JP2021065863A - 中子破砕装置 - Google Patents

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JP2021065863A JP2019194933A JP2019194933A JP2021065863A JP 2021065863 A JP2021065863 A JP 2021065863A JP 2019194933 A JP2019194933 A JP 2019194933A JP 2019194933 A JP2019194933 A JP 2019194933A JP 2021065863 A JP2021065863 A JP 2021065863A
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Noriyuki Sakai
教行 酒井
孝康 稲垣
Takayasu Inagaki
孝康 稲垣
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Abstract

【課題】メンテナンス性を向上することができ、かつ、中子を効率良く破砕すること。【解決手段】カバー6に回転可能に支持された回転軸20に、揺動可能に複数のチェーン26を取り付けると共に、当該回転軸20の他端部20bに回転翼30を取り付け、当該回転軸20に対向する位置に篩5を配置する。これにより、回転軸20が回転すると、複数のチェーン26が回転軸20の軸線方向と交差する方向に延在した状態(第2状態)で回転するため、ハウジング4内に投入された中子をチェーン26によって破砕することができる。破砕された中子のうち篩5の網目を通過できなかった中子は、回転翼30によって再び上方に掻き上げられ、第2状態で回転する複数のチェーン26によって再度破砕される。破片が網目を通過するまで当該動作が繰り返される。なお、装置を停止することによって、複数のチェーン26は、回転軸20の軸線方向と平行な方向に延在した状態となるため、ハウジング4内の清掃を含むメンテナンスを容易に実施することができる。【選択図】図11

Description

本発明は、中子を破砕する中子破砕装置に関する。
特開2002−143984号公報(特許文献1)には、縦格子状の円筒体と、当該円筒体の長手方向に沿って延在するよう当該円筒体の中心に配置された回転軸と、当該回転軸を回転するよう当該回転軸に接続されたモータと、回転軸に連結された掬い上げスクレーパ,へら体および押し出しスクレーパと、を備える中子破砕装置が記載されている。ここで、掬い上げスクレーパおよび押し出しスクレーパは、円筒体の底部に配置されており、へら体は、円筒体の長手方向の中央よりもやや上方寄りの位置に配置されている。当該中子破砕装置は、円筒体内に投入された中子を掬い上げスクレーパによって破砕しながら上方に掻き上げる。中子は、破砕されて砂ダマとなり、その一部は、円筒体の格子間の隙間から放出されて砂ホッパ内に回収される。一方、格子間の隙間を通過できなかった砂ダマは、へら体によって円筒体(格子)の内面に押し付けられて破砕され、格子間の隙間から放出されて砂ホッパ内に回収される。
当該中子破砕装置は、振動篩装置による中子破砕に比べて中子の破砕を効率良く行うことができる。これにより、当該中子破砕装置は、中子破砕に要する時間を大幅に短縮することができる。
特開2002−143984号公報
しかしながら、上述した公報に記載の中子破砕装置では、円筒体の長手方向の上方寄りの位置において、へら体が円筒体の中心から円筒体の内面まで延伸しているため、円筒体内の清掃を含む装置のメンテナンスが実施し辛い。このように、上述した公報に記載の中子破砕装置は、メンテナンス性向上という点において、なお改良の余地がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、メンテナンス性を向上することができ、かつ、中子を効率良く破砕することが可能な中子破砕装置を提供することを目的とする。
