ、中子片及び鉄片等を取り除
くようにしてもよい。
を設けて大きな砂ダマ、中子片及び鉄片等を別途回収し
ているが、開閉蓋19を設けずに、砂ダマ砕き処理終了
後に手作業で大きな砂ダマ、中子片及び鉄片等を取り除
くようにしてもよい。
【0020】
【発明の効果】本発明は上記の説明から明らかなよう
に、ベ−スプレ−トの周縁上部に多数の棒体を隙間をあ
けて立設して竪格子状の円筒体に形成すると共に該多数
の棒体の上部に円筒状の砂案内筒を連通し、前記ベ−ス
プレ−トの中心部にモ−タにより回転される回転軸を貫
通立設し、該回転軸には、回転方向前方を前記ベ−スプ
レ−トのほぼ上面に位置させると共に回転方向後方に向
かって上昇傾斜させた掬い上げスクレ−パを、その外側
面と前記棒体内側面との間に隙間をあけた状態で連結
し、さらに回転軸には、前記棒体内側面との間に隙間を
あけた状態で配置され、かつ、隙間が大きくなる方向に
回動可能にされたへら体を連結すると共に下端がベ−ス
プレ−トのほぼ上面に位置する押出しスクレ−パを連結
させたから、砂ダマ砕きを効率よく行い、砂ダマ砕きに
かかる時間を大幅に短縮することができる。また振動篩
い装置等を必要としないため、設備費を大幅に削減する
ことができる。さらに掬い上げスクレ−パで鋳物砂を掻
き上げる時に鋳物砂がエアレ−トされるため、鋳物砂の
砂温を下げ、表面水分を蒸発させて鋳物砂の流動性をよ
くするので、後工程の装置での砂詰まりや砂付着を防ぐ
ことができる等種々の効果がある。
に、ベ−スプレ−トの周縁上部に多数の棒体を隙間をあ
けて立設して竪格子状の円筒体に形成すると共に該多数
の棒体の上部に円筒状の砂案内筒を連通し、前記ベ−ス
プレ−トの中心部にモ−タにより回転される回転軸を貫
通立設し、該回転軸には、回転方向前方を前記ベ−スプ
レ−トのほぼ上面に位置させると共に回転方向後方に向
かって上昇傾斜させた掬い上げスクレ−パを、その外側
面と前記棒体内側面との間に隙間をあけた状態で連結
し、さらに回転軸には、前記棒体内側面との間に隙間を
あけた状態で配置され、かつ、隙間が大きくなる方向に
回動可能にされたへら体を連結すると共に下端がベ−ス
プレ−トのほぼ上面に位置する押出しスクレ−パを連結
させたから、砂ダマ砕きを効率よく行い、砂ダマ砕きに
かかる時間を大幅に短縮することができる。また振動篩
い装置等を必要としないため、設備費を大幅に削減する
ことができる。さらに掬い上げスクレ−パで鋳物砂を掻
き上げる時に鋳物砂がエアレ−トされるため、鋳物砂の
砂温を下げ、表面水分を蒸発させて鋳物砂の流動性をよ
くするので、後工程の装置での砂詰まりや砂付着を防ぐ
ことができる等種々の効果がある。
【図1】本発明の実施形態を示す平面横断面図である。
【図2】図1におけるA−A矢視図である。
【図3】図2におけるB−B矢視図である。
1 ベ−スプレ−ト 2 棒体 6 砂案内筒 8 モ−タ 9 回転軸 11 掬い上げスクレ−パ 14 へら体 16 押出しスクレ−パ 18 シリンダ 19 開閉蓋 20 シュ−ト
Claims (5)
- 【請求項1】 ベ−スプレ−ト1の周縁上部に多数の棒
体2、2を隙間をあけて立設して竪格子状の円筒体に形
成すると共に該多数の棒体2、2の上部に円筒状の砂案
内筒6を連通し、前記ベ−スプレ−ト1の中心部にモ−
タ8により回転される回転軸9を貫通立設し、該回転軸
9には、回転方向前方を前記ベ−スプレ−ト1のほぼ上
面に位置させると共に回転方向後方に向かって上昇傾斜
させた掬い上げスクレ−パ11、11を、その外側面と
前記棒体2、2内側面との間に隙間をあけた状態で連結
し、さらに回転軸9には、前記棒体2、2内側面との間
に隙間をあけた状態で配置され、かつ、隙間が大きくな
る方向に回動可能にされたへら体14、14を連結する
と共に下端がベ−スプレ−ト1のほぼ上面に位置する押
出しスクレ−パ16、16を連結させたことを特徴とす
る砂ダマ砕き装置。 - 【請求項2】 前記棒体2、2の一部をベ−スプレ−ト
1の上面から所望の位置まで削除し、該棒体2、2を削
除した開口部にシリンダ18により水平移動されて該開
口部を開閉する開閉蓋19を設け、該開閉蓋19をシュ
−ト20により覆ったことを特徴とする請求項1記載の
砂ダマ砕き装置。 - 【請求項3】 前記多数の棒体2、2間の隙間が、ほぼ
5mmにされていることを特徴とする請求項1又は2の
いずれかに記載の砂ダマ砕き装置。 - 【請求項4】 前記掬い上げスクレ−パ11、11の外
側面と棒体2、2内側面との隙間が、ほぼ5mmにされ
ていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記
載の砂ダマ砕き装置。 - 【請求項5】 前記へら体14、14と棒体2、2内側
面との隙間が、へら体14、14が棒体2、2内側面に
最も近づいた状態の時にほぼ5mmにされていることを
特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の砂ダマ砕
き装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000344872A JP2002143984A (ja) | 2000-11-13 | 2000-11-13 | 砂ダマ砕き装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000344872A JP2002143984A (ja) | 2000-11-13 | 2000-11-13 | 砂ダマ砕き装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002143984A true JP2002143984A (ja) | 2002-05-21 |
Family
ID=18819004
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000344872A Pending JP2002143984A (ja) | 2000-11-13 | 2000-11-13 | 砂ダマ砕き装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002143984A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5553069B2 (ja) * | 2009-05-15 | 2014-07-16 | 新東工業株式会社 | 調整砂の供給システム |
CN104550698A (zh) * | 2015-01-15 | 2015-04-29 | 无锡锡南铸造机械股份有限公司 | 挖斗抛高再生机 |
JP2021065863A (ja) * | 2019-10-28 | 2021-04-30 | 株式会社五十鈴製作所 | 中子破砕装置 |
CN118635486A (zh) * | 2024-08-15 | 2024-09-13 | 朝阳飞马车辆设备股份公司 | 一种制动鼓生产的落砂设备 |
-
2000
- 2000-11-13 JP JP2000344872A patent/JP2002143984A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5553069B2 (ja) * | 2009-05-15 | 2014-07-16 | 新東工業株式会社 | 調整砂の供給システム |
CN104550698A (zh) * | 2015-01-15 | 2015-04-29 | 无锡锡南铸造机械股份有限公司 | 挖斗抛高再生机 |
JP2021065863A (ja) * | 2019-10-28 | 2021-04-30 | 株式会社五十鈴製作所 | 中子破砕装置 |
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