本発明の中子破砕装置は、上述の目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明に係る中子破砕装置の好ましい形態によれば、中子を破砕する中子破砕装置が構成される。当該中子破砕装置は、架台と、ハウジングと、篩と、カバーと、回転軸と、モータと、回転翼と、揺動体と、を備えている。架台は、開口を有する天板と、破砕後の中子を収容可能な貯蔵槽と、を有している。ハウジングは、長手方向の一方側から見た場合の形状が円形の貫通孔を有している。また、ハウジングは、長手方向の一方側から見た場合に、貫通孔の内側に開口が配置されるように天板に締結される。篩は、貫通孔内に配置される。カバーは、貫通孔を塞ぐようにハウジングにおける天板に締結される側とは反対側に配置される。回転軸は、軸線方向に第1および第2端部を有している。また、第1端部は、回転軸が貫通孔の中心軸に沿って延在するようにカバーに回転可能に支持されている。さらに、第2端部は、篩の近傍に配置されている。モータは、回転軸を回転可能なように当該回転軸に接続されている。回転翼は、回転軸の回転方向に向かって前方から後方に上り傾斜を有する少なくとも1枚の羽根を有している。また、回転翼は、回転軸の第2端部に取り付けられている。そして、揺動体は、回転軸の軸線方向に略平行な方向に延在する第1状態と、回転軸の軸線方向と交差する方向に延在する第2状態と、の間で揺動可能に回転軸に支持されている。ここで、本発明における「篩の近傍に配置」とは、典型的には、篩に接触しない程度に当該篩寄りに配置される態様として規定される。また、本発明における「回転軸に接続」とは、モータが回転軸に直接接続される態様の他、モータと回転軸とが間接的に接続される態様を好適に包含する。モータと回転軸とが間接的に接続される態様としては、例えば、モータと回転軸とがベルトやギヤを介して接続される態様が考えられる。
本発明によれば、回転軸の回転に伴って、揺動体がハウジング内で当該回転軸と一体に回転して第2状態となるため、ハウジング内に投入される中子が当該揺動体と衝突して破砕され、篩上に落下する。篩上に落下する中子の破片のうち篩の網目よりも小さいサイズに破砕された破片は、当該網目より下方に落下して貯蔵槽に貯留される。一方、網目よりも大きいサイズの破片は、回転軸と一体回転する回転翼によって再び上方に掻き上げられ、第2状態で回転する揺動体と再度衝突して更に細かく破砕される。そして、篩の網目よりも小さいサイズに破砕された破片が当該網目より下方に落下して貯蔵槽に貯留される。当該動作が繰り返されるため、中子の破砕を効率良く行うことができる。しかも、中子破砕装置が停止される、即ち、回転軸の回転が停止されると、揺動体は第1状態となるため、ハウジング内の清掃を含む装置のメンテナンスを容易に実施することができる。また、回転翼および揺動体を含む回転軸がカバーと一体にされているため、ハウジングからカバーを取り外すことによって、ハウジング内の清掃や篩の交換などを含むメンテナンスをより一層容易に実施することができる。
本発明に係る中子破砕装置の更なる形態によれば、揺動体は、チェーンである。
本形態によれば、揺動体に柔軟性を有するチェーンを用いるため、揺動体が中子に衝突した際に、当該揺動体を中子の外形に倣って変形させることができる。当該揺動体の変形によって、衝突エネルギーの少なくとも一部を吸収することができるため、チェーン自体やチェーンの回転軸への支持部、あるいは、チェーンを支持する回転軸の支持部に掛かる負荷を低減することができる。これにより、チェーンや装置の耐久性の向上を図ることができる。もとより、チェーンを構成する各リンクは剛性が高いため、チェーンを中子に衝突させることによって、当該中子を破砕することができる。
本発明に係る中子破砕装置の更なる形態によれば、揺動体は、回転軸の円周方向に複数配置されている。
本形態によれば、中子をより効率良く破砕することができる。
本発明に係る中子破砕装置の更なる形態によれば、揺動体は、回転軸の円周方向に均等間隔で配置されている。
本形態によれば、中子をより一層効率良く破砕することができる。
本発明に係る中子破砕装置の更なる形態によれば、揺動体は、回転軸の軸線方向に複数配置されている。
本形態によれば、中子をより効率良く破砕することができる。
本発明に係る中子破砕装置の更なる形態によれば、回転軸の円周方向に隣接する揺動体同士は、回転軸の軸線方向において異なる位置に配置されている。
本形態によれば、中子をより一層効率良く破砕することができる。
本発明に係る中子破砕装置の更なる形態によれば、揺動体は、回転軸の軸線方向に均等間隔で配置されている。
本形態によれば、中子をより一層効率良く破砕することができる。
本発明に係る中子破砕装置の更なる形態によれば、回転翼は、羽根を複数枚有している。
本形態によれば、中子をより効率良く上方に掻き上げることができる。
本発明に係る中子破砕装置の更なる形態によれば、ハウジング内に中子を投入可能な投入口と、当該投入口に中子を供給可能なコンベヤと、モータおよびコンベヤを制御するプロセッサと、をさらに備えている。そして、プロセッサは、モータの負荷を検出すると共に、検出した当該モータの負荷が所定値となったときにコンベヤを停止する。
本形態によれば、装置が有する破砕能力以上の中子がハウジング内に投入されることを防止することができる。これにより、中子を破砕する効率が低下することを抑制することができる。また、モータに高負荷が掛かるのを防止することができるため、モータの耐久性の向上を図ることができる。
本発明に係る中子破砕装置の更なる形態によれば、プロセッサは、検出したモータの負荷が所定値未満となったときにコンベヤを再始動する。
本形態によれば、中子を破砕する効率が低下することを良好に抑制することができる。
本発明によれば、メンテナンス性を向上することができ、かつ、中子を効率良く破砕することができる。
本発明の実施の形態に係る中子破砕装置1の外観を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る中子破砕装置1の外観を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る中子破砕装置1の構成の概略を示す概略構成図である。 本発明の実施の形態に係る中子破砕装置1を分解した状態を示す分解図である。 図4のA−A断面を示す断面図である。 リブ24の構成の概略を示す要部拡大図である。 チェーン26の取り付け状態を示す説明図である。 図4のB−B断面を示す断面図である。 回転翼30の構成の概略を示す要部拡大図である。 回転翼30の外観を示す要部拡大図である。 回転軸20が低回転で回転しているときのチェーン26の様子を示す説明図である。 図11の矢印C方向から見た矢視図である。
次に、本発明を実施するための最良の形態を実施例を用いて説明する。
本発明の実施の形態に係る中子破砕装置1は、図1ないし図3に示すように、床面に設置される架台2と、当該架台2の上方に配置されたハウジング4と、当該ハウジング4の内側に設置された篩5(図3のみに記載)と、当該ハウジング4の上方に配置されたカバー6と、ハウジング4の側面に取り付けられたコンベヤ8と、同じくハウジング4の側面に取り付けられたモータM1と、装置全体を制御する制御装置10と、を備えている。
架台2は、図1に示すように、天板12aを有するフレーム12と、当該フレームに引き出し可能に取付けられた貯蔵槽14と、を備えている。天板12aは、図4および図5に示すように、開口13を有している。開口13は、図5に示すように、円形状を有している。当該開口13は、ハウジング4の後述する内孔4aの内径とほぼ同じか若干小さい内径を有していることが望ましい。
ハウジング4は、図3に示すように、長手方向の両端が開口された円筒形状を有している。ハウジング4は、図5に示すように、長手方向の一方側から見た場合に、内孔4aの内側に天板12aの開口13が配置されるように、当該天板12aにボルトなどの締結部材によって締結される。これにより、貯蔵槽14の内部とハウジング4の内部(内孔4a)とが開口13によって連通される。内孔4aは、本発明における「貫通孔」に対応する実施構成の一例である。
篩5は、図3に示すように、平面視略円形状を有している。篩5の外径は、ハウジング4の内孔4aの内径とほぼ同じ大きさを有している。篩5は、図3および図4に示すように、ハウジング4の長手方向のうち天板12a側の端部に配置される。なお、貯蔵槽14に所望の大きさの破片(破砕後の中子)が貯留されるように、所望の大きさの網目を有する篩5を用いることができる。
カバー6は、図1ないし図4に示すように、有底円筒形状を有している。カバー6は、ハウジング4における天板12aに締結される側とは反対側の開口を塞ぐ。カバー6は、図3および図4に示すように、回転軸20を回転可能に支持している。また、カバー6は、図1ないし図4に示すように、中子をハウジング4内に投入するための投入口6aを有している。投入口6aは、例えば、カバー6に形成された図示しない孔と、当該孔を覆うカバーと、から構成することができる。さらに、カバー6は、図3および図4に示すように、後述するプーリP1および当該プーリP1に巻き掛けられる後述するベルトVを覆うベルトカバー6bを有している。当該ベルトカバー6bは、カバー6に一体にされている。
回転軸20は、図4に示すように、その軸線方向の一端部20aがカバー6を貫通している。当該一端部20a(回転軸20のカバー6から突出した部分)には、プーリP1が回転軸20と一体回転可能に固定されている。また、回転軸20の軸線方向の他端部20bには、図4および図9に示すように、回転翼30が当該回転軸20と一体回転可能に固定されている。回転軸20は、カバー6がハウジング4に取り付けられた際に、他端部20b、換言すれば、回転翼30が篩5に接近した位置となるような軸長を有している。なお、回転軸20は、カバー6の中心に配置されている。一端部20aは、本発明における「第1端部」に対応し、他端部20bは、本発明における「第2端部」に対応する実施構成の一例である。
また、回転軸20は、図6に示すように、回転軸20のうちカバー6に関してプーリP1が配置された側とは反対側に、4つのリブ24,24,24,24を有している。当該リブ24,24,24,24は、回転軸20の他端部20bの近傍まで延在している。また、4つのリブ24,24,24,24は、回転軸20の円周方向に等間隔で配置されている。さらに、各リブ24,24,24,24は、複数の貫通孔24aを有している。複数の貫通孔24aは、リブ24,24,24,24の延在方向に等間隔で配置されている。リブ24,24,24,24には、貫通孔24aを介して複数のチェーン26が取り付けられている(図10ないし図12参照)。
チェーン26は、図7および図8に示すように、シャックル27を介して貫通孔24aに取り付けられる。なお、本実施の形態では、隣り合うリブ24,24,24,24において、当該リブ24,24,24,24の延在方向の異なる貫通孔24aにチェーン26を取り付ける構成とした(図12参照)。換言すれば、チェーン26は、隣り合うリブ24,24,24,24において、当該リブ24,24,24,24の延在方向に互い違いの関係となっている(図12参照)。貫通孔24aに取り付けられたチェーン26は、その自重によってリブ24の延在方向、換言すれば、回転軸20の軸線方向と平行な方向に延在した状態(図3、図4および図7参照)となっている(以下、当該状態を「第1状態」という)。チェーン26は、本発明における「揺動体」および「チェーン」に対応する実施構成の一例である。
回転翼30は、図9に示すように、3つの羽根32,32,32を有している。当該3つ羽根32,32,32は、回転軸20の回転方向(図9の矢印RD)に向かって前方から後方に上り傾斜を有している。なお、本実施の形態では、羽根32,32,32は、回転軸20の円周方向に等間隔で配置されている。
このように、カバー6には、投入口6a、ベルトカバー6b、複数のチェーン26を支持すると共に回転翼30が取り付けられた回転軸20が一体にされている。換言すれば、カバー6、投入口6a、ベルトカバー6b、および、複数のチェーン26を支持すると共に回転翼30が取り付けられた回転軸20がユニット化されていると言うことができる。
コンベヤ8は、図1ないし図3に示すように、モータM2によって作動するベルトコンベヤである。コンベヤ8は、ベルト8aの長手方向が投入口6aを向くようにハウジング4の側面に取り付けられている。
モータM1は、図3および図4に示すように、その回転軸が鉛直上方を向くようにハウジング4の側面に取り付けられている。モータM1は、ハウジング4の軸線に関してコンベヤ8とは反対側に配置されている。モータM1の回転軸にはプーリP2が取り付けられている。プーリP1,P2には、ベルトVが巻き掛けられている。これにより、モータM1の回転軸の回転がベルトVを介して回転軸20に伝達される。
制御装置10は、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に処理プログラムを記憶するROMやデータを一時的に記憶するRAM、入出力ポートおよび通信ポートなどを備えている。制御装置10は、モータM1,M2と電気的に接続されている。制御装置10には、モータM1の負荷状況などが入力ポートを介して入力される。また、モータM1,M2への駆動信号などが出力ポートを介して出力される。CPUは、本発明における「プロセッサ」に対応する実施構成の一例である。
次に、こうして構成された中子破砕装置1の動作、特に、中子を破砕する際の動作について説明する。作業者が、中子の破砕を開始するべく装置を始動すると、制御装置10のCPUは、まず、モータM1,M2に駆動信号を出力すると共にモータM1の負荷状況の検出を行う。これにより、モータM1,M2が駆動して、回転軸20が回転すると共に、コンベヤ8が作動する。
コンベヤ8の作動によって、ベルト8a上に載置された中子が投入口6aに向けて搬送され、投入口6aからハウジング4内に投入される。このとき、ハウジング4内では、第1状態にあった複数のチェーン26が、回転軸20の回転に伴う遠心力に起因して、図10ないし図11に示すように、回転軸20の軸線方向と交差する方向に延在した状態となっている(以下、当該状態を「第2状態」という)。
これにより、ハウジング4内に投入された中子は、回転軸20と共に回転する複数のチェーン26に衝突して破砕されながら篩5上に落下する。ここで、チェーン26は、柔軟性を有するため、中子に衝突した際に、当該中子の外形に沿って変形する。これにより、中子に衝突した際に生ずる衝突エネルギーの少なくとも一部が吸収されるため、チェーン26自体やシャックル27、あるいは、リブ24の貫通孔24aおよびその周辺に掛かる応力を低減することができる。この結果、チェーン26や中子破砕装置1自体の耐久性の向上を図ることができる。もとより、チェーン26を構成する各リンクは剛性が高いため、チェーン26を中子に衝突させることによって、当該中子を効果的に破砕することができる。
そして、篩5上に落下した中子の破片(破砕された中子)であって、篩5の網目よりも小さいサイズに破砕されたものは、当該網目を通過して貯蔵槽14に貯留される。一方、篩5上に落下した中子の破片(破砕された中子)であって、篩5の網目よりも大きいサイズのものは、回転する回転翼30の羽根32によって、再び上方に掻き上げられる。当該上昇過程において、網目よりも大きいサイズの破片(破砕された中子)は、チェーン26と衝突して再び破砕される。さらに、上昇後に落下する際にも、再びチェーン26と衝突して破砕が促進される。
このように、中子は、篩5の網目よりも小さいサイズになって、篩5の網目から貯蔵槽14に落下するまで、回転翼30の羽根32による上方の掻き上げと、複数のチェーン26による破砕と、が繰り返し行われる。これにより、中子の破砕を効率良く行うことができる。なお、本実施の形態では、天板12aの開口13がハウジング4の内孔4aの内径とほぼ同じか若干小さい内径を有する構成であるため、開口13と内孔4aの内径差により生じる段差に破砕された中子が取り残されることが抑制され得る。
ここで、制御装置10のCPUによってモータM1の負荷が所定値以上となったことが検知されると、CPUはコンベヤ8の駆動を停止する信号をモータM2に出力する。これにより、モータM1の負荷を低減することができ、より効率良く中子を破砕することができる。そして、CPUによってモータM1の負荷が所定値未満となったことが検知されると、CPUはコンベヤ8を再始動するべく駆動信号をモータM2に出力する。これにより、効率を低下させることなく中子の破砕を継続することができる。
また、本実施の形態では、中子破砕装置1を停止しているとき、即ち、モータM1が停止しているときには、回転軸20の回転が停止されるため、複数のチェーン26が第1状態となる。これにより、ハウジング4内の清掃を含むメンテナンスを容易に実施することができる。しかも、カバー6が、投入口6a、ベルトカバー6b、および、複数のチェーン26を支持すると共に回転翼30が取り付けられた回転軸20とユニット化されているため、当該ユニット化されたカバー6をハウジング4から取り外すことにより、ハウジング4内の清掃を含むメンテナンスを容易に実施することができることは勿論のこと、篩5の交換作業を極めて容易に実施することができる。
以上説明した本実施の形態に係る中子破砕装置1によれば、カバー6に回転可能に支持された回転軸20に、揺動可能に複数のチェーン26を取り付けると共に、当該回転軸20の他端部20bに回転翼30を取り付け、当該回転軸20に対向する位置に篩5を配置する構成であるため、回転軸20の回転に伴って第2状態で回転する複数のチェーン26によって、ハウジング4内に投入される中子を破砕することができ、篩5の網目を通過できなかった中子の破片に関しては、回転翼30によって再び当該中子の破片を上方に掻き上げ、複数のチェーン26によって再度破砕を行うことができる。これにより、中子を効率良く破砕することができる。なお、装置を停止することによって、複数のチェーン26は第1状態となるため、ハウジング4内の清掃を含むメンテナンスを容易に実施することができる。
また、本実施の形態に係る中子破砕装置1によれば、カバー6が、投入口6a、ベルトカバー6b、および、複数のチェーン26を支持すると共に回転翼30が取り付けられた回転軸20とユニット化されているため、当該ユニット化されたカバー6をハウジング4から取り外すことにより、ハウジング4内の清掃を含むメンテナンスを容易に実施することができることは勿論のこと、篩5の交換作業を極めて容易に実施することができる。
さらに、本実施の形態に係る中子破砕装置1によれば、中子を破砕するために柔軟性を有するチェーン26を用いるため、チェーン26が中子に衝突した際に、当該チェーン26を中子の外形に倣って変形させることができる。当該チェーン26の変形によって、衝突エネルギーの少なくとも一部が吸収されるため、チェーン26自体やシャックル27、あるいは、リブ24の貫通孔24aおよびその周辺に掛かる応力を低減することができる。この結果、チェーン26や中子破砕装置1自体の耐久性の向上を図ることができる。もとより、チェーン26を構成する各リンクは剛性が高いため、チェーン26を中子に衝突させることによって、当該中子を効果的に破砕することができる。
本実施の形態では、チェーン26を用いたが、これに限らない。例えば、四輪車や二輪車、自転車に用いられるドライブチェーンを第1および第2状態の間で揺動可能に回転軸20に取り付ける構成やロッドを第1および第2状態の間で揺動可能に回転軸20に取り付ける構成としても良い。
本実施の形態では、複数のチェーン26を用いたが、チェーン26は1本でも良い。
本実施の形態では、回転軸20の円周方向に複数のチェーン26を配置したが、チェーン26は、回転軸20の円周方向の一箇所のみに配置する構成でも良い。
本実施の形態では、回転軸20の円周方向に等間隔にチェーン26を配置したが、チェーン26の配置は、回転軸20の円周方向に等間隔でなくても良い。
本実施の形態では、回転軸20の軸線方向に複数のチェーン26を配置したが、チェーン26は、軸線方向の1箇所のみに配置する構成でも良い。
本実施の形態では、回転軸20の軸線方向に等間隔にチェーン26を配置したが、チェーン26の配置は、回転軸20軸線方向に等間隔でなくても良い。
本実施の形態では、回転軸20の円周方向に隣接するチェーン26同士を、軸線方向に互い違いに配置したが、回転軸20の円周方向に隣接するチェーン26同士が、同じ軸線方向位置に配置される構成としても良い。
本実施の形態では、回転翼30は、3枚の羽根32を有する構成としたが、回転翼30は、羽根32を1枚のみ有する構成としても良いし、羽根32を4枚以上有する構成としても良い。
本実施の形態では、ベルトを介して回転軸20をモータM1に接続したが、回転軸20をモータM1に直接接続しても良いし、ギヤを介して回転軸20をモータM1に接続しても良い。
本実施の形態では、ハウジング4を円筒形状としたが、円形の内孔4aを有していれば、ハウジング4の外形は、四角柱や三角柱など如何なる形状でも良い。
本実施形態は、本発明を実施するための形態の一例を示すものである。したがって、本発明は、本実施形態の構成に限定されるものではない。
1 中子破砕装置(中子破砕装置)
2 架台(架台)
4 ハウジング(ハウジング)
4a 内孔(貫通孔)
5 篩(篩)
6 カバー(カバー)
6a 投入口(投入口)
6b ベルトカバー
8 コンベヤ(コンベヤ)
8a ベルト
10 制御装置
12 フレーム
12a 天板(天板)
13 開口(開口)
14 貯蔵槽(貯蔵槽)
20 回転軸(回転軸)
20a 一端部(第1端部)
20b 他端部(第2端部)
24 リブ
24a 貫通孔
26 チェーン(揺動体、チェーン)
27 シャックル
30 回転翼(回転翼)
32 羽根(羽根)
M1 モータ(モータ)
M2 モータ
P1 プーリ
P2 プーリ
V ベルト

Claims (10)

  1. 中子を破砕する中子破砕装置であって、
    開口を有する天板と、破砕後の前記中子を収容可能な貯蔵槽と、を有する架台と、
    長手方向の一方側から見た場合の形状が円形の貫通孔を有し、前記長手方向の一方側から見た場合に前記貫通孔の内側に前記開口が配置されるよう前記天板に締結されたハウジングと、
    前記貫通孔内に配置された篩と、
    前記貫通孔を塞ぐよう前記ハウジングにおける前記天板に締結される側とは反対側に配置されるカバーと、
    軸線方向に第1および第2端部を有し、前記貫通孔の中心軸に沿って延在するよう前記第1端部が前記カバーに回転可能に支持されると共に、前記第2端部が前記篩の近傍に配置された回転軸と、
    該回転軸を回転可能に該回転軸に接続されたモータと、
    前記回転軸の回転方向に向かって前方から後方に上り傾斜を有する少なくとも1枚の羽根を有し、前記回転軸の前記第2端部に取り付けられた回転翼と、
    前記回転軸の軸線方向に略平行な方向に延在する第1状態と、前記回転軸の軸線方向と交差する方向に延在する第2状態と、の間で揺動可能に前記回転軸に支持された少なくとも1本の揺動体と、
    を備える中子破砕装置。
  2. 前記揺動体は、チェーンである請求項1に記載の中子破砕装置。
  3. 前記揺動体は、前記回転軸の円周方向に複数配置されている
    請求項1または2に記載の中子破砕装置。
  4. 前記揺動体は、前記回転軸の円周方向に均等間隔で配置されている
    請求項3に記載の中子破砕装置。
  5. 前記揺動体は、前記回転軸の軸線方向に複数配置されている
    請求項1ないし4のいずれか1項に記載の中子破砕装置。
  6. 前記回転軸の円周方向に隣接する前記揺動体同士は、前記回転軸の軸線方向において異なる位置に配置されている
    請求項3または4に従属する請求項5に記載の中子破砕装置。
  7. 前記揺動体は、前記回転軸の軸線方向に均等間隔で配置されている
    請求項5または6に記載の中子破砕装置。
  8. 前記回転翼は、前記羽根を複数枚有している請求項1ないし7のいずれか1項に記載の中子破砕装置。
  9. 前記ハウジング内に前記中子を投入可能な投入口と、該投入口に前記中子を供給可能なコンベヤと、前記モータおよび前記コンベヤを制御するプロセッサと、をさらに備え、
    前記プロセッサは、前記モータの負荷を検出すると共に、検出した該モータの負荷が所定値以上となったときに前記コンベヤを停止する
    請求項1ないし8のいずれか1項に記載の中子破砕装置。
  10. 前記プロセッサは、検出した前記モータの負荷が所定値を未満となったときに前記コンベヤを再始動する
    請求項9に記載の中子破砕装置。



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